JP2003135874A - 刺繍装置、パターン作成装置、及びパターン作成方法 - Google Patents

刺繍装置、パターン作成装置、及びパターン作成方法

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JP2003135874A
JP2003135874A JP2001339193A JP2001339193A JP2003135874A JP 2003135874 A JP2003135874 A JP 2003135874A JP 2001339193 A JP2001339193 A JP 2001339193A JP 2001339193 A JP2001339193 A JP 2001339193A JP 2003135874 A JP2003135874 A JP 2003135874A
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Tom Miyano Toshiharu
トム ミヤノ トシハル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を避けながら刺繍等によりパタ
ーンが作成できる範囲を広くし、袖等にも容易にパター
ン作成を行うことができ、多色パターンの作成において
も装置の複雑化・大型化やコスト増を抑制し、新規パタ
ーンの入力やパターンの変更を低コストで容易にする。 【解決手段】 被刺繍材料を支持する支持体と、支持体
上の処理位置に置かれた被刺繍材料に糸と係合された針
を貫通させ、針を導いて被刺繍材料上にパターンを作成
することができる刺繍ヘッドを備えたヘッドアッセンブ
リとを有する、貫通可能な材料用の刺繍装置において、
支持体は、被刺繍材料を処理位置に置くことができる支
持表面を有し、支持表面は刺繍ヘッドに対し第一軸周り
に相対回動可能で、処理位置に置かれた被刺繍材料を刺
繍ヘッドに対して位置変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柔軟な織物等の材料
に関し、さらに詳しくは、そのような材料の上(表面)
に制御しつつパターンを作成するための方法及び装置に
関する。ここで、「パターン」には、具体的な事物の形
状、幾何学的図形、模様、文字、これらの組合せ等、全
ての二次元的図形が含まれる。
【0002】
【従来の技術】種々の異なった色糸を用いて刺繍した
り、ペンキや染料を付着させたりすることにより、布
帛、紙等の柔軟な材料の上に制御しつつパターンを作成
することは周知である。従来の刺繍装置の一形態におい
て、ヘッドアッセンブリに設けられた刺繍ヘッドと離隔
した位置関係に材料用の支持体が設けられている。刺繍
が行われるべき材料は連続的な刺繍枠(弓形板)の内部
で引っ張られて張りつめているので、刺繍が行われるべ
き材料の表面は実質的に刺繍枠の周の範囲内の単一のX
−Y平面内に位置する。刺繍ヘッドが操作されている
間、材料をX−Y平面内で移動させることにより、制御
されつつ刺繍パターンが作成される。
【0003】従来技術を具体例によってさらに説明す
る。図1において、針で容易に貫通できるシート状の材
料片14上にパターン12を作成するための従来の刺繍
装置が符号10で示されている。シート状の材料片14
は布帛、紙等である。刺繍装置10は支持体16を有
し、この支持体16は直立部18を通じてヘッドアッセ
ンブリ20と接続(連結)されている。ヘッドアッセン
ブリ20は刺繍ヘッド22を備え、刺繍ヘッド22が往
復駆動する針24は、糸供給源26(例えばボビン)か
ら繰り出される糸をシート状の材料片14に通して刺繍
する。刺繍機構と刺繍プロセスの詳細は当業者には周知
である。
【0004】シート状の材料片14は刺繍枠28の周の
範囲内でぴんと張られているので、刺繍枠28上の表面
30は実質的に平面内に位置する。刺繍枠28はあらか
じめ定められた方法で駆動装置(drive)32によりX
軸について前後方向(矢印34)、又はそれに垂直なY
軸について前後方向(矢印36)に位置変更される。駆
動装置32の移動は、専用のソフトウェアプログラムに
よって操作されるコントローラ38により制御される。
異なったパターン制御を有する種々のソフトウェアプロ
グラムを購入して置換することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置及び方法は
有効であるが、固有の欠点をいくつか有する。まず、い
ずれの段階においても、刺繍ができる領域は、刺繍枠の
範囲内で、しかも刺繍ヘッドが刺繍枠との干渉なしに接
近できる領域のみに限定されてしまい、広い範囲に刺繍
を行うことが困難であった。広い範囲に刺繍を行おうと
すると装置の大型化を招いていた。
【0006】次に、ある種の物品は、その形状上の理由
により、この方法による刺繍に適していない。例えば、
この方法により袖に刺繍することは困難又は不可能であ
る。袖をぴんと張っておいて袖の一層のみに刺繍をする
ことはきわめて困難だからである。
【0007】さらに、典型的には、上記方法を用いた多
色パターンの作成は、異なった色糸を各別に使用するこ
とを必要とする。これは、分離した複数の刺繍ヘッドを
使用して刺繍操作を順次行うことにより達成される。ま
たは、単一の刺繍ヘッドを用いて糸を交換して刺繍操作
を順次行うこともできる。いずれにしても、装置の構造
又は操作が複雑となり、色の数が増加するにつれて装置
の大型化やコスト増を招いていた。
【0008】また、典型的には、この型の装置は、所望
のパターンを作成するためにあらかじめプログラムされ
たコントローラを有する。コントローラは、特別に適合
させられたソフトウェアを必要とし、これはパーソナル
コンピュータでは使用できず、専用装置を必要としてコ
ストがかかる上に、新規パターンの入力やパターンの変
更が容易でなかった。
【0009】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
み、装置の大型化を避けながら刺繍等によりパターンが
作成できる範囲を広くし、袖等にも容易にパターン作成
を行うことができ、多色パターンの作成においても装置
の複雑化・大型化やコスト増を抑制し、新規パターンの
入力やパターンの変更を低コストで容易にする刺繍装
置、パターン作成装置、及びパターン作成方法を提供す
ることを、解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の一実施形態において、発明は貫通可能な材料
用の刺繍装置に指向される。刺繍装置は、被刺繍材料を
支持する支持体と、支持体上の処理位置に置かれた被刺
繍材料に糸と係合された針を貫通させ、針を導いて被刺
繍材料上にパターンを作成することができる刺繍ヘッド
を備えたヘッドアッセンブリとを有している。ここで、
「パターン」(図案、柄、図柄、絵柄、図形パターン)
には、上記の通り、具体的な事物の形状、幾何学的図
形、模様、文字、これらの組合せ等、全ての二次元的図
形が含まれる。支持体は、被刺繍材料を処理位置に置く
ことができる支持表面を有する。支持表面は刺繍ヘッド
に対し第一軸周りに相対回動可能で、処理位置に置かれ
た被刺繍材料を刺繍ヘッドに対して位置変更できる。こ
れによって、装置の大型化を避けながら刺繍等によりパ
ターンが作成できる範囲を広くすることができる。ここ
で、支持表面は、刺繍ヘッドに対し第一軸周りに往復方
向に相対回動可能であれば好適である。
【0011】支持表面は凸面であることが好ましい。さ
らには、第一軸周りに実質的に360°にわたる凸面で
あることが好ましい。これによって、パターンが作成で
きる範囲を効率的に広くすることができる。
【0012】また、支持表面は円筒状であることが好ま
しい。これによって、支持表面の回動操作が容易とな
る。
【0013】一実施形態において、支持表面は刺繍ヘッ
ドに対して第一軸に実質的に平行な方向で両側向きに相
対移動可能である。これによって、パターンが作成でき
る範囲をさらに広くすることができる。
【0014】刺繍ヘッドは支持体に対して第一軸に実質
的に垂直な方向で両側向きに相対移動可能としてよい。
これによって、被刺繍材料の取付け、取外しが、より容
易になる。
【0015】一実施形態において、刺繍装置は、支持表
面を刺繍ヘッドに対して相対的に位置変更するための駆
動装置、駆動装置を操作するコントローラ及びコンピュ
ータと互換性があるコントローラ用ソフトウェアをさら
に有する。コンピュータとして、市販されているいわゆ
るパーソナルコンピュータを使用すれば好適である。こ
れによって、新規パターンの入力やパターンの変更が低
コストで容易になり、ユーザーが自分の好みのパターン
を選択したり、自らデザインすることさえ可能になる。
【0016】刺繍ヘッドによって被刺繍材料に刺繍され
る糸には、刺繍装置に設けた第一のインキ供給源から供
給されるインキを付着させてもよい。
【0017】一実施形態において、第一のインキ供給源
は第一の色彩のインキを供給することができ、さらに第
二の色彩のインキを供給することができる第二のインキ
供給源を有し、第一及び第二のインキ供給源から供給さ
れるインキを選択的に糸に付着させることができるよう
にしてもよい。ここで、異なった色彩のインキを供給す
ることができるインキ供給源を3つ以上設けてもよいこ
とは、いうまでもない。これによって、多色パターンの
作成においても装置の複雑化・大型化やコスト増を抑制
することができる。
【0018】本発明の一実施形態において、発明は、パ
ターンが作成されるべきシート状材料を支持する支持体
と、支持体上の処理位置にあるシート状材料上にパター
ンを作成することができるヘッドアッセンブリとを有す
るパターン作成装置に指向される。支持体は、シート状
材料を処理位置に置くことができる支持表面を有し、支
持表面はヘッドアッセンブリに対して第一軸周りに相対
回動可能であって処理位置に置かれたシート状材料をヘ
ッドアッセンブリに対して位置変更できる。これによっ
て、装置の大型化を避けながら刺繍・インキ付着等によ
りパターンが作成できる範囲を広くすることができる。
ここで、支持表面は、ヘッドアッセンブリに対し第一軸
周りに往復方向に相対回動可能であれば好適である。
【0019】支持表面は凸面であることが好ましく、さ
らには、第一軸周りに実質的に360°にわたる凸面で
あることが好ましい。これによって、パターンが作成で
きる範囲を効率的に広くすることができる。
【0020】また、支持表面は円筒状であることが好ま
しい。これによって、支持表面の回動操作が容易とな
る。
【0021】一実施形態において、支持表面はヘッドア
ッセンブリに対して第一軸に実質的に平行な方向で両側
向きに相対移動可能である。これによって、パターンが
作成できる範囲をさらに広くすることができる。
【0022】ヘッドアッセンブリは支持体に対して第一
軸に実質的に垂直な方向で両側向きに相対移動可能とし
てもよい。これによって、被処理材料の取付け、取外し
が、より容易になる。
【0023】パターン作成装置は、支持表面をヘッドア
ッセンブリに対して相対的に位置変更するための駆動装
置、駆動装置を操作するコントローラ及びコンピュータ
と互換性があるコントローラ用ソフトウェアをさらに有
してよい。コンピュータとして、市販されているいわゆ
るパーソナルコンピュータを使用すれば好適である。こ
れによって、新規パターンの入力やパターンの変更が低
コストで容易になり、ユーザーが自分の好みのパターン
を選択したり、自らデザインすることさえ可能になる。
【0024】パターン作成装置は、シート状材料上にパ
ターンを作成するために処理位置にあるシート状材料に
付着させられるべきインキを供給する第一のインキ供給
源をさらに有してもよい。
【0025】一実施形態において、第一のインキ供給源
は第一の色彩のインキを供給することができ、さらに第
二の色彩のインキを供給することができる第二のインキ
供給源を有し、第一及び第二のインキ供給源から供給さ
れるインキを選択的にシート状材料に付着させてシート
状材料上にパターンを作成することができる。ここで、
異なった色彩のインキを供給することができるインキ供
給源を3つ以上設けてもよいことは、いうまでもない。
これによって、多色パターンの作成においても装置の複
雑化・大型化やコスト増を抑制することができる。
【0026】本発明は、ヘッドアッセンブリにより材料
上にパターンを作成する方法にも指向される。このパタ
ーン作成方法は、支持表面を有する支持体を用意する工
程と、材料片を支持表面上において処理位置に置く工程
と、支持表面を第一軸周りに回動させる工程と、材料片
が第一軸周りに回動する間にヘッドアッセンブリにより
材料片上にパターンを作成する工程とからなる。これに
よって、装置の大型化を避けながら刺繍・インキ付着等
によりパターンが作成できる範囲を広くすることができ
る。ここで、支持表面は、ヘッドアッセンブリに対し第
一軸周りに往復方向に相対回動可能であれば好適であ
る。
【0027】パターン作成方法は、ヘッドアッセンブリ
により材料片上にパターンが作成されている間、支持表
面をヘッドアッセンブリに対して第一軸に実質的に平行
な方向で相対移動させる工程を含んでよい。これによっ
て、パターンが作成できる範囲をさらに広くすることが
できる。
【0028】パターン作成方法は、ヘッドアッセンブリ
により材料片上にパターンが作成されている間、ヘッド
アッセンブリと支持体を第一軸に実質的に垂直な方向で
相対移動させる工程をさらに含んでよい。これによっ
て、被処理材料の取付け、取外しが、より容易になる。
【0029】
【発明の実施の形態】材料片上にパターンを作成するた
めの本発明による刺繍装置(パターン作成装置)は、図
2に符号40で示されている。装置40は、被刺繍材料
片44用の支持体42を有する。支持体42は,ヘッド
アッセンブリ48と台座50の間を接続する直立部46
から片持ちはり状に突出している。本実施形態において
は、支持体42が突出する方向は水平方向である。
【0030】ヘッドアッセンブリ48に設けられた刺繍
ヘッド52が、糸と係合した針54をZ軸に沿って往復
させる。ここで、Z軸の方向は、針54の出入り方向で
あり、本実施形態においては上下方向である。従来技術
による装置10と同様に、針54の往復運動により、糸
供給源56から繰り出される糸によって材料片44に刺
繍が行われる。
【0031】支持体42は、X軸と平行な軸線60(第
一軸)周りに刺繍ヘッド52に対して相対運動可能に設
けられた凸面である支持表面58を有する。ここで、X
軸又は第一軸の方向とは、針54の出入り方向に垂直な
方向であり、本実施形態においては水平方向である。支
持表面58は、必要な運動を許容するならばどのような
異なった方法で設けてもよい。この場合、支持体42の
軸方向の端部62は、直立部46に取り付けられたカラ
ー64内にジャーナル軸受けされ、回動可能である。支
持体42は、同じ運動を許容するように、ヘッドアッセ
ンブリ48及び/又は台座50に適当に取り付けてもよ
い。
【0032】軸線60周りの支持表面58の回動運動は
駆動装置66によって行われ、コントローラ68によっ
て制御される。この運動は双頭の矢印70によって示さ
れる。
【0033】図示した形状において、材料片44は支持
表面58によりかかって支持体42上の処理位置に保持
される。図示の場合、材料片44はシャツ72の袖であ
る。支持表面58の形状は、袖のように、支持体42を
取り巻くごとく配置することができるものに刺繍するの
に適するが、平坦な材料に刺繍することを容易にするに
も同様に適する。図示された形状では、凸面である支持
表面58は軸線60周りに360°にわたって存在する
が、より小さい角度にわたって存在することとしてもよ
い。
【0034】操作においては、支持表面58は袖44に
挿入され、袖の材料は支持表面58によりかかってぴん
と張られる。ばね型アンカー74を使用することにより
袖44を適当に位置決めすることができる。ばね型アン
カー74は、断面円弧状であり、支持表面58の一部を
取り巻いて好ましくは180°を超えて支持表面58と
同様の形状で延び、支持表面58を握持するものであ
る。金属、プラスチック等から製造されたばね型材料を
アンカー74に使用することができる。好ましくは、ア
ンカー74は、支持表面58上に置く際に拡開され、手
等を離すと縮閉して支持表面58を握持することにより
自己を適所に保持するような寸法とする。アンカー74
は作業用開口76を有し、その開口内が刺繍領域とな
る。
【0035】又は、袖44にギャザーを入れ(accumula
te)、実質的にその直径を小さくしてほぼ支持体42の
直径と等しくなるようにし、袖44は支持体42を接近
して取り囲むようにすることにより、刺繍されるべき領
域を縁取る別体のアンカー74の使用の必要をなくして
もよい。
【0036】他の実施形態として、材料を支持表面58
によりかからせて捕捉状態で保持するために一つ又は複
数の磁石を使用してもよい。
【0037】操作において、コントローラ68は駆動装
置66に作用し、駆動装置66は、刺繍ヘッド52が針
54を操作(駆動)する間、支持表面58を軸線60周
りに適宜回動させる。より好ましい形態では、支持表面
58は、双頭の矢印78で示したように刺繍ヘッド52
に対してX軸方向にも移動可能とする。支持体42とカ
ラー64が入れ子式(テレスコーピング)に接続してい
ることにより、このガイドされた移動が可能となる。こ
の移動は別個の駆動装置80により駆動してもよく、駆
動装置80もコントローラ68により制御してよい。X
軸方向の移動のために他の機構を工夫してもよい。例え
ば、ヘッドアッセンブリ48と台座50のうち一方又は
両方と支持体42との間で、ガイドされたスライド可能
な接続を形成してもよい。支持表面58の必要な移動を
行うためにラック・ピニオン機構を用いてもよい。
【0038】刺繍は実質的に支持表面58の軸方向の全
ての範囲で軸線60周りでほぼ360°にわたって行う
ことができる。刺繍ヘッド62が操作されているときに
所望のパターンを作成するべく、コントローラ68は駆
動装置66,80の動きを調整する。
【0039】支持体42をヘッドアッセンブリ48及び
台座50並びに/又は直立部46に接続し、支持体42
を、双頭の矢印82で示すように刺繍ヘッド52に対し
てZ軸方向(針の出入り方向)に相対移動可能にしても
よい。
【0040】一実施形態において、コントローラ68
は、パーソナルコンピュータと互換性のあるソフトウェ
ア86を用いてパーソナルコンピュータ84によって操
作できるものとしてもよい。
【0041】図3において、刺繍ヘッド52の一実施形
態が、支持表面58を有する支持体42との関連におい
て示されている。ここで、支持表面58上において、材
料片44が処理位置に置かれている。糸供給源56から
繰り出される糸を針54があらかじめ定められた経路に
沿って引っ張って行く。インキ供給源から供給されるイ
ンキ(この場合、インキ供給源として2つの別個のイン
キ供給源88,90が設けられている。)が糸供給源5
6から繰り出される糸にオペレータ/インジェクタ92
により選択的に付着させられる。所望の色を作り出すた
めに、オペレータ/インジェクタ92は糸にインキ供給
源88のみからのインキを付着させることもでき、イン
キ供給源90のみからのインキを付着させることもで
き、インキ供給源88,90からのインキを同時に又は
順次付着させることもできる。このことにより、多重式
の糸供給源56を使用する必要をなくし、また、必要と
される異なった糸供給源56の数を減少させることがで
きる。
【0042】別実施形態として、図4に示すように、イ
ンキ又は他の染料を制御しつつ材料片44に直接付着さ
せることによって、パターン12を作成することができ
る。この場合、ヘッドアッセンブリ48’に1つ又は複
数のインキ供給源94,96を設けることができる。オ
ペレータ/インジェクタ98により、インキ供給源94
及び/又はインキ供給源96から供給されるインキを支
持表面58上の材料片44に導くことができる。支持表
面58の運動につれて糸供給源56からの糸の着色とイ
ンキ供給源94,96からのインキの付着とを調整する
ために、刺繍ヘッド52及びヘッドアッセンブリ48’
に設けられたオペレータ/インジェクタ92,98は、
コントローラ68により操作してもよい。
【0043】
【発明の効果】上記のように、本発明により、刺繍等に
よりパターンが作成できる範囲が広く、袖等にも容易に
パターン作成を行うことができ、多色パターンの作成に
おいても装置の複雑化・大型化やコスト増を抑制し、新
規パターンの入力やパターンの変更を低コストで容易に
する刺繍装置、パターン作成装置、及びパターン作成方
法が提供される。
【0044】なお、上記特定の実施形態の開示は本発明
により把握される広汎な技術思想を例示したものであ
り、本発明の範囲はこれらの実施形態にのみ限定して解
するべきものではないことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】材料片上にパターンを作成するための従来の装
置の概略斜視図。
【図2】材料片上にパターンを作成するための本発明に
よる装置の斜視図。
【図3】図2の装置のヘッドアッセンブリの一部分の拡
大概略断面図。
【図4】本発明によるヘッドアッセンブリの変形形態を
図3と同様に示す図。
【符号の説明】
42 支持体 44 材料片 48 ヘッドアッセンブリ 48’ ヘッドアッセンブリ 52 刺繍ヘッド 54 針 58 支持表面 60 軸線(第一軸) 62 刺繍ヘッド 66 駆動装置 68 コントローラ 80 駆動装置 86 ソフトウェア 88,90,94,96 インキ供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トシハル トム ミヤノ アメリカ合衆国イリノイ州60010 バリン トンヒルズ ダンディーレーン 50 Fターム(参考) 3B150 AA15 CB04 CD00 CE23 EB03 EB04 EB12 FB00 QA06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被刺繍材料を支持する支持体と、支持体上
    の処理位置に置かれた被刺繍材料に糸と係合された針を
    貫通させ、針を導いて被刺繍材料上にパターンを作成す
    ることができる刺繍ヘッドを備えたヘッドアッセンブリ
    とを有する、貫通可能な材料用の刺繍装置において、 支持体は、被刺繍材料を処理位置に置くことができる支
    持表面を有し、 支持表面は刺繍ヘッドに対し第一軸周りに相対回動可能
    で、処理位置に置かれた被刺繍材料を刺繍ヘッドに対し
    て位置変更できることを特徴とする刺繍装置。
  2. 【請求項2】支持表面は凸面であることを特徴とする請
    求項1記載の刺繍装置。
  3. 【請求項3】支持表面は円筒状であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の刺繍装置。
  4. 【請求項4】支持表面は第一軸周りに実質的に360°
    にわたる凸面であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の刺繍装置。
  5. 【請求項5】支持表面は刺繍ヘッドに対して第一軸に実
    質的に平行な方向で両側向きに相対移動可能であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の刺繍
    装置。
  6. 【請求項6】刺繍ヘッドは支持体に対して第一軸に実質
    的に垂直な方向で両側向きに相対移動可能であることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の刺繍装
    置。
  7. 【請求項7】支持表面を刺繍ヘッドに対して相対的に位
    置変更するための駆動装置、駆動装置を操作するコント
    ローラ及びコンピュータと互換性があるコントローラ用
    ソフトウェアをさらに有することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の刺繍装置。
  8. 【請求項8】刺繍ヘッドによって被刺繍材料に刺繍され
    る糸に付着させられるべきインキの第一のインキ供給源
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の刺繍装置。
  9. 【請求項9】第一のインキ供給源は第一の色彩のインキ
    を供給することができ、さらに第二の色彩のインキを供
    給することができる第二のインキ供給源を有し、第一及
    び第二のインキ供給源から供給されるインキを選択的に
    糸に付着させることができることを特徴とする請求項8
    記載の刺繍装置。
  10. 【請求項10】パターンが作成されるべきシート状材料
    を支持する支持体と、支持体上の処理位置にあるシート
    状材料上にパターンを作成することができるヘッドアッ
    センブリとを有するパターン作成装置において、 支持体は、シート状材料を処理位置に置くことができる
    支持表面を有し、 支持表面はヘッドアッセンブリに対して第一軸周りに相
    対回動可能であって処理位置に置かれたシート状材料を
    ヘッドアッセンブリに対して位置変更できることを特徴
    とするパターン作成装置。
  11. 【請求項11】支持表面は凸面であることを特徴とする
    請求項10記載のパターン作成装置。
  12. 【請求項12】支持表面は円筒状であることを特徴とす
    る請求項10又は11記載のパターン作成装置。
  13. 【請求項13】支持表面は第一軸周りに実質的に360
    °にわたる凸面であることを特徴とする請求項10〜1
    2のいずれか1項に記載のパターン作成装置。
  14. 【請求項14】支持表面はヘッドアッセンブリに対して
    第一軸に実質的に平行な方向で両側向きに相対移動可能
    であることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1
    項に記載のパターン作成装置。
  15. 【請求項15】ヘッドアッセンブリは支持体に対して第
    一軸に実質的に垂直な方向で両側向きに相対移動可能で
    あることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項
    に記載のパターン作成装置。
  16. 【請求項16】支持表面をヘッドアッセンブリに対して
    相対的に位置変更するための駆動装置、駆動装置を操作
    するコントローラ及びコンピュータと互換性があるコン
    トローラ用ソフトウェアをさらに有することを特徴とす
    る請求項10〜15のいずれか1項に記載のパターン作
    成装置。
  17. 【請求項17】シート状材料上にパターンを作成するた
    めに処理位置にあるシート状材料に付着させられるべき
    インキの第一のインキ供給源をさらに有することを特徴
    とする請求項10〜16のいずれか1項に記載のパター
    ン作成装置。
  18. 【請求項18】第一のインキ供給源は第一の色彩のイン
    キを供給することができ、さらに第二の色彩のインキを
    供給することができる第二のインキ供給源を有し、第一
    及び第二のインキ供給源から供給されるインキを選択的
    にシート状材料に付着させてシート状材料上にパターン
    を作成することができることを特徴とする請求項17記
    載のパターン作成装置。
  19. 【請求項19】ヘッドアッセンブリにより材料上にパタ
    ーンを作成する方法において、 支持表面を有する支持体を用意する工程と、 材料片を支持表面上において処理位置に置く工程と、 支持表面を第一軸周りに回動させる工程と、 材料片が第一軸周りに回動する間にヘッドアッセンブリ
    により材料片上にパターンを作成する工程とからなるこ
    とを特徴とするパターン作成方法。
  20. 【請求項20】ヘッドアッセンブリにより材料片上にパ
    ターンが作成されている間、支持表面をヘッドアッセン
    ブリに対して第一軸に実質的に平行な方向で相対移動さ
    せる工程を含むことを特徴とする請求項19記載のパタ
    ーン作成方法。
  21. 【請求項21】ヘッドアッセンブリにより材料片上にパ
    ターンが作成されている間、ヘッドアッセンブリと支持
    体を第一軸に実質的に垂直な方向で相対移動させる工程
    を含むことを特徴とする請求項19又は20記載のパタ
    ーン作成方法。
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