JP2003131890A - 割込み制御装置 - Google Patents
割込み制御装置Info
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- JP2003131890A JP2003131890A JP2001326451A JP2001326451A JP2003131890A JP 2003131890 A JP2003131890 A JP 2003131890A JP 2001326451 A JP2001326451 A JP 2001326451A JP 2001326451 A JP2001326451 A JP 2001326451A JP 2003131890 A JP2003131890 A JP 2003131890A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 割込み要求信号を任意のタイミングで発生さ
せ、ソフトウェア処理の負荷を低減する割込み制御装置
を提供する。 【解決手段】 ベクタ1は、割込み要求信号を生成する
割込み発生回路101、割込み要求信号を分周及び/又
は逓倍する分周・逓倍回路102、個別の割込み要求信
号を受理する個別割込み受理回路103、及び個別割込
み受理回路104を備えて構成される。割込み発生回路
101で発生した割込み要求信号は、分周・逓倍回路1
02で分周及び/又は逓倍されることで割込み要求信号
の発生周期が変化し、任意のタイミングでCPUコア1
11に対して割込みを発生する。
せ、ソフトウェア処理の負荷を低減する割込み制御装置
を提供する。 【解決手段】 ベクタ1は、割込み要求信号を生成する
割込み発生回路101、割込み要求信号を分周及び/又
は逓倍する分周・逓倍回路102、個別の割込み要求信
号を受理する個別割込み受理回路103、及び個別割込
み受理回路104を備えて構成される。割込み発生回路
101で発生した割込み要求信号は、分周・逓倍回路1
02で分周及び/又は逓倍されることで割込み要求信号
の発生周期が変化し、任意のタイミングでCPUコア1
11に対して割込みを発生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サに対して割込み制御を行う割込み制御装置に関する。
サに対して割込み制御を行う割込み制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】割込み処理とは、CPU(マイクロプロ
セッサ)に現在実行中の処理ルーチンよりも優先レベル
の高い処理を行うことが要求された場合、あるいは処理
を何らかの外部的なタイミングに従って行う必要がある
場合に行われる。一般に、マイクロコンピュータに接続
される周辺装置で発生した割込み要求信号は、割込み制
御装置を介してCPUに送出される。割込み要求信号を
受理したCPUは、現在実行中のプログラムを終了して
から、別のプログラムの実行を開始するという動作を行
っている。
セッサ)に現在実行中の処理ルーチンよりも優先レベル
の高い処理を行うことが要求された場合、あるいは処理
を何らかの外部的なタイミングに従って行う必要がある
場合に行われる。一般に、マイクロコンピュータに接続
される周辺装置で発生した割込み要求信号は、割込み制
御装置を介してCPUに送出される。割込み要求信号を
受理したCPUは、現在実行中のプログラムを終了して
から、別のプログラムの実行を開始するという動作を行
っている。
【0003】図6は、従来の割込み制御装置の構成を示
すブロック図である。同図に示したブロック図は、N個
(Nは任意の自然数)の割込み要因が受理可能な例であ
る。ベクタ1は、割込み要求信号を生成する割込み発生
回路601及びその割込み要求信号を受理する個別割込
み受理回路603を備え、割込み発生回路601はマイ
クロコンピュータに接続される周辺装置(以下、周辺装
置と呼ぶ)内に設けられている。同様に各ベクタ(ベク
タ2からベクタN)においても、割込み発生回路60
4、607及び個別割込み受理回路606、609がそ
れぞれ備えられる。さらに、マイクロコンピュータのC
PUコア611の中に設けられ、各ベクタからの割込み
要求信号をまとめて受理する割込み受理回路610を備
えて構成される。
すブロック図である。同図に示したブロック図は、N個
(Nは任意の自然数)の割込み要因が受理可能な例であ
る。ベクタ1は、割込み要求信号を生成する割込み発生
回路601及びその割込み要求信号を受理する個別割込
み受理回路603を備え、割込み発生回路601はマイ
クロコンピュータに接続される周辺装置(以下、周辺装
置と呼ぶ)内に設けられている。同様に各ベクタ(ベク
タ2からベクタN)においても、割込み発生回路60
4、607及び個別割込み受理回路606、609がそ
れぞれ備えられる。さらに、マイクロコンピュータのC
PUコア611の中に設けられ、各ベクタからの割込み
要求信号をまとめて受理する割込み受理回路610を備
えて構成される。
【0004】図7は、図6に示したベクタ1及びCPU
コア611の構成を詳細に示したブロック図である。同
図に示したブロック図において、割込み発生回路601
は、クロックセレクタ701、割込み間隔が設定された
タイマバッファ702、及びバイナリカウンタ703を
備え、個別割込み受理回路603は、割込み優先レベル
が設定されている割込み制御レジスタ713及び割込み
デコーダ714を備え、CPUコア611は、マイクロ
プロセッサの状態を表すカウンタであるPSW(プロセ
ッサステータスワード)718及び各ベクタからの個別
割込み要求信号とPSW718に設定されているマスク
レベルに基づいて割込みレベルの優先順位を判定する割
込みレベル判定回路717を備えて構成される。同図に
示したfssはCPUのタイマ機能のカウントを行うク
ロックであり、このクロックはCPUコアから供給され
る。また、TCEは、周辺装置に対してタイマ機能の動
作許可又は不許可を制御する信号である。
コア611の構成を詳細に示したブロック図である。同
図に示したブロック図において、割込み発生回路601
は、クロックセレクタ701、割込み間隔が設定された
タイマバッファ702、及びバイナリカウンタ703を
備え、個別割込み受理回路603は、割込み優先レベル
が設定されている割込み制御レジスタ713及び割込み
デコーダ714を備え、CPUコア611は、マイクロ
プロセッサの状態を表すカウンタであるPSW(プロセ
ッサステータスワード)718及び各ベクタからの個別
割込み要求信号とPSW718に設定されているマスク
レベルに基づいて割込みレベルの優先順位を判定する割
込みレベル判定回路717を備えて構成される。同図に
示したfssはCPUのタイマ機能のカウントを行うク
ロックであり、このクロックはCPUコアから供給され
る。また、TCEは、周辺装置に対してタイマ機能の動
作許可又は不許可を制御する信号である。
【0005】次に、図7に示したブロック図を参照にし
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。まず、周辺装置内に設けられた
割込み発生回路601において、クロックセレクタ70
1で選択されたクロックによりバイナリカウンタ703
がカウントを開始し、オーバフロー又はアンダフローを
起こすと、割込み要求信号704が発生する。割込み要
求信号704が発生すると、バイナリカウンタ703に
は、タイマバッファ702に設定された割込み間隔値が
ロードされ、その割込み間隔毎にバイナリカウンタ70
3がオーバフロー又はアンダフローを起こし、割込み要
求信号704が発生する。この割込み要求信号704は
割込み制御レジスタ713に入力され、割込み制御レジ
スタ713には割込み要求があったことを示す割込み要
求フラグがセットされる。
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。まず、周辺装置内に設けられた
割込み発生回路601において、クロックセレクタ70
1で選択されたクロックによりバイナリカウンタ703
がカウントを開始し、オーバフロー又はアンダフローを
起こすと、割込み要求信号704が発生する。割込み要
求信号704が発生すると、バイナリカウンタ703に
は、タイマバッファ702に設定された割込み間隔値が
ロードされ、その割込み間隔毎にバイナリカウンタ70
3がオーバフロー又はアンダフローを起こし、割込み要
求信号704が発生する。この割込み要求信号704は
割込み制御レジスタ713に入力され、割込み制御レジ
スタ713には割込み要求があったことを示す割込み要
求フラグがセットされる。
【0006】次いで、割込み制御レジスタ713に設定
されている割込み優先レベル及び割込みデコーダ714
の出力結果により、ベクタ1の周辺装置で発生した割込
み要因の割込み優先レベルの判定が行われる。ここで、
例えば、タイマ割込みとシリアル割込みが同時に発生し
た場合は、割込み制御レジスタ713に設定された割込
み優先レベルによって、どちらの割込み要求信号を優先
するかが決定される。そして、割込み優先レベルの高い
割込み要求信号がCPUコア611に送出される。他の
各ベクタ(ベクタ2からベクタN)についても、割込み
要因が発生した場合は、同様に割込み要求信号が生成さ
れてCPUコア611に送出される。
されている割込み優先レベル及び割込みデコーダ714
の出力結果により、ベクタ1の周辺装置で発生した割込
み要因の割込み優先レベルの判定が行われる。ここで、
例えば、タイマ割込みとシリアル割込みが同時に発生し
た場合は、割込み制御レジスタ713に設定された割込
み優先レベルによって、どちらの割込み要求信号を優先
するかが決定される。そして、割込み優先レベルの高い
割込み要求信号がCPUコア611に送出される。他の
各ベクタ(ベクタ2からベクタN)についても、割込み
要因が発生した場合は、同様に割込み要求信号が生成さ
れてCPUコア611に送出される。
【0007】CPUコア611では、割込みレベル判定
回路717が、PSW718に設定されているマスクレ
ベル(割込み要因発生前に行っていた処理の優先レベ
ル)と、各ベクタから送出された割込み要求信号の割込
み優先レベルとを比較する。その結果、CPUコア61
1は、PSW718に設定されているマスクレベルより
も優先レベルが高い割込み要求信号である場合に、その
割込み要求信号を受理し、割込み要因に割り当てられた
ベクタアドレスに分岐して割込み処理を実行する。
回路717が、PSW718に設定されているマスクレ
ベル(割込み要因発生前に行っていた処理の優先レベ
ル)と、各ベクタから送出された割込み要求信号の割込
み優先レベルとを比較する。その結果、CPUコア61
1は、PSW718に設定されているマスクレベルより
も優先レベルが高い割込み要求信号である場合に、その
割込み要求信号を受理し、割込み要因に割り当てられた
ベクタアドレスに分岐して割込み処理を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、CPUコア611に送出される割込み要
求信号は、マイクロコンピュータに接続される周辺装置
などのハードウェア構成によって決定されてしまう。即
ち、割込み発生回路としてタイマ機能及びシリアル機能
の2種類を内蔵したマイクロコンピュータを考えると、
2つの割込み要因が発生することになるが、タイマ割込
みをもう1要因増やしたい場合は、割込み要因が不足す
るため、タイマ機能を2つ内蔵したマイクロコンピュー
タを新規に設計する必要がある。この場合は、マイクロ
コンピュータのハードウェア構成を増やす必要があるた
め、コストが増大するという問題がある。又、既存のマ
イクロコンピュータの場合は、ソフトウェアによって割
込み要求信号を分周することで割込み要因を増やす必要
があるが、この場合は、ソフトウェアの処理ステップ数
によって処理遅れが発生するなどの問題点があった。
従来技術では、CPUコア611に送出される割込み要
求信号は、マイクロコンピュータに接続される周辺装置
などのハードウェア構成によって決定されてしまう。即
ち、割込み発生回路としてタイマ機能及びシリアル機能
の2種類を内蔵したマイクロコンピュータを考えると、
2つの割込み要因が発生することになるが、タイマ割込
みをもう1要因増やしたい場合は、割込み要因が不足す
るため、タイマ機能を2つ内蔵したマイクロコンピュー
タを新規に設計する必要がある。この場合は、マイクロ
コンピュータのハードウェア構成を増やす必要があるた
め、コストが増大するという問題がある。又、既存のマ
イクロコンピュータの場合は、ソフトウェアによって割
込み要求信号を分周することで割込み要因を増やす必要
があるが、この場合は、ソフトウェアの処理ステップ数
によって処理遅れが発生するなどの問題点があった。
【0009】さらに、タイマ機能等、割込み発生回路6
01から入力される割込み要求信号による処理には、高
速な応答が必要な処理と、次の割込み要求までに実行す
ればよい処理とがある。しかしながら上記従来の技術で
は、割込み要求信号は、割込み発生回路601からのタ
イミング(バイナリカウンタ703のオーバフロータイ
ミング)により一義的に決定されているため、CPUの
稼働効率上好ましくないという問題点があった。
01から入力される割込み要求信号による処理には、高
速な応答が必要な処理と、次の割込み要求までに実行す
ればよい処理とがある。しかしながら上記従来の技術で
は、割込み要求信号は、割込み発生回路601からのタ
イミング(バイナリカウンタ703のオーバフロータイ
ミング)により一義的に決定されているため、CPUの
稼働効率上好ましくないという問題点があった。
【0010】また、上記の問題点を解決するものとし
て、タイマバッファ702に設定されている割込み間隔
値を割込み処理の中でソフトウェアにより書き換える方
法がある。しかし、近年のマイクロコンピュータの1チ
ップ化に伴い、割込み処理内で行う処理が増加してお
り、割込み要因が重複した場合に処理時間のオーバヘッ
ドが発生するという問題点があった。
て、タイマバッファ702に設定されている割込み間隔
値を割込み処理の中でソフトウェアにより書き換える方
法がある。しかし、近年のマイクロコンピュータの1チ
ップ化に伴い、割込み処理内で行う処理が増加してお
り、割込み要因が重複した場合に処理時間のオーバヘッ
ドが発生するという問題点があった。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決する為
のものであり、割込み要求信号を任意のタイミングで発
生させ、ソフトウェア処理の負荷を低減する割込み制御
装置を提供することを目的とする。
のものであり、割込み要求信号を任意のタイミングで発
生させ、ソフトウェア処理の負荷を低減する割込み制御
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の割込み制御装置
は、割込み発生回路(割込み発生回路101)で所定の
タイミングにより発生した第1の割込み要求信号(割込
み要求信号204)を分周と逓倍の少なくともどちらか
一方を行う分周逓倍回路(分周・逓倍回路102)を備
え、前記第1の割込み要求信号又は前記第1の割込み要
求信号が分周と逓倍の少なくともどちらか一方を行われ
て発生する第2の割込み要求信号(割込み要求信号21
0)をマイクロプロセッサ(CPUコア111)に送出
することで、マイクロプロセッサに対して割込みを発生
させることを特徴とする。
は、割込み発生回路(割込み発生回路101)で所定の
タイミングにより発生した第1の割込み要求信号(割込
み要求信号204)を分周と逓倍の少なくともどちらか
一方を行う分周逓倍回路(分周・逓倍回路102)を備
え、前記第1の割込み要求信号又は前記第1の割込み要
求信号が分周と逓倍の少なくともどちらか一方を行われ
て発生する第2の割込み要求信号(割込み要求信号21
0)をマイクロプロセッサ(CPUコア111)に送出
することで、マイクロプロセッサに対して割込みを発生
させることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、第1の割込み要求信号を
分周と逓倍の少なくともどちらか一方を行うことで、第
2の割込み要求信号を発生させることができ、マイクロ
プロセッサに対する割込みの発生タイミングを任意に設
定することができる。
分周と逓倍の少なくともどちらか一方を行うことで、第
2の割込み要求信号を発生させることができ、マイクロ
プロセッサに対する割込みの発生タイミングを任意に設
定することができる。
【0014】また、前記第2の割込み要求信号により、
周辺装置で発生した割込み要因の割込み優先レベルを再
設定する割込み優先レベル設定回路(割込み制御レジス
タバッファ212)を備える構成としてもよい。
周辺装置で発生した割込み要因の割込み優先レベルを再
設定する割込み優先レベル設定回路(割込み制御レジス
タバッファ212)を備える構成としてもよい。
【0015】本発明によれば、周辺装置で発生する割込
み要因の割込み優先レベルを任意に設定でき、割込み要
因が重複した場合でも、割込み処理時間のオーバヘッド
を軽減することができる。
み要因の割込み優先レベルを任意に設定でき、割込み要
因が重複した場合でも、割込み処理時間のオーバヘッド
を軽減することができる。
【0016】さらに、前記第1の割込み要求信号を、前
記第2の割込み要求信号に割り当てられたベクタアドレ
スとは異なるベクタアドレスに分岐させる分岐回路(個
別割込み受理回路401)を備えた構成としてもよい。
記第2の割込み要求信号に割り当てられたベクタアドレ
スとは異なるベクタアドレスに分岐させる分岐回路(個
別割込み受理回路401)を備えた構成としてもよい。
【0017】本発明によれば、割込みベクタアドレスを
分離することができる。このため、割込み発生回路のハ
ードウェア構成を追加することなく、割込み要因を増や
すことができる。
分離することができる。このため、割込み発生回路のハ
ードウェア構成を追加することなく、割込み要因を増や
すことができる。
【0018】また、本発明では、上記のいずれかに記載
の割込み制御装置を備えてなるマイクロコンピュータを
提供する。
の割込み制御装置を備えてなるマイクロコンピュータを
提供する。
【0019】本発明によれば、マイクロコンピュータに
おけるソフトウェア処理が軽減されると共に、マイクロ
プロセッサの稼働効率を向上させることができる。
おけるソフトウェア処理が軽減されると共に、マイクロ
プロセッサの稼働効率を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (第一実施形態)図1は、本発明の第一実施形態に係る
割込み制御装置の構成を示すブロック図である。同図に
示したブロック図は、N個(Nは任意の自然数)の割込
み要因が受理可能な例である。ベクタ1は、割込み要求
信号を生成する割込み発生回路101、該割込み要求信
号を分周する、逓倍する、又は、分周及び逓倍する(以
下、分周及び/又は逓倍と省略する)分周・逓倍回路1
02、及び個別の割込み要求信号を受理する個別割込み
受理回路103を備えて構成され、割込み発生回路10
1はマイクロコンピュータの周辺装置内に設けられてい
る。
施形態を説明する。 (第一実施形態)図1は、本発明の第一実施形態に係る
割込み制御装置の構成を示すブロック図である。同図に
示したブロック図は、N個(Nは任意の自然数)の割込
み要因が受理可能な例である。ベクタ1は、割込み要求
信号を生成する割込み発生回路101、該割込み要求信
号を分周する、逓倍する、又は、分周及び逓倍する(以
下、分周及び/又は逓倍と省略する)分周・逓倍回路1
02、及び個別の割込み要求信号を受理する個別割込み
受理回路103を備えて構成され、割込み発生回路10
1はマイクロコンピュータの周辺装置内に設けられてい
る。
【0021】同様に、各ベクタ(ベクタ2からベクタ
N)においても、割込み発生回路104、107、分周
・逓倍回路105、108、及び個別割込み受理回路1
06、109から構成される。このように本実施形態の
割込み制御装置はN個の割込み要因に相当する回路を有
し、各ベクタからの割込み要求信号がCPUコア111
内の割込み受理回路110で受理され、割込み要求信号
の優先レベルの判定が行われてから割込み処理が実行さ
れる。
N)においても、割込み発生回路104、107、分周
・逓倍回路105、108、及び個別割込み受理回路1
06、109から構成される。このように本実施形態の
割込み制御装置はN個の割込み要因に相当する回路を有
し、各ベクタからの割込み要求信号がCPUコア111
内の割込み受理回路110で受理され、割込み要求信号
の優先レベルの判定が行われてから割込み処理が実行さ
れる。
【0022】図2は、図1に示したベクタ1及びCPU
コア111の構成を詳細に示したブロック図である。同
図において割込み発生回路101は、クロックセレクタ
201、割込み間隔が設定されたタイマバッファ20
2、及びバイナリカウンタ203を備え、分周・逓倍回
路102は、割込み要求信号204を逓倍する逓倍回路
205、信号を選択するセレクタ206、セレクタ20
9、カウンタ207、及びカウンタ207のカウント値
を設定可能な比較器208を備え、個別割込み受理回路
103は、割込み制御レジスタバッファ212、割込み
制御レジスタ213、及び割込みデコーダ214を備
え、割込み制御レジスタバッファ212及び割込み制御
レジスタ213にはそれぞれ異なる割込み優先レベルが
設定されている。CPUコア111は、各ベクタからの
割込み要求信号の割込み優先レベルを比較し判定する割
込みレベル判定回路217及び割込み要因発生前に行っ
ていた処理情報を保持しているPSW218を備えて構
成される。
コア111の構成を詳細に示したブロック図である。同
図において割込み発生回路101は、クロックセレクタ
201、割込み間隔が設定されたタイマバッファ20
2、及びバイナリカウンタ203を備え、分周・逓倍回
路102は、割込み要求信号204を逓倍する逓倍回路
205、信号を選択するセレクタ206、セレクタ20
9、カウンタ207、及びカウンタ207のカウント値
を設定可能な比較器208を備え、個別割込み受理回路
103は、割込み制御レジスタバッファ212、割込み
制御レジスタ213、及び割込みデコーダ214を備
え、割込み制御レジスタバッファ212及び割込み制御
レジスタ213にはそれぞれ異なる割込み優先レベルが
設定されている。CPUコア111は、各ベクタからの
割込み要求信号の割込み優先レベルを比較し判定する割
込みレベル判定回路217及び割込み要因発生前に行っ
ていた処理情報を保持しているPSW218を備えて構
成される。
【0023】次に、図2に示したブロック図を参照にし
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。まず、周辺装置内に設けられた
割込み発生回路101において、クロックセレクタ20
1で選択されたクロックによりバイナリカウンタ203
がカウントを開始し、オーバフロー又はアンダフローを
起こすと、割込み要求信号204が発生する。割込み要
求信号204が発生すると、バイナリカウンタ203に
はタイマバッファ202に設定された割込み間隔値がロ
ードされ、その割込み間隔毎にバイナリカウンタ203
がオーバフロー又はアンダフローを起こし、割込み要求
信号204が発生する。
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。まず、周辺装置内に設けられた
割込み発生回路101において、クロックセレクタ20
1で選択されたクロックによりバイナリカウンタ203
がカウントを開始し、オーバフロー又はアンダフローを
起こすと、割込み要求信号204が発生する。割込み要
求信号204が発生すると、バイナリカウンタ203に
はタイマバッファ202に設定された割込み間隔値がロ
ードされ、その割込み間隔毎にバイナリカウンタ203
がオーバフロー又はアンダフローを起こし、割込み要求
信号204が発生する。
【0024】発生した割込み要求信号204は、逓倍回
路205により予め設定された倍率で逓倍が行われる。
次いで、セレクタ206によって逓倍された割込み要求
信号と逓倍されない割込み要求信号204のいずれかが
選択される。カウンタ207はセレクタ206で選択さ
れた割込み要求信号が入力されるとカウントを開始し、
カウント値が比較器208に設定された値と一致した場
合に、分周及び/又は逓倍された割込み要求信号210
が生成される。尚、逓倍された割込み要求信号をカウン
タ207及び比較器208を用いて1分周することで、
逓倍のみされた割込み要求信号が得られる。
路205により予め設定された倍率で逓倍が行われる。
次いで、セレクタ206によって逓倍された割込み要求
信号と逓倍されない割込み要求信号204のいずれかが
選択される。カウンタ207はセレクタ206で選択さ
れた割込み要求信号が入力されるとカウントを開始し、
カウント値が比較器208に設定された値と一致した場
合に、分周及び/又は逓倍された割込み要求信号210
が生成される。尚、逓倍された割込み要求信号をカウン
タ207及び比較器208を用いて1分周することで、
逓倍のみされた割込み要求信号が得られる。
【0025】又、逓倍回路205はバイナリカウンタ2
03の各ビットのオーバフロー信号を用いるため、バイ
ナリカウンタ203のビット長に応じた逓倍が可能であ
り、また割込み要因が同期シリアルの場合等はシリアル
クロックを用いればよいため、回路構成を容易にするこ
とができる。
03の各ビットのオーバフロー信号を用いるため、バイ
ナリカウンタ203のビット長に応じた逓倍が可能であ
り、また割込み要因が同期シリアルの場合等はシリアル
クロックを用いればよいため、回路構成を容易にするこ
とができる。
【0026】次に、セレクタ209は、分周及び/又は
逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号20
4のいずれで割込み受理を行うかを選択する。そして、
セレクタ209で選択された割込み要求信号により、割
込み制御レジスタ213に割込み要求があったことを示
す割込み要求フラグがセットされる。割込み要求フラグ
がセットされると、割込み制御レジスタ213に設定さ
れている割込み優先レベル及び割込みデコーダ214の
出力結果により、ベクタ1の周辺装置で発生した割込み
要因の割込み優先レベルの判定が行われる。そして、セ
レクタ209で選択された割込み要求信号はCPUコア
111に送出される。他の各ベクタ(ベクタ2からベク
タN)についても、割込み要因が発生した場合は、同様
に割込み要求信号が生成されてCPUコア111に送出
される。
逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号20
4のいずれで割込み受理を行うかを選択する。そして、
セレクタ209で選択された割込み要求信号により、割
込み制御レジスタ213に割込み要求があったことを示
す割込み要求フラグがセットされる。割込み要求フラグ
がセットされると、割込み制御レジスタ213に設定さ
れている割込み優先レベル及び割込みデコーダ214の
出力結果により、ベクタ1の周辺装置で発生した割込み
要因の割込み優先レベルの判定が行われる。そして、セ
レクタ209で選択された割込み要求信号はCPUコア
111に送出される。他の各ベクタ(ベクタ2からベク
タN)についても、割込み要因が発生した場合は、同様
に割込み要求信号が生成されてCPUコア111に送出
される。
【0027】CPUコア111では、割込みレベル判定
回路217が、PSW218に設定されているマスクレ
ベル(割込み要因発生前に行っていた処理の優先レベ
ル)と、各ベクタから送出された割込み要求信号の割込
み優先レベルとを比較する。その結果、CPUコア11
1は、PSW218に設定されているマスクレベルより
も優先レベルが高い割込み要求信号である場合に、その
割込み要求信号を受理し、割込み要因に割り当てられた
ベクタアドレスに分岐して割込み処理を行う。
回路217が、PSW218に設定されているマスクレ
ベル(割込み要因発生前に行っていた処理の優先レベ
ル)と、各ベクタから送出された割込み要求信号の割込
み優先レベルとを比較する。その結果、CPUコア11
1は、PSW218に設定されているマスクレベルより
も優先レベルが高い割込み要求信号である場合に、その
割込み要求信号を受理し、割込み要因に割り当てられた
ベクタアドレスに分岐して割込み処理を行う。
【0028】ここで、割込み要求信号が分周又は逓倍さ
れた場合の割込みタイミングについて、図3を参照して
説明する。図3は、バイナリカウンタ203におけるク
ロックのカウント状態と割込み要求信号204及び割込
み要求信号210の各割込みタイミングとの関係を示す
図である。
れた場合の割込みタイミングについて、図3を参照して
説明する。図3は、バイナリカウンタ203におけるク
ロックのカウント状態と割込み要求信号204及び割込
み要求信号210の各割込みタイミングとの関係を示す
図である。
【0029】図3に示した図において、割込みタイミン
グ301、303、及び305はバイナリカウンタ20
3のオーバフロータイミング(従来の割込み制御装置の
割込みタイミング)である。又、割込みタイミング30
1から305は逓倍回路205を2逓倍に設定された場
合に割込み要求信号が発生するタイミングである。さら
に、割込みタイミング301及び305はカウンタ20
7と比較器208により割込み要求信号204が2分周
となるように設定された場合に割込み要求信号が発生す
るタイミングである。
グ301、303、及び305はバイナリカウンタ20
3のオーバフロータイミング(従来の割込み制御装置の
割込みタイミング)である。又、割込みタイミング30
1から305は逓倍回路205を2逓倍に設定された場
合に割込み要求信号が発生するタイミングである。さら
に、割込みタイミング301及び305はカウンタ20
7と比較器208により割込み要求信号204が2分周
となるように設定された場合に割込み要求信号が発生す
るタイミングである。
【0030】図3を見て分かるように、割込み要求信号
204と割込み要求信号210とは、割込みタイミング
301及び305では同時に発生することになってしま
う。本実施形態では、このように同時に割込み要求信号
が発生した場合に、各割込み要求信号の割込み優先レベ
ルを再設定することで割込み要求信号を制御している。
以下にその動作を説明する。
204と割込み要求信号210とは、割込みタイミング
301及び305では同時に発生することになってしま
う。本実施形態では、このように同時に割込み要求信号
が発生した場合に、各割込み要求信号の割込み優先レベ
ルを再設定することで割込み要求信号を制御している。
以下にその動作を説明する。
【0031】分周及び/又は逓倍された割込み要求信号
210は、割込み要求信号204とOR回路によりマス
クされて割込み制御レジスタ書換え信号211を生成す
る。この割込み制御レジスタ書き換え信号211によ
り、割込み制御レジスタバッファ212から割込み制御
レジスタ213への書換えが行われ、割込み優先レベル
が再設定される。
210は、割込み要求信号204とOR回路によりマス
クされて割込み制御レジスタ書換え信号211を生成す
る。この割込み制御レジスタ書き換え信号211によ
り、割込み制御レジスタバッファ212から割込み制御
レジスタ213への書換えが行われ、割込み優先レベル
が再設定される。
【0032】例えば、割込み制御レジスタ書換え信号2
11により、割込み要求信号210の割込み優先レベル
が割込み要求信号204よりも低く設定された場合は、
割込み要求信号204が優先的にCPUコア111へ送
出される。一方、割込み要求信号210の割込み優先レ
ベルが割込み要求信号204よりも高く設定された場合
は、割込み要求信号210が優先的にCPUコア111
へ送出される。又、割込み制御レジスタ書換え信号21
1により、割込み制御レジスタ213にセットされてい
る割込み制御フラグをリセットすることで、割込み要求
信号を制御することも可能である。
11により、割込み要求信号210の割込み優先レベル
が割込み要求信号204よりも低く設定された場合は、
割込み要求信号204が優先的にCPUコア111へ送
出される。一方、割込み要求信号210の割込み優先レ
ベルが割込み要求信号204よりも高く設定された場合
は、割込み要求信号210が優先的にCPUコア111
へ送出される。又、割込み制御レジスタ書換え信号21
1により、割込み制御レジスタ213にセットされてい
る割込み制御フラグをリセットすることで、割込み要求
信号を制御することも可能である。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、バイナリカウンタ203のオーバフロータイミング
によって生成される割込み要求信号204及びこの割込
み要求信号204を分周及び/又は逓倍して生成される
割込み要求信号210により、割込み要求信号が任意の
タイミングで発生する。このため、ソフトウェアではな
くハードウェアを用いて分周及び/又は逓倍を行うた
め、ソフトウェア処理の負荷を軽減することができる。
また、割込み要求信号を任意のタイミングで発生させる
ことができるため、周辺装置のハードウェア構成を追加
することなく割込み要因を増やすことができ、割込み要
因を増やした周辺装置を安価に提供することができる。
ば、バイナリカウンタ203のオーバフロータイミング
によって生成される割込み要求信号204及びこの割込
み要求信号204を分周及び/又は逓倍して生成される
割込み要求信号210により、割込み要求信号が任意の
タイミングで発生する。このため、ソフトウェアではな
くハードウェアを用いて分周及び/又は逓倍を行うた
め、ソフトウェア処理の負荷を軽減することができる。
また、割込み要求信号を任意のタイミングで発生させる
ことができるため、周辺装置のハードウェア構成を追加
することなく割込み要因を増やすことができ、割込み要
因を増やした周辺装置を安価に提供することができる。
【0034】また、本実施形態によれば、分周及び/又
は逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号2
04により、割込み制御レジスタ213に設定されてい
る割込み優先レベルを変更することができる。このた
め、割込み要求信号が重複した場合でも、割込み要求信
号210と割込み要求信号204をそれぞれ異なる割込
み優先レベルに設定することで、処理時間のオーバヘッ
ドを軽減することができる。また、従来はソフトウェア
で設定されていた割込み優先レベルを、分周及び/又は
逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号20
4で再設定できるため、ソフトウェアの負荷を軽減でき
る。
は逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号2
04により、割込み制御レジスタ213に設定されてい
る割込み優先レベルを変更することができる。このた
め、割込み要求信号が重複した場合でも、割込み要求信
号210と割込み要求信号204をそれぞれ異なる割込
み優先レベルに設定することで、処理時間のオーバヘッ
ドを軽減することができる。また、従来はソフトウェア
で設定されていた割込み優先レベルを、分周及び/又は
逓倍された割込み要求信号210と割込み要求信号20
4で再設定できるため、ソフトウェアの負荷を軽減でき
る。
【0035】又、シリアル割込み等の外部割込み要因の
場合、一定時間内に処理を終了させる必要があるが、本
実施形態によれば、割込み要求信号を逓倍し、処理を分
割することができるため、ソフトウェア設計時の負担を
軽減できる。
場合、一定時間内に処理を終了させる必要があるが、本
実施形態によれば、割込み要求信号を逓倍し、処理を分
割することができるため、ソフトウェア設計時の負担を
軽減できる。
【0036】(第二実施形態)図4は、本発明の第二実
施形態に係る割込み制御装置の構成を示すブロック図で
ある。同図に示した構成は、図1に示したブロック図の
各ベクタに、個別割込み受理回路401、402、及び
403を新たに追加した以外は、図1と同様であるた
め、同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
施形態に係る割込み制御装置の構成を示すブロック図で
ある。同図に示した構成は、図1に示したブロック図の
各ベクタに、個別割込み受理回路401、402、及び
403を新たに追加した以外は、図1と同様であるた
め、同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】図5は、図4に示したベクタ1及びCPU
コア111の構成を詳細に示したブロック図である。こ
こでも、図2と同様の構成には同一符号を付して説明を
省略する。同図に示したブロック図において、515は
割込み優先レベルが設定された割込み制御レジスタ、5
16は割込みデコーダである。
コア111の構成を詳細に示したブロック図である。こ
こでも、図2と同様の構成には同一符号を付して説明を
省略する。同図に示したブロック図において、515は
割込み優先レベルが設定された割込み制御レジスタ、5
16は割込みデコーダである。
【0038】以下、図5に示したブロック図を参照にし
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。セレクタ206及びセレクタ2
09で選択されなかった割込み要求信号204は個別割
込み受理回路401のブロックへと分岐し、割込み制御
レジスタ515に割込み要求があったことを示す割込み
要求フラグがセットされる。次いで、割込み制御レジス
タ515に設定されている割込み優先レベル及び割込み
デコーダ516の出力結果により、ベクタ1の周辺装置
で発生した割込み要因の割込み優先レベルの判定が行わ
れる。そして、割込み要求信号204はCPUコア11
1に送出される。
て、周辺装置からCPUコアに対して割込みが行われる
までの動作を説明する。セレクタ206及びセレクタ2
09で選択されなかった割込み要求信号204は個別割
込み受理回路401のブロックへと分岐し、割込み制御
レジスタ515に割込み要求があったことを示す割込み
要求フラグがセットされる。次いで、割込み制御レジス
タ515に設定されている割込み優先レベル及び割込み
デコーダ516の出力結果により、ベクタ1の周辺装置
で発生した割込み要因の割込み優先レベルの判定が行わ
れる。そして、割込み要求信号204はCPUコア11
1に送出される。
【0039】セレクタ209は、割込み制御レジスタに
213に設定されている割込み優先レベルを変更すると
きに、割込み要求信号210を選択する。そうすること
で、割込み要求信号204は個別割込み受理回路401
のブロックに分岐する。即ち、割込み制御レジスタ21
3に設定されている割込み優先レベルが変更されること
で、割込み要求信号204は個別割込み受理回路401
に分岐し、割込みベクタアドレスを2つに分離させるこ
とが可能となる。
213に設定されている割込み優先レベルを変更すると
きに、割込み要求信号210を選択する。そうすること
で、割込み要求信号204は個別割込み受理回路401
のブロックに分岐する。即ち、割込み制御レジスタ21
3に設定されている割込み優先レベルが変更されること
で、割込み要求信号204は個別割込み受理回路401
に分岐し、割込みベクタアドレスを2つに分離させるこ
とが可能となる。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、個別割込み受理回路を2つ備え、割込み制御レジス
タ213に設定されている割込み優先レベルが変更され
ることで、割込みベクタアドレスを分離することが可能
となり、1つの割込み発生回路から、同時に2つの割込
み要求信号をCPUコア111に送出することができ
る。従って、周辺装置のハードウェア構成を追加するこ
となく、割込み要因の数を増やすことができ、安価な周
辺装置を提供することができる。
ば、個別割込み受理回路を2つ備え、割込み制御レジス
タ213に設定されている割込み優先レベルが変更され
ることで、割込みベクタアドレスを分離することが可能
となり、1つの割込み発生回路から、同時に2つの割込
み要求信号をCPUコア111に送出することができ
る。従って、周辺装置のハードウェア構成を追加するこ
となく、割込み要因の数を増やすことができ、安価な周
辺装置を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
割込み要求信号を任意のタイミングで発生させ、ソフト
ウェア処理の負荷を低減する割込み制御装置を提供する
ことが可能となる。
割込み要求信号を任意のタイミングで発生させ、ソフト
ウェア処理の負荷を低減する割込み制御装置を提供する
ことが可能となる。
【図1】 第一実施形態に係る割込み制御装置の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】 図1に示したベクタ1及びCPUコア111
の構成を詳細に示したブロック図。
の構成を詳細に示したブロック図。
【図3】 バイナリカウンタ203におけるクロックの
カウント状態と割込み要求信号204及び割込み要求信
号210の各割込みタイミングとの関係を示す図。
カウント状態と割込み要求信号204及び割込み要求信
号210の各割込みタイミングとの関係を示す図。
【図4】 第二実施形態に係る割込み制御装置の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図5】 図4に示したベクタ1及びCPUコア111
の構成を詳細に示したブロック図。
の構成を詳細に示したブロック図。
【図6】 従来の割込み制御装置の構成を示すブロック
図。
図。
【図7】 図6に示したベクタ1及びCPUコア611
の構成を詳細に示したブロック図。
の構成を詳細に示したブロック図。
101、104、107、601、604、607 割
込み発生回路 102、105、108 分周・逓倍回路 103、106、109、401、402、403、6
03、606、609個別割込み受理回路 110、610 割込み受理回路 111、611 CPUコア 201、206、209、701 セレクタ 202、702 タイマバッファ 203、703 バイナリカウンタ 204、704 割込み要求信号 205 逓倍回路 207 カウンタ 208 比較器 210 分周及び/又は逓倍された割込み要求信号 212 割込み制御レジスタバッファ 213、515、713 割込み制御レジスタ 214、516、714 割込みデコーダ 217、717 割込みレベル判定回路 218、718 PSW
込み発生回路 102、105、108 分周・逓倍回路 103、106、109、401、402、403、6
03、606、609個別割込み受理回路 110、610 割込み受理回路 111、611 CPUコア 201、206、209、701 セレクタ 202、702 タイマバッファ 203、703 バイナリカウンタ 204、704 割込み要求信号 205 逓倍回路 207 カウンタ 208 比較器 210 分周及び/又は逓倍された割込み要求信号 212 割込み制御レジスタバッファ 213、515、713 割込み制御レジスタ 214、516、714 割込みデコーダ 217、717 割込みレベル判定回路 218、718 PSW
Claims (4)
- 【請求項1】 割込み発生回路で所定のタイミングによ
り発生した第1の割込み要求信号を分周と逓倍の少なく
ともどちらか一方を行う分周逓倍回路を備え、前記第1
の割込み要求信号又は前記第1の割込み要求信号が分周
と逓倍の少なくともどちらか一方を行われて発生する第
2の割込み要求信号をマイクロプロセッサに送出するこ
とで、マイクロプロセッサに対して割込みを発生させる
ことを特徴とする割込み制御装置。 - 【請求項2】 前記第2の割込み要求信号により、周辺
装置で発生した割込み要因の割込み優先レベルを再設定
する割込み優先レベル設定回路を備えたことを特徴とす
る請求項1記載の割込み制御装置。 - 【請求項3】 前記第1の割込み要求信号を、前記第2
の割込み要求信号に割り当てられたベクタアドレスとは
異なるベクタアドレスに分岐させる分岐回路を備えたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の割込み制御
装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
載の割込み制御装置を備えたマイクロコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326451A JP2003131890A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 割込み制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326451A JP2003131890A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 割込み制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003131890A true JP2003131890A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19142832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326451A Pending JP2003131890A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 割込み制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003131890A (ja) |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326451A patent/JP2003131890A/ja active Pending
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