JP2003126901A - 熱間圧延設備及び熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延設備及び熱間圧延方法

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JP2003126901A
JP2003126901A JP2001320149A JP2001320149A JP2003126901A JP 2003126901 A JP2003126901 A JP 2003126901A JP 2001320149 A JP2001320149 A JP 2001320149A JP 2001320149 A JP2001320149 A JP 2001320149A JP 2003126901 A JP2003126901 A JP 2003126901A
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plate
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Jiro Hasai
二朗 葉佐井
Yoshihiko Aihara
良彦 相原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラブの厚さ如何にかかわらず、フレアの発
生を未然に回避して通板性を向上させると共に幅精度を
向上することができる熱間圧延設備及び熱間圧延方法を
提供する。 【解決手段】 圧延装置群を有する板製造ラインに板切
断装置5を介して連続鋳造装置1を接続した熱間圧延設
備において、前記板切断装置5の上流に前記連続鋳造装
置1から排出されたスラブ2aを幅方向に圧下するプレ
ス装置13を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機等を有する
板製造ラインに連続鋳造装置が接続された熱間圧延設備
及び熱間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、板製造ラインに連続鋳造装置が
接続された従来の熱間圧延設備を示す。図において、1
は連続鋳造装置であり、同連続鋳造装置からは例えば厚
さ50〜100mmのスラブ2aが形成されて排出され
る。スラブ2aはガイドロール3及び送り用のピンチロ
ール4に案内されて送られ、コイル1個長さ単位で板切
断装置(シャー)5により切断されてトンネル式の加熱
炉6に入り加熱・保温される。この加熱炉6の出側に出
たスラブ2aは、2段の粗圧延機R1 ,R2 による圧延
で所要板厚のシートバー2bに圧延され、コイルボック
ス8の巻取部8aに巻き取られて保温・貯留される。
【0003】コイルボックス8の巻出部8bから出たシ
ートバー2bは、クロップシャー9で先端及び後端が切
断除去された後、7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる
仕上圧延機群Fにより、所要板厚のストリップ2cに仕
上げ圧延される。仕上げ圧延されたストリップ2cは、
冷却用ランアウトテーブル10を通って冷却された後巻
取機11によってコイルに巻き取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
熱間圧延設備にあっては、2段の粗圧延機R1 ,R2
7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる仕上圧延機群Fで
圧延する際に、シートバー2bやストリップ2cの先端
及び後端は、非拘束下で圧延されることから、図4に示
すように、大きなフレア(幅方向の拡がり、図4中の
イ,ロ部参照)が発生し、通板トラブルや幅精度に悪影
響を及ぼしていた。また、フレアの形状は板の先端と後
端で通常、異なっており、幅精度のコントロールの困難
さの一因となっている。
【0005】そこで、従来では、2段の粗圧延機R1
2 の前にエッジャー12を設けて、シートバー2bの
先端及び後端を幅方向に圧縮・圧延することで、大きな
フレアの発生を回避していた。
【0006】ところが、シートバー2bの先端及び後端
は自由端であり、座屈し易いことから、特に、薄スラブ
の場合は、エッジャー12による大きな圧縮量がとれな
いことから、上述した問題点は依然として残っていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、スラブの厚さ如
何にかかわらず、フレアの発生を未然に回避して通板性
を向上させると共に幅精度を向上させることができる熱
間圧延設備及び熱間圧延方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明に係る熱間圧延設備は、圧延装置群を有する
板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続
した熱間圧延設備において、前記板切断装置の上流に前
記連続鋳造装置から排出されたスラブを幅方向に圧下す
るプレス装置を配置したことを特徴とする。
【0009】また、前記プレス装置の金型形状が板製造
ラインの上,下流側で非対称となっていることを特徴と
する。
【0010】本発明に係る熱間圧延方法は、圧延装置群
を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装
置を接続した熱間圧延設備において、前記連続鋳造装置
から排出されたスラブをプレス装置で幅方向に圧下して
から当該圧下部を前記板切断装置で切断することを特徴
とする。
【0011】また、前記プレス装置で幅方向に圧下する
際に、板製造ラインの上,下流側で非対称となっている
金型形状を用いて圧下することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱間圧延設備
及び熱間圧延方法を実施例により図面を用いて詳細に説
明する。
【0013】[実施例]図1は本発明の一実施例を示
す、熱間圧延設備の概略構成図、図2は同じくプレス装
置の要部拡大平面図である。
【0014】図1において、1は連続鋳造装置であり、
同連続鋳造装置からは例えば厚さ50〜100mmのスラ
ブ2aが形成されて排出される。スラブ2aはガイドロ
ール3及び送り用のピンチロール4に案内されて送ら
れ、コイル1個長さ単位で板切断装置(シャー)5によ
り切断されてトンネル式の加熱炉6に入り加熱・保温さ
れる。この加熱炉6の出側に出たスラブ2aは、2段の
粗圧延機R1 ,R2 による圧延で所要板厚のシートバー
2bに圧延され、コイルボックス8の巻取部8aに巻き
取られて保温・貯留される。
【0015】コイルボックス8の巻出部8bから出たシ
ートバー2bは、クロップシャー9で先端及び後端が切
断除去された後、7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる
仕上圧延機群Fにより、所要板厚のストリップ2cに仕
上げ圧延される。仕上げ圧延されたストリップ2cは、
冷却用ランアウトテーブル10を通って冷却された後巻
取機11によってコイルに巻き取られる。
【0016】ここまでは図3に示した従来装置と同様で
あるが、本実施例では、前記板切断装置5の上流に前記
連続鋳造装置1から排出されたスラブ2aを幅方向に圧
下するプレス装置13が配置される。
【0017】前記プレス装置13は、ラインスピードと
同調する左右一対の金型13aを有すると共に、金型1
3aの先端形状がシートバー2bやストリップ2cの先
後端の形状の違いを考慮してラインの上,下流側で非対
称となっている。本実施例では、図2に示すように、傾
斜面aでスラブ2aの後端側が深めに、また傾斜面bで
先端側が浅めにそれぞれ幅圧縮し得るようになってい
る。
【0018】このようにして本実施例では、従来のエッ
ジャー12(図3参照)と異なり、プレス装置13で切
断前(連続した状態)のスラブ2aを幅圧縮するため、
薄スラブであっても座屈し難いことから、大きく幅を狭
められる。
【0019】つまり、従来のエッジャーでは、フレアの
発生を抑える能力に限界があったが、このプレス装置1
3を使用することで、この限界を広げることが可能とな
る。このため、通板性が向上し、生産性の高い圧延設備
にできる。
【0020】また、シートバー2bやストリップ2cの
先後端の形状の違いを考慮し、プレス装置13の金型1
3a形状をラインの上下流側で非対称にすることで、通
板性が向上すると共に板幅精度が向上する。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に係る熱間圧延設備は、圧延装置群を有する板製
造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した
熱間圧延設備において、前記板切断装置の上流に前記連
続鋳造装置から排出されたスラブを幅方向に圧下するプ
レス装置を配置したことを特徴とするので、スラブの厚
さ如何にかかわらず、フレアの発生を未然に回避して通
板性を向上させ、生産性を向上させることができる。
【0023】請求項2に係る熱間圧延設備は、前記プレ
ス装置の金型形状が板製造ラインの上,下流側で非対称
となっていることを特徴とするので、通板性をより一層
向上させると共に板幅精度が向上する。
【0024】請求項3に係る熱間圧延方法は、圧延装置
群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造
装置を接続した熱間圧延設備において、前記連続鋳造装
置から排出されたスラブをプレス装置で幅方向に圧下し
てから当該圧下部を前記板切断装置で切断することを特
徴とするので、請求項1に係る発明と同様の作用・効果
が得られる。
【0025】請求項4に係る熱間圧延方法は、前記プレ
ス装置で幅方向に圧下する際に、板製造ラインの上,下
流側で非対称となっている金型形状を用いて圧下するこ
とを特徴とするので、請求項2に係る発明と同様の作用
・効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、熱間圧延設備の概略
構成図である。
【図2】同じくプレス装置の要部拡大平面図である。
【図3】従来の熱間圧延設備の概略構成図である。
【図4】フレアの発生状態の説明図である。
【符号の説明】
1 連続鋳造装置 2a スラブ 2b シートバー 2c ストリップ 3 ガイドロール 4 ピンチロール 5 板切断装置 6 加熱炉 8 コイルボックス 9 クロップシャー 10 冷却用ランアウトテーブル 11 巻取機 12 エッジャー 13 プレス装置 R1 ,R2 粗圧延機 F1 〜F7 仕上圧延機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延装置群を有する板製造ラインに板切
    断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備に
    おいて、前記板切断装置の上流に前記連続鋳造装置から
    排出されたスラブを幅方向に圧下するプレス装置を配置
    したことを特徴とする熱間圧延設備。
  2. 【請求項2】 前記プレス装置の金型形状が板製造ライ
    ンの上,下流側で非対称となっていることを特徴とする
    請求項1記載の熱間圧延設備。
  3. 【請求項3】 圧延装置群を有する板製造ラインに板切
    断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備に
    おいて、前記連続鋳造装置から排出されたスラブをプレ
    ス装置で幅方向に圧下してから当該圧下部を前記板切断
    装置で切断することを特徴とする熱間圧延方法。
  4. 【請求項4】 前記プレス装置で幅方向に圧下する際
    に、板製造ラインの上,下流側で非対称となっている金
    型形状を用いて圧下することを特徴とする請求項3記載
    の熱間圧延方法。
JP2001320149A 2001-10-18 2001-10-18 熱間圧延設備及び熱間圧延方法 Withdrawn JP2003126901A (ja)

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