JP2003129544A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JP2003129544A
JP2003129544A JP2001322557A JP2001322557A JP2003129544A JP 2003129544 A JP2003129544 A JP 2003129544A JP 2001322557 A JP2001322557 A JP 2001322557A JP 2001322557 A JP2001322557 A JP 2001322557A JP 2003129544 A JP2003129544 A JP 2003129544A
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JP
Japan
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liquid
bottle
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liquid bottle
stopper
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Application number
JP2001322557A
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English (en)
Inventor
Yukiya Kubo
之哉 久保
Shoichi Kawamoto
尚一 河本
Takaharu Okano
隆治 岡野
Toshiya Matsui
敏也 松井
Yasuko Arai
康子 新井
Toru Nakayama
亨 中山
Masayuki Kono
真之 河野
Mie Hirose
視恵 廣瀬
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使いやすく、長期間にわたって、ユーザーが
望む効果を安定して得られる液体供給装置を提供する。 【解決手段】 液体供給装置10は、液体製剤Lを収容
した液体ボトル11と、液体ボトル11を支持する支持
部15と、一端側が液体ボトル11内に挿通されるとと
もに他端側が支持部15へと延びる柱状の液体伝達部材
20と、液体伝達部材20に外嵌される栓12とを有し
ている。液体伝達部材20と栓12との嵌合箇所には所
定形状の液体伝達路22が設けられ、液体伝達部材20
と栓12との嵌合位置を変えることで、液体伝達路22
を伝って液体ボトル11から支持部15へと供給される
液体製剤Lの量を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体ボトル内の液
体製剤を支持部に供給し、その支持部から液体製剤の有
効成分を外部に供給する液体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗トイレの貯水タンクの蓋上面
の水受け部に配置されて使用される、所謂オンタンク式
の液体供給装置が提案されている。この液体供給装置
は、芳香脱臭剤と洗浄剤とを、貯水タンク内に流入する
水に混合する。他方、居室に配置されて、その部屋に、
液体製剤に含まれた芳香剤や消臭剤を揮散する液体供給
装置(揮散装置)が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液体供給装置には、使
いやすく、長期間にわたって、安定した効果が得られる
ようにすることが求められていた。また、香り等に対す
る感受性は、人により様々であるため、ユーザーが香り
等の強弱を調整できるようにすることが求められてい
た。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、使いやすく、長期間にわたって、ユー
ザーが望む効果を安定して得られる液体供給装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。 (1) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、一端側が前記液体ボトル内に
挿通されるとともに他端側が前記支持部へと延びる柱状
の液体伝達部材と、前記液体伝達部材に外嵌される栓と
を有し、前記液体伝達部材と前記栓との嵌合箇所に所定
形状の液体伝達路が設けられ、前記液体伝達部材と前記
栓との嵌合位置を変えることで、前記液体伝達路を伝っ
て前記液体ボトルから前記支持部へと供給される前記液
体製剤の量を調整可能な液体供給装置。 (2) 前記液体ボトルと前記支持部との間隔を調整す
る間隔調整手段を備え、前記栓が前記液体ボトル又は前
記支持部に固定され、前記間隔調整手段によって、前記
栓と前記液体伝達部材との嵌合位置を変更可能な、前記
(1)に記載の液体供給装置。 (3) 前記液体伝達路として、前記液体伝達部材の軸
方向に沿って延びた複数の溝が設けられた前記(1)又
は(2)に記載の液体供給装置。 (4) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、前記支持部に立設されて先端
側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体伝達部材
と、前記液体ボトルに備えられて使用時に前記液体伝達
部材が挿通される栓とを有し、前記栓に、前記液体伝達
部材の先端を押し当てられることにより破断されて該液
体伝達部材が挿通されることを許容する薄肉部が、前記
液体ボトル内に前記液体伝達部材が挿通された際には該
液体伝達部材の表面に前記栓が略密着するように設けら
れた液体供給装置。 (5) 前記液体伝達部材の先端が、前記液体ボトル内
の液体製剤の液面から突出し、その突出した先端と前記
液体ボトルの外部とに開口した連通路が前記液体伝達部
材内部に設けられ、前記連通路が前記液体伝達部材内部
の先端側に小径部を有している前記(4)に記載の液体
供給装置。 (6) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、一端側が前記液体ボトル内に
挿通されるとともに他端側が前記支持部へと延びる柱状
の液体伝達部材と、前記液体ボトルに装着されて前記液
体伝達部材に外嵌される栓とを有し、前記栓の、前記液
体ボトルの内部空間に露呈した面は、液体ボトル内の液
体製剤を残さず前記液体伝達部材へと伝える平坦面に形
成された液体供給装置。 (7) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、前記支持部に支持された際に
前記液体ボトルの下方に位置する開口を塞ぐ栓とを有
し、前記栓には前記液体製剤を流出させる機構が設けら
れ、前記液体製剤が、粘性を有すると共に、界面活性剤
としてアニオン系界面活性剤及びノニオン系界面活性剤
の少なくとも一方を含有した液体供給装置。 (8) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、前記支持部に立設されて先端
側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体伝達部材
とを有し、前記液体ボトルと前記液体伝達部材との嵌合
箇所に、所定形状の液体伝達路が設けられた液体供給装
置。 (9) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体ボ
トルを支持する支持部と、前記支持部に支持された際に
前記液体ボトルの下方に位置する開口を塞ぐ栓とを有
し、前記栓には前記液体製剤を流出させる流出孔が設け
られ、更に、前記栓から延びて先端が前記液体ボトル内
の液体製剤の液面から突出する連通管が設けられ、前記
連通管を介して前記液体ボトルの内部空間と外部とが連
通された液体供給装置。 (10) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体
ボトルを支持する支持部と、前記支持部に立設されて先
端側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体伝達部
材と、前記液体ボトルに備えられて使用時に前記液体伝
達部材が挿通される栓とを有し、前記液体伝達部材が、
その軸線に沿って延びる連通孔を有し、前記液体伝達部
材の先端に、該液体伝達部材が前記栓に挿通される際に
前記液体製剤が前記連通孔に流入するのを抑制するスト
ッパ部材が設けられ、前記連通孔は、前記液体伝達部材
の先端で該液体伝達部材の軸線方向に対して交差する方
向に開口している液体供給装置。 (11) 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記液体
ボトルを支持する支持部とを備え、前記支持部の底壁の
下面に、3〜5本の脚状の位置決め部材が設けられ、下
面視においてそれら位置決め部材をつないでなる仮想形
状の径が10〜13mmである液体供給装置。 (12) 前記液体伝達部材の、前記液体ボトル内に挿
通される先端に、2〜4個の刃が設けられた前記
(1)、(4)、(6)、(8)、(9)又は(10)
に記載の液体供給装置。 (13) 前記液体製剤に、色素が所定量配合された前
記(1)〜(12)のいずれかに記載の液体供給装置。 (14) 前記色素として、緑色3号、ダイレクトブル
ー、アシッドブルー62、黄色203号、赤色401号
の中から選ばれる1種以上を組み合わせた色素を用いた
前記(13)に記載の液体供給装置。 (15) 前記液体ボトルの少なくとも一部が透明ない
し半透明である前記(1)〜(14)のいずれかに記載
の液体供給装置。 (16) 前記液体ボトルの成形材料に、紫外線吸収剤
が添加された前記(1)〜(15)のいずれかに記載の
液体供給装置。 (17) 前記支持部が周壁を有し、該周壁に通水口が
設けられた前記(1)〜(16)のいずれかに記載の液
体供給装置。
【0005】液体ボトルの材質、形状は特に限定され
ず、液体製剤を安定に収容できるものであればよく、そ
の材質として、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等を
例示できる。液体ボトルの形状としては、液体ボトルの
底部に液体製剤の一部が残ってしまうことがないよう
に、例えば底面が、液体伝達部材へ向かうほど下方に向
かう傾斜面に形成されていることが好ましい。液体ボト
ルの、水を当てられる箇所が球面状になっていることが
好ましい。液体ボトルの成形材料に、紫外線吸収剤を添
加しておくことは好ましい。こうすれば、紫外線による
液体ボトル内の液体製剤中の色素への影響、ひいては製
剤の色調に変化が与えられるのを防ぐことができる。紫
外線吸収剤としては、2,2’−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2(2’−ヒドロキシ−3’−
tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロ
ルベンゾトリアゾール、2−(2’ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’,5’−ジ・tert−ブチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール等、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアゾール系等の公知のものを例示でき
る。紫外線吸収剤の液体ボトル成形材料への添加量は、
0.05〜0.1重量部とするのが好ましい。この範囲
ならば、十分な紫外線吸収効果を奏しつつ、液体ボトル
の透明性及び見栄えを保つことができる。
【0006】支持部の形態も限定されず、枠のようなも
のでもよい。液体伝達部材としては、ポリプロピレン、
ポリアセタール、ナイロン等のプラスチックからなるも
のや、ステンレススチール等の金属からなるものを例示
できる。また、繊維集合体からなる液体伝達部材とし
て、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リエチレンテレフタレート、人絹、綿、羊毛等からなる
ものを例示できる。更に、多孔質体からなる液体伝達部
材として、プラスチックの焼結成形体、不織布、スポン
ジ体、金属焼結体、素焼(陶器、セラミク、レンガ)等
からなるものを例示できる。液体伝達部材を介して液体
ボトルから流出した液体製剤は、支持部内に備えられた
保持担体に供給されることが好ましい。液体製剤として
は、例えば、前述した界面活性剤及び増粘剤、香料、溶
剤(水、アルコール、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、3−メトキシ−3−メチルブタノー
ル(商品名ソルフィット クラレ(株)製)、濃グリセ
リン)、着色剤等を含むものを採用でき、更に洗浄、防
汚、漂白、撥水、撥油、芳香、消臭、除菌、防黴、殺
菌、忌避、防虫、殺虫等の成分を配合することができ
る。液体製剤は、液体ボトルから流出するものであれば
よく、ゲル状、ジェル状、ゾル状のものでもよい。上記
界面活性剤としては、代表的にはアニオン系界面活性
剤、ノニオン系界面活性剤の少なくとも一方を挙げるこ
とができるが、実施可能なかぎり限定されない。アニオ
ン系界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウムの他、ミリスチン酸、ステアリン酸、バルミ
チン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等
の高級脂肪酸のカリウム、ナトリウム、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
アミノメチルプロパノールアミン酸等の塩、エーテルカ
ルボン酸のアルカリ塩、Nーアシルアミン酸の塩、Nー
アシルサルコン塩、高級アルキルスルホン酸塩、硫酸エ
ステル塩、リン酸エステル塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、硫酸エステル塩などが挙げられる。ノニオン系界
面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンオクチルドデシルアルコール、ポリオキ
シエチレン−2−デシルテトラデシルアルコール等のポ
リオキシエチレン分岐アルキルエーテル、ポリオキシエ
チレン−オレイルアルコールエーテル、ポリオキシエチ
レンベヘニルアルコールエーテル、ポリオキシエチレン
ステアリルアルコールエーテル、ポリオキシエチレンセ
チルアルコールエーテル等のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ソルビタンモノオレエ−ト、ソルビタンモ
ノイソステアレ−ト、ソルビタンモノラウレ−ト等のソ
ルビタンエステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノイソス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノウラレ
ート等のポリオキシエチレンソルビタンエステル、グリ
セリルモノオレエート、グリセリルモノステアレート、
グリセリルモノミリステート等のグリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレングリセリルモノオレエート、
ポリオキシエチレングリセリルモノミリステート等のポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンジヒドロコレステロールエステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油イソステアレート等のポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、エチレングリコールプロピレングリコールブ
ロックポリマー、グリセリルイソステアリルエーテル、
グリセリルミリスチルエーテル等のグリセリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン−グリセリルイソステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレングリセリルミリスチルエー
テル等のポリオキシエチレングリセリルエーテル、ジグ
リセリルモノステアレート、デカグリセリルデカステア
レート、デカグリセリルベンタンイソステアレート、デ
カグリセリルデカイソステアレート、ジグリセリルジイ
ソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステルなど
が挙げられる。上記界面活性剤は、液体製剤中に3〜5
0重量部、好ましくは20〜35重量部配合される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1に示す第1実施形態の液
体供給装置10は、水洗トイレ用貯水タンクの上面
(蓋)に形成された凹状の水受け部91に設置されて使
用される。水受け部91には、貯水タンク内に連通した
注水孔92が設けられている。
【0008】液体供給装置10は、芳香洗浄剤を含む液
体製剤Lを収容した液体ボトル11と、液体ボトル11
を支持する有底円筒状の支持部15とを備えている。液
体ボトル11は、支持部15にセットした状態における
上部が中空半球状になっており、下部が上部より小径の
円筒状になっている。液体ボトル11は、液体製剤Lの
残量を視認できるように透明ないし半透明にすることが
できる。液体ボトル11の下部は、支持部15内に収ま
っている。液体ボトル11の最下部には開口が設けられ
ている。その開口は、プラスチックやゴム等の弾性体か
らなる栓12によって塞がれている。
【0009】支持部15は、底壁15aと周壁15bと
を有している。周壁15bの下部には、周方向に間隔を
あけて複数の通水口16bが設けられている。周壁15
bの内周面には、周方向に間隔をあけて複数の上下方向
に延びた支持リブ17が設けられている。底壁15aに
も、複数の通水口16aが設けられている。底壁15a
の上面には、通水口16aを塞ぐように拡散マット18
bが敷かれ、更に拡散マット18bの上面には貯留マッ
ト18aが敷かれている。これら拡散マット18bと貯
留マット18aとにより、保持担体18が構成されてい
る。つまり、この保持担体18は二重マット構造であ
る。手洗い用の水が水受け部91に供給されると、水
は、周壁15bの通水口16bを通じて拡散マット18
bに触れる。拡散マット18bには、液体製剤Lが含浸
されており、その含浸された液体製剤が、拡散マット1
8bに触れた水に混合される。拡散マット18bには、
貯留マット18aから、液体製剤Lが順次供給される。
貯留マット18aには、液体ボトル11から液体伝達部
材20を介して、液体製剤Lが順次供給される。
【0010】支持部15の底壁15aの中央部上面に
は、上方へ立ち上がって栓12を貫通した、中空柱状
(ここでは円筒状)の液体伝達部材20が設けられてい
る。液体伝達部材20の上端は、液体ボトル11内の液
体製剤Lの液面より突出している。液体伝達部材20の
下端は、その外周面が保持担体18に接している。一
方、底壁15aの中央部下面には、水受け部91の注水
孔92に挿通されて、液体供給装置10を水受け部91
上で位置決めするための、位置決め部材19が設けられ
ている。
【0011】ここでは4本の脚状の位置決め部材19
が、底壁15aの中央部下面に円周状に互いに等間隔を
あけて設けられている。下面視において、それら位置決
め部材19をつないでなる仮想形状の径が11.7mm
に設定されている。このような位置決め部材19を設け
ることで、一般に使用されているあらゆる水受け部91
及び注水孔92に、液体供給装置10をしっかりと位置
決めできる。なお、位置決め部材19の数は4本に限定
はされないが、3〜5本とするのが好ましい。位置決め
部材19をつないでなる仮想形状の径は10〜13mm
とするのが好ましい。位置決め部材19は、弾性を有し
ていてもよい。複数の位置決め部材19は、先すぼまり
の形状になるように、それらの先端側が中心軸線側に若
干傾斜していてもよい。
【0012】液体伝達部材20の内部は連通路21にな
っている。連通路21の上端は、液体製剤Lの液面より
上方の、液体ボトル11の内部空間に開口し、連通路2
1の下端は、底壁15aに設けられた中央開口を介して
支持部15の外部へと連通している。
【0013】液体伝達部材20の外周面の、栓12に嵌
合した部分には、液体伝達路22が設けられている。図
1には、液体ボトル11が高い位置にある状態が示され
ている。
【0014】図2に、液体伝達部材20の側面図を示
す。液体伝達部材20の外周面には、周方向に間隔をあ
けて、液体伝達部材20の軸方向に沿って延びた、長さ
の異なる複数の溝22a,22bが設けられている。高
い位置にある状態の液体ボトル11(図1参照)の栓1
2は、図2に示すように、長い溝22a及び短い溝22
bの中間部分を覆うものの、それら溝22a,22bの
上端及び下端は覆わない。したがって、液体ボトル11
内の液体製剤が、長い溝22a及び短い溝22bの両方
を伝って、液体ボトル11から支持部の保持担体18
(図1参照)へと供給される。しかし、液体ボトルが低
い位置に移動されるのに伴って、図2に二点鎖線で示す
ように、栓12が下方に移動したときには、短い溝22
bの下端が栓12によって覆われる。このとき、液体ボ
トル11内の液体製剤が、短い溝22bを伝って液体ボ
トル11の外部へ流出しなくなる。したがって、液体流
路22の総合的な断面積が減って、液体ボトル11から
支持部の保持担体18へと供給される液体製剤Lの量が
減る。すなわち、ユーザーが液体ボトル11の上下方向
位置を変更することで、保持担体18に含浸される液体
製剤Lの量が調整される。こうして、ユーザーは、香り
等の強弱を調整できる。
【0015】なお、液体伝達路22の形態として、図2
に示した形態以外の、種々のものが考えられる。例え
ば、図3(A)、(B)に示すように、上下方向に延び
て、下端に向かうほど幅が狭くなる溝22cを採用でき
る。図3(A)のように、溝22cの幅の太い部分を栓
12で覆ったときの流量は多くなり、図3(B)のよう
に、溝22cの幅の細い部分を栓12で覆ったときの流
量は少なくなる。なお、栓12の形状は簡略化して描い
た。また、図4(A)、(B)に示すように、周方向に
間隔をあけて、かつ、高さ位置を変えて、液体伝達部材
20に設けられた幅の異なる溝22dを採用できる。図
4(A)のように、幅の太い溝を栓12で覆ったときの
流量は多くなり、図4(B)のように、幅の細い溝を栓
12で覆ったときの流量は少なくなる。また、図5
(A)、(B)に示すように、液体伝達部材20の外径
が上下方向位置で異なるように、液体伝達部材20の外
周面がテーパ面に形成されてもよい。この場合、液体伝
達部材20の、凹凸の無い円錐台状の外周面が液体伝達
路として機能する。図5(A)のように、液体伝達部材
20の細い部分を栓12で覆ったときの流量は多くな
り、図5(B)のように、液体伝達部材20の太い部分
を栓12で覆ったときの流量は少なくなる。
【0016】以上は、液体伝達路22の断面積を変更す
るものであったが、図6(A)、(B)に示すように、
液体伝達路22の長さを変更するものを採用してもよ
い。ここでは、液体伝達部材20の外周面を段付円筒面
にするとともに、大径部分と小径部分とに跨る溝22e
を設けている。この場合、液体伝達部材20の外周面と
溝22eとが液体伝達路として機能する。図6(A)の
ように、液体伝達部材20の段部分を栓12で覆ったと
きは、溝22eの下端部のみが栓12で覆われるため流
量は多くなる。段部より下では、液体伝達部材20が栓
12によって実質的には覆われていないからである。一
方、図6(B)のように、液体伝達部材20の大径部分
を栓12で覆ったときは、溝22eが広範囲な長さにわ
たって栓12によってしっかりと覆われるため、流量は
少なくなる。なお、図示しないが、溝等の液体伝達路
は、栓に設けてもよい。
【0017】図7は、図1に示した液体ボトル11を上
下逆にした状態における、中空半球部と円筒部との接続
部分を示す斜視図である。接続部11aは、円筒部の外
周面から中空半球部の周縁部へと、径方向に延びてい
る。接続部11aは、周方向に見て、高さの異なる部分
を有している。図7に示す状態における接続部11aの
高い部分が、図1に示した支持リブ17に当接したとき
は、図1のように液体ボトル11が高い位置に配置され
る。一方、図7に示す状態における接続部11aの低い
部分が、支持リブ17に当接したときは、図8のように
液体ボトル11が低い位置に配置される。液体ボトル1
1を軸線まわりに回転することで、このように液体ボト
ル11を上下させることができる。そのとき、液体伝達
部材20と栓12との嵌合位置が変わり、上述した液体
伝達路22を伝って、液体ボトル11の外部へと浸出す
る液体製剤Lの量が増減する。本実施形態では、液体ボ
トル11の接続部11aと、支持部15の支持リブ17
とが、間隔調整手段(嵌合位置調整手段)として機能し
ている。
【0018】図9に、本発明の第2実施形態を示す。な
お、以下に説明する実施形態において、既に説明した部
材等と同様な構成・作用を有する部材等については、図
中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡
略化或いは省略する。図9に示す液体供給装置30は、
第1実施形態とは間隔調整手段の形態が異なるもので、
その他の構成は概ね第1実施形態と同様である。液体供
給装置30は、間隔調整手段として、上下方向に可動な
可動部35aを支持部35が有している。可動部35a
は、支持部基部35bに螺着されている。可動部35a
は、液体ボトル31の栓32を支持している。可動部3
5aを図中矢印Xで示すように軸回りに回すことで、液
体ボトル31を上下して、支持部基部35bに一体に設
けられた液体伝達部材20と、液体ボトル31の栓32
との嵌合位置を変更できる。手洗い用の水は、支持部基
部35bに設けられた通水口36b、可動部35aに設
けられた通水口36c,36dを通じて、保持担体38
に触れる。保持担体38に触れて、液体製剤を混合され
た水は、支持部基部35bの通水口36aを通じて排出
される。
【0019】図10に、本発明の第3実施形態を示す。
図10に示す液体供給装置40は、第1、第2実施形態
とは間隔調整手段の形態が異なるが、その他の構成は概
ね第1、第2実施形態と同様である。液体供給装置40
は、間隔調整手段として、レバー47によって軸回りに
回転される可動部45aを支持部45が有するととも
に、可動部45aに螺着可能なネジ部41aを液体ボト
ル41が有している。レバー45aによって可動部45
aを回すことで、液体ボトル41を上下して、液体伝達
部材20と、液体ボトル41の栓42との嵌合位置を変
更できる。
【0020】図11(A)に、本発明の第4実施形態を
示す。この液体供給装置50は、液体製剤Lを収容した
液体ボトル51と、液体ボトル51を支持する支持部5
5と、支持部55に立設されて先端側が液体ボトル51
内に挿通される柱状の液体伝達部材20とを備えてい
る。液体ボトル51には栓52が装着されている。使用
前(液体ボトル51と支持部55との組立前)には、栓
52が開口を有しておらず、栓52が液体ボトル51を
密閉している。本実施形態における栓52は、液体ボト
ル51の円筒部(細口部)51bに外嵌された外周部5
2aと、液体ボトル51の円筒部51bに内嵌された内
周部52bと、内周部52bの上端側(液体ボトルの内
部空間側)に設けられた平板状の密閉部52cとを有し
ている。栓52の、液体伝達部材20の先端部が押し当
てられる箇所である密閉部52cには、薄肉部52dが
設けられている。ここでは、薄肉部52dが、密閉部5
2cと内周部52bとの境界にリング状に設けられてい
る。
【0021】液体伝達部材20は、先端に、薄肉部52
dに当接するように当接壁20aを有している。ここで
は、当接壁20aが、液体伝達部材20の挿通方向に沿
って延びる略円筒状に形成され、当接壁20aの一部
(当接壁20aの先端)が鋭利形状(刃)になってい
る。当接壁20aの内周側には、当接壁20aの根元の
高さに配置されて連通路21の小径部21aを区画する
環状壁20bが設けられている。環状壁20bの上方か
つ当接壁20aより突出しない位置に、液体伝達部材2
0を栓52に挿通する際に小径部21aを介して連通路
21に液体製剤Lが流入するのを抑制するストッパ壁2
0cが設けられている。ストッパ壁20cは、液体伝達
部材20の挿通方向(軸線方向)に対して直交する方向
に延びる板状部材であり、小径部21aの周縁部に立設
された支持リブにより、所定位置に支持されている。ス
トッパ壁20cと環状壁20bとの間に、通気口21b
が区画されている。通気口21bは、液体伝達部材20
の挿通方向に対して直交する方向に開口している。この
ような液体伝達部材20の先端構造により、液体伝達部
材20を栓52に挿通する際に連通路21に液体製剤L
が流入するのを顕著に防止できる。上記のような液体伝
達部材20の先端構造は、他の実施形態にも適用でき
る。一方、このような液体伝達部材20の先端構造にか
えて、液体は通さないが気体は通す通気シート(微多孔
シート等)によって液体伝達部材の先端を覆ってもよ
い。また、液体伝達部材を液体ボトル内に挿通して先端
を液面から突出させた後に、振動等によって不意に連通
路21に液体製剤Lが入ってしまうのを防止するような
部材(ひさし等)を、液体伝達部材の先端に設けてもよ
い。
【0022】栓52の内周部52bの内径と、液体伝達
部材20の外径とは略等しくなっている。その理由は、
図11(B)に示すように、液体伝達部材20の外径の
方が栓52’の内周部52b’の内径より小さいと、栓
52’に液体伝達部材20を挿通した際に、液体製剤L
が所望する量以上に液体ボトル51から流出する心配が
あるからである。図11(A)に示す液体供給装置50
では、栓52に液体伝達部材20を挿通した際に、栓5
2の内周部52bと液体伝達部材20とが、液体伝達路
22の箇所を除いて略密着する。つまり、図11(A)
に示す液体供給装置50では、栓52に薄肉部52d
が、液体ボトル51内に液体伝達部材20が挿通された
際には液体伝達部材20の表面に栓52が略密着するよ
うに、設けられている。
【0023】図11(A)の例では、液体伝達部材20
の先端に刃を1個だけ設けたが、図12に示すように、
複数の刃を設けてもよい。図12(A)の例では、2個
の刃を円周上の対向する位置に設けている。刃は、例え
ば直角三角形状にすることができる。図12(A)の右
側の展開図に示すように、2個の刃は同じ向きで設けら
れている。例えば、刃の底辺Wを12mm、刃の高さH
を3mmとして、底辺Wと高さHの比を4:1程度にす
ることができる。図12(B)の例でも、2個の刃を円
周上の対向する位置に設けているが、ここでは直角三角
形状の刃の底辺Wと高さHの比を2:1程度にしてい
る。例えば、刃の底辺Wを6mm、刃の高さHを3mm
とすることができる。図12(C)の例では、4個の二
等辺三角形状の刃を周方向に等間隔をあけて設けてい
る。例えば、刃の底辺Wを4.5m、刃の高さHを3m
mとして、底辺Wと高さHの比を1.5:1程度にする
ことができる。図12(D)の例では、7個の二等辺三
角形状の刃を周方向に連ねて設けている。例えば、刃の
底辺Wを4.5m、刃の高さHを3mmとして、底辺W
と高さHの比を1.5:1程度にすることができる。
【0024】図13は、図12(A)に示した刃のA−
A断面図である。刃の先端面20eは、当接壁20aの
外周面に対して角度θで傾斜した傾斜面になっている。
すなわち、刃の先端面20e当接壁20aの外周面とが
鋭角θで交差して、刃の先端を鋭利形状にしている。θ
は20〜60°、より好ましくは35°程度に設定でき
る。刃の厚みTは、0.5〜2mm程度に設定できる。
以上のような刃を採用することで、栓を破断して液体伝
達部材を栓に挿通するのが著しく容易になる。刃の材質
としては、PE、PET、PP等の樹脂のほか、ステン
レス等の金属を採用することもできる。
【0025】図12(A)〜(D)の刃それぞれについ
て、液体ボトルの栓を真直ぐ押し当てて栓を貫通させる
のに必要な荷重と、液体ボトル及び栓を回転させながら
2kgfで押し当てて栓を貫通させるのに必要な回転数
とをそれぞれ測定した。6回の測定を行った結果は以下
の通りであった。
【0026】 <真直ぐ押し当て>(kgf) 最大値 最小値 平均値 A(2枚刃) 8.2 5.7 7.03 B(2枚刃) 10.4 5.8 7.93 C(4枚刃) 11.7 7.7 9.45 D(7枚刃) 12.4 9.4 10.32
【0027】 <回転押し当て>(回転数) 最大値 最小値 平均値 A(2枚刃) 3 2 2.5 B(2枚刃) 1 1 1 C(4枚刃) 1 1 1 D(7枚刃) 9 2 6
【0028】真直ぐ押し当てた際には、刃の数が増すに
つれて必要荷重が高くなる傾向が見られた。回転させつ
つ押し当てた際には、刃の形状が鋭くかつ数が少ない方
が、より簡単に栓を貫通できた。以上の実験結果から、
刃の数は2〜4個が好ましいことがわかった。
【0029】図14(A)に、本発明の第5実施形態を
示す。この液体供給装置60は、液体製剤Lを収容した
液体ボトル61と、液体ボトル61を支持する支持部6
5と、支持部65に立設されて先端側が液体ボトル61
内に挿通される柱状の液体伝達部材20とを備えてい
る。液体ボトル61には栓62が装着されている。本実
施形態における栓62は、液体ボトル61の円筒部61
bに外嵌された外周部62aと、液体ボトル61の円筒
部61bに内嵌された内周部62bと、内周部62bの
上端側で液体ボトル61の内部空間に露呈した密閉部6
2cとを有している。密閉部62cは、液体ボトル61
内の液体製剤Lを、残さず液体伝達部材20へと伝える
ような平坦面に形成されている。密閉部62cは、液体
伝達部材20の外周面に対して垂直な平坦面、ないし
は、液体伝達部材20の外周面との間に鋭角を形成する
ような平坦面に形成されている。図14(C)に示すよ
うに、密閉部82cに凹部等が形成されていると、液体
製剤Lの一部がその凹部に残ってしまう。図14(A)
に示した本実施形態によれば、このようなことがない。
なお、液体ボトル61の円筒部61bから径方向外方の
中空半球部へと延びた接続部61aは、液体伝達部材2
0へ向かうほど下方に向かう傾斜面に形成されている。
傾斜角度θは、例えば10°以上に設定できる。
【0030】また、液体ボトル61と、支持部65内に
敷かれた保持担体68との間の隙間Sは所定範囲内とす
るのがよい。詳しくは、液体伝達部材20と栓62との
嵌合箇所の下端から保持担体68上面までの間の隙間S
を、0.5〜10mm程度、より好ましくは1〜5mm
程度とするのが良い。隙間Sをこのような所定範囲内と
することで、液体伝達部材20と栓62との嵌合箇所で
液体製剤Lが乾燥してつまることを確実に防止できる。
また、隙間Sをあけることで、保持担体68から液体ボ
トル61へと手洗い用の水や液体製剤が逆流することも
確実に防止できる。
【0031】図14(B)に、図14(A)に示した第
5実施形態の変形例を示す。図14(B)に示すよう
に、液体ボトル61の円筒部61bに外嵌された外周部
72aと、液体ボトル61の円筒部61bに内嵌された
第一内周部72bと、第一内周部72bの更に内周側で
液体伝達部材20に外嵌された第二内周部72dとを備
えた栓72を採用することもできる。栓72の第一内周
部72bと第二内周部72dとは、上端側で、平坦な密
閉部72cによって接続されている。
【0032】上述した実施形態に使用されていた液体伝
達部材20は、図15(A)に示すように、液体ボトル
内の液体製剤の液面より突出する上端に開口するととも
に、下端に開口して液体ボトルの外部と連通した連通路
21を有している。連通路21は、上端側に小径部21
aを有している。例えば、液体伝達部材20を栓に挿通
して、液体伝達部材20の先端を液体ボトル内の液体製
剤Lの液面より突出させた際に、図15(A)に示すよ
うに、液体伝達部材20の連通路21の先端側に、液体
製剤Lがつまってしまうことがある。図15(A)に示
した液体伝達部材20は、小径部21aの下側が、その
小径部より大径になってるので、小径部21aにつまっ
た液体製剤Lが重力によって小径部21aより下側の位
置まで下がると、連通路21のつまりが解消される。図
15(B)に示すように、小径部を有しない液体伝達部
材80では、連通路81のつまりがいつまでも解消され
ず、液体供給装置の作動に不具合をきたす。また、液体
伝達部材80の挿入時に、多量の液が流出してしまう。
【0033】図16(A)に、本発明の第6実施形態を
示す。この液体供給装置90は、液体製剤Lを収容した
液体ボトル91と、液体ボトル91を支持する支持部9
5と、支持部95に立設されて先端側が液体ボトル91
内に挿通される柱状の液体伝達部材100とを備えてい
る。液体ボトル91には栓92が装着されている。使用
前(液体ボトル51と支持部55との組立前)には、栓
92が開口を有しておらず、栓92が液体ボトル91を
密閉している。本実施形態における栓92は、第4実施
形態のものとほぼ同様であるが、液体ボトル91の円筒
部91bに内嵌された内周部92bに、液体伝達路99
が設けられている。すなわち、液体ボトル91と液体伝
達部材100との嵌合箇所に液体伝達路99が設けられ
ている。液体伝達部材100の先端を液体ボトル91内
に挿通した際には、栓92に設けられた液体伝達路99
を通じて液体製剤Lが流出する。液体伝達部材100に
は、液体伝達路となる溝等を設けなくてもよい。
【0034】図16(B)に、図16(A)に示した第
6実施形態の変形例を示す。図16(B)に示すよう
に、この例では、栓102の内周部102bと液体伝達
部材100との間に、通水性を有する通水部材109を
設けている。通水部材109としては、溝付シート、多
孔性シート、水溶性シート等を例示でき、通水部材10
9を通じて液体製剤Lが流出する。この例の他にも、栓
102として通水性を有するものを用いたり、液体ボト
ル91の円筒部91bの内周面に溝を設けたりなどし
て、液体伝達路を設けることを例示できる。
【0035】図17(A)に、本発明の第7実施形態を
示す。この液体供給装置110は、液体製剤Lを収容し
た液体ボトル111と、液体ボトル111を支持する支
持部115と、支持部115に立設されて先端側が液体
ボトル111内に挿通される柱状の液体伝達部材20と
を備えている。液体ボトル111には栓112が装着さ
れている。本実施形態における栓112は、液体ボトル
111の円筒部111bに外嵌された外周部112a
と、液体ボトル111の円筒部111bに内嵌された内
周部112bとからなる栓本体と、内周部112bの上
端側に液体ボトル111の内部空間側から嵌着された密
閉部112cとを有している。密閉部112cは、栓本
体とは別体に形成されている。
【0036】図17(B)に示すように、液体伝達部材
20を液体ボトル111内に挿通すると、液体伝達部材
20により押されて密閉部112cが栓本体から外れ
る。そして、液体伝達部材20の液体伝達路22を通じ
てスムーズに液体製剤Lが流出する。なお、2部材から
なる栓の形態は上記のものに限定されない。例えば、密
閉部として、コルク栓や球体を採用してもよい。
【0037】図18に、本発明の第8実施形態を示す。
この液体供給装置120は、液体製剤Lを収容した液体
ボトル121と、液体ボトル121を支持する支持部1
25と、支持部125に立設されて先端側が液体ボトル
121内に挿通される柱状の液体伝達部材20とを備え
ている。液体ボトル121には栓122が装着されてい
る。本実施形態では、支持部125の底壁125a上に
保持担体が敷かれておらず、その代わりに、底壁125
aの上面に、液保持性を向上するための適宜な細い溝1
28が設けられている。溝128は、例えば網目状や放
射状に設けることができる。
【0038】底壁125aには、最初のフラッシングが
なされる前に液体製剤Lが支持部125の外部へ流出す
るのを防ぐために、通水口126aを塞ぐシール129
が設けられている。シール129は、例えば底壁125
aの下面に設けることができる。シール129は、流水
によって剥離されるものでもよいし、水溶性のものでも
よい。
【0039】本実施形態では、液体ボトル121と、支
持部125の底壁125aとの間の隙間Sを所定範囲内
とするのがよい。詳しくは、液体伝達部材20と栓12
2との嵌合箇所の下端から底壁125a上面までの間の
隙間Sを、0.5〜10mm程度、より好ましくは1〜
5mm程度とするのが良い。
【0040】図19に、本発明の第9実施形態を示す。
この液体供給装置130は、液体製剤Lを収容した液体
ボトル131と、液体ボトル131を支持する支持部1
35とを備えている。液体ボトル131には栓132が
装着されている。栓132は、液体ボトル131の円筒
部131bに外嵌された外周部132aと、円筒部13
1bに内嵌された内周部132bと、円筒部131bの
軸方向に対して垂直な方向に延びた密閉部132cとを
備えている。密閉部132cには、液体製剤Lを流出
(滴下)させる流出孔132eが設けられている。ま
た、密閉部132cには、密閉部132cから液体ボト
ル131の内部空間に延びて先端が液体製剤Lの液面か
ら突出する連通管140が設けられている。連通管14
0は、液体ボトル131の内部空間と栓132の外部と
を連通する。本実施形態では、樹脂やゴム等の弾性体か
らなる連通管140が、栓132に一体成形されてい
る。
【0041】液体供給装置10の使用前或いは流通時
に、流出孔132eから液体製剤Lが漏れるのを防ぐた
めに、栓132にはキャップ141が装着される。キャ
ップ141は、例えば栓132の外周部132aに螺着
される。キャップ141の、栓132の密閉部132c
に相対する面には、弾性体からなるパッキン142が設
けられている。キャップ141を栓132に装着する
と、流出孔132eをパッキン142で密閉できる。液
体供給装置10の使用時には、キャップ141を取り外
した後、液体ボトル131を流出孔132eが下方に向
くようにして支持部135にセットする。すると、支持
部135に備えられた保持担体(図示せず)や支持部1
35の底壁上に向けて、液体ボトル131から液体製剤
Lが滴下される。本実施形態によれば、液体ボトル13
1を支持部135にセットするのが容易である。また、
栓132の流出孔132eの寸法をしっかりと管理する
ことで、液体製剤Lの滴下を正確に定量的に行えるの
で、製造が容易である。
【0042】図20に、本発明の第10実施形態を示
す。この液体供給装置150は、液体製剤Lを収容した
液体ボトル151と、液体ボトル151を支持する支持
部155とを備えている。液体ボトル151に装着され
た栓152の密閉部152cには、液体製剤Lを流出
(滴下)させる流出孔152eが設けられている。ま
た、密閉部152cには、別体の連通管160を挿通さ
せるための挿通孔152fが設けられている。連通管1
60は、液体ボトル151の組立工程において栓152
に挿通される。連通管160は、例えばポリプロピレン
等の樹脂、ステンレス、アルミニウム等の金属により形
成される。栓152には、第9実施形態のときと同様な
キャップ141が装着される。
【0043】液体供給装置においては、効果を長期間に
わたって持続させるために、液体ボトルからの液体製剤
の流出量を適度に少なくする必要がある。液体製剤の粘
度が低いと、流出量が所望以上に多くなってしまう。し
かし、一般に粘度の高い液体は、温度により粘度の変化
が大きい。したがって、液体製剤として粘度の高いもの
を使用すると、温度変化に伴って流出量が変化する傾向
が生じる。そこで、液体製剤として、界面活性剤として
アニオン系界面活性剤及びノニオン系界面活性剤の少な
くとも一方を含有し、更に増粘剤を含有したものを採用
するのが良い。増粘剤は、上記液体製剤に粘性を与えら
れ、実施可能なかぎり、なんら限定されない。そのよう
な増粘剤としては、非イオン性増粘剤を例示でき、カル
ボキシビニルポリマーやセルロース系増粘剤(ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシ
プロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)など)等が挙げられる。増粘剤の配合
割合は、液体製剤の組成によりいちがいに決められない
が、実施可能な量、例えば0.1〜20重量部、好まし
くは0.3〜10重量部配合される。液体製剤の粘度
は、例えば1〜3000mPa・sとすることができ
る。例えば、液体製剤として、アニオン系界面活性剤2
0重量部、ノニオン系界面活性剤10重量部、プロピレ
ングリコール10重量部、HPC1.5重量部、香料1
0重量部、色素0.002重量部、精製水残量を含有す
るものを採用できる。このような液体製剤を採用するこ
とで、ユーザーが望む効果を安定して得ることができ
る。この液体製剤は、液体伝達部材と栓との間から液体
製剤を流出させるタイプの液体供給装置と、流出孔から
液体製剤を滴下させるタイプの液体供給装置との、どち
らにでも用いることができる。
【0044】液体供給装置には、フラッシング時にトイ
レボウル(便器)内に流す水を着色する機能が求められ
ることがある。フラッシングの際にトイレボウル内に青
色等に着色された水を流すことで、ユーザーに清潔感を
与えることができる。液体供給装置は、上述のように、
長期にわたって効果を発揮するために少しずつ液体製剤
を流水に混合する。少量ずつ供給される液体製剤によっ
て、トイレボウル内に流す水をしっかりと着色するに
は、液体製剤中に配合する色素の量を規定することが重
要である。トイレボウル内の水がしっかりと着色されて
いるとユーザーが感じるか否かは、トイレボウルの色に
よっても左右される。
【0045】液体製剤中に配合する色素の量を規定すべ
く、本発明者らは以下のような実験を行った。表1に示
すような処方の、青色の液体製剤(例1)、緑色の液体
製剤(例2)及び紫色の液体製剤(例3)を用意した。
青色の液体製剤は、青色色素(青色1号)を、0.05
重量部、0.1重量部、0.5重量部、1重量部それぞ
れ混合したものを複数得た。緑色の液体製剤は、青色色
素と黄色色素(黄色4号)とを3:4の割合で、青色の
液体製剤と同様に混合したものを複数得た。紫色の液体
製剤は、青色色素と赤色色素(赤色106号)とを1:
1の割合で、青色の液体製剤と同様に混合したものを複
数得た。白、アイボリー、茶、青、ピンク、黄色のトイ
レボウルを用意した。そして、貯水量約10リットルの
貯水タンクに0.083gの上記液体製剤を投入し、フ
ラッシングを行って各トイレボウルに着色された水を流
し、フラッシング後のトイレボウル内に溜まった水の着
色度合いを目視にて確認した。なお、0.083gと
は、液流出量2g/日、フラッシング1回/時間とした
時の液流出量である。
【0046】
【表1】
【0047】青色の液体製剤における着色度合いの確認
結果を表2に示し、緑色の液体製剤における着色度合い
の確認結果を表3に示し、紫色の液体製剤における着色
度合いの確認結果を表4に示す。なお、×は「着色な
し」、△は「やや着色あり」、○は「着色あり」、◎は
「はっきりと着色あり」をそれぞれ示す。
【0048】
【表2】 表2からわかるように、青色の液体製剤では、色素を
0.1重量部(流水中の色素濃度0.008ppm)以
上配合することで、液の色を識別しにくい茶色や青色の
トイレボウル内でも、液の着色を確認できた。
【0049】
【表3】 表3からわかるように、緑色の液体製剤では、色素を
0.5重量部(流水中の色素濃度0.04ppm)以上
配合することで、液の色を識別しにくい黄色のトイレボ
ウル内でも、液の着色を確認できた。
【0050】
【表4】 表4からわかるように、紫色の液体製剤では、色素を
0.5重量部(流水中の色素濃度0.04ppm)以上
配合することで、液の着色を確認できた。
【0051】以上の実験より、色素の種類により差はあ
るが、液体製剤中の色素の配合量は0.1〜5重量部程
度とするのが適当であることがわかった。
【0052】液体製剤中に配合する色素は、耐光性の良
好なものであることが好ましい。そこで、耐光性に優れ
た色素を選定すべく、以下の実験を行った。表5に示す
ような処方の液体製剤を用意し、色素としては表6に示
すような各種色素を添加した。その液体製剤20gを透
明な液体ボトルに充填し、2日後に、色素残存率を測定
した。色素残存率は、各色素の極大吸収波長での吸光度
から算出した。
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】測定結果及び目視による確認結果を表6に
併せて示す。表6から、緑色3号、ダイレクトブルーと
してのブルーSB(三栄化工(株)製)、アシッドブル
ー62としてのキリノールブルーSR(キリヤ化学
(株)製)、黄色203号、赤色401号が、耐光性が
良好であることがわかる。
【0056】次に、表7に示すように、緑色3号及び黄
色203号を組み合わせて緑色色素とし、緑色3号及び
赤色401号を組み合わせて薄紫色色素とし、黄色20
3号及び赤色401号を組み合わせて橙色色素とし、各
色素について上記と同様な実験を行った。測定結果及び
目視による確認結果を表7に併せて示す。表7から、い
ずれの色素も、耐光性が良好であることがわかる。
【0057】
【表7】
【0058】次に、透明な液体ボトルの成形材料に紫外
線吸収剤を添加して、上記と同様な実験を行った。先
ず、PETに紫外線吸収剤(商品名:チヌピン、チパ・
ガイギー社製)を練り込んで、透明ないし半透明な液体
ボトルを成形した。次に、表5に示したような処方の液
体製剤を用意し、色素としては表8に示すような各種色
素を添加した。その液体製剤20gを前記液体ボトルに
充填し、2日後に、色素残存率を測定した。色素残存率
は、各色素の極大吸収波長での吸光度から算出した。比
較のため、紫外線吸収剤を練り込まない液体ボトルに対
して同様な実験を行った。
【0059】
【表8】
【0060】測定結果を表8に併せて示す。表8から、
液体ボトルに紫外線吸収剤を練り込むことで、退色を顕
著に防止できることがわかる。特に、色素として耐光性
の良好な緑色3号を配合した液体製剤を、紫外線吸収剤
を練り込んだ液体ボトルに充填したときは、色素残存率
がほぼ100%であった。表5に示した処方から色素以
外のものを抜いたり、他のものを足したりしても、上記
試験は光に対する試験なので試験結果が大きく変わるこ
とはない。
【0061】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能であ
る。例えば、上記実施形態を適宜組み合わせることもで
きる。例えば、居室に配置されて、その部屋に、液体製
剤に含まれた芳香剤や消臭剤、殺虫剤等を揮散する液体
供給装置(揮散装置)にも、本発明を適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使いやすく、長期間にわたって、ユーザーが望む効果を
安定して得られる液体供給装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略半断面図であ
る。
【図2】第1実施形態の要部側面図である。
【図3】液体伝達路の変形例を示す図である。
【図4】液体伝達路の変形例を示す図である。
【図5】液体伝達路の変形例を示す図である。
【図6】液体伝達路の変形例を示す図である。
【図7】第1実施形態の間隔調整手段の要部斜視図であ
る。
【図8】第1実施形態の作用を説明する半断面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態を示す概略半断面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態を示す概略半断面図で
ある。
【図11】本発明の第4実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図12】第4実施形態の変形例を示す図である。
【図13】図12(A)におけるA−A断面図である。
【図14】本発明の第5実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図15】本発明に係る液体伝達部材の要部断面図であ
る。
【図16】本発明の第6実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図17】本発明の第7実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図18】本発明の第8実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図19】本発明の第9実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図20】本発明の第10実施形態を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
10,30,40 液体供給装置 11,31,41 液体ボトル 12,32,42 栓 18,38,48 保持担体 20 液体伝達部材 21 連通路 22 液体伝達路 L 液体製剤
フロントページの続き (72)発明者 松井 敏也 兵庫県赤穂市塩谷2124−4 (72)発明者 新井 康子 兵庫県赤穂市坂越3150 (72)発明者 中山 亨 兵庫県赤穂市加里屋3215−12 (72)発明者 河野 真之 兵庫県赤穂市坂越3150 (72)発明者 廣瀬 視恵 兵庫県揖保郡揖保川町正條223−12 Fターム(参考) 2D038 AA02 BA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、一端側が前記液体ボト
    ル内に挿通されるとともに他端側が前記支持部へと延び
    る柱状の液体伝達部材と、前記液体伝達部材に外嵌され
    る栓とを有し、前記液体伝達部材と前記栓との嵌合箇所
    に所定形状の液体伝達路が設けられ、前記液体伝達部材
    と前記栓との嵌合位置を変えることで、前記液体伝達路
    を伝って前記液体ボトルから前記支持部へと供給される
    前記液体製剤の量を調整可能な液体供給装置。
  2. 【請求項2】 前記液体ボトルと前記支持部との間隔を
    調整する間隔調整手段を備え、前記栓が前記液体ボトル
    又は前記支持部に固定され、前記間隔調整手段によっ
    て、前記栓と前記液体伝達部材との嵌合位置を変更可能
    な、請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記液体伝達路として、前記液体伝達部
    材の軸方向に沿って延びた複数の溝が設けられた請求項
    1又は2に記載の液体供給装置。
  4. 【請求項4】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、前記支持部に立設され
    て先端側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体伝
    達部材と、前記液体ボトルに備えられて使用時に前記液
    体伝達部材が挿通される栓とを有し、前記栓に、前記液
    体伝達部材の先端を押し当てられることにより破断され
    て該液体伝達部材が挿通されることを許容する薄肉部
    が、前記液体ボトル内に前記液体伝達部材が挿通された
    際には該液体伝達部材の表面に前記栓が略密着するよう
    に設けられた液体供給装置。
  5. 【請求項5】 前記液体伝達部材の先端が、前記液体ボ
    トル内の液体製剤の液面から突出し、その突出した先端
    と前記液体ボトルの外部とに開口した連通路が前記液体
    伝達部材内部に設けられ、前記連通路が前記液体伝達部
    材の先端側に小径部を有している請求項4に記載の液体
    供給装置。
  6. 【請求項6】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、一端側が前記液体ボト
    ル内に挿通されるとともに他端側が前記支持部へと延び
    る柱状の液体伝達部材と、前記液体ボトルに装着されて
    前記液体伝達部材に外嵌される栓とを有し、前記栓の、
    前記液体ボトルの内部空間に露呈した面は、液体ボトル
    内の液体製剤を残さず前記液体伝達部材へと伝える平坦
    面に形成された液体供給装置。
  7. 【請求項7】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、前記支持部に支持され
    た際に前記液体ボトルの下方に位置する開口を塞ぐ栓と
    を有し、前記栓には前記液体製剤を流出させる機構が設
    けられ、前記液体製剤が、粘性を有すると共に、界面活
    性剤としてアニオン系界面活性剤及びノニオン系界面活
    性剤の少なくとも一方を含有した液体供給装置。
  8. 【請求項8】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、前記支持部に立設され
    て先端側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体伝
    達部材とを有し、前記液体ボトルと前記液体伝達部材と
    の嵌合箇所に、所定形状の液体伝達路が設けられた液体
    供給装置。
  9. 【請求項9】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前記
    液体ボトルを支持する支持部と、前記支持部に支持され
    た際に前記液体ボトルの下方に位置する開口を塞ぐ栓と
    を有し、前記栓には前記液体製剤を流出させる流出孔が
    設けられ、更に、前記栓から延びて先端が前記液体ボト
    ル内の液体製剤の液面から突出する連通管が設けられ、
    前記連通管を介して前記液体ボトルの内部空間と外部と
    が連通された液体供給装置。
  10. 【請求項10】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前
    記液体ボトルを支持する支持部と、前記支持部に立設さ
    れて先端側が前記液体ボトル内に挿通される柱状の液体
    伝達部材と、前記液体ボトルに備えられて使用時に前記
    液体伝達部材が挿通される栓とを有し、前記液体伝達部
    材が、その軸線に沿って延びる連通孔を有し、前記液体
    伝達部材の先端に、該液体伝達部材が前記栓に挿通され
    る際に前記液体製剤が前記連通孔に流入するのを抑制す
    るストッパ部材が設けられ、前記連通孔は、前記液体伝
    達部材の先端で該液体伝達部材の軸線方向に対して交差
    する方向に開口している液体供給装置。
  11. 【請求項11】 液体製剤を収容した液体ボトルと、前
    記液体ボトルを支持する支持部とを備え、前記支持部の
    底壁の下面に、3〜5本の脚状の位置決め部材が設けら
    れ、下面視においてそれら位置決め部材をつないでなる
    仮想形状の径が10〜13mmである液体供給装置。
  12. 【請求項12】 前記液体伝達部材の、前記液体ボトル
    内に挿通される先端に、2〜4個の刃が設けられた請求
    項1、4、6、8、9又は10に記載の液体供給装置。
  13. 【請求項13】 前記液体製剤に、色素が所定量配合さ
    れた請求項1〜12のいずれかに記載の液体供給装置。
  14. 【請求項14】 前記色素として、緑色3号、ダイレク
    トブルー、アシッドブルー62、黄色203号、赤色4
    01号の中から選ばれる1種以上を組み合わせた色素を
    用いた請求項13に記載の液体供給装置。
  15. 【請求項15】 前記液体ボトルの少なくとも一部が透
    明ないし半透明である請求項1〜14のいずれかに記載
    の液体供給装置。
  16. 【請求項16】 前記液体ボトルの成形材料に、紫外線
    吸収剤が添加された請求項1〜15のいずれかに記載の
    液体供給装置。
  17. 【請求項17】 前記支持部が周壁を有し、該周壁に通
    水口が設けられた請求項1〜16のいずれかに記載の液
    体供給装置。
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