JP2003133436A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003133436A
JP2003133436A JP2001324457A JP2001324457A JP2003133436A JP 2003133436 A JP2003133436 A JP 2003133436A JP 2001324457 A JP2001324457 A JP 2001324457A JP 2001324457 A JP2001324457 A JP 2001324457A JP 2003133436 A JP2003133436 A JP 2003133436A
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groove
etching
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Yoichi Hiyori
洋一 日和
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャパシタ下部電極の表面積を拡大すること
のできる技術を提供する。 【解決手段】 エッチングレートの異なる絶縁膜41
a、41bを交互に積層して積層膜41を形成し、その
積層膜41をエッチングすることにより、内壁に凹凸を
有する溝42を形成し、この溝42の中に情報蓄積用容
量素子の下部電極43を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、DRAM部分を有する半導体装置の
製造方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平7―7084号公報は、
ビット線の上部にキャパシタを配置するキャパシタ・オ
ーバー・ビットライン(Capacitor Over Bitline; C
OB)構造のDRAMを開示している。この公報に記載
されたDRAMでは、ビット線の上部に配置した情報蓄
積用容量素子(以下、キャパシタとする)の下部電極
(蓄積電極)を円筒状に加工し、この下部電極上に容量
絶縁膜と上部電極(プレート電極)とを形成する構造を
採用している。下部電極を円筒状に加工することによっ
てその表面積を増加し、メモリセルアレイの微細化に伴
うキャパシタの蓄積電荷量(CS)の減少を補うように
している。このように、COB構造を有するメモリセル
アレイにおいては、半導体記憶装置としての動作信頼度
を確保する必要上、キャパシタの構造に対して相当の立
体化が必須となっている。
【0003】ところが、キャパシタ構造の立体化によっ
ても近年の集積化された半導体装置、特に256Mbi
t(メガビット)相当以降のDRAMにおいては必要な
容量値(蓄積電荷量)の確保が困難になることが予想さ
れる。
【0004】そこで、さらなる電極面積の拡大を図る技
術として、キャパシタを形成する溝をより深くエッチン
グすることが検討されており、電極表面積の拡大が望ま
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
に、溝を深くエッチングすることによるキャパシタ表面
積を増大させる構造の技術には、以下のような問題点が
ある。なお、以下に説明する問題点は、本発明者らが検
討した事項である。
【0006】近年のDRAMは、メモリセルアレイの微
細化に伴うキャパシタ表面積減少による蓄積電荷量の減
少を補う対策として、MOSトランジスタ上に配置する
キャパシタを立体化したり、あるいは基板に深い溝を掘
ってその内部にキャパシタを形成したりすることによ
り、その表面積を大きくしている。そのため、溝の径に
対する深さの比が大きくなり、キャパシタの微細加工が
次第に困難になっている。
【0007】また、近年のDRAMは、キャパシタを立
体化するだけでは蓄積電荷量の減少を補うことが困難で
あると考えられている。
【0008】従来の技術におけるキャパシタ形成方法に
おいて、キャパシタを立体化させるために、深い溝を形
成し、溝の底まで電極の構造を一様に形成するのは困難
となる。また、深い溝をエッチングするためにエッチン
グを長持間行うことでスルーホールコンタクトの加工時
にフォトレジストがなくなるなど、信頼性の高いキャパ
シタが実現できなくなる。
【0009】これを回避するためには新規製造技術や新
規装置が必要となり、新たなコストが発生するという課
題が発生する。
【0010】本発明の目的は、キャパシタ下部電極の表
面積を拡大することのできる技術を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の他の目的は、キャパシタ下
部の配線と、キャパシタ上部の配線とを接続するスルー
ホールの加工を容易にする技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要について説明すれば、
次のとおりである。
【0014】本発明の半導体装置は、半導体基板の主面
上に形成された積層膜に複数の溝が形成され、前記溝の
表面に形成された第一電極と、前記第一電極の上部に形
成された誘電体膜と、前記誘電体膜の上部に形成された
第二電極とからなる情報蓄積用容量素子が形成されたメ
モリセルアレイを備え、前記積層膜は、エッチングレー
トの異なる2種類以上の絶縁膜を堆積することにより形
成され、前記溝は、前記積層膜をエッチングすることに
よって、その側壁に凹凸を形成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】(実施の形態1)本発明の実施の形態1で
あるDRAM(Dynamic Random Access Memory)の製造
方法を、図1〜図10を用いて工程順に説明する。な
お、基板の断面を示す各図の左側部分はDRAMのメモ
リセルアレイが形成される領域(メモリセルアレイ)を
示し、右側部分は周辺回路領域を示している。
【0017】まず、図1に示すように、p型で比抵抗が
10Ω−cm程度の単結晶シリコンからなる半導体基板
(以下、基板という)1に深さ350nm程度の素子分
離溝2をフォトリソグラフィとドライエッチングを用い
て形成する。その後、例えば、1000℃程度のウエッ
ト酸化で酸化シリコン膜6を素子分離溝2の内壁に形成
する。さらに、素子分離溝2の内部にCVD法を用いて
酸化シリコン膜7を埋め込み、溝の上部の酸化シリコン
膜7を化学機械研磨(CMP; Chemical Mechanical P
olishing)法によって平坦化する。これにより、素子分
離溝2の内部に酸化シリコン膜7を残して素子分離領域
を形成する。
【0018】次に、基板1のp型不純物(ホウ素)およ
び、n型不純物(リン)をイオン打ち込みした後、約1
000℃の熱処理で上記不純物を拡散させることによっ
て、メモリセルアレイの基板1にp型ウエル3およびn
型ウエル5を形成し、周辺回路領域の基板1にp型ウエ
ル3およびn型ウエル4を形成する。さらに、フッ酸系
の洗浄液を用いて基板1の表面をウエット洗浄した後、
約800℃の熱酸化でp型ウエル3および、n型ウエル
4のそれぞれの表面に膜厚6nm程度の清浄なゲート酸
化膜8を形成する。
【0019】次に、ゲート酸化膜8の上部に膜厚100
nm程度の多結晶シリコン膜(後述するn型あるいはp
型多結晶シリコン膜9ap、9an)をCVD法で堆積
する。
【0020】次に、周辺回路のnチャネル型領域に、例
えばリン(P)をイオン注入し、周辺回路のpチャネル
型領域に、例えばボロン(B)をイオン注入する。
【0021】上記イオン注入により、周辺回路領域のp
型ウエル3上にはn型多結晶シリコン膜9anが、周辺
回路領域のn型ウエル4およびメモリセルアレイ領域の
p型ウエル3上にはp型多結晶シリコン膜9apが形成
される。
【0022】次に、窒化シリコンをマスクにn型あるい
はp型多結晶シリコン膜9an、9apを、ドライエッ
チングすることによりゲート電極9n、9pを形成す
る。上部にスパッタリング法で膜厚5nm程度のWN膜
9bと膜厚50nm程度のW膜9cとを堆積し、さらに
その上部にCVD法で膜厚100nm程度の酸化シリコ
ン膜10aを堆積する。
【0023】次に、酸化シリコン膜10aの上部にCV
D法で膜厚100nm程度の窒化シリコン膜10bを堆
積した後、フォトレジスト膜をマスクして窒化シリコン
膜10bをドライエッチングすることにより、ゲート電
極を形成する領域に窒化シリコン膜10bを残す。
【0024】メモリセルアレイに形成されたゲート電極
9pは、ワード線WLとして機能する。
【0025】次に、図2に示すように、ゲート電極9
n、9pの両側のp型ウエル3にn型不純物(リンまた
はヒ素)をイオン打ち込みすることによってn-型半導
体領域11を形成し、n型ウエル4にp型不純物(ホウ
素)をイオン打ち込みすることによってp-型半導体領
域12を形成する。
【0026】次に、基板1上にCVD法で膜厚50nm
程度の窒化シリコン膜13を堆積した後、メモリセルア
レイの基板1の上部をフォトレジスト膜で覆い、周辺回
路領域の窒化シリコン膜13を異方的にエッチングする
ことによって、周辺回路領域のゲート電極9n、9pの
側壁にサイドウォールスペーサ13aを形成する。
【0027】次に、周辺回路領域のp型ウエル3にn型
不純物(リンまたはヒ素)をイオン打ち込みすることに
よってn+型半導体領域14(ソース、ドレイン)を形
成し、n型ウエル4にp型不純物(ホウ素)をイオン打
ち込みすることによってp+型半導体領域15(ソー
ス、ドレイン)を形成する。
【0028】次に、ゲート電極9n、9pの上部に酸化
シリコン膜16を形成する。
【0029】次に、フォトレジスト膜をマスクにしてメ
モリセルアレイの酸化シリコン膜16をドライエッチン
グした後、酸化シリコン膜16の下層の窒化シリコン膜
13をドライエッチングする。このように2段階でエッ
チングすることにより、n-型半導体領域11の上部に
コンタクトホール18、19を形成する。
【0030】次に、コンタクトホール18、19を通じ
てメモリセルアレイのp型ウエル3にn型不純物をイオ
ン打ち込みすることによりn+型半導体領域17を形成
する。
【0031】次に、コンタクトホール18、19の内部
にプラグ20を形成する。プラグ20を形成するには、
まずフッ酸を含んだ洗浄液を使ってコンタクトホール1
8、19の内部をウエット洗浄した後、コンタクトホー
ル18、19の内部を含む酸化シリコン膜16の上部に
リン(P)などのn型不純物をドープした低抵抗多結晶
シリコン膜をCVD法で堆積し、続いてこの多結晶シリ
コン膜を例えばエッチバックしてコンタクトホール1
8、19の内部のみに残すことによって形成する。
【0032】次に、酸化シリコン膜16の上部にCVD
法によって膜厚20nm程度の酸化シリコン膜21を堆
積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッ
チングで周辺回路領域の酸化シリコン膜21およびその
下層の酸化シリコン膜16をドライエッチングすること
によって、nチャネル型のソース、ドレイン14の上部
にコンタクトホール22を形成し、pチャネル型のソー
ス、ドレイン15の上部にコンタクトホール23を形成
する。また、同時に、周辺回路領域のpチャネルおよ
び、nチャネル型のゲート電極9の上部にもコンタクト
ホール24を形成し、メモリセルアレイのコンタクトホ
ール18の上部にスルーホール25を形成する。
【0033】次に、nチャネル型のソース、ドレイン1
4の表面、pチャネル型のソース、ドレイン15の表
面、およびコンタクトホール18内部のプラグ20の表
面にそれぞれシリサイド膜26を形成した後、コンタク
トホール22、23、24の内部およびスルーホール2
5の内部にプラグ27を形成する。
【0034】次に、メモリセルアレイの酸化シリコン膜
21の上部にビット線BLを形成し、周辺回路領域の酸
化シリコン膜21の上部に第一層目の配線30〜33を
形成する。ビット線BLおよび第一層目の配線30〜3
3は、例えば酸化シリコン膜21の上部にスパッタリン
グ法で膜厚100nm程度のW膜を堆積した後、フォト
レジスト膜をマスクにしてこのW膜をドライエッチング
することによって形成する。
【0035】次に、図3に示すように、ビット線BLお
よび第一層目の配線30〜33の上部に膜厚300nm
程度の酸化シリコン膜34を形成する。
【0036】次に、酸化シリコン膜34およびその下層
の酸化シリコン膜21をドライエッチングすることによ
ってコンタクトホール19の上部にスルーホール38を
形成する。
【0037】次に、スルーホール38の内部にプラグ3
9を形成する。プラグ39は、スルーホール38の内部
を含む酸化シリコン膜34の上部にn型不純物(リン)
をドープした低抵抗多結晶シリコン膜をCVD法で堆積
した後、この多結晶シリコン膜をエッチバックしてスル
ーホール38の内部のみに残すことによって形成する。
【0038】次に、酸化シリコン膜34の上部にCVD
法で膜厚100nm程度の窒化シリコン膜40を堆積
し、続いてメモリアレイセル部分の窒化シリコン膜40
の上部にエッチングレートの異なる2種類の絶縁膜41
a、41bを交互に合計5層堆積して積層膜41を形成
する。この時、周辺回路は、4層まではフォトレジスト
で被っておき、その後、フォトレジストを除去して5層
目を厚く堆積する。その後、CMP法による研磨を行い
メモリセルアレイと周辺回路とで高さを同じにする。
【0039】図4〜図9は、メモリセルアレイ部分の積
層膜41の拡大図である。図5に示すように、前記メモ
リセルアレイ部分のフォトレジスト膜PRをマスクにし
て積層膜41をドライエッチングし、図6に示すような
内壁に凹凸のある溝を形成し、続いてこの積層膜41の
下層の窒化シリコン膜40(拡大図の図9以外には図示
せず)をドライエッチングすることにより、溝42を形
成する。情報蓄積用容量素子の下部電極は、この溝42
の内壁に沿って形成されるので、下部電極の表面積を大
きくして蓄積電荷量を増やすために、エッチングレート
の違う材料を電極形成部に堆積して、エッチングを行
い、溝の内壁に凹凸を形成して下部電極表面積を大きく
保つ。ここで、絶縁膜41aは、例えばPTEOS、P
−Si34、LP−CVD/SiO2であり、絶縁膜4
1bは、例えばSOG、PSG、BPSGである。
【0040】次に、図7に示すように、フォトレジスト
膜PRを除去した後、3×1020cm-3のリンを含有す
る厚さ10nmの非晶質シリコンをCVD法により形成
する。非晶質シリコンは、モノシラン(SiH4)とホ
スフィン(PH3)を原料ガスとして例えば温度530
℃で形成する。モノシランに代えてジシラン(Si
26)でもよい。その後、例えば700℃で3分間熱処
理し、非晶質シリコンを多結晶シリコンに変換する。多
結晶シリコンの形成は、多結晶シリコンの状態で形成す
る条件では、厚さ10nm以下になると島状に形成され
て連続膜にならない場合や、薬液の浸透性が増大する場
合があるなどの不都合が生じる。そのため、薄くても連
続膜で形成できる非晶質状態で形成し、熱処理によって
多結晶化させる。次に、積層膜41の上部の多結晶シリ
コン膜をドライエッチングで除去することにより溝42
内部に多結晶シリコンからなる下部電極43が形成され
る。
【0041】次に、図8に示すように、形成した下部電
極43の表面にCVD法で窒化シリコン膜44を形成す
る。次に、図9に示すように、酸化タンタル誘電体45
を形成する。
【0042】次に、図10に示すように、CVD法によ
り窒化チタンからなる立体構造をした上部電極48を形
成する。これにより、下部電極43、酸化タンタル膜4
5、上部電極48からなる情報蓄積用容量素子Cが完成
する。
【0043】次に、情報蓄積用容量素子C(43、4
5、48)の上部にCVD法で膜厚100nm程度の酸
化シリコン膜50を堆積する。
【0044】次に、フォトレジストをマスクにして周辺
回路領域の第一層配線30、33の上部の酸化シリコン
膜50、41、窒化シリコン膜40および、酸化シリコ
ン膜34をドライエッチングすることによってスルーホ
ール51、52を形成した後、スルーホール51、52
の内部にプラグ53を形成する。
【0045】次に、酸化シリコン膜50の上部に第二層
目の配線54〜56を形成する。配線54〜56は、例
えば、酸化シリコン膜50の上部にスパッタリング法で
膜厚50nm程度の窒化チタン膜、膜厚500nm程度
のアルミニウム合金膜および、膜厚50nm程度のチタ
ン膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてこ
れらの膜をドライエッチングすることにより形成する。
【0046】本実施の形態では、キャパシタの下部電極
43に公知であるHSGを用いることにより、さらに面
積の増大を図ることができる。
【0047】また、酸化シリコン膜41を薄くすること
ができるため、基板の断面図の簡略図である図12に示
すように周辺回路のスルーホール51の深さが浅くなる
ため、前記スルーホールエッチングが容易になり、周辺
回路領域の形成が容易になる。なお、溝の側壁を垂直に
エッチングして、深い溝を形成する場合、図11のよう
になり、エッチングが困難になる。
【0048】(実施の形態2)本実施の形態では、実施
の形態1に述べた方法とは異なるキャパシタの形成方法
について説明する。
【0049】まず、図4に示すように、実施の形態1と
同様にして、エッチングレートの異なる絶縁膜41a、
41bからなる積層膜41を窒化シリコン膜40上に形
成する。
【0050】次に、図13に示すように、フォトレジス
トPRをマスクにしたドライエッチングにて縦型に溝4
2を形成した後に、図14に示すように、ウェットエッ
チングにてエッチング速度の速い絶縁膜41bを水平方
向にエッチングすることにより溝42の内壁に凹凸を形
成する。このウェットエッチングは、前洗浄のウェット
エッチングで代用すると、工程が一工程省く事ができ、
効率的である。その後の工程は、実施の形態1と同じで
ある。
【0051】本実施の形態によって、加工マージンが向
上し、深い溝をエッチングする必要がないため、レジス
トがなくなることで生じるエッチング不良による導通不
良やキャパシタ間の間隔がなくなりショートすることを
防止でき、歩留まりが向上するといった効果がある。
【0052】以上、本発明者らによってなされた発明を
実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0053】例えば、実施の形態1においては、キャパ
シタ電極部分に凹凸のある溝を形成する方法を説明した
が、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、図15に示すように、下部電極を凸状にした円筒キ
ャパシタに適用することも可能である。この下部電極
は、実施の形態1の方法で形成した溝の中に多結晶シリ
コン膜を埋め込んで形成し、その後積層膜をエッチング
で除去する。
【0054】また、積層膜の積層数を増加し、水平方向
の表面積を増加させることにより、さらに積層膜を薄く
して積層膜を形成することにも適用できる。
【0055】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0056】キャパシタを形成する溝の内壁に凹凸を形
成することにより、キャパシタ下部電極の表面積を大き
くすることができるのでDRAMを微細化したときにも
蓄積容量を確保することができる。
【0057】キャパシタが形成される積層膜の膜厚を薄
くすることができるので、キャパシタの下方に位置する
周辺回路の配線と、キャパシタの上方に位置する周辺回
路の配線とを接続するスルーホールの加工が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置の
製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示した断面の拡大図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離溝 3 p型ウエル 4 n型ウエル 5 n型ウエル 6 酸化シリコン膜 7 酸化シリコン膜 8 ゲート酸化膜 9an n型多結晶シリコン膜 9ap p型多結晶シリコン膜 9b WN膜 9c W膜 9d シリサイド層 9n n型ゲート電極 9p p型ゲート電極 10 キャップ絶縁膜 10a 酸化シリコン膜 10b 窒化シリコン膜 11 n型半導体領域 12 p型半導体領域 13 窒化シリコン膜(絶縁膜) 13a サイドウォールスペーサ 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 16 酸化シリコン膜 17 n+型半導体領域 18 コンタクトホール 19 コンタクトホール 20 プラグ 21 酸化シリコン膜 22〜25 コンタクトホール(接続溝) 26 シリサイド膜 27 プラグ 30〜33 第1層配線 34 酸化シリコン膜 35 多結晶シリコン膜 36 溝 37 サイドウォールスペーサ 38 スルーホール 39 プラグ 40 窒化シリコン膜 41 積層膜 41a 酸化シリコン膜 41b 酸化シリコン膜 42 溝 43 下部電極 44 窒化シリコン膜 45 酸化タンタル誘電体膜 48 上部電極 50 酸化シリコン膜 51 スルーホール 52 スルーホール 53 プラグ 54〜56 配線 BL ビット線 PR フォトレジスト膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 AD10 AD23 AD45 AD48 AD57 AD60 GA09 JA06 JA19 JA32 JA35 JA53 MA05 MA17 MA19 NA01 PR06 PR12 PR21 PR33 PR43 PR44 PR45 PR46 PR53 PR54 PR55 PR56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面上に形成された積層膜
    に複数の溝が形成され、前記溝の表面に形成された第一
    電極と、前記第一電極の上部に形成された誘電体膜と、
    前記誘電体膜の上部に形成された第二電極とからなる情
    報蓄積用容量素子が形成されたメモリセルを有する半導
    体装置の製造方法であって、前記積層膜は、エッチング
    レートの異なる2種類以上の絶縁膜を堆積することによ
    り形成され、前記溝は、前記積層膜をエッチングするこ
    とによって、その側壁に凹凸を形成したものであること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記凹凸を一回のドライエッチングで形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記凹凸を形成する工程は、前記積層膜を垂直
    方向にエッチングする工程と、その後、水平方向にエッ
    チングする工程と、からなることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記情報蓄積用容量素子の下方に位置する周辺
    回路の配線と、前記情報蓄積用容量素子の上方に位置す
    る周辺回路の配線とを接続するためのスルーホールを形
    成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に情報蓄積用容量素子を有
    する半導体装置の製造方法であって、(a)シリコン基
    板上にエッチングレートの異なる2種類以上の絶縁膜か
    らなる積層膜を形成する工程、(b)前記積層膜をエッ
    チングし、内壁に凹凸のある溝を形成する工程、(c)
    前記溝の内側に沿って下部電極を形成する工程、(d)
    前記下部電極の上部に容量絶縁膜を形成する工程、
    (e)前記容量絶縁膜の上部に上部電極を形成する工
    程、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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CN110957317A (zh) * 2018-09-26 2020-04-03 长鑫存储技术有限公司 电容器及其形成方法、半导体器件及其形成方法

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