JP2003128707A - 光学材料用メタクリル樹脂及びその製造方法 - Google Patents

光学材料用メタクリル樹脂及びその製造方法

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JP2003128707A
JP2003128707A JP2001330793A JP2001330793A JP2003128707A JP 2003128707 A JP2003128707 A JP 2003128707A JP 2001330793 A JP2001330793 A JP 2001330793A JP 2001330793 A JP2001330793 A JP 2001330793A JP 2003128707 A JP2003128707 A JP 2003128707A
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polymerization
weight
methacrylic resin
thermal decomposition
mol
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JP2001330793A
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Nobuya Saegusa
暢也 三枝
Shojiro Kuwabara
章二郎 桑原
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合工程や成形工程における着色、成型時の
シルバーストリークスや発泡、臭気などの発生の少ない
耐熱分解性に優れた光学材料用メタクリル樹脂及びその
製造方法の提供。 【解決手段】 メチルメタクリレート75重量%以上とメ
チルクリレート等25重量%以下のモノマー混合物100重
量部とメタノール5〜40重量部とからなる混合物を、特
定の半減期のラジカル重合開始剤を使用し、平均滞留時
間がラジカル重合開始剤の半減期の特定倍となるよう
に、かつ、組成物に対するラジカル重合開始剤濃度及び
連鎖移動剤濃度が一定濃度となるように調製し、反応組
成物をモノマー転化率40〜80モル%に維持しながら連続
的に重合させ、重合反応で得られた重合液を、120〜180
℃に維持又は昇温した状態でベント口を備えた脱揮押出
機に導入して揮発分を除去することによって光学材料用
メタクリル樹脂を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色調と耐熱分解性に優
れた光学材料用メタクリル樹脂及びその製造方法に関す
るものであり、本発明の光学材料用メタクリル樹脂は特
に導光板用途に好適に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】メチルメタクリレート重合体、又はメチ
ルメタクリレートを主成分とするモノマーを重合して得
たメタクリル樹脂(以下、メチルメタクリレート重合体
と当該メタクリル樹脂を併せて「メタクリル樹脂」とい
う)は透明性、耐候性、表面硬度に優れるため、自動車
外装部品、エクステリアなどの屋外用途に広く使用され
ている。また、メタクリル樹脂は、高光線透過性、低複
屈折性などの光学的特性に優れた熱可塑性樹脂であるた
め、従来から種々の光学部品、例えば光学用レンズや光
学式情報記録媒体基板、導光体、液晶ディスプレイ用導
光板などの光学材料として広く使用されている。
【0003】近年、急激な液晶ディスプレイや携帯電話
などの市場成長に伴い、導光板用途としてのメタクリル
樹脂の需要が増加している。導光板とは、ある方向から
入射した光線を伝搬、拡散させ、面状に均一に発光させ
る役割を担うユニットを意味し、例えば、液晶ディスプ
レイに使用される導光板に使用される材料としては、可
視光領域の全域において極めて高い光線透過率を有する
ことが求められている。具体的な材料としては、ガラス
やメタクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート又
は環状ポリオレフィンなどの透明材料が挙げられるが、
高い透明性を有し、成形性に優れたメタクリル樹脂が使
用されることが多い。
【0004】メタクリル樹脂は、一般に230℃付近か
ら分解し始め、270℃付近からの分解挙動は特に顕著
である。この熱分解は、ポリマー末端に残存した二重結
合に対して隣接した炭素−炭素単結合が熱的に弱く、2
30〜270℃付近で開裂して、いわゆるジッパー分解
の開始点となることによる(T. Kashiwagi, A. Inaba,
E. Brown, K. Hatada, T. Kitayama, E. Masuda, Macro
molecules, 19, 2160,(1986)。
【0005】実際、メタクリル樹脂は、通常230℃〜
270℃で射出成形あるいは押出成形される。このとき
成形されるメタクリル樹脂が熱分解温度と接近している
ため、ポリマーが加熱分解したモノマーが成形品中に残
留してシルバーストリークスや発泡を発生させたり、着
色、耐熱変形性の低下、臭気による作業環境の悪化など
をきたし、実用上の問題となっている。特に導光板用途
においては着色による色調の悪化が最も重大な問題であ
り、わずかな着色でも色むらや輝度むらなどの著しい性
能低下を引き起こす。また、廃棄される液晶ディスプレ
イや製造時に排出される端材からプラスチック部材を回
収し、再成形するなどして様々な分野に再利用する試み
が進んでおり、より高度な耐熱分解性が要求されてきて
いる。
【0006】これまで、導光板などの光学材料用途メタ
クリル樹脂に要求される高い透明性という課題に対して
種々の抗酸化剤を添加して耐熱分解性を高めることが数
多く試みられている。例えば、特開平07−14999
1号公報では、フェノール系化合物の添加によって加熱
混練工程における熱分解を抑制し、熱分解により発生す
るメタクリル酸メチルモノマーの量が少なくなることが
開示されている。しかし、添加剤を用いることは、光学
的な不純物を導入していることと同義であり、輝度むら
や色むらを招くため好ましくない。また、重合体の着色
の度合いは、通常、YI値で表される。一般にメタクリ
ル樹脂は、YI値が低く、3mm厚の成形品では0.7
〜1.0程度であるが、導光板用途として用いた場合に
は、光路が長いため、樹脂のわずかな着色であっても透
過する光線の着色が蓄積し、色むらを生じる原因となる
ためより低い値が求められる。
【0007】成形時の重合体の熱履歴により一部の重合
体が分解して色調が損なわれることを前提とし、その色
調を補正した導光板用メタクリル樹脂が開示されてい
る。例えば、特開平8−231808号公報では、メタ
クリル樹脂に蛍光増白剤を添加し、色調を改善すること
が開示されているが、本質的に重合体の耐熱分解性を改
善したものではなく、色再現性が必ずしも良いとはいえ
ない。すなわち、導光板用材料としては出来る限り添加
物などを排除して光学的な純度を高めること、分解など
による着色がおこらないよう、耐熱分解性に優れること
が要求されている。そのためには異物などの混入を防ぐ
ことはもちろん、重合から熱成型時までの全工程におけ
る重合体の分解や着色を抑制することが最も重要な課題
である。
【0008】これまでにもメタクリル樹脂の耐熱分解性
を向上させるために重合工程における種々の工夫がなさ
れてきている。例えば、特公昭52−32665号公報
では温度130〜160℃において1段完全混合型連続
塊状重合を行うに当たり、連鎖移動剤としてメルカプタ
ン濃度0.01〜1.0モル%及び下記式 10≧A1/2 ・B-1/2×103 3≧A・B×105 2.9≧A-1・(B+10.3)×10-6 ここで、 A=モノマーフィード100g中のラジカル重合開始剤
モル数 B=ラジカル重合開始剤の重合温度における半減期(時
間) を満足するモノマー組成物を連続的にフィードしてモノ
マー転化率50〜78%に維持する方法が示されてい
る。また、特開平3−111408号公報では、1段完
全混合型連続重合を行うに当たり、重合温度130〜1
60℃における半減期が0.5〜2分の開始剤を用い、
重合温度でのラジカル開始剤の半減期と平均滞留時間の
比が、1/200〜1/10000となるように平均滞
留時間を設定し、モノマー転化率が45〜70%とする
方法が開示されている。
【0009】しかし、これらいずれの従来技術において
も、重合液の重合溶媒や未反応モノマーなどの残存揮発
分を除去する真空脱揮工程や押出成形工程において、多
くのエネルギーを費やさなければならず、予熱器などを
用いて重合液を240℃程度にまで昇温する過程が必要
となる。重合工程で生じた耐熱分解性の低い重合体は、
この高温下での真空脱揮工程や押出成形工程を経る段階
で分解し、着色の原因となるおそれがある。本発明者ら
の検討によれば、これらの従来方法によると、重合工程
で生成してくる重合体そのものの耐熱分解性については
必ずしも十分とはいえず、むしろ前述した熱履歴による
重合体の分解がわずかな着色を引き起こし、導光板用途
として使用できない場合がある。したがって、導光板用
途として好適な、極めて色調の良いポリマーを得るため
には、重合工程で生成する重合体の耐熱分解性を向上さ
せることが極めて重要であり、さらに残存揮発分を除去
する工程においても、その熱履歴を極力避けるようにし
なければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した課題を解決し、成形工程における着色、シルバース
トリークスや発泡、臭気などの発生の少ない耐熱分解性
に優れた光学材料用メタクリル樹脂及びその製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、メタノール溶媒を用いた連続溶液重合において
特定の半減期のラジカル重合開始剤の選択とその濃度、
連鎖移動剤濃度、モノマー濃度及び溶媒濃度、重合温
度、平均滞留時間の条件下で反応させ、高温に予熱する
ことなく、120〜180℃に維持ないし昇温した状態
で、ベント口を備えた脱揮押出機に導入して揮発分を除
去することにより、上記した課題を解決できることを見
いだし、本発明を完成させた。
【0012】すなわち、本発明は、1段完全混合槽を使
用して、メチルメタクリレート75重量%以上とメチル
アクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレ
ートから選ばれた少なくとも一種以上が25重量%以下
のモノマー混合物100重量部と、溶媒メタノール5〜
40重量部からなる混合物を、(1)重合温度100〜
180℃における半減期が0.05〜20分であるラジ
カル重合開始剤を使用し、かつ平均滞留時間がラジカル
重合開始剤の半減期の5〜7000倍となるように反応
系への上記混合物の供給量と重合液の抜き出し量を調整
し、(2)反応系中でラジカル重合開始剤濃度が1.0
×10-4〜1.0×10-2モル/リットル、連鎖移動剤
濃度が1.0×10-4〜0.10モル/リットルとなる
ように調製し、(3)さらに反応系中のモノマー転化率
を40〜80モル%の範囲に維持しながら連続的に重合
させ、重合反応で得られた重合液を、120〜180℃
に維持又は昇温した状態でベント口を備えた脱揮押出機
に導入して揮発分を除去することを特徴とする、耐熱分
解性に優れた光学材料用メタクリル樹脂の製造方法に関
するものであり、
【0013】また、本発明は、メチルメタクリレート7
5重量%以上とメチルアクリレート、エチルアクリレー
トもしくはブチルアクリレートから選ばれた少なくとも
一種以上が25重量%以下のモノマー混合物とメタノー
ル溶媒を使用して重合して得られたメタクリル樹脂の熱
分解率(窒素気流中、270℃で30分保持した際のポ
リマーの熱分解による重量減少率)が、2重量%以下で
あることを特徴とする耐熱分解性に優れた光学材料用メ
タクリル樹脂に関する発明である。
【0014】本発明において使用するモノマー成分とし
ては、メチルメタクリレート単独又はメチルメタクリレ
ート75重量%以上とメチルアクリレート、エチルアク
リレート又はブチルアクリレート25重量%以下からな
るモノマー混合物である。上記モノマー混合物を使用す
ることにより、成形性及び耐熱分解性に優れた光学材料
用メタクリル樹脂を得ることができる。また、光学用レ
ンズや光学式情報記録媒体基板、導光体、液晶ディスプ
レイ用導光板などの光学材料の用途によっては、メチル
メタクリレート75〜98重量%とメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート又はブチルアクリレート25〜
2重量%からなるモノマー混合を用いると金型パターン
の精密転写性において顕著な効果を得ることができる。
【0015】本発明の上記樹脂の製造方法においては、
反応時の溶媒としてメタノールを用いる。メタノールを
用いると、ポリマー溶液の低粘度化を図ることができ、
メチルメタクリレートのラジカル重合に顕著な自動促進
効果、すなわち系内粘度上昇による重合速度の異常加速
現象(ゲル効果)の発現する重合体濃度を高めることが
できるので、重合を安定化できる。また、重合体溶液を
高温に予熱すること無しに揮発分を効率よく除去するこ
とが可能であるため、着色成分となる焼け樹脂やオリゴ
マーの発生を抑えることができる。反応系中における溶
媒メタノールの使用割合は、モノマー又はモノマー混合
物100重量部に対し、溶媒5〜40重量部、好ましく
は6〜30重量部である。
【0016】メタノール使用割合が5重量部未満では、
上記ゲル効果が生じ易く、安定な重合反応が維持できな
くなる。 一方、メタノール使用割合が40重量部を越
えると、反応系中のモノマー濃度が低下するために成形
体として十分な機械的物性を有する重合体の分子量を達
成するための連鎖移動剤の添加量が少なくなり、熱的に
不安定な不均化停止による二重結合末端が増加するた
め、優れた耐熱分解性を有する重合体の製造条件の設定
範囲が著しく狭くなる。
【0017】本発明では、重合温度100〜180℃に
おける半減期が0.05〜20分であるラジカル重合開
始剤を使用する。ラジカル重合開始剤としては、アゾ化
合物や有機過酸化物等が例示できるが、半減期が上記範
囲のものであればこれらのものに限定されない。アゾ化
合物は、熱開裂して生じるラジカルの水素引き抜き力が
弱く、ポリマーの劣化を引き起こすおそれがないので好
ましい。例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、2,2’−アゾビス (2−メチルブチロニト
リル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−ト
リメチルペンタン)又はジメチル−2,2’−アゾビス
イソブチレートなどが好適に用いられる。
【0018】また、有機過酸化物としては、ジ−t−ブ
チルカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ラウロイルパーオキサイド、3,5,5−トリ
メチルヘキサノイルパーオキサイド、t−ブチルクミル
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、t
−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、ジ(t
−アミルパーオキシ)シクロヘキサン又はn−ブチル−
4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)バレレートなどが
使用できる。
【0019】特に熱安定性に優れたメタクリル樹脂を得
るためには、一次分解によって生じた酸素ラジカルがす
みやかにβ開裂ないし脱炭酸してモノマーやポリマーか
らの水素引き抜き能の低い炭素ラジカルを発生するよう
な有機過酸化物を選択するのが望ましい。例えば、ジ−
t−アミルパーオキサイド、t−アミルパーオキシベン
ゾエート、t−アミルパーオキシイソノナノエート、t
−アミルパーオキシn−オクトエート、t−アミルパー
オキシ(2−エチルヘキサノエート)、t−アミルパー
オキシネオデカネエート、t−アミルパーオキシベンゾ
エート、t−アミルパーオキシベンゾエート、t−アミ
ルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ヘキシルパーオキ
サイド、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、t−ヘ
キシルパーオキシイソノナノエート、t−ヘキシルパー
オキシn−オクトエート、t−ヘキシルパーオキシ(2
−エチルヘキサノエート)、t−ヘキシルパーオキシネ
オデカネエート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエー
ト、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート又はt−ヘキ
シルパーオキシベンゾエートなどの有機過酸化物が好適
に挙げられ、単独又は2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0020】原料組成物中のラジカル重合開始剤濃度
は、1.0×10-4〜1.0×10-2モル/リットルの
範囲である。ラジカル重合開始剤濃度が、1.0×10
-4モル/リットル未満では工業的に有利なモノマー転化
率を達成することができず、生産効率が低下する。ラジ
カル重合開始剤濃度が、1.0×10-2モル/リットル
を越えると高モノマー転化率を達成できるが、生成ポリ
マー中の末端二重結合を有するポリマーの含有率が極端
に大きくなり、耐熱分解性が著しく低下する。また、設
定できる分子量範囲が狭められる。
【0021】連鎖移動剤としては、通常のラジカル重合
で用いられるt−ブチルメルカプタン、n−オクチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタンなどが使用でき
る。原料組成物中の連鎖移動剤濃度は、1.0×10-4
〜0.10モル/リットルの範囲である。連鎖移動剤濃
度が、1.0×10-4モル/リットル未満であると、生
成ポリマー中の末端二重結合を有するポリマーの含有率
が極端に大きくなり、耐熱分解性が低下する。一方、連
鎖移動剤濃度が0.10モル/リットルを越えると、生
成ポリマーの分子量が小さくなり、光学材料としての使
用に耐える機械的物性を得ることができない。
【0022】これらのラジカル重合開始剤と連鎖移動剤
の重合槽への供給は、原料組成物に対して所望の濃度と
なるようにそれぞれ単独に供給してもよいが、予めモノ
マーもしくはモノマー混合物もしくは溶媒に溶解してか
ら連続供給するのが望ましい。
【0023】重合温度は100〜180℃、好ましくは
110〜180℃、さらに好ましくは110〜170℃
である。重合温度が低すぎると、生成ポリマー鎖中に2
00℃以下で断裂する熱的に極めて弱いヘッド−ヘッド
結合が生成する(K. Hatada,T. Kitayama, E. Masuda,
Polymer Jounal, 第1巻, No.5, 395(1986)及び前
述、Macromolecules, 19, 2160(1986))。一方、重合
温度が高すぎると、ポリマーを着色させると考えられる
オリゴマーの生成が著しい(井手文雄、高分子、27巻、
11月号、819(1978))ため、光学材料用途としては好
ましくない。
【0024】平均滞留時間は、重合温度におけるラジカ
ル重合開始剤の半減期の5〜7000倍となるようにす
る。平均滞留時間が、ラジカル重合開始剤の半減期の5
倍未満では、モノマー転化率が低いにもかかわらず大量
のラジカル重合開始剤が必要となるので、製品重合体の
光学的な透明性が損なわれる。一方、平均滞留時間が7
000倍を越えると、重合反応槽が大きくなりすぎて工
業的に不利であるばかりでなく、オリゴマーの生成量が
多くなり、好ましくない。モノマー転化率は、40〜8
0モル%、好ましくは50〜80モル%に維持しながら
連続的に重合する。モノマー転化率が上記40モル%未
満では、単位時間当たりの重合体収量が小さくなり、工
業的に不利である。また、上記80モル%を越えると、
生成重合体中の末端二重結合を有する重合体の含有率が
大きくなり、耐熱分解性が著しく低下する。
【0025】本発明においては、脱揮性に優れたメタノ
ールを溶媒として用いているために残存揮発分を除去す
る際に樹脂溶液を高温に予熱する必要がなく、重合液を
120℃〜180℃に維持又は若干昇温した状態で、脱
揮押出機に導入し、脱揮処理することができる。120
℃未満では樹脂粘度が著しく高くなったり、樹脂と溶剤
の相分離が生じたりするため、好ましくない。また、1
80℃以上ではメタノールの蒸気圧が高くなり、特殊な
耐圧装置を用いる必要がある場合があるため、実用上好
ましくない。
【0026】さらに反応系に酸素が共存すると、モノマ
ーと共重合してポリマー鎖中に取り込まれ、熱分解しや
すい重合体が生成するので、酸素は十分に除去しておく
ことが好ましい(高分子、27巻、11月号、819(197
8))。
【0027】本発明における耐熱分解性は、重合槽中で
得られた重合液を120〜180℃に維持ないし昇温し
た状態で、ベント口を備えた脱揮押出機に導入して揮発
分を除去した重合体を、窒素気流中、270℃で30分
保持した際の重合体の熱分解による重量減少率(熱分解
率)で表す。本発明において熱分解率は、2重量%以
下、好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.5
重量%以下とする。熱分解率が、2重量%を越えると、
成形工程においてわずかな着色を生じ、導光板の輝度む
らや色むらという重大な問題を引き起こす。さらに、成
型時にシルバーストリークスやボイドなどの成形不良を
生ずる場合がある。
【0028】また本発明によって得られる優れた耐熱分
解性を有する光学材料用メタクリル樹脂を用いて導光板
を作成すると、色調に優れた導光板が作成できるが、そ
の性能を損なわない程度に市販の抗酸化剤、滑剤、流動
性調節剤、離型剤又は耐電防止剤などを添加することも
できる。
【0029】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例等になんら限定
されるものではない。本例で示す重合体の物性測定は以
下の方法により行った。なお、本実施例等において、
「部」は「重量部」を示す。
【0030】(1)耐熱分解性の測定は熱重量分析によ
った。セイコー電子工業(株)製RTG220型熱重量
分析(TGA)装置を用いて、メタクリル樹脂約5mg
を白金パン上に置き、300ml/minの窒素気流
中、270℃で30分保持した際の重量減量変化を測定
した。 (2)重合体転化率は、GLサイエンス製GC−380
型ガスクロマトグラフィーを用いて重合槽から流出する
反応液中の未反応モノマー濃度を測定することにより求
めた。 (3)重合体の分子量は、東ソー(株)製8010型ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定し
た。 (4)重合体の全光線透過率、およびYIの測定は、日
本電色工業(株)製、Z−Sensor Σ80NDHを用い
て、透過法で測定した。 以下、実施例1〜5、比較例1〜6について説明する。
【0031】
【実施例1】メチルメタクリレート87.4部(8.1
1モル/リットル)、メチルアクリレート6.4部
(0.69モル/リットル)、メタノール6.2部
(1.79モル/リットル)、n−ドデシルメルカプタ
ン0.17モル%(0.018モル/リットル)、t−
アミルパーオキシ2−エチルヘキサノエートを4.2×
10-3モル%(0.45ミリモル/リットル)の濃度と
なるように配合して得られた組成物をヘリカルリボン翼
付き10リットル完全混合槽に、1Kg/Hrで連続的
にフィードして連続重合を行った。重合槽内の反応液量
は5Kgとした。したがって、平均滞留時間は2.5時
間とした。重合温度は、150℃となるようにジャケッ
ト温度を調整した。モノマー転化率は、65モル%、重
合体の重量平均分子量は87000でそれぞれ一定とな
り、安定に運転できた。
【0032】重合槽液面が一定となるように、底部から
反応液をギヤポンプで抜き出し、重合液を150℃に維
持しながら、ベント口を備えた脱揮押出機に導入して揮
発分を除去し、切断してペレットとした。
【0033】表1に使用したモノマー濃度、モノマー中
アクリレート濃度、メタノール濃度、重合開始剤濃度、
連鎖移動剤濃度、使用した重合開始剤の半減期、設定し
た平均滞留時間、重合温度、到達したモノマー転化率、
生成重合体のペレットの熱分解率を示す。窒素気流下、
270℃で、30分保持した際の熱分解率は、0.5重
量%であり、耐熱分解性良好な重合体が得られたことが
わかった。真空脱揮した重合体を用いてアーブルク製4
5t射出成形機により270℃で150mm×150m
m×3mmの平板を成形したところ、シルバーストリー
クスやボイドの発生は全くみられず、全光線透過率は9
3%、YIは0.5であり、優れた透明性と色調を有し
ていた。
【0034】
【実施例2〜5】実施例1と同様の方法により各種条件
で1段完全混合槽型連続重合を実施した。いずれの実施
例でも重合反応は安定に制御され、耐熱分解性良好な重
合体が得られた。表1に原料組成、重合条件、モノマー
転化率、重合体の特性(重量平均分子量、熱分解率、Y
Iなど)を示した。いずれも熱分解率は2.0重量%以
下であり、耐熱分解性良好な重合体が得られたことがわ
かった。また、それを用いて成形した平板は優れた透明
性と色調を有していた。
【0035】
【比較例1〜4】実施例1と同様の方法により各種条件
で1段完全混合槽型連続重合を実施した。比較例1は重
合温度が好ましくない例、比較例2は平均滞留時間が好
ましくない例、比較例3は連鎖移動剤濃度が好ましくな
い例、比較例4はモノマー転化率が好ましくない例であ
るが、いずれの場合でも重合反応は安定に制御された。
表2に、原料組成、重合条件、モノマー転化率及び重合
体の特性(重量平均分子量、熱分解率、YIなど)を示
した。
【0036】比較例1において実施例1と同様に重合液
をベント口を備えた脱揮押出機に導入して揮発分を除去
し、切断して得られたペレットを窒素気流下270℃で
30分保持した際の熱分解率は4.0重量%であった。
真空脱揮した重合体を用いて、アーブルク製45t射出
成形機により、270℃で150mm×150mm×3
mmの平板を成形したところ、全光線透過率は92%で
あった。また、YIは0.9であり、建材などの通常の
アクリル樹脂の用途として実用上は問題ないが、導光板
としての性能は十分でなかった。他の比較例において
も、シルバーが発生するなどの成形不良が生じたり(比
較例2、3)、YIが高かったりするなど、導光板とし
ての性能を満足しなかった。
【0037】
【比較例5〜6】実施例1と同じ完全混合槽に、メチル
メタクリレート88.0部(8.11モル/リット
ル)、メチルアクリレート12.0部(1.2モル/リ
ットル)、n−ドデシルメルカプタン0.17モル%
(0.018モル/リットル)、t−アミルパーオキシ
2−エチルヘキサノエートを4.2×10-3モル%
(0.45ミリモル/リットル)の濃度となるように配
合して得られた組成物を1Kg/Hrで連続的にフィー
ドして連続塊状重合を行った。重合槽内の反応液量は、
5Kgとし、平均滞留時間は3.5時間とした。重合温
度は、150℃となるようにジャケット温度を調整し
た。いずれの場合でも重合反応は安定に制御された。表
2に原料組成、重合条件、モノマー転化率又は重合体の
特性(重量平均分子量、熱分解率、YIなど)を示し
た。
【0038】重合槽液面が一定となるように底部から反
応液をギヤポンプで抜き出し、比較例5では重合液を1
50℃に維持しながら、ベント口を備えた脱揮押出機に
導入して揮発分を除去し、切断してペレットとした。比
較例6では、重合液を240℃にまで昇温した後、ベン
ト口を備えた脱揮押出機に導入して揮発分を脱揮し、切
断してペレットとした。
【0039】比較例5では、ペレット中の残存揮発分が
高く、成型時にシルバーストリークスが発生した。ま
た、成型品のYI値が高く、わずかに黄色に着色してい
た。比較例6ではYI値が高く、導光板としての性能を
満足しなかった。
【0040】表1及び表2中の略号は以下のとおりであ
る。 MMA:メチルメタクリレート、MA:メチルアクリレ
ート、EA:エチルアクリレート、BA:ブチルアクリ
レート、APEH:t−アミルパーオキシ(2−エチル
ヘキサノエート)、APIN:t−アミルパーオキシイ
ソノナノエート、APND:t−アミルパーオキシネオ
デカネエート、DM :n−ドデシルメルカプタン、O
M :n−オクチルメルカプタン
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、1段完全混合槽型連続
重合法において、特定のラジカル重合開始剤の半減期と
その濃度、連鎖移動剤濃度、モノマー濃度及び溶媒濃
度、重合温度、平均滞留時間の条件下で反応させ、高温
に予熱することなくベント口を備えた脱揮押出機に導入
して揮発分を除去することにより、優れた耐熱分解性を
有している光学材料用メタクリル樹脂を製造することが
できる。この樹脂を用いると、実質的に熱分解による着
色がない優れた色調を有する導光板を作成することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA04 AA05 BB02 BB17 HA03 HB05 HB06 HB12 HB24 NB04 4J100 AL03P AL03Q CA04 DA62 FA02 FA03 FA41 GC07 GC26 JA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1段完全混合槽を使用して、メチルメタ
    クリレート75重量%以上とメチルアクリレート、エチ
    ルアクリレート又はブチルアクリレートから選ばれた少
    なくとも一種以上が25重量%以下のモノマー混合物1
    00重量部と、溶媒メタノール5〜40重量部からなる
    混合物を、(1)重合温度100〜180℃における半
    減期が0.05〜20分であるラジカル重合開始剤を使
    用し、かつ平均滞留時間がラジカル重合開始剤の半減期
    の5〜7000倍となるように反応系への上記混合物の
    供給量と重合液の抜き出し量を調整し、(2)反応系中
    でラジカル重合開始剤濃度が1.0×10-4〜1.0×
    10-2モル/リットル、連鎖移動剤濃度が1.0×10
    -4〜0.10モル/リットルとなるように調製し、
    (3)さらに反応系中のモノマー転化率を40〜80モ
    ル%の範囲に維持しながら連続的に重合させ、重合反応
    で得られた重合液を、120〜180℃に維持又は昇温
    した状態でベント口を備えた脱揮押出機に導入して揮発
    分を除去することを特徴とする、耐熱分解性に優れた光
    学材料用メタクリル樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 メチルメタクリレート75重量%以上と
    メチルアクリレート、エチルアクリレートもしくはブチ
    ルアクリレートから選ばれた少なくとも一種以上が25
    重量%以下のモノマー混合物とメタノール溶媒を使用し
    て重合して得られたメタクリル樹脂の熱分解率(窒素気
    流中、270℃で30分保持した際のメタクリル樹脂の
    熱分解による重量減少率)が、2重量%以下であること
    を特徴とする耐熱分解性に優れた光学材料用メタクリル
    樹脂。
  3. 【請求項3】 モノマー混合物がメチルメタクリレート
    75〜98重量%とメチルアクリレート、エチルアクリ
    レートもしくはブチルアクリレートから選ばれた少なく
    とも一種以上が25〜2重量%である請求項2記載の耐
    熱分解性に優れた光学材料用メタクリル樹脂。
  4. 【請求項4】 導光板用樹脂として用いることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の光学材料用メタクリル樹
    脂。
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