JP4966917B2 - 録画再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビ(TV)放送などの受信、録画、再生などの機能を備える録画再生装置、受像機、情報処理装置などに関し、特に、複数の番組の視聴方法に関する。
衛星放送やケーブルTV等の普及によるTV放送の多チャンネル化が進んでいる。また、IPブロードキャストなどのデータ通信技術も開発されている。また、ユーザ(視聴者)には、HDD(ハードディスクドライブ)等を内蔵した録画機能を備えるテレビや、HDDレコーダ等の録画再生装置の普及が進んでいる(まとめて録画再生装置と総称する)。これらに伴い、放送中の番組や録画しておいた番組を効率良く視聴するための様々な技術が提案されている。例えば、番組を録画しておき後で視聴(再生)する技術や、録画した番組のハイライトシーンを抽出する機能(ダイジェスト機能)を備える録画機(レコーダ)を用いて短時間でハイライトシーンだけを視聴する技術が開発されている。
特開平9−65287号公報(特許文献1)には、放送されているコンテンツ(番組)を解析してハイライトシーンを抽出する技術について記載されている。
特開2004−320092号公報(特許文献2)には、放送されているコンテンツを解析し、放送終了後に任意の圧縮率にダイジェストして視聴する技術について記載されている。
また、テレビ番組の視聴中に電話対応や来客対応が必要になった時などに、一時的な録画機能を利用して、あたかも放送中の番組を一時停止し、後に再生や早送りを用いて視聴できるようにする、所謂「追いかけ再生」と呼ばれる技術が開発されている。
例えば、特開平6−14274号公報(特許文献3)には、放送されているコンテンツをバッファ(メモリ)に一時保存することで、時間をずらせて視聴する技術について記載されている。
また、ユーザが視聴している番組にあまり興味が持てない場合など、他のチャンネルで放送している番組を調べるためにチャンネルを順番に切り替える、ザッピングと呼ばれる行為がよく行われており、このような動作を効率化するための技術が提案されている。
例えば、視聴中のTV番組がCM(コマーシャル)に入った時(「CM入り」)に自動的にザッピングする技術として、特開平5−316440号公報(特許文献4)には、CM放送を検出して他のチャンネルの映像を一定時間毎に切り替えてマルチ画面に表示する技術について記載されている。
また、特開2003−219307号公報(特許文献5)には、CM放送を検出して他のチャンネルの映像を一定時間毎に切り替えて小画面に表示する技術、及び、CM終了時(「CM明け」)に元の状態に復帰する技術について記載されている。
一方、CM入りの時にユーザの注意を逸らさないようにするための技術として、特開2002−51300号公報(特許文献6)には、視聴中の番組(表番組)におけるCM中に、当該表番組のハイライトシーンを再生する技術について記載されている。
なお、上記のようなハイライトシーンまたはダイジェストの再生に関しては、例えば野球やサッカーなどの生中継のスポーツ番組のハイライトシーンだけをリアルタイムで視聴したいとか、歌番組であれば贔屓の歌手が映っているシーン等の特定のシーンだけを効率良く視聴したいといったユーザの要求も考えられる。このような要求に応える技術についてはまだ実現されていないが、今後実現される可能性はある。
また、例えば、ユーザが同時間帯に放送される2つの番組を視聴したい場合、一方の番組(表番組)については、放送されている時間、即ちリアルタイムに視聴し、他方の番組(裏番組)については、その間録画しておき、後にその録画しておいた番組(またはそのダイジェスト)を視聴する、といった一般的な録画再生方法しかなかった。
特開平9−65287号公報 特開2004−320092号公報 特開平6−14274号公報 特開平5−316440号公報 特開2003−219307号公報 特開2002−51300号公報
従来技術(録画再生装置及び視聴方法)では、以下のような問題点がある。
前記同時間帯の2つの番組を視聴したい場合において、表番組の視聴中にCM入りした時に裏番組にチャンネルを切り替える、ユーザによるザッピング等の方法では、必ずしも裏番組の視聴したいシーンを視聴することができず、ハイライトシーンの見逃し等の恐れがある。また、上記方法では、表番組のCM明けに合わせてチャンネルを裏番組から表番組に戻すことは困難である。言い換えれば、2つの番組の視聴におけるスムースなチャンネルの切り替え、及びそれによるシーンの連続性の確保などは、困難である。
また、前記同時間帯の2つの番組を視聴したい場合において、前記一般的な録画再生方法では、裏番組に関する視聴のリアルタイム性は得られない。即ち、裏番組を視聴する日時が時間的に後にずれる。また、この方法では、録画した裏番組の視聴のためには、表番組のリアルタイムの視聴と合わせて全体で、相応の時間を要してしまう。
従来技術では、上記のような番組の切り替えの際のシーンの連続性を確保するための技術や、リアルタイム性を確保しながら裏番組のダイジェストを生成し視聴するための技術などについては言及されていない。
上記をまとめると、主な問題点として、(1)ユーザが同時間帯の2つ以上の番組をハイライトシーン等の見逃し無く効率的に視聴することは難しい。(2)また、ユーザがそれらの番組をできる限りリアルタイムでかつ長い時間を要さずに視聴することは難しい。このような問題点を解決する技術は提供されていない。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、上記2つ以上の番組(チャンネル)の視聴方法に係わり、上記のような問題点を解決できる技術を提供することである。即ち、上記ユーザが同時間帯の2つ以上の番組を視聴したい場合において、時間軸上及び画面で、視聴したいシーン(ハイライトシーンまたはダイジェスト等)をスムースに切り替えて見逃し無く効率的に視聴(再生)することができ、また、できる限りリアルタイムでかつ長い時間を要さずに視聴することができる技術(以下では同時視聴または疑似同時視聴と称する)を提供することである。
また更なる目的は、上記のような同時視聴の概念、機能を、ユーザが直感的に理解及び操作することができるユーザ・インタフェース等の技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明の代表的な実施の形態は、放送の受信、再生、及び録画等の機能を備える録画再生装置、及び放送の視聴方法などの技術であって、前記同時間帯の2つ以上の番組(またはチャンネル)の視聴(同時視聴)を実現する処理制御を含むものであり、以下に示す構成を有することを特徴とする。
本装置は、第1の番組(表番組)を受信する第1の受信部と、第2の番組(裏番組)を受信する第2の受信部とを含む、放送を受信する2つ以上の受信部と、第2の番組を記憶装置等へ録画する録画部(録画制御部)と、受信や録画のデータをもとに映像や音声を出力する再生部(録画再生部、切り替え部等)と、第2の番組の録画をもとに第2の番組のダイジェストを生成するダイジェスト生成部と、第1の番組の中のコマーシャル(CM)の時間を予測する又は予め知る予測手段と、ユーザにより指定される第1と第2の番組を含む同時間帯の2つ以上の番組をユーザが視聴するための制御(同時視聴の制御)を行う制御部と、を有する。そして、制御部は、第1の番組の再生中、そのCM時間(CM入りからCM明けまで)を利用して、第2の番組のダイジェストもしくは第1の番組とは異なるコンテンツの再生へ切り替える。
(1) 本装置において、制御部は、受信部の出力を用いて第1の番組(表番組)を画面等へ再生し、当該第1の番組におけるCM入りを検出し、予測手段を用いて当該CMのCM明けまでの時間を予測し、当該予測されたCM時間とそれまでの第2の番組(一部)の録画データ(例えば前回のCM入りから今回のCM入りまで)とをもとに、ダイジェスト生成部を用いて当該第2の番組(一部)のダイジェストを生成し、CM入りに伴い当該ダイジェストの再生へと切り替え、CM明けに伴い第1の番組の再生へ切り替える。
また上記装置において、番組再生画面または録画予約画面などから、同時視聴に関する第2の番組などをユーザが自由に指定、設定する手段(ユーザ・インタフェース等)を有する。また、CMだけでなくニュースや天気予報のような短い時間の番組をCMと同様に扱って同時視聴に利用するための手段を有してもよい。
また上記装置において、制御部は、第1の番組と第2の番組のダイジェストとの切り替えの際、画面内にその時の切り替えの状態を表すメッセージを表示してユーザに知らせる。
また上記装置において、記憶装置に、番組のCM時間を予測するためのデータベース等を保持して利用してもよい。
(2) また、本装置において、第1の番組のデータを一時保存するバッファ(メモリ等)を有し、ダイジェスト生成部は、第2の番組を構成するフレーム群を評価して高い評価値のフレームをハイライトシーンとして検出する。そして、制御部は、第1の番組を再生しつつ、第2の番組のハイライトシーンのフレームを検出し、フレームの検出により、第1の番組の再生を中断し、第2の番組のハイライトシーンを含んで成るダイジェストの再生へ切り替えると共に、第1の番組についてはバッファに一時保存する。そして、当該ダイジェストの再生が終了すると、バッファを用いて、中断した時点の第1の番組の続きの再生へ切り替える。
ダイジェスト生成部は、第2の番組(一部)を通常再生したときの時間(a)に対しダイジェストの再生にかかる時間(b)の割合(圧縮率α=b/a)を用いて、第2の番組のダイジェストの再生のためのプレイリスト情報を作成する。圧縮率αは、言い換えれば、ダイジェスト生成対象となる第2の番組の一部の時間(a)に対する、第1の番組の中の予測CM時間(b)のことである。制御部は、予測CM時間などをもとに決定される圧縮率αから、第2の番組のダイジェストを生成(準備)する。
以上の構成により、ユーザは、2つ以上の番組を、シーンの連続性を確保し、かつ同時性(リアルタイム性)を満たしながら、視聴することができる。なお上記同時性については、単一画面全体で一方の番組を視聴している時に別の番組を視聴することは不可能であるので、あくまで擬似的な同時性を意味している。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明の代表的な実施の形態によれば、ユーザが同時間帯の2つ以上の番組を視聴したい場合において、前述のような同時視聴が可能となる。また更に、その新たな概念、機能を、ユーザが直感的に理解及び操作することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1〜図13を用いて、本発明の実施の形態1における録画再生装置及び視聴方法について説明する。実施の形態1は、表番組のCM時間に裏番組ダイジェストを再生(視聴)するものである。
<録画再生装置>
図1は、本実施の形態の録画再生装置のブロック構成を示している。録画再生装置(本体)10は、ディスプレイ20、スピーカ30、リモコン40、及びアンテナ90等と接続することにより、TV放送番組が視聴可能な構成例である。本体10は、CPU11、チップセット12、メインメモリ13を中心に、I/O(入出力)として、2つのテレビチューナ(放送受信部)であるチューナA100,B110、記憶装置160、サウンドチップ14、リモコン受光部15等を有する構成である。
本体10では、CPU11が、メインメモリ13上に展開されたプログラムに従って、リモコン受光部15で受けたリモコン40からのユーザ指示などを解釈し、チップセット12経由で各I/Oの制御を行う。例えば、TV放送の受信、ディスプレイ20への再生(動画像表示)、スピーカ30への音声出力の制御や、TV放送の記憶装置160への録画、記憶装置160にある録画データの再生の制御が行われる。また、放送波に含まれるEPGデータの表示、及びユーザからの録画予約の受付けなどが行われる。なお、従来一般的に提供されているEPGデータには、詳しいCM時間の情報などは含まれていない。
<ソフトウェアモジュール>
図2は、本録画再生装置10のソフトウェアモジュールの構成を、説明のために簡略化して示している。各処理部を結ぶ矢印は、授受されるデータ等のパスを示している。なお、本発明に直接関係しない、著作権保護のための暗号化・復号化の機能や、通常の録画再生機能などについては、説明を省略する。また、音声についても、映像と同様に処理可能であるため、映像の処理を例に説明する。
裏番組同時視聴制御部(制御部)150は、本発明の特徴の1つであり、表番組と裏番組の2つの番組の同時視聴(その機能)を制御する。本実施の形態では、説明の簡単のため、チューナA100で表番組(第1の番組)を受信し、チューナB110で裏番組(第2の番組)を受信するものとする。例えば、第1のチャンネルで放送される表番組(第1の番組)と、第2のチャンネルで放送される裏番組(第2の番組)とが、同時視聴の対象となる。勿論チャンネルや番組はユーザにより自由に選択可能である。また、本録画再生装置10が提供する設定手段(ユーザ・インタフェース)を用いて、ユーザの操作により、同時視聴の対象となるチャンネル、番組を自由に指定、設定が可能である。
2つの受信部である、チューナA(表番組用の第1のチューナ)100、チューナB(裏番組用の第2のチューナ)110は、それぞれ、アンテナ90で受信したTV放送波から、指定されたチャンネルの映像のデータストリームを取り出す。取り出されたデータストリームは、それぞれ、デコーダA102,B112によってデコードされ、バッファA104,B114、及び切り替え部(ディスプレイ入力切替部)170等を通じて、ディスプレイ20に送られる。
バッファ(104,114)は、デコーダ(102,112)によるデコード後のデータ(映像)を一時的に保存し、時間を少し遅らせて視聴(再生)することを可能にするためのものである。これは、所謂「タイムシフト再生」や「追いかけ再生」と呼ばれる機能を実現するためのバッファと同様のものである。なお、デコーダ(102,112)によるデコード前のデータをバッファする形態なども可能である。
CM検出部120は、チューナA100で受信したデータストリームのデコーダA102によるデコード結果(即ち表番組データ)から、CM入り及びCM明け(CM時間)を検出する。そして、CM検出部120は、データパス121を通じて、制御部150に、そのCM入り及びCM明けを通知する。制御部150は、この通知を受けて、切り替え部170等を制御し、ディスプレイ20の入力映像を切り替える。上記CM入り及びCM明けの検出は、映像を得るために必要なデコード等の処理に比べて、短時間で行うことができるため、スムースにディスプレイ20の入力映像を切り替えることができる。
記憶装置160は、録画制御部180の制御に従って、チューナB110で受信したデータストリーム(即ち裏番組)を、録画データ162として保存する。その他、記憶装置160は、画像評価データ161や、予測CM時間DB(データベース)163や、EPGデータや録画予約データ164などを保存する。画像評価データ161は、ダイジェスト生成部130で生成した、ハイライトシーン検出に係わるデータである。EPGデータや録画予約データ164は、通常の録画予約だけでなく、同時視聴の設定などに利用可能であり、当該同時視聴の設定データも含むものとする。EPGデータは、例えば放送波などで送られてくる。
予測CM時間DB163は、同時視聴の時の表番組のCM回数やそれぞれのCM時間(長さ)などを予測するためのデータである。本実施の形態では、本録画再生装置10の製造段階などにおいて、このデータベース163を予め登録しておく。このデータベース163の内容は、例えば、チャンネルによっては番組の切り替え時にのみ数分のCMを放送するとか、深夜時間にはそれぞれのCM時間が短いとか、番組のジャンルがアニメの場合には番組の最初と最後と番組途中の2回とでCMが入る、等といった情報である。即ち、このデータベース163の情報は、チャンネル、放送時間帯、番組ジャンルなどの情報をもとに予測されるCM回数とCM時間などを記憶させておくものである。本録画再生装置10(制御部150)は、予測CM時間DB163の情報と、EPGデータの表番組の情報とをもとに、表番組の実際のCM回数やそれぞれのCM時間などを予測する。
また、上記予測の成否から予測CM時間DB163を修正する処理、即ち学習による予測精度向上を行う形態としてもよい。
ダイジェスト生成部130は、チューナB110のデータストリームのデコーダB112によるデコード結果(即ち裏番組データのフレーム群)を受け取り、ダイジェスト生成のための評価処理を行う。ダイジェスト生成部130は、ダイジェスト再生すべきフレーム(画像)ほど高得点になるように各フレームを評価し、この評価値を、データパス131を通じて記憶装置160に画像評価データ161として格納する。高い評価値のフレームは、ハイライトシーンに対応する。また、ダイジェスト生成部130は、制御部150からデータパス151を通じて圧縮率α(ダイジェストの生成対象時間と再生対象時間の割合、詳しくは後述)などの情報を受け取る。そして、ダイジェスト生成部130は、その圧縮率αと画像評価データ161などに従い、ダイジェスト再生するシーン(フレーム)をプレイリスト情報として生成し、データパス132を通じて録画再生部140に渡す。プレイリスト情報は、時間軸上で再生するフレームを特定する、ダイジェストの開始と終了の時刻などの情報であり、これに従って再生した結果がダイジェストとなる。
録画再生部140は、制御部150からの制御用のデータパス152を通じた制御情報、及びダイジェスト生成部130からのプレイリスト情報に従って、記憶装置160の録画データ162を再生(ダイジェスト再生)する。再生されるダイジェスト映像(フレーム)は、データパス141及び切り替え部170を通じてディスプレイ20に送られる。
切り替え部170は、バッファA104からのデータパス105のデータ(表番組)、バッファB114からのデータパス115のデータ(裏番組)、録画再生部140からのデータパス141のデータ(裏番組ダイジェスト)を、制御部150からの制御用のデータパス153に従って切り替えてディスプレイ20へ出力する。
制御部150は、例えば録画予約データ164に同時視聴の予約(裏番組の指定など)がされている場合には、当該予約されている番組(裏番組)に対し、チューナB110のデータストリームの録画を録画制御部180に指示し、ダイジェスト生成部130にダイジェスト生成指示を行う。
また、制御部150は、CM検出部120からデータパス121によって表番組のCM入りを通知された時には、それまでの裏番組の録画時間と、予測CM時間DB163の情報(表番組の予測CM時間)から、圧縮率αを求める。そして、制御部150は、圧縮率αを、データパス151を通じてダイジェスト生成部130に送って、プレイリストの生成を指示する。それと共に、制御部150は、データパス152を通じて録画再生部140に、プレイリストに従ってダイジェスト再生するように指示し、データパス153を通じて切り替え部170に、録画再生部140からのデータパス141の出力データを選択するように切り替えを指示する。
また、制御部150は、CM検出部120からデータパス121によって表番組のCM明けを通知された時には、データパス153を通じて切り替え部170に、チューナA100等の側からのデータパス105の映像データを選択するように切り替えを指示する。
<リモコン>
図3は、リモコン40の一例である。リモコン40の発光部41は、押下されたボタンに応じたパターンで点滅する。リモコン受光部15は、この点滅パターンから、押下されたボタンを判別し、それに対応した動作を行う。
TV選択ボタン421、HDD選択ボタン422、EPG選択ボタン423が押下されると、それぞれ、録画再生装置10からの出力を、TV放送、録画済み番組画面、電子番組表(EPG)画面にする。
TV放送の視聴中であれば、チャンネルアップボタン444、チャンネルダウンボタン445による視聴中のチャンネルの切り替えや、録画ボタン441による視聴中の番組の録画指示を行うことができる。
録画済み番組画面からHDD(記憶装置160)に録画されている一つの番組を選択して再生すれば、巻戻しボタン431、再生/一時停止ボタン432、早送りボタン433、停止ボタン434等によって再生の制御を行うことができる。
EPG選択ボタン423が押下されると、図4の例に示されるようなEPGを用いた録画予約画面が表示される。
<録画予約画面>
図4を用いて、本実施の形態における録画予約画面について説明する。本例では、縦軸に放送される時間、横軸にチャンネルをとった、いわゆるラテ欄(新聞のラジオ・テレビ欄)の形式の電子番組表(EPG)画面において、同時視聴の設定を含む録画予約を行うことが可能である。
リモコン40の上ボタン401、下ボタン402、左ボタン403、右ボタン404によってフォーカス(枠)を上下左右に移動することができ、決定ボタン405によって、フォーカスされた番組の録画予約を決定することができる。
また、実施の形態では、同時視聴ボタン412を設け、同時視聴する裏番組を本画面から指定する例を示している。同時視聴ボタン412が押下されることによって、フォーカスされた番組を、同時視聴する裏番組として指定することができる。なお同時視聴する表番組はその都度の選択チャンネルの番組である。これに限らず、例えば、録画予約されている番組に対してもう一度決定ボタン405が押下されることによって上記裏番組を指定するような形態としてもよい。
予約された番組は、例えば太線枠で囲んで表示することによって、予約されていない番組と容易に識別できるようにされる。例えばチャンネル1の22:00の「ドラマ10時」という番組211を録画予約していることを示している。
指定された同時視聴の対象の裏番組は、例えば二重線枠で囲んで表示することによって、他の番組と容易に識別できるようにされる。例えばチャンネル3の19:30の「日本シリーズ第3戦生中継」という番組210を、同時視聴する裏番組として指定していることを示している。
このように録画予約画面において通常の録画予約と同様に同時視聴の番組を指定しておけば、ユーザは、指定した番組を気にすることなく別の番組(表番組)を視聴することができる。
例えばユーザが19:00から23:00まで、表番組として順に、番組200,201,202,203(太線枠)を視聴する場合、22:00から23:00の時間帯では番組211(「ドラマ10時」)が通常の録画予約がされているため、チャンネル2の番組203(表番組)を視聴している最中には、チャンネル1の番組211(裏番組)が録画される。この番組211(裏番組)の録画中における番組203(表番組)の途中のCM時間には、当該CMが視聴されることになる。
一方、19:30から21:54の時間帯では、チャンネル3の19:30からの番組210(「日本シリーズ第3戦生中継」)が同時視聴する裏番組として指定されている。そのため、この時間帯における表番組(番組201,202,203)の視聴中に、CM入りすると、当該画面で視聴される映像は、制御部150によって裏番組(番組210)のダイジェストに切り替えられる。そして、ダイジェストが視聴され、表番組のCM明けで、制御部150によって、表番組の映像を視聴するように切り替えられる。
このように表番組のCM中に裏番組のダイジェスト(ハイライトシーンを含む)を視聴するように切り替える制御によって、ユーザは、ほぼリアルタイムに、裏番組のハイライトシーンを見逃す恐れ無く視聴することができる。これによって、ユーザが、気になる裏番組がある場合に表番組のCM中にチャンネルを切り替える手間を省くことができる。またそればかりでなく、裏から表へチャンネルを戻すタイミングが遅れて表番組の一部を見損なうといったことを無くすことができる。
また、図4では、表番組として裏番組と異なる番組を視聴する例を基本として示した。これに関して、同時視聴の対象の裏番組として指定(設定)しているチャンネル(例:チャンネル3)を、表番組のチャンネルとして切り替え(選択)が行われた場合には、例えば以下のようにしてもよい。即ち、第1に、2つのチューナ(100,110)で同じ当該チャンネルを受信するようにしてもよい。その一方は通常再生が行われ、他方はダイジェストに備えて処理されることになる。
あるいは第2に、表番組のチャンネルの切り替えをせず(言い換えれば視聴中のチャンネルから裏番組指定済みの選択チャンネルへの切り替え及び通常再生を行わない)、以下のようにしてもよい。即ち、まず、表番組(視聴していたチャンネル)についてはバッファ(104)に録画した状態で、裏番組(選択チャンネル)のチューナ(110)等を用いてそれまでの裏番組ダイジェストを再生する。そしてその後に追いかけ再生を用いて裏番組のリアルタイム放送を視聴するようにする。
また、上記例(録画予約画面を用いた設定)に限らず、例えば、番組の視聴中に同時視聴ボタン412が押下されることによって、その視聴中の番組を裏番組に指定することができるようにしてもよい。
<同時視聴の詳細設定>
図5は、更に、裏番組ダイジェスト同時視聴設定画面(以下、設定画面)の一例を示している。EPG画面などで同時視聴を指示された番組(例えば図4の番組210)にフォーカスを合わせ、リモコン40の設定ボタン411が押下されると、図5のような設定画面が表示される。この設定画面は、本特徴である表番組と裏番組ダイジェストとの同時視聴に関する詳しい設定のための画面である。基本設定は、表番組CM中に裏番組ダイジェストを視聴するものである。
この設定画面では、例えば、設定枠310に示されているように、いつ(どのような条件で)裏番組ダイジェスト(ハイライトシーンを含む)を再生(視聴)するか等について、ユーザ設定可能である。具体的に、ボタン311のオンにより、表番組のCMのときだけ裏番組ダイジェストを見る、が基本として選択可能となっている。また、ボタン312により、表番組の途中(CM以外)でもダイジェストを見る、が選択可能となっている。この項目は、CM以外で表番組(本編やニュース等の短い時間の番組)に割り込んで裏番組ダイジェストを視聴するものである(実施の形態2で後述)。また、表番組の途中(CM以外)でもダイジェストを見る場合に関して更に、ボタン313により、裏番組の盛り上がり度がX%以上なら見る、が選択可能となっている。Xは、割り込みレベル314(盛り上がり度指示ボックス)に設定される値(例えば90)である。この項目は、ダイジェスト生成部130での評価(高評価フレーム検出)の条件(閾値)に係わる。
また、設定枠320に示されているように、表番組におけるCM以外のニュース等の短い時間の番組でCMと同様にダイジェスト視聴するか普通に視聴するか等について、ユーザ設定可能である。具体的に、基本設定ではそのような短い番組については普通に見るものとし、例えば10分未満のニュースや天気予報やその他の短い番組、10分〜20分の番組などのそれぞれの項目について、表番組として見るか見ないかを選択可能である。
<メッセージ表示>
また、本実施の形態の方法では、ユーザが画面で視聴中の内容が表番組なのか裏番組ダイジェストなのか等(種類や状態)を容易に認識できるようにするために、制御部150による映像の切り替え時には、簡単なメッセージ等を短時間だけ画面に表示する。このメッセージ等(画像やアイコン)の表示により、ユーザに上記種類や状態を知らせ、容易に認識させることができる。図6にそのメッセージの例を示している。
図6(a)のメッセージ501は、表番組のCM入りで、表番組から裏番組ダイジェストの視聴へ切り替えられた時(画面表示は裏番組ダイジェスト)に表示するメッセージ(「裏番組の視聴を開始します」)を示している。例えば画面の下部領域で映像に重ねて表示する。
図6(b)のメッセージ502は、表番組のCM明けで、裏番組ダイジェストから元の表番組の視聴へ切り替えられた時(画面表示は表番組)に表示するメッセージ(「表番組の視聴に戻りました」)を示している。
図6(c)のメッセージ503は、裏番組ダイジェスト視聴中にその全てのダイジェストを視聴し終えて表番組に戻った時(画面表示は表番組)に表示するメッセージ(「裏番組の視聴を終了しました」)を示している。
図6(d)のメッセージ504は、表番組のCM時間に視聴すべき裏番組ダイジェストが十分に準備されておらず、表番組のCM視聴を続ける時(画面表示は表番組)に表示するメッセージ(「裏番組の視聴はできません」)を示している。
上記メッセージ表示に限らず、裏番組ダイジェスト視聴中に、その旨を示す、文字やアイコン等を表示したり、画面に独特な枠を付けたりする方法なども有効である。
<裏番組ダイジェストの生成方法>
次に、本実施の形態の録画再生装置10及び視聴方法で用いる、裏番組ダイジェストの生成方法について説明する。ダイジェスト生成(再生)の方法自体は、各種の公知技術が使用可能である。以下では本実施の形態で用いるダイジェスト生成(再生)の仕組みについて簡単に説明する。処理の主体は主にダイジェスト生成部130である。
ダイジェスト生成(再生)の処理では、ダイジェストする対象となる番組(裏番組)を録画すると同時に(録画データ162)、そのフレーム毎に評価値が生成される(画像評価データ161)。前述のダイジェスト再生時に指定される圧縮率αに合わせて、評価値に関する閾値が決定される。
圧縮率αは、ダイジェスト生成対象(範囲)となる裏番組の全録画時間(時間的な区切りによる裏番組の一部の実際の放送(録画)の時間)(a)に対する、ダイジェスト再生時間(表番組のうちの予測CM時間)(b)の割合(α=b/a)である。
上記の閾値に比べて評価値が高いシーン(フレーム)のみを再生するように、前述のプレイリストが作成される。そして、作成したプレイリストに従って、録画した番組(裏番組のうちの特定のフレーム)を再生することによって、ダイジェスト再生が実現される。
ここで、上記閾値に比べて評価値が高いシーン(ハイライトシーン)の選択によるプレイリスト作成の処理では、単にフレーム毎の評価値が高い部分だけを選択するのではなく、好ましくは以下のように処理する。即ち、その評価値が高いシーンの前後などのシーン(フレーム)も含めて、複数の連続するフレームからなるシーンを選択する(それがダイジェストになる)。これによって、その評価値が高いシーンに対応する映像部分(ハイライトシーン)が、意味内容的に何を映しているのか等を、ユーザに容易に理解できるようにする。例えば、サッカーの生中継でゴールした直後の歓声で評価値が高い場合、そのゴールに至ったパス回しなどのシーンを、そのフレームの評価値が低くても含めるように、シーン(フレーム)を切り出す(選択する)。また、歌番組であれば、歌い出しからの数秒間の部分をシーンとして切り出し、頭出しだけのダイジェストを作成する場合がある。
再生されるダイジェストの良し悪しは、上記のような評価値の決め方及びシーンの選び方などに依存している。また例えば、ユーザの嗜好まで考慮して特定シーンをダイジェストとして抽出する方法などを用いても構わない。例えば贔屓の歌手やスポーツ選手を中心にダイジェストを生成する等の評価値の決め方やシーンの選び方が研究されており、そのような技術を用いてもよい。
本発明の実施の形態の主旨及び特徴は、上記のようなダイジェスト生成(再生)方法における詳細な機構(評価値の決め方やシーンの選び方)に依らずに実現でき、以降、所定の適切なダイジェスト生成方法を利用するものとして説明する。
<予測CM時間>
次に、図7〜図8を用いて、予測CM時間(表番組のCM時間の予測の処理)について説明する。本発明の実施の形態では、表番組のCM時間内に裏番組ダイジェストを視聴(再生)するために、表番組のCM明けの時刻(CM時間)を予測(予想)し、その時間内に視聴し終わるように、適切な長さの裏番組ダイジェストを生成(準備)することが必要である。特に、実際のCM時間にちょうど合った長さの裏番組ダイジェストを視聴できれば一番好ましい。勿論予測であるから必ずしもそれらの時間は一致しない。このようなダイジェスト生成に必要な表番組のCM時間を予測するために設けられたものが、本特徴の一つである予測CM時間DB163である。
図7のように、予測CM時間DB163において、各レコードには、チャンネル701、放送時間帯702、番組ジャンル703等の情報に対し、予測されるCM回数704、そのそれぞれのCM枠の予測CM時間705(#1〜#n)が保持されている。
レコードの値は、例えば、チャンネル701が4、放送時間帯702が19:00〜20:00、CM回数704が4、それぞれの予測CM時間705が5分、等である。
図8は、制御部150内に有するCM時間予測部900の働きを示している。CM時間予測部900は、録画予約データ164から、同時視聴する表番組のチャンネル(放送局)、放送時間帯(日時)、番組ジャンルなどの情報を取得する。そして、CM時間予測部900は、この情報をもとに予測CM時間DB163を検索し、その結果から予測CM時間910の情報を得る。得られた情報(予測CM回数、それぞれの予測CM時間など)は、ダイジェスト生成のために使用される。
例えば連続ドラマのように長期間同様のパターンで放送される番組では、予測CM時間DB163の検索結果をそのまま用いることが期待できる。しかしながら、連続ドラマでも初回や最終回に時間を拡大して放送する場合や、年末年始の特別編成された番組など、単純な検索結果からの予測では難しいケースもある。
よって、前述のようにCM時間予測部900に学習機能を持たせて予測CM時間DB163を更新することで、得られる予測CM時間910の精度を向上させる手段を設ける構成とすることがより好ましい。例えば、予測CM時間DB163に、番組タイトルを記憶するフィールド、及び番組タイトルを学習する機能を設け、番組タイトルを用いた検索を優先する。これにより、同じタイトル等の番組、例えば第2回以降の連続ドラマについては、精度高くCM時間を予測することが期待できる。
次に、以上を踏まえて、実施の形態1の装置及び方法における更に詳しい各種の処理(機能)について説明する。以降では、本実施の形態の技術における一つの鍵である、ダイジェストを生成するための圧縮率αなどの決定方法、及び、実際に視聴する表番組や裏番組ダイジェストの切り替えのタイミングなどについて、単純な例から実際的な例までを順に説明するものである。
<構成1−1>
図9を用いて、実施の形態1における第1の処理及び機能(構成1−1)として、最も基本的な視聴モデル及び対応処理などを示す。図9で、(A)は表番組(第1の番組)、(B)は裏番組(第2の番組)、(C)はユーザの実際の視聴(同時視聴)、(D)は予測CM時間を示す。本例では、(A)のような第1の番組を表番組として視聴すると共に、(B)のような第2の番組を裏番組として指定(登録)してダイジェスト再生する場合である。この場合に、(C)のように、ユーザが時間軸上及び画面で実際に視聴することになる内容(番組や裏番組ダイジェスト)が何でありどのタイミングであるか等を、対応付けて示している。
本例では、(A)表番組は、第1の番組として、時刻t0からt9の間に、本編(Aで表す){Aa〜Ad}及びCM{CMa〜CMd}が放送されている。本編は、CM(CMa〜CMd)により区切られる4つの部分{Aa1001,Ab1003,Ac1005,Ad1007}を有する。(A)では、(B)との同時間帯(t0〜t7)に、3回のCM{CMa1002,CMb1004,CMc1006}が放送され、また、その後t7〜t9に、1回のCM{CMd1008}が放送されている。(A)での実際のCM時間を太線枠で示す。
また、(B)裏番組は、第2の番組として、開始時刻(三角印)であるt0から終了時刻(三角印)であるt7までの間に、本編(Bで表す){Ba〜Bd}が放送されている。なお、(B)の処理では、本編のうちのCM部分も含めて評価されるため、本編とCMを区別する必要は無い。(B)は、ダイジェスト生成のために、(A)のCM入りの時刻t1,t3,t5を区切りにして、4つの部分{Ba1011,Bb1012,Bc1013,Bd1014}に分割されている(裏番組の一部などと称する)。
(D)予測CM時間は、前述の制御部150の予測などにより得たものであり、わかりやすいように、当該予測が(A)の実際のCM時間と一致した場合を示している。特に、CM明け時刻(t2,t4,t6,t9)が一致の場合である。(D)予測CM時間として、t0〜t9の間に、(A)のCMと対応して、4つの予測CM時間{CMa1032,CMb1034,CMc1036,CMc1038}を有する(点線枠で示す)。なお予測がずれた場合の処理については後述する。
(C)実際の視聴(同時視聴)は、そのうち、4つの部分{Aa1021,Ab1023,Ac1025,Ad1027}は、(A)表番組と同じ内容である。また、(C)のうち、(B)裏番組の各部分(Ba〜Bd)を元に生成して再生される4つの裏番組ダイジェスト(BDで表す){BDa1022,BDb1024,BDc1026,BDd1028}を有する。BDを太線枠で示す。なお本説明では裏番組の一部(Ba〜Bd)毎に対応して個別に裏番組ダイジェストと称する。
(C)の内容は、(A)、(B)、(D)等から決定される。具体的に、(A)表番組の本編(例:Aa1001,1021)の再生及び当該CM(例:CMa1002)のCM入り時刻(例:t1)の検出と、それまでの(B)裏番組の録画データ(例:Ba1011)と、当該CMに関する(D)予測CM時間(例:CMa1032)と、それらから決まる圧縮率α(例:Ba1011の長さに対するCMa1032の長さの割合)とに基づいて、裏番組ダイジェスト(例:BDa1022に対応するもの)が準備される。そして、その準備したダイジェスト(プレイリスト情報)が、(A)の当該CM時間(例:t1〜t2)に、裏番組ダイジェスト(例:BDa1022)として再生(視聴)される。(A)の当該CM(例:CMa1002)のCM明け時刻(t2)の検出により、本編(例:Ab1003,1023)の再生に切り替えられる。
本実施の形態において、予測CM時間に関して、表番組のCMの開始時刻及び終了時刻などをEPG情報などから予め知ることができる場合には、以下のようになる。即ち、前記図9に示したように、表番組の本編については放送時刻にそのまま視聴(再生)し、表番組のCM時間(予測CM時間)の長さに合わせて、それまでの裏番組ダイジェストを生成して視聴(再生)する。
例えば、CMa1002(CMa1032)の時間(t1〜t2)に合わせて裏番組の一部であるBa1011(t0〜t1)のダイジェストBDa1022が準備され、当該CM時間(t1〜t2)に視聴(再生)される。同様に、CMb1004の時間(t3〜t4)にはBb1012(t1〜t3)のダイジェストBDb1024が再生され、CMc1006の時間(t5〜t6)にはBc1013(t3〜t5)のダイジェストBDc1026が再生され、CMd1008の時間(t8〜t9)にはBd1014のダイジェストBDd1028が再生される。
<同時性の問題>
なお、表番組のCMの開始時刻及び終了時刻を予め知ることができる場合でも、ダイジェスト(プレイリスト)の生成処理などには相応の時間(僅かな時間)を要する。そのため、厳密には、実際の視聴での表番組と裏番組ダイジェストとの切り替え(特に表番組から裏番組ダイジェストへの切り替え)を、実際の放送における表番組の本編とCMの切り替わりの時刻と完全に同時刻で行うことは困難である。ただし十分に性能の高いCPU11等を用いて上記生成処理などを行うのであれば、上記切り替えの時間については、通常の人間の視聴に支障にならない程度に短くすることができるので問題無い。また、その切り替えの時間を考慮して、通常の人間の視聴に支障にならない程度、例えば0.5秒程度、実際の視聴(表番組の再生)を遅らせるように、バッファ(例えばバッファA104)を設けて処理する形態などとしてもよい。
<シーンチェンジの問題>
また、上記のような厳密な同時性の問題とは別に、表番組と裏番組ダイジェストとの切り替え(特に裏番組ダイジェストから表番組への切り替え)に関しては、シーンの切り替え(シーンチェンジ)の問題もある。前述のようにダイジェストはプレイリストに従って切り取られる複数のシーンによって構成されている。ユーザによるダイジェストの理解を容易にするためには、シーン途中の切り替えは好ましくない。即ち、裏番組ダイジェストから表番組への切り替えにおいて、ダイジェストのシーン途中で終わる表番組への切り替え、及び表番組のシーン途中から始まる切り替え等は好ましくない。例えば、裏番組としてドラマが指定されていた場合で、ある登場人物が話しているシーンの途中での切り替えは好ましくない。元々のシーンの切り替わりのタイミングでダイジェストから表番組へ切り替える方が好ましい。
このため、ダイジェストから表番組へシーン途中で切り替わることが無いように、表番組をある程度遅らせて視聴(再生)することができるように、表番組用のバッファ(例えば図2のバッファA104)を設けることが好ましい。この際に用意するバッファの大きさ(容量)としては、例えば、裏番組ダイジェストで作成されるシーンの最大時間分、あるいは当該シーンを映像の切り替わり等で分割できる場合にはその分割後のシーンの最大時間分を用意すればよい。
なお、1つのシーンが長時間、例えば30秒以上にわたって続く場合、裏番組ダイジェストから表番組への切り替えが遅れてしまうことがある。このため、1つのシーンが長く続く場合、息継ぎで無音になるタイミングなどで当該シーンを分割しておきその分割後のシーンを用いることが好ましい。本実施の形態では、番組が十分に短いシーンに分割されるように制御する。
また、上記シーンチェンジの問題については、後述の実施の形態2でもあらためて解決方法を詳細に説明する。本実施の形態では、複数のシーンがシーン途中ではなくシーン間で十分にスムースに切り替えられるように制御する。
本実施の形態において、予測CM時間に関して、表番組のCMの開始時刻及び終了時刻などをEPG情報などから予め知ることができない場合には、以下のようになる。即ち、表番組のCMの開始時刻に裏番組ダイジェストを生成する際、予測CM時間DB163を参照して、当該CMの終了時刻を予測し、それに応じた圧縮率αにより裏番組ダイジェストを生成する。この結果、すべてが予測通りのCM時間であった場合、前記図9に示したように、実際の放送のタイミングに合わせて視聴することができる。
以上のように、表番組本編と裏番組ダイジェストとの切り替えによる同時視聴が実現でき、ユーザは効率的に2つ以上の番組を視聴することができる。また、ユーザは、その同時視聴の機能を、前述のユーザ・インタフェース(設定手段)を利用して直感的に理解及び操作することができる。特に、同時視聴の対象となる裏番組をユーザが指定しておくことにより、表番組のCM時間に裏番組ダイジェストを自動的に再生(視聴)できるため、ハイライトシーンの見逃し等の恐れが無く、また、表番組のCM明けに合わせて自動的にチャンネルを切り替えて表番組の視聴に戻すことができる。特に、裏番組の一部(例:Ba1011)の終了後における表番組の最初のCM時間(例:CMa1002)に裏番組ダイジェスト(例:BDa1022)を視聴し終えることができるため、ほぼリアルタイムに裏番組の視聴が可能になる。また、録画した番組を後から視聴する場合に必要になる長い時間を取られることも無くなる。
次に、本実施の形態における、予測がずれる場合を考慮した、ダイジェスト生成方法などの処理について説明する。
<構成1−2>
まず、図10を用いて、実施の形態1における第2の処理及び機能(構成1−2)として、予測CM時間よりも実際のCM時間が短い場合の処理について説明する。図10で、(A)表番組、(B)裏番組、(C)裏番組ダイジェスト、(D)予測CM時間、(E)実際CM時間、(F)実際の視聴である。(C)は、(B)、(D)に応じて生成、準備したものである。(E)は、(A)のうちのCM時間と同じものを(D)等との比較のために示す。
本例では、上記場合として、(F)実際の視聴において、(A)表番組のCM(CMa1002)中に、(B)裏番組の一部(Ba1011)及び(D)予測CM時間(CMa1032)に対応して準備したダイジェスト(BDa1041)を再生し、その再生中、(D)のCM明けの時刻(t2’)よりも早い時刻(t2)に、実際の(A)のCM(CMa1002)が明けてしまった場合を示している。ダイジェスト生成処理では、(A)のCM(CMa1002)に関して、そのCM明け時刻を、予測CM時間DB163を参照して例えば時刻t2’であると予測している。そして、(C)のように、対応するダイジェスト(BDa1041)を生成(準備)している。しかし、実際には、t2’よりも早いt2でCMa1002が終了している。
(D)と(E)で比較して示すように、予測CM時間(CMa1051)よりも実際CM時間(CMa1002)の方が短かった場合、(F)実際の視聴の内容の選択方法のうちで最も単純な方法は以下である。即ち、(A)のCM(CMa1002)のCM明け(t2)で、裏番組ダイジェスト(BDa1041)の途中から表番組(Ab1003)へ切り替える方法である。つまり、(C)の準備したダイジェストBDa1041のうちの一部(t1からCM明け時刻t2までの部分)であるBDa1については、(F)のBDa1(1022a)のように再生され、当該CM明け時刻t2からは表番組本編(Ab1003)がAb1023のように再生される。この結果、t1〜t2ではBDa1(1022a)が視聴されるが、準備したダイジェストBDa(1041)のうちのその他の一部(CM明け時刻t2以降の部分)であるBDa2については、視聴されないまま残されている。この部分を未視聴ダイジェストと呼ぶことにする。
また本処理では、上記ダイジェストBDa1041のうちの未視聴ダイジェストBDa2については、(A)における次のCM(CMb1004)のCM入りの時刻t3から視聴するようにする。即ち(F)のt3からは、前回のCMに対応する未視聴ダイジェストBDa2(1024a)が再生される。この処理を未視聴ダイジェストの先送りと呼ぶことにする。
上記の未視聴ダイジェストの先送りに伴い、今回のCM時間(CMb1004)における(B)裏番組の一部Bb1012のダイジェストの再生に関しては、未視聴ダイジェストBDa2(1024a)を先に視聴する時間分だけ短くなるように生成される。即ち、(C)のダイジェストBDb1042のように準備され、(F)のBDb1024bのようにCM明け時刻t4まで視聴される(なお予測CM時間が一致の場合)。
以上のように、予測よりも実際のCM時間が短い場合でも、効率的に同時視聴が可能である。
<構成1−3>
次に、図11を用いて、実施の形態1における第3の処理及び機能(構成1−3)として、同じく、予測よりも実際のCM時間が短い場合における別の処理について説明する。第3の処理では、図11に示すように、図10のような未視聴ダイジェスト(例:BDa2)が存在する場合、それに対応付けられる裏番組の一部(例:Ba2(1011b))を、表番組の次のCM時間のダイジェスト生成に反映する。当該裏番組の一部(Ba2)は、次のCM入り時刻(例:t3)に評価し直され(ダイジェスト生成範囲1014)、裏番組ダイジェスト(例:BDb1044)に反映される。これを、未視聴ダイジェストの再ダイジェストと呼ぶことにする。
図11で、(A)表番組、(B)裏番組、(C)裏番組ダイジェスト、(D)実際の視聴である。本例でも、(B)の最初の裏番組の一部(Ba)に対応する(C)の最初の裏番組ダイジェストBDa1043に関して、CM明け(t2)までに対応する(D)のBDa1(1022a)までの視聴は、図10と同様に処理される。(D)のダイジェストBDa1(1022a)として視聴された部分を除いた未視聴ダイジェストBDa2が残る。視聴済みのBDa1に対応付けられる裏番組の一部がBa1(1011a)(時刻t1’まで)であり、未視聴のBDa2に対応付けられる裏番組の一部がBa2(1011b)(時刻t1’からCM入り時刻t1まで)である。
そして、次のCM時間(例:CMb1004)のための裏番組ダイジェスト(例:BDb1044)の生成方法が図10と異なる。この生成処理(再ダイジェスト)では、前の区切りの裏番組の一部Baのうち未視聴ダイジェスト(BDa2)に対応する一部Ba2(1011b)を、次の区切りの裏番組の一部Bb1012に合わせた範囲(ダイジェスト生成範囲1014)から、ダイジェストBDb1044を生成する。
以上のように、予測よりも実際のCM時間が短い場合でも、効率的に同時視聴が可能である。
<構成1−4>
次に、図12を用いて、実施の形態1における第4の処理及び機能(構成1−4)として、今度は逆に、予測CM時間よりも実際のCM時間が長い場合における処理について説明する。図12で、(A)表番組、(B)裏番組、(C)裏番組ダイジェスト、(D)予測CM時間、(E)実際CM時間、(F)実際の視聴である。
この場合、(F)実際の視聴における視聴する内容の選択方法のうち最も単純な方法は以下である。即ち、図12に示すように、(A)表番組がCM中であるか否かに関わらず、準備したダイジェストの視聴が終了すると(A)表番組の視聴に切り替える方法である。
本例では、予測CM時間CMa1032(及びそれに応じて準備したダイジェストBDa1045)よりも実際CM時間CMa1051(1002)の方が長かった場合である。ダイジェストBDa1045の再生は、実際のCM時間CMa1002の途中で終了することになる(BDa1022b)。この時点(t2’)で表番組へ切り替えるので、CMa1002の途中からの再生になり、CMa1002の一部であるCMa2(1002c)が視聴され、その後続いて本編であるAb1003が視聴される。
以上のように、予測よりも実際のCM時間が長い場合でも、効率的に同時視聴が可能である。
<構成1−5>
次に、図13を用いて、実施の形態1における第5の処理及び機能(構成1−5)として、同じく、予測CM時間よりも実際のCM時間が長い場合における別の処理について説明する。図13で、(A)表番組、(B)裏番組、(C)裏番組ダイジェスト、(D)予測CM時間、(E)実際CM時間、(F)実際の視聴である。
一般に、ダイジェスト再生では、ダイジェスト視聴時間を多く取れば取るほどダイジェストの質が向上する。即ち、ユーザが盛り上がりシーン(ハイライトシーン)等を見逃す率を低くすることができる。そのため、表番組の実際のCM時間が予測CM時間よりも長くなる可能性を考慮して、以下に示すような制御(予め多めのダイジェストを生成する方法)が望ましい。即ち、予測CM時間に対して予め多めの時間分のダイジェストを生成して再生し、その準備した分の全ダイジェストの視聴(再生)を終える前にCM明け(表番組本編への切り替え)になるようにする。
図13で、本例では、(C)、(D)のように、予め表番組のCMa1002の予測CM時間(CMa1032)よりも少し長い時間分、例えば15秒から60秒くらい長い時間分、裏番組ダイジェストBDa1047を生成する。BDa1047のうち、予測CM時間(CMa1032)に対応する分がBDa1、予め長めに生成した分がBDa2である。
これにより、(E)のように実際のCM時間(CMa1051)が(D)の予測CM時間(CMa1032)よりも若干長かった場合にも、(C)のダイジェストBDa1047が(E)の実際CM時間(CMa1051)よりも長くなることが期待できる。よって、この場合、(F)実際の視聴では、実際のCM明け時刻t2に、裏番組ダイジェスト(BDa3(1022d))から表番組本編(Ab1003(1023))の視聴へ切り替えることができる。BDa1047のうち、視聴される分がBDa3(1022d)、残りの分がBDa4である。ユーザは図12のような場合よりも少し長めにダイジェストを視聴できるので、その分、前記シーン見逃し等の率が低くなる。なお上記処理の後は、前述同様に未視聴ダイジェストの先送りや再ダイジェスト等による視聴を用いることができる。
<番組全体の評価>
次に、裏番組の全体の評価(ダイジェスト生成)に関して説明する。以上では、裏番組全体を表番組のCM入り時刻に応じて各部に分割し、表番組のそれぞれのCM時間(予測CM時間)の長さに合わせてダイジェストを生成する方法を示した。この方法では、裏番組における分割された一部ごとに圧縮率αが決まる。そのため、表番組の各本編の時間に対するその直後のCMの長さの割合が大きく変化する場合や、分割された裏番組の評価値の分布に偏りがある場合などには、ダイジェスト再生する部分を決める評価値の閾値が大きく変動する恐れがある。即ち、分割された裏番組のうち、ある一部では評価値の低いシーンが再生され、別の一部では逆に評価値の高いシーンが再生されない、という恐れがある。
ダイジェスト再生では、対象(裏番組)の全体からみて評価値の高いシーンを再生することが好ましいが、ほぼリアルタイムにダイジェスト生成を行う場合、このような評価値の閾値の変動についてはある程度受け入れざるを得ない。例えば、裏番組としてサッカーの生中継を選ぶ場合、一般的にダイジェスト生成ではゴールシーンの評価値が高くなるように評価されるが、裏番組全体の中で何回のゴールシーンがどこにあるかを予測することは不可能であり、部分的にダイジェストを生成するときに、全体からみて評価値の高いシーンを再生することは不可能である。
しかしながら、例えば裏番組の最後の部分には番組終了後のCMが含まれている可能性が高く、また一般的にダイジェスト生成では、CM部分の評価値はダイジェストに含めないようにするため0と評価される。このため、裏番組の最後の部分では、他の部分に比べ評価値の閾値が低くなる可能性が高い。
そこで、裏番組の最後の部分については、ダイジェスティング(ダイジェスト生成)する裏番組の部分の時間に対する表番組の時間の割合によって評価値の閾値(ダイジェスト再生部分)を決めるのではなく、例えば一つ前に生成されたダイジェストの評価値の閾値を用いて、再生部分を決めるようにしてもよい。
あるいは、裏番組の最後の部分については、番組終了後のCM部分を除いてダイジェストを生成するようにしてもよい。
例えば図9の裏番組ダイジェストBDd1028は、裏番組の最後の部分であるBd1014に対応付けられるダイジェストであるが、Bd1014には番組終了後の比較的長いCMが含まれている場合があり、この場合には、部分(Ba〜Bd)ごとに圧縮率αを決めた場合、評価値の低いシーンも再生されてしまうことになる。このため、上記のように一つ前のダイジェストBDc1026を生成した時の評価値の閾値を用いてダイジェスト(Bd)を生成する。この方が、再生されるシーンの評価値が平準化される。あるいは、裏番組の最後の部分Bd1014から、番組終了後の比較的長いCM時間を除いた部分を対象にしてダイジェスト(Bd)を生成するようにしてもよい。
上記のように、裏番組の最後の部分については一つ前に生成されたダイジェストの評価値の閾値を用いて再生部分を決める方法を用いてもよいが、別の方法として以下を用いてもよい。即ち、裏番組全体の時間と表番組の予測CM時間の合計の割合から、予め評価値のおおよその閾値を決めておき、その評価値の閾値があまり変動しないように、裏番組の分割された一部ごとにダイジェスト生成を行うようにしてもよい。
(実施の形態2)
以上の実施の形態1では、表番組のCM枠に裏番組ダイジェストを視聴する方法について説明した。以上の方法でも裏番組をほぼリアルタイムにダイジェスト視聴することができるが、次に示す実施の形態2では、更にリアルタイム性を向上させる方法について説明する。
図14〜図17を用いて、本発明の実施の形態2における録画再生装置及び視聴方法について説明する。実施の形態2は、表番組のCM時間を利用して、表番組本編の途中でも、随時、裏番組ダイジェストを再生(視聴)するものであり、裏番組の高評価フレーム(シーン)の検出に応じて表番組本編の視聴を中断して、裏番組ダイジェストを割り込んで再生するように制御する。このため、中断した時点からの表番組を後から視聴するために、表番組用のバッファを用いて、追いかけ再生(タイムシフト再生)できるようにする。本装置に、表番組の予測CM時間の最大値よりも大きい容量を持つバッファを設け、表番組については最大でこのバッファ分だけ遅れて視聴されるようにする。その遅れた視聴の分、裏番組ダイジェストを、より高いリアルタイム性で視聴できるようにする。
図14において、実施の形態2における上記ダイジェスト生成方法を含む制御の方法を示している。(A)表番組、(B)裏番組、(C)裏番組ダイジェスト、(D)実際の視聴である。(B)のBa1(1011−1)等は、分割された裏番組(一部)である。(C)のBDa1(1041−1)等は、分割された裏番組ダイジェスト(一部)である。
本方法では、視聴番組の切り替えを、表番組のCM入りやCM明けではなく、裏番組の高評価フレーム(内容的な盛り上がりにより高い評価値を得たフレーム)の検出によって行う。裏番組(録画データ)で評価処理により高評価フレームが検出されると、その時点で裏番組ダイジェストの視聴への切り替えが行われる。
なお、高評価フレームの後のフレームまで評価し、ダイジェストのシーンの作成を完了してからダイジェストに切り替えることもできる。しかしながら、本実施の形態では、高評価フレームの検出時点ですぐに切り替えるように制御し、どこまでをダイジェストのシーンとするかについては、高評価フレームの前のシーンの再生中に決める。このようにする方が、裏番組ダイジェストのリアルタイム性が高くなるため、好ましい。
裏番組ダイジェストを視聴している間における表番組については、ダイジェスト視聴が開始された時点から逐次バッファ(バッファA104)に記録してゆく。そして、裏番組ダイジェストの視聴が終了すると、表番組の視聴に戻り、このバッファのデータから、追いかけ再生(タイムシフト再生)を行う。
本例では、表番組Aa1001の途中、t1の時点で高評価フレームを検出すると、それまでの裏番組の一部Ba1(1011−1)のダイジェストBDa1(1041−1)を生成し、それまでの表番組の部分Aa1(1021−1)までで表番組の視聴を中断し、生成したBDa1(1041−1)の視聴(再生)に切り替える。(D)でBDa1(1022−1)を視聴している間、t1以降の表番組Aa(1001)の部分(Aa2)については、バッファ(バッファA104)に逐次保存されてゆく。BDa1(1022−1)の視聴が終了すると、その時点(t2)で表番組(Aa1001)側に戻すが、このとき、バッファに保存されているt1以降の部分(Aa2)の録画データを用いて、(D)のAa2(1021−2)のように追いかけ再生を行う。一方、実時間で放送されている表番組(Aa1001)のバッファへの録画は引き続き行われる。
このように、表番組を適宜中断しながら裏番組ダイジェストを視聴(再生)する。これにより、表番組については、実時間の放送内容とユーザが視聴する内容との時差が徐々に大きくなっていく。しかしながら、表番組のCM枠(CMa1002)については視聴しない。よって、CM時間を利用して、例えばそれまでの裏番組ダイジェスト再生時間の合計(例:BDa1,BDa2,BDa3)が表番組のCM時間(例:CMa1002、t5〜t7)以下になるように、ダイジェスト再生時間を調整する。これにより、表番組のCM(CMa1002)のCM明けの時点(t7)で、表番組の実時間の放送(Ab1003)と実際の視聴(Ab1023)との時差を解消することができる。
<シーン切り替え>
また、図15に示すように、本実施の形態2(実施の形態1でも同様)において、表番組を中断して裏番組ダイジェストに切り替える際、スムースなシーンの切り替えのために、以下のように切り替えの時点をずらすこと(シフト)を行ってもよい。
表番組を中断して裏番組ダイジェストに切り替える際、表番組のシーン途中で即時中断するのではなく、シーンが変化する時点まで遅らせたタイミングで、裏番組ダイジェストへ切り替えるようにすることが望ましい。例えば、図15で、高評価フレーム検出時点t1よりも少し後のシーン変化時点であるt1’で、ダイジェストBDa1への切り替え(シフト)が行われる。
更に、上記中断の場合で、裏番組ダイジェストから表番組本編へ戻すために切り替える際、表番組の中断時点よりも少し前のシーンの時点から表番組本編を再生するようにすることが望ましい。例えば、図15で、ダイジェストBDa1の終了時点であるt2’で、中断時点t1’よりも少し前のシーンの時点であるt1’’からの内容へ、切り替え(シフト)が行われる。
上記のようにスムースなシーンの切り替えの制御により、中断された表番組のシーンを視聴者に思い出させることができ、表番組の内容の理解を助けることができる。
実施の形態2では、表番組の視聴のリアルタイム性については前述の実施の形態1に比べて若干低下するが、表番組の視聴の完全性を損なうこと無く裏番組の視聴のリアルタイム性を向上させることができる。
<制御方法>
次に、図16,図17を用いて、実施の形態2の制御の方法について詳細に説明する。
図16において、説明のため単純化して、表番組と裏番組ダイジェストのフレームを保持するバッファとその読み出しポインタ、及び切り替え部170等を示している。また、図17のフローでは、バッファのポインタを制御し、表示するフレームを選択する処理アルゴリズムを示している。
図16で、表番組バッファ(前述のバッファA)104には、チューナA100で受信しデコーダA102でデコードされたTV放送の各フレーム(表番組フレーム)が保持される。また前述のバッファB114には、チューナB110で受信しデコーダB112でデコードされたTV放送の各フレーム(裏番組フレーム)が保持される。
一方、図2とは異なる要素として、前述のデータパス141上に設けられる裏番組バッファ(バッファC)144は、録画再生部140の出力である裏番組ダイジェスト(フレーム)を保持するバッファである。裏番組バッファ(バッファC)144は、評価値の高いフレームが検出されると、その前後のフレームを含むフレームから作られる裏番組ダイジェストシーンを保持する。
表番組バッファポインタ(ポインタA)106、裏番組バッファポインタ(ポインタC)146は、それぞれ、表番組バッファ(バッファA)104、裏番組バッファ(バッファC)144から次に読み出されるフレームを指し示している。
なお、簡単のため、ダイジェストシーンのフレームだけがバッファされ、バッファされたフレームはダイジェストシーンとして必ず再生されるものとして説明する。また、実施の形態2では、ダイジェスト視聴のためには、バッファC144を用いれば、バッファB114を用いなくともよい。また、バッファA104,C144への書き込みは、読み出しとは別の制御が行われているものとする。
図17のフローでは、本特徴の一つである、ディスプレイ20に出力するフレームとして、表番組、裏番組ダイジェストのいずれを選択するかを示している(Sは処理ステップを表す)。S00では、バッファA104からポインタA106の指すフレームをディスプレイ20に出力し、ポインタA106を1進めている。
S01では、ポインタA106の指す次のフレームがシーンチェンジ(シーンの切り替わり)か否かを判定し、シーンチェンジでなければ、S00に戻り、バッファA104からの読み出しを続ける。このS01の判定により、シーン途中で唐突に裏番組ダイジェストに切り替わることがないようにしている。
S01で、ポインタAの指す次のフレームがシーンチェンジであった場合、S02に進み、バッファC144が空か否かを判定している。バッファC144が空であった場合、表示すべき裏番組ダイジェストが存在しないため、S03に進む。
S03では、ポインタAの指す次のフレームがCMか否かを判定しており、CMであった場合、S04でバッファA104にそのCM明けがあれば、その直後にポインタAを進める。これによってCMスキップを実現している。S04でバッファA104にそのCM明けがない場合、最後のシーンチェンジの直後にポインタAを進めることにより、できるだけ多くのCMをスキップしている。
S03がCMでなかった場合や、S04でCMをスキップした後は、S00に戻り、次のフレームの表示を行う。
S02で、バッファC144が空でなかった場合、S05に進み、裏番組ダイジェストの表示を行う。バッファC144からポインタCの指すフレームをディスプレイ20に出力し、ポインタCを1進める。
なお、ディスプレイ20へのフレーム出力は、1秒間に30フレームとか、1秒間に60フレームなどのように、決められたフレームレートに従って行われるため、本フローには示していないが、一定時間毎にS00あるいはS05が実行されるように調整されている。
S05の後、S06でバッファC144が空か否かを判定し、バッファC144が空でなかった場合、空になるまで、S05に戻り、裏番組ダイジェストを表示する。
S06でバッファC144が空であった場合、表示すべき裏番組ダイジェストが無くなったため、表番組の表示に戻るが、本実施の形態2では、S07でポインタAを1シーン分戻す処理を行っている。この処理によって、裏番組ダイジェストに切り替える直前の表番組の1シーンが再度表示されることになり、中断された表番組のシーンを視聴者に思い出させることができる。
なお、本フローでは省略したが、S05の最初では、図6(a)のメッセージの表示、S07の最後では、図6(b)のメッセージの表示、などの処理も行う。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、表番組本編と裏番組ダイジェストとの切り替えによる同時視聴が実現でき、ユーザは効率的に2つ以上の番組を視聴することができる。特に、実施の形態2では、表番組のCM時間分を利用して、随時、裏番組ダイジェストを挿入するようにするので、よりリアルタイム性を高く裏番組の視聴が可能である。
<その他>
本発明は、放送(データ通信を含む)の番組(コンテンツ等)の受信手段及び録画再生手段を備える、TVやレコーダ等の情報処理装置に適用可能である。TV中心の装置(データ録画再生機能を有するTV)でも、HDDレコーダ、DVDレコーダ等のレコーダ中心の装置(放送受信機能を有するレコーダ)でも、適用可能である。また、例えばHDDのような録画、記憶の手段を持たないTV装置の場合でも、前述のように一定量以上の一時保存が可能なバッファ(部分的な録画機能)等の手段を設けることや外部接続すること等によって、同様に適用可能である。
また、本実施の形態では、表番組のCM時間を利用して裏番組ダイジェストを再生することを説明したが、裏番組ダイジェストではなく他のコンテンツ(例えば他のチャンネルからの受信データや、録画済みのデータや等)を再生する形態としてもよい。
また、本実施の形態では、表番組のCM時間をスキップすることによって作った時間に裏番組ダイジェストを視聴する例を示した。更に、よりシンプルな裏番組ダイジェスト視聴方法として、以下の構成が可能である。即ち、表番組についてはCMも含めそのまま視聴するようにして、評価値の高いフレームを検出した時、ディスプレイ20の画面で、子画面をポップアップ表示し、裏番組ダイジェストをその子画面に表示する。
また、以上では、簡単のため、バッファにはデコードされた番組データが保持されるものとして説明した。これに限らず、バッファのサイズの縮小のために、番組の映像情報については圧縮した状態でバッファし、それを解凍した後にディスプレイ20に出力する構成としてもよい。
また、以上では、TV放送用の複数のチューナ(チューナA100,B110)を持つ例で説明した。これに限らず、IPブロードキャストやインターネットTV等のようにネットワーク経由でTV番組等のコンテンツデータが送られてくる場合などにも同様に適用可能である。
また、以上では、リアルタイムの放送番組の場合を対象として説明したが、リアルタイムではない録画物などに対しても本発明の構成を適用することは可能である。しかしながら、効果は異なるものになる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、TVやレコーダ等の各種の装置に利用可能である。
本発明の一実施の形態である録画再生装置の概略ブロック構成を示す図である。 本録画再生装置のソフトウェアモジュール概略構成を示す図である。 本録画再生装置で用いられるリモコンの構成例を示す図である。 本録画再生装置における録画予約画面の例を示す図である。 本録画再生装置における裏番組ダイジェストの同時視聴の設定画面の例を示す図である。 本録画再生装置における同時視聴に関連する画面表示メッセージ例を示す図である。 本録画再生装置における予測CM時間DBのレコード例を示す図である。 本録画再生装置における制御部のCM時間予測部の動作説明のための図である。 本発明の実施の形態1である録画再生装置及び視聴方法における基本の第1の処理及び機能(構成1−1)として同時視聴時の視聴内容などの例を時間軸で対応して示す図である。 実施の形態1の装置及び方法における第2の処理及び機能(構成1−2)を同様に示す図であり、予測よりも実際のCM時間が短い場合の処理の例を示す。 実施の形態1の装置及び方法における第3の処理及び機能(構成1−3)を同様に示す図であり、予測よりも実際のCM時間が短い場合の別の処理の例を示す。 実施の形態1の装置及び方法における第4の処理及び機能(構成1−4)を同様に示す図であり、予測よりも実際のCM時間が長い場合の処理の例を示す。 実施の形態1の装置及び方法における第5の処理及び機能(構成1−5)を同様に示す図であり、予測よりも実際のCM時間が長い場合の別の処理の例を示す。 本発明の実施の形態2である録画再生装置及び視聴方法における処理及び機能として、同時視聴時の視聴内容などの例を時間軸で対応して示す図であり、表番組の視聴を中断して裏番組ダイジェストを視聴する処理を示す。 実施の形態2の装置及び方法における別の処理及び機能を同様に示す図であり、スムースなシーンの切り替えのために再生の時点をずらす処理を示す。 実施の形態2の装置及び方法における、番組及びダイジェストの切り替えの処理に係わるバッファ等のモデルの構成を示す図である。 実施の形態2の装置及び方法における、番組及びダイジェストの切り替えの処理アルゴリズムを説明するためのフロー図である。
符号の説明
10…録画再生装置、11…CPU、12…チップセット、13…メインメモリ、14…サウンドチップ、15…リモコン受光部、20…ディスプレイ、30…スピーカ、40…リモコン、41…発光部、90…アンテナ、100…チューナA、106…表番組バッファポインタ(ポインタA)、110…チューナB、102…デコーダA、112…デコーダB、104…バッファA(表番組バッファ)、114…バッファB、120…CM検出部、130…ダイジェスト生成部、140…録画再生部、146…裏番組バッファポインタ(ポインタC)、144…バッファC(裏番組バッファ)、150…制御部(裏番組同時視聴制御部)、160…記憶装置、161…画像評価データ、162…録画データ、163…予測CM時間DB、164…録画予約データ、170…切り替え部(ディスプレイ入力切替部)、180…録画制御部、200〜203…番組(表番組)、210…番組(裏番組)、211…番組(録画予約番組)、310,320…設定枠、311〜313…ボタン、314…割り込みレベル、401〜404…上下左右ボタン、411…設定ボタン、412…同時視聴ボタン、421…TV選択ボタン、422…HDD選択ボタン、423…EPG選択ボタン、431…巻戻しボタン、432…再生/一時停止ボタン、433…早送りボタン、434…停止ボタン、441…録画ボタン、442,443…音量アップダウンボタン、444,445…チャンネルアップダウンボタン、501〜504…メッセージ、701…チャンネル、702…放送時間帯、703…番組ジャンル、704…CM回数、705…予測CM時間、900…CM時間予測部、910…予測CM時間、1001,1003,1005,1007…表番組(本編)、1002,1002a,1002b,1004,1006,1008…CM、1011〜1013,1011a,1011b,1011−1〜1011−3…裏番組(一部)、1014…ダイジェスト生成範囲、1021,1023,1025,1027,1021−1〜1021−3…実際の視聴(表番組)、1021−1〜1021−3…表番組(一部)、1022,1022a,1022b,1022d,1024,1026,1028,1022−1〜1022−3…実際の視聴(裏番組ダイジェスト)、1022c…実際の視聴(CM)、1022−1〜1022−3,1032,1034,1036,1038…予測CM時間、1041〜1048,1041−1〜1041−3…裏番組ダイジェスト(一部)、1051…実際CM時間。

Claims (13)

  1. 放送の受信、録画、及び再生の機能を備える録画再生装置であって、
    第1の番組を受信する第1の受信部と、第2の番組を受信する第2の受信部とを含む、放送を受信する2つ以上の受信部と、
    前記第2の番組を録画する録画部と、
    前記受信や録画のデータをもとに映像や音声を出力する再生部と、
    予め登録された第1の番組の中のコマーシャル回数やコマーシャル時間を予測するためのデータベースを有し、前記第1の番組の中のコマーシャルの時間を予測する予測手段と、
    前記第2の番組の録画をもとに、前記予測手段で予測した第1の番組の中のコマーシャルの時間分の当該第2の番組のダイジェストを生成するダイジェスト生成部と
    ーザにより指定される前記第1と第2の番組を含む同時間帯の2つ以上の番組を当該ユーザが視聴するための制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1の番組の再生中、そのコマーシャル時間、前記第2の番組のダイジェストの再生を行うこと、を特徴とする録画再生装置。
  2. 請求項1記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記第1の番組を再生し、当該第1の番組におけるコマーシャル入りを検出し、当該コマーシャルのコマーシャル明けまでの時間を予測し、当該予測されたコマーシャル時間とそれまでの前記第2の番組の録画データとをもとに、当該第2の番組のハイライトシーンを含むダイジェストを生成し、前記コマーシャル入りに伴い当該ダイジェストの再生へと切り替え、前記コマーシャル明けに伴い前記第1の番組の再生へ切り替えること、を特徴とする録画再生装置。
  3. 請求項記載の録画再生装置において、
    番組再生画面または録画予約画面から前記第2の番組をユーザが指定する手段を有すること、を特徴とする録画再生装置。
  4. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記第1の番組と前記第2の番組のダイジェストとの切り替えの際、画面内にその時の切り替えの状態を表すメッセージを表示してユーザに知らせること、を特徴とする録画再生装置。
  5. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記予測手段として、放送のチャンネル、番組、時間帯、ジャンル、コマーシャル回数、及びコマーシャル時間の情報を含むデータベースを有すること、を特徴とする録画再生装置。
  6. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記予測されたコマーシャル時間よりも実際のコマーシャル時間が短かった場合、生成したが未視聴となった分のダイジェストを、次回のコマーシャル時間の最初に再生すること、を特徴とする録画再生装置。
  7. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記予測されたコマーシャル時間よりも実際のコマーシャル時間が短かった場合、生成したが未視聴となった分のダイジェストに対応付けられる前記第2の番組の一部を、次回のコマーシャル時間のダイジェストの生成の対象として含めること、を特徴とする録画再生装置。
  8. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記予測されたコマーシャル時間よりも実際のコマーシャル時間が長かった場合、生成したダイジェストの再生の終了の時点で前記第2の番組の再生へ切り替えること、を特徴とする録画再生装置。
  9. 請求項記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記予測されたコマーシャル時間よりも実際のコマーシャル時間が長かった場合を考慮して、予め、前記予測されたコマーシャル時間よりも少し長めに前記ダイジェストを生成すること、を特徴とする録画再生装置。
  10. 請求項1記載の録画再生装置において、
    前記第1の番組のデータを一時保存するバッファを有し、
    前記ダイジェスト生成部は、前記第2の番組を構成するフレーム群を評価して高い評価値のフレームをハイライトシーンとして検出し、
    前記制御部は、前記第1の番組を再生しつつ、前記第2の番組のハイライトシーンのフレームを検出し、当該検出により、前記第1の番組の再生を中断し、前記第2の番組のハイライトシーンを含んで成るダイジェストの再生へ切り替えると共に、前記第1の番組については一時保存し、当該ダイジェストの再生が終了すると、前記バッファを用いて前記中断した時点の前記第1の番組の続きの再生へ切り替えること、を特徴とする録画再生装置。
  11. 請求項10記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記第1の番組から前記ダイジェストへ切り替える際、前記バッファを用いて、前記第1の番組のシーン自体の切り替わりの時点まで遅らせてから切り替えること、を特徴とする録画再生装置。
  12. 請求項10記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記ダイジェストから前記第1の番組へ切り替える際、前記バッファを用いて、前記第の番組の前記中断の直前シーンからの再生となるようにずらして切り替えること、を特徴とする録画再生装置。
  13. 請求項10記載の録画再生装置において、
    前記制御部は、前記第の番組のコマーシャルを再生せずに当該コマーシャル時間を前記ダイジェストの再生の時間に利用し、前記ダイジェストの再生の合計時間が当該コマーシャル時間以下になるように調整すること、を特徴とする録画再生装置。
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