JP2602119Y2 - 玩 具 - Google Patents

玩 具

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JP2602119Y2
JP2602119Y2 JP1993076915U JP7691593U JP2602119Y2 JP 2602119 Y2 JP2602119 Y2 JP 2602119Y2 JP 1993076915 U JP1993076915 U JP 1993076915U JP 7691593 U JP7691593 U JP 7691593U JP 2602119 Y2 JP2602119 Y2 JP 2602119Y2
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Japan
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case
flexible shaft
driving device
head
upper plate
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JP1993076915U
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JPH0739895U (ja
Inventor
和行 園田
Original Assignee
株式会社友愛玩具
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、頭部または手、足等の
可動部が、基体部に収納された駆動装置のぜんまい又は
モータ等の駆動力によって揺動される人形等の玩具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】基体部である胴部から突出された屈曲回
転軸の回転により可動部である頭部が揺動運動を行うよ
うにした例えばぬいぐるみ人形においては、頭部が屈曲
回転軸からの回転力を受けるから、頭部だけが胴部とは
異なった方向例えば前後に反転して裏向きとなった不自
然な状態になり易いという事情がある。そこで、従来は
胴部と頭部との間の首部においてぬいぐるみの外皮を形
成する布に所定の張力を与えた状態で製作して、頭部が
胴部と異なった方向に向かないようにしているが、布に
与えた張力が頭部の揺動運動に対して抵抗となるために
作動が円滑に行われない欠点があり、更に頭部の揺動運
動にともなって首部の布に繰返し張力が与えられるため
に該布がやがて疲労して破れ寿命が短かい欠点があっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本出願人が、前
記従来の欠点を解消すべく考案したものが実公昭61−
2628号公報に開示されているが、この考案において
も、駆動装置の屈曲回転軸を嵌挿した可撓軸の鍔部を挾
んで固定するための挾着力が弱いので、可撓軸が容易に
抜けてしまうという欠点があった。そこでこの欠点を防
止するために中国においてはセロテープを貼ったり、ま
た日本国内においては接着剤により可撓軸を固定するな
どしていたが、非常に煩雑であるとともに、欠点を完全
に解消することはできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の欠点を解
消するために考案されたものであって、基体部1に対し
て揺動可能な頭部13または手、足等の可動部を設けた
人形等の玩具において、可動部を駆動するための駆動装
置2を内蔵したケース3,14を基体部1内に収納可能
とし、該駆動装置2の屈曲回転軸5を嵌挿した可撓軸6
が基体部1の上方へ突出可能となるように形成するとと
もに、ケース3,14の上板に切り目9または切欠き部
15Aを形成し、上記した可撓軸6の下部を、その切り
目9または切欠き部15Aを経てケース3,14内に挿
入し、可撓軸6の下端に設けた鍔部7をケースの上板の
下面とケース内に収納された駆動装置2の上面との間に
挾んだ状態として固定し、ケースの上方へ突出した可撓
軸6の先端部を人形の頭部13などの可動部に挿入して
構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】駆動装置の屈曲回転軸を嵌挿した可撓軸の下部
を、ケースの上板に設けた切り目を経てケース内に挿入
するとともに、その鍔部がケースの上板の裏面と駆動装
置の上面との間に挾んだ状態として固定されているの
で、可撓軸が上部へ抜けるのを防止する。また第2実施
例では、同様に可撓軸の下部をケースの上板に設けた切
欠き部からケース内に挿入するとともに、その鍔部がケ
ースの上板の裏面と駆動装置の上面との間に挾んだ状態
として固定されているが、ケースの上部の形状は若干異
なっている。
【0006】
【実施例】図面に基づいて本考案の第1実施例を説明す
る。図中1は、例えば発泡スチロール製の基体部として
の胴部であって、図3に示すように縦方向に二分割され
ていて、左胴部1Aと右胴部1Bとなっており、左胴部
1Aの内側には、駆動装置2を内蔵したケース3を収納
するための凹部4Aが凹設されており、右胴部1Bにも
同様に凹部4Bが凹設されている。また一面に蓋3Aを
設けたケース3の上面より突出した屈曲回転軸5を嵌挿
するための可撓軸6は蛇腹部6Aを設けるとともに、そ
の下部には鍔部7が設けられている。上記したケース3
の内部は、図2に示すように、駆動装置2における板状
上面の上方がケース3の上板で覆われていて、鍔部7の
厚みに相当する空隙部を介した2枚重ね状となってお
り、さらにそのケース3の上板には角孔8が開口され、
且つ該角孔8よりケースの開放端へ通ずる切り目9が設
けられている。そして可撓軸6の基部をケース3の上面
の切り目9を経て角孔8に嵌挿し、さらに鍔部7がケー
ス3の上板の裏面と、ケース3内に収納した駆動装置2
の上面との間に挾まれた状態となっており、該ケース3
を左胴部1Aと右胴部1Bの凹部4Aおよび4B内に収
納して、両胴部1A,1Bを密接するとともに、ケース
3の上面の屈曲回転軸5を嵌挿した可撓軸6を、左胴部
1Aおよび右胴部1Bの上部に設けた凹部10A,10
Bより上方へ突出するようにしてある。またケース3よ
り突出したぜんまい用のハンドル軸11は、左胴部1A
に設けた凹部12Aおよび右胴部1Bに設けた凹部12
Bより外部へ突出するようになっている。また可撓軸6
の先端部は、可動部である人形の頭部13に設けた嵌合
孔13Aに嵌入されている。頭部13の前面には顔を描
いた布16が貼着され、且つ髪17及び帽子18が被せ
付けられている。また基体部1には布製の衣服19が被
せ付けられ、可撓軸6の周囲には、人形の首に相当する
布製の筒部20が被せ付けられている。
【0007】次に上記のように構成された本実施例の作
用について説明する。ハンドル軸11を回転してぜんま
いを巻き上げると、そのぜんまいに蓄勢されたエネルギ
ーによってオルゴール装置が演奏され、且つ屈曲回転軸
5が回転される。この回転にともなって屈曲回転軸5の
上端部は円を描いて回転するが、可撓軸6は屈曲回転軸
5に対して円滑に滑って回転力は伝達されることなく、
可撓軸6の上半部は、屈曲回転軸5の上部の回転にとも
なって角度が継続的に変化し、可撓軸6の上端部は、例
えば前面から左方向へ移動し、左方向から後方へ移動
し、さらに右方向へ移動してから前方へ移動し、可撓軸
6の上端部は円を描いて回転する状態となる。従って可
撓軸6が挿入された人形の頭部は、人間が頭部を傾け、
且つ正面を向いたままの状態で回転させる動作と同様の
動作を行うことができる。なお可撓軸6の基部がケース
3の上板の開放端から切り目9を経て角孔8に嵌挿され
るので、鍔部7は角孔8の周囲の上板の裏面と、駆動装
置2の上面との間で強固に挾まれた状態に設定されるよ
うになっている。また可撓軸6の蛇腹部6Aは、必要に
応じて設けるようにすればよく、さらにまた実施例では
人形の頭部13を可動するようにしたが、これは手また
は足などを可動するようにしてもよく、また他の玩具に
も適用することができる。
【0008】次に図4に基づいて本考案の第2実施例に
ついて説明する。これは駆動装置2を収納するケース1
4を、合成樹脂などで形成し、その一面には蓋14Aが
設けられた箱形に形成され、該ケース14の上板15に
は切欠き部15Aを設け、駆動装置2の屈曲回転軸5を
嵌挿した可撓軸6の基部を切欠き部15Aに挿入し、ケ
ースの蓋14Aに設けた突片16によって可撓軸6の基
部を押圧するとともに、可撓軸6下端の鍔部7をケース
の上板15の裏面と駆動装置2の上面との間に挾んだ状
態として固定するようにし、第1実施例の左右の胴部の
凹部4A,4B内に収納するようにしたものである。そ
の他は第1実施例と同様である。
【0009】
【考案の効果】上述のように本考案は、玩具の可動部が
円滑な回動をすることができ、可動部が基体部に対して
異なった方向に向いてしまうことを確実に防止すること
ができるとともに、駆動装置の屈曲回転軸を嵌挿した可
撓軸の下部の鍔部が、駆動装置を収納したケースの上板
の裏面と駆動装置の上面とに挾まれて押さえられている
ので、鍔部が角孔から抜け出るようなことがなく、した
がって可撓軸が抜け出るようなことがない。よって玩具
の可動部を支障なく可動することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】玩具の正面図である。
【図2】玩具の一部切断側面図である。
【図3】玩具の分解斜視図である。
【図4】第2実施例における駆動部の一部破断斜視図で
ある。
【符号の説明】
1・・・基体部 2・・・駆動装置 3・・・ケース 4・・・凹部 5・・・屈曲回転軸 6・・・可撓軸 7・・・鍔部 8・・・角孔 9・・・切り目 13・・・頭部 14・・・ケース 15・・・上板 15A・・切欠き部 16・・・突片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体部(1)に対して揺動可能な頭部
    (13)または手、足等の可動部を設けた人形等の玩具
    において、可動部を駆動するための駆動装置(2)を内
    蔵したケース(3)(14)を基体部(1)内に収納可
    能とし、該駆動装置(2)の屈曲回転軸(5)を嵌挿し
    た可撓軸(6)が基体部(1)の上方へ突出可能となる
    ように形成するとともに、ケース(3)(14)の上板
    に切り目(9)または切欠き部(15A)を形成し、上
    記した可撓軸(6)の下部を、その切り目(9)または
    切欠き部(15A)を経てケース(3)(14)内に挿
    入し、可撓軸(6)の下端に設けた鍔部(7)をケース
    の上板の下面とケース内に収納された駆動装置(2)の
    上面との間に挾んだ状態として固定し、ケースの上方へ
    突出した可撓軸(6)の先端部を人形の頭部(13)な
    どの可動部に挿入して構成したことを特徴とする玩具。
JP1993076915U 1993-12-27 1993-12-27 玩 具 Expired - Lifetime JP2602119Y2 (ja)

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JP1993076915U JP2602119Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 玩 具

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JPH0739895U JPH0739895U (ja) 1995-07-18
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