JP2003126474A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2003126474A
JP2003126474A JP2001323779A JP2001323779A JP2003126474A JP 2003126474 A JP2003126474 A JP 2003126474A JP 2001323779 A JP2001323779 A JP 2001323779A JP 2001323779 A JP2001323779 A JP 2001323779A JP 2003126474 A JP2003126474 A JP 2003126474A
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JP
Japan
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frame
adhesive
glass
pachinko machine
adhesive agent
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Application number
JP2001323779A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
悟士 中村
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラスとフレームの接着強度を高くすると共
に、ガラスフレーム自体の強度を高くすることを課題と
する。 【解決手段】断面凸型のフレーム12にガラス14を接
着する際、プライマー処理をしたフレーム12の立面2
2に設けた、断面半円形の接着剤溜り16に接着剤20
を溜める。接着剤溜り16の断面形状に角がないため空
気が溜って接着強度を下げる恐れがない。さらに応力が
分散されるので変形、白化、クラック等の発生を防げ
る。またガラス断面との支持面24にも接着剤溜り18
を設けたため、当該面にも十分な接着剤が充填され、接
着強度が向上する。また、フレーム12は発泡成形法で
成形したので、肉盗みの溝が不要で接着剤溜り16に応
力集中が起こらず、変形、白化、クラック等の発生を防
げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技盤前面を覆うガ
ラスをユニット化したパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤の前面を覆う窓枠にはフレ
ーム102が取付けられるようになっている。このフレ
ームは図5〜図7に示されているように、断面凸型形状
をしており、支持面102A、立面102Bに、接着剤
で外側ガラス104と内側ガラス104を接着し、ガラ
ス間に密封空間を設けた2重ガラス構造となっている。
支持面102Aと立面102Bの突合せ部には接着剤溜
りとなる溝106が形成され、ガラス104とフレーム
102の間に介在する接着剤の容積を増加させて接着強
度を向上させている。
【0003】しかし当該方式では、図6に示すように、
接着剤溜りを形成する溝106の断面形状が楔形をして
いる(直線で角部が形成されている)ため、接着剤塗布
時に接着剤110の流動性では、溝106の最深部まで
接着剤110が充填されないため、空気溜り112が生
じ接着強度が落ちる、という欠点がある。
【0004】さらに、溝106の断面形状が角部114
を持つため応力集中が発生し、変形、白化、クラック等
の恐れがある。
【0005】また、金型でソリッド成形法によりフレー
ム102を成形すると、肉厚のフレーム102の変形
(反り)が問題となるため、フレーム外周部に肉盗みの
溝108を形成することで対処している。そのため接着
剤溜り106の角部と肉盗みの溝108の間が薄肉とな
り、変形、白化、クラック等の恐れがあるといった問題
点も存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、ガラスとフレームの接着強度を高くすると共
に、ガラスフレーム自体の強度を高くすることを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパチン
コ機は、遊技盤前面を覆うガラスの外周部に装着される
フレームと、このフレームが取付けられる窓枠とを備え
たパチンコ機において、前記フレームにガラスの切断面
が接着される支持面と、前記支持面と直交し、前記ガラ
スの切断面の周辺部が接着される立面とが形成され、立
面に凹設された接着剤溜りの溝断面が略半円形をしてい
ることを特徴とする。
【0008】上記構成の発明では接着剤を塗布する際、
接着剤溜りの断面形状が連続した曲線となっているため
角部が存在しないので、空気を押出しながら接着剤溜り
の奥まで隙間なく接着剤が充填されるため、接着剤溜り
に空気が残り、接着強度が落ちるような問題は起こらな
い。
【0009】さらに、接着剤溜りの断面形状に、応力集
中が生じるような角部が存在しないため、変形、白化、
クラック等の発生を防ぐことが出来る。
【0010】また、請求項2に記載のパチンコ機は、前
記フレームの支持面に接着剤溜りを設けたことを特徴と
する。
【0011】上記構成の発明では、ガラスの切断面と当
接する支持面の間に接着剤溜りが存在するため、十分な
量の接着剤が充填され、接着面として機能するため、ガ
ラスユニットの接着強度を向上させることができる。
【0012】また、請求項3に記載のパチンコ機は、前
記フレームの支持面と立面にプライマー処理を施したこ
とを特徴とする。
【0013】上記構成の発明では、ガラス用接着剤はA
BS樹脂などのプラスチックに対する接着力が弱いた
め、ガラス用接着剤を使用してガラスとフレームを接着
するためにはフレームの接着面に、薬品によって表面を
荒らしガラス用接着剤の接触面積を増やして接着剤の食
い付きを良くするプライマー処理を施す。これによりガ
ラスユニットの接着強度を向上させることができる。
【0014】さらに、請求項4に記載のパチンコ機は、
前記フレームを発泡成形法で成形したことを特徴とす
る。
【0015】上記構成の発明では、従来のソリッド成形
法において肉厚部分のヒケを抑えるために必要だった肉
盗みの溝が不要となる。すなわちソリッド成形法では、
金型内部に射出した樹脂が金型と接触する部分から硬
化、収縮するため、肉の厚い部分や肉厚の不均一な部分
に凹みができる。このため、断面凸型のフレームをその
まま成形すると肉厚部分が凹み、全体に反りが生じてし
まう。これを予防するため、肉厚部分に肉盗みの溝を設
け、肉厚を均一に近づけている。しかし、溝によって生
じる薄肉部に応力集中が発生しやすく、強度が不足しが
ちになる欠点を持つ。
【0016】これに対して、発泡成形法でフレームを成
形すれば金型内に射出した樹脂が固化するまで膨張し続
けるので、肉盗みの溝を設けて反りの発生を防ぐ必要が
ない。これにより、フレームに薄肉部が生じて変形、白
化、クラック等の発生するような事態を防ぐことが出来
る。
【0017】さらに、金型も構造が簡単で安価なものを
使用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜4には、本形態に係るパチ
ンコ機8が示されている。
【0019】図1に示す、本実施形態に係るパチンコ機
8は、打球発射装置を遊技盤32の左側下方に配置して
遊技球を上方に発射する機種である。
【0020】パチンコ機8は島に取付けるための外枠3
4を備えている。外枠34の前面には、窓部を有する額
縁状の内枠36の一側部が開閉可能に取付けられてい
る。
【0021】内枠36の窓部には、交換可能とされた遊
技盤32が窓部を塞ぐように設置されている。遊技盤3
2の盤面に、ガイドレール38で囲まれた遊技領域が形
成されている。遊技領域には、特別図柄表示装置や大入
賞口(変動入賞装置)等の役物、始動口、入賞口、アウ
ト口が配置されている。
【0022】また、内枠36の縦枠には、フレーム12
が嵌めこまれた窓枠10が開閉可能に取付けられてい
る。この窓枠10と内枠36は、内枠36の他側部に設
けられた施錠装置(シリンダ)40により施錠され、ガ
ラス14で遊技領域が閉塞される。
【0023】一方、窓枠10の下方位置には、パチンコ
機本体内の賞球払出装置から払い出された遊技球(貸
球)や賞球を貯留して打球発射装置(図示省略)へと誘
導する球皿部42を備えた一体皿44が内枠36の縦枠
に開閉可能に取付けられている。
【0024】一体皿44の前面には、左側下部に灰皿4
6が配置され、右側下部には打球発射装置から発射する
遊技球の飛距離を調整するための発射ハンドル48が設
けられている。
【0025】一方、窓枠10には、窓枠の内側に向かっ
て略凸型の断面形状を持つフレーム12が取付けられて
いる。両側からフレーム12を挟む形で2枚のガラス1
4を接着し、磁石等を使用した不正行為を防ぐため2重
ガラス構造を持つ構成となっている。フレームは樹脂成
形品なので形状は自由であり、特に円形や方形である必
要はない。
【0026】フレーム12の立面22には断面が略半円
形の接着剤溜り16が形成されている。この接着剤溜り
16により、フレーム12に接着剤を塗布してガラスを
接着する際、接着剤20の流動性が低くても空気を押出
しながら接着剤溜り16に隙間なく接着剤20が充填さ
れる。これにより、接着剤溜り16に充填された接着剤
20に空気溜りが発生せず、接着面積を増大させ、接着
強度を高く保つことが出来る。
【0027】また、接着剤溜り16の断面形状が略半円
形で角がないため、支持面24と立面22の突合せ部に
応力集中が発生せず、変形、白化、クラック等の発生す
る事態を起こすことがない。
【0028】さらに、フレーム12の支持面24に断面
が略半円形の接着剤溜り18が形成されている。このた
め、従来は接着剤が溜まらず突当て面としての効果しか
期待できなかった支持面24にも十分な量の接着剤20
が充填され、接着強度が向上している。
【0029】また、フレーム12の、ガラス14の内側
表面及び切断面との接触面すなわち立面22と支持面2
4にはプライマー処理を施している。ガラス用接着剤は
ABS樹脂などのプラスチックに対する接着力が弱いた
め、ガラス用接着剤を使用してガラス14とフレーム1
2を接着するためにはフレーム12の立面22と支持面
24に、薬品によって表面を荒らしガラス用接着剤の接
触面積を増やして接着剤の食い付きを良くするプライマ
ー処理を施して、ガラスユニットの接着強度を向上させ
ている。
【0030】また、フレーム12は発泡成形法により形
成された樹脂製(例えば含有重量比5%の発泡剤によっ
て発泡された樹脂製)である。従来のソリッド成形法に
よる成形では部材の肉厚部分や肉厚の不均一な部分にヒ
ケが発生し、部材自体に反りが起こるため、図5に示す
ように肉盗みの溝108を形成し、ヒケの発生を抑える
必要があった。これに対して発泡成形法により成形され
たフレーム12では、成形中に金型内へ射出された樹脂
が膨張を続けるのでヒケが発生せず、肉盗みの溝が不要
となっている。これにより、接着剤溜り16と外周面2
6の間に薄肉部分がなくなり、変形、白化、クラック等
が発生するといった恐れがない。
【0031】さらに、フレーム12を成形する際に使用
する金型も、溝を形成するスライド型が不要になるた
め、ソリッド成形法で使用する複雑な形状のものに比較
して単純な形状で済ませることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、ガラスと
フレームの接着強度を高くすると共に、ガラスフレーム
自体の強度を高くすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】本実施形態に係るパチンコ機のガラスユニット
を一部切り欠いた斜視図である。
【図3】本実施形態に係るパチンコ機のガラスユニット
の断面図である。
【図4】本実施形態に係るパチンコ機のフレームとガラ
スの接合面を示した断面図である。
【図5】従来のガラスユニットを一部切り欠いた斜視図
である。。
【図6】従来のガラスユニットの断面図である。
【図7】従来のフレームとガラスの接合面を示した断面
図である。
【符号の説明】 12 フレーム 14 ガラス 16 接着剤溜り 18 接着剤溜り 20 接着剤 22 立面 24 支持面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤前面を覆うガラスの外周部に装着
    されるフレームと、このフレームが取付けられる窓枠と
    を備えたパチンコ機において、前記フレームにガラスの
    切断面が接着される支持面と、前記支持面と直交し、前
    記ガラスの切断面の周辺部が接着される立面とが形成さ
    れ、立面に凹設された接着剤溜りの溝断面形状が連続し
    た曲線となっていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記支持面に接着剤溜りを設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記支持面と立面にプライマー処理を施
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    パチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記フレームを発泡成形法で成形したこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のパチンコ
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004173953A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Aiwa Raito:Kk ガラス構造体
JP2007282692A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012040444A (ja) * 2011-12-02 2012-03-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016128028A (ja) * 2016-03-07 2016-07-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018075428A (ja) * 2017-12-28 2018-05-17 株式会社三洋物産 遊技機

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