JP2003127706A - 車両用走行制御装置及び走行制御装置搭載車両 - Google Patents

車両用走行制御装置及び走行制御装置搭載車両

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JP2003127706A
JP2003127706A JP2001331527A JP2001331527A JP2003127706A JP 2003127706 A JP2003127706 A JP 2003127706A JP 2001331527 A JP2001331527 A JP 2001331527A JP 2001331527 A JP2001331527 A JP 2001331527A JP 2003127706 A JP2003127706 A JP 2003127706A
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vehicle distance
inter
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target
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JP2001331527A
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Susumu Sato
行 佐藤
Kenichi Watanabe
憲一 渡辺
Kenta Kubota
賢太 窪田
Masashi Terada
昌司 寺田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速位置の変更に応じた最適な車間距離にす
る。 【解決手段】 現在の運転状態においてスロットルを全
閉したと仮定した場合のエンジンブレーキ力を検出する
エンジンブレーキ力推定部23、該エンジンブレーキ力
推定部23が検出したエンジンブレーキ力に基づいて目
標車間距離を演算する車間設定部25とを備え、該車間
設定部25は、エンジンブレーキ力が大きい場合には目
標車間距離を短くし、エンジンブレーキ力が小さい場合
には目標車間距離を長くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行車と自車との
車間距離を所定の距離に保つように車両走行を制御する
車両用走行制御装置、及びそのような走行制御装置が搭
載されている走行制御装置搭載車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用走行制御装置としては、自
車速に応じて車間距離を制御するものがあった。また、
特開2001−171389号公報には、自車走行レー
ン及び隣接走行レーンの状況に基づいて走行制御する技
術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら車両
用走行制御装置では、自車速や自車走行レーン等に基づ
いて走行を制御するものであり、変速位置によらず、自
車速に応じて車間距離が決定されることになる。しか
し、変速位置の変更に応じて最適な車間距離に選定でき
れば、無駄なブレーキ動作をなくすことができ、ブレー
キ装置の負担軽減につながる。
【0004】そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなさ
れたものであり、変速位置の変更に応じた最適な車間距
離にすることができる車両用走行制御装置及び走行制御
装置搭載車両の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の車両用走行制御装置は、先行車と自
車との車間距離を検出する車間距離検出手段と、先行車
と自車との目標車間距離を設定する目標車間距離設定手
段と、先行車と自車との実車間距離が前記目標車間距離
になるように自車の駆動力を制御する駆動力制御手段を
備えた車両用走行制御装置において、現在の運転状態に
おいてスロットルを全閉にしたと仮定した場合のエンジ
ンブレーキ力を推定するエンジンブレーキ力推定手段
と、該エンジンブレーキ力推定手段が推定したエンジン
ブレーキ力に基づいて前記目標車間距離を補正する目標
車間距離補正手段とを設けたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の車両用走行制御装置
は、請求項1記載の車両用走行制御装置において、前記
目標車間距離補正手段が、前記エンジンブレーキ力が小
さい場合には前記目標車間距離を増大方向に補正するこ
とを特徴としている。また、請求項3記載の車両用走行
制御装置は、請求項1又は2に記載の車両用走行制御装
置において、前記目標車間距離補正手段が、前記エンジ
ンブレーキ力が大きい場合には前記目標車間距離を減少
方向に補正することを特徴としている。
【0007】また、請求項4記載の車両用走行制御装置
は、請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用走行制御
装置において、前記目標車間距離補正手段が、前記目標
車間距離を長くする場合には、前記目標車間距離を暫増
させ、又は前記目標車間距離を短くする場合には、前記
目標車間距離を暫減させることを特徴としている。ま
た、請求項5記載の車両用走行制御装置は、請求項1乃
至4のいずれかに記載の車両用走行制御装置において、
車両の速度の減速量を検出する減速量検出手段を備えて
おり、前記目標車間距離補正手段は、前記減速量検出手
段が検出した減速量が所定の閾値以上の場合には、前記
目標車間距離を維持することを特徴としている。
【0008】また、請求項6記載の車両用走行制御装置
は、請求項5記載の車両用走行制御装置において、前記
目標車間距離補正手段はが、前記減速量検出手段が検出
した減速量が所定の閾値以上の場合において変速位置が
低速段に変更されたときには、前記減速度が前記所定の
閾値未満になるまで、前記低速段に対応されるエンジン
ブレーキ力に基づく前記目標車間距離の補正の実施を延
期することを特徴としている。
【0009】また、請求項7記載の車両用走行制御装置
は、請求項1乃至6のいずれかに記載の車両用走行制御
装置において、変速位置を検出する変速位置検出手段を
備えており、前記エンジンブレーキ力推定手段が、各変
速位置の前記エンジンブレーキ力を推定するとともに、
前記目標車間距離補正手段が、前記エンジンブレーキ力
推定手段が推定した各変速位置のエンジンブレーキ力の
うちの前記変速位置検出手段が検出した変速位置に対応
するエンジンブレーキ力に基づいて前記目標車間距離を
補正することを特徴としている。
【0010】また、請求項8記載の車両用走行制御装置
は、請求項1乃至7のいずれかに記載の車両用走行制御
装置において、前記エンジンブレーキ力推定手段が、エ
ンジン回転数に応じて前記エンジンブレーキ力を推定す
ることを特徴としている。また、請求項9記載の走行制
御装置搭載車両は、請求項1乃至8記載のいずれかに記
載の車両用走行制御装置を備えており、さらに、変速位
置の変更が手動でなされるマニュアルトランスミッショ
ンを備えていることを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の車両用走行制御装置によ
れば、現在の運転状態においてスロットルを全閉にした
と仮定した場合のエンジンブレーキ力に基づいて目標車
間距離を補正することで、エンジンブレーキ力の効果を
予定した車間距離にすることができる。これにより変速
位置が変更された際に、該変更した変速位置に対応する
エンジンブレーキ力を推定し、これに基づいて目標車間
距離を補正することで、変速位置変更の度にエンジンブ
レーキ力の効果を予定した車間距離にすることができ
る。そして、請求項2記載の車両用走行制御装置によれ
ば、ブレーキ装置の負担を軽減することができると共
に、請求項3記載の車両用走行制御装置によれば、エン
ジンブレーキ力の増大に対応して、さらに運転者の感覚
に合致した車間距離設定にすることも可能になる。
【0012】また、請求項4記載の車両用走行制御装置
によれば、目標車間距離にスムーズに変更することがで
きる。また、請求項5記載の車両用走行制御装置によれ
ば、減速量が所定の閾値以上の場合には、目標車間距離
を維持することで、減速期間中には、目標車間距離を一
定に維持することができ、減速中の目標車間距離変更に
起因した車両挙動の変化を生じさせることもなく、運転
者に違和感を生じさせることがない。
【0013】例えば、減速している最中に、運転者によ
りシフトダウンがなされた場合は、例えば、シフトダウ
ンに起因して目標車間距離を狭くする車間制御を実行し
ないことで、減速中に目標車間距離が減少することな
く、運転者に違和感を生じさせることがない。また、請
求項6記載の車両用走行制御装置によれば、減速度が所
定の閾値未満になるまで、変速後の低速段に対応される
エンジンブレーキ力に基づく目標車間距離の補正を延期
し、減速度が前記所定の閾値未満になった後、低速段に
対応されるエンジンブレーキ力に基づく目標車間距離の
補正を実施することで、前述したように運転者に違和感
を生じさせることなく、その減速期間中になされた変速
操作に対応されるエンジンブレーキ力を加味して目標車
間距離を補正することができる。
【0014】また、請求項7記載の車両用走行制御装置
によれば、変速位置に基づいて容易にエンジンブレーキ
力を推定することができる。特に、変速位置を変更した
際には、当該変速された変速位置から推定されるエンジ
ンブレーキ力に基づく目標車間距離に補正され、目標車
間距離が増加或いは減少するが、このとき、前記請求項
4記載の構成により、目標車間距離の増加或いは減少は
スムーズになされるようになる。
【0015】また、請求項8記載の車両用走行制御装置
によれば、エンジン回転数に応じてエンジンブレーキ力
を検出することで、現在の運転状態におけるエンジンブ
レーキ力を正確に推定することができる。また、請求項
9に係る走行制御装置搭載車両によれば、運転者に変速
操作が任せられ、自動的に変速操作がなされないマニュ
アルトランスミッション車両について前記請求項1乃至
8のいずれかに記載の車両用走行制御装置を適用するこ
とで、ブレーキ装置の負担軽減を効果的にすることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、車両走行装置
の概略構成を示し、図2は、本発明が適用された走行制
御用コントローラの構成を示す。この実施の形態では、
変速位置の変更が手動でなされるマニュアルトランスミ
ッション車両に本発明を適用した場合について説明す
る。
【0017】図1中、1FL,1FRは従動輪としての
前輪、1RL,1RRは駆動輪としての後輪であって、
後輪1RL,1RRは、エンジン2の駆動力が自動変速
機3、プロペラシャフト4、最終減速装置5及び車軸6
を介して伝達されて回転駆動される。前輪1FL,1F
R及び後輪1RL,1RRには、それぞれ制動力を発生
するディスクブレーキ7が設けられていると共に、これ
らディスクブレーキ7の制動油圧が制動制御装置8によ
って制御される。
【0018】ここで、制動制御装置8は、ブレーキペダ
ル8aの踏込みに応じて制動油圧を発生すると共に、走
行制御用コントローラ20から供給される制動圧指令値
brの大きさに応じた制動油圧を発生してディスクブレ
ーキ7に供給するように構成されている。また、エンジ
ン2には、その出力を制御するエンジン出力制御装置9
が設けられている。このエンジン出力制御装置9は、エ
ンジン出力の制御方法として、スロットルバルブの開度
を調整してエンジン回転数を制御する方法と、アイドル
コントロールバルブの開度を調整してエンジン2のアイ
ドル回転数を制御する方法とが考えられるが、本実施の
形態では、スロットルバルブの開度を調整する方法が採
用されている。
【0019】一方、車両の前方側の車体下部には、先行
車両との間の車間距離Lを検出する車間距離センサ12
が設けられている。この車間距離センサ12としては、
例えばレーザ光を前方に掃射して先行車両からの反射光
を受光することにより、先行車両と自車両との車間距離
Lを計測するレーダ装置や電波や超音波を利用して車間
距離Lを計測する測距センサを適用することができる。
また、車両には、自動変速機3の出力側に配設された出
力軸の回転数を検出することにより、自車速Vspを検出
する車速センサ13、及びクラッチスイッチのクラッチ
スイッチ状態CSを検出するスイッチ状態検出センサ1
5が配設されている。さらに、エンジン2にはエンジン
回転数Neを検出するエンジン回転数センサ14が設け
られている。そして、ディスクブレーキ7或いはその近
傍には、ブレーキ温度TPBを検出する温度センサ16
が配設されている。
【0020】これら車間距離センサ12、車速センサ1
3、エンジン回転数センサ14、スイッチ状態検出セン
サ15及び温度センサ16からの各出力信号が、走行制
御用コントローラ20に入力され、この走行制御用コン
トローラ20によって、車間距離センサ12で検出した
車間距離L、車速センサ13で検出した自車速Vsp、エ
ンジン回転数センサ14で検出したエンジン回転数N
e、スイッチ状態検出センサ15で検出したクラッチス
イッチ状態CS、及び温度センサ16で検出したブレー
キ温度TPBに基づいて目標ブレーキ減圧値Tbr及び目
標トルク値Terを得て、制動制御装置8及びエンジン出
力制御装置9に基づいてそのブレーキアクチュエータ7
及びエンジン2のスロットルアクチュエータ12を制御
することにより、先行車両との間に適正な車間距離を維
持しながら追従走行する走行制御を行う。
【0021】走行制御用コントローラ20は、マイクロ
コンピュータとその周辺機器を備え、マイクロコンピュ
ータのソフトウェア形態により、図2に示す制御ブロッ
クを構成している。この走行制御用コントローラ20
は、制御ブロックとしての、ブレーキ温度検出部21、
シフト位置検出部22、エンジンブレーキ力推定部2
3、減速度検出部24、車間設定部25、距離及び相対
速度検出部26、車間制御部27及び車速制御部28を
備えている。
【0022】ブレーキ温度検出部21は、温度センサ1
6からの検出信号に基づいてブレーキ温度TPBを検出
し、ブレーキ温度TPBを車間設定部25に出力する。
シフト位置検出部22は、エンジン回転数センサ14か
ら入力されるエンジン回転数Ne、スイッチ状態検出セ
ンサ15から入力されるクラッチスイッチ状態CS、及
び車速センサ13から入力される自車速Vspに基づいて
変速位置SPを検出し、この変速位置SPをエンジンブ
レーキ力推定部23及び車間設定部25に出力する。
【0023】エンジンブレーキ力推定部(エンブレ力推
定部)23は、シフト位置検出部22から入力される変
速位置SP及びエンジン回転センサ14から入力される
エンジン回転数Neに基づいてエンジンブレーキによる
力(すなわち、エンジンブレーキトルク)EBを推定
し、このエンジンブレーキ力EBを車間設定部25に出
力する。図3は、横軸にエンジン回転数Neをとり、縦
軸にエンジンブレーキ力EBをとった特性図であり、こ
れら値について1速から5速の関係を示す。エンジンブ
レーキ力推定部23は、このような特性図を参照するこ
とにより、変速位置SP、エンジン回転数Neに基づい
てエンジンブレーキ力EBを検出する。
【0024】減速度検出部24は、車速センサ13から
入力される自車速Vspに基づいて減速度Vdを検出す
る。具体的には、減速された自車速Vspとそれから所定
時間前の自車速Vspとの差分から減速度Vdを求める。
例えば、減速度Vdはその加速度である。この減速度検
出部24は、減速度Vdを車間設定部25に出力する。
車間設定部25は、車速センサ13から入力される自車
速Vsp、ブレーキ温度検出部21から入力されるブレー
キ温度TPB、エンジンブレーキ力推定部22から入力
されるエンジンブレーキ力EB、シフト位置検出部23
から入力される変速位置SP、及び減速度検出部24か
ら入力される減速度Vdに基づいて、先行車と自車との
間の目標の車間距離である目標車間値(車間距離指令
値)Lrを算出する。目標車間値Lrの算出手順について
は、後で詳述する。この車間設定部25は、算出した目
標車間値Lrを車間制御部27に出力する。
【0025】距離及び相対速度検出部26は、車間距離
センサ12でレーザー光を掃射してから先行車の反射光
を受光するまでの時間を計測し、先行車との車間距離L
を演算するとともに、先行車との相対速度VRを演算
し、これら値を車間制御部27に出力する。車間制御部
27は、距離及び相対速度検出部26から入力される車
間距離L及び相対速度VR並びに車速センサ13から入
力される自車速Vspに基づいて、車間設定部25から入
力される目標車間値Lrに実測の車間距離Lを一致させ
るための目標車速値Vsprを演算し、この目標車速値Vs
prを車速制御部28に出力する。
【0026】車速制御部28は、車間制御部23から入
力される目標車速値Vsprと、車速センサ13から入力
される自車速Vspとに基づいて前記目標トルク値Terを
求めて、前記エンジン出力制御装置9に出力する。この
エンジン出力制御装置9により車両の駆動が制御され
る。なお、前述の構成において、前記車間距離センサ1
2は車間距離検出手段をなし、前記車間制御部27は目
標車間距離設定手段をなし、前記車速制御部28は駆動
力制御手段をなし、前記エンジンブレーキ力推定部23
はエンジンブレーキ力推定手段をなし、前記車間設定部
25は目標車間距離補正手段をなしている。
【0027】次に、車間設定部25における目標車間値
Lrの演算処理について説明する。車間設定部25は、
先ず、下記(1)式に示すように、基準車間距離Sにエ
ンジンブレーキ力から求められる修正係数αとブレーキ
温度TPBから求められる修正係数γとをそれぞれ積算
させて修正目標車間値Lrrを算出する。 修正目標車間値Lrr=S(Vsp)×(α(EB)+γ(TPB)) ・・・(1) ここで、基準車間距離Sは、図4に示すように、自車速
Vspに比例して変化する値になっている。また、修正係
数αは、図5に示すように、エンジンブレーキ力が小さ
い値において、1より大きな値になっている。これによ
り、エンジンブレーキ力が小さい値において、修正目標
車間値Lrrの値を大きくして、制御車間が大きくなるよ
うにしている。さらに、修正係数γは、図6に示すよう
に、ブレーキ温度TPBのある値から2次関数的に増加
するような値になっている。これにより、ブレーキ温度
TPBが高い領域において、修正目標車間値Lrrの値を
大きくして、制御車間が大きくなるようにしている。
【0028】そして、車間設定部25は、前記修正目標
車間値Lrrに基づいて、次のような手順により前記目標
車間値Lrを決定している。図7は、その決定処理のフ
ローチャートを示す。先ず、ステップS1において第1
の目標車間値Aに前記修正目標車間値Lrrを代入し、続
くステップS2において、暫減中か否かを判定し、暫減
中の場合、ステップS8に進み、そうでない場合、ステ
ップS7に進む。
【0029】ステップS3では、暫増中か否かを判定
し、暫増中の場合、ステップS14に進み、そうでない
場合、ステップS4に進む。ここで、暫減中とは、現在
の実際の車間を暫減させて目標の車間値に近づける処理
を行っていることをいう。また、暫増中とは、現在の実
際の車間を暫増させて目標の車間値に近づける処理を行
っていることをいう。ステップS4では、変速位置SP
に基づいてシフトダウンされているか否かを判定し、シ
フトダウンされている場合、ステップS7に進み、そう
でない場合、ステップS5に進む。
【0030】ステップS5では、変速位置SPに基づい
てシフトアップされているか否かを判定し、シフトアッ
プされている場合、ステップS13に進み、そうでない
場合、ステップS6に進む。ステップS6では、目標車
間値Lrを第1の目標車間値Aの値にする。一方、前記
ステップS7では、現在の車間距離、すなわち、シフト
ダウンしていると判定した際の車間距離を第2の目標車
間値Bに代入し、ステップS8に進む。
【0031】ステップS8は、前記ステップS2におい
て暫減中と判定した場合に進むステップでもあり、この
ステップS8では、減速度Vdが所定閾値GCRdec
満か否かを判定し、減速度Vdが所定閾値GCRdec
満の場合、ステップS19に進み、そうでない場合、ス
テップS11に進む。ステップS9では、第2の目標車
間値B(現在の車間距離)が第1の目標車間値A(修正
目標車間値Lrr)より大きいか否かを判定する。すなわ
ち、修正目標車間値Lrrに現在の車間距離が達したか否
かを判定する。
【0032】なお、ここで、前記ステップS2において
暫減中とされた場合には、現在の車間距離の値は、後述
のステップS10において第2の目標距離値Bから暫減
された値である。このステップS9において、第2の目
標車間値Bが第1の目標車間値Aよりも大きい場合に
は、修正目標車間値Lrrに現在の車間距離が達しておら
ず、第2の目標車間値Bが第1の目標車間値A以下の場
合には、修正目標車間値Lrrに現在の車間距離が達して
いることになる。
【0033】このステップS9において、第2の目標車
間値Bが第1の目標車間値Aよりも大きい場合、ステッ
プS10に進み、そうでない場合、ステップS12に進
む。ステップS10では、第2の目標車間値Bを暫減す
る。すなわち、第2の目標車間値Bを第1の目標車間値
Aに近づくように僅かに減少させる。このように第2の
目標車間値Bを暫減し、ステップS11に進む。一方、
ステップS12では、当該暫減処理を終了するための処
理を行い、ステップS11に進む。
【0034】ステップS11では、目標車間値Lrに第
2の目標車間値Bを代入して、ステップS1からの処理
に戻る。なお、前記ステップS2における暫減中とは、
前記ステップS10からステップS11の処理を実施し
ている最中であることをいうもので、第2の目標車間値
Bを第1の目標車間値Aに近づくように僅かに減少させ
てその第2の目標車間値Bにより目標車間制御を実施し
ていることをいうものである。
【0035】一方、前記ステップS5においてシフトア
ップされている場合に進むステップS13では、現在の
車間距離、すなわち、シフトアップしていると判定した
際の車間距離を第2の目標車間値Bに代入し、ステップ
S14に進む。ステップS14は、前記ステップS3に
おいて暫増中と判定した場合に進むステップでもあり、
このステップS14では、第2の目標車間値Bが第1の
目標車間値A未満であるか否かを判定する。すなわち、
修正目標車間値Lrrに現在の車間距離が達したか否かを
判定する。
【0036】なお、ここで、前記ステップS3において
暫増中とされた場合、現在の車間距離の値は、後述のス
テップS15において第2の目標距離値Bが暫増された
値である。このステップS14において、第2の目標車
間値Bが第1の目標車間値A未満の場合には、修正目標
車間値Lrrに現在の車間距離が達しておらず、第2の目
標車間値Bが第1の目標車間値A以上の場合には、修正
目標車間値Lrrに現在の車間距離が達していることにな
る。
【0037】このステップS14において、第2の目標
車間値Bが第1の目標車間値A未満の場合、ステップS
15に進み、そうでない場合、ステップS17に進む。
ステップS15では、第2の目標車間値Bを暫増する。
すなわち、第2の目標車間値Bを第1の目標車間値Aに
近づくように僅かに増加させる。図8は、1サンプル毎
に暫増されて出力される第2の目標車間値である。この
ように、第2の目標車間値を暫増させて出力すること
で、第2の目標車間値を滑らかに第1の車間目標値につ
なげるようにする。
【0038】このように第2の目標車間値Bを暫増させ
て、ステップS16に進む。一方、ステップS17で
は、当該暫増処理を終了するための処理を行い、ステッ
プS16に進む。ステップS16では、目標車間値Lr
に第2の目標車間値Bを代入して、ステップS1からの
処理に戻る。なお、前記ステップS3における暫増中と
は、前記ステップS15からステップS16の処理を実
施している最中であることをいうもので、第2の目標車
間値Bを第1の目標車間値Aに近づくように僅かに増加
させてその第2の目標車間値Bにより目標車間制御を実
施していることをいうものである。
【0039】以上のような処理を所定のタイムステップ
で繰り返して実行する。このような手順により、車間設
定部25は、前記修正目標車間値Lrrに基づいて目標車
間値Lrを決定している。このような目標車間値Lrの決
定処理により実現される動作について、図9を用いて説
明する。この図9は、運転者がシフトダウンした場合の
制御結果のタイムチャートを示す。
【0040】時刻T1において、(1)変速位置SPが
シフトダウン(ここでは、4速から3速にシフトダウ
ン)されると、(2)車両速度が減速し、エンジンブレ
ーキ力推定部23により推定される(3)エンジンブレ
ーキ力が増加する。これにより、(3)エンジンブレー
キ力が増加と推定されることにより、車間設定部25
は、前記(1)式により、修正目標車間値Lrrを小さく
する方向に変更する(前記ステップS1)。
【0041】そして、車間設定部25は、(4)第1の
目標車間値Aをその修正目標車間値Lrrとし(前記ステ
ップS1)、続いて、シフトダウンを検出して、(5)
第2の目標車間値Bを現在の車間距離にする(前記ステ
ップS4、前記ステップS7)。次に、車間設定部25
は、第1の目標車間値Aと第2の目標車間値Bとを比較
して(前記ステップS9)、(5)第2の目標車間値B
が第1の目標車間値A以上の場合、第2の目標車間値B
を時刻T2で第1の目標車間値A(修正目標車間値Lr
r)に達するように、ΔT時間内で暫減するようにし
て、この第2の目標車間値Bを目標車間値Lrとして車
間制御部27に出力する(前記ステップS11)。
【0042】そして、暫減中には、第1の目標距離値A
になるまで、第2の目標車間値を暫減させて、この値を
目標車間値Lrとして車間制御部27に出力する(前記
ステップS2、ステップS9、ステップS10、ステッ
プS11)。このように動作しており、第1の目標距離
値Aとして使用する修正目標車間値Lrrはエンジンブレ
ーキ力を変数として有しているので、その修正目標車間
値Lrrに応じて決定される目標車間値Lrは、エンジン
ブレーキ力の効果を予定した値或いは加味された値とし
て決定されていることになる。これにより、車間距離を
制御する際の減速力を確保しつつ、ブレーキ装置の負担
軽減を図ることができる。
【0043】例えば、エンジンブレーキ力が確保できる
状況ではブレーキ装置への依存を減らし、更には確保で
きる総制動力に対応して修正目標車間値Lを増大方向に
補正すれば、運転者の感覚に合致するようになすことも
可能であると共に、エンジンブレーキ力が飽和した状態
では、ブレーキ装置(液圧)に依存して車間距離を確保
しなければならなくなるので、エンジンブレーキ力が確
保できない分修正目標車間値Lを減少方向に補正して車
間距離を設定しておくことで、ブレーキ装置への依存を
減らすことができる。
【0044】そして、変速位置SPに対応付けしておく
ことで、エンジンブレーキ力の推定が容易になされるよ
うになり、また、エンジン回転数Neに応じて得ること
で現在の運転状態におけるエンジンブレーキ力を正確に
推定することができる。また、目標車間値Lrが△T時
間内で暫滅するので、車両は、車両速度変化が抑えられ
て、大きな挙動変化を防止されたものになり、これによ
り、運転者に違和感を感じることなくスムーズに車間を
変化することができる。
【0045】また、例えば、△Tの値を大きく設定す
る、すなわち、出力変更値を小さくすることにより、そ
のような効果を顕著なものとして得ることができる。一
方、運転者がシフトアップしたときも、同様な制御結果
になる。すなわち、(1)変速位置SPがシフトアップ
(例えば、4速から5速にシフトアップ)されると、
(2)車両速度が増加し、エンジンブレーキ力推定部2
3により推定される(3)エンジンブレーキ力が減少す
る。
【0046】これにより、(3)エンジンブレーキ力が
減少と推定されることにより、車間設定部25は、修正
目標車間値Lrrが大きくなる方向に変更する(前記ステ
ップS1)。そして、車間設定部25は、(4)第1の
目標車間値Aをその修正目標車間値Lrrとし(前記ステ
ップS1)、続いて、シフトアップを検出して、(5)
第2の目標車間値Bを現在の車間にする(前記ステップ
S5、ステップS13)。
【0047】次に、車間設定部25は、第1の目標車間
値Aと第2の目標車間値Bとを比較して(ステップS1
4)、(5)第2の目標車間値Bが第1の目標車間値A
未満の場合、第2の目標車間値BをΔT時間で第1の目
標車間値A(修正目標車間値Lrr)に達するように暫増
させて、この第2の目標車間値Bを目標車間値Lrとし
て車間制御部27に出力する(前記ステップS16)。
そして、暫増中には、第1の目標距離値Aになるまで、
第2の目標車間値を暫増させて、この値を目標車間値L
rとして車間制御部27に出力する(前記ステップS
3、ステップS14、ステップS15、ステップS1
6)。
【0048】シフトアップされた際の動作は以上のよう
になり、シフトダウンされた場合と同様な効果として、
例えば、目標車間値Lrが△T時間内で暫増するので、
車両は、車両速度変化が抑えられて、大きな挙動変化を
防止されたものになり、これにより、運転者に違和感を
感じることなくスムーズに車間を変化することができ
る。次に、前述の目標車間値Lrの決定処理により実現
される動作について、車両が減速しているときに運転者
によりシフトダウンが行われたときのものについて説明
する。この図9は、運転者がシフトダウンした場合のタ
イムチャートを示す。
【0049】(2)車両速度が減速中の時刻T1におい
て、(1)変速位置SPがシフトダウン(ここでは、4
速から3速にシフトダウン)されると、車間設定部25
は、減速度Vdと所定閾値GCRdecとを比較する(前
記ステップS8)。ここで、具体的には、減速度Vdは
図10中に示す(8)車両加速度であり、所定閾値GC
decは(9)車間変更禁止閾値である。この比較にお
いて、減速度Vdが所定閾値GCRdec以上の場合、現
在の車間である(5)第2の目標車間値Bを目標車間値
Lrとして車間制御部27に出力し(前記ステップS8
から前記ステップS11への移行)、一方、減速度Vd
が所定閾値GCRdec未満の場合、(2)第2の目標車
間値B(現在の車間)を暫減して、この第2の目標車間
値Bを目標車間値Lrとして車間制御部27に出力する
(前記ステップS8、ステップS9、ステップS10、
ステップS11)。
【0050】そして、前述の例と同様に、暫減中には、
第1の目標距離値Aになるまで、第2の目標車間値を暫
減させて、この値を目標車間値Lrとして車間制御部2
7に出力する(前記ステップS2、ステップS9、ステ
ップS10、ステップS11)。この図10に示す例で
は、車間設定部25は、時刻T1から時刻T2までの間
を、減速度Vdが所定閾値GCRdec以上になっている
として、現在の車間である(5)第2の目標車間値Bを
そのまま(すなわち、第2の目標車間値を暫減させず
に)目標車間値Lrとして車間制御部27に出力してい
る。そして、車間設定部25は、時刻T2の後に、減速
度Vdが所定閾値GCRdec未満になったとして、この
場合において、(5)第2の目標車間値Bが第1の目標
車間値A未満のときに、第2の目標車間値Bを時刻T3
で第1の目標車間値A(修正目標車間値Lrr)に達する
ように、ΔT時間内で暫減するようにして、この第2の
目標車間値Bを目標車間値Lrとして車間制御部27に
出力している。
【0051】減速している最中に、運転者によりシフト
ダウンがなされる可能性があるが、この場合、運転者の
シフトダウン動作は減速意図によるものと考えられるの
で、例えば、シフトダウンに起因して目標車間距離を狭
くする車間制御を実行してしまうと運転者の減速意図と
矛盾した車間制御となる可能性がある。そこで、前述し
たように、減速度が車間変更禁止閾値(前記所定閾値G
CRde c)を下回るまで(時刻T2まで)車間制御を行
わないようにするとともに、この閾値を下回ったタイミ
ングで、車間制御を再開して、車間距離の変更を可能に
して、目標車間値を暫減できるようにしている。このよ
うにすることで、減速している最中に、運転者によりな
されたシフトダウンに基づく目標車間距離の変更を無効
にして、より運転者の意図に合致させることができる。
さらに、時刻T2の後に、前述の例と同様に、目標車間
値Lrを△T時間内で暫減させる車間制御を開始するこ
とで、車両速度変化を抑えて、大きな挙動変化を防止し
て、これにより、運転者に違和感を感じることなくスム
ーズに車間を変化させている。
【0052】なお、本発明は、前述の実施の形態に適用
されることに限定されるものではない。すなわち、前述
の実施の形態では、主に変速を変更した場合に、エンジ
ンブレーキ力に基づいて車間距離を設定する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではない。例え
ば、変速位置を変更していない状態でも、エンジン回転
数Ne等の現在の運転状態が変更される都度、エンジン
ブレーキ力を推定して、そのエンジンブレーキ力に基づ
いて車間距離を設定するようにしてもよい。
【0053】また、前述の実施の形態では、車間制御を
エンジン出力制御装置9により行う場合について説明し
たが、制動制御装置8によりブレーキ7を適宜制御して
車間制御を行うようにしてもよい。例えば、この場合に
は、前述の推定車間値Lrrは、制動制御装置8により実
施される車間制御を加味してその値が決定されるように
なる。また、前述の実施の形態では、マニュアルトラン
スミッション用に構成された車両に本発明を適用した場
合について説明したが、オートマチックトランスミッシ
ョン用に構成された車両に本発明を適用してもよい。し
かし、本発明は、運転者に変速操作が任せられ、自動的
に変速操作がなされないマニュアルトランスミッション
用に構成された車両において、より有効的にその効果が
発揮されるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の追従走行制動装置に適用
した場合の実施の形態を示す図である。
【図2】追従制御用コントローラの機能要素構成を示す
ブロック図である。
【図3】1〜5速におけるエンジン回転数Neとエンジ
ンブレーキ力EBとの関係示す特性図である。
【図4】自車速Vspと設定車間Sとの関係を示す特性図
である。
【図5】エンジンブレーキ力EBと修正係数αとの関係
を示す特性図である。
【図6】ブレーキ温度TPBと修正係数γとの関係を示
す特性図である。
【図7】車間設定部における目標車間値の決定のための
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】修正距離値の経時変化を示す特性図である。
【図9】前記車間設定部の処理により実現される動作の
説明に使用したタイムチャートである。
【図10】前記車間設定部の処理により実現される他の
動作の説明に使用したタイムチャートである。
【符号の説明】
12 車間距離センサ 13 車速センサ 14 エンジン回転数センサ 15 クラッチ状態検出センサ 16 温度センサ 20 走行制御用コントローラ 21 ブレーキ温度検出部 22 シフト位置検出部 23 エンジンブレーキ力推定部 24 減速度検出部 25 車間設定部 26 距離及び相対速度検出部 27 車間制御部 28 車速制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60R 21/00 624 B60R 21/00 624B 624E 624G 627 627 (72)発明者 窪田 賢太 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 寺田 昌司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D044 AA01 AA21 AA25 AA45 AB01 AC05 AC19 AC24 AC26 AC59 AD04 AE04 AE14 AE15 AE21 3G093 AA01 AA04 AA05 BA14 BA15 BA23 CB10 DA01 DB05 DB11 DB16 EA01 EA09 FA04 3G301 HA01 JA03 KA16 LA01 ND01 PE01Z PF01Z PF05Z PF06Z PF07Z 5H180 AA01 CC03 CC11 CC14 LL04 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行車と自車との車間距離を検出する車
    間距離検出手段と、 先行車と自車との目標車間距離を設定する目標車間距離
    設定手段と、 先行車と自車との実車間距離が前記目標車間距離になる
    ように自車の駆動力を制御する駆動力制御手段を備えた
    車両用走行制御装置において、 現在の運転状態においてスロットルを全閉にしたと仮定
    した場合のエンジンブレーキ力を推定するエンジンブレ
    ーキ力推定手段と、 該エンジンブレーキ力推定手段が推定したエンジンブレ
    ーキ力に基づいて前記目標車間距離を補正する目標車間
    距離補正手段とを設けたことを特徴とする車両用走行制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記目標車間距離補正手段は、前記エン
    ジンブレーキ力が小さい場合には前記目標車間距離を増
    大方向に補正することを特徴とする請求項1記載の車両
    用走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記目標車間距離補正手段は、前記エン
    ジンブレーキ力が大きい場合には前記目標車間距離を減
    少方向に補正することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の車両用走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記目標車間距離補正手段は、前記目標
    車間距離を長くする場合には、前記目標車間距離を暫増
    させ、又は前記目標車間距離を短くする場合には、前記
    目標車間距離を暫減させることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の車両用走行制御装置。
  5. 【請求項5】 車両の速度の減速量を検出する減速量検
    出手段を備えており、前記目標車間距離補正手段は、前
    記減速量検出手段が検出した減速量が所定の閾値以上の
    場合には、前記目標車間距離を維持することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用走行制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記目標車間距離補正手段は、前記減速
    量検出手段が検出した減速量が所定の閾値以上の場合に
    おいて変速位置が低速段に変更されたときには、前記減
    速度が前記所定の閾値未満になるまで、前記低速段に対
    応されるエンジンブレーキ力に基づく前記目標車間距離
    の補正の実施を延期することを特徴とする請求項5記載
    の車両用走行制御装置。
  7. 【請求項7】 変速位置を検出する変速位置検出手段を
    備えており、前記エンジンブレーキ力推定手段は、各変
    速位置の前記エンジンブレーキ力を推定するとともに、
    前記目標車間距離補正手段は、前記エンジンブレーキ力
    推定手段が推定した各変速位置のエンジンブレーキ力の
    うちの前記変速位置検出手段が検出した変速位置に対応
    するエンジンブレーキ力に基づいて前記目標車間距離を
    補正することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の車両用走行制御装置。
  8. 【請求項8】 前記エンジンブレーキ力推定手段は、エ
    ンジン回転数に応じて前記エンジンブレーキ力を推定す
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    車両用走行制御装置。
  9. 【請求項9】 変速位置の変更が手動でなされるマニュ
    アルトランスミッションを備えていることを特徴とする
    請求項1乃至8記載のいずれかに記載の走行制御装置搭
    載車両。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010535981A (ja) * 2007-08-11 2010-11-25 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト ガス交換弁作動装置
JP2015047048A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 トヨタ自動車株式会社 車両
JP2019155949A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 ワブコジャパン株式会社 隊列走行方法および車両
CN113460020A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 重庆长安汽车股份有限公司 一种基于制动能力的车辆制动控制方法及控制系统

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