JP2003134431A - 放送番組の記録方法、放送番組記録装置、及び放送番組記録用プログラム - Google Patents

放送番組の記録方法、放送番組記録装置、及び放送番組記録用プログラム

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JP2003134431A
JP2003134431A JP2001328860A JP2001328860A JP2003134431A JP 2003134431 A JP2003134431 A JP 2003134431A JP 2001328860 A JP2001328860 A JP 2001328860A JP 2001328860 A JP2001328860 A JP 2001328860A JP 2003134431 A JP2003134431 A JP 2003134431A
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JP2001328860A
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Daisaku Kato
大作 加藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 延長放送、又は繰り下げ放送のなされる
放送番組の録画予約に際し、番組の記録時刻を自動的に
設定する録画予約を行うことのできる放送番組記録装置
の構成を実現することにある。 【解決手段】 放送予定時刻を延長して放送される延長
放送番組、又は繰り下げて放送される繰り下げ放送番組
の録画予約を、記録終了時刻を延長設定して録画を行な
うに際し、予め取得した電子番組表に記載される番組を
選択する録画予約番組選択手段79と、電子番組表に記
載される最大延長時間を検出する最大延長時間検出手段
76と、最大延長時間を基に録画予約番組の記録終了時
刻を録画予約番組設定手段76により設定するようにし
て放送番組記録装置40の構成を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクレ
コーダなどランダムアクセス可能な記録媒体に、放送さ
れる番組を予約して記録する放送番組の記録方法、放送
番組記録装置、及び放送番組記録用プログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、VTRやハードディスクレコ
ーダなどには記録時間を設定して放送される番組を記録
する番組予約記録の機能が搭載されており、それらの番
組記録機器はユーザにより嗜好する番組が予約されて記
録され、ユーザの視聴時間が確保できるときに視聴す
る、タイムシフト機能として用いられている。
【0003】そして、記録媒体としてハードディスクな
どのランダムアクセス可能な情報信号記録媒体を用いた
映像信号記録再生装置は、記録、再生のためのアクセス
時間が短いため、複数の映像信号を同時に記録できる、
また映像信号の記録と再生を同時に行うことが出来るな
どの機能を有している。
【0004】また、その同時記録再生機能を有する映像
信号記録再生装置は、過去に記録を開始した映像信号
を、現在記録中の映像信号に追いつくようにして再生す
る追っかけ再生、及び放送中の番組を現在から過去に連
続的にタイムシフトしながら視聴できるキャッシュ再生
などの便利な機能を有している。
【0005】さらに、従来のキャッシュ記録再生機能は
番組を視聴しながら記録し、見逃した番組部分を再度再
生して視聴するなど、番組視聴に係る補助的な機能とし
て用いられていたが、そのキャッシュ録再機能は、例え
ば予め取得した電子番組表情報を用いることによリ受信
する番組を指定しておくなどにより、その指定された番
組を簡易な操作で録画予約を行なって視聴するための放
送番組記録装置として用いることが出来る。
【0006】また、ハードディスクなどランダムアクセ
スが可能である記録媒体を用いる放送番組記録装置の場
合では、所定の記録領域に複数の番組記録を行なうと共
に、その記録された複数の番組は、任意の希望する番組
を選定して視聴することができ、その番組の視聴もVT
Rによる場合と異なり番組ごとに記録媒体を交換する、
ないしは早送り、巻き戻し、及び頭出し操作を行うこと
なく記録した番組を視聴することができるものである。
【0007】そして、放送される、例えば野球放送など
の番組では試合が予定時間を超えて行われることもある
ため、番組が延長して放送され、その野球放送の後の放
送番組もそれと共にシフトして放送されることがある
が、そのような番組の延長に係る放送時間帯のシフトに
関する番組の繰り下げ放送情報は番組視聴装置、ないし
は番組記録装置に的確に伝達されていないのが現実であ
る。
【0008】そのような、番組の延長に係りシフトして
放送される放送を録画予約により記録する方法として、
特開平10−21601号公報「録画予約方法」に、延
長放送の可能性がある番組情報を放送される番組データ
より得、その得られた番組データに記載される延長可能
性の時間情報を用いて番組の延長記録を行なう方法につ
いて開示している。
【0009】そして、同公報に開示される方法では、所
定の伝送フォーマットにより放送される映像信号の垂直
帰線期間に挿入されて放送される番組データを抽出し、
その延長可能性データを伝送するためのパケットにより
伝送された時間情報を抽出し、その抽出された値を基に
放送番組の延長記録のための録画予約を行なおうとする
ものである。
【0010】しかしながら、現在放送局より放送される
映像信号には、そのような番組データ信号が含まれてな
く、実際に放送に使用されている番組データは、延長さ
れる放送番組の延長予定時刻の3分前より、垂直帰線期
間信号に延長シグナルを重畳して放送する程度であり、
その延長シグナルも民生機による録画延長のための信号
としてではなく、放送者が番組中継を行なっている中継
放送者達に番組の延長放送を行なうための情報として提
供している程度のものでしかない。
【0011】従って、放送番組の記録者側では、その中
継局用の信号を流用して放送の自動延長録画、ないしは
その後にシフトして放送される番組の繰り下げ放送時刻
により録画を行なうことは技術的には可能である様にも
考えられるが、その延長シグナルは放送受信者のための
信号ではないため、将来にわたりそのような延長シグナ
ルの伝送が保証されているものではなく、適切な番組の
延長記録ないしは繰り下げられて放送される番組信号の
記録を行なうためには適切でないなど、番組の延長に係
る視聴、ないしは録画時刻の処理に係る正規の情報が提
供されていないのが現状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ランダムア
クセス可能な記録媒体を用いるハードディスクレコーダ
の場合では上記のように便利な機能を有しており、その
便利で手軽に記録ができるキャッシュ記録再生機能は今
後も多く使用されることが考えられ、従来VTRで行な
われていたタイムシフト視聴のための録画よりも番組記
録の頻度が高くなり、更に手軽に番組を予約により録画
して視聴する装置として用いられるようになる。
【0013】しかるに、放送局側から提供される放送番
組の延長に係る情報は、上記の様に正規の制御信号とし
ての放送はされていなく、現状では放送信号に多重され
る補助信号を用いて放送番組の延長を検出して記録時間
を設定する自動延長録画、ないしは自動録画時刻の変更
処理はできない。
【0014】一方、最近になり電子番組表が番組情報提
供者よりインターネットを介して提供される、及びデジ
タル放送の補助信号として伝送されるようになれてお
り、一般の視聴者はその電子番組表を用いて番組の視聴
を行なう、ないしは番組の録画予約の設定を行なえるよ
うになった。
【0015】そして、テレビ視聴用表示器に提供される
電子番組表を表示し、その表示された時刻情報を基に、
例えばその記録予定の番組が延長される可能性があると
きには、その延長された番組の後に放送される番組の放
送時間帯がシフトされることによリ、そのシフト時間を
考慮した録画予約の手動設定を行なうことは、通常のV
TRにおける録画予約でもなされている。
【0016】そこで本発明は、予め取得した電子番組表
に記載される情報を基に、放送番組の視聴予約設定、な
いしは録画予約設定を行なうに際し、その設定される番
組、ないしはその設定される番組の前に放送される番組
が時間延長して放送される可能性のある番組がある場合
には、その延長可能性のある番組を自動的に検出し、そ
の検出された延長可能性に係る情報を基に所望の放送番
組の視聴予約設定、録画予約設定、ないしはキャッシュ
録画予約設定を行なうようにしようとするものである。
【0017】さらに本発明では、録画予約する番組の放
送時間帯にシフトして放送される可能性があるとして検
出されたときは、検出された最大延長時間に基づいた時
間だけ録画予約時間を長く設定すると共に、録画予約時
間を延長して設定することによリ、既に設定されている
他の番組の録画予約と録画時刻に重複する時間があると
きには、その録画時間の重複を警告により表示し、いず
れの録画を優先させて行なうかをユーザに選定させる、
又は例えば、既に予約されている方の録画を優先して行
なうなど予めデフォルト設定されている方の録画方法に
より自動的に録画予約番組の記録時刻の設定を行うよう
になす放送番組の記録方法、放送番組記録装置、及び放
送番組記録用プログラムの手法を開示しようとするもの
でもある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の1)〜12)の手段より成るもので
ある。すなわち、
【0019】1) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法で
あって、予め取得した電子番組表に記載される放送番組
のうち、前記延長放送番組を前記録画予約番組として選
択するときは前記電子番組表に記載される前記延長放送
番組の最大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放
送番組を前記録画予約番組として選択するときは前記電
子番組表に記載される前記延長放送番組の最大延長時間
を検出する第1のステップ(76、78)と、前記検出
された最大延長時間を基に前記録画予約番組の前記記録
終了時刻を設定する第2のステップ(76)と、を少な
くとも有することを特徴とする放送番組の記録方法。
【0020】2) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なうための放送番組の記録
方法であって、操作により、放送チャンネル及び放送時
刻情報を入力し、放送番組の録画予約設定を行う第1の
ステップ(79、76)と、前記録画予約設定のされた
放送番組は、記録終了時刻を延長設定して録画を行なう
放送番組の対象とされない録画予約であることを表示す
る第2のステップ(76、73)と、を少なくとも有す
ることを特徴とする放送番組の記録方法。
【0021】3) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法で
あって、操作により、放送チャンネル及び放送時刻情報
を入力し、放送番組の録画予約設定を行う第1のステッ
プ(79、76)と、前記設定された放送チャンネル及
び放送時刻情報を、予め取得した電子番組表に記載され
る放送チャンネル、及び放送時刻情報と比較することに
よリ、前記録画予約設定のされた番組を前記録画予約番
組として検出する第2のステップ(76)と、前記電子
番組表に記載される、前記延長放送番組の最大延長時間
を検出すると共に、前記最大延長時間を基に前記録画予
約番組の前記記録終了時刻を設定する第3のステップ
(76)と、を少なくとも有することを特徴とする放送
番組の記録方法。
【0022】4) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法で
あって、予め取得した電子番組表に記載される番組のう
ち、第1の放送チャンネルで放送される第1の番組を前
記録画予約番組として選択すると共に、前記第1の番組
の放送予定時刻の後に第2の放送チャンネルで放送され
る番組を、第2の番組として録画予約する第1のステッ
プ(79、76)と、前記電子番組表に記載される、前
記延長放送番組の最大延長時間を検出すると共に、前記
最大延長時間を基に、前記録画予約番組の記録終了時刻
を設定する第2のステップ(76)と、前記第1の番組
に係る前記録画予約の記録終了時刻が、前記第2の番組
の録画予約開始時刻の後に設定されるときは、前記第1
の番組の記録終了後に前記第2の番組の録画を開始する
か、又は前記第1の番組の記録を中断して前記第2の番
組の開始時刻より録画を開始するか、のいずれか一方を
操作により選択して放送番組の録画予約設定を行う第3
のステップ(73、79、76)と、を少なくとも有す
ることを特徴とする放送番組の記録方法。
【0023】5) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法で
あって、予め取得した電子番組表に記載される番組のう
ち、放送される第1の番組を前記録画予約番組として選
択すると共に、前記第1の番組の後に同一の放送チャン
ネルで放送される番組を、第2の番組として録画予約す
る第1のステップ(79、76)と、前記電子番組表に
記載される、前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
ると共に、前記最大延長時間を基に、前記録画予約番組
の記録終了時刻を設定する第2のステップ(76)と、
前記第1の番組に係る前記録画予約番組の前記記録終了
時刻が、前記第2の番組の録画予約開始時刻の後に設定
されるときは、前記第1の番組の記録終了後も記録を中
断することなく前記第2の番組の延長設定された記録終
了時刻まで続けて録画するように録画予約設定を行う第
3のステップ(76)と、を少なくとも有することを特
徴とする放送番組の記録方法。
【0024】6) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法で
あって、予め取得した電子番組表に記載される放送番組
のうち、前記延長放送番組を前記録画予約番組として選
択するときは前記電子番組表に記載される前記延長放送
番組の最大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放
送番組を前記録画予約番組として選択するときは前記電
子番組表に記載される前記延長放送番組の最大延長時間
を検出する第1のステップ(76、78)と、前記検出
された最大延長時間を基に、前記録画予約番組に係る前
記記録終了時刻を、又は複数の録画予約番組があるとき
はそれら複数の全ての録画予約番組に係る記録終了時刻
を設定する第2のステップ(76)と、前記1つ又は複
数ある録画予約番組の、全ての番組の記録開始時刻より
前記記録終了時刻までの放送番組が録画予約対象として
設定されているか否かを検出すると共に、前記録画予約
対象として設定されていない番組の部分が検出されたと
きはその検出された番組の部分を含めて、全ての録画予
約された番組部分の記録を行なう第3のステップ(6
0、76)と、を少なくとも有することを特徴とする放
送番組の記録方法。
【0025】7) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して所定の記録領域に録画を行なう放送
番組の記録方法であって、予め取得した電子番組表に記
載される放送番組のうち、前記延長放送番組を前記録画
予約番組として選択するときは前記電子番組表に記載さ
れる前記延長放送番組の最大延長時間を検出すると共
に、前記繰り下げ放送番組を前記録画予約番組として選
択するときは前記電子番組表に記載される前記延長放送
番組の最大延長時間を検出する第1のステップ(76、
78)と、前記検出された最大延長時間を基に前記録画
予約番組の前記記録終了時刻を延長して設定する第2の
ステップ(76)と、前記延長して設定される前記録画
予約番組を記録するための前記所定の記録領域の大きさ
が不足しているときは、前記記録終了時刻に達する前で
あっても番組の記録を中断する第1の手法、又は前記録
画予約番組を記録する際に行なう番組信号の符号化を通
常行なう符号化よりも伝送レートを低下させた記録信号
として符号化を行なって記録する第2の手法、のいずれ
の手法を用いて録画を行なうかの録画方法を設定する第
3のステップ(79、76)と、を少なくとも有するこ
とを特徴とする放送番組の記録方法。
【0026】8) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を、放送受信時に取得される延長時間情報を基に延
長して録画を行なうための録画予約設定を行なって放送
番組を記録する放送番組の記録方法であって、予め取得
した電子番組表に記載される番組のうち、第1の放送チ
ャンネルで放送される第1の番組を前記録画予約番組と
して選択すると共に、前記第1の番組の放送予定時刻の
後に第2の放送チャンネルで放送される番組を、第2の
番組として録画予約する第1のステップ(79、76)
と、前記延長時間情報に基づいて延長して録画のなされ
る、前記第1の番組の前記記録終了時刻が、前記第2の
番組の録画予約開始時刻よりも後になるとされたとき
は、前記第1の番組の記録終了後に前記第2の番組の録
画を開始するか、又は前記第1の番組の記録を中断して
前記第2の番組の開始時刻より録画を開始するか、のい
ずれか一方を操作により選択して放送番組の録画予約設
定を行う第2のステップ(79、76)と、を少なくと
も有することを特徴とする放送番組の記録方法。
【0027】9) 放送予定時刻を延長して放送される
ことのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に
放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り
下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送
番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組記録装置であ
って、予め取得した電子番組表に記載される放送番組の
うち、前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択
するときは前記電子番組表に記載される前記延長放送番
組の最大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送
番組を前記録画予約番組として選択するときは前記電子
番組表に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を
検出し、且つ前記検出された最大延長時間を基に前記録
画予約番組の前記記録終了時刻を設定する録画予約番組
設定手段、を少なくとも具備して構成することを特徴と
する放送番組記録装置。
【0028】10) 放送予定時刻を延長して放送され
ることのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後
に放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰
り下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放
送番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終
了時刻を延長設定して所定の記録領域に録画を行なう放
送番組記録装置であって、予め取得した電子番組表に記
載される放送番組のうち、前記延長放送番組を前記録画
予約番組として選択するときは前記電子番組表に記載さ
れる前記延長放送番組の最大延長時間を検出すると共
に、前記繰り下げ放送番組を前記録画予約番組として選
択するときは前記電子番組表に記載される前記延長放送
番組の最大延長時間を検出し、且つ前記検出された最大
延長時間を基に前記録画予約番組の前記記録終了時刻を
延長して設定する録画予約時刻設定手段(76、78)
と、前記延長して設定される前記録画予約番組を記録す
るための前記所定の記録領域の大きさが不足していると
きは、前記記録終了時刻に到達する前であっても番組の
記録を中断する第1の手法、又は前記録画予約番組を記
録する際に行なう番組信号の符号化を通常行なう符号化
よりも伝送レートを低下させた記録信号として符号化を
行なって記録する第2の手法、のいずれの手法を用いて
録画を行なうかの録画方法を設定する録画方法設定手段
(73、76、79)と、を少なくとも具備して構成す
ることを特徴とする放送番組記録装置。
【0029】11) 放送予定時刻を延長して放送され
ることのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後
に放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰
り下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放
送番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終
了時刻を延長設定して録画を行なうための放送番組記録
用プログラムであって、予め取得した電子番組表に記載
される放送番組のうち、前記延長放送番組を前記録画予
約番組として選択する(S15)ときは前記電子番組表
に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
ると共に、前記繰り下げ放送番組を前記録画予約番組と
して選択するときは前記電子番組表に記載される前記延
長放送番組の最大延長時間を検出する第1のステップ
(S17)と、前記検出された最大延長時間を基に前記
録画予約番組の前記記録終了時刻を設定する第2のステ
ップ(S18)と、を少なくとも有し、コンピュータを
実行させるための放送番組記録用プログラム。
【0030】12) 放送予定時刻を延長して放送され
ることのある延長放送番組、又はその延長放送番組の後
に放送予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰
り下げ放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放
送番組を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終
了時刻を、放送受信時に取得される延長時間情報を基に
延長して録画を行なうための録画予約設定を行なって放
送番組を記録する放送番組記録用プログラムであって、
予め取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1
の放送チャンネルで放送される第1の番組を前記録画予
約番組として選択すると共に、前記第1の番組の放送予
定時刻の後に第2の放送チャンネルで放送される番組
を、第2の番組として録画予約する第1のステップ(S
15)と、前記延長時間情報に基づいて延長して録画の
なされる、前記第1の番組の前記記録終了時刻が、前記
第2の番組の録画予約開始時刻よりも後になる(S1
9)とされたときは、前記第1の番組の記録終了後に前
記第2の番組の録画を開始するか、又は前記第1の番組
の記録を中断して前記第2の番組の開始時刻より録画を
開始するか、のいずれか一方を操作により選択して放送
番組の録画予約設定を行う第2のステップ(S20)
と、を少なくとも有し、コンピュータを実行させるため
の放送番組記録用プログラム。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の放送番組の記録方
法、放送番組記録装置、及び放送番組記録用プログラム
の実施の形態につき、好ましい実施例により説明する。
図1は、その実施例に関わる放送番組の記録方法を搭載
した放送番組記録装置の概略ブロック図であり、その構
成と動作について述べる。
【0032】同図において、この放送番組記録装置40
は録画予約された番組を記録する記録部50、ランダム
アクセス記録及び再生を行う媒体部60、及び記録され
た番組を再生する再生部70よりなり、再生部70には
モニタTV90が接続され、またリモコン95が赤外線
により接続されるように概略構成されている。
【0033】そのように概略構成される放送番組記録装
置40の記録部50はTVチューナ51、A/D変換器
52、MPEG−2エンコーダ53、ストリームアナラ
イザ54、REC−FIFO55、EPG(Electronic
Program Guide)復号器56、及び管理テーブル生成器
57により構成され、また媒体部60はハードディスク
記録再生器61、ハードディスク63、及び書き込み読
み出し制御器65より構成され、そして再生部70はバ
ッファメモリ71、MPEG−2デコーダ72、OSD
(On Screen Display)73、D/A変換器74、管理
テーブル記憶器75、マイコン76、一時記憶メモリ7
8、及びリモコンインタフェース79より構成される。
【0034】次に、この様に構成される放送番組記録装
置40の動作について概説する。まず、ネットワークに
接続される図示しない番組情報センターより電子番組表
を得て、ないしは放送信号に多重される補助信号より電
子番組表信号を得、それらの得られた電子番組表信号を
OSD73により表示信号として生成してモニタTV9
0に表示し、その表示された番組情報を基にしてリモコ
ン95を操作するなどにより録画予約すべき番組を設定
する。
【0035】そのようにして設定された録画予約の設定
情報はマイコン76に接続される一時記憶メモリ78に
記憶され、その番組の録画開始時刻が近づいたとき、マ
イコン76より受信すべきチャンネル情報はTVチュー
ナ51に供給され、そのTVチューナ51では、アンテ
ナより入来する放送電波の内、供給された受信チャンネ
ル情報に基づく受信チャンネルの信号が選定されて受信
され、受信されて得られるビデオ信号はA/D変換器5
2に供給され、デジタル信号に変換されてMPEG−2
エンコーダ53に供給される。
【0036】そのMPEG−2エンコーダ53では、供
給された信号はISO/IEC(International Organi
zation for Standardization / International Electro
technical Commission)で定められたMPEG−2(mo
ving picture experts group- 2)標準規格に従ってG
OP(Group of Picture)を単位とする圧縮符号化がな
され、そのGOP単位の符号化に係る情報は管理テーブ
ル生成器57に供給されると共に、MPEG−2エンコ
ーダ53で所定の画質を得るためのビットレート(符号
化レート)の信号として圧縮符号化され、その圧縮符号
化のされた信号はストリームアナライザ54に供給さ
れ、そこでは圧縮符号化された信号の形式が解析され、
解析して得られる符号化情報信号、及び供給された圧縮
符号化信号はREC−FIFO55に供給される。
【0037】そのREC−FIFO55では記録(reco
rding)用信号のFIFO(first in first out)動
作、即ち供給される信号は一時記憶されて、供給された
順にその信号を出力する回路であり、その回路より供給
された信号はハードディスク記録再生器61に供給さ
れ、ハードディスク記録再生器61に供給された信号は
管理テーブル生成器57から供給される管理テーブル情
報と共にハードディスク63に記録される。
【0038】そのハードディスク63には、供給された
符号化信号はセクタサイズごとに分割されてハードディ
スク63の所定の記録領域に記録されるが、その分割さ
れて記録される信号は、管理テーブル生成器57よりマ
イコン76を介して書き込み読出し制御器65に供給さ
れて書込み位置が制御されるハードディスク63の所定
の記録領域に記録されるようになされている。
【0039】このようにして、チャンネル選択がなされ
て受信されたビデオ信号及び図示しない付随される音響
信号は圧縮符号化された映像信号、及び音響信号とさ
れ、それらの映像信号、及び音響信号はセクタサイズ毎
に分割されてハードディスク63の所定の記録領域に記
録されるため、複数種類の番組が予約されて記録される
ような場合であっても、その記録された番組の再生は管
理情報を基にして希望する番組は容易にアクセスされて
再生することができる。
【0040】次に、その様にして記録部60のハードデ
ィスク63に記録された圧縮符号化信号の再生について
述べる。まず、視聴者によりリモコン95の再生ボタン
が操作されたときは、その操作内容は変調された赤外光
線としてリモコンインタフェース79に伝送され、リモ
コンインタフェース79に伝送された操作内容に係る信
号はマイコン76に供給される。
【0041】そのマイコン76からは、操作内容に応じ
て生成された制御信号が書き込み読み出し制御器65に
供給され、その書き込み読み出し制御器65に供給され
た制御信号に基づいてハードディスク63の、所定の記
録領域部分がアクセス制御されて再生され、希望される
番組の録画信号が読み出され、読み出された信号はハー
ドディスク記録再生器61に供給される。
【0042】そのハードディスク記録再生器61では、
ハードディスク63より読み出された信号の増幅、及び
周波数応答特性などの補正が行われ、その特性などの補
正された信号はバッファメモリ71に供給され、そのバ
ッファメモリ71では、供給される圧縮符号化された映
像信号は一時記憶され、一時記憶された信号はMPEG
−2デコーダ72からの要求に応じて読み出されてその
MPEG−2デコーダ72に供給される。
【0043】そのMPEG−2デコーダ72では、供給
された圧縮符号化のなされた映像信号はMPEG−2標
準に基づいて復号化され、その復号化されて得られたデ
ジタルビデオ信号はOSD73を介してD/A変換器7
4に供給され、そこでデジタルビデオ信号はアナログビ
デオ信号に変換されてモニタTV90に供給されて、表
示される。
【0044】そのOSD73では、必要に応じてモニタ
TV90に表示される映像信号に多重して表示すべき表
示信号が生成され、その生成された表示信号は直接モニ
タTV90に表示される、ないしは復号化された映像信
号に多重された合成信号とされて表示されるためのデジ
タル映像信号が生成され、その生成されたデジタル映像
信号はD/A変換器74に供給され、モニタTV90に
供給されるアナログ映像信号が得られるようになされて
いる。
【0045】以上のようにして、セクタサイズ毎に分割
されて、高速にハードディスクの所定の記録領域に記
録、及び再生を行うことのできる放送番組記録装置で
は、その記録領域中の離れた位置に記録された番組も連
続して再生することができる、及び現在放送されている
番組の記録を行ないながら過去に録画した番組を現在に
向けて再生を行なう追っかけ再生ができる、及び放送中
の番組を現在から過去に連続的にタイムシフトしながら
視聴できるキャッシュ記録再生ができるなど、番組視聴
に好適な機能を有している。
【0046】そして、そのような好適な記録及び再生機
能を有する放送番組記録装置では、従来のタイムシフト
機能として用いられるVTR録画に比し、番組を手軽に
記録して再生するような使用方法が用いられ、特にキャ
ッシュ記録再生の場合であっても録画予約操作がなされ
る簡便な記録方法が普及されると考えられる。
【0047】そのようにして、頻度の高い録画予約の場
合では、例えば予約した番組に延長して放送される番組
が存在する、その延長して放送される番組と、録画記録
の希望される他の番組と放送時間が重複することも生じ
易くなる。
【0048】そして、記録媒体にハードディスクを用い
るアクセス性能の優れた放送番組記録装置では、ハード
ディスクに2つの番組を同時に記録する能力を有してい
るにも拘らず、価格が高価であるMPEG−2エンコー
ダは1つしか搭載しないのが通例であり、2つの番組の
映像信号を同時に圧縮符号化しながら記録する機能は有
していない。
【0049】次に、そのような番組の記録及び再生を行
う放送番組記録装置により、放送延長を伴ってなされる
放送番組の録画予約記録について更に述べる。図2に、
延長して放送される可能性のある番組を記述する電子番
組表の例を示す。
【0050】同図において、横方向は放送者であり、縦
方向は時刻を示している。そして、放送者Aにより19
時より放送の開始されるプロ野球は、試合が20時50
分頃までに終了するときはこの番組表による放送がなさ
れるが、試合時間を長く要しているときは最大午後9時
24分まで放送が延長されてなされ、その後に放送され
る番組は順次繰り下げられて放送されることを示してい
る。
【0051】放送番組記録装置のユーザは、この様に示
される電子番組表を、例えばリモコン95の電子番組表
ボタンを操作することによリ、一時記憶メモリ78に記
憶される電子番組表をマイコン76により読み出され、
その読み出された信号はOSD73に供給されて画像信
号に変換され、その変換された画像信号はモニタTV9
0に供給されて表示される。
【0052】その表示された電子番組表上での番組録画
予約は、ユーザによりリモコン95の矢印キー及び決定
キーが操作されて録画予約を希望する番組の選択が行な
われる。図3に、録画予約のなされた電子番組表の表示
例を示す。
【0053】同図において、放送者Aにより放送される
プロ野球と、放送者Bにより放送されるドラマが録画予
約されていることを太い破線により示している。これら
の番組の予約はリモコン95の操作ボタンを操作して録
画予約すべき番組を選定したものであるが、録画予約情
報の入力は新聞、ないしは週間番組情報誌に記載される
Gコード情報を用い、ないしは放送チャンネルと録画時
刻を入力する方法によってもよい。
【0054】そのような操作により入力された録画番組
情報は、予め放送番組記録装置側で取得した電子番組表
と比較され、該当する録画番組名の認識がなされると共
に、マイコン76ではその番組に係る記述情報の解析が
行われる。
【0055】すなわち、現在の電子番組表に記述される
番組に係る情報は文字コードが用いられて記述されてい
るため、その記述情報より予約されている放送者Aによ
り19時より放送される番組はプロ野球であり、通常の
放送時間は20時54分までであるが、放送時間はPM
9時24分まで延長される可能性があり、それ以降に放
送される番組は順次繰り下げられて放送されることが記
載されており、そのような放送時刻情報を文字コードに
よる記述分を解析することによリ得るようになされてい
る。
【0056】当然のことながら、そのような放送時間の
延長に係る情報は、電子番組表の伝送フォーマットが標
準化され、延長時間情報などが所定のパケットの位置で
伝送されることが定められれば、放送番組記録装置側で
はそのフォーマットにより伝送される時間情報を用いて
放送の延長情報を得ることができるため、文字コードに
より記述される情報を解析することなく延長放送情報な
どを取得することはできる。
【0057】このようにして、録画する番組名を電子番
組表上で特定することによリ、その番組の放送時刻に係
る情報が得られ、録画予約を設定するユーザは延長して
放送される番組部分の録画を行うか否かの設定を行う。
【0058】ここに示した表示例の場合では、ユーザは
21時より放送者Bにより放送されるドラマの録画を希
望しているが、放送番組の録画を行なう放送番組記録装
置は記録媒体にデジタル記録するための圧縮符号化回路
を1系統しか所有していないため、2つの映像信号を同
時に圧縮符号化を行って記録することはできなく、ここ
では録画する放送番組を1つに制限する必要がある。
【0059】そこで、ユーザは延長して放送される可能
性のある番組の終了時間を20時54分として入力した
場合であっても、放送番組記録装置は電子番組表に記載
される放送時間の延長情報を基にプロ野球の録画終了時
刻を21時24分となるように自動延長機能により録画
終了時刻の延長設定を行なうか否かの切り換えを行なえ
るようにする。
【0060】そして、その自動延長機能のオンを行なう
ことによリ録画予約のされている時間枠が21時24分
の時刻まで変更表示され、21時より録画予約されてい
るドラマと録画時間に重複があることの認識がされる。
【0061】録画設定を行なうユーザは、延長の可能性
のある放送者Aの番組を21時24分まで記録するか、
あるいは21時00分より開始されるドラマの最初より
録画を行うかの選択を行ない、放送番組記録装置はその
選択された方法による録画予約の設定を行う。
【0062】その録画予約時刻の設定は、プロ野球の録
画終了時刻を20時54分にする、21時00分に
する、又は21時24分にするなどの設定方法がある
が、プロ野球の開始されていない録画予約の操作時点で
は放送延長のされる可能性の判断ができないため、通常
はを選択しドラマの最初の部分より録画を行なうこと
になるが、その設定はユーザの嗜好レベルによって適当
な録画時間の設定がなされる。
【0063】以上のようにして、ここに示した例によれ
ばユーザが録画を希望する番組を選択することによリ、
放送番組記録装置側では予めネットワークを介して、な
いしは放送番組に多重されて伝送される電子番組表に記
述される情報を解析することによリその録画番組の延長
放送に係る情報、及び延長放送に伴いその時間分遅延し
て放送される番組の繰り下げ情報を得、その得られた情
報を基に放送時刻の変更がなされる可能性を予め認識す
ることによリ、録画を希望する番組の延長放送部分を録
画する場合は、他の放送者により放送される番組の録画
時刻との時刻の重複を調べ、ユーザは嗜好に合わせた番
組の録画予約設定を行えるようにするものである。
【0064】そして、そのような延長番組に対する録画
の方法を、予め延長番組を優先させて録画する方法によ
るか、又は延長番組の録画を優先しないで録画する方法
によるか、などの2つの方法のうち、通常の選択はどち
らで行うかをデフォルト設定しておくことによリ、録画
設定を行うときに、自動的にユーザに適した方法による
延長番組を考慮した録画予約による記録開始及び終了時
刻の自動設定がなされるものである。
【0065】さらに、現在の電子番組表の伝送は、電子
番組表の伝送規格として番組の延長の可能性、及び延長
される場合の最大延長時間に係る情報の記述フォーマッ
トは規定されていないが、電子番組表に記述される文字
列を解析することによりそれらの情報は抽出可能であ
り、文字列を解析した結果により上記の番組の延長放送
に係る録画時刻の更新処理に対応が可能である。
【0066】そしてまた、電子番組表に記述される放送
延長の情報は、録画予約を行うユーザがその情報を目
視、及び認識することにより上記の対応は可能であるも
のの、ユーザが多忙なときに行う録画予約の場合では、
その情報を見落とす可能性もあり、また電子番組表によ
り提供される文字列をマイコン76などにより解析して
上記の対応を行うことは、録画予約による記録ミスを防
止するためにも必要である。
【0067】さらにまた、放送の延長は5分の倍数でし
か行われないことを経験則として適用すれば、最大延長
時間は上記の例では30分であると判定でき、それ以降
の番組に延長の影響を示す情報がない場合であっても、
その日の後続する番組は翌日の未明の放送休止時間帯ま
で延長の影響を受けることは明らかであるので、放送番
組記録装置は番組の繰り下げ放送に対しても記録ミスが
生じないような録画予約時間の自動設定を行なうように
している。
【0068】次に、その録画予約の自動延長設定につい
て更に述べる。その自動延長によって、他の録画予約番
組と受信される時刻に重複がある場合である。
【0069】図4に、繰り下げて放送される可能性のあ
る番組を記述する電子番組表の例を示す。同図におい
て、放送者Aにより21:00〜21:54に放送され
る料理番組と、同日の放送者Bにより22:00〜2
2:54に放送されるうた番組の録画予約の設定がなさ
れる場合が示されている。
【0070】そして、放送者Aにより同日の19:00
〜20:54に野球放送がなされ、その野球放送は最大
30分間延長される可能性があることが野球放送の番組
欄に記述されており、その後に放送者Aにより放送され
る番組は延長された時間分だけ繰り下げられて放送され
る。
【0071】その繰り下げ放送がある場合でも料理番組
の全てを録画するためには、料理番組の録画予約時間帯
を21:00〜22:24と終了時刻を30分延長させ
て記録する必要があるが、その延長された時間帯は放送
者Bにより放送されるうた番組と重複してしまう。
【0072】その重複する番組を同時に記録するために
は2系統の映像信号回路を有する必要があり、実際の装
置では特に高価である圧縮符号化回路は1系統のみを有
することになるので、重複する時間にはどちらか一方の
放送者により放送される番組しか録画できない。
【0073】そのどちらの番組の記録を優先するかはユ
ーザの嗜好により決められるものであり、この繰り下げ
放送がなされる番組の録画を、前述の野球放送の録画時
に行うような自動延長の中止処理を行うようなデフォル
トとして設定される固定的な選択処理により解決するこ
とはできない。
【0074】従って、このようにして、繰り下げ放送な
どのために、重複する記録時間帯が生じてしまうような
複数番組の録画予約がなされようとしたときに、その録
画予約が重複されることをマイコン76により電子番組
表の解析した最大延長放送の情報を基に録画予約番組の
記録終了時刻を自動更新し、その更新された記録時刻情
報を基に録画時間の重複が検出されたときは、マイコン
76は重複時間情報をOSD73に供給し、そのOSD
で生成された録画時間重複情報はモニタTV90に表示
されるようにしてユーザに警告し、ユーザ側ではその警
告情報を基に優先する方の番組を選択して録画設定を行
なうようにする。
【0075】以上、異なる放送者により放送される複数
番組の録画設定を行うに際し、少なくとも一つの番組が
繰り下げ放送される可能性のある場合の録画予約の設定
方法について述べた。
【0076】次に、同一の放送者によりなされる繰り下
げ放送のなされる場合のある複数番組の録画予約につい
て述べる。図5に、同一放送者によりなされる繰り下げ
放送の可能性のある番組の録画予約を説明するための録
画予約設定の場合と時刻との関係を例示する。
【0077】同図において、横軸は説明に用いるための
(1)〜(5)の場合を示しており、縦軸は番組表と同
様に時間が上から下の方に進む時刻を示している。ここ
で番組Aは例えば野球放送であり標準放送時間帯は1
9:00〜20:54であり、その番組Aは最大延長時
間は30分であるとして電子番組表に記述されている。
【0078】そして、番組Bの標準放送時間帯は21:
00〜21:54であり、また番組Cの標準放送時間帯
は22:00〜22:54であるが、これらの番組B及
びCは番組Aの放送時間の延長に伴い、その時間分だけ
繰り下げられて放送されるが、ユーザは番組B及び番組
Cの録画予約を希望していることを太枠により示してい
る。
【0079】同図における場合(2)は、番組Aが30
分延長して放送された場合の番組B及び番組Cの繰り下
げられてなされる放送時刻を示したものである。このよ
うに、同じ放送者により放送される番組の場合では、番
組Aの延長に伴う番組B及びCの録画終了時刻の延長処
理がなされて重複する時間部分が生じる場合でも、番組
B及び番組Cとして記録された記録部分の、いずれかの
記録部分にそれらの番組の記録情報が含まれていれば、
番組を録画し損なうことはなくなる。
【0080】従って、前述のような録画時刻の自動繰り
下げ処理により仮に重複する時間部分が生じるような場
合であっても、録画予約設定時にエラーとして警告を行
う必要はなく、設定された録画予約情報に従った録画の
実行を行なうようにする。すなわち、例えば同図におけ
る番組Bを録画予約した後に番組Cを録画予約したよう
な場合では、番組Bの終了時刻は30分延長されて2
2:24になる可能性があるため、その延長された番組
の部分は録画予約されている番組Cとの時刻で重複する
こととなる。一方、録画予約する番組が、番組Aと番組
Cであるような場合では、番組Aの延長された終了時刻
21:24の後に番組Cの記録が22:00より開始さ
れるため、2つの番組の記録時間が重複することはない
ことになる。
【0081】このようにして、重複される、ないしは重
複されることなく設定された録画予約情報に従った録画
が実行され、ハードディスクに記録された番組を再生す
るときに、そのハードディスクの該当する録画部分を、
管理テーブル75に記録されるアドレス情報を基にして
アクセスしながら再生するようにして、所定の番組の再
生を行う。
【0082】そして、その録画された番組の再生は、放
送が繰り下げて放送されなかった場合には、例えば番組
Cの最初の部分は番組Bとして記録された後半部分に記
録されており、番組Cの再生は、番組Bの後半部に記録
される番組Cの前半部を再生し、次に番組C記録部の最
初の位置より記録されている番組Cの後半部を再生する
ようにする。
【0083】このようにして、ランダムアクセスが可能
である記録媒体に記録された繰り下げ放送がなされなか
った、あるいは繰り下げ放送がなされた複数の番組の録
画予約設定を行って記録した番組は、それぞれの番組の
記録領域に分割されて記録されることになるが、その分
割記録された記録部分は番組の該当記録部分を指定して
再生を行なうことができるが、その動作について更に述
べる。
【0084】同図に示す場合(3)は番組Aが最大30
分延長されるとしたときの録画予約を例示したものであ
るが、例えば21:00〜22:24の時間帯に受信さ
れる番組を番組Bとして録画し、番組Cは22:30〜
23:24として、番組Bは録画時間を30分長くし、
続く番組Cは録画時間を30分シフトして録画予約した
場合である。
【0085】このように録画予約されて記録された場合
は、番組Aが30分延長されたときは番組Bの最初の部
分に番組Aなどが記録されるが、記録開始より30分以
降には番組Bが、また番組Cの記録領域には番組Cが過
不足なく録画されている。
【0086】しかし、番組Aの延長放送がなされなかっ
たときは、番組Bの記録領域の終わりの部分24分間に
番組Cの最初の24分間が録画され、次の番組Cの記録
領域には途中6分間分の放送が記録されずに22:30
から放送された番組Cの後半30分間の内容が録画され
ている。
【0087】この場合(3)による方法では、録画を致
命的に破綻させるような動作は行われていないが、番組
Cが分断されており録画のされない番組部分があり、こ
のような分断されて記録される可能性のある録画予約、
ないしは録画された番組が分断されて再生されるとき
は、分断されて再生される録画であることをモニタTV
90に表示するようにする。
【0088】しかしながら、番組に記録されない部分が
存在する可能性のあることは好ましくなく、次に全ての
番組部分を記録する方法について述べる。すなわち、番
組Bと番組Cは、前記場合(1)と場合(2)で示され
る時間帯の間でなされるが、番組の繰り下げ放送の時間
に関係なく全ての番組部分を記録する方法について述べ
る。
【0089】即ち、番組Bの放送内容を最大30分の繰
り下げ放送の可能性があるとして録画するためには、2
1:00〜22:24の録画予約により全ての番組部分
の記録を行なえるが、番組Bの録画に続けて番組Cの録
画を行う場合では、番組Cの録画予約は場合(3)の2
2:30〜23:24ではなく、場合(4)に示す2
2:24〜23:24とする。
【0090】場合(4)に示した方法の代りに場合
(5)として示す番組Bの録画予約設定を21:00〜
22:30とする方法によってもよく、場合(4)、及
び場合(5)のいずれの場合においても、放送の繰り下
げ時間が最大延長時間以内であれば、番組B及び番組C
で放送される全ての番組部分を番組Bないしは番組Cの
記録領域部分に記録することができるため、ランダムア
クセスが可能なハードディスクに記録された番組B及び
番組Cの再生は、連続した番組として再生ができるもの
である。
【0091】そして、番組Bと番組Cの間に挿入されて
放送される番組の放送時間が最大延長時間以内であるよ
うな場合には、番組Bの標準開始時刻より、番組Cの標
準終了時刻に最大延長時間を加算した、例えば21:0
0〜23:24までを連続して記録し、そのようにして
記録された番組B及びCの再生は所望の記録場所をラン
ダムアクセスにより検索して記録番組の再生を行なうよ
うにする方法によってもよい。
【0092】そのような記録、再生の場合では、番組は
連続して記録されているので、放送延長の有無にかかわ
らず、また延長される時間の長さにもよらなく、サーチ
機能を用いて希望する番組の頭出しを行って再生するこ
とができる。
【0093】しかし、番組が分割されて記録されるよう
な場合では、番組の分割部分の再生処理を連続した番組
として再生する必要があるが、自動的に2つの番組間で
シームレスな再生ができれば最も好ましいが、仮にシー
ムレス再生ができないような場合であっても2つの番組
部分が連続的に再生できる場合は、前記のような記録残
し部分がある場合に比して好適であるといえる。
【0094】このようにして、録画の希望される番組が
2つの番組録画領域に跨って記録される場合は、一方の
番組を視聴した後にその番組の消去を行う場合がある。
しかし、そのようにして1つの番組の記録領域に2つの
番組部分が記録されているような場合では、他方の番組
部分を消去してしまうことになるので、番組記録領域の
消去動作がなされるときは、「一方の番組の消去が他方
の番組の視聴に影響を与えることがあります」などのコ
メントを表示することにより、ユーザの注意を喚起する
必要がある。
【0095】そして、上記の場合(3)〜(4)に示す
方法で予約して録画した場合、番組Cの再生を番組C記
録領域の最初の部分より再生しようとしたとき、繰り下
げ放送がなされていないときには、番組Cの最初の部分
は番組Bの後半部分に記録されているため、番組Cの記
録領域を指定して再生するときは番組Cの最初の部分か
ら再生されない。
【0096】そこで、番組Cの再生操作がなされたとき
に「この番組の先頭部分は別の番組の終わり部分に録画
されている可能性があります」などのような表示を行う
ことによリユーザは番組Cの最初の部分より視聴するた
めの操作を行なうことが可能となる。
【0097】また、ユーザによる録画予約の操作時に、
番組Bと番組Cを場合(5)のようにして21:00〜
22:30及び22:30〜23:24として設定した
後に、ユーザが番組Bの録画予約を中止するようなとき
で、21:00〜22:30の予約が取り消される場合
では、番組Cの予約時刻を変更しなければならない。
【0098】その録画予約時間の変更は番組Cの予約時
間を22:00〜23:24に変更する必要があり、こ
のような予約取り消しの変更は録画予約の実行前の任意
の時刻になされるおそれがあり、そのような場合であっ
ても録画予約のされた番組に記録のされない番組部分が
あってはいけない。
【0099】そこで、同一放送チャンネル放送される番
組が録画予約されて記録が実行されるときには、仮に録
画しようとする番組の最初の部分ないしは最後の部分を
含め、全ての番組部分の録画がなされることをマイコン
76により判定し、仮に記録を予定していた番組部分を
記録するための番組の予約が取り消されているような場
合であっても、その記録の行われない番組部分を検出
し、放送が延長される可能性のある番組に後続する複数
の番組の録画は予約設定のされた番組の全ての番組部分
を記録するようにし、設定された録画予約番組全ての記
録を実行するようにする。
【0100】一方、そのような延長処理がなされなけれ
ば録画する記録領域が不足することなく記録される場合
であっても、延長された番組部分を録画することにより
必要な記録領域が不足する場合もある。そして、この実
施例に示す放送番組記録装置はMPEG−2エンコーダ
53で行われる圧縮符号化の符号化レートが可変される
ようになされているが、指定されたビットレートで記録
するときに記録領域が不足するような場合には、ビット
レートを低下させた符号化により自動延長記録を行な
う、ないしはビットレートを低下させない代りに自動延
長記録を行わないといった選択ができるようになされて
いる。
【0101】そして、そのような自動延長記録は、延長
放送時間が最大延長時間に達しないで延長放送が終了し
ているような場合は、実際に放送される番組の延長時間
を検出することによリ番組の延長録画、ないしは繰り下
げ録画のための延長時間を実際になされた延長時間とし
て記録を行なうことができる。
【0102】そのような延長放送の終了に係る情報は、
例えばキー放送者より番組を中継するようにして放送す
る地方局に対して、映像信号の垂直帰線期間に多重され
て伝送される延長放送終了の3分前信号を検出すること
によリ延長放送の終了情報として得る方法がある。
【0103】そして、2003年以降に開始される地上
波デジタル放送などでは、番組の放送が延長される場合
にその情報が得られるときは、実際の延長放送の終了時
刻が近づいたときに得られるような検討がなされてい
る。
【0104】そのようにして、番組の録画予約を行うと
きは最大延長時間で放送された場合を想定して録画予約
の設定を行うが、その延長対象とされる番組の終了間際
で実際の延長時間情報を得ることができることになる。
【0105】従って、延長の可能性のある番組、ないし
は繰り下げ放送のなされる可能性のある番組の録画予約
設定を行う場合に、その実際に延長されて放送される時
間に応じて、前述の図3を用いて説明した他の放送者に
より放送される番組と延長放送される番組の記録時間が
重複する可能性があり、そのような延長放送終了間近で
ないと確定されない延長放送との重複に係り、延長放送
と他の放送者による放送のいずれを優先して記録するか
は、ユーザの嗜好に応じて選択されるようにするのが好
ましい。
【0106】その選択は、延長される放送時間が他の録
画番組の開始時刻以前に終了しなかったときに、その
延長番組の記録を終了させて他の放送者により放送され
る番組を記録する、延長される番組の終了を待って他
の放送者により放送される番組を記録する、ないしは
他の放送者により放送される番組の記録を行なわない、
などの記録方法を事前に選択できるようにするものであ
る。
【0107】以上のようにして、録画予約設定のされた
番組は、放送時間を延長して行われる放送番組による放
送に対して、及び延長放送の後に放送される繰り下げ放
送に対しても、電子番組表を解析して得られる最大延長
時間を基に記録終了時刻を延長することによリ1つ以上
の録画予約番組に対しても好適な録画予約を設定するた
めの環境を実現できると共に、延長放送を行う放送者か
ら放送される番組の予約設定された全ての番組部分は録
画されるようになされる。
【0108】さらには、延長放送時間情報が得られるよ
うな放送番組記録装置の場合においては、実際に得られ
た延長時間情報を基に更に効率的な放送番組の記録を行
なうことができるため、録画予約設定の頻度の高いラン
ダムアクセス可能な記録媒体を用いる放送番組記録装置
により、好適な番組視聴環境を実現することができる。
【0109】次に、そのような番組視聴環境を実現する
ためのコンピュータプログラムについて述べる。図6
に、番組の録画予約設定を行うためのコンピュータプロ
グラムに係るフローチャートを示す。
【0110】同図において、放送番組記録装置の電源投
入時等にS11により電子番組表が取得済みであるか否
かが認識され、取得がなされていないときはS12によ
りネットワークを介して、又は放送される番組に付随し
て伝送される電子番組表を取得し、その取得した電子番
組表はマイコン76を介してS13により一時記憶メモ
リ78に一時記憶される。
【0111】その取得された電子番組表の表示は、その
ためのリモコン95が操作された情報がリモコンインタ
フェース79より得られるなどによりマイコン76に伝
送され、S14においてマイコン76は取得された電子
番組表情報をOSD73に供給し、そのOSD73では
記述された電子番組表情報が表示のための画像信号に変
換されてモニタTV90に供給されて、表示される。
【0112】そのようにして表示された電子番組表を基
に、S15においてユーザにより録画予約する番組をリ
モコン95の矢印キー及び決定キー等が操作され、その
操作情報はリモコンインタフェース79を介してマイコ
ン76に供給され、マイコン76により録画予約設定の
された番組名が認識される。
【0113】その録画予約番組名を認識したマイコン7
6は、S16において電子番組表の記述内容を解析し、
設定された録画予約番組は放送時間延長の対象とされる
番組であるか、及び延長の対象とされる番組の後に放送
される繰り下げ対象の番組であるかが判断される。
【0114】そして、延長放送、ないしは繰り下げ放送
対象の番組であるとされるときは、S17により延長対
象とされる番組の最大延長時間が検出され、S18によ
りその検出された最大延長時間を基に録画予約された番
組の録画終了時刻の更新設定がなされる。
【0115】そして、S19により、既に録画予約設定
のされている番組と、延長放送対象、ないしは繰り下げ
放送対象の番組の更新された録画予約時間との間で、録
画予約時間に重複があるか否かが検査され、放送時間が
重複している番組があるときにはS20によりそれらの
番組の間での録画優先度が設定されるようにして、S2
1で全ての録画予約番組の設定が行われるまでS15以
降の動作が実行される。
【0116】以上のようにして、録画予約の設定がなさ
れるが、S19による録画時間の重複が同一放送者によ
り放送される番組として検出されたときは、マイコン7
6は前述の図5を基に述べた番組の録画予約時間の設定
動作を行う。
【0117】以上、放送番組記録装置に内蔵されるマイ
コン76を実行させるためのコンピュータプログラムの
動作について、関連する回路ブロックの制御動作と共に
述べた。
【0118】そして、その放送番組記録装置は、上述の
記録時間の自動設定処理の他に、所定の時刻が到来した
ときに入力ソースを変更するなどの機能も有しており、
その入力ソースの変更は、受信される放送番組がMPE
G−2方式により圧縮符号化されたビットストリームで
あるときは、そのビットストリームを直接ストリームア
ナライザ54に供給して録画を開始するなど、TVチュ
ーナ51を介さないでデジタル映像信号が供給される場
合などにおける入力ソースの変更も含むものであり、そ
のような場合はMPEG−2エンコーダは1系統でよい
ため、ハードディスクに記録された信号の再生を同時に
行わない場合では、2系統の映像信号の録画を行うこと
も可能である。
【0119】さらに、媒体部に用いられる記録媒体はハ
ードディスクを中心として述べたが、記録媒体は高速ア
クセスが可能な媒体、例えば光磁気ディスク、RAM
形、又はRW形のDVD、そして半導体メモリ形記録媒
体等の他の記録媒体を用いた装置にも適用できる。
【0120】以上詳述したように、ランダムアクセス可
能な記録媒体に延長放送のなされる可能性のある放送者
から放送される番組、及び延長放送のなされない放送者
から放送される番組を録画予約により設定される録画予
約番組に、記録されない番組部分を生じさせないための
手法を中心として述べた。
【0121】従来の録画予約設定では、ユーザが印刷さ
れた放送番組表を基に延長される放送番組の延長部分を
記録するための設定までは行われていたが、延長番組が
生じたことによる繰り下げ放送に対する録画時間の設定
は、容易には行えてはいなかった。
【0122】従って、上述した録画番組の自動延長設定
記録機能を有する放送番組記録装置は、ユーザが録画を
希望する番組を電子番組表の情報を基に設定することに
よリ、放送時間の延長、ないしは繰り下げ情報が得られ
て録画番組の未記録番組部分が生じないように記録延長
時間の設定、及び記録時間が重複するときはその重複に
係る警告、及びユーザにより好ましい録画方法の選択が
なされるようになされており、必要な録画時間の延長設
定がなされて放送番組の記録がなされるものである。
【0123】そのようにして、所定の記録容量を有する
ハードディスクに対して必要な延長時間のみを設定して
録画を行うため、録画延長時間をユーザの予想により適
当に大きく設定するよりも媒体効率の良い記録を行なう
ことができ、特に記録及び消去を容易に実行できるハー
ドディスクレコーダの場合では手軽に番組の録画予約を
行うことによリ、タイムシフト機能を活用した、好適で
快適な番組視聴環境を実現することができる。
【0124】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、延長放送
番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時刻を
延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め取得
した電子番組表に記載される番組を録画予約番組として
選択すると共に延長放送番組の最大延長時間を検出して
録画予約番組の記録終了時刻を設定するようにしている
ため、延長放送番組又は繰り下げ放送番組に係る記録時
刻の自動予約設定ができる放送番組の記録方法を提供で
きる効果がある。
【0125】また、請求項2記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約を、操作によ
り放送チャンネル及び放送時刻情報を入力して放送番組
の録画予約設定を行う場合に、録画予約設定のされた放
送番組は、記録終了時刻を自動的に延長設定して録画を
行なう放送番組の対象とされない録画予約であることを
表示するようにしているため、延長放送番組又は繰り下
げ放送番組に係り録画ミスを防ぐための警告を行うこと
のできる放送番組の記録方法を提供できる効果がある。
【0126】また、請求項3記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、操作
により、放送チャンネル及び放送時刻情報を入力して放
送番組の録画予約設定を行い、その入力された放送チャ
ンネル及び放送時刻情報を、予め取得した電子番組表に
記載される放送チャンネル、及び放送時刻情報と比較す
ることによリ、録画予約設定のされた番組を録画予約番
組として検出すると共に、その電子番組表に記載される
延長放送番組の最大延長時間を検出し、検出された最大
延長時間を基に録画予約番組の記録終了時刻を設定する
ようにしているため、延長放送番組又は繰り下げ放送番
組の放送延長、ないしは放送時刻の遅延を基にした記録
時刻の自動予約設定をできる放送番組の記録方法を提供
できる効果がある。
【0127】また、請求項4記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1の放
送チャンネルで放送される第1の番組を録画予約番組と
して選択し、及び第1の番組の放送予定時刻後に第2の
放送チャンネルで放送される番組を、第2の番組として
選択して録画予約し、且つ電子番組表に記載される延長
放送番組の最大延長時間を検出して、検出された最大延
長時間を基に録画予約番組の記録終了時刻を設定し、第
1の番組に係る録画予約番組の記録終了時刻が、第2の
番組の録画予約開始時刻の後に設定されるときは、第1
の番組の記録終了後に第2の番組の録画を開始するか、
又は第1の番組の記録を中断して第2の番組の開始時刻
より録画を開始するか、を操作により選択して放送番組
の録画予約設定を行うようにしているため、延長放送番
組又は繰り下げ放送番組に係る記録時刻の自動予約設定
をユーザの嗜好に応じて行うことのできる放送番組の記
録方法を提供できる効果がある。
【0128】また、請求項5記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうち、放送され
る第1の番組を録画予約番組として選択し、及び第1の
番組の後に同一の放送チャンネルで放送される番組を、
第2の番組として録画予約し、さらに電子番組表に記載
される延長放送番組の最大延長時間を検出すると共に、
その検出された最大延長時間を基に録画予約番組の記録
終了時刻を設定し、且つ第1の番組に係る録画予約番組
の記録終了時刻が、第2の番組の録画予約開始時刻の後
に設定されるときは、第1の番組の記録終了後も記録を
中断することなく第2の番組の延長設定された記録終了
時刻まで放送番組を続けて録画するように録画予約を設
定するようにしているため、同一放送チャンネルで放送
される延長放送番組又は繰り下げ放送番組に係る番組部
分の全ての記録を行なうための記録時刻の自動予約設定
を好適に行える放送番組の記録方法を提供できる効果が
ある。
【0129】また、請求項6記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうち、所定の番
組を録画予約番組として選択し、また電子番組表に記載
される、延長放送番組の最大延長時間を検出すると共
に、その検出された最大延長時間を基に録画予約番組に
係る記録終了時刻を設定し、さらに録画予約番組の記録
開始時刻より記録終了時刻までの全ての番組部分が録画
予約対象として設定されているか否かを判定し、録画予
約対象として設定されていない番組部分があるときはそ
の番組部分を含めて全ての番組部分の録画を行うように
しているため、延長放送番組又は繰り下げ放送番組に係
り録画予約設定のなされる番組の全てを記録するための
記録時刻の自動予約設定をできる放送番組の記録方法を
提供できる効果がある。
【0130】また、請求項7記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうちの、所定の
番組を録画予約番組として選択し、及び電子番組表に記
載される延長放送番組の最大延長時間を検出して得られ
る最大延長時間を基に録画予約番組の延長した記録終了
時刻を設定し、その設定された録画予約番組を記録する
ための所定の記録領域の大きさが不足しているときは、
記録終了時刻に達する前であっても番組の記録を中断す
る第1の手法、又は録画予約番組を記録する際に行なう
番組信号の符号化を通常行なう符号化よりも伝送レート
を低下させた記録信号として符号化を行なって記録する
第2の手法、のいずれかの手法を選定して設定するよう
にしているため、延長放送番組又は繰り下げ放送番組に
係り、記録時刻が自動予約設定された番組を延長して記
録する際の、延長された番組部分を含めて行う録画方法
を設定できる放送番組の記録方法を提供できる効果があ
る。
【0131】また、請求項8記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1の放
送チャンネルで放送される第1の番組を録画予約番組と
して選択すると共に、第1の番組の放送予定時刻の後に
第2の放送チャンネルで放送される番組を、第2の番組
として録画予約する場合に、延長時間情報に基づいて延
長して録画のなされる、第1の番組の記録終了時刻が、
第2の番組の録画予約開始時刻よりも後になるとされた
ときは、第1の番組の記録終了後に第2の番組の録画を
開始するか、又は第1の番組の記録を中断して第2の番
組の開始時刻より録画を開始するか、を選択して放送番
組の録画予約設定を行うようにしているため、延長放送
番組又は繰り下げ放送番組に係る記録時刻の実際の延長
時間を考慮し、予約設定された番組の延長して記録され
る部分の録画方法を設定できる放送番組の記録方法を提
供できる効果がある。
【0132】また、請求項9記載の発明によれば、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了時
刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予め
取得した電子番組表に記載される番組のうちの、所定の
番組を録画予約番組として録画予約番組選択手段により
選択し、電子番組表に記載される延長放送番組の最大延
長時間を最大延長時間検出手段により検出し、及び最大
延長時間を基に録画予約番組の記録終了時刻を録画予約
番組設定手段により設定するようにしているため、延長
放送番組又は繰り下げ放送番組に係る記録時刻の自動予
約設定をできる放送番組記録装置の構成を提供できる効
果がある。
【0133】また、請求項10記載の発明によれば、延
長放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予
め取得した電子番組表に記載される番組のうちの、所定
の番組を録画予約番組として録画予約番組選択手段によ
り選択し、また電子番組表に記載される延長放送番組の
最大延長時間を検出し、さらに最大延長時間を基に録画
予約番組の延長した記録終了時刻を録画予約時間設定手
段により設定し、且つ延長した録画予約番組を記録する
所定の記録領域の大きさが不足しているときは、記録終
了時刻に到達する前であっても番組の記録を中断する第
1の手法、又は録画予約番組を記録する際に行なう番組
信号の符号化を通常行なう符号化よりも伝送レートを低
下させた記録信号として符号化を行なって記録する第2
の手法、を録画方法設定手段により設定するようにして
いるため、延長放送番組又は繰り下げ放送番組に係る記
録時刻の自動予約を設定するに際し、延長されて記録さ
れる部分の記録方法を選定して録画予約設定のできる放
送番組記録装置の構成を提供できる効果がある。
【0134】また、請求項11記載の発明によれば、延
長放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予
め取得した電子番組表に記載される番組のうちの、所定
の番組を録画予約番組として選択し、及び電子番組表に
記載される延長放送番組の最大延長時間を検出し、その
検出された最大延長時間を基に録画予約番組の記録終了
時刻を設定するようにしているため、延長放送番組又は
繰り下げ放送番組に係る記録時刻の自動予約設定ができ
る、コンピュータを実行するための放送番組記録用プロ
グラムを提供できる効果がある。
【0135】また、請求項12記載の発明によれば、延
長放送番組又は繰り下げ放送番組の録画予約の記録終了
時刻を延長設定して録画を行なう放送番組の記録を、予
め取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1の
放送チャンネルで放送される第1の番組を録画予約番組
として選択すると共に、第1の番組の放送予定時刻の後
に第2の放送チャンネルで放送される番組を、第2の番
組として録画予約するようにし、且つ延長時間情報に基
づいて延長して録画のなされる第1の番組の記録終了時
刻が、第2の番組の録画予約開始時刻よりも後になると
されたときは、第1の番組の記録終了後に第2の番組の
録画を開始するか、又は第1の番組の記録を中断して第
2の番組の開始時刻より録画を開始するか、のいずれか
一方を操作により選択して放送番組の録画予約設定を行
うようにしているため、延長放送番組又は繰り下げ放送
番組に係る録画予約された番組の実際の放送時刻に合わ
せた記録時刻の自動予約設定ができる、コンピュータを
実行するための放送番組記録用プログラムを提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る放送番組記録装置の概略
ブロック構成を例示した図である。
【図2】本発明の実施例に係る延長される放送番組を記
述する電子番組表を例示した図である。
【図3】本発明の実施例に係る延長される番組の録画予
約のされた電子番組表を例示した図である。
【図4】本発明の実施例に係る繰り下げ放送番組を記述
する電子番組表を例示した図である。
【図5】本発明の実施例に係る同一放送者によりなされ
る繰り下げ放送番組の録画予約を例示した図である。
【図6】本発明の実施例に係る番組の録画予約設定を行
うコンピュータプログラムのフローを例示した図であ
る。
【符号の説明】
40 放送番組記録装置 50 記録部 51 TVチューナ 52 A/D変換器 53 MPEG−2エンコーダ 54 ストリームアナライザ 55 REC−FIFO 56 EPG復号器 57 管理テーブル生成器 60 媒体部 61 ハードディスク記録再生器 63 ハードディスク 65 書き込み読み出し制御器 70 再生部 71 バッファメモリ 72 MPEG−2デコーダ 73 OSD 74 D/A変換器 75 管理テーブル記憶器 76 マイコン 78 一時記憶メモリ 79 リモコンインタフェース 90 モニタTV 95 リモコン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法であっ
    て、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
    る第1のステップと、 前記検出された最大延長時間を基に前記録画予約番組の
    前記記録終了時刻を設定する第2のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  2. 【請求項2】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なうための放送番組の記録方法で
    あって、 操作により、放送チャンネル及び放送時刻情報を入力
    し、放送番組の録画予約設定を行う第1のステップと、 前記録画予約設定のされた放送番組は、記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の対象とされない録
    画予約であることを表示する第2のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  3. 【請求項3】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法であっ
    て、 操作により、放送チャンネル及び放送時刻情報を入力
    し、放送番組の録画予約設定を行う第1のステップと、 前記設定された放送チャンネル及び放送時刻情報を、予
    め取得した電子番組表に記載される放送チャンネル、及
    び放送時刻情報と比較することによリ、前記録画予約設
    定のされた番組を前記録画予約番組として検出する第2
    のステップと、 前記電子番組表に記載される、前記延長放送番組の最大
    延長時間を検出すると共に、前記最大延長時間を基に前
    記録画予約番組の前記記録終了時刻を設定する第3のス
    テップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  4. 【請求項4】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法であっ
    て、 予め取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1
    の放送チャンネルで放送される第1の番組を前記録画予
    約番組として選択すると共に、前記第1の番組の放送予
    定時刻の後に第2の放送チャンネルで放送される番組
    を、第2の番組として録画予約する第1のステップと、 前記電子番組表に記載される、前記延長放送番組の最大
    延長時間を検出すると共に、前記最大延長時間を基に、
    前記録画予約番組の記録終了時刻を設定する第2のステ
    ップと、 前記第1の番組に係る前記録画予約の記録終了時刻が、
    前記第2の番組の録画予約開始時刻の後に設定されると
    きは、前記第1の番組の記録終了後に前記第2の番組の
    録画を開始するか、又は前記第1の番組の記録を中断し
    て前記第2の番組の開始時刻より録画を開始するか、の
    いずれか一方を操作により選択して放送番組の録画予約
    設定を行う第3のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  5. 【請求項5】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法であっ
    て、 予め取得した電子番組表に記載される番組のうち、放送
    される第1の番組を前記録画予約番組として選択すると
    共に、前記第1の番組の後に同一の放送チャンネルで放
    送される番組を、第2の番組として録画予約する第1の
    ステップと、 前記電子番組表に記載される、前記延長放送番組の最大
    延長時間を検出すると共に、前記最大延長時間を基に、
    前記録画予約番組の記録終了時刻を設定する第2のステ
    ップと、 前記第1の番組に係る前記録画予約番組の前記記録終了
    時刻が、前記第2の番組の録画予約開始時刻の後に設定
    されるときは、前記第1の番組の記録終了後も記録を中
    断することなく前記第2の番組の延長設定された記録終
    了時刻まで続けて録画するように録画予約設定を行う第
    3のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  6. 【請求項6】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組の記録方法であっ
    て、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
    る第1のステップと、 前記検出された最大延長時間を基に、前記録画予約番組
    に係る前記記録終了時刻を、又は複数の録画予約番組が
    あるときはそれら複数の全ての録画予約番組に係る記録
    終了時刻を設定する第2のステップと、 前記1つ又は複数ある録画予約番組の、全ての番組の記
    録開始時刻より前記記録終了時刻までの放送番組が録画
    予約対象として設定されているか否かを検出すると共
    に、前記録画予約対象として設定されていない番組の部
    分が検出されたときはその検出された番組の部分を含め
    て、全ての録画予約された番組部分の記録を行なう第3
    のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  7. 【請求項7】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して所定の記録領域に録画を行なう放送番組の
    記録方法であって、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
    る第1のステップと、 前記検出された最大延長時間を基に前記録画予約番組の
    前記記録終了時刻を延長して設定する第2のステップ
    と、 前記延長して設定される前記録画予約番組を記録するた
    めの前記所定の記録領域の大きさが不足しているとき
    は、前記記録終了時刻に達する前であっても番組の記録
    を中断する第1の手法、又は前記録画予約番組を記録す
    る際に行なう番組信号の符号化を通常行なう符号化より
    も伝送レートを低下させた記録信号として符号化を行な
    って記録する第2の手法、のいずれの手法を用いて録画
    を行なうかの録画方法を設定する第3のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  8. 【請求項8】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻
    を、放送受信時に取得される延長時間情報を基に延長し
    て録画を行なうための録画予約設定を行なって放送番組
    を記録する放送番組の記録方法であって、 予め取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1
    の放送チャンネルで放送される第1の番組を前記録画予
    約番組として選択すると共に、前記第1の番組の放送予
    定時刻の後に第2の放送チャンネルで放送される番組
    を、第2の番組として録画予約する第1のステップと、 前記延長時間情報に基づいて延長して録画のなされる、
    前記第1の番組の前記記録終了時刻が、前記第2の番組
    の録画予約開始時刻よりも後になるとされたときは、前
    記第1の番組の記録終了後に前記第2の番組の録画を開
    始するか、又は前記第1の番組の記録を中断して前記第
    2の番組の開始時刻より録画を開始するか、のいずれか
    一方を操作により選択して放送番組の録画予約設定を行
    う第2のステップと、 を少なくとも有することを特徴とする放送番組の記録方
    法。
  9. 【請求項9】放送予定時刻を延長して放送されることの
    ある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送予
    定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ放
    送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組を
    録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻を
    延長設定して録画を行なう放送番組記録装置であって、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出
    し、且つ前記検出された最大延長時間を基に前記録画予
    約番組の前記記録終了時刻を設定する録画予約番組設定
    手段、 を少なくとも具備して構成することを特徴とする放送番
    組記録装置。
  10. 【請求項10】放送予定時刻を延長して放送されること
    のある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送
    予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ
    放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組
    を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻
    を延長設定して所定の記録領域に録画を行なう放送番組
    記録装置であって、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出
    し、且つ前記検出された最大延長時間を基に前記録画予
    約番組の前記記録終了時刻を延長して設定する録画予約
    時刻設定手段と、 前記延長して設定される前記録画予約番組を記録するた
    めの前記所定の記録領域の大きさが不足しているとき
    は、前記記録終了時刻に到達する前であっても番組の記
    録を中断する第1の手法、又は前記録画予約番組を記録
    する際に行なう番組信号の符号化を通常行なう符号化よ
    りも伝送レートを低下させた記録信号として符号化を行
    なって記録する第2の手法、のいずれの手法を用いて録
    画を行なうかの録画方法を設定する録画方法設定手段
    と、 を少なくとも具備して構成することを特徴とする放送番
    組記録装置。
  11. 【請求項11】放送予定時刻を延長して放送されること
    のある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送
    予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ
    放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組
    を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻
    を延長設定して録画を行なうための放送番組記録用プロ
    グラムであって、 予め取得した電子番組表に記載される放送番組のうち、
    前記延長放送番組を前記録画予約番組として選択すると
    きは前記電子番組表に記載される前記延長放送番組の最
    大延長時間を検出すると共に、前記繰り下げ放送番組を
    前記録画予約番組として選択するときは前記電子番組表
    に記載される前記延長放送番組の最大延長時間を検出す
    る第1のステップと、 前記検出された最大延長時間を基に前記録画予約番組の
    前記記録終了時刻を設定する第2のステップと、 を少なくとも有し、コンピュータを実行させるための放
    送番組記録用プログラム。
  12. 【請求項12】放送予定時刻を延長して放送されること
    のある延長放送番組、又はその延長放送番組の後に放送
    予定時刻より繰り下げて放送されることのある繰り下げ
    放送番組のうちの、少なくともいずれか一方の放送番組
    を録画予約番組とし、その録画予約番組の記録終了時刻
    を、放送受信時に取得される延長時間情報を基に延長し
    て録画を行なうための録画予約設定を行なって放送番組
    を記録する放送番組記録用プログラムであって、 予め取得した電子番組表に記載される番組のうち、第1
    の放送チャンネルで放送される第1の番組を前記録画予
    約番組として選択すると共に、前記第1の番組の放送予
    定時刻の後に第2の放送チャンネルで放送される番組
    を、第2の番組として録画予約する第1のステップと、 前記延長時間情報に基づいて延長して録画のなされる、
    前記第1の番組の前記記録終了時刻が、前記第2の番組
    の録画予約開始時刻よりも後になるとされたときは、前
    記第1の番組の記録終了後に前記第2の番組の録画を開
    始するか、又は前記第1の番組の記録を中断して前記第
    2の番組の開始時刻より録画を開始するか、のいずれか
    一方を操作により選択して放送番組の録画予約設定を行
    う第2のステップと、 を少なくとも有し、コンピュータを実行させるための放
    送番組記録用プログラム。
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