JP2003131520A - 感光体ドラム検査方法及びその装置 - Google Patents

感光体ドラム検査方法及びその装置

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JP2003131520A
JP2003131520A JP2001329144A JP2001329144A JP2003131520A JP 2003131520 A JP2003131520 A JP 2003131520A JP 2001329144 A JP2001329144 A JP 2001329144A JP 2001329144 A JP2001329144 A JP 2001329144A JP 2003131520 A JP2003131520 A JP 2003131520A
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Hiroshi Kumasaka
博 熊坂
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムの電気性能品質を保証する為の
検査方法及びその検査装置を提供する。 【解決手段】 被検査物に暗所で帯電する帯電器、除電
及び露光を行う光照射光源、除電・帯電・露光後のドラ
ム表面電位を検出するセンサーを少なくとも1つ有し、
各電位検出信号を処理する処理部と良否判定及び全体を
コントロールする制御部を具備し、感光体ドラム全面の
電気性能検出により被検査物の良否判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラム検査
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検査物である感光体ドラムの品質を保
証する為に、製品である複写機またはLBPに被検査物
を組み込んで実際にトナーと用紙を用いて画出しを行い
用紙に出力された画を目視検査することで感光体ドラム
の検査を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
トナー・用紙を用いて画出しを行いその紙に出力された
画を目視検査する事から、トナー・用紙を検査の為に消
耗する。また検査に長い時間を要するのと目視検査と言
う事から検査員の判定バラツキを生じる。さらに検査に
使用した感光体ドラムを廃棄する事もあり全数検査には
不向きである。
【0004】本発明に係わる第1の目的は、被検査物の
感光体ドラムの感光体部検査にトナー及び用紙を不要と
し画出しをせずに、短時間の検査を実現し全数検査を可
能にし目視検査による検査員の判定バラツキをなくす検
査方法及び検査装置を提供すること。
【0005】本発明に係わる第2の目的は、被検査物の
感光体ドラムの感光体部検査において感光体機能である
帯電電位及び露光後電位の計測により、感光体の塗布不
良を確実に判定する検査方法及び装置を提供すること。
【0006】本発明に係わる第3の目的は、被検査物の
感光体ドラムの感光体部検査において感光体機能である
帯電電位及び露光後電位の計測を確実に安定した時点の
電位計測を行う検査方法及び装置を提供すること。
【0007】本発明に係わる第4の目的は、被検査物の
感光体ドラムの感光体部検査において感光体への光照射
として必要な除電及び露光の光源を共用し、検査機の小
型化を図る検査方法及び装置を提供すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成を
備えることにより上記課題を解決できた。
【0009】(1)被検査物の感光体ドラムに暗所で帯
電する帯電手段、光照射する光源及び照射手段、帯電前
後と光照射後のドラム表面電位を検出する検出手段、及
び帯電前後と光照射後の各電位検出信号を入力して処理
する処理部を備え帯電後と光照射後でそれぞれ良否判定
を行う判定手段と、被検査物を定速回転する駆動部を備
え、これら全体をコントロールする制御部を具備し感光
体ドラム全面の電気性能検出により良否判定を行う感光
体ドラム検査方法。
【0010】(2)被検査物の検査前に少なくとも一度
は対象被検査物の良品物電位を少なくとも1つの電位セ
ンサープローブにて検出し、良品物の各々電位検出デー
ターを基に被検査物検査判定を行う感光体ドラム検査方
法。
【0011】(3)初期除電への光照射後、帯電後及び
帯電後の露光照射後に、それぞれに表面電位が安定する
或る放置時間設定を有し、それぞれ設定時間経過後に電
位検出することを特徴とする前記(1)記載の感光体ド
ラム検査方法。
【0012】(4)初期除電と露光用光源を共用する事
を特徴とする前記(3)記載の感光体ドラム検査方法。
【0013】(5)被検査物の感光体ドラムに暗所で帯
電する帯電手段、光照射する光源及び照射手段、帯電前
後と光照射後のドラム表面電位を検出する検出手段、及
び帯電前後と光照射後の各電位検出信号を入力して処理
する処理部を備え帯電後と光照射後でそれぞれ良否判定
を行う判定手段と、被検査物を定速回転する駆動部を備
え、これら全体をコントロールする制御部を具備し感光
体ドラム全面の電気性能検出により良否判定を行う感光
体ドラム検査装置。
【0014】(6)被検査物の検査前に少なくとも一度
は対象被検査物の良品物電位を少なくとも1つの電位セ
ンサープローブにて検出し、良品物の各々電位検出デー
ターを基に被検査物検査判定を行う感光体ドラム検査装
置。
【0015】(7)初期除電への光照射後、帯電後及び
帯電後の露光照射後に、それぞれに表面電位が安定する
或る放置時間設定を有し、それぞれ設定時間経過後に電
位検出することを特徴とする前記(5)記載の感光体ド
ラム検査装置。
【0016】(8)初期除電と露光用光源を共用する事
を特徴とする前記(7)記載の感光体ドラム検査装置。
【0017】以上の構成を備えることにより、以下の作
用、効果を呈する。
【0018】(1)被検査物は定速回転し、帯電及び光
照射長さは対象被検査物長さと同等以上を有し、電位検
出センサーは少なくとも1つ以上を有し、その電位セン
サーが被検査物の長て方向に移動する事で、除電・帯電
・露光後の表面電位を検出し、良品物の表面電位を基に
判定処理され、被検査物の電気性能良否判定を行う事が
可能であり、又、帯電・光照射長さを被検査物長さと同
等以上にする事と、電位検出センサーの数を増す事で検
出所要時間が短縮出来る。
【0019】(2)被検査物の検査前に少なくとも一度
は対象被検査物の良品物の電位データーを検出し、その
電位データーを検査判定の基にする事で確実な判定結果
が得られる。又、被検査物の対象機種変更に対しても対
象とする良品物の電位データーを同様に検出する事で、
短時間に同様に確実な判定結果が得られる。
【0020】(3)感光体への光照射及び帯電動作を行
うと感光体特性としての応答時間があり、本放置時間の
設定は前記応答時間と同等又は以上の時間に設定する事
で、感光体特性が持つ不安定要因を除いた電位検出が可
能となり、確実な電位検出及び合否判定を行う事が可能
となる。
【0021】(4)被検査物の感光体ドラムの感光体部
検査において感光体への光照射として要る除電及び露光
の光源を、除電と露光光源を共用する事で、検査機の小
型化を図る事が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の特徴を最もよく表
す図面であり、同図において1は被検査物である感光体
ドラム、2は被検査物への光照射で被検査物長さ以上の
照射長を有する白色光源、3は被検査物表面への電荷帯
電器で被検査物長さと同等の帯電長さを有する帯電器、
4は帯電器3に供給する高圧電源、5は被検査物表面の
電位を計測する表面電位計、5P1、5P2は電位検出
センサープローブで表面電位計5にそれぞれ5a1、5
a2で接続されている。6は上記表面電位計5出力信号
5b1、5b2を入力し信号処理を行う処理部、7は被
検査物である感光体ドラムを一方向に或る定速で回転さ
せる駆動モーター、8は電位検出センサー5P1、5P
2、を被検査物の軸と平行方向に定速移動する不図示の
走査駆動機構、9は白色光源2、帯電器3、回転駆動モ
ーター7、走査駆動機構8のコントロールと表面電位計
5、出力信号の処理装置6への取り込みタイミング及び
処理装置6からの出力信号6aを受けて合否判定を行う
制御部である。
【0023】尚、上記検査機構において被検査物1、白
色光源2、帯電器3、電位センサープローブ5P1、5
P2は、外光を遮断する不図示の遮光板にてカバーされ
暗所に配置されている。
【0024】まず、検査機構部に対象被検査物の良品物
である感光体ドラムを検査機構部に置き、その感光体ド
ラムは回転駆動モーター7により制御部9の指令で或る
定速で回転を開始する。定速回転動作により駆動モータ
ー7からは一回転毎に回転信号(θn)が出力され制御
部9に入力される。上記回転開始から或る回転の期間中
のみ光照射白色光源2を制御部9の指令で感光体ドラム
1全表面の表面電位を除電する光量にて光照射を行う。
【0025】上記或る回転期間の光照射後一回転信号
(θn)に同期して、電位センサープローブ5P1、5
P2を被検査物1の軸と平行方向に定速移動する走査駆
動機構8に、制御部9の指令で定速走査送り動作が行な
われる。
【0026】定速走査送り動作の速度は、1回転時間当
たりの移動量は電位センサープローブ(5P1、5P
2)の検出最小面積径(φS)以下として、感光体ドラ
ム表面の電位検出ヌケが無い様な定速走査送り速度に設
定される。
【0027】又、走査移動量は感光体ドラム長さと電位
センサープローブ(5P1、5P2)の数(Pn)によ
り定まり、ドラム表面の有効感光体長さ(Lx)を電位
センサープローブ数で割った値(Lx/Pn=XP)
に、少なくとも上記センサーの検出最小面積径以上(φ
SA)を加えた値(XP+φSA)を走査移動量とし、
複数センサーでの重複検出範囲を設け検出ヌケが無い様
な走査移動量としている。
【0028】尚、電位センサープローブの配置間隔は感
光体ドラム内の感光体部長さ(Lx)を電位センサープ
ローブ数(Pn)で割った値(Lx/Pn=XP)に配
置する。
【0029】又、感光体ドラム表面と電位センサープロ
ーブの間隔はセンサーの検出最小面積になる間隔位置に
配置される。
【0030】又、上記駆動モーター7による定速回転数
は、電位センサープローブの電位検出応答速度に合わせ
た回転速度に設定されている。
【0031】上記の様に、光照射後、ドラムの定速回転
動作による一回転毎の回転信号(θn)に同期して制御
部9からの指令で表面電位が安定する或る設定放置時間
(タイマー1)後に電位センサープローブの走査動作が
行われると同時に各電位センサープローブ(5P1、5
P2)で検出された信号が5a1、5a2を介し電位計
5に各々入力され各電位値として出力される。
【0032】上記、電位計5からの各電位センサーに対
応する各電位値は5b1、5b2を介し、それぞれ処理
部6に入力されると共にドラム一回転毎の回転信号(θ
n)が処理部6に入力される。
【0033】この様に処理部6に上記信号が入力される
と、電位計5出力の各電位出力信号に対して処理部6に
於いてローパスフィルターを介して高周波ノイズが除去
された各電位出力信号はドラム回転信号(θn)に同期
され、一回転毎の座標メモリーAに記憶される。
【0034】尚、座標メモリーAは電位センサープロー
ブ数に対応したメモリー数Anを有し光照射後のドラム
表面電位は各電位センサーで検出された電位計出力信号
を前記ローパスフィルターを介して電位センサープロー
ブ5P1は座標メモリーAP1へ、電位センサープロー
ブ5P2は座標メモリーAP2ヘ、ドラム回転信号(θ
n)に同期して前記各除電電位座標メモリーAP1、B
P2に記憶される。
【0035】電位センサープローブの定速走査動作が前
記定まった移動距離(XP+φSA)に達すると、各電
位センサーで検出された電位計出力信号の除電座標メモ
リーヘの記憶を停止し、電位センサープローブは高速移
動動作にて初期の所定位置に戻る。
【0036】(帯電)次に、ドラム回転信号(θn)に
同期して制御部9からの指令で帯電器3を或る回転期間
動作させ感光体ドラム表面に電荷を帯電させる。
【0037】定まった回転期間の達成後帯電器3は制御
部9からの指令で帯電動作を停止し、前記光照射後と同
様に表面電位が安定する或る設定放置時間(タイマー
2)後にドラム全表面の電位量を検出する動作を行う。
【0038】前記光照射後のドラム表面の電位検出同様
にドラムの定速回転動作による一回転毎の回転信号に同
期して、制御部9からの指令で電位センサープローブの
定速走査動作が行われると同時に、各電位センサープロ
ーブ5P1、5P2で検出された信号が電位計5を介し
て処理部6のセンサーに対応した帯電電位座標メモリー
BP1、BP2にそれぞれ回転信号(θn)に同期して
記憶される。
【0039】又、前記同様に電位センサープローブの定
速走査動作が前記定まった移動距離(XP+φSA)に
達すると、各電位センサーで検出された電位計出力信号
の帯電座標メモリーヘの記憶を停止し、電位センサープ
ローブは高速移動動作にて初期の所定位置に戻る。
【0040】(露光)次に、ドラム回転信号(θn)に
同期して制御部9からの指令で白色光源2を定められた
光量及び波長域に設定し、或る回転期間光照射の動作さ
せ感光体ドラム全表面の露光動作を行う。
【0041】定まった回転期間の達成後白色光源2によ
る光照射を制御部9からの指令で停止し、前記帯電動作
後と同様に、表面電位が安定する或る設定放置時間(タ
イマー3)後にドラム全表面の電位量を検出する動作を
行う。
【0042】前記除電光照射後のドラム表面の電位検出
同様にドラムの定速回転動作による一回転毎の回転信号
に同期して、制御部9からの指令で電位センサープロー
ブの定速走査動作が行われると同時に、各電位センサー
プローブ5P1、5P2で検出された信号が電位計5を
介して処理部6にセンサーに対応した露光電位座標メモ
リーCP1、CP2にそれぞれ回転信号(θn)に同期
して記憶される。
【0043】又、前記同様に、電位センサープローブの
定速走査動作が定まった移動距離(XP+φSA)に達
すると、各電位センサーで検出された電位計出力信号の
帯電座標メモリーヘの記憶を停止し、電位センサープロ
ーブは高速移動動作にて初期の所定位置に戻る。
【0044】上記の様に処理部6に記憶された電位セン
サープローブに対応した電位データー、除電電位座標メ
モリーAP1、AP2及び帯電電位座標メモリーBP
1、BP2と露光電位座標メモリーCP1、CP2は処
理部6において除電電位座標メモリーデーター(AP
1、AP2)と帯電電位座標メモリーデーター(BP
1、BP2)の各センサーデーターに対応する差を求
め、 (BP1)−(AP1)=(RefBP1)、 (BP2)−(AP2)=(RefBP2)、 (CP1)−(AP1)=(RefCP1)、 (CP2)−(AP2)=(RefCP2)とし、上記
差計算結果であるRefBP1、RefBP2を基準帯
電電位座標メモリーに記憶し、RefCP1、RefC
P2を基準露光電位座標メモリーに記憶する。
【0045】次に被検査物1の検査を行う感光体ドラム
を検査機構部にセットし、前記同様に制御部9の指令で
感光体ドラムは回転駆動モーター7により或る定速で回
転を開始し、除電、帯電、露光と同様な動作及び表面電
位がその都度検出されそれぞれの電位検出データーが、
前記同様に定められた処理部6の除電電位座標メモリー
(AP1、AP2)と帯電電位座標メモリー(BP1、
BP2)及び露光電位座標メモリー(CP1、CP2)
に記憶される。
【0046】この様に被検査物の検査にて処理部6に記
憶された各電位データーは判定前処理1として前記良品
感光体ドラムで得た各電位センサーに対応する各基準記
憶電位データーと比較される。
【0047】帯電電位データーについては、(BP1)
と(RefBP1)が比較され (BP1)−(RefBPI)=(bp1) の結果として求められ、同様に(BP2)−(RefB
P2)=(bp2)が結果として求められる。
【0048】又、露光電位データーについても同様に (CP1)−(RefCP1)=(cp1)、 (CP2)−(RefCP2)=(cp2)が結果とし
て求められる。
【0049】この様に良品感光体ドラム各電位データー
と比較された結果データー(bp1)、(bp2)、
(cp1)、(cp2)は、処理部6から信号ライン6
aを介して制御部9に入力される。
【0050】制御部9に入力された前記結果データーは
判定前処理2として、事前に制御部9に記憶設定された
帯電良品許容電位値の上下限値と(bp1)及び(bp
2)が比較され、上記上下限値を越えるデーター部にお
いてそのメモリー座標値が隣接する場合は一つの座標群
と判断して個数(Gbn)が抽出され、それぞれの上記
座標群個数に対し面積値(SGbn)と各座標群におけ
る最大レベル(LLGbn)と最小レベル(LSGb
n)が抽出される。
【0051】(帯電判定)上記の様に抽出された帯電良
品許容電位上下限値を越えた各面積値(SGbn)は次
に帯電判定として、事前に制御部9に記憶設定された判
別面積値(Sb)とその面積値を越える判別個数(Sb
N)と更に比較され、前記個数(Gbn)の内から面積
値(Sb)を越える個数が判別個数(SbN)を越える
場合は、帯電不良と判定され、判別個数と等しい又は以
下の場合は次に各座標群における最大レベル(LLGb
n)と最小レベル(LSGbn)が事前に制御部9に記
憶設定された判別最大レベル値(LLb)とその判別最
大レベル値を越える判別個数(LLbN)と、同様に判
別最小レベル値(LSb)とその判別最小レベル値を越
える判別個数(LSbN)と比較され、前記個数(Gb
n)の内から判別最大レベル値を越える個数が判別個数
(LLbN)を越える場合、又は、判別最小レベル値を
越える個数が判別個数(LSbN)を越える場合は、帯
電不良と判定され、判別個数と等しい又は以下の場合は
帯電良品と判定される。
【0052】(露光判定)また、露光電位に関しても上
記同様に判定前処理1として、露光良品許容電位値の上
下限値と(cp1)及び(cp2)が比較され、上記同
様に判定前処理2として個数(Gcn)と各個数の面積
値(SGcn)及び、最大レベル(LLGcn)と最小
レベル(LSGcn)が抽出され、露光良品許容電位上
下限値を越えた各面積値(SGcn)は次に露光判定と
して、事前に制御部9に記憶設定された判別面積値(S
c)とその面積値を越える判別個数(ScN)と更に比
較され、前記個数(Gcn)の内から面積値(Sc)を
越える個数が判別個数(ScN)を越える場合は露光不
良と判定され、判別個数と等しい又は以下の場合は次に
各座標群における最大レベル(LLGcn)と最小レベ
ル(LSGcn)が事前に制御部9に記憶設定された判
別最大レベル値(LLc)とその判別最大レベル値を越
える判別個数(LLcN)と、同様に判別最小レベル値
(LSc)とその判別最小レベル値を越える判別個数
(LScN)と比較され、前記個数(Gcn)の内から
判別最大レベル値を越える個数が判別個数(LLcN)
を越える場合、又は判別最小レベル値を越える個数が判
別個数(LScN)を越える場合は、露光不良と判定さ
れ、判別個数と等しい又は以下の場合は良品と判定され
る。
【0053】上記の様な合否判定で、帯電電位と露光電
位で一つでも不良と判定された場合は被検査物1の感光
体ドラムは不良と判断され、全て良品と判定された場合
は良品と判断される検査結果が得られる。
【0054】次の繰り返し被検査物1の検査を行う場
合、前被検査物1を取り除き次の被検査物1の感光体ド
ラムを検査機構部にセットし、同様の検査動作が行わ
れ、検査にて処理部6に記憶された各電位データーは、
前記良品感光体ドラムで得た各電位センサーに対応する
各基準記憶電位データーと比較された後、帯電電位での
判定と露光電位での判定が同様に行われ良品か不良品の
検査結果が得られる。
【0055】尚、良品感光体ドラムによる各基準電位デ
ーターの記憶は、被検査物1と同じ製品の良品感光体ド
ラムにて行う事であり、違う製品の感光体ドラムを被検
査物にする場合は、改めて被検査物とする対象の良品感
光体ドラムにて、前記同様に各電位センサーに対応する
各基準記憶電位データーを記憶させ被検査物の検査を行
う。
【0056】又、検査性能を保つ為に必要に応じて対象
とする被検査物の良品感光体ドラムにて各基準記憶電位
データーを記憶する事を実施する。
【0057】
【発明の効果】感光体部の表面電位を帯電前後、光照射
後にそれぞれ測定することにより、トナー及び用紙が不
要で画出しをせず、感光体の機能である電荷保持、光照
射による電荷放出状態を含めた検査をする事が出来、消
耗品を使わず、かつ短時間の検査を実現し全数検査が可
能となる。また、画出し後の目視検査の官能検査に代わ
り定量的な検査が可能となる。
【0058】対象とする被検査物である感光体ドラムの
良品物にて基となる各電位データーを得て、被検査物の
良否判定を行うことから確実な検査判定結果が可能であ
る。
【0059】感光体特性として除電及び帯電の応答時間
があり本放置時間を設定する事で、感光体特性が持つ不
安定要因を除いた電位検出が可能となり、確実な電位検
出及び合否判定を行う事が可能となる。
【0060】本検査において感光体への光照射として要
る除電及び露光の光源を、除電と露光光源を共用する事
で、検査機の小型化を図る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による感光体ドラム表面欠陥検査方
法、及び装置の実施例を説明する構成図
【図2】 実施例における検査フロー
【符号の説明】
1 被検査物 2 白色光源 3 帯電器 4 高圧電源 5 表面電位計 6 処理部 7 回転駆動モーター 8 走査駆動機構 9 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の感光体ドラムに暗所で帯電す
    る帯電手段、 光照射する光源及び照射手段、 帯電前後と光照射後のドラム表面電位を検出する検出手
    段、 及び帯電前後と光照射後の各電位検出信号を入力して処
    理する処理部を備え 帯電後と光照射後でそれぞれ良否判定を行う判定手段
    と、 被検査物を定速回転する駆動部を備え、これら全体をコ
    ントロールする制御部を具備し感光体ドラム全面の電気
    性能検出により良否判定を行う感光体ドラム検査方法。
  2. 【請求項2】 被検査物の検査前に少なくとも一度は対
    象被検査物の良品物電位を少なくとも1つの電位センサ
    ープローブにて検出し、良品物の各々電位検出データー
    を基に被検査物検査判定を行う感光体ドラム検査方法。
  3. 【請求項3】 初期除電への光照射後、帯電後及び帯電
    後の露光照射後に、それぞれに表面電位が安定する或る
    放置時間設定を有し、それぞれ設定時間経過後に電位検
    出することを特徴とする請求項1記載の感光体ドラム検
    査方法。
  4. 【請求項4】 初期除電と露光用光源を共用する事を特
    徴とする請求項3記載の感光体ドラム検査方法。
  5. 【請求項5】 被検査物の感光体ドラムに暗所で帯電す
    る帯電手段、 光照射する光源及び照射手段、 帯電前後と光照射後のドラム表面電位を検出する検出手
    段、 及び帯電前後と光照射後の各電位検出信号を入力して処
    理する処理部を備え帯電後と光照射後でそれぞれ良否判
    定を行う判定手段と、 被検査物を定速回転する駆動部を備え、これら全体をコ
    ントロールする制御部を具備し感光体ドラム全面の電気
    性能検出により良否判定を行う感光体ドラム検査装置。
  6. 【請求項6】 被検査物の検査前に少なくとも一度は対
    象被検査物の良品物電位を少なくとも1つの電位センサ
    ープローブにて検出し、良品物の各々電位検出データー
    を基に被検査物検査判定を行う感光体ドラム検査装置。
  7. 【請求項7】 初期除電への光照射後、帯電後及び帯電
    後の露光照射後に、それぞれに表面電位が安定する或る
    放置時間設定を有し、それぞれ設定時間経過後に電位検
    出することを特徴とする請求項5記載の感光体ドラム検
    査装置。
  8. 【請求項8】 初期除電と露光用光源を共用する事を特
    徴とする請求項7記載の感光体ドラム検査装置。
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