JP2003126379A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126379A
JP2003126379A JP2001326023A JP2001326023A JP2003126379A JP 2003126379 A JP2003126379 A JP 2003126379A JP 2001326023 A JP2001326023 A JP 2001326023A JP 2001326023 A JP2001326023 A JP 2001326023A JP 2003126379 A JP2003126379 A JP 2003126379A
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誠 番野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1には、各種画像を表示可能な
可変表示装置や、遊技に関する制御を行う各種制御基
板、例えば可変表示装置を制御する表示制御基板等が設
けられている。表示制御基板は、各種制御基板と電気的
に接続された外部入出力インターフェースを備えてい
る。複数のパチンコ機1が各外部入出力インターフェー
スを介して電気的に接続されることにより、複数のパチ
ンコ機1間において制御信号を送受信できるようにな
る。そして、複数のパチンコ機1における各可変表示装
置は連鎖的に特定画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
遊技機の一種として、表示演出を行う表示装置等を備え
たパチンコ機が知られている。個々のパチンコ機は、そ
れぞれ個別に遊技球の始動入賞に基づいて各種演出を行
うよう構成されている。従って、各種演出が所定時間内
に行われる回数が少ない場合があり、かかる場合、遊技
者に単調感を抱かせてしまうおそれがある。その結果、
遊技者にとっての興趣が低減されてしまうおそれがあっ
た。 【0003】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、表示演出の行われる機会を
増やすとともに、表示演出の行われる開始時期等を多様
化し、興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を
提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。 【0005】手段1.各種画像を表示可能な表示手段
と、該表示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技
機であって、前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御
手段とを電気的に接続することにより、複数の遊技機間
において制御信号を送受信できるよう構成されるととも
に、前記表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、所定のタイミングで特定処理を実行するとともに、
他の遊技機の表示制御手段に対して前記特定処理を実行
する旨の開始制御信号を出力し、他の遊技機の表示制御
手段から前記開始制御信号を入力した場合には、所定の
タイミングで前記特定処理を実行し、前記表示手段は、
前記特定処理の実行に基づき特定画像を表示することを
特徴とする遊技機。 【0006】上記手段1によれば、複数の遊技機におけ
る各表示制御手段は、互いに制御信号を送受信し、特定
画像を表示する制御を共同して行う。これにより、各遊
技機において表示演出の行われる機会を増やすととも
に、表示演出の行われる開始時期等をより多様化するこ
とができる。その結果、より多彩な表示演出を行い、遊
技者の興趣の向上を図ることができる。 【0007】手段2.各種画像を表示可能な表示手段
と、該表示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技
機であって、前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御
手段とを電気的に接続することにより、複数の遊技機間
において制御信号を送受信できるよう構成されるととも
に、前記表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、所定のタイミングで特定処理を実行するとともに、
他の遊技機の表示制御手段に対して前記特定処理を実行
する旨の開始制御信号を出力し、他の遊技機の表示制御
手段から前記開始制御信号を入力した場合には、所定の
タイミングで前記特定処理を実行し、前記表示手段は、
前記特定処理の実行に基づき特定画像を表示するよう構
成されることにより、前記複数の遊技機における各表示
手段が関連して前記特定画像を表示できるようにしたこ
とを特徴とする遊技機。 【0008】上記手段2によれば、複数の遊技機におけ
る各表示手段は、互いに制御信号を送受信し、特定画像
を表示する制御を共同して行う。従って、前記各表示手
段が関連して特定画像を表示できる。これにより、各遊
技機において表示演出の行われる機会を増やすととも
に、表示演出の行われる開始時期等をより多様化するこ
とができる。その結果、より多彩な表示演出を行い、遊
技者の興趣の向上を図ることができる。 【0009】手段3.各種画像を表示可能な表示手段
と、該表示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技
機であって、前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御
手段とを電気的に接続することにより、複数の遊技機間
において制御信号を送受信できるよう構成されるととも
に、前記表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、特定処理を実行する旨の実行情報を設定するととも
に、他の遊技機の表示制御手段に対して前記実行情報に
関連する特定制御信号を出力し、所定のタイミングで前
記実行情報に基づき前記特定処理を実行し、他の遊技機
の表示制御手段から前記特定制御信号を入力した場合に
は、前記実行情報を設定するとともに、所定のタイミン
グで前記実行情報に基づき前記特定処理を実行し、前記
表示手段は、前記特定処理の実行に基づき特定画像を表
示することを特徴とする遊技機。 【0010】上記手段3によれば、複数の遊技機におけ
る各表示手段は、互いに制御信号を送受信し、特定画像
を表示する制御を共同して行う。これにより、各遊技機
において表示演出の行われる機会を増やすとともに、表
示演出の行われる開始時期等をより多様化することがで
きる。その結果、より多彩な表示演出を行い、遊技者の
興趣の向上を図ることができる。 【0011】手段4.各種画像を表示可能な表示手段
と、該表示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技
機であって、前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御
手段とを電気的に接続することにより、複数の遊技機間
において制御信号を送受信できるよう構成されるととも
に、前記表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、特定処理を実行する旨の実行情報を設定するととも
に、他の遊技機の表示制御手段に対して前記実行情報に
関連する特定制御信号を出力し、所定のタイミングで前
記実行情報に基づき前記特定処理を実行し、他の遊技機
の表示制御手段から前記特定制御信号を入力した場合に
は、前記実行情報を設定するとともに、所定のタイミン
グで前記実行情報に基づき前記特定処理を実行し、前記
表示手段は、前記特定処理の実行に基づき特定画像を表
示するよう構成されることにより、前記複数の遊技機に
おける各表示手段が関連して前記特定画像を表示できる
ようにしたことを特徴とする遊技機。 【0012】上記手段4によれば、複数の遊技機におけ
る各表示手段は、互いに制御信号を送受信し、特定画像
を表示する制御を共同して行う。従って、前記各表示手
段が関連して特定画像を表示できる。これにより、各遊
技機において表示演出の行われる機会を増やすととも
に、表示演出の行われる開始時期等をより多様化するこ
とができる。その結果、より多彩な表示演出を行い、遊
技者の興趣の向上を図ることができる。 【0013】手段5.手段3又は手段4において、前記
複数の遊技機における各表示制御手段は、順次、前記制
御信号を転送可能なように直列に接続され、前記特定画
像を前記複数の遊技機における各表示手段によって連鎖
的に表示するために、前記表示制御手段は、前記特定制
御信号を入力した場合には、前記実行情報を設定すると
ともに、前記特定制御信号を出力した表示制御手段とは
別の表示制御手段と接続されているか否かを判定し、前
記別の表示制御手段と接続されている場合には、該表示
制御手段に対して前記特定制御信号を出力し、前記別の
表示手段と接続されていない場合には、自身を前記特定
処理を最初に開始する起点、又は、最後に開始する終点
として設定し、自身が前記起点となった場合には、所定
のタイミングにおいて前記特定処理を開始するととも
に、該表示制御手段と接続された他の表示制御手段に対
して、前記特定処理を開始する旨の開始制御信号を出力
し、自身が前記起点又は終点にもならない場合には、該
開始制御信号を入力するとともに、所定のタイミングに
おいて前記特定処理を開始し、かつ、該開始制御信号を
出力した表示制御手段とは別の表示制御手段に対して該
開始制御信号を出力し、自身が前記終点となった場合に
は、前記開始制御信号を入力するとともに、所定のタイ
ミングにおいて前記特定処理を開始するようにしたこと
を特徴とする遊技機。 【0014】上記手段5によれば、直列に接続された複
数の遊技機のうちの一端の遊技機から、特定画像の表示
連鎖が開始され、他端の遊技機において終了する。つま
り、複数の遊技機において、特定画像を連鎖的に表示す
ることにより、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を
図ることができる。 【0015】手段6.手段3又は手段4において、前記
複数の遊技機における各表示制御手段は、順次、前記制
御信号を転送可能なように環状に接続され、前記特定画
像を前記複数の遊技機における各表示手段によって連鎖
的に表示するために、前記表示制御手段は、前記特定制
御信号を入力した場合には、前記実行情報を設定すると
ともに、該特定制御信号を出力した表示制御手段とは別
の表示制御手段に対して、前記特定制御信号を出力する
よう構成され、乱数発生手段を備え、前記所定条件が成
立した場合には、前記乱数発生手段から選出された選出
値を判定し、前記選出値が特定値である場合には、自身
を前記特定処理が開始される起点として設定し、前記選
出値が特定値でない場合には、前記選出値から所定値を
減算又は加算した演算値を前記特定制御信号とともに出
力し、前記演算値を他の遊技機の表示制御手段から入力
した場合には、前記演算値を判定し、該演算値が特定値
である場合には、自身を前記特定処理が開始される起点
として設定し、該演算値が特定値でない場合には、該演
算値から所定値を減算又は加算した演算値を前記特定制
御信号とともに出力し、自身が前記起点となった場合に
は、所定のタイミングにおいて前記特定処理を開始する
とともに、該表示制御手段と接続された他の表示制御手
段に対して、前記特定処理を開始する旨の開始制御信号
を出力し、自身が出力し、かつ、複数の遊技機における
各表示制御手段を循環してきた前記特定制御信号を入力
した場合には、前記特定制御信号の循環を終了するよう
にしたことを特徴とする遊技機。 【0016】上記手段6によれば、環状に接続された複
数の遊技機のうちの一遊技機を起点とし、各表示手段に
おいて特定画像が連鎖的に表示される。また、特定画像
の表示連鎖の起点がランダムに選出されるため、特定画
像の表示連鎖パターンをより多様化させることができ
る。結果として、遊技者にとってのさらなる興趣の向上
を図ることができる。なお、上記乱数発生手段には、例
えば所定時間毎に値が所定範囲内で更新される乱数カウ
ンタ等が含まれる。 【0017】手段7.手段3又は手段4において、前記
複数の遊技機における各表示制御手段は、所定の中継手
段を介して並列に接続され、前記各表示制御手段は、前
記中継手段の有する複数の接続部にそれぞれ電気的に接
続され、前記各表示制御手段は、該各表示制御手段が前
記各接続部に接続されることにより、自身を識別するた
めの識別子を設定できるよう構成され、前記特定画像を
前記複数の遊技機における各表示手段によって連鎖的に
表示するために、前記表示制御手段は、乱数発生手段を
備え、前記所定条件が成立した場合には、前記乱数発生
手段から選出される選出値に基づき、自身及び他の遊技
機の表示制御手段が前記特定処理を行う順序を示す順序
情報を前記識別子に関連させ確定し、該順序情報を自身
に設定するとともに、該順序情報を前記識別子に基づい
て他の各表示制御手段に対して前記特定制御信号ととも
に出力するよう構成され、前記特定処理を実行する際に
は、前記順序情報に基づき、前記所定のタイミングを設
定するようにしたことを特徴とする遊技機。 【0018】上記手段7によれば、接続された複数の遊
技機において、特定画像が連鎖的に表示される。また、
特定画像の表示連鎖の順序がランダムに決定されること
となり、特定画像の表示連鎖パターンをより多様化させ
ることができる。なお、上記乱数発生手段には、例えば
所定時間毎に値が所定範囲内で更新される乱数カウンタ
等が含まれる。 【0019】手段8.各種画像を表示可能な表示手段
と、該表示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技
機であって、前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御
手段とを電気的かつ環状に接続することにより、複数の
遊技機間において制御信号を送受信できるよう構成され
るとともに、前記表示制御手段は、所定条件の成立した
場合には、所定のタイミングで特定処理を実行するとと
もに、他の遊技機の表示制御手段に対して前記特定処理
を実行する旨の開始制御信号を出力し、他の遊技機の表
示制御手段から前記開始制御信号を入力した場合には、
所定のタイミングで前記特定処理を実行し、前記表示手
段は、前記特定処理の実行に基づき特定画像を表示する
よう構成されることにより、前記複数の遊技機における
各表示手段が連鎖的に前記特定画像を表示できるように
したことを特徴とする遊技機。 【0020】上記手段8によれば、複数の遊技機におけ
る各表示制御手段は、互いに制御信号を送受信し、特定
画像を表示する制御を共同して行うことにより、各表示
手段において連鎖的に特定画像を表示させる。これによ
り、各遊技機において表示演出の行われる機会を増やす
とともに、表示演出の行われる開始時期等をより多様化
することができる。その結果、より多彩な表示演出を行
い、遊技者の興趣の向上を図ることができる。 【0021】手段9.手段8において、前記表示制御手
段は、前記所定条件の成立した場合には、該表示制御手
段と接続された両隣の表示制御手段に対して、前記開始
制御信号を出力し、自身が出力し、かつ、複数の遊技機
における各表示制御手段を循環してきた前記開始制御信
号を入力した場合には、前記開始制御信号の循環を終了
するようにしたことを特徴とする遊技機。 【0022】上記手段9によれば、所定条件の成立した
遊技機を起点として、前記特定画像の連鎖表示が両方向
に進行していく表示演出が複数の遊技機において行われ
る。結果として、多彩な表示演出により、興趣の向上を
図ることができる。 【0023】手段10.手段5乃至手段9のいずれかに
おいて、前記表示制御手段は、前記特定画像の表示連鎖
が進行する方向を選択する選択手段を備え、前記選択手
段の選択結果に基づき、前記進行方向に関する方向情報
を設定し、該方向情報を前記特定制御信号とともに出力
し、前記方向情報を設定又は入力した場合には、前記表
示手段において前記方向情報に基づく前記特定画像を表
示させるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0024】上記手段10によれば、特定画像の表示連
鎖が進行する方向を適宜変化させ、より多彩な表示演出
を行うことができる。 【0025】手段11.手段1、手段2、手段5、手段
6、手段8乃至手段10のいずれかにおいて、前記所定
条件の成立した表示制御手段は、前記他の遊技機の表示
制御手段から前記開始制御信号を入力した場合には、前
記他の遊技機の表示制御手段が行う特定処理とは異なる
第2の特定処理を行うことを特徴とする遊技機。 【0026】上記手段11によれば、所定条件の成立し
た表示制御手段は、他の遊技機の表示制御手段から開始
制御信号を入力した場合には、前記他の遊技機の表示制
御手段が行う特定処理とは異なる第2の特定処理を行
う。これにより、前記所定条件の成立した表示制御手段
を有する遊技機において遊技を行う遊技者等に対して、
該遊技機において所定条件が成立したことを報知表示す
ることができる。結果として、この報知表示が新たな表
示演出となり、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。 【0027】手段12.手段1乃至手段4のいずれかに
おいて、前記各表示制御手段が前記所定のタイミングに
おいて前記特定処理を同時に実行することにより、前記
各表示手段において前記特定画像が同時に表示されるよ
うにしたことを特徴とする遊技機。 【0028】手段13.手段1乃至手段4のいずれかに
おいて、前記各表示制御手段がランダムなタイミングで
前記特定処理を実行することにより、前記各表示手段に
おいて前記特定画像がランダムに表示されるようにした
ことを特徴とする遊技機。 【0029】上記手段13によれば、接続された複数の
遊技機において特定画像がランダムに表示される。特定
画像の表示パターンを多様化することができる。なお、
上記乱数発生手段には、例えば所定時間毎に値が所定範
囲内で更新される乱数カウンタ等が含まれる。 【0030】手段14.手段1乃至手段10、手段1
2、及び、手段13のいずれかにおいて、前記所定条件
の成立した表示制御手段が行う特定処理と、前記他の遊
技機の表示制御手段が行う特定処理とを異ならせたこと
を特徴とする遊技機。 【0031】上記手段14によれば、所定条件の成立し
た表示制御手段が行う特定処理と、他の表示手段が行う
特定処理とを異ならせたことから、前記所定条件の成立
した表示制御手段を有する遊技機において遊技を行う遊
技者等に対して、該遊技機において所定条件が成立した
ことを報知表示することができる。結果として、この報
知表示が新たな表示演出となり、さらなる興趣の向上を
図ることができる。 【0032】手段15.手段1乃至手段14のいずれか
において、前記表示手段は、前記画像として複数の識別
情報が変動表示される画像を表示可能であって、前記遊
技機は、前記識別情報の表示態様によって各種遊技状態
が示されるものであって、前記特定画像には、前記識別
情報とともに特定表示対象が表示される画像が含まれる
ことを特徴とする遊技機。 【0033】上記手段15によれば、特定表示対象が表
示されることにより、特定画像の表示態様をより多彩な
ものとし、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図る
ことができる。 【0034】手段16.手段15において、前記特定表
示対象は、複数の表示対象により構成されていることを
特徴とする遊技機。 【0035】上記手段16によれば、複数の表示対象が
表示されることにより、特定画像の表示態様をさらに多
彩なものとすることができる。 【0036】手段17.手段15又は手段16におい
て、前記特定表示対象は、前記遊技機に対して、横方向
に移動するように表示されることを特徴とする遊技機。 【0037】上記手段17によれば、複数の遊技機にお
いて、例えば前記特定画像を連鎖的に表示する場合等
に、特定表示対象が複数の遊技機間を移動しているよう
な視覚的効果を遊技者に与えることができる。結果し
て、さらなる興趣の向上を図ることができる。 【0038】手段18.手段15乃至手段17のいずれ
かにおいて、隣り合って接続された複数の前記遊技機に
おける各表示手段において、同時期に前記特定表示対象
の少なくとも一部が表示されるようにしたことを特徴と
する遊技機。 【0039】上記手段18によれば、複数の遊技機にお
ける各表示手段が関連して、例えば前記特定画像を連鎖
的に表示していることを遊技者に対して視認させやすく
することができる。 【0040】手段19.手段1乃至手段18のいずれか
において、前記表示制御手段に対して各種処理に関する
制御信号を送信可能な主制御手段を備え、前記表示制御
手段は、前記主制御手段から制御信号を受信した際に
は、該制御信号を判定し、該制御信号が所定の制御信号
である場合には、前記所定条件が成立したとみなすよう
構成されていることを特徴とする遊技機。 【0041】手段20.手段19において、前記主制御
手段は、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させること
のできるものであって、前記所定の制御信号は、前記特
別遊技状態を発生させる旨の情報に関連する制御信号で
あって、前記表示手段は、前記特別遊技状態の発生する
少なくとも前段階において、前記特定画像を表示するよ
うにしたことを特徴とする遊技機。 【0042】上記手段20によれば、一遊技機において
特別遊技状態が発生するに際して、各遊技機における表
示手段が前記特定画像を表示する。このようにすれば、
接続された複数の遊技機において遊技を行う各遊技者
は、自身が遊技を行っている遊技機において特別遊技機
状態が発生するか否かに関わらず、特別遊技状態が発生
するかもしれないという期待感を抱き、遊技により集中
する。その結果、特別遊技状態の発生する遊技機の遊技
者のみならず、前記接続された複数の遊技機において遊
技を行うすべての遊技者に対して、前記期待感を抱か
せ、興趣の向上を図ることができる。 【0043】手段21.複数の遊技機が電気的に接続さ
れる遊技機ネットワークシステムであって、前記各遊技
機は、遊技に関する制御を行う少なくとも1つの制御手
段と、前記制御手段から前記遊技機の外部へ制御信号を
出力し、かつ、前記遊技機の外部から前記制御手段へ制
御信号を入力することのできる入出力手段とを備え、前
記入出力手段と、他の遊技機に設けられる前記入出力手
段とを電気的に接続することにより、複数の遊技機間に
おいて制御信号を送受信できるようにしたことを特徴と
する遊技機ネットワークシステム。 【0044】上記手段21によれば、前記ネットワーク
における各遊技機は、前記入出力手段を介して互いに制
御信号を送受信することができ、各種遊技演出の制御を
共同して行うことができる。従って、各遊技機が個別に
各種遊技機演出を行う場合に比べて、各遊技機において
各種遊技演出の行われる機会を増やすとともに、各種遊
技演出の行われる開始時期等をより多様化することがで
きる。その結果、より多彩な表示演出を行い、遊技者に
とって興趣の向上を図ることができる。 【0045】手段22.手段21において、前記複数の
遊技機は直列に接続されていることを特徴とする遊技機
ネットワーク。 【0046】手段23.手段21において、前記複数の
遊技機は環状に接続されていることを特徴とする遊技機
ネットワークシステム。 【0047】手段24.手段21において、前記複数の
遊技機は、前記入出力手段と接続可能な中継手段を介し
て、並列に接続されていることを特徴とする遊技機ネッ
トワークシステム。 【0048】手段25.手段21乃至手段24のいずれ
かにおいて、前記制御手段は、遊技の主たる制御を行う
主制御手段を含むことを特徴とする遊技機ネットワーク
システム。 【0049】手段26.手段21乃至手段25のいずれ
かにおいて、遊技に関連して発光する発光手段を備え、
前記制御手段は、前記発光手段を制御する発光制御手段
を含むことを特徴とする遊技機ネットワークシステム。 【0050】上記手段26によれば、複数の遊技機にお
ける各発光制御手段が共同し、各遊技機において発光演
出を行うことができ、さらなる興趣の向上を図ることが
できる。 【0051】手段27.手段21乃至手段26いずれか
において、遊技に関連して音声を発する音声手段を備
え、前記制御手段は、前記音声手段を制御する音声制御
手段を含むことを特徴とする遊技機ネットワークシステ
ム。 【0052】上記手段27によれば、複数の遊技機にお
ける各音声制御手段が共同し、各遊技機において音声演
出を行うことができ、さらなる興趣の向上を図ることが
できる。 【0053】手段28.手段21乃至手段27のいずれ
かにおいて、各種画像を表示可能な表示手段を備え、前
記制御手段は、前記表示手段を制御する表示制御手段を
含むことを特徴とする遊技機ネットワークシステム。 【0054】上記手段28によれば、複数の遊技機にお
ける各表示制御手段が共同し、各表示手段において表示
演出を行うことができ、さらなる興趣の向上を図ること
ができる。 【0055】手段29.手段21において、前記各遊技
機は、各種画像を表示可能な表示手段を備え、前記制御
手段は、前記表示手段を制御する表示制御手段であっ
て、前記各表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、所定のタイミングで特定処理を実行するとともに、
他の遊技機の表示制御手段に対して前記特定処理を実行
する旨の開始制御信号を出力し、他の遊技機の表示制御
手段から前記開始制御信号を入力した場合には、所定の
タイミングで前記特定処理を実行し、前記各表示手段
は、前記特定処理の実行に基づき特定画像を表示するよ
う構成されることにより、前記各遊技機の表示手段にお
いて連鎖的に前記特定画像を表示できるようにしたこと
を特徴とする遊技機ネットワークシステム。 【0056】上記手段29によれば、前記遊技機ネット
ワークシステムの各遊技機において、特定画像を連鎖的
に表示することにより、遊技者にとってのさらなる興趣
の向上を図ることができる。 【0057】手段30.手段21において、前記各遊技
機は、各種画像を表示可能な表示手段を備え、前記制御
手段は、前記表示手段を制御する表示制御手段であっ
て、前記各表示制御手段は、所定条件の成立した場合に
は、他の遊技機の表示制御手段に対して特定制御信号を
出力するとともに、所定のタイミングで特定処理を実行
し、他の遊技機の表示制御手段から前記特定制御信号を
入力した場合には、所定のタイミングで前記特定処理を
実行し、前記各表示手段は、前記特定処理の実行に基づ
き特定画像を表示するよう構成されることにより、前記
各遊技機の表示手段において連鎖的に前記特定画像を表
示できるようにしたことを特徴とする遊技機ネットワー
クシステム。 【0058】上記手段30によれば、前記遊技機ネット
ワークシステムの各遊技機において、特定画像を連鎖的
に表示することにより、遊技者にとってのさらなる興趣
の向上を図ることができる。 【0059】手段31.手段30において、前記各遊技
機の表示制御手段は、順次、前記制御信号を転送可能な
ように直列に接続され、前記各表示制御手段は、前記特
定制御信号を入力した場合には、前記特定制御信号を出
力した表示制御手段とは別の表示制御手段と接続されて
いるか否かを判定し、前記別の表示制御手段と接続され
ている場合には、該表示制御手段に対して前記特定制御
信号を出力し、前記別の表示手段と接続されていない場
合には、自身を前記特定処理を最初に開始する起点、又
は、最後に開始する終点として設定し、自身が前記起点
となった場合には、所定のタイミングにおいて前記特定
処理を開始するとともに、該表示制御手段と接続された
他の表示制御手段に対して、前記特定処理を開始する旨
の開始制御信号を出力し、自身が前記起点又は終点にも
ならない場合には、該開始制御信号を入力するととも
に、所定のタイミングにおいて前記特定処理を開始し、
かつ、該開始制御信号を出力した表示制御手段とは別の
表示制御手段に対して該開始制御信号を出力し、自身が
前記終点となった場合には、前記開始制御信号を入力す
るとともに、所定のタイミングにおいて前記特定処理を
開始するようにしたことを特徴とする遊技機ネットワー
クシステム。 【0060】上記手段31によれば、各表示制御手段
は、自身の判断に基づき、比較的簡単処理で前記特定制
御信号を他の表示制御手段に転送していくことができ
る。従って、複数の遊技機をいかなる配列で接続して遊
技機ネットワークを構成したとしても、前記特定制御信
号を、支障をきたすことなく転送し、特定画像の表示連
鎖を行うことができる。 【0061】手段32.手段30において、前記各遊技
機の表示制御手段は、順次、前記制御信号を転送可能な
ように環状に接続され、前記各表示制御手段は、前記特
定制御信号を入力した場合には、該特定制御信号を出力
した表示制御手段とは別の表示制御手段に対して、前記
特定制御信号を出力するよう構成されるとともに、乱数
発生手段を備え、前記所定条件が成立した場合には、前
記乱数発生手段から選出された選出値を判定し、前記選
出値が特定値である場合には、自身を前記特定処理が開
始される起点として設定し、前記選出値が特定値でない
場合には、前記選出値から所定値を減算又は加算した演
算値を前記特定制御信号とともに出力し、前記演算値を
他の遊技機の表示制御手段から入力した場合には、前記
演算値を判定し、該演算値が特定値である場合には、自
身を前記特定処理が開始される起点として設定し、該演
算値が特定値でない場合には、該演算値から所定値を減
算又は加算した演算値を前記特定制御信号とともに出力
し、自身が前記起点となった場合には、所定のタイミン
グにおいて前記特定処理を開始するとともに、該表示制
御手段と接続された他の表示制御手段に対して、前記特
定処理を開始する旨の開始制御信号を出力し、自身が出
力し、かつ、複数の遊技機における各表示制御手段を循
環してきた前記特定制御信号を入力した場合には、前記
特定制御信号の循環を終了するようにしたことを特徴と
する遊技機ネットワーク。 【0062】上記手段32によれば、各表示制御手段
は、自身の判断に基づき、比較的簡単処理で前記特定制
御信号を他の表示制御手段に転送していくことができ
る。従って、複数の遊技機をいかなる配列で接続して遊
技機ネットワークを構成したとしても、前記特定制御信
号を、支障をきたすことなく転送し、特定画像の表示連
鎖を行うことができる。また、特定画像の表示連鎖の起
点がランダムに選出されるため、特定画像の表示連鎖パ
ターンをより多様化させることができる。結果として、
遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることができ
る。なお、上記乱数発生手段には、例えば所定時間毎に
値が所定範囲内で更新される乱数カウンタ等が含まれ
る。 【0063】手段33.手段30において、前記各遊技
機の表示制御手段は、前記入出力手段と接続可能な中継
手段を介して、並列に接続され、前記各表示制御手段
は、前記入出力手段が前記中継手段の有する複数の接続
部にそれぞれ電気的に接続されることにより、自身を識
別するための識別子を設定できるよう構成されるととも
に、乱数発生手段を備え、前記所定条件が成立した場合
には、前記乱数発生手段から選出される選出値に基づ
き、自身及び他の遊技機の表示制御手段が前記特定処理
を行う順序を示す順序情報を前記識別子に関連させ確定
し、該順序情報を自身に設定するとともに、該順序情報
を前記識別子に基づいて他の各表示制御手段に対して前
記特定制御信号とともに出力し、前記特定処理を実行す
る際には、前記順序情報に基づき、前記所定のタイミン
グを設定するようにしたことを特徴とする遊技機ネット
ワークシステム。 【0064】上記手段33によれば、各表示制御手段
は、識別子に基づき、比較的簡単処理で前記特定制御信
号を他の表示制御手段に出力することができる。従っ
て、複数の遊技機をいかなる配列で接続して遊技機ネッ
トワークを構成したとしても、前記特定制御信号を、支
障をきたすことなく出力し、特定画像の表示連鎖を行う
ことができる。また、特定画像の表示連鎖の起点がラン
ダムに選出されるため、特定画像の表示連鎖パターンを
より多様化させることができる。結果として、遊技者に
とってのさらなる興趣の向上を図ることができる。な
お、上記乱数発生手段には、例えば所定時間毎に値が所
定範囲内で更新される乱数カウンタ等が含まれる。 【0065】手段34.手段1乃至手段33のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技
領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配
置された作動口に入賞することを必要条件として表示手
段における識別情報の変動が開始すること、前記識別情
報の変動停止とともに選出された識別情報の組合せが特
定の組合せであることを必要条件として遊技者に有利な
特別遊技価値が付与されること、又、特別遊技価値とし
ての特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に
配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入
賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球
のみならず、磁気カードへの書き込む等も含む)が付与
されること等が挙げられる。上記パチンコ機には、少な
くとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態
である特別遊技状態(大当たり状態)と、遊技球を消費
する遊技者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の
遊技状態が存在する。 【0066】手段35.手段1乃至手段33のいずれか
において、前記遊技機はスロットマシンであること。中
でも、スロットマシンの基本構成としては、「遊技状態
に応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別情
報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を選
出する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レ
バー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停
止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因し
て或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が
停止され、その結果選出された識別情報の組合せが特定
の組合せであることを必要条件として遊技者に有利な特
別遊技価値を付与する遊技価値付与手段とを備えた遊技
機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が
代表例として挙げられる。上記遊技機には、少なくとも
多数個の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得できる
遊技者に有利な状態である特別遊技価値としての特別遊
技状態(大当たり状態)と、遊技媒体を消費する遊技者
に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態が
存在する。 【0067】手段36.手段1乃至手段33のいずれか
において、前記遊技機は少なくとも複数種類の表示手段
を備えたスロットマシンであること。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊
技状態を識別させるための複数の第1の識別情報からな
る識別情報列を変動表示した後に前記第1の識別情報を
選出する第1の表示手段と、少なくとも前記第1の識別
情報とは異なる複数の第2の識別情報を遊技状態に応じ
て可変表示し選出する第2の表示手段と、少なくとも始
動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して前
記第1の識別情報の変動が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定
時間経過することにより前記第1の識別情報の変動が停
止され、その結果選出された識別情報の組合せが特定の
組合せであることを必要条件として遊技者に有利な特別
遊技価値を付与する遊技価値付与手段とを備えた遊技
機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が
代表例として挙げられる。上記遊技機には、少なくとも
多数個の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得できる
遊技者に有利な状態である特別遊技価値としての特別遊
技状態(大当たり状態)と、遊技媒体を消費する遊技者
に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態が
存在する。なお、このスロットマシンでは、手段1乃至
手段20、及び、手段28乃至手段33のいずれかにお
いて行われる表示制御を主として第2の表示手段を制御
する表示制御手段によって行うような構成となってい
る。すなわち、ここにいう第2の表示手段が手段1乃至
手段20、及び、手段28乃至手段33のいずれかの表
示手段に相当する。 【0068】手段37.手段36において、少なくとも
前記第1の表示手段において、前記第1の識別情報が特
定の組合せで選出される前段階において、前記第2の表
示手段において、少なくとも前記第2の識別情報が特定
の組合せで選出されることにより、前記特別遊技価値が
付与されるようにしたことを特徴とするスロットマシ
ン。 【0069】上記手段37によれば、第1の表示手段及
び第2の表示手段において、それぞれの識別情報がそれ
ぞれ特定の組合せで選出される。このため、遊技内容に
厚みができ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図
ることができる。 【0070】手段38.手段1乃至手段33のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンと
を融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させ
た遊技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその
遊技状態を識別させるための複数の識別情報からなる識
別情報列を変動表示した後に識別情報を選出する表示手
段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作
に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定
時間経過することにより識別情報の変動が停止され、そ
の結果選出された識別情報の組合せが特定の組合せであ
ることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値を
付与する遊技価値付与手段とを備え、遊技媒体として遊
技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際
しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技価値が付与
された際には多くの遊技球が払い出されるよう構成され
てなる遊技機」となる。上記遊技機には、少なくとも多
数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特
別遊技価値としての特別遊技状態(大当たり状態)と、
遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状
態の2種類の遊技状態が存在する。 【0071】手段39.手段1乃至手段33のいずれか
において、前記遊技機は少なくとも複数種類の表示手段
を備えたパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊
技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本
構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別
させるための複数の第1の識別情報からなる識別情報列
を変動表示した後に前記第1の識別情報を選出する第1
の表示手段を備え、少なくとも前記第1の識別情報とは
異なる複数の第2の識別情報を遊技状態に応じて可変表
示し選出する第2の表示手段と、少なくとも始動用操作
手段(例えば操作レバー)の操作に起因して前記第1の
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過す
ることにより前記第1の識別情報の変動が停止され、そ
の結果選出された識別情報の組合せが特定の組合せであ
ることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値を
付与する遊技価値付与手段とを備え、遊技媒体として遊
技球を使用するとともに、前記第1の識別情報の変動開
始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技価値
が付与された際には多くの遊技球が払い出されるよう構
成されてなる遊技機」となる。上記遊技機には、少なく
とも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態で
ある特別遊技価値としての特別遊技状態(大当たり状
態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通
常遊技状態の2種類の遊技状態が存在する。なお、前記
融合させた遊技機では、手段1乃至手段20、及び、手
段28乃至手段33のいずれかにおいて行われる表示制
御を主として第2の表示手段を制御する表示制御手段に
よって行うような構成となっている。すなわち、ここに
いう第2の表示手段が手段1乃至手段20、及び、手段
28乃至手段33のいずれかの表示手段に相当する。 【0072】手段40.手段39において、少なくとも
前記第1の表示手段において、前記第1の識別情報が特
定の組合せで選出される前段階において、前記第2の表
示手段において、少なくとも前記第2の識別情報が特定
の組合せで選出されることにより、前記特別遊技価値が
付与されるようにしたことを特徴とする遊技機。 【0073】上記手段40によれば、第1の表示手段及
び第2の表示手段において、それぞれの識別情報がそれ
ぞれ特定の組合せで選出される。このため、遊技内容に
厚みができ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図
ることができる。 【0074】 【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕以下に、第
1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図2に示
すように、遊技場には、遊技機としての複数のパチンコ
機1(1a〜1e)を併設した遊技機設置島Sが形成さ
れている。なお、図2は、本実施の形態にかかる遊技機
設置島Sにおけるパチンコ機1a〜1eの電気的な接続
構成の一部を示すブロック図である。ここでは、遊技機
設置島Sに同種のパチンコ機1が配置されているものと
する。なお、本実施の形態においては、パチンコ機1a
〜1eが電気的に接続されることにより遊技機ネットワ
ークシステムが形成されている。 【0075】図1に示すように、パチンコ機1は、外枠
2と、その前部に設けられた前面枠3とを備えている。
前面枠3は外枠2の一側部にて開閉可能に装着されてい
る。前面枠3の前面側には、一側部にて開閉可能に装着
されたガラス扉枠4と、ガラス扉枠4の下側において遊
技球B(図3参照)を貯留するための上皿5及び下皿6
とが設けられている。また、下皿6側方には操作手段と
してのハンドル7が設けられており、ハンドル7は図示
しない遊技球発射装置に連結されている。 【0076】前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠
2の内側)には、遊技盤8(図3参照)が着脱可能に装
着されている。遊技球発射装置は、遊技者がハンドル7
を回転させることにより、遊技盤8の上部に向けて遊技
球Bを発射可能とするものである。 【0077】前面枠3内部(上皿5の側方)には、遊技
の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技
状態等を音声にて報知するためのスピーカ9が埋設され
ている。 【0078】図3に示すように、遊技盤8には、ルータ
加工が施されることによって複数の開口部が形成されて
おり、各開口部には、可変入賞装置10、作動チャッカ
ー11、表示手段としての可変表示装置12、スルーチ
ャッカー13等が配設されている。さらに、遊技盤8の
一側部には、遊技球発射装置によって発射された遊技球
Bを遊技盤8の上部に案内する内レール14a及び外レ
ール14bが設けられている。内レール14aの下端部
付近において、遊技盤8には遊技球Bを導出するアウト
口15が形成されている。そして、遊技盤8の下部に落
下した遊技球Bの多くは、このアウト口15を通って図
示しない球排出路の方へと案内されるようになってい
る。 【0079】可変表示装置12は、液晶ディスプレイ
(LCD)よりなる表示部16と、表示部16における
表示制御を行うための後述する表示制御手段としての表
示制御基板110(図4参照)とを備え、各種画像例え
ば識別情報としての識別図柄等が変動表示される画像等
を表示可能とする。 【0080】そして、停止表示された識別図柄の組合せ
によって、各種遊技状態が導出される。各種遊技状態と
しては、大当たり状態、リーチ状態、外れ状態等が例と
して挙げられる。なお、大当たり状態は、本実施の形態
における特別遊技価値、特別遊技状態に相当する。 【0081】ここで、大当たり状態とは、遊技者に比較
的不利な状態である通常遊技状態(遊技球Bが徐減する
状態)から所定条件が成立することに基づいて発生する
遊技者に有利な状態をいう。本実施の形態では、複数の
識別図柄が特定の組合せで停止表示されることにより、
大当たり状態の発生が確定する(特別遊技価値が付与さ
れる)ようになっている。なお、大当たり状態が導出さ
れる際に停止表示される識別図柄を大当たり図柄とい
う。 【0082】リーチ状態とは、大当たり状態に至る過程
にある一状態(もちろん大当たり状態に至らない場合も
ある)をいい、複数の識別図柄が特定の組合せで停止表
示される前段階にあたる特定表示態様としてのリーチ態
様が成立した状態を指す。また、識別図柄の変動表示と
ともに、種々のリーチ演出に代表される様々な表示演出
も行われるようになっている。 【0083】また、可変入賞装置10は、通常、遊技球
Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になってお
り、大当たり状態となると開放する。より詳しくは、作
動チャッカー11に対し遊技球Bが入賞することに基づ
いて、表示部16において識別図柄の変動表示が行われ
る。そして、停止した識別図柄が特定の組み合わせとな
ると大当たり状態が発生し、可変入賞装置10の大入賞
口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定
回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態(大当た
り状態)になるよう構成されている。なお、周知のとお
り、可変入賞装置10、作動チャッカー11等に遊技球
Bが入賞することに基づいて、上皿5(場合によっては
下皿6)に対し所定数の景品球が払い出されるようにな
っている。また、遊技盤8には、遊技球Bの落下方向を
適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されている
とともに、風車等の各種部材(役物)が配設されてい
る。 【0084】また、遊技盤8には、遊技者の操作に応じ
て変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するための図
示しない各種スイッチが設けられている。例えば、遊技
球Bが作動チャッカー11へ入賞したことを検出する作
動チャッカー用スイッチや、遊技球Bが可変入賞装置1
0へ入賞したことを検出するカウントスイッチ等が設け
られている。 【0085】また、パチンコ機1各部には、遊技効果を
高めるための図示しない各種演出用ランプや電飾部材等
が取付けられている。これらの演出用ランプや電飾部材
等(以下単に「ランプ」と称する)は、遊技の進行に応
じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。 【0086】次に、パチンコ機1の裏側に装着された各
種制御装置(制御基板)について図4を参照しつつ説明
する。図4は、各制御装置の電気的構成を示すブロック
図である。パチンコ機1の裏側には、主制御手段、遊技
価値付与手段としての主制御装置(主基板)50、上記
表示制御基板110、ランプ制御基板120、音声制御
基板130、発射制御基板140等の各種制御基板が設
けられている。但し、上述したように、表示制御基板1
10は可変表示装置12内に組み込まれている。 【0087】主基板50は、上記各スイッチの検出結果
に基づいて、可変入賞装置10、作動チャッカー11、
可変表示装置12等を駆動制御するものである。ランプ
制御基板120は上記ランプ等を制御するものである。
音声制御基板130はスピーカ9等を制御するものであ
る。発射制御基板140は前記遊技球発射装置を制御す
るものである。 【0088】主基板50は、読み出し専用メモリ(RO
M)、中央処理装置(CPU)及びランダムアクセスメ
モリ(RAM)等を備えている。ROMには所定の制御
プログラムや初期データが予め記憶されており、CPU
はROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実
行する。CPUによる演算結果はRAMに一時的に記憶
される。 【0089】また、主基板50には各種カウンタが設定
されている。例えば、大当たり状態を決定する内部乱数
カウンタ、大当たり図柄を決定する大当たり図柄乱数カ
ウンタ等の各種乱数カウンタ等が設定されている。 【0090】上記各乱数カウンタは、それぞれ所定時間
(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新され
る。各カウンタの各値は所定の条件に従って乱数として
読み出され、各カウンタに対応した乱数バッファに格納
されるようになっている。例えば、作動チャッカー11
に入賞した遊技球Bが作動チャッカー用スイッチによっ
て検出されたとき、読み出された内部乱数カウンタの値
が特定値であれば大当たり状態の発生が決定される。 【0091】上記CPU、ROM及びRAMは、バスを
介して互いに接続されるとともに、インターフェース5
0aに接続されている。インターフェース50aは表示
制御基板110のインターフェース61や各種スイッチ
等に接続されている。従って、主基板50には、インタ
ーフェース50aを介して各種スイッチ等から入賞信号
等を入力できる。また、主基板50は、表示制御基板1
10(他の制御基板を含む)や入賞装置等へ制御データ
等の各種動作コマンドを送信し、各制御基板等を制御す
る。但し、本実施の形態では、可変表示装置12の表示
部16における各種表示制御は、主たる制御を行う主基
板50ではなく、主として表示制御基板110によって
行われる。 【0092】ここで、表示制御基板110の電気的構成
について説明する。図4に示すように、表示制御基板1
10は、主基板50から送られてくるコマンドを順次受
信するインターフェース61と、プログラムROM62
に記憶された制御プログラム及び各種の情報に基づい
て、各種遊技状態において表示される表示画像の画面構
成情報を生成したり、各種演算処理を行うCPU63と
を備えている。さらに、表示制御基板110は、CPU
63での処理結果等を一時的に記憶するワークRAM6
4と、各種画像データを記憶した画像データROM65
と、CPU63で生成された画面構成情報に基づいて画
像データROM65から画像データを取り出し、そのデ
ータや画面構成情報に基づいて各種遊技状態における表
示画像を生成するVDP66と、VDP66が生成した
表示画像を記憶するビデオRAM67とを備えている。
そして、生成された表示画像は表示部(液晶ディスプレ
イ)16へ出力される。 【0093】また、表示制御基板110は、乱数発生手
段としての各種カウンタと、CPU63にバス等を介し
て電気的に接続された入出力手段としての外部入出力イ
ンターフェース71とを備えている。また、外部入出力
インターフェース71はランプ制御基板120と、音声
制御基板130とバス等を介して接続されている。外部
入出力インターフェース71は一対の入出力部としての
入出力ポート72a,72bを備えている。各入出力ポ
ート72a,72bは、それぞれ各種データの送受信を
行うことができる。そして、表示制御基板110は、各
ポート72a,72bに接続されるハーネス等を介し
て、他のパチンコ機1に同様に設けられた表示制御基板
110と電気的に接続されるようになっている。従っ
て、各パチンコ機1の表示制御基板110間において、
各種データの送受信が可能となる。 【0094】前記各カウンタは、上記主基板50の各乱
数カウンタと同様に構成され、各カウンタの各値が所定
の条件に従って乱数として読み出され、ワークRAM6
4内の各カウンタに対応した乱数バッファに格納される
ようになっている。前記カウンタとして、例えば、表示
演出パターンを決定する演出乱数カウンタ等が設定され
ている。 【0095】上記構成の下、図2に示すように、前記遊
技機設置島Sに設置された複数のパチンコ機1(1a〜
1e)は、表示制御基板110(110a〜110e)
の各外部入出力インターフェース71(入出力ポート7
2a,72b)を介して直列に接続される。なお、図2
では、各外部入出力インターフェース71の入出力ポー
ト72aは、他のパチンコ機1の入出力ポート72bに
接続されている。但し、本実施の形態においては、両端
のパチンコ機1a,1eはそれぞれ片側のパチンコ機1
b、1dとのみ接続されている。 【0096】ここで、各パチンコ機1、すなわち、電気
的に接続され一群となったパチンコ機1a〜1eの基本
的な作用について説明する。複数のパチンコ機1a〜1
eのいずれかにおいて、主基板50が、作動チャッカー
用スイッチからの検出信号に基づき遊技球Bが作動チャ
ッカー11へ入賞した旨を検出すると、各乱数バッファ
に格納された各カウンタの各値に基づいた図柄変動コマ
ンドを表示制御基板110に出力する。同時に、主基板
50は図柄変動コマンドに対応した各種コマンドを各種
制御基板(表示制御基板110、ランプ制御基板12
0、音声制御基板130等)へ出力する。そして、コマ
ンドを受け取った表示制御基板110等では、各コマン
ドに対応した制御が行われる。 【0097】表示制御基板110は、図柄変動に関する
一群のコマンド(1回の図柄変動に際して送られてくる
データ群)を受信すると、識別図柄が変動する表示画像
を順次生成し表示部16に表示する。その後、主基板5
0は、所定のタイミングで表示制御基板110に対し確
定コマンドを出力する。表示制御基板110は、その確
定コマンドを受け取ると、図柄変動コマンドの時間情報
に基づく変動を完了した時点で図柄情報に応じた識別図
柄を停止表示させる。例えば、大当たり状態が発生する
場合には、内部図柄カウンタによって決定された大当た
り図柄の図柄情報を含んだコマンドがリーチ演出の最終
段階で送信される。これに基づき、大当たり図柄が表示
部16に停止表示される。 【0098】また、CPU63は、識別図柄の変動表示
処理等を実行するとともに、各種リーチパターン、すべ
り変動、再変動、大当たり予告、リーチ予告又はリーチ
移行等の表示演出処理等を適宜実行する。ここで、「予
告」とあるのは、演出によって、所定の遊技状態が発生
しやすくなることを示唆可能であればよい、或いは、演
出によって所定の遊技状態の発生率に影響が生じるとい
う趣旨であって、所定の遊技状態が発生しない場合があ
っても差し支えない。また、表示制御基板110の表示
制御に同期するように、ランプ制御基板120や音声制
御基板130もランプ演出や音声演出等を実行する。 【0099】CPU63は、受信したコマンドに基づき
所定のテーブルを参照して、又は、前記演出乱数カウン
タ等から読み出された値によって、どのような表示演出
処理を行うかを決定し、所定のタイミングで実行する。
例えば、CPU63は、受信したコマンドのなかに、今
回が大当たり時である旨の情報が含まれている場合(所
定条件が成立した場合)には、特定処理としての大当た
り予告演出を実行する。但し、本実施の形態において
は、大当たり状態が発生するパチンコ機1だけでなく、
該パチンコ機1に接続された他のパチンコ機1において
も行われるよう構成され、パチンコ機1a(図2参照)
からパチンコ機1eへという順に各表示部16において
大当たり予告演出が行われる。 【0100】図2及び図4を参照しつつ詳しく説明する
と、例えばパチンコ機1cにおいて、大当たり状態が発
生する場合には、主基板50からのコマンドに基づき、
当該パチンコ機1cの表示制御基板110cのCPU6
3は、大当たり予告設定処理を実行する。詳しくは、図
5に示すように、ステップS1において、CPU63
は、大当たり予告演出を所定のタイミングで行う旨の実
行情報をワークRAM64に記憶させる。ステップS2
において、CPU63は、外部入出力インターフェース
71の各入出力ポート72a,72bが他の表示制御基
板110と接続されているかを判定する。CPU63
は、接続されていることを確認すると、ステップS3に
おいて外部入出力インターフェース71を介して、両隣
のパチンコ機1b,1dの表示制御基板110b,11
0dに大当たり予告演出を行う旨の特定制御信号(以
下、予告コマンドという)を送信する。予告コマンドに
は、大当たり予告演出の演出パターンや、それを実行す
るタイミングに関する時間情報等が含まれている。 【0101】各表示制御基板110b,110dのCP
U63は、予告コマンドを受信すると、上記表示制御基
板110aと同様に大当たり予告設定処理を実行する。
つまり、各CPU63は、それぞれこのコマンドを各ワ
ークRAM64に記憶させる。各CPU63は、それぞ
れ該コマンドを受信した側とは反対側の入出力ポート7
2a(又は入出力ポート72b)が他の表示制御基板1
10と接続されているかを判定する。各CPU63は、
接続されていることを確認すると、それぞれ表示制御基
板110a,110eに該コマンドを転送する。 【0102】同様に、各表示制御基板110a,110
eのCPU63は、予告コマンドを受信すると、上記表
示制御基板110aと同様に大当たり予告設定処理を実
行する。つまり、各CPU63は、それぞれ該コマンド
を各ワークRAM64に記憶する。各CPU63は、該
コマンドを受信した側とは反対側の入出力ポート72a
(又は入出力ポート72b)が他の表示制御基板110
と接続されているかを判定する。そして、CPU63
は、反対側には接続されていないことを確認し、該コマ
ンドの転送を止める。このとき、各CPU63は、図5
のステップS4においてそれぞれ入出力ポート72a,
72bのどちらが接続されていないか判定する。そし
て、ステップS5において、各CPU63は、入出力ポ
ート72aが接続されていない場合には、自身が大当た
り予告演出の起点になる旨の情報をワークRAM64に
設定する。また、各CPU63は、入出力ポート72b
が接続されていない場合には、自身が大当たり予告演出
の終点になる旨の情報をワークRAM64に設定する。
つまり、本実施の形態においては、表示制御基板110
aが大当たり予告演出の起点となり、表示制御基板11
0eが大当たり予告演出の終点となる。 【0103】そして、パチンコ機1aからパチンコ機1
eへという順に各表示部16において大当たり予告演出
が行われる。詳しくは、図6に示すように、前記予告コ
マンドに含まれる時間情報に基づき、所定のタイミング
で表示制御基板110aのCPU63は、大当たり予告
開始処理を実行する。ステップT1において、CPU6
3は、大当たり予告演出を開始する。同時に、大当たり
予告演出を実行する旨の関連制御信号をランプ制御基板
120及び音声制御基板130へ送信する。これによ
り、ランプ制御基板120及び音声制御基板130は、
それぞれランプ、スピーカ9等を駆動させ、光や音によ
る関連処理としての大当たり予告演出を行う。ステップ
T2において、CPU63は、実行開始の旨を伝える開
始制御信号(以下、実行コマンドという)を表示制御基
板110bに送信する。 【0104】そして、実行コマンドを受信した表示制御
基板110bのCPU63は、表示制御基板110aと
同様に、所定時間経過後、大当たり予告演出を開始する
とともに、実行コマンドを表示制御基板110cに送信
する。同様に、実行コマンドが表示制御基板110c、
表示制御基板110d、表示制御基板110eの順に送
信され、各表示制御基板110c〜110eにおいて大
当たり予告演出が実行される。但し、表示制御基板11
0eは、自身が大当たり予告演出の終点となるように設
定されているため、他の表示制御基板110に実行コマ
ンドを送信せず、大当たり予告演出を終了する。なお、
各パチンコ機1b〜1eにおいても、パチンコ機1aと
同様に、ランプ、スピーカ9等による光や音の大当たり
予告演出が行われるようになっている。 【0105】本実施の形態においては、各表示制御基板
110a〜110eのCPU63は大当たり予告演出に
関するプログラムを他のプログラムより優先的に実行す
る。従って、各パチンコ機1a〜1eにおいて、識別図
柄が変動されている否か、識別図柄が停止表示中である
か否か、大当たり演出中であるか否か、又は、遊技が行
われず表示部16においてデモンストレーション表示が
行われいるか否か等に関わらず、大当たり予告演出は行
われるようになっている。 【0106】次に、表示部16における各種表示態様つ
いて詳細に説明する。本実施の形態では、図7に示すよ
うに、表示部16には、変動領域としての複数の図柄表
示領域(上図柄表示領域K1、中図柄表示領域K2及び
下図柄表示領域K3)が設定されており、各図柄表示領
域K1〜K3において複数の識別図柄が変動表示され
る。但し、各図柄表示領域K1〜K3は仮想的なもので
あり、適宜その領域が変化するようにしてもよい。 【0107】各図柄表示領域K1〜K3において、それ
ぞれ複数の識別図柄が右から左へスクロールするように
変動表示される。識別図柄は、複数種類あって、それぞ
れ「0」〜「9」の数字で構成されている。変動開始か
ら所定時間経過すると、各図柄表示領域K1〜K3にお
いて変動表示されている識別図柄が停止表示される。識
別図柄の変動表示は、左図柄表示領域K1、右図柄表示
領域K3、中図柄表示領域K2の順に停止させられる。
このようにして識別図柄が停止表示されることにより、
又は、停止表示される過程において、表示部16には停
止表示される識別図柄の組合せ等に基づいて、上述した
ような各種遊技状態が示されることとなる。 【0108】さて、上述した大当たり予告演出として、
各表示部16において、該表示部16を右から左へ、表
示対象である魚が複数集まった特定表示対象としての魚
群Gが横切る表示演出が行われる。なお、魚群Gを含ん
だ画像は、本実施の形態における特定画像に相当する。
詳しくは、図8に示すように、該表示部16の右端から
魚群Gが登場する。そして、図9(a),(b)に示す
ように、表示部16の左端へ通り過ぎていく。ここで、
魚群Gは識別図柄を覆い隠すように識別図柄の手前側に
登場する。このようにすれば、一旦識別図柄が視認でき
なくなり、遊技者に対してその後の演出内容の展開を予
測困難とすることができる。従って、各パチンコ機1a
〜1eにおいて、識別図柄が変動されている否か、識別
図柄が停止表示中であるか否か、大当たり演出中である
か否か、又は、遊技が行われず表示部16においてデモ
ンストレーション表示が行われているか否か等に関わら
ず、各パチンコ機1a〜1eを関連させて行う大当たり
予告演出を違和感の感じられないものとし、より演出効
果を高めることができる。 【0109】続いて、各パチンコ機1a〜1eの大当た
り予告演出の関連性について図10及び図11を参照し
つつ説明する。なお、図10及び図11では、パチンコ
機1aは右側に、パチンコ機1eは左側にそれぞれ示さ
れている。図10(a)に示すように、まず、上述した
ように、パチンコ機1aの表示部16aの右端から魚群
Gが登場する。そして、魚群Gが移動していき、表示部
16aの左端へと消えていく。これとタイミングを合わ
せるように、図10(b)に示すように、パチンコ機1
bの表示部16bには、その右端から魚群Gが登場し、
左方へ魚群Gが移動していくよう表示される。同様に、
図11(a)〜(c)に示すように、パチンコ機1c、
パチンコ機1d、パチンコ機1eの順に、各表示部16
c〜16eにおいて、連鎖的に魚群Gが順次移動してい
くように表示される。 【0110】上述したように、本実施の形態によれば、
各パチンコ機1a〜1eは、外部入出力インターフェー
ス71を介して互いに制御信号を送受信するよう構成さ
れている。つまり、各パチンコ機1a〜1eは、各種遊
技演出の制御を共同して行うことによって、相互に関連
した遊技演出を行う。従って、各パチンコ機1a〜1e
が個別に各種遊技機演出を行う場合に比べて、各パチン
コ機1a〜1eにおいて各種遊技演出をより均等に行
い、各パチンコ機1a〜1e間の遊技演出の偏りを少な
くすることができる。また、各パチンコ機1a〜1eに
おいて各種遊技演出の行われる機会を増やすとともに、
表示演出の行われるタイミングをより多様化することが
できる。その結果、遊技機設置島S全体として遊技演出
をより多彩なものとし、遊技者の興趣の向上を図ること
ができる。さらに、上述したような大当たり予告演出が
行われると、各パチンコ機1a〜1eにおいて遊技を行
う遊技者は、自身が遊技を行っているパチンコ機1a〜
1eにおいて大当たり状態が発生するか否かに関わら
ず、大当たりが発生するかもしれないという期待感を抱
き、遊技により集中する。このようにすれば、大当たり
状態の発生するパチンコ機1の遊技者のみならず、遊技
機設置島Sにおいて遊技を行うすべての遊技者に対し
て、前記期待感を抱かせ、興趣の向上を図ることができ
る。 【0111】〔第2の実施の形態〕以下、第2の実施の
形態について、図4、図12乃至図15を参照しつつ説
明する。図12は、本実施の形態にかかる遊技機設置島
Sにおけるパチンコ機1a〜1eの電気的な接続構成の
一部を示すブロック図である。但し、上記第1の実施の
形態と同一構成部分についての説明は省略する。なお、
本実施の形態においては、パチンコ機1a〜1eが電気
的に接続されることにより遊技機ネットワークシステム
が形成されている。 【0112】本実施の形態では、上記第1の実施の形態
に加えて、パチンコ機1aの入出力ポート72a及びパ
チンコ機1eの入出力ポート72bが接続されることに
より、パチンコ機1a及びパチンコ機1eが電気的に接
続されている。従って、パチンコ機1a〜1eがループ
状(環状)に接続された構成となっている。また、各表
示制御基板110a〜110eには、大当たり予告演出
の起点を決定する乱数発生手段としての起点カウンタが
設定されている。該起点カウンタは、所定時間(例えば
「2ms」)毎に値が所定範囲内で更新され、例えば
「0」〜「4」までの値が乱数として読み出される。 【0113】上記構成の下、特定処理としての大当たり
予告演出が行われる際の各パチンコ機1a〜1eの作用
を説明する。例えば、パチンコ機1cにおいて、大当た
り状態が発生する場合(所定条件が成立した場合)に
は、主基板50からのコマンドに基づき、表示制御基板
110cのCPU63は、図13に示すように大当たり
予告設定処理を実行する。CPU63は、ステップR1
において大当たり予告演出を所定のタイミングで行う旨
の実行情報をワークRAM64に記憶させる。同時に、
CPU63は、ステップR2において、前記起点カウン
タから選出値としてのカウンタ値を読み出し、該カウン
タ値が特定値としての「0」か否かを判定する。ここ
で、カウンタ値が「0」である場合には、ステップR3
において、CPU63は自身を起点として設定し、この
情報をワークRAM64に記憶する。また、カウンタ値
が「0」でない場合には、ステップR4においてCPU
63は該カウンタ値から「1」を減算し、この値をワー
クRAM64に記憶する。ここで、カウンタ値に所定値
を加算して特定値となった場合に起点して設定されるよ
うな構成としてもよい。 【0114】そして、CPU63は、ステップR5にお
いて、外部入出力インターフェース71を介して、パチ
ンコ機1dの表示制御基板110dに大当たり予告演出
を行う旨の特定制御信号(以下、予告コマンドという)
を送信する。予告コマンドには、大当たり予告演出の演
出パターンや、それを実行するタイミングに関する時間
情報等が含まれている。また、このコマンドとともに前
記減算されたカウンタ値が送信される。 【0115】表示制御基板110dのCPU63は、予
告コマンドを受信すると、上記表示制御基板110cと
同様に大当たり予告設定処理を実行する。つまり、CP
U63は、予告コマンドを各ワークRAM64に記憶さ
せる。同時に、CPU63は、前記減算されたカウンタ
値が「0」か否かを判定する。ここで、カウンタ値が
「0」である場合には、CPU63は自身を起点として
設定し、この情報をワークRAM64に記憶する。ま
た、カウンタ値が「0」でない場合には、CPU63は
該カウンタ値から「1」を減算し、この値をワークRA
M64に記憶する。そして、前記表示制御基板110c
と同様に、表示制御基板110dのCPU63は、表示
制御基板110eに対し予告コマンド及び前記減算され
たカウンタ値を送信する。 【0116】このように、表示制御基板110e、表示
制御基板110a、表示制御基板110b、表示制御基
板110cの順にコマンドが転送されていく。なお、前
記カウンタ値又は減算されたカウンタ値が「0」となっ
た場合には、それ以後、予告コマンドのみが送信されて
いく。そして、表示制御基板110cのCPU63が、
このコマンドを再度受信した場合には、そこでこのコマ
ンドの転送リレーを終了する。また、CPU63は、こ
の時点で前記減算値が「0」となっていない場合には、
自身を起点に設定する。 【0117】そして、起点となるパチンコ機1例えばパ
チンコ機1cから順に循環するように各表示部16にお
いて大当たり予告演出が行われる。詳しくは、前記予告
コマンドに含まれる時間情報に基づき、所定のタイミン
グで例えば表示制御基板110cのCPU63は、大当
たり予告演出を開始する。これとともに、CPU63
は、実行開始の旨を伝える開始制御信号(以下、実行コ
マンドという)を表示制御基板110dに送信する。 【0118】そして、実行コマンドを受信した表示制御
基板110dのCPU63は、所定時間経過後、大当た
り予告演出を開始するとともに、実行コマンドを表示制
御基板110eに送信する。同様に、実行コマンドが表
示制御基板110a、表示制御基板110b、表示制御
基板110cの順に送信され、各表示制御基板110
a,110bによって大当たり予告演出が実行される。
但し、表示制御基板110cは、自身が大当たり予告演
出の起点となっているため、再度大当たり予告演出を行
うことはせず、大当たり予告演出の循環を終了させる。 【0119】従って、各パチンコ機1a〜1eの各表示
部16a〜16eには、図14(a),(b)及び図1
5(a)〜(c)に示すように、表示部16cから表示
部16bへという順に魚群Gが連鎖的に表示される。 【0120】なお、各表示制御基板110a〜110e
による大当たり予告演出のみならず、上記第1の実施の
形態と同様に、ランプ制御基板120及び音声制御基板
130によって、光や音による大当たり予告演出が行わ
れるようにしてもよい。 【0121】本実施の形態によれば、上記第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。さらにパチン
コ機1a〜1eを環状に接続することにより、制御信号
を循環させることができる。これにより、大当たり予告
演出の起点を定めたり、該演出を循環させる制御等をよ
り簡単に行うことができる。 【0122】〔第3の実施の形態〕以下、第3の実施の
形態について、図4、図16及び図17を参照しつつ説
明する。図16は、遊技機設置島Sにおけるパチンコ機
1a〜1eの電気的な接続構成の一部を示すブロック図
である。但し、上記第1又は第2の実施の形態と同一構
成部分についての説明は省略する。なお、本実施の形態
においては、パチンコ機1a〜1eが電気的に接続され
ることにより遊技機ネットワークシステムが形成されて
いる。 【0123】本実施の形態において、表示制御基板11
0a〜110eの外部入出力インターフェースには、1
つの入出力ポート72aのみが設けられており、当該入
出力ポート72aは、ハーネス等を介して遊技機設置島
Sに設けられた所定の中継手段としての中継装置74の
接続部としての各ポート74a〜74eに接続されてい
る。中継装置74の内部において各ポート74a〜74
eはそれぞれ接続されている。従って、中継装置74を
介して、各パチンコ機1a〜1eの各表示制御基板11
0a〜110e同士がそれぞれ電気的に接続される格好
となり、各表示制御基板110a〜110e間におい
て、各種データの送受信が可能となっている。 【0124】また、表示制御基板110a〜110eが
中継装置74(各ポート74a〜74e)に接続された
際、表示制御基板110a〜110eは、それぞれ各ポ
ート74a〜74eのポート番号を自身の識別子として
各ワークRAM64内に設定する。さらに、各表示制御
基板110a〜110eのカウンタには、大当たり予告
演出の起点を決定する乱数発生手段としての起点カウン
タが設定されている。 【0125】上記構成の下、特定処理としての大当たり
予告演出が行われる際の各パチンコ機1a〜1eの作用
を説明する。例えば、パチンコ機1cにおいて、大当た
り状態が発生する場合(所定条件が成立した場合)に
は、主基板50からのコマンドに基づき、表示制御基板
110cのCPU63は、図17に示すように大当たり
予告設定処理を実行する。CPU63は、ステップQ1
において大当たり予告演出を所定のタイミングで行う旨
の実行情報をワークRAM64に記憶させる。同時に、
CPU63は、前記起点カウンタから選出値としてのカ
ウンタ値を読み出す。CPU63は、ステップQ2にお
いて、このカウンタ値に基づき、大当たり予告演出の起
点となる表示制御基板110の識別子(ポート番号)を
選出する。例えば、起点カウンタの値が「0」〜「4」
の範囲に設定されている場合において、カウンタ値とし
て「0」が読み出された場合には、表示制御基板110
aのポート番号が選出され、「4」が読み出された場合
には、表示制御基板110eのポート番号が選出され
る。また、ステップQ3において、CPU63は、起点
となる表示制御基板110の識別子に基づき、大当たり
予告演出の実行される表示制御基板110の順序を決定
する。例えば、表示制御基板110aが起点として設定
された場合には、該表示制御基板110aのポート番号
に基づき、隣の表示制御基板110bを2番目に大当た
り予告演出を行う表示制御基板110として決定する。
同様に、表示制御基板110cを3番目、表示制御基板
110dを4番目、表示制御基板110eを5番目とい
うように各表示制御基板110の順序を決定する。 【0126】そして、ステップQ4において、表示制御
基板110cのCPU63は、中継装置74を介して、
各表示制御基板110a,110b,110d,110
eに対し大当たり予告演出を行う旨の特定制御信号(以
下、予告コマンドという)、及び、前記大当たり予告演
出の実行される順序を示した順序情報を各表示制御基板
110a,110b,110d,110eに対し送信す
る。 【0127】各表示制御基板110a,110b,11
0d,110eのCPU63は、予告コマンド及び順序
情報を受信すると、それぞれ該コマンド等を各ワークR
AM64に記憶する。なお、上記順序情報には、大当た
り予告演出を実行するタイミングに関する時間情報等が
含まれている。 【0128】各表示制御基板110a〜110eのCP
U63は、順序情報に基づき、所定のタイミングにおい
て、各表示部16において大当たり予告演出を開始す
る。なお、順序情報によって設定された演出開始のタイ
ミングに時間差が設けられており、起点となるパチンコ
機1例えばパチンコ機1aからパチンコ機1eという順
に各表示部16において大当たり予告演出が行われる。
従って、各表示部16a〜16eには、図10(a)、
(b)及び図11(a)〜(c)に示した順序で魚群G
が連鎖的に表示されていく。なお、表示演出とともに、
ランプ、スピーカ9等による光や音の大当たり予告演出
が行われるようになっている。 【0129】本実施の形態によれば、上記第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。さらにパチン
コ機1a〜1eが中継装置74を介して接続されている
ため、パチンコ機1a〜1eを直接的に接続するより
も、その接続構成をより簡素化することができる。ま
た、各パチンコ機1a〜1eを介して各種制御信号を転
送しなくともよいため、各パチンコ機1a〜1eを関連
させて行う各種遊技演出の制御をより簡単に行うことが
できる。 【0130】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。 【0131】(a)上記各実施の形態において、外部入
出力インターフェース71は、表示制御基板110に組
み込まれているが、これに限らず、主基板50、ランプ
制御基板120、音声制御基板130等他の制御基板に
組み込まれた構成としてもよい。また、図18に示すよ
うに、外部入出力インターフェース75が、各制御基板
とは独立して設けられるようにしてもよい。また、外部
入出力インターフェース75は、一対のポートを備えて
いるが、1つのポートのみを備える構成としてもよい。 【0132】(b)上記第2の実施の形態において、表
示制御基板110は、大当たり状態が発生する場合に
は、前記実行情報を設定することなく、所定のタイミン
グで大当たり予告演出を実行するとともに、他のパチン
コ機1の表示制御基板110に対して、大当たり予告演
出を実行する旨の開始制御信号を出力し、他のパチンコ
機1の表示制御基板110から前記開始制御信号を入力
した場合には、所定のタイミングで前記大当たり予告演
出を実行するようにしてもよい。このようにすれば、複
数のパチンコ機1において、前記実行情報を設定する大
当たり予告設定処理を行うことなく、連鎖的に大当たり
予告演出を行うことができる。結果として、制御手順の
簡素化を図ることができる。 【0133】また、表示制御基板110は、大当たり状
態が発生する場合には、該表示制御基板110と接続さ
れた両隣の表示制御基板110に対して、前記開始制御
信号を出力し、自身が出力し、かつ、複数のパチンコ機
1における各表示制御基板110を循環してきた前記開
始制御信号を入力した場合には、前記開始制御信号の循
環を終了するようにし、大当たり状態の発生するパチン
コ機1を起点として、大当たり予告演出の連鎖表示が両
方向に進行していく表示演出が複数のパチンコ機1にお
いて行われるようにしてもよい。 【0134】(c)上記実施の形態において、大当たり
予告演出の表示連鎖の進行方向(魚群Gの進行方向)は
一定となっている。これに限らず、表示制御基板110
は、大当たり予告演出の表示連鎖の進行する方向を選択
する選択手段例えば乱数カウンタ等を備え、前記選択手
段の選択結果に基づき、前記進行方向に関する方向情報
を設定し、該方向情報を前記特定制御信号とともに出力
し、前記方向情報を設定又は入力した場合には、前記表
示手段において前記方向情報に基づいて、図19に示す
ような異なる方向に向いた魚群Gを表示できるようにし
てもよい。このようにすれば、より多彩な表示演出を行
うことができる。 【0135】(d)上記各実施の形態では、各パチンコ
機1a〜1eにおいて、魚群Gが連鎖的に表示される。
これに限らず、図20に示すように、各パチンコ機1a
〜1eにおいて、魚群Gが同時に表示されるようにして
もよい。また、各パチンコ機1a〜1eにおいて、連鎖
的でないランダムなタイミングで表示されるようにして
もよい。また、前記大当たり予告演出の表示連鎖は、断
続的、すなわち各パチンコ機1a〜1eにおいて、各演
出が終了した後、次のパチンコ機1において演出が行わ
れるようにしてもよい。 【0136】(e)上記各実施の形態において、前記大
当たり予告演出は、接続された全てのパチンコ機1にお
いて行われるよう構成されているが、これに限らず、一
部のパチンコ機1において連鎖的に行われるようにして
もよい。 【0137】(f)上記各実施の形態においては、各パ
チンコ機1a〜1eにおいて、前記大当たり予告演出が
それぞれ1回づつ行われるようになっているが、これに
限らず、前記大当たり予告演出が、パチンコ機1a〜1
eを循環するように、複数回繰り返し行われるようにし
てもよい。 【0138】(g)大当たり状態の発生するパチンコ機
1が、前記開始制御信号を入力した場合には、他のパチ
ンコ機1が行う大当たり予告演出とは異なる第2の特定
処理としての大当たり予告演出を行うようにしてもよ
い。例えば、他のパチンコ機1から、上述したように魚
群Gが連鎖的に移動してきて、自身が演出を行う際に
は、魚群Gがパチンコ機1の手前方向に向かってくるよ
うな表示演出を行うようにしてもよい。このようにすれ
ば、大当たり状態の発生するパチンコ機1において遊技
を行う遊技者等に対して、該パチンコ機1において大当
たり状態の発生を報知することができる。結果として、
この報知演出が新たな演出となり、さらなる興趣の向上
を図ることができる。 【0139】(h)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当
たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞さ
せることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ
機、確変モードや時短モード等の付加価値が付与される
パチンコ機等として実施してもよい。また、パチンコ機
以外にも、雀球、スロットマシン、パチンコ機とスロッ
トマシンとを融合させた遊技機等の各種遊技機として実
施することも可能である。 【0140】スロットマシンの基本構成としては、「複
数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示した後に識
別図柄を選出する表示手段としてのリールを備え、遊技
者が始動用操作手段としてのスタートレバーを叩き、リ
ールが回転することにより識別図柄が変動し、遊技者が
停止用操作手段としてのストップボタンを押すことによ
って、又は、所定時間が経過することによってリールが
停止し、この結果選出された識別図柄が特定識別図柄で
あることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値
(特別遊技状態)としての大当たり状態を付与する遊技
価値付与手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊
技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。 【0141】また、パチンコ機とスロットマシンとを融
合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別図柄
からなる識別図柄列を変動表示した後に識別図柄を選出
する表示手段としてのリールを備え、遊技者が始動用操
作手段としてのスタートレバーを叩き、リールが回転す
ることにより識別図柄が変動し、遊技者が停止用操作手
段としてのストップボタンを押すことによって、又は、
所定時間が経過することによってリールが停止し、この
結果選出された識別図柄が特定識別図柄であることを必
要条件として遊技者に有利な特別遊技価値(特別遊技状
態)としての大当たり状態を付与する遊技価値付与手段
とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、
識別図柄の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要と
し、大当たり状態の発生に際しては多くの遊技球が払い
出されるよう構成されてなる遊技機」となる。 【0142】さらに、上記スロットマシン、パチンコ機
とスロットマシンとを融合させた遊技機等において、複
数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示する表示手
段とは別に、少なくとも前記識別図柄とは異なる複数の
第2の識別図柄を遊技状態に応じて可変表示し選出する
第2の表示手段を設け、上記実施の形態における様々な
表示制御を行う場合には、前記第2の表示手段において
行うようにしてもよい。また、少なくとも前記識別図柄
が特定の組合せで選出される前段階に、前記第2の表示
手段において、少なくとも前記第2の識別図柄が特定の
組合せで選出されることにより、特別遊技価値(特別遊
技状態)としての大当たり状態の付与が確定するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図
である。 【図2】第1の実施の形態における複数のパチンコ機の
電気的な接続構成の一部を示すブロック図である。 【図3】一実施の形態における遊技盤を示す部分正面図
である。 【図4】主基板、表示制御基板等の電気的構成を示すブ
ロック図である。 【図5】第1の実施の形態における大当たり予告設定処
理を説明するためのフローチャート図である。 【図6】大当たり予告開始処理を説明するためのフロー
チャート図である。 【図7】表示部における識別図柄の通常変動態様の一例
を示す図である。 【図8】魚群が登場した際の表示態様の一例を示す図で
ある。 【図9】(a)、(b)は、魚群が移動していく表示態
様の一例を示す図である。 【図10】(a)、(b)は遊技機設置島において複数
のパチンコ機を移動するように表示される魚群の表示態
様の一例を示す図である。 【図11】(a)〜(c)は遊技機設置島において複数
のパチンコ機を移動するように表示される魚群の表示態
様の一例を示す図である。 【図12】第2の実施の形態における複数のパチンコ機
の電気的な接続構成の一部を示すブロック図である。 【図13】第2の実施の形態における大当たり予告設定
処理を説明するためのフローチャート図である。 【図14】(a)、(b)は遊技機設置島において複数
のパチンコ機を移動するように表示される魚群の表示態
様の一例を示す図である。 【図15】(a)〜(c)は遊技機設置島において複数
のパチンコ機を移動するように表示される魚群の表示態
様の一例を示す図である。 【図16】第3の実施の形態における複数のパチンコ機
の電気的な接続構成の一部を示すブロック図である。 【図17】第3の実施の形態における大当たり予告設定
処理を説明するためのフローチャート図である。 【図18】別の実施の形態における主基板、表示制御基
板等の電気的構成を示すブロック図である。 【図19】別の実施の形態における魚群が登場した際の
表示態様の一例を示す図である。 【図20】遊技機設置島の複数のパチンコ機において、
同時に表示される魚群の表示態様の一例を示す図であ
る。 【符号の説明】 1(1a〜1e)…遊技機としてのパチンコ機、8…遊
技盤、9…スピーカ、12…表示手段としての可変表示
装置、16(16a〜16e)…表示部(液晶ディスプ
レイ)、50…遊技価値付与手段、主制御手段としての
主基板、71…外部入出力インターフェース、72a,
72b…入出力ポート、74…中継手段としての中継装
置、110(110a〜110e)…表示制御手段とし
ての表示制御基板、120…ランプ制御基板、130…
音声制御基板、G…特定表示対象としての魚群、S…遊
技機設置島。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 各種画像を表示可能な表示手段と、該表
    示手段を制御する表示制御手段とを備えた遊技機であっ
    て、 前記表示制御手段と他の遊技機の表示制御手段とを電気
    的に接続することにより、複数の遊技機間において制御
    信号を送受信できるよう構成されるとともに、 前記表示制御手段は、 所定条件の成立した場合には、所定のタイミングで特定
    処理を実行するとともに、他の遊技機の表示制御手段に
    対して前記特定処理を実行する旨の開始制御信号を出力
    し、 他の遊技機の表示制御手段から前記開始制御信号を入力
    した場合には、所定のタイミングで前記特定処理を実行
    し、 前記表示手段は、前記特定処理の実行に基づき特定画像
    を表示することを特徴とする遊技機。
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