JP2003128283A - シート給送装置および該シート給送装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置および該シート給送装置を備えた画像形成装置

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JP2003128283A
JP2003128283A JP2001329606A JP2001329606A JP2003128283A JP 2003128283 A JP2003128283 A JP 2003128283A JP 2001329606 A JP2001329606 A JP 2001329606A JP 2001329606 A JP2001329606 A JP 2001329606A JP 2003128283 A JP2003128283 A JP 2003128283A
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JP
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sheet
sheet feeding
fulcrum
separating
sheet stacking
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JP2001329606A
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English (en)
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Hitoshi Nishitani
仁志 西谷
Yasuzumi Tajo
康純 田場
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シート給送時は分離作用に十分な作用力を与
え、給送終了後は作用力を減少させ、装置の負荷の増
大、バックテンションの消滅による紙送り精度と印字精
度の悪化弊害を解消する。 【解決手段】 シートPをシート給送ローラ101へ押
圧する方向にシート積載台ばね103で付勢されたシー
ト積載台102と、シートPの裏面に作用し1枚ずつ分
離給送する分離部材105を保持し、支持部材107に
係止される支点ピン106aを有するレバー部材106
を備えたシート給送装置において、支点ピン106aは
支持部材107とは離間可能に係止され、シート積載台
102を昇降用カム104により押し下げシート積載台
102の当接部位102aがレバー部材106に当接し
た時、支点ピン106aが支持部材107から離間して
レバー部材106の揺動支点が移動、分離部材105と
シート給送ローラ101との間の作用力が低下するよう
にレバー部材106を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザープ
リンタ、ファクシミリ等、電子写真プロセスを用いる画
像形成装置にシートを供給するためのシート給送装置及
び該シート給送装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のシート給送装置の一例を示
す詳細図である。図6において、115はシート給送装
置枠体、101はシート給送ローラであって、枠体11
5に支持されたシート給送軸111に固定されている。
102は画像が形成されるための記録紙やOHP用フィ
ルムなどのシートPを積載するシート積載台、103は
シート積載台102に積載されたシートPをシート給送
ローラ101へ押圧するように押し上げる方向に付勢す
るシート積載台ばね、104はシート積載台ばね103
の作用力に抗してシート積載台102を押し下げること
が可能な昇降用カムであって、シート給送軸111に固
定されている。
【0003】105はシートPの裏面に作用してシート
Pを1枚ずつ分離給送する分離部材であって、回動可能
に設けられたレバー部材106の上面に保持されてい
る。108は下端が固定部位に上端がレバー部材106
に作用して分離部材105がシート給送ローラ101に
押圧させるように押し上げる方向にレバー部材106を
付勢するばね、110は欠歯部110aと係止つめ11
0bが形成されたシート給送ギヤであって、シート給送
軸111にシート給送ローラ101、昇降用カム104
と同軸的に固定されている。シート給送ギヤ110は、
図示されていない駆動源であるモータから歯車列を介し
て回転駆動が伝達される駆動ギヤ112に噛み合い可能
となっている。113はフラッパ113aを有するソレ
ノイド、114はシート給送ローラ101の次にシート
Pの搬送を担う搬送ローラである。
【0004】図7は、上記従来のシート給送装置の動作
を説明するための図であって、左側(A)はシート積載
台部分の断面図、右側(B)はギヤ部分の側面図であ
る。なお、動作を解かりやすくするためにシート給送装
置枠体115の内部のシート給送ローラ101、シート
積載台102、昇降用カム104、搬送ローラ114の
動作を(A)に、シート給送装置枠体外側の駆動ギヤ1
12、シート給送ギヤ110、ソレノイド113の動作
を(B)に示し、シート給送ローラ101と昇降用カム
104とシート給送ギヤ110がシート給送軸111に
よって同軸的に固定されていることを一点鎖線で表現し
ている。
【0005】図7(a)はシート給送動作開始状態の図
である。装置に起動信号が入力されるとモータの回転が
開始され、搬送ローラ114や駆動ギヤ112は回転す
るが、初期状態ではシート給送ギヤ110の欠歯部11
0aが駆動ギヤ112との噛み合い部に位置した状態で
ソレノイド113のフラッパ113aに係止されている
ためシート給送軸111は回転しない。
【0006】装置にシート給送信号が入力されると、ソ
レノイド113が通電されてフラッパ113aが矢印1
20方向に吸引され係止が解除される。昇降用カム10
4がシート積載台102から矢印121方向に付勢され
ることにより、シート給送軸111を介してシート給送
ギヤ110が矢印122方向に初期的な回転力を受けた
後、シート給送ギヤ110と駆動ギヤ112とが噛み合
うことによって継続的な回転駆動伝達が開始される。こ
のとき、シート給送ギヤ110、昇降用カム104、シ
ート給送ローラ101はシート給送軸111上に同軸的
に固定されているため同じ速度で回転する。この従来の
シート給送装置では、フラッパ113aによる係止が解
除された後、噛み合いが開始するまでの初期的な回転力
を、シート積載台102から昇降用カム104を介して
受ける例を挙げたが、特開平8−193830号公報の
ようにシート給送ギヤ110に外部からばね力を作用さ
せる例や、特開平10−153247号公報のようにシ
ート給送ギヤ110を2分割しその中にばねを設ける例
などが実用化されている。
【0007】図7(b)はシート給送軸111の回転が
開始した直後の図である。昇降用カム104がシート積
載台を押し下げる位相から離間する位相へと遷移するこ
とによって、シート積載台ばね103の作用によりシー
ト積載台102に積載されたシートPがシート給送ロー
ラ101に矢印123方向へ押圧される。
【0008】図7(c)はシート給送軸111の回転が
進行し、シート給送ローラ101がシートPをシート給
送する状態の図である。シート給送ローラ101による
摩擦搬送力と分離部材105の摩擦力の作用によってシ
ートPは最上層の1枚だけ分離されて搬送ローラ114
へ送られる。
【0009】図7(d)はシート給送軸111の回転が
更に進行し、シートPが搬送ローラ114に到達した状
態の図である。このとき昇降用カム104がシート積載
台102から離間した位相からシート積載台102を押
し下げる位相へと遷移した状態となり、シートPがシー
ト給送ローラ101から離間するためシート給送ローラ
101による搬送力は働かなくなる。この時、シート給
送ギヤ110にはシート積載台ばね103の作用力に抗
してシート積載台を押し下げる分の負荷がかかることに
なる。
【0010】図7(e)はシート積載台102の押し下
げ動作が完了してシート給送軸111がほぼ1周した状
態の図である。シート給送ギヤ110の欠歯部110a
が駆動ギヤ112との噛み合い部に到達し、回転駆動伝
達が停止した状態でソレノイド113のフラッパ113
aによって係止されてシート給送軸111の回転は停止
されるが、搬送ローラ114の回転は継続しシートPを
画像形成装置へ搬送する。
【0011】分離部材105が常にシート給送ローラ1
01に対して押圧されている場合、常にシートPの裏面
に摩擦が発生するため、搬送力の増大と紙紛の離散によ
る耐久性、信頼性、画像品質への悪影響などの問題点が
あり、これらの問題を回避するため、分離部材105の
分離作用が終了したら分離手段をシート給送ローラ10
1から離間させることが好ましい。上記従来の装置もそ
の一例であって、図8にその作用を示している。
【0012】図8において、102aはシート積載台1
02の下面に設けられた当接部位、106はレバー部
材、106bはレバー部材106に設けられた、シート
積載台102の当接部位102aが当接する当接部位、
107はレバー部材106の揺動中心である支点ピン1
06aを取付けた支持部材である。また、比較のため分
離部材105がシート給送ローラ101に押圧される位
置を鎖線で示している。
【0013】図8に示すように、昇降用カム104がシ
ート積載台102を押し下げた最下点において、シート
積載台102の当接部位102aを介して分離部材10
5を保持するレバー部材106をばね108の作用力に
抗して押し下げる構成となっており、これは分離部材1
05の分離作用が終了したら分離部材105をシート給
送ローラ101から離間させる機構の中で最も簡素で一
般的な構成である。
【0014】以上説明した動作中で最もシート給送ギヤ
110に大きな負荷がかかるのは、シート積載台102
を最下点まで押し下げた時であり、一般にこの負荷がシ
ート給送装置の最大負荷となるため、この最大負荷を基
準としてモータが選定され、モータに印加する電圧や電
流が設定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置のよう
に、分離部材105をシート給送ローラ101から離間
させるシート給送装置は、離間させないシート給送装置
に対して下記の2つの問題点を有している。
【0016】第1の問題点は、ばね108の力に抗して
レバー部材106を押し下げるため最大負荷が増大する
ということである。シート給送装置のモータは、最大負
荷に合わせて選定する必要があることは前述の通りであ
る。また、ステッピングモータのようにオープンループ
制御で駆動されるモータの場合、常に最大負荷に相当す
るトルクを出力して駆動することになるため、負荷が小
さい状態での余剰なエネルギーが画像形成装置にとって
有害な騒音や振動になることが多い。従って、従来のシ
ート給送装置では、最大負荷が大きい場合には、 (1)低出力のモータが選定できない。 (2)同じモータで高出力をだそうとした場合、高電
圧、大電流で駆動する必要があり装置の消費電力、発熱
量が増大する。 (3)ステッピングモータのようにオープンループ制御
で駆動されるモータを使用する場合、余剰トルクによる
騒音や振動が発生しやすい。という問題があり、これら
はシート給送装置、画像形成装置の駆動系の設計におけ
る大きな技術課題であった。
【0017】上記従来装置のように、シート積載台10
2を介してレバー部材106を押し下げる構成の場合、
シート積載台102を押し下げる負荷はシート積載台の
ばね103の負荷とレバー部材106に作用するばね1
08の負荷の和となり、最大負荷を更に増大させる結果
となるため、前述の(1)〜(3)の問題点をより一層
深刻にさせることとなる。このことは、分離部材105
をシート給送ローラ101から離間させる機能を設けた
シート給送装置にとって大きな問題点であった。
【0018】第2の問題点は、分離部材105をシート
給送ローラ101から離間させたことによってバックテ
ンションが消滅して、紙送り精度と印字精度が悪化する
ということである。分離部材105は積載されたシート
Pの最上層の1枚だけを分離給送するためにシート給送
ローラ101に対して適正な荷重で押圧されている。し
かし、常に分離手段がシート給送ローラ101側へ付勢
されているシート給送装置では、シート裏面にシートの
搬送中継続して分離部材105の摩擦力がシート搬送方
向と反対方向に作用する。この摩擦力はシートPが画像
形成装置中を搬送される際のバックテンションとしても
作用しており、このバックテンションはシートPのほぼ
中央にかかるため、シートPの搬送の直進精度を安定さ
せる効果があった。このため、分離部材105をシート
給送ローラ101から離間させる構成のシート給送装置
は、常に分離手段がシート給送ローラ101側へ付勢さ
れているシート給送装置と比べると、シートP搬送の直
進精度とその安定性が悪くなる可能性がある。これは、
所謂「斜行」と呼ばれる現象となり、シート給送装置の
品位を損ねる大きな問題点であった。
【0019】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、シート給送動作時は分離作用に十分な作用力を付
与し、シート給送動作終了後は作用力を減少させ、装置
の負荷が増大するという弊害と、バックテンションの消
滅により紙送り精度と印字精度が悪化するという弊害を
解消することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明のシート給送装置は、シートが積載されるシ
ート積載台と、前記シート積載台に積載されているシー
トを送り出すためのシート給送回転体と、前記シート給
送回転体に圧接し、該シート給送回転体との間の作用力
によりシートを1枚ずつ分離給送する分離手段と、を備
え、分離されたシートの給送途中で、前記分離手段と前
記シート給送回転体との間の作用力をシート給送開始時
より低下させることを特徴とする。
【0021】また、本発明は、前記分離手段は、分離部
材と、該分離部材を揺動自在に支持するレバー部材と、
レバー部材を付勢して前記シート給送回転体に前記分離
部材を圧接させるための弾性部材と、を有し、分離され
たシートの給送途中で、前記レバー部材の揺動支点を変
更することによって、該揺動支点から前記シート給送回
転体と前記分離部材との圧接部までの距離と、前記揺動
支点から前記弾性部材までの距離との比を変更して前記
分離部材と前記シート給送回転体との間の作用力を低下
させることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、シートが積載され、該シ
ートをシート給送ローラへ押圧する方向にシート積載台
ばねで付勢されたシート積載台と、前記シート積載台ば
ねの作用力に抗して前記シート積載台を押し下げる昇降
用カムと、前記シートの裏面に作用して1枚ずつ分離給
送する分離部材を保持し、支持部材に係止される支点部
により揺動自在に支持されたレバー部材と、前記分離部
材が前記シート給送ローラに押圧される方向に前記レバ
ー部材を付勢するばねと、を備えたシート給送装置にお
いて、前記支点部は前記支持部材とは離間可能に係止さ
れ、前記シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げ
て該シート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接し
たとき、前記支点部が前記支持部材から離間して前記レ
バー部材の揺動支点が変更されて、前記分離部材と前記
シート給送ローラとの間の作用力を低下させるように構
成したことを特徴とする。
【0023】また、本発明は、前記レバー部材は、シー
ト給送方向の上流側から、前記支点部、前記シート積載
台に当接される当接部位、前記ばねが作用する部位、前
記分離部材を保持する部位がこの順序で配置され、前記
シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げて前記シ
ート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接したと
き、これら各部位による支点、力点、及び作用点からな
るレバー比が変更されることにより前記分離部材と前記
シート給送ローラとの間の作用力を低下させることを特
徴とする。
【0024】また、本発明は、前記レバー部材は、シー
ト給送方向の上流側から、前記支点部、前記分離部材を
保持する部位、前記ばねが作用する部位、前記シート積
載台に当接される当接部位がこの順序で配置され、前記
シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げて前記シ
ート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接したと
き、これら各部位による支点、力点、及び作用点からな
るレバー比が変更されることにより前記分離部材と前記
シート給送ローラとの間の作用力を低下させることを特
徴とする。
【0025】また、本発明は、前記レバー部材は、シー
ト給送方向の上流側から、前記シート積載台に当接され
る当接部位、前記ばねが作用する部位、前記分離部材を
保持する部位、前記支点部、がこの順序で配置され、前
記シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げて前記
シート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接したと
き、これら各部位による支点、力点、及び作用点からな
るレバー比が変更されることにより前記分離部材と前記
シート給送ローラとの間の作用力を低下させることを特
徴とする。
【0026】また、本発明は、前記レバー部材は、シー
ト給送方向の上流側から、前記分離部材を保持する部
位、前記ばねが作用する部位、前記シート積載台に当接
される当接部位、前記支点部、がこの順序で配置され、
前記シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げて前
記シート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接した
とき、これら各部位による支点、力点、及び作用点から
なるレバー比が変更されることにより前記分離部材と前
記シート給送ローラとの間の作用力を低下させることを
特徴とする。
【0027】また、本発明は、前記昇降用カムは前記シ
ート給送ローラの回転に連動して、シート給送開始後の
一定のタイミングで前記シート積載台を押し下げること
を特徴とする。
【0028】また、本発明は、請求項1ないし請求項8
のいずれか1項に記載のシート給送装置と、該シート給
送装置から送り出されたシートに画像を形成する画像形
成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
とともに説明する。なお、シートの給送開始から画像形
成に至る動作や構成要素など、図5ないし図8に示した
機能と共通の部分については説明を省略する。
【0030】〈第1実施の形態〉図1は、本発明の第1
実施の形態のシート給送装置であって、(a)は本発明
のシート給送回転体としてのシート給送ローラ101が
シートPを給送中の図であり、(b)はシート給送動作
が終了してシート積載台が最下点まで下がった状態の図
である。
【0031】同図において、支持部材107は、上端に
下部開放の突起107aが形成された形状であり、分離
部材105を保持したレバー部材107の本発明の揺動
支点である支点部を構成する支点ピン106aの上側を
係止している。レバー部材106の角部内側には当接部
位106bが形成されている。なお、分離部材105
と、レバー部材107と、ばね108により本発明の分
離手段が構成される。
【0032】図1(a)においては、レバー部材106
は、支点ピン106a,ばね108,分離部材105の
各々の中心点O0が支点、O1が力点、O2が作用点で
あり、各々の点で矢印P0,P1、P2の方向に力が作
用している。そして、シート給送ローラ101と分離部
材105との間に作用する押圧力P2は、P2=P1×
L1/L2(L1はP0とP1間、L2はP1とP2間
の距離)となる。
【0033】図1(b)は、昇降用カム104が回動し
てシート積載台102を押し下げた状態を示している。
シート積載台102の当接部位102aがレバー部材1
06の当接部位106bを押し下げたとき、支持部材1
07は下側が解放になっているためレバー部材106は
矢印125方向に移動し、図1(a)においてレバー部
材106の揺動中心であった支点ピン106aが支持部
材107から離間する。
【0034】この結果、当接部位102aと106bの
接触点O3が支点、O1が力点、O2が作用点となり、
各々矢印P3,P1’,P4の方向に力が作用する。シ
ート給送ローラ101と分離部材105との間に作用す
る押圧力P4は、P4=P1’×L3/L4(L3はO
3とO1間、L4はO3とO2間の距離)と変化する。
ここで、P1とP1’はレバー部材106の姿勢が変化
する分だけ作用長が異なるため,完全に等しくはならな
いが、その差はばね108のばね定数を十分小さくすれ
ば、レバー比L1/L2とL3/L4の差に対して十分
小さくすることができる。
【0035】従って、P1≒P1’と考えてよいので、
図1のようなレバー比であれば、P2>P4となるよう
に設定することが可能である。つまり、従来装置ではシ
ート給送ローラ101と分離部材105が完全に離間し
て荷重が0になっていたが、本実施の形態の場合、シー
ト給送ローラ101と分離部材105の間の押圧力をP
2からP4へ減少させる構成となっている。
【0036】ここで、図1(a)においては分離部材1
05とシート給送ローラ101との間の押圧力P2が分
離作用に対して適正な値となるように、ばね108の作
用力P1と、レバー部材106のレバー比L1/L2が
設定されている。また、図1(b)においては分離部材
105とシート給送ローラ101との間の押圧力P4が
シートP裏面の摩擦による搬送力の増大と紙紛の離散に
よる耐久性、信頼性、画像品質への悪影響などの問題点
がない程度まで十分小さい値となるように、ばね108
の作用力P1’とレバー部材106のレバー比:L3/
L4が設定されている。
【0037】上記第1実施の形態のシート給送装置によ
れば、図1(b)に示すように、シート積載台102の
最下点においてその当接部位102aがレバー部材10
6を押し下げるが、シート給送ローラ101から分離部
材105を完全に離間させないため、シート積載台10
2を押し下げる負荷を従来装置例に比べて低減すること
が可能となる。これによって従来装置と比べて装置全体
の負荷を低減させることが可能となり、低出力のモータ
が選定でき、また、同じモータであっても低電圧、低電
流で駆動することができ装置の消費電力、発熱量を低減
でき、かつ、ステッピングモータのようにオープンルー
プ制御で駆動されるモータを使用する場合、余剰トルク
による騒音や振動が発生しにくくなる。
【0038】また、シート給送ローラ101と分離部材
105が完全に離間して荷重が0になるのではなく、荷
重がP2からP4へ減少するだけなので、シートPへの
バックテンションが発生することである。荷重が減少し
ているため、このバックテンションは常に分離手段がシ
ート給送ローラ101側へ付勢されているシート給送装
置と比べると小さいものの、まったく作用していない従
来例と比べると、シートPの搬送精度を安定させること
ができる。
【0039】以上説明した通り、本実施例ではシート給
送動作時とシート給送動作が終了した後でレバー部材1
06のレバー比を変化させる構成となっている。この構
成によって、 (1)シート給送動作時はシート給送・分離作用に十分
な押圧力P2を得る。 (2)分離動作が終了したらレバー比を変化させ、シー
トP裏面の摩擦による搬送力の増大と紙紛の離散による
耐久性、信頼性、画像品質への悪影響がないレベルの押
圧力P4まで押圧力を減少させる。 (3)シートPの搬送精度を安定させるのに効果がある
レベルのバックテンションを残す。 (4)ばね108の作用を低減させるときの負荷を最小
限にして装置の負荷を過剰に増大させない。という効果
が同時に実現される。この結果、シート積載台102が
最下点においてレバー部材106を押し下げるという最
も簡素な構成で、搬送力の増大と紙紛の離散による耐久
性、信頼性への悪影響を解消し、装置の負荷が増大する
という弊害と、バックテンションの消滅により紙送り精
度と印字精度が悪化するという弊害を解消することがで
きる。
【0040】なお、本実施の形態ではばね108が圧縮
ばねの例を説明したが、作用力の方向さえ同じであれ
ば、ばねとしては圧縮ばねのほか、ねじりコイルばね、
板ばねのいずれであっても同様の効果が得られる(以下
の実施の形態も同様)。
【0041】図5は、本発明のシート給送装置を備えた
画像形成装置の例を示す断面図であり、これを簡単に説
明する。
【0042】Aは画像形成装置であり、画像形成手段と
して、201は感光ドラム、202は帯電ローラ、20
3はレーザー露光装置、204は反射ミラー、205は
現像スリーブ、206はトナー、207はトナー容器、
208は転写ローラ、209はクリーニングブレード、
210は廃トナー容器、211は定着器、などを備えて
いる。212は画像形成手段で画像が形成されたシート
を排出するための排紙ローラを示す。また、Bはシート
給送装置であり、101はシート給送ローラ101、1
05は分離部材、114は搬送ローラ114である。
【0043】感光ドラム201は矢印220の方向に回
転し、図示されていない高圧電源から給電される帯電ロ
ーラ202によって一様に帯電される。レーザー露光装
置203から発せられたレーザー光は反射ミラー204
で反射され感光ドラム201へ照射され、感光ドラム2
01上には静電潜像が形成される。トナー容器207の
中にはトナー206が充填されており、現像スリーブ2
05の回転に伴い、適量のトナーが適度の帯電を受けた
後、感光ドラム201上に供給されている。現像スリー
ブ上のトナーは感光ドラムの静電潜像に付着し、潜像が
現像されトナー像として可視化される。
【0044】シート給送ローラ101はタイミングをと
って、シートPを1枚ずつシート給送する。傾斜面から
なる分離部材105は、シート給送ローラ101に押圧
され、その表面の摩擦係数、接触角度、形状はシートP
を1度のシート給送毎に最上層の1枚のみ送るように調
整されている。可視化された感光ドラム201上のトナ
ー像は転写ローラ208によりシートP上に転写され
る。転写されずに感光ドラム201上に残った転写残ト
ナーはクリーニングブレード209により廃トナー容器
に収納され、表面をクリーニングされた感光ドラム20
1は繰り返し次の画像形成プロセスに入る。またトナー
像を乗せたシートPは定着器211によって加熱、加圧
を受けトナー像が紙上に永久定着される。そして、画像
を定着されたシートPは定着部を経由して、排紙ローラ
212によって装置本体上部に排紙される。
【0045】〈第2実施の形態〉図2は、本発明の第2
実施の形態のシート給送装置の断面図であって、(a)
はシート給送ローラ101がシートPを給送中の図、
(b)はシート給送動作が終了してシート積載台が最下
点まで下がった状態の図である。レバー部材106の揺
動中心である支点ピン106aを支持する支持部材10
7は、上側が開放されて支点ピン106aを下から支え
る構成である。
【0046】レバー部材106は、分離部材105の取
付部からさらに延長された延長部106hが形成され、
この延長部106hの先端側部に当接部26bが突出形
成されている。ばね108はレバー部材106の延長部
106hに作用して分離部材105がシート給送ローラ
101に押圧されるように押し上げる方向にレバー部材
106を付勢する。
【0047】支持部材107は上側が解放になっている
ため、図2(b)に示すように、シート積載台102が
昇降用カム104で押し下げられ、その当接部位102
aがレバー部材106の当接部位106bを押し下げた
とき、レバー部材106は矢印126方向に回動し、
(a)においてレバー部材106の揺動中心であったピ
ン102aが支持部材107から上方に離間する構成と
なっている。
【0048】図2(a)に示すように、O0が支点、O
1が力点、O2が作用点となってそれぞれ矢印P0、P
1、P2の方向に力が作用する。シート給送ローラ10
1と分離手段との間に作用する押圧力P2は、P2=P
1×L1/L2となり、(b)においては、O3が支
点、O1が力点、O4が作用点となってそれぞれ矢印P
3、P1’が力点、P4の方向に力が作用し、シート給
送ローラ101と分離手段との間に作用する押圧力P4
はP4=P1’×L3/L4と変化する。
【0049】このとき、P2>P4となり、同時にP2
が分離作用に対して適正な値となるように、P4がシー
トP裏面の摩擦による搬送力の増大と紙紛の離散による
耐久性、信頼性、画像品質への悪影響などの問題点がな
い程度まで十分小さい値となるように、設定されている
ことは第1実施の形態と同様である。
【0050】このような構成により、第1実施の形態と
同様の作用によって、シート積載台102が最下点にお
いてレバー部材106を押し下げるという簡素な構成
で、搬送力の増大と紙紛の離散による耐久性、信頼性へ
の悪影響を解消したシート給送装置において、装置の負
荷が増大するという弊害と、バックテンションの消滅に
より紙送り精度と印字精度が悪化するという弊害を解消
することができる。
【0051】〈第3実施の形態〉図3は、本発明の第3
実施の形態のシート給送装置の断面図であって、(a)
はシート給送ローラ101がシートPを給送中の図、
(b)はシート給送動作が終了してシート積載台が最下
点まで下がった状態の図である。レバー部材106の角
部外側に分離部材105が設けられ、レバー部材106
のシート積載台102側の先端には当接部位106bが
突出され、その反対側の先端にはレバー部材106の回
転動中心である支点ピン106aが設けられ、この支点
ピン106aを支持する支持部材107は上側が開放さ
れて支点ピン106aを下から支えている。レバー部材
106の下端の当接部106bが突出形成されている。
【0052】ばね108により分離部材105がシート
給送ローラ101に押圧されるように押し上げる方向に
レバー部材106を付勢している。図3(b)に示すよ
うに、シート積載台102の当接部位102aがレバー
部材106の当接部位106bを押し下げたとき、支持
部材107は上側が解放になっているためレバー部材1
06は矢印127方向に回動し、(a)においてレバー
部材106の揺動中心であった支点ピン106aが支持
部材107から離間する構成となっている。
【0053】図3(a)においては、O0が支点、O1
が力点、O2が作用点となってそれぞれ矢印P0、P
1、P2の方向に力が作用する。このとき、シート給送
ローラ101と分離部材105との間に作用する押圧力
P2は、P2=P1×L1/L2となる。これに対し
て、図3(b)においては、O3が支点、O1が力点、
O4が作用点となってそれぞれ矢印P3、P1’、P4
の方向に力が作用し、シート給送ローラ101と分離部
材105との間に作用する押圧力P4は、P4=P1’
×L3/L4と変化する。このとき、P2>P4とな
り、同時にP2が分離作用に対して適正な値となるよう
に、P4がシートP裏面の摩擦による搬送力の増大と紙
紛の離散による耐久性、信頼性、画像品質への悪影響な
どの問題点がない程度まで十分小さい値となるように、
設定されていることは第1及び第2実施の形態と同様で
ある。
【0054】このような構成であっても、第1及び第2
実施の形態と同様の作用によって、シート積載台102
が最下点においてレバー部材106を押し下げるという
最も簡素な構成で、搬送力の増大と紙紛の離散による耐
久性、信頼性への悪影響を解消したシート給送装置にお
いて、装置の負荷が増大するという弊害と、バックテン
ションの消滅により紙送り精度と印字精度が悪化すると
いう弊害を解消することができる。
【0055】〈第4実施の形態〉図4は本発明の第4実
施の形態のシート給送装置の断面図であって、(a)は
シート給送ローラ101がシートPを給送中の図、
(b)はシート給送動作が終了してシート積載台が最下
点まで下がった状態の図である。レバー部材106は、
略直線形であって、左端に分離部材105が取付けら
れ、中央下部に当接部位106bが突出されている。レ
バー部材106の回転動中心である支点ピン106aを
支持する支持部材107は下側開放であって、支点ピン
106aを上から支えている。ばね108により分離部
材105がシート給送ローラ101に押圧されるように
押し上げる方向にレバー部材106を付勢している。図
4(b)に示すように、シート積載台102の当接部位1
02aがレバー部材106の当接部位106bを押し下
げたとき、支持部材107は下側が解放になっているた
めレバー部材106は矢印128方向に回動し、(a)
においてレバー部材の揺動中心であった支点ピン106
aが支持部材107から離間する構成となっている。
【0056】図4(a)においては、O0が支点、O1
が力点、O2が作用点となってそれぞれ矢印P0、P
1、P2の方向に力が作用し、シート給送ローラ101
と分離手段との間に作用する押圧力P2はP2=P1×
L1/L2となり、(b)においては、O3が支点、O
1’が力点、O4が作用点となってそれぞれ矢印P3、
P1’、P4の方向に力が作用する。このとき、シート
給送ローラ101と分離手段との間に作用する押圧力P
4は、P4=P1’×L3/L4と変化する。このと
き、P2>P4となり、同時にP2が分離作用に対して
適正な値となるように、P4がシートP裏面の摩擦によ
る搬送力の増大と紙紛の離散による耐久性、信頼性、画
像品質への悪影響などの問題点がない程度まで十分小さ
い値となるように、設定されていることは第1、第2、
第3実施の形態と同様である。
【0057】このような構成であっても、第1、第2、
第3実施の形態と同様の作用によって、シート積載台1
02が最下点においてレバー部材106を押し下げると
いう最も簡素な構成で、搬送力の増大と紙紛の離散によ
る耐久性、信頼性への悪影響を解消したシート給送装置
において、装置の負荷が増大するという弊害と、バック
テンションの消滅により紙送り精度と印字精度が悪化す
るという弊害を解消することができる。
【0058】なお、上記各実施の形態によれば、シート
積載台102を昇降用カム104により押し下げてシー
ト積載台102がレバー部材106に当接したとき、支
点ピン106aが支持部材107から離間してレバー部
材106の揺動支点の位置が移動し、分離部材105と
シート給送ローラ101との間の作用力が低下するよう
に構成したので、シート積載台102がレバー部材10
6を押し下げるという簡素な構成で、搬送力の増大と、
紙紛の離散による耐久性、信頼性への悪影響を解消する
とともに、装置の負荷が増大することもなく、かつ、バ
ックテンションの消滅により紙送り精度と印字精度の悪
化するという弊害を解消することができるという効果を
奏する。
【0059】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、分離されたシートの給送途中で、前記分離手段と前
記シート給送回転体との間の作用力をシート給送開始時
より低下させることにより、搬送力の増大と、紙紛の離
散による耐久性、信頼性への悪影響を解消するととも
に、装置の負荷が増大することもなく、かつ、バックテ
ンションの消滅により紙送り精度と印字精度が悪化する
という弊害を解消することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のシート給送装置の断
面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態のシート給送装置の断
面図である。
【図3】本発明の第3実施の形態のシート給送装置の断
面図である。
【図4】本発明の第4実施の形態のシート給送装置の断
面図である。
【図5】本発明の画像形成装置の断面図である。
【図6】従来のシート給送装置の斜視図である。
【図7】従来のシート給送装置の動作説明図である。
【図8】従来のシート給送装置の動作説明図である。
【符号の説明】
101 シート給送ローラ(シート給送回転体) 102 シート積載台 102a 当接部位 103 シート積載台ばね 104 昇降用カム 105 分離部材 106 レバー部材 106a 支点ピン(支点部) 107 支持部材 108 ばね P シート
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 BA03 BA13 BA17 JA05 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HA31 HD17 JA01 JD08 JD33 KB05 KB19 LC07 LD04 LD25 MB04 MB14 MC12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが積載されるシート積載台と、 前記シート積載台に積載されているシートを送り出すた
    めのシート給送回転体と、 前記シート給送回転体に圧接し、該シート給送回転体と
    の間の作用力によりシートを1枚ずつ分離給送する分離
    手段と、を備え、 分離されたシートの給送途中で、前記分離手段と前記シ
    ート給送回転体との間の作用力をシート給送開始時より
    低下させることを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段は、分離部材と、該分離部
    材を揺動自在に支持するレバー部材と、レバー部材を付
    勢して前記シート給送回転体に前記分離部材を圧接させ
    るための弾性部材と、を有し、分離されたシートの給送
    途中で、前記レバー部材の揺動支点を変更することによ
    って、該揺動支点から前記シート給送回転体と前記分離
    部材との圧接部までの距離と、前記揺動支点から前記弾
    性部材までの距離との比を変更して前記分離部材と前記
    シート給送回転体との間の作用力を低下させることを特
    徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 シートが積載され、該シートをシート給
    送ローラへ押圧する方向にシート積載台ばねで付勢され
    たシート積載台と、 前記シート積載台ばねの作用力に抗して前記シート積載
    台を押し下げる昇降用カムと、 前記シートの裏面に作用して1枚ずつ分離給送する分離
    部材を保持し、支持部材に係止される支点部により揺動
    自在に支持されたレバー部材と、 前記分離部材が前記シート給送ローラに押圧される方向
    に前記レバー部材を付勢するばねと、を備えたシート給
    送装置において、 前記支点部は前記支持部材とは離間可能に係止され、前
    記シート積載台を前記昇降用カムにより押し下げて該シ
    ート積載台の当接部位が前記レバー部材に当接したと
    き、前記支点部が前記支持部材から離間して前記レバー
    部材の揺動支点が変更されて、前記分離部材と前記シー
    ト給送ローラとの間の作用力を低下させるように構成し
    たことを特徴とするシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記レバー部材は、シート給送方向の上
    流側から、前記支点部、前記シート積載台に当接される
    当接部位、前記ばねが作用する部位、前記分離部材を保
    持する部位がこの順序で配置され、前記シート積載台を
    前記昇降用カムにより押し下げて前記シート積載台の当
    接部位が前記レバー部材に当接したとき、これら各部位
    による支点、力点、及び作用点からなるレバー比が変更
    されることにより前記分離部材と前記シート給送ローラ
    との間の作用力を低下させることを特徴とする請求項3
    記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記レバー部材は、シート給送方向の上
    流側から、前記支点部、前記分離部材を保持する部位、
    前記ばねが作用する部位、前記シート積載台に当接され
    る当接部位がこの順序で配置され、前記シート積載台を
    前記昇降用カムにより押し下げて前記シート積載台の当
    接部位が前記レバー部材に当接したとき、これら各部位
    による支点、力点、及び作用点からなるレバー比が変更
    されることにより前記分離部材と前記シート給送ローラ
    との間の作用力を低下させることを特徴とする請求項3
    記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記レバー部材は、シート給送方向の上
    流側から、前記シート積載台に当接される当接部位、前
    記ばねが作用する部位、前記分離部材を保持する部位、
    前記支点部、がこの順序で配置され、前記シート積載台
    を前記昇降用カムにより押し下げて前記シート積載台の
    当接部位が前記レバー部材に当接したとき、これら各部
    位による支点、力点、及び作用点からなるレバー比が変
    更されることにより前記分離部材と前記シート給送ロー
    ラとの間の作用力を低下させることを特徴とする請求項
    3記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記レバー部材は、シート給送方向の上
    流側から、前記分離部材を保持する部位、前記ばねが作
    用する部位、前記シート積載台に当接される当接部位、
    前記支点部、がこの順序で配置され、前記シート積載台
    を前記昇降用カムにより押し下げて前記シート積載台の
    当接部位が前記レバー部材に当接したとき、これら各部
    位による支点、力点、及び作用点からなるレバー比が変
    更されることにより前記分離部材と前記シート給送ロー
    ラとの間の作用力を低下させることを特徴とする請求項
    3記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記昇降用カムは前記シート給送ローラ
    の回転に連動して、シート給送開始後の一定のタイミン
    グで前記シート積載台を押し下げることを特徴とする請
    求項3乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
    に記載のシート給送装置と、該シート給送装置から送り
    出されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320720A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装
US7516954B2 (en) 2004-09-28 2009-04-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet supplying device
JP2015124059A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置

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