JP2003130582A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2003130582A JP2001324410A JP2001324410A JP2003130582A JP 2003130582 A JP2003130582 A JP 2003130582A JP 2001324410 A JP2001324410 A JP 2001324410A JP 2001324410 A JP2001324410 A JP 2001324410A JP 2003130582 A JP2003130582 A JP 2003130582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ5、6をヘッダタンク部3、4に取付
けるための中間部材11を簡単な構成でヘッダタンク部
3、4の開口部8、9に保持可能とし、かつ中間部材1
1と開口部8、9とのろう付け強度が十分得られる構造
を提供する。 【解決手段】 パイプ5、6とヘッダタンク部3、4と
を連結するために設ける中間部材11が、開口部8、9
の外壁に沿うフランジ部12と開口部8、9に挿入され
る筒状部13を備え、中間部材11を取付けるヘッダタ
ンク部4、5の開口部8、9には、該開口部8、9の中
心方向に向かい、中間部材11の筒状部13の外周と接
触可能な突起部15、16を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の空調装
置に組み込まれてヒーターコア等として使用される熱交
換器に関し、特に、その熱交換器の熱交換流体を分配・
収集を行うヘッダタンク部とこのヘッダタンク部への熱
交換流体の給排を行うパイプとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の空調装置のヒーターコ
アとし使用される熱交換器として、例えば、特開平5−
34090号公報に開示されるものが知られている。こ
の熱交換器では、図10に示す様に、扁平チューブ10
1とフィン102とが交互に積層され、その両端部に入
口側ヘッダタンク103、出口側ヘッダタンク104が
設けられている。この入口側ヘッダタンク103に入口
パイプ105、出口側ヘッダタンク104に出口パイプ
106が接続されている。
【0003】入口側ヘッダタンク103と入口パイプ1
05とをろう付けするための構造として、この図10で
は、入口側ヘッダタンク103の外壁107に形成され
た開口部周辺を内側に折り曲げ、そこに入口パイプ10
5を挿入して固定している。出口側ヘッダタンク104
と出口パイプ106とも同様に固定されている。この図
10に示す構造では、入口パイプ105及び出口パイプ
106の入口側ヘッダタンク103及び出口側ヘッダタ
ンク104への挿入位置決めが困難であり、ばらつきが
発生し、しかも、入口側ヘッダタンク103や出口側ヘ
ッダタンク104とのろう付け面積も少なく、ろう付け
不良率も高い。
【0004】そのために、ヘッダタンクとパイプとを接
合する別の構造として、例えば特開平10−89885
号公報では、図11に示すような構造が開示されてい
る。この構造では、入口パイプ115、出口パイプ11
6をヘッダタンク113、114の外壁117に挿入位
置決めするために、入口パイプ115、出口パイプ11
6の基端部をバルジ加工して部分的に拡径している。こ
のようにすれば、入口パイプ115、出口パイプ116
の挿入位置を比較的、正確に所定位置にセットできる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかし、図11に示すような構造では、ヘ
ッダタンク113、114の外壁の端面に入口パイプ11
5、出口パイプ116の外壁が接触しているだけであ
り、接触面積が少なく、両者間のろう付けは十分ではな
く、また、バルジ加工により拡径した部分とヘッダタン
クの外壁とのろう付けも不十分である。さらに、組付け
時にヘッダタンクやパイプの変形が生じやすく、ろう付
け不良を起こしやすい。
【0006】また、前記後者の従来例(特開平10−8
9885号)では、タンクとパイプを接合する別の構造
として、図12に示すように、別の接続用の中間部材1
20をヘッダタンク113の外壁117に位置決め接合
するものも開示している。この図12に示すような構造
では、ヘッダタンク113やパイプ115の変形を少な
くでき、安定したろう付けが得られるとともに、別の中
間部材120の鍔部121とヘッダタンク113の外壁
117とは強固にろう付け接合できるメリットを有す
る。
【0007】しかし、このような中間部材120を設け
た場合には、通常、扁平チューブ、フィン及びヘッダタ
ンクを組み合わせたユニットに、さらに、中間部材12
0をヘッダタンク113、114の開口部108に挿入
し、かつ入口パイプ115、出口パイプ116を組み付
けない状態で加熱炉に入れてろう付けすることが多い。
特に、入口パイプ115、出口パイプ116が長くて、
上記ユニットに組み合わせた状態で一緒に加熱炉に入れ
ることができない場合には、中間部材120を開口部1
08に挿入しただけとし、これらのパイプ115、11
6を加熱炉外で後から中間部材120に固定するように
している。加熱炉に入れる前に、中間部材120を開口
部108に挿入しているだけなので、この中間部材12
0が搬送中やろう付けされる前に、このユニットから落
下しないように保持する必要がある。そのために、例え
ば、ヘッダタンク間に挟持部材を渡して、入口パイプ1
15、出口パイプ116の中間部材120を挟持する等
の挟持手段を設けることが考えられる。このようにすれ
ば、中間部材120の落下を防止できるが、挟持部材を
設ける必要があり、組立工数が増加する、コストアップ
になるなどの不具合を有する。
【0008】また、簡単な構成で行なう構造として、例
えば図13に示すように、開口部に中間部材120を圧
入することも考えられる。しかし、この構造では、同図
(A)に示すように、圧入時に中間部材120と開口部
との中心がずれると、同図(B)及び(C)に示すよう
に、ヘッダタンクもしくは中間部材120が変形する可
能性があり、ひどい場合には挿入できないこともある。
【0009】また、図14に示すように、中間部材12
0を開口部に挿入後、中間部材120を拡管すること
で、中間部材を開口部に保持することも考えられる。し
かし、中間部材120のフランジ部が変形して、該フラ
ンジ部と開口部周辺の外壁とが互いに密着しなくなり、
中間部材120と開口部周辺の外壁との接合強度が不足
する。また、中間部材120を均等に拡径できないの
で、中間部材120とパイプとの接合面を十分には確保
できず、ろう付け不足を起こしやすい。図13や図14
のように、中間部材120に変形が生じるものでは、図
15および図16に示すように、中間部材120のフラ
ンジ部(網掛け部分)の表面精度が粗くなるので、この
中間部材120に蓋をして、ヘッダタンク、扁平チュー
ブおよびフィンの仮組付けユニットのリークテストを行
なう際に、中間部材120のフランジ部と蓋との間のシ
ール性が不十分となり、このシール性不足をリークと誤
判定する可能性がある。
【0010】本発明では、上記したような従来構造の不
具合を解消することを狙いとして、ヘッダタンクとパイ
プ間に中間部材を配設して、ヘッダタンクや中間部材の
変形を防止し安定した組立を得るとともに、且つヘッダ
タンクと中間部材間の保持を簡単な構成で可能とし、ろ
う付け強度が十分得られる構造を提供することを目的と
する。特に、パイプが長くて熱処理炉でヘッダタンクと
一体ろう付けできない場合であっても、パイプをヘッダ
タンクに確実に且つ高強度でろう付けできる構造を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、熱交
換流体を流す扁平チューブと空気及び熱交換するフィン
を交互に積層し、その両端部に熱交換流体の分配・収集
を行うヘッダタンク部を備え、該ヘッダタンク部に熱交
換流体を給排するパイプが該ヘッダタンク部に接続され
た熱交換器において、該パイプと該ヘッダタンク部との
間に連結用の中間部材が設けられ、該ヘッダタンク部の
外壁に該中間部材の取付用の開口部が設けられ、該中間
部材は、該開口部の外壁に沿うフランジ部と該開口部に
挿入される筒状部を備え、該開口部には、該開口部中心
方向に向かい、該中間部材の筒状部の外周と接触可能な
突起部が設けられている構成である。
【0012】この構成では、ろう付け前に中間部材が落
下することなく、中間部材を確実にかつ簡単に開口部に
保持できるとともに、中間部材が変形することなく、こ
の中間部材を確実にヘッダタンクにろう付けできる。し
たがって、後からパイプを中間部材に固定する際も、確
実に固定できる。また、中間部材のヘッダタンクへの取
付に際しては、ヘッダタンクの突起部が変形するだけで
よく、ヘッダタンクの他の部分の変形を伴なわないとと
もに中間部材の変形もほとんど無く、確実にヘッダタン
クと中間部材とをろう付け固定できる。特に、中間部材
のフランジ部とヘッダタンクの開口部の周囲の外壁とは
ほとんど変形無く互いに密着できるので、リークテスト
時の誤判定を防止できるとともに、両者を確実にろう付
けでき、ろう付け強度を確保できる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換
器において、該突起部の先端と該開口部の対向部との間
隔は、該中間部材の外径よりも僅かに小さく設定され、
該中間部材が該突起部の先端と該開口部の対向部とに挟
持されるようになっているので、機械を使わなくても人
手で簡単に、開口部に中間部材を挿入でき、かつ保持で
きる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
熱交換器において、該開口部に複数の突起が設けられ、
この複数の突起の少なくとも1つが、上記突起部を形成
しているので、中間部材をよりいっそう安定して確実に
かつ簡単に開口部に保持できる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の熱交換器において、該突起部が、該開口
部の中心方向に向かう第1突起片と該ヘッダタンク内方
に向かう第2突起片を備える構成である。この構成で
は、中間部材の挿入時、第1突起片及び第2突起片が変
形することで、ヘッダタンク部のろう付け部の変形を抑
制することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の熱交換
器において、第2突起片の先端に該開口部の中心に向か
う第3突起片を備え、該第3突起片は該中間部材よりも
内側に突出して設けられている突起部を有するので、パ
イプ先端が該第3突起片に当接するまで挿入することで
位置決めできる。パイプに位置決め用の構造を設けなく
ても良いので、コスト削減が可能である。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の熱交換器において、該中間部材は、該筒
状部の先端に該開口部の中心に向かう受部を備えている
ので、パイプ先端が該受部に当接するまで挿入すること
でパイプを位置決めできる。パイプに位置決め用の構造
を設けなくても良いので、コスト削減が可能である。そ
れとともに、パイプ先端部分の変形加工のない単純な筒
形状のパイプを用いることができるので、中間部材とパ
イプとの密着精度が高く、高強度で両者を固定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1及び図2は、第1実施例の熱交
換器を示す図である。図1に示すように、複数の扁平チ
ューブ1と放熱用の波状フィン2とが交互に積層され、
この積層された扁平チューブ1及び波状フィン2の左右
端部にヘッダタンク部3、4が接続されている。熱交換
流体を供給する入口パイプ5及び熱交換流体を排出する
出口パイプ6が右側タンク部3に接続されている。図2
に示すように、入口パイプ5及び出口パイプ6は、かな
り長いものからなっている。
【0019】熱交換流体は、入口パイプ5から右側タン
ク部3の上側室に入り、扁平チューブ1内を通流し、左
側タンク部4に至る。そして、左側タンク部4内を下降
し、Uターンして扁平チューブ1内を通流し、右側タン
ク部3の下側室に至る。そこから出口パイプ6を介して
流出される。
【0020】この熱交換器において、入口パイプ5又は
出口パイプ6をタンク部3の外壁7に接続する接続部1
0の拡大断面図を図3に示す。この接続部10では、ヘ
ッダタンク部3の外壁7に、入口パイプ5又は出口パイ
プ6用の開口部8、9が開口されている。この開口部
8、9に中間部材11が取付けられ、この中間部材11
に入口パイプ5又は出口パイプ6が取付けられている。
【0021】開口部8、9および中間部材11の取付状
態を図4および図5により説明する。図4(A)は中間
部材11の平面図、図4(B)は開口部8、9の平面図
を示す。図5は開口部8、9と中間部材11の関係を示
すもので、図5(A)は開口部8、9に中間部材11を
挿入する前の状態を示し、図5(B)は開口部8、9に
中間部材11を挿入した時の状態を示す。中間部材11
は外壁7に沿って設けられたフランジ部12と開口部8
(9)内方に向かう筒状部13とを備えている。更に、
筒状部13の先端に開口部7の中心方向に向かう受部1
4を備えている。
【0022】開口部8(9)はそれぞれ、図4に示すよ
うに 中間部材11の筒状部13の略外径に相当する開
口径を有し、一部には、突起部15、16を備えてい
る。この突起部15、16と対向部15a、16aとの
距離は、筒状部13の外径よりも僅かに小さく設定され
ている。中間部材11を開口部8(9)に挿入すると、
突起部15(16)が内側に折れ曲がり、この突起部1
5(16)の先端と対向部15a(16a)とで、中間
部材11が挟持される。
【0023】組立て時には、中間部材11を開口部8
(9)に軽い力で挿入すれば良く、この突起部15(1
6)の僅かな変形を伴なうだけで、中間部材11を開口
部8(9)に保持できる。中間部材11のフランジ部1
2の変形や開口部8(9)周辺の外壁7の変形がほとん
ど無いので、両者を密着して保持できる。また、パイプ
5(6)は、受部14に突き当たるまで挿入すれば良い
ので、パイプの位置決めが容易であり、挿入ミスを防止
できる。
【0024】図6は、第2実施例に関わり、図1ないし
図5の第1実施例と異なる部分のみを説明する。第2実
施例では、突起部15(16)に対向する対向部15a
(16a)も突起部として形成したものである。このよ
うな構成とすることで、突起部15(16)と突起部1
5a(16a)とで中間部材11の筒状部13を挟持で
きるので、確実に保持できるとともに少々の寸法誤差
は、突起部15(16)の変形代でカバーできる。な
お、図6では、突起15(16)が中間部材11の筒状
部13よりも内側に突出していることを説明するため
に、折れ曲がる前の状態を示す。実際には、中間部材1
1を挿入した場合には、突起部15は内側に折れ曲が
り、筒状部13の外周に接している。この実施例では、
突起部15(16)が折れ曲がり、突起部15a(16
a)は折れ曲がらないように説明したが、両方の突起部
15、15a(16、16a)が折れ曲がるものでも良
い。
【0025】図7は第3実施例に関わり、図6に示す第
2実施例と同様に突起部15(16)と突起部15a
(16a)とで、中間部材11を挟持するものである。
第3実施例が第2実施例と異なる点は、突起部15(1
6)が第1突起片17と第2突起片18からなる点であ
る。即ち、開口部8(9)の中心に向かう第1突起片1
7とこの突起片17の先端から開口部内側に折れ曲がっ
て形成された第2突起片18からなる。この実施例で
は、中間部材11の筒状部13が第2突起片18に接触
して、第2突起片18を少し折り曲げるようにして挿入
されるので、中間部材11の筒状部13が傷ついたり変
形することをほとんど防止できる。特に、開口部8
(9)と中間部材11との中心が少々ずれていても、中
間部材11の筒状部13が第2突起片18にガイドされ
るように挿入されるので、スムーズに挿入できる。この
ように、突起部15(16)に第1突起片17および第
2突起片18を設ける構成は、第1実施例および第2実
施例に採用しても良い。
【0026】図8は第4実施例に関わり、第3実施例の
突起部15(16)を開口部8(9)の周囲4個所に設
けたものである。このように、突起部の数を増やして
も、前の実施例と同様な効果を得られる。なお、中間部
材11は、省略して筒状部13の外周のみを2点鎖線で
表示した。突起部が1個或は2個では中間部材の保持力
が不足する場合等には、この実施例のように数個の突起
部を設けることも可能である。なお、突起部は、上記実
施例の数に限られるものではなく、適当数の突起を設け
ればよいものである。また、突起部の位置も上記実施例
に限られるものではなく、任意の位置に設ければ良いも
のである。
【0027】図9は第5実施例に関わり、図7の第3実
施例に対して、中間部材11の受部14に相当するもの
を第3突起片19として、突起部15(16)の第2突
起部18の先端に形成したものである。即ち、突起部1
5(16)は、開口部8(9)の中心に向かう第1突起
部17と、その先端から開口部8(9)の内方、即ち、
第1突起部17と略直角な方向に延びる第2突起部18
と、この第2突起部18の先端から、開口部8(9)の
中心方向に向かう第3突起部19を備えている。この実
施例では、パイプ5(6)がこの第3突起部19に当接
するまで挿入されることで、パイプ5(6)の挿入位置
決めが行なわれている。特に、内側に折れ曲がらない突
起部15a(16a)に第3突起部19を設けると、確
実にパイプ5(6)の挿入位置決めを行なうことができ
る。
【0028】上記実施例では、両開口部8、9につい
て、同じ形状としたが、別々の実施例構造としても良
い。また、熱交換流体を給排するパイプとして、入口パ
イプ5および出口パイプ6を説明し、開口部8および9
の両方について、本発明を採用することとしたが、一方
の開口部のみ本発明を採用し、他方は従来のままでも良
い。
【0029】本発明において、開口部8、9に複数の突
起を設けた場合には、この複数突起の少なくとも1つが
本発明の突起部を形成したものであれば良い。また、本
発明の突起部が複数設けられるものであっては、これら
複数の突起部は、単に開口部の中心に向かう突起部、第
1突起片と第2突起片を備える突起部、第1突起片・第
2突起片及び第3突起部を備える突起部の中で同じ突起
部としても良いし、また各種突起部を組み合わせたもの
であっても良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明では、パイプとヘッダタ
ンク部との間に連結用の中間部材が設けられ、ヘッダタ
ンク部の外壁に中間部材の取付用の開口部が設けられ、
中間部材は、開口部の外壁に沿うフランジ部と開口部に
挿入される筒状面を備え、開口部には、開口部に中心方
向に向かい、中間部材の筒状面の外周と接触可能な突起
部が設けられている構成である。この構成では、開口部
に突出する突起部が変形するだけで、中間部材を確実に
かつ簡単に開口部に保持できる。ヘッダタンクの他の部
分の変形や中間部材の変形がほとんど無いので、確実に
ヘッダタンクと中間部材をろう付け固定でき、後からパ
イプを中間部材に固定する際も、確実に固定できる。特
に、中間部材のフランジ部とヘッダタンクの開口部の周
囲の外壁とはほとんど変形無く密着できるので、リーク
テスト時の誤判定を防止できるとともに、両者を確実に
ろう付けでき、ろう付け強度を確保できる。
【0031】また、突起部の先端と開口部の対向部との
間隔が、中間部材の外径よりも僅かに小さく設けられ、
中間部材が突起部の先端と開口部の対向部とに挟持され
るようになっているので、機械を使わなくても人手で簡
単に、開口部に中間部材を挿入でき、かつ保持できる。
【0032】突起部が、開口部の中心方向に向かう第1
突起片とヘッダタンク内方に向かう第2突起片を備える
ものでは、第2突起片が中間部材に接触して中間部材を
支えるので、中間部材と突起部との接触面積が広く取
れ、確実に中間部材を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した熱交換器の概略図を示す。
【図2】図1の熱交換器の側面図を示す。
【図3】図1に示す第1実施例を適用したヘッダタンク
部の部分拡大図を示し、図3(A)はヘッダタンク部の
断面図、図3(B)はヘッダタンク部の側面図を示す。
【図4】本発明の第1実施例に関わるヘッダタンク部の
開口部と中間部材の接続部の部分拡大図であって、図4
(A)は中間部材の平面図を示し、図4(B)は開口部
の平面図を示す。
【図5】図4のヘッダタンク部と中間部材との関係を示
す部分断面図であって、図5(A)は中間部材を開口部
に挿入する前の状態を示し、図5(B)は中間部材を開
口部に挿入した状態を示す。
【図6】本発明の第2実施例に関わり、開口部と中間部
材との関係を示す。図中左側が開口部8を示し、図中右
側が開口部9を示す。
【図7】本発明の第3実施例に関わり、図5と同様な図
を示す。
【図8】本発明の第4実施例に関わり、図6と同様な図
を示す。
【図9】本発明の第5実施例に関わり、図7と同様な図
を示す。
【図10】従来の熱交換器を示す。
【図11】従来の別の熱交換器を示す。
【図12】従来の更に別の熱交換器を示す。
【図13】従来の開口部と中間部材の取り付け状態を説
明する図であり、(A)は取り付け前、(B)及び
(C)は取り付け後の状態を示す図である。
【図14】更に別の従来の開口部と中間部材の取り付け
状態を説明する図である。
【図15】中間部材の平面図を示す。
【図16】中間部材を開口部に取付けた場合を説明する
図である。
【符号の説明】
1 扁平チューブ 2 波状フィン 3 ヘッダタンク部(右側) 4 ヘッダタンク部(左側) 5 入口パイプ 6 出口パイプ 7 外壁 8 開口部 9 開口部 10 接続部 11 中間部材 12 フランジ部 13 筒状部 14 受部 15 突起部 16 突起部 17 第1突起片 18 第2突起片 19 第3突起片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 加寿紀 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 (72)発明者 岡田 勝秀 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 Fターム(参考) 3L065 CA02 CA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換流体を流す扁平チューブ及び空気
    と熱交換するフィンを交互に積層し、その両端部に熱交
    換流体の分配・収集を行うヘッダタンク部を備え、該ヘ
    ッダタンク部に熱交換流体を給排するパイプが該ヘッダ
    タンク部に接続された熱交換器において、該パイプと該
    ヘッダタンク部との間に連結用の中間部材が設けられ、 該ヘッダタンク部の外壁に該中間部材の取付用の開口部
    が設けられ、 該中間部材は、該開口部の外壁に沿うフランジ部と該開
    口部に挿入される筒状部を備え、 該開口部には、該開口部に中心方向に向かい、該中間部
    材の筒状部の外周と接触可能な突起部が設けられている
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器において、 該突起部の先端と該開口部の対向部との間隔は、該中間
    部材の外径よりも僅かに小さく設定され、該中間部材の
    該筒状部が該突起部の先端と該開口部の対向部とに挟持
    されるようになっていることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱交換器におい
    て、 該開口部に複数の突起が設けられ、この複数の突起の少
    なくとも1つが、上記突起部を形成していることを特徴
    とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱
    交換器において、 該突起部が、該開口部の中心方向に向かう第1突起片と
    該ヘッダタンク内方に向かう第2突起片を備えることを
    特徴とする熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の熱交換器において、 第2突起片の先端に該開口部の中心に向かう第3突起片
    を備え、該第3突起片は該中間部材よりも内側に突出し
    て設けられている突起部を有すること特徴とする熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱
    交換器において、 該中間部材は、該筒状部の先端に該開口部の中心に向か
    う受部を備えていること特徴とする熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006010131A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 T Rad Co Ltd パイプとプレートとの接合方法
EP2317266A2 (de) * 2009-10-01 2011-05-04 Behr GmbH & Co. KG Wärmeübertrager
JP2012179986A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

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