JP2003135801A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003135801A
JP2003135801A JP2001337265A JP2001337265A JP2003135801A JP 2003135801 A JP2003135801 A JP 2003135801A JP 2001337265 A JP2001337265 A JP 2001337265A JP 2001337265 A JP2001337265 A JP 2001337265A JP 2003135801 A JP2003135801 A JP 2003135801A
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gaming machine
game
ventilation opening
ventilation
game machine
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JP2001337265A
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Yasuhiro Kamitaka
康博 上高
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の前面側に図柄表示部を、背面側に制
御基板および電源基板などの発熱部品を含む遊技機にお
いて、内部温度が上昇するのを効果的に抑えることが可
能な遊技機を提供すること。 【解決手段】 背面側から前面側に連通する通気用開口
部51、80、110、120を、遊技機10A〜10Dの上方および
下方の少なくとも一方に設け、これら通気用開口部51、
80から遊技機内部へ空調された冷たい空気を吸い込み、
遊技機内部の加熱された空気を遊技機外部へ排気し、遊
技機の内部と空調された遊技場の比較的冷たい空気との
対流(空気流)を生じさせる。この空気流により、遊技
機内部の温度上昇を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に
遊技球を発射してまたは遊技メダル(コイン)を投入し
て遊技機本体の前面側に設けられた図柄表示手段の表示
図柄を変動させて遊技するパチンコ機やスロットマシン
などの遊技機の放熱技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットマシンなどの遊技
機は、遊技機本体の前面側に図柄表示手段を含み、背面
側に制御基板、電源基板および駆動モータなどの各種制
御および駆動部を含んでいる。このような遊技機は、遊
技場(ホール)の島設備にそれぞれ横方向に一定間隔で
並べて配置されると共に裏側にも背中合わせに複数台が
配置され、多数の遊技者が遊技可能に設置されているの
が普通である。
【0003】上述した各遊技機本体の背面側に配置され
ている制御基板、電源基板および各種モータなどは、遊
技機の稼動時に発熱を伴う発熱部品である。遊技場内
は、遊技者が快適に遊技可能となるように、空調設備に
より比較的低温である快適温度に維持されている。しか
し、このような発熱部品を含んでいる多数の遊技機を相
互に並べて設置し連続稼動すると、発熱部品からの発熱
により遊技機内部(すなわち遊技盤の背面側)の温度が
上昇する。最近の遊技機は、CPU(中央処理装置)な
どの電子部品を多用しているが、これら電子部品、特に
半導体集積回路(IC)の信頼性は、動作温度などにク
リチカルであるので、高温になると遊技機の信頼性の低
下を招く。
【0004】また、制御基板などの遊技者の利益に直接
関係する制御を司る制御回路部分は、遊技者が不正行為
を行うのを避けるために収納ケース内に収められるのが
普通である。そのため、制御基板に使用されるCPUな
どの能動素子の発熱により部分的に高温になる部品また
はユニットが存在する。このような収納ケースに収めら
れた制御基板などの発熱を外部に放熱し、収納ケース内
が過熱するのを回避する従来技術は、例えば特開平6−
154389号公報の「遊技機用基板収納ケース」など
に開示されている。すなわち、制御基板などを収納する
収納ケースを2分割構造とし、これら分割された収納ケ
ースの分割部分に複数のジグザグ状放熱孔を形成して、
これら放熱孔から外部へ熱を放熱している。
【0005】しかし、上述した従来のパチンコ機では、
収納ケース内に収められた制御基板などの発熱部品また
はユニット内に生じる熱を収納ケースの外部に放熱する
ものである。ここで、外部とは、遊技機の遊技盤の背面
側であって、遊技機内部であり、空調された遊技場内で
はないので、遊技機内部での温度上昇を抑えることはで
きない。すなわち、従来の代表的な遊技機(パチンコ
機)10は、図13に示すように、カードリーダ部100と
共に遊技場の島設備に形成された取付枠内に取付けて使
用される。遊技機10は、通常木製である略長方形の外枠
11、この外枠11に固定された幕板(または腰板)12、外
枠11に対してヒンジ21により開閉可能に取付けられた前
枠20により構成される。この前枠20は、例えばプラスチ
ック製の前枠本体24、その開口部に固定される遊技盤22
および下皿40、さらに前枠本体24に対してヒンジ21によ
り開閉可能に取付けられ、遊技盤22の前面を覆うガラス
枠23および上皿30により構成される。また、前枠本体24
の下部には、遊技球の発射・停止の制御および発射強度
の調整を行う発射ハンドル42が固定されている。
【0006】図13中には省略しているが、遊技盤22の
前面側には、略円形の遊技領域が形成され、この遊技領
域内には、例えばカラー液晶表示パネルで形成された図
柄表示手段などの各種の遊技部品が配置されている。ま
た、上皿30には、賞球払出装置から払い出された遊技球
を貯留して遊技球発射装置へ供給する遊技球貯留部31お
よび遊技終了時などに遊技球貯留部31に貯留された遊技
球を抜き取る球抜きボタン32などを有する。下皿40は、
上皿30からオーバーフローした遊技球を貯留する遊技球
貯留部41および喫煙する遊技者のための灰皿43などを有
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、遊技機
10の前面側と背面側とは幕板12および前枠20の遊技盤22
などにより分離されているので、遊技機10の背面側に配
置されたCPU(中央処理装置)などの電子デバイスお
よび発射モータ等の駆動手段などの発熱部品からの発熱
は、効果的に遊技機の外部へ放熱されず、遊技機内部に
とどまり、遊技機を長時間稼動するとその内部の温度が
上昇する。
【0008】本発明は、従来技術の上述した課題を解決
するために考えられたものであり、遊技機内部、特に遊
技機の背面側に配置されている発熱部品による遊技機内
部の温度上昇を抑えることを可能にする遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機は、例え
ば発射装置や入賞装置、図柄表示装置など遊技に使用さ
れる遊技制御手段を制御する制御基板、各部へ動作電力
を供給する電源基板および遊技制御手段を駆動する駆動
手段などの発熱を伴う発熱部品を背面側に設けられた遊
技機であって、遊技機本体の前面に、背面側と連通する
通気用開口部が設けられることを特徴とする。なお、遊
技機前面側には、例えば第1種または第3種遊技機の場
合、所定遊技条件(遊技球の始動領域への通過)の成立
に応じて図柄が表示される図柄表示装置が遊技盤に装着
されて臨むように設けられ、例えばスロットマシンの場
合、所定遊技条件(遊技者の停止ボタンの操作)の成立
に応じて図柄が変動表示されるリールが臨むように設け
られることになる。
【0010】また、本発明による遊技機の好適な実施形
態によると、通気用開口部は、遊技機本体の上方および
下方の少なくとも一方に設けられる。通気用開口部およ
び発熱部品間に少なくとも1個の通気管部材を設ける。
この通気管部材は、全体としてまたは部分的に着脱可能
に構成される。背面側にファンを設け、通気用開口部か
らの吸排気を促進する。通気用開口部には、この通気用
開口部を通る空気量を調整する開閉板を設け、手動また
は背面側に設けられた温度センサの検出温度により自動
的に開閉する。通気用開口部および通気管部材の一方ま
たは両方には、フィルタ部材を設ける。前記発熱部品の
一つである電源基板を遊技機本体の背面側上部に設け
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による遊技機の好適
な実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳
細に説明する。なお、説明の便宜上、上述した従来技術
の構成要素に対応する構成要素には同様の参照符号を使
用し、以下の説明は、本発明の従来技術との相違点を中
心に行うこととする。
【0012】まず、図1は、本発明による遊技機の第1
実施形態の外観を示す斜視図である。この遊技機10Aで
は、前枠本体24の上部に通気用開口部50を形成すること
を特徴とする。この通気用開口部50は、遊技機10Aの背
面側から前面側に連通する横長形状の開口である。この
通気用開口部50の前面には、後述するように、遊技機10
Aの美観上および異物の侵入を阻止するために、多数の
比較的小さい開口を有する飾りカバー部材60を着脱自在
に取付けている。この通気用開口部50を通して、遊技機
10Aの内部において発熱部品により熱せられた高温の空
気を遊技機10Aの外部(前面側)へ排出し、遊技機外部
の冷たい空気が遊技機内へ侵入可能にしている。上述し
たように、遊技機10Aの外部は、遊技場の空調機により
空調され略一定温度に維持されているので、遊技機10A
の内部温度を低下(または冷却)することが可能であ
る。ここで、通気用開口部50は、遊技者の頭上に位置
し、遊技機内部の暖かい空気がこの通気用開口部50から
遊技者の上方に放出されるので、遊技者に実質的に悪影
響を及ぼすことまたは不快感を与えることはない。
【0013】次に、図2は、図1に示す遊技機10Aの背
面側から見た斜視図である。図2に示すように、遊技機
10A背面側には、CPUなどを含む制御基板が収納され
たボックス収納カバー(または基板収納ボックス)70、
電源基板71、発射モータ(駆動手段)72、遊技球発射装
置、球タンク74およびタンクレール75などが高密度で配
置されている。ここで、CPUなどの電子デバイス、こ
れら電子デバイスが搭載される基板、基板を収納する基
板収納ボックス70および発射モータ72、賞球払出装置76
に内蔵される賞球払出モータなどの各種モータ、貸球払
出装置77に内蔵される貸球払出ソレノイドは、発熱部品
である。制御基板を収納する基板収納ボックス70と上述
した通気用開口部50間には、基板収納ボックス70内の制
御基板、特にCPUなどが発生する熱を遊技機外部へ導
く通気管部材51が配置されている。球タンク74は、賞球
払出装置から遊技者に払い出される遊技球を貯留する。
タンクレール75は、遊技球を遊技状態に応じて賞球払い
出される球タンク74からの遊技球を案内する。
【0014】図3は、遊技機10Aの上部断面図である。
図3には、上述した通気用開口部50、この通気用開口部
50とボックス収納カバー70の放熱用開口70aとの間に配
置された通気管部材51、通気用開口部50に弾性係合片6
1により固定される飾りカバー部材60およびこの飾りカ
バー部材60の支持部62により支持されるフィルタ部材65
の位置関係を示す。通気管部材51は、その開口縁部に形
成された鍔部59を前枠本体24の裏側に、例えばねじ(図
示せず)などにより固定される。フィルタ部材65は、例
えば前枠本体24の開口部50の周縁部と支持部62とのより
挟持して支持される。フィルタ部材65は、遊技者が喫煙
する煙草の煤または煤などが遊技機内部に侵入し、動作
信頼性を低下するのを阻止する。飾りカバー部材60を通
気用開口部50から着脱することによりフィルタ部材65の
交換が可能である。
【0015】次に、図4は、前枠本体24に形成された通
気用開口部50および通気管部材51の関係を示す分解斜視
図である。通気管部材51は、前枠本体24に形成された横
長の通気用開口部50の寸法に合わせて幅広い収束部58を
有し、通気用開口部50の全面から吸気ないし排気が行わ
れるので、比較的多量の空気が交換可能となり、冷却効
率を高めることができる。
【0016】次に、図5は、図1〜図4に示す本発明に
よる遊技機の第1実施形態の変形例の主要部を示す断面
図である。この変形例にあっては、通気管部材51内の適
当な位置にモータ52の駆動軸53に固定された送風ファン
54およびフィルタ55を有する。これにより、通気用開口
部50側から空調された冷たい空気を送風ファン54により
基板側へ送風して、高温状態の制御基板、電源基板71ま
たは発射モータ72などを強制空冷することが可能にな
る。フィルタ55は、空気中に含まれる埃やタバコの煤な
どの異物の遊技機10A内部へ侵入を阻止する。
【0017】図6は、上述した本発明による遊技機の第
1実施形態のさらに他の変形例を示す。この遊技機の変
形例にあっては、通気管部材51を、管部材51Aおよび管
部材51Bに分割し、係合部51Cにおいて両管部材51A、
51Bを着脱可能に連結する。この構成により、遊技機の
保守サービスなどの必要時に通気管部材51を分解可能に
する。
【0018】次に、図7は、本発明による遊技機の第1
実施形態の別の変形例を示す。この変形例では、通気用
開口部50に複数の開閉板56を設け、操作スライダ57の操
作により通気用開口部50の実効開口または通気量を調整
可能にする。図7(A)は斜視図を示し、(B)は操作
スライダ57による開閉板56の開閉動作を示す。各開閉板
56は、中央部に支点56aを有し、一端56bが連結棒56c
により連結されると共に操作スライダ57に連結される。
図7(B)の左側には通気量が最大であり、右側のよう
にスライド操作すると、通気量が減少する。この操作ス
ライダ57の操作は、遊技場の空調(冷房または暖房)状
態、遊技機の稼働時間などに応じて店員が適宜手動で行
ってもよく、また遊技機内部に配置した温度センサによ
る検出温度または遊技機の稼働時間に応じて自動的に行
ってもよい。
【0019】次に、図8および図9は、本発明による遊
技機の第2実施形態を示す。図8は遊技機10Bの正面図
であり、図9は遊技機10Bの背面図である。なお、図8
および図9の遊技機10Bにおいて、上述した第1実施形
態の遊技機10Aと対応する構成要素には、同様の参照符
号を使用する。以下の説明は、第1実施形態の遊技機10
Aとの相違点を中心に行う。
【0020】この遊技機10Bは、上述した遊技盤の上方
の前枠本体24に形成された通気用開口部51に加えて下方
の幕板12に形成された別の通気用開口部80を有すること
を特徴とする。この通気用開口部80の前面には、上述し
た飾りカバー部材60と同様の(多数の開口を有すると共
にフィルタを保持する)飾りカバー部材81を取付けても
よい。この遊技機10Bにあっては、遊技機10Bの下方に
設けられた通気用開口部80が吸気側および上方に設けら
れた通気用開口部51が排気側として作用する。すなわ
ち、遊技機10Bの外部である遊技場の空調された比較的
冷たい空気が通気用開口部80から遊技機10Bの内部に取
り込まれ、遊技機10Bの内部で暖められた比較的高温の
空気が通気用開口部51を通って遊技機10Bの外部へ排気
される。また、第1実施形態の遊技機10Aで使用してい
た、通気用開口部と発熱部品間の通気管部材は使用して
いない。
【0021】上述した遊技機10Bによると、遊技機10B
の内部(遊技盤の背面側)と外部(遊技盤の前面側)と
の間で空気の循環を生じさせ、この空気流により遊技機
10Bの内部に設けられたボックス収納ケース70内の制御
基板、電源基板および発射モータ72などの発熱部品を冷
却する。その結果、遊技場の空調設備を活用して遊技機
10B内部の温度上昇を一層効果的に抑えることが可能で
ある。なお、幕板12をプラスチック製の成型品で構成す
る場合には、幕板12自体に多数の開口を有する通気用開
口部80を一体的に形成することにより、飾りカバー部材
81を省略してもよい。
【0022】次に、図10および図11は、本発明によ
る遊技機の第3実施形態を示す。図10は遊技機10Cの
正面図であり、図11は遊技機10Cの背面図である。こ
の第3実施形態の遊技機10Cは、遊技機10Cの上方に通
気用開口部(排気用)51および下方に通気用開口部(吸
気用)80を設ける点で、上述した第2実施形態の遊技機
10Bと同様である。しかし、遊技機10Cにあっては、通
気用開口部(吸気用)80を、外枠11の幕板12ではなく前
枠本体24の下皿40の一部に設けることを特徴とする。
【0023】最近は、嫌煙権に対する社会的意識が高ま
り、喫煙しない遊技者も多く、遊技場にも禁煙コーナが
設けられていることも希ではない。禁煙コーナで使用さ
れる遊技機には、当然ながら灰皿は不要であるので、灰
皿を除去するのが好ましい。そこで、従来の遊技機では
灰皿を設けていた下皿40の左側に通気用開口部80を設け
ている。図11から明らかなように、この位置の裏側近
傍には発熱を伴う電源基板71が配置される場合が多いの
で、ここに通気用開口部80を形成するのは有効である。
なお、この遊技機10Cにおいても、上述した遊技機10B
と同様に、通気用開口部と発熱部品間に通気管部材は使
用していない。
【0024】前記第1ないし第3実施形態の遊技機10A
〜10Cは、図2、図9、図11に示すように、遊技機本
体24の裏側の下部に電源基板71が設けられている。この
ような基板配置以外にも、電源基板71は、通気用開口部
51の後方近傍に位置するように、遊技機本体24の裏側の
上部に配置してもよい。この場合、電源基板71からの発
熱を直ちに通気用開口部80から放出することができるの
で、変圧部品など他の基板に比べて発熱量が多い電源基
板71の冷却を効率よく行えるとともに、電源基板71から
の発熱を他の制御基板が被ることを回避することができ
る。なお、前記第1ないし第3実施形態は、第1種パチ
ンコ機に適用した例であるが、これ以外の第2種あるい
は第3種パチンコ機にも適用することができる。
【0025】なお、上述した第1ないし第3実施形態の
遊技機10A〜10Cは、全てパチンコ機であったが、本発
明はスロットマシンにも同様に適用可能である。図12
は、本発明による遊技機の第4実施形態の正面図であ
る。この遊技機10Dは、一般的なスロットマシンと同様
に、表示パネル90、リール表示パネル(図柄表示部)9
1、複数の停止ボタン93を有する操作部92、胴部パネル9
4、配当表示パネル95、メダル投入口96、表示器97、遊
技メダル払出し口98および受け皿99を有する。さらに、
この遊技機10Dは、下方に通気用開口部100および装飾
カバー部材101、上方に通気用開口部110および装飾カバ
ー部材111が設けられていることを特徴とする。
【0026】遊技者は、メダル投入口96に遊技メダルを
投入することにより遊技を開始する。遊技が開始する
と、遊技機10Dの前面側に設けられた表示パネル90の複
数(例えば3個)のリールを有するリール表示パネル
(図柄表示手段)91の各リールの表示図柄が変動(スク
ロール)を開始する。遊技者は、操作部92の各停止ボタ
ン93を押して対応するリールの表示図柄の変動を停止さ
せる。これら複数のリールの停止図柄が「当たり」の場
合には、その図柄に応じて表示器97にメダル払出し枚数
が表示される。また、この表示器97には、メダル貯留枚
数なども表示可能である。払い出されるメダルは、遊技
メダル払出し口98から払い出され、受け皿99に貯留され
る。この払い出されたメダルを使用して遊技を継続した
り、所定の景品に交換することも可能である。
【0027】上述した遊技機10A〜10Cと同様に、遊技
機10Dの内部には多数の発熱部品が使用されており、長
時間連続して稼動すると、遊技機内部の温度が上昇す
る。しかし、本発明の遊技機10Dによると、内部と外部
とに連通する通気用開口部110、120が設けられているの
で、通気用開口部110が吸気口および通気用開口部120が
排気口として作用し、遊技機10Dの内部と外部との間で
空気の循環または空気流を生じさせる。この空気流によ
り、発熱部品の発熱を奪い、遊技機10Dの内部温度上昇
を効果的に抑えることが可能である。これら通気用開口
部110、120には、それぞれ多数の小さな通気孔を有する
装飾カバー部材111、121を着脱自在に形成してもよい。
これら通気孔は、遊技機本体に一体的に形成してもよ
い。
【0028】以上、本発明による遊技機の各種実施形態
および変形例の構成および動作を詳述した。しかし、こ
れらの実施形態および変形例は、本発明の単なる例示に
過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明の
要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形
変更が可能であること、当業者には容易に理解できよ
う。例えば第1実施形態の遊技機において、背面側の発
熱部品と通気用開口部間に設けられた通気管部材は、本
発明に必須の要件ではない。また、通気管部材は、1個
のみならず、特に発熱量の大きい複数の発熱部品と通気
用開口部間に複数個設けてもよい。さらに、通気管部材
は、通気用開口部側は1個にまとめ、他端側を複数に分
岐し、それぞれ発熱部品の近傍へ配置する共通の通気管
部材としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の遊技機によると、次のような実用上の種々の顕著な効
果を奏することができる。請求項1の発明によると、通
気用開口部により遊技機の背面側と前面側とが連通する
ので、背面側に配置された制御基板、電源基板、モータ
などの発熱部品により暖められた空気と、遊技機が設置
されている空調された遊技場(ホール)の冷たい空気と
の対流により、発熱部品を効果的に冷却する。その結
果、これら部品の加熱を抑えて信頼性を高めることが可
能である。
【0030】請求項2の発明によると、通気用開口部を
遊技機の上方の飾り板または下方の幕板などに形成する
ので、遊技者が遊技中に常時注目する遊技領域から離れ
ており、全く遊技に支障を生じない。また、これら通気
用開口部を遊技機の上方および下方に設け、下方の通気
用開口部から吸気し、上方の通気用開口部から排気する
と、遊技者に実質的に影響を与えることがない。
【0031】請求項3の発明によると、通気管部材を使
用することにより特定の発熱部品の発熱を効果的に抑
え、他の部品への影響を最小限にすることが可能であ
る。また、複数の発熱部品があれば、各発熱部品毎に通
気管部材を設け、効率的な冷却を可能にする。
【0032】請求項4の発明によると、通気管部材を全
体としてまたは係合部を設けて部分的に着脱可能にする
ことにより、遊技機の組立作業および保守サービス作業
を容易にする。
【0033】請求項5の発明によると、遊技機の背面側
にファンを設けるので、空気流の自然対流に加えて強制
的な空気流を生じさせ、通気用開口部を通して背面側と
前面側で冷却効率を高めることが可能である。
【0034】請求項6の発明によると、通気用開口部に
空気流量調整用の開閉板を設けるので、前面および背面
側の温度に応じて手動または自動的に空気流を調整する
ことが可能である。従って、遊技機の稼動状態などに応
じて必要な冷却を行うことが可能である。
【0035】請求項7の発明によると、通気用開口部ま
たは通気管部材の一方または双方にフィルタ部材を設け
るので、特に喫煙しながら遊技する場合が多い遊技機に
あっては、煤などの空気中の汚れが遊技機内に侵入する
のを抑え、動作の信頼性を改善することが可能である。
また、フィルタ部材を通気用開口部に着脱可能に取付け
られる飾りカバー部材に設けることにより交換が容易で
ある。
【0036】請求項8の発明によると、電源基板を遊技
機本体の背面側上部に設けるので、例えば変圧器など電
源基板の装着部品から放出される熱を他の制御基板が被
ることを回避できるので、発熱量の比較的多い電源基板
を効果的に冷却するとともに、他の制御基板への熱影響
を回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機の第1実施形態の正面側か
ら見た斜視図である。
【図2】図1に示す遊技機の背面側から見た斜視図であ
る。
【図3】図1に示す遊技機に使用する通気管部材を示す
遊技機の前面側から背面側への部分断面図である。
【図4】本発明の遊技機に使用可能な通気管部材を示す
分解斜視図である。
【図5】図1に示す遊技機の変形例を示す通気管部材の
部分縦断面図である。
【図6】図1に示す遊技機の他の変形例を示す通気管部
材を含む断面図である。
【図7】図1に示す遊技機の通気用開口部に配置可能な
通気量調整機構を示し、(A)は開閉板の最大開放状態
を示す斜視図、(B)は開閉板の開閉動作を示す説明図
である。
【図8】本発明による遊技機の第2実施形態の正面図で
ある。
【図9】図8に示す遊技機の背面図である。
【図10】本発明による遊技機の第3実施形態の正面図
である。
【図11】図10に示す遊技機の背面図である。
【図12】本発明による遊技機の第4実施形態の正面図
である。
【図13】代表的な遊技機の正面側から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
10A〜10D 遊技機 11 外枠 12 幕板 22 遊技盤 30 上皿 40 下皿 50、80、110、120 通気用開口部 51 通気管部材 54 ファン 56 開閉板 60、81、111、121 飾りカバー部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技制御手段を制御する制御基板、各部へ
    動作電力を供給する電源基板および前記遊技制御手段を
    駆動する駆動手段などの発熱を伴う発熱部品が背面側に
    設けられた遊技機において、 前記遊技機本体の前面に、前記背面側と連通する通気用
    開口部が設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記通気用開口部は、前記遊技機本体の上
    方および下方の少なくとも一方に設けられることを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記通気用開口部および前記発熱部品間に
    少なくとも1個の通気管部材を設けることを特徴とする
    請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記通気管部材は、全体としてまたは部分
    的に着脱可能に構成されることを特徴とする請求項3に
    記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記背面側にファンを設け、前記通気用開
    口部からの吸排気を促進することを特徴とする請求項1
    ないし4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記通気用開口部には、該通気用開口部を
    通る空気流量を調整する開閉板を設け、手動または前記
    背面側に設けられたの温度センサの検出温度により自動
    的に開閉することを特徴とする請求項1ないし5の何れ
    かに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記通気用開口部および通気管部材の一方
    または双方には、フィルタ部材を設けることを特徴とす
    る請求項1ないし6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】電源基板を前記遊技機本体の背面側上部に
    設けることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記
    載の遊技機。
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Cited By (6)

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