JP2003133068A - 発光表示装置の製造方法およびそれを適用した発光表示装置の製造装置 - Google Patents

発光表示装置の製造方法およびそれを適用した発光表示装置の製造装置

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JP2003133068A
JP2003133068A JP2001327616A JP2001327616A JP2003133068A JP 2003133068 A JP2003133068 A JP 2003133068A JP 2001327616 A JP2001327616 A JP 2001327616A JP 2001327616 A JP2001327616 A JP 2001327616A JP 2003133068 A JP2003133068 A JP 2003133068A
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flexible substrate
emitting material
material pattern
manufacturing
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Kazuhiko Hayashi
一彦 林
Setsuo Kaneko
節夫 金子
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機EL素子を用いた自発光型発光表示装置
の製造において、高スループットを可能にすることであ
る。 【解決手段】 発光表示装置の基体に曲げ可能なフレキ
シブル基体を用い、製造装置における発光材料パターン
製造部への基体供給工程や発光材料パターン製造後の基
体除去工程において、フレキシブル基体を曲げる工程を
含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自発光型発光表示装
置の製造方法およびそれを適用した発光表示装置を製造
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、表示装置に用いられる自発光素
子としては、フィールドエミッション素子とエレクトロ
・ルミネッセンス素子(EL素子)とが知られている。
このうち、EL素子は、有機材料を発光層とする有機E
L素子と、無機材料を発光層にする無機EL素子とに分
けられる。
【0003】有機EL素子は、アノードと、カソード
と、これらアノードとカソードの2種の電極間に挟ま
れ、有機発光性化合物からなる超薄膜の有機EL層と、
からなる。アノードとカソード間に電圧を印加すると、
アノードからは正孔が、カソードからは電子がそれぞれ
有機EL層に注入されて再結合し、その際に生ずるエネ
ルギーにより有機EL層を構成する有機発光性化合物の
分子が励起される。このようにして励起された分子が基
底状態に失活する過程で発光現象が生じる。有機EL素
子はこの発光現象を利用した発光素子である。
【0004】有機EL層は、正孔と電子が再結合して発
光する発光層と呼ばれる有機層、正孔が注入されやす
く、かつ、電子を移動させにくい正孔輸送層と呼ばれる
有機層、及び、電子が注入されやすく、かつ、正孔を移
動させにくい電子注入輸送層と呼ばれる有機層のうち少
なくとも一つを含む単層構造または多層積層構造を有し
ている。
【0005】近年、有機EL素子が盛んに研究され、実
用化されつつある。これは、錫ドープ酸化インジウム
(ITO)などの透明電極(ホール注入輸送電極すなわ
ち陽極)上にトリフェニルジアミン(TPD)などのホ
ール注入輸送材料を蒸着により薄膜とし、さらにアルミ
キノリノール錯体(Alq3)などの蛍光物質を発光層
として積層し、さらにAgMgなどの仕事関数の小さな
金属電極(電子注入電極すなわち陰極)を形成した基本
構成を有する素子で、10V前後の電圧で数100から
数10000cd/m2ときわめて高い輝度が得られる
ことで、家電製品、自動車、二輪車、航空機等の電装
品、ディスプレイ等として注目されている。
【0006】このような有機EL素子は、たとえば、発
光層等の有機層が、電子注入電極となる走査(コモンラ
イン)電極と、ホール注入輸送電極(透明電極)となる
データ(セグメントライン)電極とで挟まれ、かつ透明
(ガラス)基板に形成された構造を有する。また、ディ
スプレイとして形成されたものでは、マトリクス状に配
置された走査電極とデータ電極とにより、ドット表示さ
せ、これらのドット(画素)の集合体として、イメー
ジ、キャラクタ等の情報を表示するマトリクスディスプ
レイと、予め決められた形状、大きさの表示器として独
立に存在しているものを表示させるセグメントディスプ
レイとに大別される。
【0007】セグメントタイプのディスプレイの場合、
各表示器をそれぞれ別個独立に表示させるスタティック
駆動方式も可能であるが、マトリクスディスプレイの場
合、通常、各走査ライン、およびデータラインを時分割
駆動するダイナミックドライブ方式が採用されている。
【0008】有機EL素子の発光部を構成する発光体と
しては、透明基板/透明電極/発光層/金属電極という
構成を用い、発光層において発生した光が透明電極およ
び透明基板を透過して発せられる、基板面発光タイプ
と、基板/金属電極/発光層/透明電極という構成を用
い、発光層において発生した光が透明電極を透過して基
板面とは逆側の膜面側から発せられる、膜面発光タイプ
とに分けられる。基板面発光タイプの素子については、
たとえばAppl.Phys.Lett.,51,91
3−915(1987)に、膜面発光タイプの素子につ
いては、たとえばAppl.Phys.Lett.,
,2636−2638(1994)に記載されてい
る。
【0009】有機EL素子の発光体のうち、発光材料パ
ターンを形成する方法としては、メタルマスクを用いた
蒸着法と発光材料含有液を噴出塗布する方法が知られて
いる。
【0010】このうち前者は、発光材料パターンを形成
する対象である基体上に、まず微細な穴のあいたマスク
を設置し、その上(下)から発光材料層を構成する材料
を蒸着し、しかる後にマスクを取り除くことにより、発
光材料パターンを形成する手法である。一般にこの方法
は、蒸着による成膜に適した低分子系の発光材料に適し
た製造方法である。この手法については、たとえば、エ
ヌ・ティー・エス社、”有機EL素子とその工業化最前
線”、p.172−173に記述がある。
【0011】後者は、溶媒に溶かすか温度を上げること
により液体状になった発光材料原料をノズルにより基体
上に噴出し、溶媒を除去もしくは冷却することにより、
発光材料パターンを形成する手法である。この手法で
は、蒸着法により形成することが困難とされている高分
子系発光材料のパターンも形成することができる。この
手法についてはたとえば、エヌ・ティー・エス社、”有
機EL素子とその工業化最前線”、p.185−186
に記述がある。
【0012】また、有機ELを用いた発光表示装置の形
態としては、パーソナルコンピュータやテレビジョン用
途が考えられているソリッドなタイプの他に、紙のよう
にある程度曲げることのできるフレキシブルなタイプが
開示されている。フレキシブル発光表示装置は曲面上に
貼り付けて使用したり、将来的には紙の代替として従来
に無い新しい市場が期待されている。フレキシブルな発
光表示装置については、たとえば特開平8−96954
号公報に記述がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、フ
レキシブルな発光表示装置を製造する方法については開
示の例が無い。また、従来の非フレキシブルな基体を用
いた発光表示装置は基板を一枚ずつ装置に供給して各製
造プロセスを行う枚葉タイプであるため、高いスループ
ットを得るのが困難であった。
【0014】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、フレキシブルな基体を用いた発光装置の製造方法
において量産を可能にする製造方法およびその製造方法
を適用した製造装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フレキシブル基体に発光材料を形成する発
光表示装置の製造方法において、発光材料パターン形成
部にフレキシブル基体を供給する工程、提供されたフレ
キシブル基体に発光材料パターンを形成する工程、およ
び発光材料成膜後のフレキシブル基体を発光材料パター
ン形成部から取り除く工程を含む(請求項1)。
【0016】また、本発明は、フレキシブル基体を発光
材料パターン形成部に供給する際、もしくは発光材料パ
ターンを形成後のフレキシブル基体を発光材料形成部か
ら取り除く際に、フレキシブル基体が曲げられる工程を
含む(請求項2)。
【0017】また、本発明は、該フレキシブル基体を供
給する際に、ロール状に準備されたフレキシブル基体を
供給する(請求項3)。
【0018】また、本発明は、該フレキシブル基体を発
光材料パターン形成部から取り除く際に、フレキシブル
基体をロール状に巻き取ることにより取り除く(請求項
4)。
【0019】また、本発明は、該フレキシブル基体を発
光材料パターン形成部に供給する工程が、発光材料パタ
ーン形成後のフレキシブル基体を発光材料パターン形成
部から取り除く工程と同時に行う(請求項5)。
【0020】また、本発明は、発光材料パターン形成法
が、溶媒に溶かすか温度を上げることにより液体状にな
った発光材料をノズルにより基体上に噴出し、溶媒を除
去もしくは冷却することによる発光材料パターン形成工
程を含む(請求項6)。
【0021】また、本発明は、フレキシブル基体供給部
がフレキシブル基体を発光材料パターン形成部に供給す
る工程と、発光材料パターン作成装置においてフレキシ
ブル基体をステージ上の所定の位置に位置あわせをする
工程と、発光材料パターン形成装置において発光材料供
給装置をフレキシブル基体上の所定の位置に位置あわせ
をする工程と、発光材料パターンをフレキシブル基体上
に形成する工程と、発光材料形成後のフレキシブル基体
を発光材料パターン形成部から取り除く工程を含む(請
求項7)。
【0022】また、本発明は、発光材料パターン形成工
程が、基体上にマスクを設置し、その後にマスクの基体
に面していない側から蒸着またはスパッタにより発光材
料を成膜することにより発光材料パターンを得る工程で
ある(請求項8)。
【0023】また、本発明は、フレキシブル基体供給部
がフレキシブル基体を発光材料パターン形成部に供給す
る工程と、発光材料パターン作成装置においてフレキシ
ブル基体を位置あわせをする工程と、発光材料パターン
形成装置においてマスクをフレキシブル基体上の所定の
位置に位置あわせをする工程と、発光材料をフレキシブ
ル基体上に形成する工程と、発光材料形成後のフレキシ
ブル基体を発光材料パターン形成部から取り除く工程を
含む(請求項9)。
【0024】また、本発明は、フレキシブル基体に位置
検出マークを設け、製造装置に設けられた検知装置によ
り位置検出マークを検知することにより基体の位置決め
をする(請求項10)。
【0025】また、本発明は、以上の製造方法を適用し
た発光表示装置の製造装置を用いる(請求項11)。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1および図2は、本発明を適用した発光
表示装置の製造装置を表す概念図であり、図1が断面図
であり、図2が上面図である。
【0028】この製造装置は、フレキシブル基体供給装
置1a、発光材料パターン形成装置2a、およびフレキ
シブル基体収納装置3aの3つの部位から構成されてい
る。
【0029】フレキシブル基体供給装置1aには、基体
巻き取り装置7−1aにロール状に巻かれたフレキシブ
ル基体6aが収納されている。フレキシブル基体6aは
発光材料パターン形成装置2a内のステージ8a上を経
て、フレキシブル基体収納装置3a内に設置された基体
巻き取り装置7−2aに接続されている。
【0030】基体巻き取り装置7−1a、7−2aには
駆動モータ(示さず)が接続されており、それらを駆動
することによりフレキシブル基体6aに適度な引っ張り
張力を印加しつつステージ8aにフレキシブル基体3a
の適当な部位を供給することができる。
【0031】フレキシブル基体3aの特定の部位をステ
ージ8a上に供給するかを決める方法は以下の通りであ
る。
【0032】一つには、基体巻き取り装置7−1a、7
−2aの回転数で判定する手法である。この手法は、フ
レキシブル基体3aのどの部位を選択するかにそれほど
精度を要しない場合に有効である。
【0033】もう一つは、フレキシブル基体に付けられ
たマークをステージに固定されたセンサーで読み取る手
法である。
【0034】図3および図4は、フレキシブル基体に付
けられたマークをステージに固定されたセンサーで読み
取る手法の一例を説明する図であり、図3が断面図であ
り、図4が上面図である。
【0035】たとえば、図3および図4に示すように、
フレキシブル基体6aを挟んで上方に光源14を、下方
にディテクタ15を配置し、フレキシブル基体6aに位
置検出穴17を空けておく。光源14からはディテクタ
15方向に光16が照射されている。
【0036】フレキシブル基体6aを図の移動方向18
に移動させ、光源14からの光16が位置検出穴17を
通過し、ディテクタ15が光16を検出した位置で、フ
レキシブル基体6aの移動を止めるのである。ここで
は、検出穴の数が一つの場合を示したが、検出穴の数は
複数でも良い。検出穴が複数の場合は、フレキシブル基
体を移動させて検出されたある検出穴で基体の移動を減
速し、その後に検出された検出穴で移動を停止させると
いうこともできる。
【0037】基体の位置検出法には、他にもたとえば位
置検出センサに磁気センサを用い、フレキシブル基体上
に設置された磁気的な位置情報を検出する手法や、位置
センサに電気を検出するプローブを用い、フレキシブル
基体上に設置された電気的な位置情報を検出する手法が
考えられる。
【0038】基体の適当な部位が発光材料パターン形成
部に位置決めされると、次に発光材料パターンの形成が
行われる。X−Yステージ5aには発光材料供給装置4
aが設置されており、X−Y平面を自在に移動すること
ができる。
【0039】発光材料供給装置4aは、典型的には微小
な発光材料含有液をフレキシブル基体6aに噴出塗布す
るノズルである。発光材料供給装置4aはフレキシブル
基体6aの所定の場所に移動すると、フレキシブル基体
6aに微小な発光材料含有液を噴出し、後に固化させる
ことにより、発光材料パターンを形成する。
【0040】発光材料パターンが、ホール注入輸送層/
発光層/電子注入輸送層の3層構造等の複数層から構成
される場合は、発光材料層を構成する一つの層のパター
ンが形成された後に、そのパターンの上から、次の材料
の含有液を内蔵した別の発光材料供給装置によるパター
ン形成がなされる。上の例で言えば、ホール注入輸送層
パターンの形成、発光層のパターン形成、電子注入輸送
層のパターン形成という順である。
【0041】発光材料パターンの形成が終了したフレキ
シブル基体6aは、基体巻き取り装置7−1aおよび7
−2aをそれらに接続された駆動装置を動かすことによ
り回転させ、基体巻き取り装置7−2aに巻き取り収納
する。
【0042】この時の、発光表示装置の製造装置の動作
を表すフローチャートを図5に示す。
【0043】製造装置をスタート(A−1)させること
によりフレキシブル基体供給装置1aから、発光材料パ
ターン作成装置2aにフレキシブル基体6aが供給され
る(A−2)。
【0044】次に、発光材料パターン作成装置2a内に
おいて、フレキシブル基体6aが発光材料パターンの形
成に最適な位置に位置あわせされる(A−3)。次に、
発光材料供給装置4aがフレキシブル基体6a上の発光
材料形成位置に位置あわせされ(A−4)、発光材料パ
ターンの形成が行われる(A−5)。発光材料供給装置
4aは次の発光材料形成位置に位置あわせされ(A−4
その2)、次の発光材料パターンが形成される(A−5
その2)。ステップ(A−4)と(A−5)は終了司令
が出されるまで繰り返される。
【0045】終了司令が出されると、次のフレキシブル
基体がフレキシブル基体供給装置から発光材料パターン
作成装置に供給され、同時に発光材料パターンの作成が
終了したフレキシブル基体はフレキシブル基体収納装置
に収納される(A−6)。製造終了判断(A−7)が出
され、終了(A−8)となるまでは、ステップ(A−
3)〜(A−6)の間の処理が繰り返される。
【0046】図6は、本発明を適用できる発光材料供給
装置の概略図である。
【0047】発光材料供給装置100は、ノズルを形成
する小孔101を穿設した板状体102、および、その
上に重合して固設された枠体状の圧力室構成部材103
と、更に、圧力室構成部材103の上に重合して固設さ
れた振動板104によって構成される。
【0048】圧力室構成部材103を形成する枠体の内
側部分には所定の間隙を空けて複数の障壁105が設け
られ、隣接する二つの障壁105と前述した板状体10
2および振動板104で区画して形成される各々の空間
によって複数の圧力室106が構成される。
【0049】また、圧力室構成部材103の内側には、
全ての障壁105の先端部を突き切るようにして発光材
料含有液プール107が形成され、振動板104の発光
材料含有液タンク口111を介して導入された発光材料
含有液が、発光材料含有液プール107、および、障壁
105と隣接する障壁105との間の間隙で形成される
発光材料含有液供給口112を通って各々の圧力室10
6に導かれるようになっている。
【0050】圧電素子108は、各々の圧力室106と
対応して振動板104上に複数配備され、また、ノズル
を構成する小孔101も、各々の圧力室106と対応し
て板状体102上の複数箇所に穿設されている。
【0051】図7は、図6に示した発光材料供給装置1
00の周辺構成を示す概略図である。
【0052】図7に示されるように、発光材料含有液タ
ンク109内の発光材料含有液は、チューブ110およ
び発光材料含有液タンク口111を介して発光材料含有
液プール107に供給される。
【0053】また、発光材料供給装置100を駆動する
駆動信号は、本体113で生成され、フレキシブル・プ
リンティング・ケーブル(以下、単にFPCという)1
14を通って駆動回路用の回路基板115に到達し、更
に、FPC116を通って圧電素子108に印加され、
この信号を受けた圧電素子108が振動して圧力室10
6の振動板104を変形させる。
【0054】この結果、圧力室106の容積が減少して
圧力波が発生し、この圧力波により、ノズルとなる小孔
101から発光材料含有液滴が吐出されてフレキシブル
基体に飛翔する。なお、図6のように小孔101が複数
個設けられている場合は、一度に複数個の発光材料パタ
ーンを形成することが可能である。
【0055】図8および図9は、本発明を適用した発光
表示装置の製造装置を表す概念図であり、図8が断面図
であり、図9が上面図である。
【0056】フレキシブル基体供給装置1bおよびフレ
キシブル基体収納装置3bは、図1の場合のフレキシブ
ル基体供給装置1aおよびフレキシブル基体収納装置3
aと同じである。図1の場合と異なるのは発光材料パタ
ーン形成装置2bである。ここでは、マスクを用いた蒸
着法を用いる場合を示してある。
【0057】フレキシブル媒体6は固定台9の下方に設
置されており、パターン形成時には固定台9に固定され
る。フレキシブル基体6の下方にはマスク12が設置さ
れている。マスク12の下方には蒸着源10が設置され
ており、蒸着源10に設置された発光材料母材11から
上方に、気化した発光材料母材が照射される。発光母材
を上方に照射する手法としては、抵抗加熱やイオンビー
ム13の照射により真空中で発光母材を加熱する方法が
用いられる。
【0058】マスク12には、形成パターンに相当する
穴が空けられており、上方に照射された発光材料部材は
穴がある箇所ではマスクを通過し、フレキシブル基体6
上に発光材料の膜が形成される。穴が無い部分は膜が形
成されないので、フレキシブル基体6上には発光材料の
パターンが形成される。
【0059】マスク12には移動機構が設置されてお
り、フレックス基体6に平行に移動して位置決めが可能
であると同時に、フレックス基体6が移動中にはフレッ
クス基体6に対して垂直方向に空間的に離れ、フレック
ス基体6が静止し発光材料パターン形成時にはフレック
ス基体に密着もしくはフレックス基体6の近傍に定位す
る。
【0060】ここでは、蒸着法を用いた場合について述
べたが、蒸着の代わりにスパッタを用いることも可能で
ある。
【0061】この時の、発光表示装置の製造装置の動作
を表すフローチャートを図10に示す。
【0062】製造装置をスタート(B−1)させること
によりフレキシブル基体供給装置1bから、発光材料パ
ターン作成装置2bにフレキシブル基体6が供給される
(B−2)。
【0063】次に、発光材料パターン作成装置2b内に
おいて、フレキシブル基体6が発光材料パターンの形成
に最適な位置に位置あわせされる(B−3)。次に、マ
スク12がフレキシブル基体6上の発光材料形成最適位
置に位置あわせされ(B−4)、発光材料の成膜が行わ
れる(B−5)。マスク12は次の発光材料形成最適位
置に位置あわせされ(B−4その2)、次の発光材料パ
ターンが形成される(B−5その2)。次のフレキシブ
ル基体6がフレキシブル基体供給装置1bから発光材料
パターン作成装置2bに供給され、同時に発光材料パタ
ーンの作成が終了したフレキシブル基体6はフレキシブ
ル基体収納装置3bに収納される(B−6)。製造終了
判断(B−7)が出され、終了(B−8)となるまで
は、ステップ(B−3)〜(B−6)の間の処理が繰り
返される。
【0064】図11は、本発明を適用した発光表示装置
の製造装置を表す概念図である。
【0065】図1〜図10の場合は、フレキシブル基体
として連続したシートを用いたが、図11の例では、予
めカットされたフレキシブル基体のシートを用いた場合
について説明する。
【0066】フレキシブル基体供給装置1c内に設置さ
れたトレイ50の押圧板51により、フレキシブル基体
のシート6cは図中上向きに押し上げられている。シー
ト6cの上にはピックアップローラー64が設置されて
おり、ピックアップローラー64が回転することにより
摩擦力で最上部のシート6cを発光材料パターン形成部
2cに送り出す。
【0067】発光材料パターン形成部2c内には搬送ロ
ーラ46aが設置されており、フレキシブル基体供給装
置1cから送り出された基体シート6cを発光材料供給
ステージ48に送る。
【0068】発光材料供給ステージ48には駆動装置4
9a、49bにより駆動されるベルトが設置されてお
り、基体シート6cを発光材料パターンの形成に最適な
位置に移動させる。発光材料パターンの形成が終了した
基体シート6cは、搬送ローラ46bによりフレキシブ
ル基体収納装置3c内に設置されたトレイ52に収納さ
れる。
【0069】図12は、フレキシブル基体供給装置1c
内に設置された基体シートピックアップ部の要部断面図
である。
【0070】ベース62の底面には図示の横断面形状を
有するように基部61が、上記のフレキシブル基体シー
トカセットケース50に対向する位置に固定されてい
る。この基部61の側面において一対の分離板60が離
間するように固定されている。
【0071】分離板60は、ケース50の凹部に一部が
図示のように潜入する位置関係となっており、最上位置
のシートS1がピックアップローラ64の矢印方向の駆
動により搬送されることで、基体シートS1の底面との
間の摩擦力により図示のように、起立位置から右側に倒
れる状態になり、シートS1を送り出す。また、このシ
ートS1の下方の2枚目のシートS2は、上記のように
倒れた分離板60の側面に先端縁部が当接することで、
それ以上の送りが規制されてその位置に止まる。以上の
ようにして、ダブルフィードを効果的に防止する。
【0072】本発明の発光表示装置の製造装置において
適用可能なフレキシブル基体としては、芳香族ポリアミ
ド樹脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム、アラミドフ
ィルム、ポリエステルフィルムなどからなる単層もしく
は多層膜の樹脂フィルムや、薄い金属合金板からなるフ
ィルム、もしくは樹脂フィルムと金属フィルムとの積層
体、などをベースとしたフィルムを用いることができ
る。
【0073】製造する発光表示装置が単純マトリックス
タイプの場合は、これらのフィルム上に予め下電極およ
び電極配線部を作成したものをフレキシブル基体として
用いる。あるいは、特に図1〜図4に示したような構造
の製造装置を用いる場合には、発光材料供給装置から噴
出された発光材料がフレキシブル基体に衝突した際に基
体面内で広がりすぎ、発光材料パターンが大きくなりす
ぎる場合がある。これに対する対策として、フレキシブ
ル基体に発光材料パターンの広がりを防ぐための、樹脂
等による隔壁を予め設けることもできる。
【0074】製造する発光材料層パターンの構成として
は、フレキシブル基体上に陽極が形成されておりその上
に発光材料層が形成される場合は、基体側から(1)発
光層、(2)ホール注入輸送層/発光層、(3)発光層
/電子注入輸送層、(4)ホール注入輸送層/発光層/
電子注入輸送層という構成を用いることができる。
【0075】さらには、ホール注入輸送層をホール注入
層とホール輸送層、あるいは電子注入輸送層を電子注入
層と電子輸送層との2層にすることもできる。フレキシ
ブル基体上に陰極を形成した場合には、基体上に陽極を
形成した場合の発光材料層の積層順を上下逆にした構成
を用いることができる。
【0076】発光素子を構成する各部材には代表的なも
のとして、以下の表1に示すものを用いることができ
る。
【0077】
【表1】
【0078】また、スイッチングトランジスタ、および
電流印加トランジスタを構成する各要素としては、以下
の表2に示すものを用いることができる。
【0079】
【表2】
【0080】
【実施例】図1〜図6に示した製造装置のプロトタイプ
を試作し、動作の実証を行った。
【0081】この際、試作した発光表示装置は2インチ
角の単色の単純マトリックスタイプであり、画素サイズ
は300μm角である。
【0082】基板にはポリイミド樹脂のフレキシブル基
板を用いており、その上に膜厚1μmのAlは緯線パタ
ーンと膜厚50nmのAuの陽極パターンを形成したも
のをフレキシブル基体として図1におけるフレキシブル
基体供給装置1a内の基体巻き取り装置7−1aにセッ
トした。
【0083】また、フレキシブル基体の一端は、フレキ
シブル基体収納装置3aに内蔵された基体巻き取り装置
7−2aに固定した。基体巻き取り装置7−1aおよび
7−2aはモータと連結されており、フレキシブル基体
にテンションをかけながら、フレキシブル基体の所定の
部位をステージ8aに供給できるようになっている。
【0084】図6に構造を示した発光材料供給装置とし
てはノズルを形成する小穴101が10個作り込まれた
装置を試作適用した。但し、今回はそのうちの1個のノ
ズル孔のみから発光材料含有液を噴出させた。
【0085】発光材料含有液は発光材料を溶媒に溶解さ
せることにより作成した。ノズル孔から1回に噴出され
る発光材料含有液の量は平均4ピコリットルとし、基体
上の同一箇所に同一発光材料含有液を噴出する回数で形
成される発光材料パターンの膜厚を制御した。
【0086】発光材料は、陽極側からポリチオフェン/
ポリフェニレンビニレンの2層構成とした。ポリチオフ
ェン溶液を噴出しパターンを形成した後にポリチオフェ
ンパターンの上からポリフェニレンビニレン溶液を噴出
し、2層パターンを形成した。
【0087】次に、以上の工程により発光材料パターン
を形成したフレキシブル基体を、基体巻き取り装置7−
2aに巻き取り収納した。
【0088】次に一度収納した基体を別の装置に移し、
膜厚5nmのCaと50nmのITOとからなる陰極、
及びAl2O3とSiO2との混合物からなる膜厚1μ
mの保護層を形成した。
【0089】こうして作成された素子に対して電流を通
電させ発光させたところ、約100カンデラの発光輝度
が得られた。これによってフレキシブル基体を用い、図
1〜図6の構造を有する製造装置を用いた場合に、発光
表示装置を作成することができることが試作機レベルで
実証された。
【0090】この方法では、基体巻き取り装置に配線お
よび陽極を形成したフレキシブル基体を巻いて製造装置
に供給し、さらには発光材料パターンを形成後のフレキ
シブル基体を巻き取って回収するため、その際の基板か
らの素子の剥離や素子の破壊が懸念されたが、今回それ
らは観測されなかった。
【0091】今回の試作では、発光材料パターン形成部
分のみを実証したが、本発明によれば、配線パターン、
陽極パターン、陰極パターン、および保護層を一貫して
製造する製造装置を構築することにより、従来の1枚ず
つ基板を搬送して工程処理をする手法では実現できな
い、高スループットの発光表示装置の製造が可能にな
る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレキシブルな基体を用いた発光装置の製造方法におい
て量産を可能にする製造方法およびその製造方法を適用
した製造装置を提供することができる。
【0093】また、本発明の適用により、フレキシブル
な基体を用いた発光装置の高スループットが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の断
面概念図である。
【図2】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の上
面概念図である。
【図3】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の基
体位置検出部の断面概念図である。
【図4】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の基
体位置検出部の上面概念図である。
【図5】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の動
作を表すフローチャートの図である。
【図6】本発明を適用できる発光材料供給装置の概略図
である。
【図7】図6に示した発光材料供給装置の周辺構成を示
す概略図である。
【図8】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の断
面概念図であり、図1とは別の例を示す図である。
【図9】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の上
面概念図であり、図2とは別の例を示す図である。
【図10】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の
動作を表すフローチャートの図であり、図3とは別の例
を示す図である。
【図11】本発明を適用した発光表示装置の製造装置の
断面概念図であり、図1、図8とは別の例を示す図であ
る。
【図12】図11に示したフレキシブル基体供給装置1
c内に設置された基体シートピックアップ部の要部断面
図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c フレキシブル基体供給装置 2a、2b、2c 発光材料パターン作成装置 3a、3b、3c フレキシブル基体収納装置 4、4a 発光材料供給装置 5、5a X−Yステージ 6a、6、6c フレキシブル基体 7−1a、7−1b、7−2a、7−2b 基体巻き取
り装置 8a ステージ 9 固定台 10 蒸着源 11 発光材料母材 12 マスク 13 蒸着ビーム 14 光源 15 ディテクタ 16 光 17 位置検出穴 18 媒体移動方向 46a、46b 搬送ローラ 48 発光材料供給ステージ 49a、49b 駆動装置 50 トレイ 51 押圧板 52 トレイ 60 分離板 61 基部 62 ベース 64 ピックアップローラー 100 発光材料供給装置 101 ノズルを形成する小孔 102 板状体 103 圧力室構成部材 104 振動板 105 障壁 106 圧力室 107 発光材料含有液プール 108 圧電素子 109 発光材料含有液タンク 110 チューブ 111 発光材料含有液タンク口 113 本体 114 フレキシブル・プリンティング・ケーブル(F
PC) 115 駆動回路用の回路基板 116 FPC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB18 BA07 CA06 DB03 FA01 4D075 AC07 AC73 AC96 CB08 CB09 DA06 DB01 DB31 DB48 DB53 DB63 DC21 DC24 EA07 EB01 EC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基体に発光材料を形成する
    発光表示装置の製造方法において、 発光材料パターン形成部にフレキシブル基体を供給する
    工程、提供されたフレキシブル基体に発光材料パターン
    を形成する工程、および発光材料成膜後のフレキシブル
    基体を発光材料パターン形成部から取り除く工程を含む
    ことを特徴とする、発光表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 フレキシブル基体を発光材料パターン形
    成部に供給する際、もしくは発光材料パターンを形成後
    のフレキシブル基体を発光材料形成部から取り除く際
    に、フレキシブル基体が曲げられる工程を含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の発光表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 該フレキシブル基体を供給する際に、ロ
    ール状に準備されたフレキシブル基体を供給することを
    特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 該フレキシブル基体を発光材料パターン
    形成部から取り除く際に、フレキシブル基体をロール状
    に巻き取ることにより取り除くことを特徴とする請求項
    1〜3のうちのいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 該フレキシブル基体を発光材料パターン
    形成部に供給する工程が、発光材料パターン形成後のフ
    レキシブル基体を発光材料パターン形成部から取り除く
    工程と同時に行われることを特徴とする、請求項1〜4
    のうちのいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 発光材料パターン形成法が、溶媒に溶か
    すか温度を上げることにより液体状になった発光材料を
    ノズルにより基体上に噴出し、溶媒を除去もしくは冷却
    することによる発光材料パターン形成工程を含むことを
    特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 フレキシブル基体供給部がフレキシブル
    基体を発光材料パターン形成部に供給する工程と、発光
    材料パターン作成装置においてフレキシブル基体をステ
    ージ上の所定の位置に位置あわせをする工程と、発光材
    料パターン形成装置において発光材料供給装置をフレキ
    シブル基体上の所定の位置に位置あわせをする工程と、
    発光材料パターンをフレキシブル基体上に形成する工程
    と、発光材料形成後のフレキシブル基体を発光材料パタ
    ーン形成部から取り除く工程を含むことを特徴とする、
    請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 発光材料パターン形成工程が、基体上に
    マスクを設置し、その後にマスクの基体に面していない
    側から蒸着またはスパッタにより発光材料を成膜するこ
    とにより発光材料パターンを得る工程であることを特徴
    とする、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 フレキシブル基体供給部がフレキシブル
    基体を発光材料パターン形成部に供給する工程と、発光
    材料パターン作成装置においてフレキシブル基体を位置
    あわせをする工程と、発光材料パターン形成装置におい
    てマスクをフレキシブル基体上の所定の位置に位置あわ
    せをする工程と、発光材料をフレキシブル基体上に形成
    する工程と、発光材料形成後のフレキシブル基体を発光
    材料パターン形成部から取り除く工程を含むことを特徴
    とする、請求項8に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 フレキシブル基体に位置検出マークを
    設け、製造装置に設けられた検知装置により位置検出マ
    ークを検知することにより基体の位置決めをすることを
    特徴とする、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のうちのいずれか1項
    に記載の製造方法を適用した発光表示装置の製造装置。
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