JP2003131381A - ポジ型レジスト組成物 - Google Patents
ポジ型レジスト組成物Info
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Abstract
SEM観察時にパターンの縮みが改良され、、金属を除
去する必要がないレジストを提供し得るポジ型レジスト
組成物を提供する。 【解決手段】[1]それ自体はアルカリ水溶液に不溶又
は難溶であるが、酸の作用でアルカリ水溶液可溶となる
樹脂、および酸発生剤を含有するポジ型レジスト組成物
において、樹脂が一般式(I)で表される重合単位を有
することを特徴とするポジ型レジスト組成物。 [2]樹脂と酸発生剤の合計重量に対して、樹脂が80
〜99.9重量%、酸発生剤が20〜0.1重量%である
[1]記載のポジ型レジスト組成物。
Description
レジスト組成物に関する。
を用いたリソグラフィプロセスが採用されており、リソ
グラフィ用露光光源としては、波長436nmのg線、
波長365nmのi線、波長248nmのKrFエキシ
マレーザー、波長193nmのArFエキシマレーザ
ー、波長157nmのF2エキシマレーザーが知られて
いる。
に用いる樹脂としては、レジストの透過率を確保するた
めに芳香環を持たず、またドライエッチング耐性を持た
せるために芳香環の代わりに脂環式環を有する樹脂が好
ましいことが知られている。このような樹脂としては、
例えば、脂環式環を有する(メタ)アクリル酸エステル
の共重合体、ノルボルネン、トリシクロデセン、テトラ
シクロドデセンなどの不飽和脂環式炭化水素と(メタ)
アクリル酸エステルと無水マレイン酸の共重合体、ノル
ボルネンカルボン酸エステル、トリシクロデセンカルボ
ン酸エステル、テトラシクロドデセンカルボン酸エステ
ルなどの脂環式不飽和カルボン酸エステルの単独重合
体、脂環式不飽和カルボン酸エステルと無水マレイン酸
との共重合体、脂環式不飽和カルボン酸エステルと無水
マレイン酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合な
どが報告されている。
れているArFエキシマレーザー露光用のレジストに用
いる樹脂は、製品検査時に走査型電子顕微鏡(以下、S
EMと略すことがある)を用いてパターン観察する際に
SEMの電子線によりパターンが縮むため検査に支障を
きたしていた。また、脂環式不飽和カルボン酸エステル
の単独重合体は、金属触媒を用いて重合するため、金属
を完全に除去することが難しいという問題があった。
たドライエッチング耐性を維持したまま、SEM観察時
にパターンの縮みが改良され、金属を除去する必要がな
いレジストを提供し得るポジ型レジスト組成物を提供す
ることにある。
ような問題がないポジ型レジスト組成物を見出すべく鋭
意検討を重ねた結果、下記一般式(I)で表される重合
単位を有し、それ自体はアルカリ水溶液に不溶又は難溶
であるが、酸の作用でアルカリ水溶液可溶となる樹脂、
および酸発生剤を含有してなるポジ型レジスト組成物
が、優れたドライエッチング耐性を維持したまま、SE
M観察時にパターンの縮みを改良した、金属を除去する
必要がないレジストを提供し得ることを見出し、本発明
を完成させるに至った。
水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用でアルカリ水
溶液可溶となる樹脂、および酸発生剤を含有するポジ型
レジスト組成物において、樹脂が一般式(I)で表され
る重合単位を有することを特徴とするポジ型レジスト組
成物を提供するものである。 (式中Xは、酸素原子、硫黄原子、CH2、CH2CH2を
表し、R1,R2は水素原子を表すか、またはそれぞれ独
立に水酸基もしくはハロゲン原子で置換されてもよい炭
素数1〜12の直鎖、環状もしくは分岐状のアルキル
基、または酸の存在下で解離してアルカリ水溶液可溶性
となる酸不安定基を表し、R3,R4は水素原子を表す
か、またはそれぞれ独立に水酸基もしくはハロゲン原子
で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もしく
は分岐状のアルキル基、酸の存在下で解離してアルカリ
水溶液可溶性となる酸不安定基、または−R5−COO
R’を表し、R5は直接結合を表すか、または水酸基も
しくはハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜12
の直鎖、または環状もしくは分岐状のアルキレン基を表
し、R’は水素原子を表すか、水酸基やハロゲン原子で
置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もしくは
分岐状のアルキル基、または酸の存在下で解離する酸不
安定基を表し、R3とR4とが連結している場合には、ア
ルキル基を有する環状構造、ラクトン基を有する環状構
造、酸無水物基を有する環状構造、またはエーテル基を
有する環状構造を表し、pは0〜2の整数を表す)
は、上記一般式(I)で表される重合単位を有する樹
脂、および酸発生剤を含有してなる。
子、CH2、CH2CH2を表す。R1,R2は水素原子を表
すか、またはそれぞれ独立に水酸基もしくはハロゲン原
子で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もし
くは分岐状のアルキル基、または酸の存在下で解離して
アルカリ水溶液可溶性となる酸不安定基を表す。
ぞれ独立に水酸基もしくはハロゲン原子で置換されても
よい炭素数1〜12の直鎖、環状もしくは分岐状のアル
キル基、酸の存在下で解離してアルカリ水溶液可溶性と
なる酸不安定基、または−R 5−COOR’を表し、R5
は直接結合を表すか、または水酸基もしくはハロゲン原
子で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もし
くは分岐状のアルキレン基を表し、R’は水素原子を表
すか、水酸基やハロゲン原子で置換されてもよい炭素数
1〜12の直鎖、環状もしくは分岐状のアルキル基、ま
たは酸の存在下で解離する酸不安定基を表す。R3とR4
とは連結して、アルキル基を有する環状構造、ラクトン
基を有する環状構造、酸無水物基を有する環状構造、ま
たはエーテル基を有する環状構造を表してもよい。pは
0〜2の整数を表す。
炭素数1〜12の直鎖、環状もしくは分岐状のアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、iso-プロピル基、n−ブチル基、tert-ブ
チル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリ
フルオロメチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、ヒドロキシメチル基などを挙げることができる。
性となる酸不安定基としては、アルカリ水溶液可溶性基
を公知の各種保護基で保護した基を挙げることができ、
該保護基としては、例えば、tert−ブチル基、tert−ブ
トキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル
基などの4級炭素が酸素原子に結合した基;テトラヒド
ロ−2−ピラニル基、テトラヒドロ−2−フリル基、1
−エトキシエチル基、1−(2−メチルプロポキシ)エ
チル基、1−(2−メトキシエトキシ)エチル基、1−
(2−アセトキシエトキシ)エチル基、1−〔2−(1
−アダマンチルオキシ)エトキシ〕エチル基、1−〔2
−(1−アダマンタンカルボニルオキシ)エトキシ〕エ
チル基などのアセタール型の基;3−オキソシクロヘキ
シル基、4−メチルテトラヒドロ−2−ピロン−4−イ
ル基(メバロニックラクトンから導かれる)、2−アル
キル−2−アダマンチル基、1−(1−アダマンチル)
−1−アルキル基などの非芳香族環状化合物の残基など
が挙げられる。該酸不安定基が、アルカリ水溶液可溶性
基の水素に置換することになる。該酸不安定基は、公知
の保護基導入反応を施すことによって、又はこのような
基を有する不飽和化合物を一つのモノマーとする共重合
を行うことによって、樹脂中に容易に導入することがで
きる。
の少なくとも1つがトリフルオロメチル基および/また
は下記一般式(II)で表される基であることが、15
7nmに代表される真空紫外光の透過率が高くなるため
好ましい。 式中R6は、直接結合を表すか、または水酸基もしくは
ハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖
もしくは環状もしくは分岐状のアルキレン基またはアリ
ーレン基を表す。R7は水素原子または酸の存在下で解
離する酸不安定基を表す。RfおよびRf’はそれぞれ
独立に少なくとも1個のフッ素原子を含む炭素数1〜1
2の直鎖もしくは分岐状もしくは環状のよいアルキル基
を表す。
換されてもよい炭素数1〜12の直鎖もしくは環状もし
くは分岐状のアルキレン基またはアリーレン基として
は、例えば、−CF2−、−CFH−、−C(CH3)2
−,−C(CF3)2−、 などを挙げることができる。少なくとも1個のフッ素原
子を含む炭素数1〜12の直鎖もしくは分岐状もしくは
環状のよいアルキル基としては、例えば、フルオロメチ
ル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、パーフルオロエチル
基、−C(CF3)2などを挙げることができる。
(III)で表される重合単位であることが、157n
mに代表される真空紫外光の透過率が高くなるため好ま
しい。
水素原子を表すか、または酸の存在下で解離する酸不安
定基を表す。
る樹脂は、上記重合単位(I)に加えて、下記一般式式
(IVa)〜(IVc)で表される重合単位から選ばれ
る少なくとも1種の重合単位を有する樹脂であることが
好ましい。
在下で解離する酸不安定基で水素原子が置換されていて
もよい水酸基を表す。rは1〜3の整数を表す。R
10は、水素原子を表すか、または水酸基もしくはハロゲ
ン原子で置換されてもよい炭素数1〜3の直鎖もしくは
分岐状のアルキル基を表す。R11は、水酸基もしくはハ
ロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜16の直鎖、
環状もしくは分岐状のアルキル基、または酸の存在下で
解離する酸不安定基を表す。R12,R13,R14は水素原
子を表すか、またはそれぞれ独立に水素原子のうちの一
部が水酸基やハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1
〜3の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、またはニトリ
ル基を表す。
としては、例えば、先にあげた各種保護基を用いること
ができる。水酸基もしくはハロゲン原子で置換されても
よい炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐状のアルキル基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso-プロピル基、フルオロメチル基、ジフルオ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシメチル
基などを挙げることができる。水酸基もしくはハロゲン
原子で置換されてもよい炭素数1〜16の直鎖、環状も
しくは分岐状のアルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso-プロピル基、
n−ブチル基、tert-ブチル基、フルオロメチル
基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、1-アダマンチル基、
ヒドロキシメチル基などを挙げることができる。
フルオロメチル基である重合単位を含む樹脂が157n
mでの透過率が高くなるため好ましい。
が下式(V)で表される重合単位を有する樹脂であるこ
とが好ましい。 (式中、R15は、水素原子またはメチル基を表し、R16
は、メチル基又はエチル基を表す。)
合により重合することにより得ることができる。すなわ
ち、溶媒の存在下もしくは非存在下で、上記重合単位を
誘導し得る単量体とラジカル発生剤とを混合し、加熱す
ることにより重合することができる。得られた重合体
は、適当な溶媒を加えて沈殿させることにより精製する
ことができる。
用の放射線の種類や酸の作用により解裂する基の種類な
どによっても変動するが、一般には、酸の作用により解
裂する基を有する重合単位を20〜70モル%含有する
ことが好ましい。また該樹脂は、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、他の重合単位、例えば、エステル部位が酸
の作用で解裂しないノルボルネンカルボン酸エステル、
(メタ)アクリル酸、酸の作用で解裂しない(メタ)ア
クリル酸エステル、スチレン、下記一般式(VI)で示
される重合単位などの重合単位を含有していてもよい。
は、例えば、以下の式で表されるものなどが挙げられ
る。
発生剤自体に、又は酸発生剤を含むレジスト組成物に、
光や電子線などの放射線を作用させることにより、酸発
生剤が分解して酸を発生するものであれば特に限定され
るものではない。該酸発生剤から発生する酸が前記樹脂
に作用して、その樹脂中に存在する酸の作用で解裂する
基を解裂させる。該酸発生剤としては、例えば、オニウ
ム塩化合物、有機ハロゲン化合物、スルホン化合物、ス
ルホネート化合物などが挙げられ、具体的には、次のよ
うな化合物を挙げることができる。
タンスルホネート、4−メトキシフェニルフェニルヨー
ドニウム ヘキサフルオロアンチモネート、4−メト
キシフェニルフェニルヨードニウム トリフルオロメタ
ンスルホネート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨ
ードニウム テトラフルオロボレート、ビス(4−tert
−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロホス
フェート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート、ビス(4−tert
−ブチルフェニル)ヨードニウム トリフルオロメタン
スルホネート、
ロホスフェート、トリフェニルスルホニウム ヘキサフ
ルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウム ト
リフルオロメタンスルホネート、4−メトキシフェニル
ジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネー
ト、4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウム ト
リフルオロメタンスルホネート、p−トリルジフェニル
スルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、p−
トリルジフェニルスルホニウム パーフルオロオクタン
スルホネート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェ
ニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−tert−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム ト
リフルオロメタンスルホネート、4−フェニルチオフェ
ニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェ
ート、4−フェニルチオフェニルジフェニルスルホニウ
ム ヘキサフルオロアンチモネート、1−(2−ナフト
イルメチル)チオラニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、1−(2−ナフトイルメチル)チオラニウム
トリフルオロメタンスルホネート、4−ヒドロキシ−1
−ナフチルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアン
チモネート、4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルス
ルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
チル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス
(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−
フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,
5−トリアジン、2−(4−クロロフェニル)−4,6
−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4
−メトキシ−1−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロ
ロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(ベンゾ
[d][1,3]ジオキソラン−5−イル)−4,6−
ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリク
ロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3,
4,5−トリメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3,
4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロ
メチル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジ
メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−メトキシス
チリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,
5−トリアジン、2−(4−ブトキシスチリル)−4,
6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(4−ペンチルオキシスチリル)−4,6−ビ
ス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
−トルエンスルホネート(通称ベンゾイントシレー
ト)、2−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
エチル p−トルエンスルホネート(通称α−メチロー
ルベンゾイントシレート)、1,2,3−ベンゼントリ
イル トリスメタンスルホネート、2,6−ジニトロベ
ンジル p−トルエンスルホネート、2−ニトロベンジ
ル p−トルエンスルホネート、4−ニトロベンジル
p−トルエンスルホネート、
ジスルホン、ビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(4−クロロフェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(p−トリルスルホニル)ジアゾメタン、ビス
(4−tert−ブチルフェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(2,4−キシリルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、
(ベンゾイル)(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ンイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキ
シ)スクシンイミド、N−(トリフルオロメチルスルホ
ニルオキシ)フタルイミド、N−(トリフルオロメチル
スルホニルオキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカ
ルボキシイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニル
オキシ)ナフタルイミド、N−(10−カンファースル
ホニルオキシ)ナフタルイミドなど。
は、塩基性化合物をクェンチャーとして添加してもよ
く、該塩基性化合物としては、アミン類などの塩基性含
窒素有機化合物などが挙げられる。該塩基性化合物をク
ェンチャーとして添加することにより、露光後の引き置
きに伴う酸の失活による性能劣化を改良できることが知
られているため、該塩基性化合物を配合することが好ま
しい。該塩基性化合物の具体例としては、以下の各式で
表される化合物が挙げられる。
すか、またはそれぞれ独立にアルキル基、シクロアルキ
ル基又はアリール基を表す。該アルキル基は、炭素数1
〜6程度が好ましく、該シクロアルキル基は、炭素数5
〜10程度が好ましく、該アリール基は、炭素数6〜1
0程度が好ましい。該アルキル基、シクロアルキル基又
はアリール基は、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、
又は炭素数1〜6のアルコキシ基で置換されていてもよ
い。該アミノ基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換さ
れていてもよい。
またはそれぞれ独立にアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基又はアルコキシ基を表す。該アルキル基は、
炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキル基は、
炭素数5〜10程度が好ましく、該アリール基は、炭素
数6〜10程度が好ましく、該アルコキシ基は、炭素数
1〜6程度が好ましい。該アルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、又はアルコキシ基は、それぞれ独立
に、水酸基、アミノ基、又は炭素数1〜6のアルコキシ
基で置換されていてもよい。該アミノ基は、炭素数1〜
4のアルキル基で置換されていてもよい。
を表す。該アルキル基は、炭素数1〜6程度が好まし
く、該シクロアルキル基は、炭素数5〜10程度が好ま
しい。該アルキル又はシクロアルキルは、それぞれ独立
に、水酸基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基で
置換されていてもよい。該アミノ基は、炭素数1〜4の
アルキル基で置換されていてもよい。Aは、アルキレン
基、カルボニル基、イミノ基、スルフィド基又はジスル
フィド基を表す。該アルキレンは、炭素数2〜6程度で
あることが好ましい。また、R17〜R23において、直鎖
構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、その
いずれでもよい。
固形分量を基準に、樹脂を80〜99.9重量%、およ
び酸発生剤を0.1〜20重量%含有することが好まし
い。また、クェンチャーとしての塩基性化合物を用いる
場合は、同じくレジスト組成物の全固形分量を基準に、
0.001〜0.1重量%含有することが好ましい。該組
成物は、また必要に応じて、増感剤、溶解抑止剤、他の
樹脂、界面活性剤、安定剤、染料など、各種の添加物を
少量含有することもできる。
上記の各成分が溶剤に溶解された状態でレジスト液とな
り、シリコンウェハーなどの基体上に、スピンコーティ
ングなどの常法に従って塗布される。ここで用いる溶剤
は、各成分を溶解し、適当な乾燥速度を有し、溶剤が蒸
発した後に均一で平滑な塗膜を与えるものであればよ
く、この分野で一般に用いられている溶剤が使用し得
る。
ブアセテート、メチルセロソルブアセテート及びプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのグ
リコールエーテルエステル類;ジエチレングリコールジ
メチルエーテルなどのエーテル類;乳酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル及びピルビン酸エチルなどのエステル
類;アセトン、メチルイソブチルケトン、2−ヘプタノ
ン及びシクロヘキサノンなどのケトン類;γ−ブチロラ
クトンなどの環状エステル類などを挙げることができ
る。これらの溶剤は、それぞれ単独で、又は2種以上組
み合わせて用いることができる。
には、パターニングのための露光処理が施され、次いで
脱保護基反応を促進するための加熱処理を行った後、ア
ルカリ現像液で現像される。ここで用いるアルカリ現像
液は、この分野で用いられる各種のアルカリ性水溶液で
あることができるが、一般には、テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシドや(2−ヒドロキシエチル)トリメチ
ルアンモニウムヒドロキシド(通称コリン)の水溶液が
用いられることが多い。
本発明が実施例により限定されないことは言うまでもな
い。例中にある部は、特記しないかぎり重量基準であ
る。また、重量平均分子量及び分散度は、ポリスチレン
を標準品として、ゲルパーミェーションクロマトグラフ
ィーにより求めた値である。
ルボン酸2−メチル―2−アダマンチル/エキソ−3、
6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸無水
物共重合体の製造) 5−ノルボルネン−2−カルボン酸2−メチル―2−ア
ダマンチルおよびエキソ−3、6−エポキシ−1,2,3,
6−テトラヒドロフタル酸無水物をモル比1:1(28.
6g:16.6g)で混合し、そこにテトラヒドロフラン
を全モノマーの2.0重量倍加え、溶液とした。更に開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマーの
3モル%加えた。その後、65℃に昇温し、24時間攪
拌した。反応マスを冷却後、大量のメタノールで沈澱さ
せる作業を3回行い精製したところ、平均分子量約28
00の下記の共重合体を得た。この共重合体を樹脂A1
とする。
カルボン酸2−エチル―2−アダマンチル/エキソ−
3、6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸
無水物共重合体の製造) 5−ノルボルネン−2−カルボン酸2−エチル―2−ア
ダマンチルおよびエキソ−3、6−エポキシ−1,2,3,
6−テトラヒドロフタル酸無水物をモル比1:1(30.
0g:16.6g)で混合し、そこにテトラヒドロフラン
を全モノマーの2.0重量倍加え、溶液とした。更に開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマーの
3モル%加えた。その後、65℃に昇温し、24時間攪
拌した。反応マスを冷却後、大量のメタノールで沈澱さ
せる作業を3回行い精製したところ、平均分子量約28
00の下記の共重合体を得た。この共重合体を樹脂A2
とする。
カルボン酸2−エチル―2−アダマンチル/エキソ−
3、6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸
無水物共重合体の製造) 5−ノルボルネン−2−カルボン酸tert-ブチルおよび
エキソ−3、6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロ
フタル酸無水物をモル比1:1(5.8g:5.0g)で
混合し、そこにメチルイソブチルケトンを全モノマーの
2.0重量倍加え、溶液とした。更に開始剤としてアゾ
ビスイソブチロニトリルを全モノマーの3.5モル%加
えた。その後、75℃に昇温し、72時間攪拌した。反
応マスを冷却後、大量のヘキサンで沈澱させる作業を3
回行い精製したところ、平均分子量約2500の下記の
共重合体を得た。この共重合体を樹脂A3とする。
2−アダマンチル/メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−
アダマンチル/α−メタクリロイロキシ−γ−ブチロラ
クトン共重合体(樹脂AX)の合成) メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、アクリル
酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル及びα−メタクリ
ロイロキシ−γ−ブチロラクトンを2:1:1のモル比
(20.0g:8.9g:6.8g)で仕込み、全モノマーの2
重量倍のメチルイソブチルケトンを加えて溶液とした。
そこに、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全
モノマー量に対して2モル%添加し、85℃に昇温して約
5時間攪拌した。反応マスを冷却した後、大量のヘプタ
ンに注いで沈澱させる操作を3回行い精製した。その結
果、重量平均分子量が約8000の共重合体を収率60%で得
た。これを樹脂AXとする。
のp-トリルジフェニルスルホニウム パーフルオロオク
タンスルホネートを0.2部、クエンチャーとしての
2,6−ジイソプロピルアニリンを0.0075部を実
施例1、2では2−ヘプタノンに、比較例1ではプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート/γ−ブ
チロラクトン=95/5に溶解し、さらに孔径0.2μm
のフッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジスト液を調
製した。
スト液を乾燥後の膜厚が約0.5μmとなるようにスピ
ンコートした。レジスト液塗布後は、ダイレクトホット
プレート上にて、130℃で60秒間プリベークした。
こうしてレジスト膜を形成したウェハーを、ドライエッ
チャー(アネルバ製 DEM-451)を用いて、ガスは酸素
(2.5sccm)、CHF3(50sccm)の条件
で流し、チャンバー真空度16Pa、INCIDENCE POWER
を250Wの条件で4分間ドライエッチングした。エッ
チング量は、比較例1のレジストでは870Åであった
のに対し、実施例1のレジストでは675Åであって、
優れたドライエッチング耐性を示した。
る“DUV-42”を塗布して215℃、60秒の条件でベー
クすることによって厚さ 600Åの有機反射防止膜を形成
させたシリコンウェハーに、上で調製したレジスト液を
乾燥後の膜厚が0.42μmとなるようにスピンコートし
た。レジスト液塗布後は、ダイレクトホットプレート上
にて、130℃で60秒間プリベークした。KrFエキ
シマステッパー〔(株)ニコン製の“NSR 2205-EX12B”、
NA=0.55、σ=0.8〕を用い、露光量を段階的に変化させ
てラインアンドスペースパターンを露光した。露光後
は、ホットプレート上にて130℃で60秒間ポストエ
キスポジャーベークを行い、さらに2.38重量%テト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間の
パドル現像を行った。現像で得られたラインパターン
を、KLA−テンコール社製の測長SEM(KLA−8
100XP)を用い、加速電圧800V、電流値20p
Aの条件で、標準の方法で同一箇所を10秒毎に測長を
繰り返し行い、1回目の測定値と20回測定後の測定値
の比(%表示)で表した。比較例1では95%だったの
に対し、実施例2では98%であり、測長SEMの電子
線照射による縮み量が少なかった。
2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸/メタクリ
ル酸2−メチル−2−アダマンチル共重合体の製造)四
つ口フラスコに全モノマーの1重量倍のテトラヒドロフ
ランを加えて窒素バブリングを行った後、還流した。別
途、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2−カルボン酸5.00g、メタクリル酸2−メチ
ル−2−アダマンチル8.36g、とアゾビスイソブチ
ロニトリル0.35gを全モノマーの1重量倍のテトラ
ヒドロフランに溶解し、この溶液を1時間かけて滴下し
た。その後、還流下18時間攪拌した。反応マスを冷却
後、大量のメタノールで沈殿させてろ過、減圧乾燥し
た。平均分子量約9300の下記共重合体を得た。この
共重合体を樹脂A3とする。
2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸/メタクリ
ル酸2−メチル−2−アダマンチル/ノルボルナンラク
トンアクリレート共重合体の製造) 四つ口フラスコに全モノマーの1重量倍のテトラヒドロ
フランを加えて窒素バブリングを行った後、還流した。
別途、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2−カルボン酸3.00g、メタクリル酸2−メ
チル−2−アダマンチル10.03g、ノルボルナンラ
クトンアクリレート4.76gとアゾビスイソブチロニ
トリル0.42gを全モノマーの1重量倍のテトラヒド
ロフランに溶解し、この溶液を1時間かけて滴下した。
その後、還流下18時間攪拌した。反応マスを冷却後、
全モノマーの1重量倍のテトラヒドロフランを加えて希
釈し、大量のメタノールで沈殿させてろ過、減圧乾燥し
た。平均分子量約13000の下記共重合体を得た。こ
の共重合体を樹脂A4とする。
2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸メチルエス
テル/メタクリル酸2−メチル−2−アダマンチル共重
合体の製造) 四つ口フラスコに全モノマーの0.5重量倍のメチルイ
ソブチルケトンを加えて窒素バブリングを行った後、7
0℃に昇温した。別途、7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸メチルエステル
5.00g、メタクリル酸2−メチル−2−アダマンチ
ル7.60g、とt−ブチルパーオキシピバレート0.
34gを全モノマーの0.5重量倍のメチルイソブチル
ケトンに溶解し、この溶液を1時間かけて滴下した。そ
の後、70℃に保ったまま10時間攪拌した。反応マス
を冷却後、大量のノルマルヘキサンで沈殿させてろ過、
減圧乾燥した。平均分子量約11000の下記共重合体
を得た。この共重合体を樹脂A5とする。
2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸/メタクリ
ル酸2−エチル−2−アダマンチル/ノルボルナンラク
トンアクリレート共重合体の製造) 四つ口フラスコに全モノマーの1重量倍のテトラヒドロ
フランを加えて窒素バブリングを行った後、還流した。
別途、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2−カルボン酸7.44g、メタクリル酸2−エ
チル−2−アダマンチル13.2g、ノルボルナンラク
トンアクリレート11.06gとアゾビスイソブチロニ
トリル0.79gを全モノマーの1重量倍のテトラヒド
ロフランに溶解し、この溶液を1時間かけて滴下した。
その後、還流下18時間攪拌した。反応マスを冷却後、
全モノマーの1重量倍のテトラヒドロフランを加えて希
釈し、大量のメタノールで沈殿させてろ過、減圧乾燥し
た。平均分子量約13000の下記共重合体を得た。こ
の共重合体を樹脂A6とする。
のp-トリルジフェニルスルホニウム パーフルオロオク
タンスルホネートを0.2部、クエンチャーとしての
2,6−ジイソプロピルアニリンを0.0075部を実
施例3、4、6では2−ヘプタノン/プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート/γ−ブチロラクト
ン=47.5/47.5/5に、実施例5では2−ヘプ
タノン/γ−ブチロラクトン=95/5に、比較例2で
はプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
/γ−ブチロラクトン=95/5に溶解し、さらに孔径
0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジス
ト液を調製した。
RC−25−8”を塗布して215℃、60秒の条件で
ベークすることによって厚さ780Åの有機反射防止膜
を形成させたシリコンウェハーに、上で調製したレジス
ト液を乾燥後の膜厚が0.39μmとなるようにスピン
コートした。レジスト液塗布後は、ダイレクトホットプ
レート上にて、130℃で60秒間プリベークした。こ
うしてレジスト膜を形成したウェハーに、ArFエキシ
マステッパー〔(株)ニコン製の“NSR ArF”、
NA=0.55、σ=0.6〕を用い、露光量を段階的
に変化させてラインアンドスペースパターンを露光し
た。露光後は、ホットプレート上にて実施例3〜6は1
30℃で、60秒間ポストエキスポジャーベークを行
い、さらに2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド水溶液で60秒間のパドル現像を行った。有
機反射防止膜基板上のもので現像後のラインアンドスペ
ースパターンを走査型電子顕微鏡で観察し、以下の方法
で実効感度、解像度を調べて、その結果を表1に示し
た。
ペースパターンが1:1となる露光量で表示した。 解像度:実効感度の露光量で分離するラインアンドスペ
ースパターンの最小寸法で表示した。
に、上で調製したレジスト液を乾燥後の膜厚が0.5μ
mとなるようにスピンコートした。レジスト液塗布後
は、ダイレクトホットプレート上にて、130℃で60
秒間プリベークした。塗布後、DEM−451(アネル
バ株式会社製)を用いて、混合カ゛ス 酸素2.5sccm、CHF3
50sccm、真空度16Pa、INCIDENSE POWER 250Wで4分間エッチ
ンク゛し、エッチンク゛前後の膜厚の差をノホ゛ラック樹脂のものに対
する比で表した。その値は小さいほどドライエッチング
耐性が高いことを示す。膜厚はラムダエース(大日本ス
クリーン製造株式会社製)で測定した。
RC−25−8”を塗布して215℃、60秒の条件で
ベークすることによって厚さ780Åの有機反射防止膜
を形成させたシリコンウェハーに、上で調製したレジス
ト液を乾燥後の膜厚が0.39μmとなるようにスピン
コートした。レジスト液塗布後は、ダイレクトホットプ
レート上にて、130℃で60秒間プリベークした。こ
うしてレジスト膜を形成したウェハーに、ArFエキシ
マステッパー〔(株)ニコン製の“NSR ArF”、
NA=0.55、σ=0.6〕を用い、露光量を段階的
に変化させてラインアンドスペースパターンを露光し
た。露光後は、ホットプレート上にて130℃で60秒
間ポストエキスポジャーベークを行い、さらに2.38
重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で
60秒間のパドル現像を行った。現像で得られたライン
パターンを、KLA−テンコール社製の測長SEM(K
LA−8100XP)を用い、加速電圧800V、電流
値20pAの条件で、標準の方法で同一箇所を10秒毎
に測長を繰り返し行い、1回目の測定値と20回測定後
の測定値の比(%表示)で表し、その結果を表3に示し
た。
トは、性能のバランスに優れるとともに高いドライエッ
チング耐性を有し、SEM(操作型電子顕微鏡)の電子
線照射による線幅の縮み量が小さい。
れ、高いドライエッチング耐性を有し、SEM(操作型
電子顕微鏡)の電子線照射による線幅の縮み量も小さい
レジストを提供し得るポジ型レジスト組成物を提供する
ことが可能となる。
Claims (9)
- 【請求項1】それ自体はアルカリ水溶液に不溶又は難溶
であるが、酸の作用でアルカリ水溶液可溶となる樹脂、
および酸発生剤を含有するポジ型レジスト組成物におい
て、樹脂が一般式(I)で表される重合単位を有するこ
とを特徴とするポジ型レジスト組成物。 (式中Xは、酸素原子、硫黄原子、CH2、CH2CH2を
表し、R1,R2は水素原子を表すか、またはそれぞれ独
立に水酸基もしくはハロゲン原子で置換されてもよい炭
素数1〜12の直鎖、環状もしくは分岐状のアルキル
基、または酸の存在下で解離してアルカリ水溶液可溶性
となる酸不安定基を表し、R3,R4は水素原子を表す
か、またはそれぞれ独立に水酸基もしくはハロゲン原子
で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もしく
は分岐状のアルキル基、酸の存在下で解離してアルカリ
水溶液可溶性となる酸不安定基、または−R5−COO
R’を表し、R5は直接結合を表すか、または水酸基も
しくはハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜12
の直鎖、または環状もしくは分岐状のアルキレン基を表
し、R’は水素原子を表すか、水酸基やハロゲン原子で
置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖、環状もしくは
分岐状のアルキル基、または酸の存在下で解離する酸不
安定基を表し、R3とR4とが連結している場合には、ア
ルキル基を有する環状構造、ラクトン基を有する環状構
造、酸無水物基を有する環状構造、またはエーテル基を
有する環状構造を表し、pは0〜2の整数を表す) - 【請求項2】R1〜R4の少なくとも1つが、トリフルオ
ロメチル基または一般式(II)で表される基である請
求項1記載のポジ型レジスト組成物。 (式中R6は、直接結合を表すか、または水酸基もしくは
ハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜12の直鎖
もしくは環状もしくは分岐状のアルキレン基またはアリ
ーレン基を表し、R7は水素原子または酸の存在下で解
離する酸不安定基を表し、RfおよびRf’はそれぞれ
独立に少なくとも1個のフッ素原子を含む炭素数1〜1
2の直鎖もしくは分岐状もしくは環状のよいアルキル基
を表す。) - 【請求項3】一般式(I)で表される重合単位が、一般
式(III)で表される重合単位である請求項1または
2記載のポジ型レジスト組成物。 (式中X,R1、R3、pは前記と同じものを表し、R8は
水素原子または酸の存在下で解離する酸不安定基を表
す。) - 【請求項4】樹脂が、一般式(I)で表される重合単位
と下記一般式(IVa)〜(IVc)で表される重合単
位からなる群から選ばれた少なくとも1種の重合単位と
を有する樹脂である請求項1〜3のいずれかに記載のポ
ジ型レジスト組成物。 (式中、R9は、式(II)で表される基、または酸の
存在下で解離する酸不安定基で水素原子が置換されてい
てもよい水酸基を表し、rは1〜3の整数を表し、R10
は水素原子を表すか、または水酸基もしくはハロゲン原
子で置換されてもよい炭素数1〜3の直鎖もしくは分岐
状のアルキル基を表し、R11は、水酸基もしくはハロゲ
ン原子で置換されてもよい炭素数1〜16の直鎖もしく
は環状もしくは分岐状のアルキル基、または酸の存在下
で解離する酸不安定基を表し、R12,R13,R14は水素
原子を表すか、またはそれぞれ独立に水素原子が水酸基
やハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜3の直鎖
もしくは分岐状のアルキル基、またはニトリル基を表
す。) - 【請求項5】一般式(I)で表される重合単位と一般式
(IVb)で表される重合単位とを有する請求項1〜4
のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。 - 【請求項6】一般式(IVb)で表される重合単位が下
式(V)である請求項4または5記載のポジ型レジスト
組成物。 (式中R15は水素原子またはメチル基を表し、R16はメ
チル基又はエチル基を表す。) - 【請求項7】樹脂と酸発生剤の合計重量に対して、樹脂
が80〜99.9重量%、酸発生剤が20〜0.1重量%
である請求項1〜6のいずれかに記載のポジ型レジスト
組成物。 - 【請求項8】さらに、塩基性化合物をクェンチャーとし
て含有してなる請求項1〜7のいずれかに記載の組成
物。 - 【請求項9】樹脂100重量部に対して、塩基性化合物
が0.001〜1重量部の範囲である請求項8記載の組
成物
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001302904A JP2003131381A (ja) | 2001-08-10 | 2001-09-28 | ポジ型レジスト組成物 |
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JP2001243895 | 2001-08-10 | ||
JP2001302904A JP2003131381A (ja) | 2001-08-10 | 2001-09-28 | ポジ型レジスト組成物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101739151B1 (ko) | 2011-06-22 | 2017-05-23 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 패턴 형성 방법 및 레지스트 조성물 |
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-
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- 2001-09-28 JP JP2001302904A patent/JP2003131381A/ja active Pending
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