JP2003127245A - 伝動ベルトの製造方法 - Google Patents

伝動ベルトの製造方法

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JP2003127245A JP2002222542A JP2002222542A JP2003127245A JP 2003127245 A JP2003127245 A JP 2003127245A JP 2002222542 A JP2002222542 A JP 2002222542A JP 2002222542 A JP2002222542 A JP 2002222542A JP 2003127245 A JP2003127245 A JP 2003127245A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全部又は一部が繊維材料で被覆されたゴムベ
ルトにおいて、前記繊維材料に、少なくともフッ素樹脂
粉末を含む粉末状減摩材を摩擦係数低減作用が発揮され
やすい形態にして大量に含有させ、前記繊維材料の摩擦
抵抗を長期にわたって低減させ、ベルトの寿命を向上さ
せた伝動ベルトの製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 繊維材料をレゾルシン−ホルマリン−ゴ
ムラテックス処理液に少なくともフッ素樹脂粉末23を
含む粉末状減摩材を添加し分散した第1処理液に含浸し
乾燥して、該減摩材を繊維材料の表裏面及び繊維間に集
束させた後、更にイソシアネート化合物もしくはエポキ
シ化合物が添加されたゴム糊からなる第2処理液に含浸
し乾燥して未加硫の第1ゴム層5を付着し、得られた処
理繊維材料をベルト本体と一体的に加硫する伝動ベルト
の製造方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝動ベルトの製造方
法に係り、ゴム配合物で形成されたベルト本体の表面の
全部又は一部が繊維織物などの繊維材料で被覆され、繊
維材料の摩擦抵抗を長期にわたって低減させてベルトの
寿命を向上させた伝動ベルトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンのカム軸及びインジェ
クションポンプやオイルポンプ、水ポンプ等の補機類を
同時に駆動する歯付ベルトにおいては、エンジンの高出
力化やエンジンルームのコンパクト化に伴い使用条件が
一層厳しくなり、更なる耐久性の向上が要求されてきて
いる。また、一般産業用機械に使用される歯付ベルトも
同様でベルトの取り替え周期の延長を要求されている。
【0003】このような歯付ベルトの故障形態は、心線
の疲労によるベルトの切断と過負荷や歯布摩耗による歯
欠けに大別される。心線の疲労による切断に対しては、
アラミド心線や高強度ガラスの細径心線の使用や耐熱性
に優れる水素化ニトリルゴム(H−NBR)配合物の使
用、エンジン側の改良としてベルト張力を始動時及び走
行時共一定に保つオートテンショナーの使用等により改
良され、切断故障の発生は減少している。
【0004】しかし、歯欠けの発生については、高強力
タイプのナイロン6−6、アラミド繊維を使用した歯布
の使用などの対策が施されているものの、未だ十分では
ない。そこで、歯布を被覆した歯付ベルトの耐歯欠け性
を更に向上させるために、歯布表面の低摩擦係数化を図
ることが有力視されている。EP0662571B1に
は、歯布の織物層の外側にフッ素樹脂を含むポリマーマ
トリックス層を吹き付け又は塗布によりコーティングす
る歯付ベルトが提案されている。このフッ素樹脂は、特
殊なポリマーマトリックス内に境界層無しに結合されて
いる。そして、このポリマーマトリックスを歯布に結合
させる。しかしながら、フッ素樹脂がポリマーマトリッ
クスに強固に結合されているため、フッ素樹脂がマトリ
ックスに囲われたままになって、フッ素樹脂による摩擦
係数低減作用が十分発揮できなくなるという問題点があ
った。また、ポリマーマトリックスの材質的制限から、
含有できるフッ素樹脂量が少なく、ポリマーマトリック
ス層の厚みも薄くなり、フッ素樹脂による耐歯欠け性の
向上が十分ではないという問題点があった。
【0005】また、特開平7−151190号には、歯
布の表面及び内部に繊維化したフッ素樹脂を含むゴム混
合物を含浸させ、歯布の裏面を接着層を介してベルト本
体のゴム層に結合する歯付ベルトが提案されている。ゴ
ム混合物中のフッ素樹脂を混練工程等により繊維化する
のは、ゴム混合物中のフッ素樹脂が異物化してゴム混合
物の強度を低下させないためである。しかし、ゴム混合
物中で繊維化したフッ素樹脂は、摩擦面に露出する機会
が少なく、フッ素樹脂による摩擦係数低減作用が十分で
はなくなるという問題点があった。また、フッ素樹脂を
繊維化して異物化させずに強度を維持するために、歯布
に含浸させるゴム100重量部に対して1〜30重量部
程度のフッ素樹脂しか含有させることができず、耐歯欠
け性の向上が十分ではないという問題点があった。
【0006】また、一般産業用及び自動車用の動力伝達
用途のVベルト、Vリブドベルトにおいては、ベルト背
面とプーリとの摩耗及び異音の発生を防止するために、
ベルト背面に繊維材料からなる織物が貼り付けられた構
造になっている。この場合も、歯付ベルトと同様に繊維
織物の摩擦係数を低減させることによって、耐磨耗性を
向上させ、異音を低下させることが要望されているが、
有効な対策が提案されていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであって、ゴム配合物で形成されたベ
ルト本体の表面の全部又は一部が繊維材料で被覆された
ゴムベルトにおいて、前記繊維材料に、少なくともフッ
素樹脂粉末を含む粉末状減摩材を摩擦係数低減作用が発
揮されやすい形態にして大量に含有させ、前記繊維材料
の摩擦抵抗を長期にわたって低減させ、ベルトの寿命を
向上させた伝動ベルトの製造方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はベルト本体に被
覆される繊維材料に、樹脂系接着成分と、ゴム成分と、
少なくともフッ素樹脂粉末を含む粉末状減摩材との混合
物を含浸付着させて、粉末状減摩材を前記繊維材料の表
裏面及び繊維間に集束させ、多量の粉末状減摩材を含有
させることができるとともに、特にフッ素樹脂粉末が摩
擦面に対して露出する機会が増大し、フッ素樹脂粉末に
よる摩擦係数低減作用を確実に発揮できる、という知見
を得て完成されたものである。
【0009】すなわち、本願請求項1記載の発明は、ゴ
ム配合物で形成されたベルト本体の表面の全部又は一部
が繊維材料で被覆された伝動ベルトの製造方法におい
て、上記繊維材料をレゾルシン−ホルマリン−ゴムラテ
ックス処理液に少なくともフッ素樹脂粉末を含む粉末状
減摩材を添加し分散した第1処理液に含浸し乾燥して、
該減摩材を繊維材料の表裏面及び繊維間に集束させた
後、更にイソシアネート化合物もしくはエポキシ化合物
が添加されたゴム糊からなる第2処理液に含浸し乾燥し
て未加硫のゴム層を付着し、得られた処理繊維材料をベ
ルト本体と一体的に加硫した伝動ベルトの製造方法にあ
り、多量のフッ素樹脂粉末をレゾルシン−ホルマリンの
初期縮合物である樹脂分とゴムラテックスの固形分を介
して繊維材料の表面もしくは付近に集束させることがで
き、処理繊維材料の摩耗を保護し、低い摩擦係数を長期
に維持することができる。また、イソシアネート化合物
もしくはエポキシ化合物を含むゴム層を付着することに
よって、該ゴム層とベルト本体との接合を強固にするこ
とができる。
【0010】本願請求項2記載の発明は、上記の処理繊
維材料が更にゴム糊からなる第3処理液に含浸し、乾燥
させて未加硫の最外ゴム層を付着させたものである伝動
ベルトの製造方法にあり、最外ゴム層を設けることによ
って減摩材を付着させた処理繊維材料を長期に保護する
ことができ、フッ素樹脂粉末による摩擦係数低減の作用
効果を長期にわたり発揮させることもできる。
【0011】本願請求項3記載の発明は、伝動ベルトと
して長さ方向に沿って所定間隔で配置した複数の歯部
と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に繊
維材料を被覆した歯付ベルトであり、上記の処理を施し
た繊維材料を用いることにより、ベルトの寿命を長期化
させることができる。
【0012】本願請求項4記載の発明は、前記フッ素樹
脂粉末がレゾルシン−ホルマリン−ゴムラテックス処理
液のゴムラテックス固形分100重量部に対して30〜
200重量部添加され、その粒子径が100μm以下で
ある伝動ベルトの製造方法にある。
【0013】本願請求項5記載の発明は、フッ素樹脂粉
末が水分散物である伝動ベルトの製造方法にあり、これ
によりフッ素樹脂粉末をレゾルシン−ホルマリン−ゴム
ラテックス処理液に均一に添加させることができる。
【0014】本願請求項6記載の発明は、第1処理液の
フッ素樹脂粉末がポリテトラフルオロエチレン、ポリト
リフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルコキシエチレン共重合体、テトラフ
ルオロエチレン−エチレン共重合体から選ばれた少なく
とも1種である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法によって
得られた歯付ベルトを図面に基づいて説明する。図1は
歯付ベルトの歯面に被覆された繊維材料(歯布)の拡大
断面図であり、図2は歯付ベルトの構造を示す斜視図で
ある。
【0016】図2において、歯付ベルトAは長手方向に
沿って所定間隔で配置した複数の歯部3と、歯部3と連
続する背部2と、背部2に埋設された心線1と、歯部2
の表面に被覆された歯布4とを有する構造である。背部
2と歯部3は、ゴム配合物9で形成されたベルト本体を
構成する。また、歯布4はベルトの長手方向に延在する
緯糸7と、ベルトの幅方向に延在する経糸8とを織成し
て成る繊維織物を基材として構成される。むろん、上記
の繊維材料には織物以外にニット、不織布なども含まれ
る。
【0017】図3に示すVリブドベルトBは、繊維材料
のカバー帆布30からなる伸張部32と、コードよりな
る心線41を埋設したクッションゴム層33と、その下
側に弾性体層である圧縮部36からなっている。この圧
縮部36は、ベルト長手方向に延びる断面略三角形であ
る台形の複数のリブ37と溝部38を有している。
【0018】なお、VリブドベルトやVベルトにあって
は、ゴム配合物で形成されたベルト本体の背面や周囲に
処理繊維材料が被覆され、この繊維材料にプーリが転接
する構造になっている。このように、処理繊維材料はベ
ルトの伝動面又は背面の両方又はいずれか一方に被覆さ
れ、ベルト本体の表裏の全面又は一部に被覆される。
【0019】しかして、本実施例では、まず歯布4やカ
バー帆布30を構成している繊維材料をレゾルシン−ホ
ルマリン−ゴムラテックス(RFL)処理液にフッ素樹
脂粉末を添加し分散した第1処理液に含浸した後、一対
の加圧ロール間を通して第1処理液の付着量を調節す
る。その後、150〜200°Cで1〜3分間加熱乾燥
する。
【0020】得られた処理歯布4は、緯糸7と経糸8と
を織成してなる繊維材料の表面と裏面と繊維間にフッ素
樹脂粉末が集束するように、ゴム成分21と、樹脂系接
着成分22と、フッ素樹脂粉末23とからなる混合物2
4が含浸形成される。
【0021】ゴム成分21はゴムラテックスを加熱し乾
燥して得られたゴム固形物であり、樹脂系接着成分22
はレゾルシンとホルマリンの初期縮合物である。前記ゴ
ム成分21と樹脂系接着成分22は、RFL処理液を乾
燥、加熱した後に残る固形分である。
【0022】樹脂系接着成分22は緯糸7及び経糸8の
繊維に接着している。また、ゴム成分21と樹脂系接着
成分22とで構成されるマトリックス中にはフッ素樹脂
粉末23が分散して混合されている。そして、フッ素樹
脂粉末23とゴム成分21及び樹脂系接着成分22とは
結合されておらず、フッ素樹脂粉末23の周囲の全部又
は一部に隙間が形成されている。
【0023】前記RFL処理液は、レゾルシンとホルマ
リンの初期縮合物とゴムラテックスとを混合したもので
あり、この場合レゾルシンとホルマリンのモル比は3/
1〜1/3にすることが接着力を高めるうえで好適であ
る。また、レゾルシンとホルマリンの初期縮合物は、こ
れをゴムラテックスのゴム分100重量部に対してその
樹脂分が5〜50重量部になるようにゴムラテックスと
混合したうえ、フッ素樹脂粉末を含む全固形濃度を10
〜40%濃度に調節する。
【0024】ゴム成分21を形成するゴムラテックスと
しては、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共
重合体(VP)、スチレンブタジエン共重合体(SB
R)、クロロプレン(CR)、アクリロニトリルブタジ
エン共重合体(NBR)、水素添加NBR(H−NB
R)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、天然
ゴム等の一種又は二種以上のブレンド物が使用される。
【0025】前述したゴム成分21や樹脂系接着成分2
2とも結合しないフッ素樹脂粉末23は、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
テトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルコキシエチ
レン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重
合体の一種以上である。フッ素樹脂粉末23中のフッ素
原子数の割合が多い程、摩擦係数低減効果は大きい。そ
のため、同量の繊維材料への付着量を前提とした場合、
上記フッ素樹脂粉末23の中ではポリテトラフルオロエ
チレンが最も摩擦係数低減の効果が大きく歯欠け寿命が
長い。しかし、他のフッ素樹脂粉末も分子内のフッ素原
子数の割合にほぼ比例してその効果がある。
【0026】このようなフッ素樹脂粉末23は、前記R
FL処理液中のゴム成分100重量部に対して30〜2
00重量部(より好ましくは50〜200重量部)添加
し、均一に分散させた処理液とする必要がある。また、
処理液に繊維材料を浸漬し乾燥させ、浸漬前の繊維材料
の重量に対して、フッ素樹脂粉末を含む固形の混合物2
4が5〜40%の付着量となるように調整することが好
ましい。30重量部未満又は5%未満のフッ素樹脂粉末
であると、繊維材料に絡むフッ素樹脂粉末の総量が少な
く、摩擦係数低減効果が認められにくくなる。300重
量部を越える又は40%を越えるフッ素樹脂粉末である
と、繊維材料に絡むフッ素樹脂粉末の総量が多すぎ、繊
維材料のベルト本体等への接着性が低下し、ベルト性能
の低下を来す。
【0027】尚、本発明では、フッ素樹脂粉末23とと
もに下記に示すフッ素樹脂粉末以外の粉末状減摩材も併
用することもできる。この場合の粉末状減摩材は前記R
FL処理液中のゴム成分100重量部に対して30〜2
00重量部であり、フッ素樹脂粉末の添加量を多くする
ことが好ましい。しかし、フッ素樹脂粉末と粉末状減摩
材の混合比率には、特に制限はない。
【0028】前記混合物の繊維材料への付着量を測定す
る方法は、浸漬処理前の繊維材料の質量を秤量し質量
(W1)を計り、次にフッ素樹脂粉末を分散させたRF
L処理液に繊維材料を浸漬し、その後繊維材料をオーブ
ンに入れ質量が一定になる迄乾燥を続け、最終質量(W
2)を計り、式((W2−W1)/W1)×100
(%)で算出する方法である。
【0029】繊維材料の内部まで大量のフッ素樹脂粉末
23を絡ませるためには、粉砕又は造粒により粉粒状と
なったものであり、その平均粒子径が100μm以下
(より好ましくは10μm以下)になったものを用い
る。100μmを越えると、RFL処理液中にフッ素樹
脂粉末が沈降して均一に分散しにくくなり、更に混合物
内におけるフッ素樹脂粉末の表面積が減少して摩擦係数
低減効果が少なくなるからである。このような観点か
ら、フッ素樹脂粉末は出来るだけ小さい粒径のもの例え
ば10μm以下のものが好ましい。
【0030】フッ素樹脂粉末を付着処理した繊維材料に
対して、更にゴム糊を付着させることができる。図1の
例では、上記繊維材料をイソシアネート化合物もしくは
エポキシ化合物とベルト本体と同種のゴム配合物とをメ
チルエチルケトン(MEK)、トルエン等の溶剤に溶解
し、混合した第1ゴム糊に含浸付着させた後、一対の加
圧ロール間を通して第1ゴム糊の付着量を調節する。そ
の後、150〜180°Cで1〜3分間加熱乾燥して第
1ゴム層5を形成する。
【0031】ここで使用するイソシアネート化合物は、
フッ素樹脂粉末を付着処理した繊維材料とベルト本体と
の接着力を向上させるものであり、その具体例として
は、例えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、トリレン2,4−ジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、ポリアリールポリイソシアネート(例えば
商品名としてPAPIがある)等がある。このイソシア
ネート化合物もトルエン、メチルエチルケトン等の有機
溶剤に混合して使用される。また、上記イソシアネート
化合物にフェノール類、第3級アルコール類、第2級ア
ルコール類等のブロック化剤を反応させてポリイソシア
ネートのイソシアネート基をブロック化したブロック化
ポリイソシアネートも使用可能である。
【0032】また、エポキシ化合物としては、例えばエ
チレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコールや、ポリエチレングリコール等のポ
リアルキレングリコールとエピクロルヒドリンのような
ハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物や、レゾル
シン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタ
ン、フェノール.ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン.
ホルムアルデヒド樹脂等の多価フェノール類やハロゲン
含有エポキシ化合物との反応生成物などである。上記エ
ポキシ化合物はトルエン、メチルエチルケトン等の有機
溶剤に混合して使用される。
【0033】更に、本発明では、第1ゴム層5を形成し
た繊維材料を、ベルト本体と同種のゴム配合物に配合
し、メチルエチルケトン(MEK)、トルエン等の溶剤
に溶解し、混合した第2ゴム糊に含浸付着させた後、一
対の加圧ロール間を通して第2ゴム糊の付着量を調節す
る。その後、80〜150°Cで1〜3分間加熱乾燥し
て最外層の第2ゴム層6を付着させる。
【0034】歯付ベルトの製造方法は、上記の処理した
繊維材料をミシンジョントして筒状にしたものを溝条部
と凸条部を交互に有するモールドに挿入した後、コード
からなる心線をスピニングし、その上にベルト本体を形
成する未加硫ゴムシートを巻き付ける。その後、ジャケ
ットを被せた後、加硫工程に移される。加硫時に、未加
硫ゴムシートを繊維材料とともに溝条部へ流し込み、処
理繊維材料をベルト本体と一体的に加硫してベルトスリ
ーブを作製する。加硫したベルトスリーブをモールドか
ら抜き取った後、これを切断機の2つの軸に取り付け、
張力を与えて回転させながら、カッターによって所定幅
に切断して歯付ベルトを作製する。
【0035】また、Vリブドベルトの製造方法の一例は
以下の通りである。まず、円筒状の成形ドラムの周面に
1〜複数枚の処理した繊維材料とクッションゴム層とを
巻き付けた後、この上にロープからなる心線を螺旋状に
スピニングし、更に圧縮ゴム層を順次巻き付けて積層体
を得た後、これを加硫して加硫スリーブにする。次に、
加硫スリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架され所定
の張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走
行中の加硫スリーブに当接するように移動して加硫スリ
ーブの圧縮ゴム層表面に3〜100個の複数の溝状部を
一度に研削する。このようにして得られた加硫スリーブ
を駆動ロールと従動ロールから取り外し、該加硫スリー
ブを他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、
カッターによって所定に幅に切断して個々のVリブドベ
ルトに仕上げる。
【0036】歯布4やカバー帆布30の緯糸7、経糸8
等を形成する繊維材料の材質としては、それぞれナイロ
ン、アラミド、ポリエステル、ポリベンゾオキサゾー
ル、綿等の何れか又はこれらの組み合わせが採用でき
る。繊維の形態は、フィラメント糸及び紡績糸の何れで
も良く、単独組成の撚糸又は混撚糸、混紡糸の何れであ
っても良い。混合物24のフッ素樹脂粉末23、ゴム成
分21や樹脂系接着成分22が各繊維の間にまで含浸で
きる程度の太さのものが集まった繊維が好ましい。歯付
ベルトの場合、使用環境と要求寿命により、ナイロン、
アラミド等が使用される。VベルトやVリブドベルトの
場合、通常綿糸、綿とポリエステルの混紡糸が使用され
るが、特に高い使用温度又は及び高負荷である場合に
は、ポリベンゾオキサゾール繊維、ポリエチレンナフタ
レート等も使用される。
【0037】また、織成構成は綾織り、繻子織り、平織
り等何れでもフッ素樹脂粉末23を大量に含ませること
ができる。フッ素樹脂粉末23が分散した混合物24が
繊維織物の表裏面及び内部に効果的に含浸付着するため
には、混合物24が繊維織物の表裏面及び内部で互いに
連通状態になる程度に、糸の太さや密度を選択する。
【0038】自動車用歯付ベルトであって、使用環境が
100℃以上の高温で、150,000km以上の長寿
命を要求される場合、ベルト本体にH−NBRが使用さ
れるが、歯布に含浸付着されるRFL処理液には、H−
NBRとCSMのラテックスと、VPラテックスとの通
常のブレンド物を使用すると、長寿命を達成できる。一
方、一般産業用Vベルトであって、ベルト本体に天然ゴ
ム及びSBRを使用している場合、ベルト背面を被覆す
る背布に含浸被覆されるRFL処理液には、VPラテッ
クス、SBRラテックス及びこれらのブレンド物を使用
することができる。
【0039】なお、ベルト本体を形成するゴム配合物の
材質には特に制限はなく、使用条件に応じて適切なもの
が適宜選択される。自動車エンジン用及び各種エンジン
用歯付ベルトの場合、耐熱性と耐油性を備えたH−NB
R、CR、CSM等が使用される。一般産業用機械に用
いる歯付ベルトには、H−NBR、CR、CSM以外
に、NBR、エチレンプロピレンジエンモノマー(EP
DM)、エチレンプロピレン共重合体(EPR)、SB
R、イソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)、フッ
素ゴム、シリコンゴム等何れの場合も使用可能である。
このような歯付ベルトの場合、図1で説明した歯布の使
用が有効である。
【0040】また、一般産業用、自動車用のVベルト、
Vリブドベルトには、CR、H−NBR、CSM、N
R、SBR等のゴム配合物が使用される。このようなV
ベルト又はVリブドベルトでは、背面に背布が被覆され
る。この背布は、歯布と同様のRFL含浸付着処理を経
た後、更にその表面にゴム糊にて処理、又はゴム用カレ
ンダーロールで表面処理用ゴムをすり込むかコートする
ことにより作製される。その効果は、ベルト背面が駆動
されるプーリ又はアイドラプーリと接触することによる
磨耗性の改良による寿命の延長、更にベルト背面がプー
リと接触するときの摩擦力が低減されることによる異音
の低減である。
【0041】また、ベルト本体の内部に埋設される心線
1に制限はなく、一般にはガラス心線及びアラミド心線
が使用される。また、ポリベンゾオキサゾール、ポリパ
ラフェニレンナフタレート、ポリエステル、アクリル、
カーボン、スチールを組成とする撚コードの何れでも使
用できる。ガラス心線の組成はEガラス、Sガラス(高
強度ガラス)何れでも良く、フィラメントの太さ及びフ
ィラメントの収束本数及びストランド本数に制限されな
い。また、接着処理剤及び屈曲時のガラスフィラメント
の保護材として使用されるサイジング剤、RFL、オー
バーコート剤等にも制限されない。一方、アラミド心線
においても、材質の分子構造の違いや心線構成及びフィ
ラメントの大きさや接着処理剤の違いによっても制限さ
れない。他の組成からなる心線の撚コードについても同
様に特別の制限はない。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、目的を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0043】表1に組成と構成を示す被覆用の繊維織
物、表2にゴム配合物、表3にRFL処理液(第1処理
液)、そして表4にゴム糊(第3処理液)を示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】 実施例A 表1の繊維材料を、フッ素樹脂粉末を含むRFL処理液
に浸漬し、120℃にて乾燥後、180℃にて2分間熱
処理した。次に、表2のゴム配合物をMEKもしくはト
ルエンなどの有機溶剤に溶かした後にイソシアネート化
合物であるポリアリールポリイソシアネート(商品名P
API)を添加した処理液に、RFL処理後の繊維織物
を浸漬し、乾燥して第1ゴム層を形成した。更に、表4
の処理液配合表に従って、表2のゴム配合物100重量
部に対してノクラックNBC(老化防止剤)を20重量
部加え、MEKもしくはトルエンなどの有機溶剤に前記
ゴム配合物とノクラックNBCとが前記混合液に対して
約15%となるような処理液とした。この処理液に上記
第1ゴム層を形成した繊維材料を浸漬し乾燥して第2ゴ
ム層を形成し、ベルト本体被覆用の歯布とした
【0048】次に、ベルト作製用金型に上記の歯布を巻
き付け、表5のSZ撚一対のRFL及びイソシアネート
にて接着処理された心線(ガラス繊維、1.2mm直
径)を一定ピッチ(1.4mm)でスパイラルに一定張
力で巻き付け、その上に表2の配合からなる2.5mm
のゴムシートを貼り付けた。更に、加硫缶に投入して通
常の圧入方式により歯形を形成させた後160℃にて3
0分加圧加硫して、ベルト背面を一定厚さに研磨し一定
幅にカットして走行用歯付きベルトを得た。
【0049】
【表5】
【0050】作製したベルトのサイズは、ベルト幅15
mm、ベルト歯形Y(8.0mmピッチ)、歯数105
であり、通常105Y15と表示される。走行試験装置
として、駆動プーリ歯数19、従動プーリ歯数38にて
駆動プーリ回転数7200rpm、従動プーリ負荷7.
5kWとし、初張力を350N、雰囲気温度を130℃
に設定した高負荷、高張力、高温条件での耐久走行試験
を実施した。その耐久試験における寿命時間と故障形態
をベルトの構成と共に表6〜8に示す。
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
【0054】実施例1〜3と比較例1とにおいて、ナイ
ロン織物を、フッ素樹脂粉末(商品名 フルオンAD
1)を添加したRFL処理液(H−NBRラテックス)
にて処理した場合、高負荷走行寿命時間が大幅に延びて
いることが判る。また、実施例1〜3において、繊維織
物中のゴム成分100重量部に対しフッ素樹脂粉末を3
0〜200重量部添加した場合、効果が顕著である。
【0055】実施例1〜5、実施例14と比較例1にお
いて、RFL処理液に添加されるフッ素樹脂粉末の粒径
は小さいものほど効果が大きく、実施例14のように3
50μmになると、何も添加しない比較例1よりも若干
の効果が見られるが、RFL処理液の分散が不十分とな
ってその効果が粒径の小さい実施例1〜5に比べると小
さくなる。
【0056】実施例9と実施例13において、フッ素樹
脂粉末を含むRFL処理液の濃度を下げて含浸被覆、乾
燥、熱処理後の歯布重量を処理前歯布の重量と比較して
得られる付着量を6%及び4%に調整したが、6%では
顕著な効果が得られるが、4%では若干の効果に留まる
ことから、5%以上が好ましいことが判る。
【0057】実施例6〜8はRFL処理液のゴム成分を
変更したものである。歯布のゴム成分がVP、CR、C
SMの何れであっても、効果が認められる。
【0058】実施例10〜12と比較例2〜4について
は、歯布用織物の組成はアラミド、ポリエステル、PB
Oの何れの織物も、フッ素樹脂粉末を含むRFL処理液
を含浸付着させたものは効果がある。また、ベルト本体
のゴム配合物のゴム成分はCR、CSM、EPTの何れ
のゴム配合物でも効果が認められる。また、歯付ベルト
の心線はガラス心線の他アラミド、PBOからなる心線
を使用しても効果がある。
【0059】実施例B 実施例Aと同様に、Vベルト、Vリブドベルト、変速用
Vベルトにおいても、各ベルトの背面に被覆される背布
にフッ素樹脂粉末を含むRFL処理液を含浸付着させた
ものは、ベルト背面の粘着摩耗の発生が無くまた異音の
発生も少ないこと確認した。
【0060】
【発明の効果】上記構成の本件発明の製造方法による
と、繊維材料をレゾルシン−ホルマリン−ゴムラテック
ス処理液にフッ素樹脂粉末を添加し分散した第1処理液
に含浸し、乾燥させてフッ素樹脂粉末を歯布の表裏面及
び繊維間に集束させた後、更にイソシアネート化合物も
しくはエポキシ化合物が添加されたゴム糊からなる第2
処理液に含浸し、乾燥させて未加硫のゴム層を付着し、
得られた処理繊維材料をベルト本体と一体的に加硫する
ために、多量のフッ素樹脂粉末をレゾルシン−ホルマリ
ンの初期縮合物である樹脂分とゴムラテックスの固形分
を介して繊維材料の表面もしくは付近に集束させること
ができ、処理繊維材料の摩耗を保護し、低い摩擦係数を
長期に維持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって得られた歯付ベルト
の要部の構造を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の製造方法によって得られた歯付ベルト
の全体構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の製造方法によって得られたVリブドベ
ルトの断面斜視図である。
【符号の説明】
1 心線 2 背部 3 歯部 4 歯布 5 第1ゴム層 6 第2ゴム層 7 緯糸 8 経糸 9 ゴム配合物 11,12 境界面 21 ゴム成分 22 樹脂系接着成分 23 フッ素樹脂粉末 24 混合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 21:00 B29K 21:00 27:12 27:12 105:08 105:08 Fターム(参考) 4F213 AA45 AD16 AG17 WA03 WA33 WA36 WA38 WA39 WA43 WA52 WA57 WA73 WA85 WA90 WA92 WB02 WB11 WC03 WE02 WE06 WE07 WE16 WE21 WF01 WF05 WF06 WF24 WK01 WK03 WW01 WW06 WW15 WW21 WW32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム配合物で形成されたベルト本体の表
    面の全部又は一部が繊維材料で被覆された伝動ベルトの
    製造方法において、上記繊維材料をレゾルシン−ホルマ
    リン−ゴムラテックス処理液に少なくともフッ素樹脂粉
    末を含む粉末状減摩材を添加し分散した第1処理液に含
    浸し乾燥して、該減摩材を繊維材料の表裏面及び繊維間
    に集束させた後、更にイソシアネート化合物もしくはエ
    ポキシ化合物が添加されたゴム糊からなる第2処理液に
    含浸し乾燥して未加硫のゴム層を付着し、得られた処理
    繊維材料をベルト本体と一体的に加硫することを特徴と
    する伝動ベルトの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記の処理繊維材料が更にゴム糊からな
    る第3処理液に含浸し、乾燥させて未加硫の最外ゴム層
    を付着させたものである請求項1記載の伝動ベルトの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 伝動ベルトが長さ方向に沿って所定間隔
    で配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有
    し、歯部の表面に上記の処理が施された繊維材料を被覆
    した歯付ベルトである請求項1または2記載の伝動ベル
    トの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フッ素樹脂粉末がレゾルシン−ホル
    マリン−ゴムラテックス処理液のゴムラテックス固形分
    100重量部に対して30〜200重量部添加され、そ
    の粒子径が100μm以下である請求項1、2または3
    記載の伝動ベルトの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記フッ素樹脂粉末が水分散物である請
    求項4記載の伝動ベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 第1処理液のフッ素樹脂粉末がポリテト
    ラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、テト
    ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
    体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシ
    エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン
    共重合体から選ばれた少なくとも1種である請求項1、
    2、3、4または5記載の伝動ベルトの製造方法。
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