JP2003125997A - 電気掃除機用ホース - Google Patents
電気掃除機用ホースInfo
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- JP2003125997A JP2003125997A JP2001329808A JP2001329808A JP2003125997A JP 2003125997 A JP2003125997 A JP 2003125997A JP 2001329808 A JP2001329808 A JP 2001329808A JP 2001329808 A JP2001329808 A JP 2001329808A JP 2003125997 A JP2003125997 A JP 2003125997A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 頻繁に大きな曲げ力や捩回力を受ける電気掃
除機用ホースにおける手元操作部分や電気掃除機との接
続部分が緩やかに屈曲させるようにして急激な屈曲や屈
折による局部的な破損を防止する。 【解決手段】 優れた屈曲性を発揮するように薄肉に形
成しているホース主体の管壁1の両端部を徐々に肉厚に
形成してその一方の肉厚部2の肉厚端部を電気掃除機B
の吸気口bに差し込む接続筒体6に連結すると共に、他
方の肉厚部3の肉厚端部を延長管Cに接続させる操作筒
体8に連結し、これらの肉厚部2、3における接続筒体
6と操作筒体8から突出した部分を緩やかに湾曲させる
ように構成している。
除機用ホースにおける手元操作部分や電気掃除機との接
続部分が緩やかに屈曲させるようにして急激な屈曲や屈
折による局部的な破損を防止する。 【解決手段】 優れた屈曲性を発揮するように薄肉に形
成しているホース主体の管壁1の両端部を徐々に肉厚に
形成してその一方の肉厚部2の肉厚端部を電気掃除機B
の吸気口bに差し込む接続筒体6に連結すると共に、他
方の肉厚部3の肉厚端部を延長管Cに接続させる操作筒
体8に連結し、これらの肉厚部2、3における接続筒体
6と操作筒体8から突出した部分を緩やかに湾曲させる
ように構成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可撓性と耐久性に優
れた軟質合成樹脂製の電気掃除機用ホースに関するもの
である。
れた軟質合成樹脂製の電気掃除機用ホースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気掃除機用ホースとして
は、図8に示すように、全長に亘って一定の厚みに形成
している軟質合成樹脂製管壁21の内周面に、手元スイッ
チやパワーブラシに対する通電用の被覆金属線22を螺旋
状に巻装してなる構造のものや、図9に示すように、軟
質合成樹脂製の管壁21を全長に亘って一定厚みを有する
外層管壁部21a と内層管壁部21b とによって形成し、内
層管壁部21b の外周面に上記通電用の被覆金属線22を螺
旋状に巻着してこれらの内外層管壁部21a 、21b 間内に
該被覆金属線22を埋設してなる構造のものが一般的に知
られている。
は、図8に示すように、全長に亘って一定の厚みに形成
している軟質合成樹脂製管壁21の内周面に、手元スイッ
チやパワーブラシに対する通電用の被覆金属線22を螺旋
状に巻装してなる構造のものや、図9に示すように、軟
質合成樹脂製の管壁21を全長に亘って一定厚みを有する
外層管壁部21a と内層管壁部21b とによって形成し、内
層管壁部21b の外周面に上記通電用の被覆金属線22を螺
旋状に巻着してこれらの内外層管壁部21a 、21b 間内に
該被覆金属線22を埋設してなる構造のものが一般的に知
られている。
【0003】そして、いずれの電気掃除機用ホースにお
いても、螺旋状に巻装した上記通電用被覆金属線22を被
覆している管壁21の部分を螺旋状の突条部23に、長さ方
向に隣接する通電用被覆金属線22、22間を被覆している
管壁21の部分を均一な厚みを有する外周面が平坦な谷部
24に形成して上記突条部23によりホースに保形性と弾性
復元力を具備させる一方、この突条部23を節とし谷部24
により撓み性を発揮させるように構成していると共に、
これらの電気掃除機用ホースの両端部に、電気掃除機の
吸気口に接続させるための硬質合成樹脂製の接続筒体と
手元スイッチを設けている硬質合成樹脂製の操作筒体と
をそれぞれ一体に接続させた構造としている。
いても、螺旋状に巻装した上記通電用被覆金属線22を被
覆している管壁21の部分を螺旋状の突条部23に、長さ方
向に隣接する通電用被覆金属線22、22間を被覆している
管壁21の部分を均一な厚みを有する外周面が平坦な谷部
24に形成して上記突条部23によりホースに保形性と弾性
復元力を具備させる一方、この突条部23を節とし谷部24
により撓み性を発揮させるように構成していると共に、
これらの電気掃除機用ホースの両端部に、電気掃除機の
吸気口に接続させるための硬質合成樹脂製の接続筒体と
手元スイッチを設けている硬質合成樹脂製の操作筒体と
をそれぞれ一体に接続させた構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、掃除機
用ホースは、配管用ホースや排水用ホースとは異なって
使用時には全長に亘って上下、左右のいずれの方向に対
しても頻繁に屈曲させられ、且つその屈曲度もある時は
大きく、ある時は小さくされながら、ランダムな方向に
屈曲させられることになり、そのため、管壁21の一部が
破損する虞れがある。特に、電気掃除機の吸気口に接続
させるための接続筒体と、手元スイッチを設けている操
作筒体とに一体に連結したホースの両端部が、それぞれ
これらの接続筒体と操作筒体とを支点として強い曲げ力
や捩回力、伸縮力を頻繁に受けて接続筒体や操作筒体と
の連結部分が短期間で局部的に破損してしまう虞れがあ
り、また、接続筒体や操作筒体から突出している端部が
座屈して円形状の断面が偏平状に変形し、塵埃の吸引に
支障を来す等の問題点があった。
用ホースは、配管用ホースや排水用ホースとは異なって
使用時には全長に亘って上下、左右のいずれの方向に対
しても頻繁に屈曲させられ、且つその屈曲度もある時は
大きく、ある時は小さくされながら、ランダムな方向に
屈曲させられることになり、そのため、管壁21の一部が
破損する虞れがある。特に、電気掃除機の吸気口に接続
させるための接続筒体と、手元スイッチを設けている操
作筒体とに一体に連結したホースの両端部が、それぞれ
これらの接続筒体と操作筒体とを支点として強い曲げ力
や捩回力、伸縮力を頻繁に受けて接続筒体や操作筒体と
の連結部分が短期間で局部的に破損してしまう虞れがあ
り、また、接続筒体や操作筒体から突出している端部が
座屈して円形状の断面が偏平状に変形し、塵埃の吸引に
支障を来す等の問題点があった。
【0005】このため、ホースの両端部に弾性を有する
保護筒材を被着し、この保護筒材を介して硬質合成樹脂
製の接続筒体の内周面にホースの端部を挿入して一体に
固着した構造とすることも提案されているが、このよう
な保護筒材を別に使用することはコスト高になるばかり
でなく、ホースの両端部にこのような保護筒材を被着す
る作業に著しい手間と労力を要して多量生産に適さず、
さらに、保護筒材によってホースの外観を損する虞れが
あり、また、保護筒材の端部から露出しているホースが
保護筒体の端部から急激に座屈するような事態も生じて
上述したような塵埃の円滑な吸引作用や充分な破損防止
作用を発揮することができなくなる等の問題点があっ
た。
保護筒材を被着し、この保護筒材を介して硬質合成樹脂
製の接続筒体の内周面にホースの端部を挿入して一体に
固着した構造とすることも提案されているが、このよう
な保護筒材を別に使用することはコスト高になるばかり
でなく、ホースの両端部にこのような保護筒材を被着す
る作業に著しい手間と労力を要して多量生産に適さず、
さらに、保護筒材によってホースの外観を損する虞れが
あり、また、保護筒材の端部から露出しているホースが
保護筒体の端部から急激に座屈するような事態も生じて
上述したような塵埃の円滑な吸引作用や充分な破損防止
作用を発揮することができなくなる等の問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、電気掃除機の吸
気口に接続させるための接続筒体に一体に連結した端部
や、手元スイッチを設けている操作筒体に一体に連結し
た端部等が、使用中において繰り返し大きな曲げ力や捩
回力を受けても、上記硬質合成樹脂製の接続筒体や操作
筒体の先端から長さ方向に徐々に緩やかな屈曲性を発揮
して長期の使用に耐えることができると共に、製造が容
易で安価に提供でき、外観的にも優れた電気掃除機用ホ
ースを提供するにある。
れたもので、その目的とするところは、電気掃除機の吸
気口に接続させるための接続筒体に一体に連結した端部
や、手元スイッチを設けている操作筒体に一体に連結し
た端部等が、使用中において繰り返し大きな曲げ力や捩
回力を受けても、上記硬質合成樹脂製の接続筒体や操作
筒体の先端から長さ方向に徐々に緩やかな屈曲性を発揮
して長期の使用に耐えることができると共に、製造が容
易で安価に提供でき、外観的にも優れた電気掃除機用ホ
ースを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電気掃除機用ホースは、請求項1に記載した
ように、管壁が軟質合成樹脂よりなるホース主体に通電
用の被覆電線又は半硬質合成樹脂製芯線等の補強線材を
螺旋状に巻装してなる電気掃除機用ホースにおいて、ホ
ース主体の所定長さ部分に管壁を形成している上記軟質
合成樹脂層の厚みを増大させた肉厚部を形成してなる構
造としている。
に本発明の電気掃除機用ホースは、請求項1に記載した
ように、管壁が軟質合成樹脂よりなるホース主体に通電
用の被覆電線又は半硬質合成樹脂製芯線等の補強線材を
螺旋状に巻装してなる電気掃除機用ホースにおいて、ホ
ース主体の所定長さ部分に管壁を形成している上記軟質
合成樹脂層の厚みを増大させた肉厚部を形成してなる構
造としている。
【0008】上記請求項1に記載の電気掃除機用ホース
において、請求項2に係る発明は、管壁の肉厚部を、電
気掃除機の吸気口に接続させるための接続筒体を取付け
たホース主体の一端部と、手元スイッチを設けている操
作筒体に一体に連結した他端部とに形成し、これらの肉
厚部の一部分を上記接続筒体と操作筒体とからそれぞれ
突出させていることを特徴とするものである。
において、請求項2に係る発明は、管壁の肉厚部を、電
気掃除機の吸気口に接続させるための接続筒体を取付け
たホース主体の一端部と、手元スイッチを設けている操
作筒体に一体に連結した他端部とに形成し、これらの肉
厚部の一部分を上記接続筒体と操作筒体とからそれぞれ
突出させていることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3に係る発明は、電気掃除機
の吸気口に接続させるための上記接続筒体や手元スイッ
チを設けている操作筒体から外部に露出している肉厚部
を接続筒体や操作筒体とからそれぞれ離れるに従って徐
々に薄肉に形成していることを特徴としている。
の吸気口に接続させるための上記接続筒体や手元スイッ
チを設けている操作筒体から外部に露出している肉厚部
を接続筒体や操作筒体とからそれぞれ離れるに従って徐
々に薄肉に形成していることを特徴としている。
【0010】
【作用】電気掃除機用のホース主体を構成している管壁
の所定長さ部分に形成している肉厚部によって、使用中
に、屈曲性に富んだ他の薄肉管壁部分が必要以上に屈曲
するのを抑制し、電気掃除機の操作性や取り扱い性が良
好に行えるようにすると共にその肉厚部分を床面と摺接
する管壁部分に設けておくことによって、屈曲性に優れ
たその他の薄肉部分が擦接によって損傷するのを防止す
ることができ、長期の使用に耐えることができるホース
を提供することができる。
の所定長さ部分に形成している肉厚部によって、使用中
に、屈曲性に富んだ他の薄肉管壁部分が必要以上に屈曲
するのを抑制し、電気掃除機の操作性や取り扱い性が良
好に行えるようにすると共にその肉厚部分を床面と摺接
する管壁部分に設けておくことによって、屈曲性に優れ
たその他の薄肉部分が擦接によって損傷するのを防止す
ることができ、長期の使用に耐えることができるホース
を提供することができる。
【0011】この肉厚部がホース主体の長さ方向の中間
部に設けている場合には、その少なくとも両端部を両端
に向かって徐々に薄肉となるように傾斜させて薄肉の管
壁に連続させた構造としておけば、局部的に屈曲させる
ことなく肉厚部から薄肉部に向かって徐々に緩やかに屈
曲させることができる。
部に設けている場合には、その少なくとも両端部を両端
に向かって徐々に薄肉となるように傾斜させて薄肉の管
壁に連続させた構造としておけば、局部的に屈曲させる
ことなく肉厚部から薄肉部に向かって徐々に緩やかに屈
曲させることができる。
【0012】また、上記肉厚部を、電気掃除機の使用中
に、特に、大きな曲げ力や捩回力、伸縮力が生じやすい
両端部、即ち、電気掃除機の吸気口に対する硬質合成樹
脂製の接続筒体との連結部分や手元スイッチを設けてい
る硬質合成樹脂製の操作筒体との連結部分に形成してお
くことによって、これらの接続筒体や操作筒体に対する
連結構造が強固になると共に、接続筒体や操作筒体から
突出しているホースの端部が接続筒体や操作筒体の端部
を支点として急激に偏平状に座屈したり破損するのを確
実に防止することができ、従って、ホースの断面形状を
殆ど変形させることなく略円形状に保持して吸引作用を
効果的に発揮させることができる。
に、特に、大きな曲げ力や捩回力、伸縮力が生じやすい
両端部、即ち、電気掃除機の吸気口に対する硬質合成樹
脂製の接続筒体との連結部分や手元スイッチを設けてい
る硬質合成樹脂製の操作筒体との連結部分に形成してお
くことによって、これらの接続筒体や操作筒体に対する
連結構造が強固になると共に、接続筒体や操作筒体から
突出しているホースの端部が接続筒体や操作筒体の端部
を支点として急激に偏平状に座屈したり破損するのを確
実に防止することができ、従って、ホースの断面形状を
殆ど変形させることなく略円形状に保持して吸引作用を
効果的に発揮させることができる。
【0013】さらに、接続筒体や操作筒体から外部に露
出している肉厚部をこれらの接続筒体や操作筒体から離
れるに従って徐々に薄肉に形成しておくことにより、操
作筒体を操作して床面を掃除する時には、該肉厚部は操
作筒体に対して大きく屈曲することなく操作筒体の延長
方向に緩やかに弾性的に屈曲してこの肉厚部に連なるホ
ースの薄肉部分を操作筒体の操作方向に肉厚部を介して
振るように移動させることができ、従って、ホース全体
の動きも操作筒体によって操作することができて足元に
ホースが絡みついたりするのを確実に防止しながら円滑
にして能率のよい清掃作業が可能となる。
出している肉厚部をこれらの接続筒体や操作筒体から離
れるに従って徐々に薄肉に形成しておくことにより、操
作筒体を操作して床面を掃除する時には、該肉厚部は操
作筒体に対して大きく屈曲することなく操作筒体の延長
方向に緩やかに弾性的に屈曲してこの肉厚部に連なるホ
ースの薄肉部分を操作筒体の操作方向に肉厚部を介して
振るように移動させることができ、従って、ホース全体
の動きも操作筒体によって操作することができて足元に
ホースが絡みついたりするのを確実に防止しながら円滑
にして能率のよい清掃作業が可能となる。
【0014】一方、接続筒体に連結したホースの他端部
も上述したように肉厚部に形成しているので、ホースを
手元操作によって引っ張って電気掃除機を移動させる場
合にも、肉厚部が急激に屈曲ないしは屈折することな
く、引っ張り方向に向かって緩やかに弾性的に屈曲しな
がら電気掃除機にその引っ張り力を伝達して該電気掃除
機を無理なくその引っ張り方向に向きを変えさせながら
円滑に移動させることができる。また、操作筒体に連結
した肉厚部と同様に、最も破損し易いホースの端部を補
強して局部的な破れの発生を防止することができると共
にこれらの肉厚部によってホースの外観を良好にするこ
とができる。
も上述したように肉厚部に形成しているので、ホースを
手元操作によって引っ張って電気掃除機を移動させる場
合にも、肉厚部が急激に屈曲ないしは屈折することな
く、引っ張り方向に向かって緩やかに弾性的に屈曲しな
がら電気掃除機にその引っ張り力を伝達して該電気掃除
機を無理なくその引っ張り方向に向きを変えさせながら
円滑に移動させることができる。また、操作筒体に連結
した肉厚部と同様に、最も破損し易いホースの端部を補
強して局部的な破れの発生を防止することができると共
にこれらの肉厚部によってホースの外観を良好にするこ
とができる。
【0015】さらにまた、上記肉厚部は、管壁を形成し
ている軟質合成樹脂層の厚みを増大させることによって
形成しているので、製造が容易で安価な電気掃除機用ホ
ースを提供することができる。
ている軟質合成樹脂層の厚みを増大させることによって
形成しているので、製造が容易で安価な電気掃除機用ホ
ースを提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面に基づいて詳述する。図1は第1の実施形態で
ある電気掃除機用ホースA1と電気掃除機B、及び延長管
Cとの簡略斜視図であって、電気掃除機用のホース主体
を形成している管壁1は、その長さ方向の両端部とこの
両端部間における管壁1の所望長さ部分、好ましくは使
用時に床面と摺接する電気掃除機B側の部分とをその他
の部分よりも肉厚部2、3、4にそれぞれ形成している
と共に、図2、図3に示すように、この管壁1の内周面
に全長に亘って補強線材5を螺旋状に巻装してこの補強
線材5を被覆している管壁部分を螺旋突条部1aに形成し
てあり、隣接する螺旋突条部1a、1a間を平坦な谷部1bに
形成している。
態を図面に基づいて詳述する。図1は第1の実施形態で
ある電気掃除機用ホースA1と電気掃除機B、及び延長管
Cとの簡略斜視図であって、電気掃除機用のホース主体
を形成している管壁1は、その長さ方向の両端部とこの
両端部間における管壁1の所望長さ部分、好ましくは使
用時に床面と摺接する電気掃除機B側の部分とをその他
の部分よりも肉厚部2、3、4にそれぞれ形成している
と共に、図2、図3に示すように、この管壁1の内周面
に全長に亘って補強線材5を螺旋状に巻装してこの補強
線材5を被覆している管壁部分を螺旋突条部1aに形成し
てあり、隣接する螺旋突条部1a、1a間を平坦な谷部1bに
形成している。
【0017】上記管壁1は軟質塩化ビニル樹脂や軟質オ
レフィン系樹脂等の軟質合成樹脂によって形成されてあ
り、上記肉厚部2、3、4以外の管壁1を比較的薄肉に
形成して良好な屈曲性を発揮するように構成している一
方、肉厚部2、3、4は管壁1を形成している軟質合成
樹脂層の厚みを増大させることによって形成されてい
る。
レフィン系樹脂等の軟質合成樹脂によって形成されてあ
り、上記肉厚部2、3、4以外の管壁1を比較的薄肉に
形成して良好な屈曲性を発揮するように構成している一
方、肉厚部2、3、4は管壁1を形成している軟質合成
樹脂層の厚みを増大させることによって形成されてい
る。
【0018】肉厚部2〜4はその部分を全長に亘って同
一厚みに形成しておいてもよいが、電気掃除機用ホース
A1の管壁1の両端部に形成している上記肉厚部2、3に
おいては、図2に示すように、ホース端側の一半部を全
長に亘って同一厚みを有する肉厚部2a、3aに形成してい
る一方、薄肉の管壁1側に連なる他半部を徐々に小径に
形成して該薄肉の管壁1に段差なく連なる傾斜肉厚部2
b、3bに形成してあり、上記一半部側の肉厚部2a、3aを
電気掃除機Bの吸気口bに接続させるための接続筒体6
と手元スイッチ7を設けている操作筒体8とに挿入して
その外周面を接続筒体6と操作筒体8の内周面にそれぞ
れ接着剤等によって一体に連結し、他半部をこれらの接
続筒体6と操作筒体8から突出させた構造としている。
一厚みに形成しておいてもよいが、電気掃除機用ホース
A1の管壁1の両端部に形成している上記肉厚部2、3に
おいては、図2に示すように、ホース端側の一半部を全
長に亘って同一厚みを有する肉厚部2a、3aに形成してい
る一方、薄肉の管壁1側に連なる他半部を徐々に小径に
形成して該薄肉の管壁1に段差なく連なる傾斜肉厚部2
b、3bに形成してあり、上記一半部側の肉厚部2a、3aを
電気掃除機Bの吸気口bに接続させるための接続筒体6
と手元スイッチ7を設けている操作筒体8とに挿入して
その外周面を接続筒体6と操作筒体8の内周面にそれぞ
れ接着剤等によって一体に連結し、他半部をこれらの接
続筒体6と操作筒体8から突出させた構造としている。
【0019】また、上記電気掃除機用ホースA1の長さ方
向の中間部に設けている上記肉厚部4は、図3に示すよ
うに、この肉厚部4における両端部を薄肉に形成された
管壁1との連設端部に向かって徐々にその外径が小径と
なるように薄くして管壁1との連設端が該管壁1と内外
径が略同一となるように連続させた構造としている。従
って、この肉厚部4はその両端部の外周面を徐々に内径
方向に傾斜させている。なお、この傾斜肉厚部は両端部
に限らず、該肉厚部4の中央部から端部に亘って形成し
ておいてもよい。
向の中間部に設けている上記肉厚部4は、図3に示すよ
うに、この肉厚部4における両端部を薄肉に形成された
管壁1との連設端部に向かって徐々にその外径が小径と
なるように薄くして管壁1との連設端が該管壁1と内外
径が略同一となるように連続させた構造としている。従
って、この肉厚部4はその両端部の外周面を徐々に内径
方向に傾斜させている。なお、この傾斜肉厚部は両端部
に限らず、該肉厚部4の中央部から端部に亘って形成し
ておいてもよい。
【0020】一方、上記のように構成している電気掃除
機用ホースA1の管壁1の内周面に全長に亘って螺旋状に
巻装している上記補強線材5は、手元スイッチ7等に通
電するための金属線5aを合成樹脂により被覆5bしてなる
樹脂被覆線材からなるものであり、この補強線材5の樹
脂被覆層5bを軟質合成樹脂よりなる管壁1の内周面に一
体に接着させている。なお、補強線材5を半硬質の合成
樹脂製芯線によって形成しておいてもよいが、この場合
には、管壁1に通電用の金属線を埋設等しておくか、或
いは、この合成樹脂製芯線と共に通電用の樹脂被覆金属
線を管壁1の内周面に螺旋状に巻装しておく。
機用ホースA1の管壁1の内周面に全長に亘って螺旋状に
巻装している上記補強線材5は、手元スイッチ7等に通
電するための金属線5aを合成樹脂により被覆5bしてなる
樹脂被覆線材からなるものであり、この補強線材5の樹
脂被覆層5bを軟質合成樹脂よりなる管壁1の内周面に一
体に接着させている。なお、補強線材5を半硬質の合成
樹脂製芯線によって形成しておいてもよいが、この場合
には、管壁1に通電用の金属線を埋設等しておくか、或
いは、この合成樹脂製芯線と共に通電用の樹脂被覆金属
線を管壁1の内周面に螺旋状に巻装しておく。
【0021】管壁1の内周面に補強線材5を螺旋状に巻
装したことによって、上述したように、この補強線材5
を被覆している管壁部分は螺旋状の突条部1aに形成され
ている一方、隣接する1巻き状の突条部1a、1a間の管壁
部分は内外周面が平坦な谷部1bに形成されている。
装したことによって、上述したように、この補強線材5
を被覆している管壁部分は螺旋状の突条部1aに形成され
ている一方、隣接する1巻き状の突条部1a、1a間の管壁
部分は内外周面が平坦な谷部1bに形成されている。
【0022】図4は本発明の第2の実施の形態を示すも
ので、上記実施の形態においては、補強線材5を管壁1
の内周面に螺旋状に巻装しているが、この第2の実施の
形態の電気掃除機用ホースA2においては、補強線材5を
管壁1内に埋設した状態となるように螺旋状に巻装して
なるものである。即ち、軟質合成樹脂製の管壁1を全長
に亘って外層管壁部11と内層管壁部12とから形成し、内
層管壁部12の外周面上に樹脂被覆補強線材5を螺旋状に
巻装していると共にこの内層管壁部12上に外層管壁部11
を形成してこれらの内外管壁部11、12の対向面間を一体
に接着させてなり、さらに、補強線材5を被覆している
外層管壁部11における管壁1の長さ方向の両端部とこの
両端部間における管壁1の中間部の所望長さ部分とをそ
の他の部分よりも肉厚にして図1に示すように、上記肉
厚部2、3、4をそれぞれ形成してなるものである。
ので、上記実施の形態においては、補強線材5を管壁1
の内周面に螺旋状に巻装しているが、この第2の実施の
形態の電気掃除機用ホースA2においては、補強線材5を
管壁1内に埋設した状態となるように螺旋状に巻装して
なるものである。即ち、軟質合成樹脂製の管壁1を全長
に亘って外層管壁部11と内層管壁部12とから形成し、内
層管壁部12の外周面上に樹脂被覆補強線材5を螺旋状に
巻装していると共にこの内層管壁部12上に外層管壁部11
を形成してこれらの内外管壁部11、12の対向面間を一体
に接着させてなり、さらに、補強線材5を被覆している
外層管壁部11における管壁1の長さ方向の両端部とこの
両端部間における管壁1の中間部の所望長さ部分とをそ
の他の部分よりも肉厚にして図1に示すように、上記肉
厚部2、3、4をそれぞれ形成してなるものである。
【0023】なお、管壁1の長さ方向の中間部に形成し
ている上記肉厚部4を、その中央部から管壁1の薄肉部
との連設端部に向かって徐々にその外径が小径となるよ
うに薄くしたり、或いは、該肉厚部4の両端部を管壁1
の薄肉部との連設端部に向かって徐々に薄肉に形成した
り、さらには、管壁1の両端部に形成している上記肉厚
部2、3における開口端側の一半部を全長に亘って同一
厚みを有する肉厚部2a、3aに形成すると共に、薄肉の管
壁1側に連なる他半部を徐々に小径に形成して該薄肉の
管壁1に段差なく連なる傾斜肉厚部2b、3bに形成してい
る構造等については上記実施の形態と同様であるので、
同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
ている上記肉厚部4を、その中央部から管壁1の薄肉部
との連設端部に向かって徐々にその外径が小径となるよ
うに薄くしたり、或いは、該肉厚部4の両端部を管壁1
の薄肉部との連設端部に向かって徐々に薄肉に形成した
り、さらには、管壁1の両端部に形成している上記肉厚
部2、3における開口端側の一半部を全長に亘って同一
厚みを有する肉厚部2a、3aに形成すると共に、薄肉の管
壁1側に連なる他半部を徐々に小径に形成して該薄肉の
管壁1に段差なく連なる傾斜肉厚部2b、3bに形成してい
る構造等については上記実施の形態と同様であるので、
同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0024】また、図5は電気掃除機用ホースA3の第3
の実施の形態を示すもので、上記いずれの実施の形態に
おいても管壁1の外周面には全長に亘って螺旋突条部1a
を形成しているが、この第3の実施の形態においては管
壁1の両端部に形成した肉厚部2、3において、電気掃
除機Bの吸気口bに接続させるための接続筒体6と操作
筒体8とにそれぞれ挿入してその外周面をこれらの接続
筒体6と操作筒体8との内周面に一体に連結している開
口端側の一半部側の肉厚部2a、3aの外周面を全長に亘っ
て同一径の平坦な外周面2c、3cに形成してなるものであ
る。
の実施の形態を示すもので、上記いずれの実施の形態に
おいても管壁1の外周面には全長に亘って螺旋突条部1a
を形成しているが、この第3の実施の形態においては管
壁1の両端部に形成した肉厚部2、3において、電気掃
除機Bの吸気口bに接続させるための接続筒体6と操作
筒体8とにそれぞれ挿入してその外周面をこれらの接続
筒体6と操作筒体8との内周面に一体に連結している開
口端側の一半部側の肉厚部2a、3aの外周面を全長に亘っ
て同一径の平坦な外周面2c、3cに形成してなるものであ
る。
【0025】従って、これらの肉厚部2a、3a内には上記
補強線材5が肉厚部2a、3aの外周面から突出することな
く内部に完全に埋設された構造となっており、この肉厚
部2a、3aの外周面を平坦に形成していることによって、
接続筒体6内や操作筒体8内に対する肉厚部2a、3aの挿
入、固着作業が容易に且つ確実に行うことができる。
補強線材5が肉厚部2a、3aの外周面から突出することな
く内部に完全に埋設された構造となっており、この肉厚
部2a、3aの外周面を平坦に形成していることによって、
接続筒体6内や操作筒体8内に対する肉厚部2a、3aの挿
入、固着作業が容易に且つ確実に行うことができる。
【0026】上記のように構成している電気掃除機用ホ
ースA1〜A3の製造方法について簡単に説明すると、上記
第1の実施の形態に示した電気掃除機用ホースA1におい
ては、成形用回転軸上に補強線材5を一定のピッチでも
って螺旋状に巻回すると共にこの補強線材5に後続して
一定幅を有する半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を成
形ノズルから押し出し、上記補強線材5を被覆しながら
成形用回転軸上に螺旋状に巻回していくものであり、こ
の際、帯状材は、成形用回転軸に先に巻回した帯状材部
分の一側部に次に巻回した帯状材部分の他側部を重合し
て一体的に融着させながら螺旋状に巻回することにより
管壁1を形成する。
ースA1〜A3の製造方法について簡単に説明すると、上記
第1の実施の形態に示した電気掃除機用ホースA1におい
ては、成形用回転軸上に補強線材5を一定のピッチでも
って螺旋状に巻回すると共にこの補強線材5に後続して
一定幅を有する半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を成
形ノズルから押し出し、上記補強線材5を被覆しながら
成形用回転軸上に螺旋状に巻回していくものであり、こ
の際、帯状材は、成形用回転軸に先に巻回した帯状材部
分の一側部に次に巻回した帯状材部分の他側部を重合し
て一体的に融着させながら螺旋状に巻回することにより
管壁1を形成する。
【0027】さらに、成形回転軸上に管壁1を成形して
いく途中において、一定厚みを有する所定長さの管壁部
が形成される毎に、成形ノズルから押し出される上記帯
状材の厚みを大きくしてこの帯状材を成形回転軸上に巻
回された補強線材5上に被覆するように螺旋巻きするこ
とによって管壁1の比較的短い長さ部分に肉厚部を形成
する。この場合、両端部にのみ上記肉厚部2、3を有す
る電気掃除機用ホースを得る場合には、ホースの長さ毎
に上記厚みの大なる帯状材によって肉厚部を形成したの
ち、この肉厚部を長さ方向の中央から切断すればよい。
いく途中において、一定厚みを有する所定長さの管壁部
が形成される毎に、成形ノズルから押し出される上記帯
状材の厚みを大きくしてこの帯状材を成形回転軸上に巻
回された補強線材5上に被覆するように螺旋巻きするこ
とによって管壁1の比較的短い長さ部分に肉厚部を形成
する。この場合、両端部にのみ上記肉厚部2、3を有す
る電気掃除機用ホースを得る場合には、ホースの長さ毎
に上記厚みの大なる帯状材によって肉厚部を形成したの
ち、この肉厚部を長さ方向の中央から切断すればよい。
【0028】こうして、成形回転軸上に所定の長さ間隔
毎に肉厚部を有する長尺管を連続形成したのち、ホース
の長さ寸法毎に肉厚部を順次二分割していくことによっ
て、両端部に上記肉厚部2、3を有すると共に必要に応
じてこれらの肉厚部2、3間の別な肉厚部4を有する電
気掃除機用ホースを製造することができる。
毎に肉厚部を有する長尺管を連続形成したのち、ホース
の長さ寸法毎に肉厚部を順次二分割していくことによっ
て、両端部に上記肉厚部2、3を有すると共に必要に応
じてこれらの肉厚部2、3間の別な肉厚部4を有する電
気掃除機用ホースを製造することができる。
【0029】一方、上記第2及び第3の実施の形態2、
3に示した電気掃除機用ホースA2、A3を製造するには、
まず、成形ノズルから一定厚みと一定幅を有する半溶融
状態の軟質合成樹脂製帯状材を連続螺旋状に巻回するこ
とによって一定厚みを有する内層管壁部12を形成してい
くと共にこの内層管壁部12上に補強線材5を一定のピッ
チでもって螺旋状に巻回し、この補強線材5に後続して
別な成形ノズルから一定幅を有する半溶融状態の軟質合
成樹脂製帯状材を押し出して上記補強線材5を被覆しな
がら成形用回転軸9上に螺旋状に巻回することにより、
上記内層管壁部12に一体に融着した外層管壁部11を形成
していく。
3に示した電気掃除機用ホースA2、A3を製造するには、
まず、成形ノズルから一定厚みと一定幅を有する半溶融
状態の軟質合成樹脂製帯状材を連続螺旋状に巻回するこ
とによって一定厚みを有する内層管壁部12を形成してい
くと共にこの内層管壁部12上に補強線材5を一定のピッ
チでもって螺旋状に巻回し、この補強線材5に後続して
別な成形ノズルから一定幅を有する半溶融状態の軟質合
成樹脂製帯状材を押し出して上記補強線材5を被覆しな
がら成形用回転軸9上に螺旋状に巻回することにより、
上記内層管壁部12に一体に融着した外層管壁部11を形成
していく。
【0030】この際、これらの内外層管壁部11、12によ
って成形回転軸上に一定厚みの管壁1を一定長さ、形成
される毎に、外層管壁部11を形成する帯状材の厚みを大
きくしてこの帯状材により、管壁1の比較的短い長さ部
分に上記同様にして肉厚部を形成する。こうして、成形
回転軸上に所定の長さ間隔毎に肉厚部を有する長尺管を
連続形成したのち、ホースの長さ寸法毎に肉厚部を順次
二分割していくことによって、両端部に上記肉厚部2、
3を有すると共に必要に応じてこれらの肉厚部2、3間
の別な肉厚部4を有し、且つ内周面が全長に亘って同一
径の平坦な面に形成されている電気掃除機用ホースA2、
A3を製造することができる。
って成形回転軸上に一定厚みの管壁1を一定長さ、形成
される毎に、外層管壁部11を形成する帯状材の厚みを大
きくしてこの帯状材により、管壁1の比較的短い長さ部
分に上記同様にして肉厚部を形成する。こうして、成形
回転軸上に所定の長さ間隔毎に肉厚部を有する長尺管を
連続形成したのち、ホースの長さ寸法毎に肉厚部を順次
二分割していくことによって、両端部に上記肉厚部2、
3を有すると共に必要に応じてこれらの肉厚部2、3間
の別な肉厚部4を有し、且つ内周面が全長に亘って同一
径の平坦な面に形成されている電気掃除機用ホースA2、
A3を製造することができる。
【0031】このように形成された電気掃除機用ホース
A1〜A3は、その両端部の肉厚部2、3を接続筒体6と操
作筒体8との開口端部内にそれぞれ挿入し、接着剤等に
よって接続筒体6と操作筒体8とに一体に連結すること
により、両端部にこれらの接続筒体6と操作筒体8とを
取付けてなり、使用に際しては、周知のように接続筒体
6を電気掃除機Bの吸気口bに挿嵌してこの吸気口bに
連結する一方、操作筒体8に、先端に床用吸込口Dを取
付けた延長管Cの基端部を挿嵌、連結し、この状態にし
て操作筒体8を把持し、延長管Cを操作しながら床面等
の清掃作業を行うものである。
A1〜A3は、その両端部の肉厚部2、3を接続筒体6と操
作筒体8との開口端部内にそれぞれ挿入し、接着剤等に
よって接続筒体6と操作筒体8とに一体に連結すること
により、両端部にこれらの接続筒体6と操作筒体8とを
取付けてなり、使用に際しては、周知のように接続筒体
6を電気掃除機Bの吸気口bに挿嵌してこの吸気口bに
連結する一方、操作筒体8に、先端に床用吸込口Dを取
付けた延長管Cの基端部を挿嵌、連結し、この状態にし
て操作筒体8を把持し、延長管Cを操作しながら床面等
の清掃作業を行うものである。
【0032】この清掃作業においてはホースの管壁1が
操作筒体8の操作に応じて屈曲し、特に、電気掃除機B
の吸気口bに連結している接続筒体6と、延長管Cに連
結している操作筒体8との連結部分に大きな曲げ力や捩
回力、伸縮力が作用するが、この連結部分であるホース
の管壁1の両端部は肉厚部2、3に形成されており、且
つこれらの肉厚部2、3がその他半部を接続筒体6と操
作筒体8から突出させているので、硬質合成樹脂からな
る剛性を有する接続筒体6や操作筒体8の端部を支点と
して大きく屈曲したり捩れたりする虞れはないのは勿
論、肉厚部2、3が適度な腰(剛性)と弾性復元力を有
しているので、操作筒体8の操作方向に該肉厚部3を一
体的に指向させてこの肉厚部3を介してホース全体をそ
の操作方向に積極的に移動させることができ、従って、
操作筒体8によってホースの位置を自由に操作しながら
清掃作業を行うことができるものである。
操作筒体8の操作に応じて屈曲し、特に、電気掃除機B
の吸気口bに連結している接続筒体6と、延長管Cに連
結している操作筒体8との連結部分に大きな曲げ力や捩
回力、伸縮力が作用するが、この連結部分であるホース
の管壁1の両端部は肉厚部2、3に形成されており、且
つこれらの肉厚部2、3がその他半部を接続筒体6と操
作筒体8から突出させているので、硬質合成樹脂からな
る剛性を有する接続筒体6や操作筒体8の端部を支点と
して大きく屈曲したり捩れたりする虞れはないのは勿
論、肉厚部2、3が適度な腰(剛性)と弾性復元力を有
しているので、操作筒体8の操作方向に該肉厚部3を一
体的に指向させてこの肉厚部3を介してホース全体をそ
の操作方向に積極的に移動させることができ、従って、
操作筒体8によってホースの位置を自由に操作しながら
清掃作業を行うことができるものである。
【0033】なお、ホースの管壁1内に埋設している補
強線材5としては、図6に示すように、合成樹脂によっ
て被覆されていない裸線5a' を用い、この裸線5a' を内
層管壁部12上に螺旋状に巻装すると共に裸線5a’を断面
コ字状ないしは半円形状等に形成された硬質合成樹脂よ
りなる螺旋突条部1a' によって被覆し、この螺旋突条部
1a' を外層管壁部11によって被覆したホースの構造を採
用してもよい。
強線材5としては、図6に示すように、合成樹脂によっ
て被覆されていない裸線5a' を用い、この裸線5a' を内
層管壁部12上に螺旋状に巻装すると共に裸線5a’を断面
コ字状ないしは半円形状等に形成された硬質合成樹脂よ
りなる螺旋突条部1a' によって被覆し、この螺旋突条部
1a' を外層管壁部11によって被覆したホースの構造を採
用してもよい。
【0034】図7は電気掃除機用ホースA4の第4の実施
の形態を示すもので、この実施の形態においては、内外
周面を全長に亘って平坦な面に形成している管壁1の外
周面に、通電用線5a等を内包した補強被覆線材5を螺旋
状に巻着してなるものであり、肉厚部2〜4は、上記実
施の形態と同様に、一定厚みを有する部分から薄肉に形
成されている管壁部分に向かって徐々にその外径が小径
となるように変化させた長さ部分aを有しているもので
ある。
の形態を示すもので、この実施の形態においては、内外
周面を全長に亘って平坦な面に形成している管壁1の外
周面に、通電用線5a等を内包した補強被覆線材5を螺旋
状に巻着してなるものであり、肉厚部2〜4は、上記実
施の形態と同様に、一定厚みを有する部分から薄肉に形
成されている管壁部分に向かって徐々にその外径が小径
となるように変化させた長さ部分aを有しているもので
ある。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の電気掃除機用ホー
スによれば、請求項1に記載したように、管壁が軟質合
成樹脂よりなるホース主体に補強線材を螺旋状に巻装し
てなる電気掃除機用ホースにおいて、ホース主体の所定
長さ部分に管壁を形成している軟質合成樹脂層の厚みを
増大させてなる肉厚部を形成しているので、この肉厚部
によって、使用中に、屈曲性に富んだ他の薄肉管壁部分
が必要以上に屈曲するのを抑制することができると共
に、この肉厚部を床面上に接するホース主体の長さ部分
の適所に設けておくことによって、該肉厚部が集中的に
床面に摺接して他の薄肉ホース部分が床面との摺接によ
り損傷するのを防止することができ、従って、長期の使
用に耐えることができる。その上、上記肉厚部は、管壁
を形成している軟質合成樹脂層の厚みを増大させること
によって形成されているので、製造が容易で安価な電気
掃除機用ホースを提供することができる。
スによれば、請求項1に記載したように、管壁が軟質合
成樹脂よりなるホース主体に補強線材を螺旋状に巻装し
てなる電気掃除機用ホースにおいて、ホース主体の所定
長さ部分に管壁を形成している軟質合成樹脂層の厚みを
増大させてなる肉厚部を形成しているので、この肉厚部
によって、使用中に、屈曲性に富んだ他の薄肉管壁部分
が必要以上に屈曲するのを抑制することができると共
に、この肉厚部を床面上に接するホース主体の長さ部分
の適所に設けておくことによって、該肉厚部が集中的に
床面に摺接して他の薄肉ホース部分が床面との摺接によ
り損傷するのを防止することができ、従って、長期の使
用に耐えることができる。その上、上記肉厚部は、管壁
を形成している軟質合成樹脂層の厚みを増大させること
によって形成されているので、製造が容易で安価な電気
掃除機用ホースを提供することができる。
【0036】また、請求項2に係る発明によれば、上記
管壁の肉厚部を、電気掃除機の吸気口に接続させるため
の接続筒体を取付けたホース主体の一端部と、手元スイ
ッチを設けている操作筒体に一体に連結した他端部とに
形成し、これらの肉厚部の一部分を上記接続筒体と操作
筒体とからそれぞれ突出させているので、電気掃除機の
使用中において、特に、大きな曲げ力や捩回力、伸縮力
が生じやすい接続筒体や操作筒体とのホース連結部分の
強度をこれらの肉厚部によって増大させることができる
ことができると共に、接続筒体や操作筒体から突出して
いるホースの端部が局部的に偏平状に座屈したり破損す
るのを確実に防止することができる。
管壁の肉厚部を、電気掃除機の吸気口に接続させるため
の接続筒体を取付けたホース主体の一端部と、手元スイ
ッチを設けている操作筒体に一体に連結した他端部とに
形成し、これらの肉厚部の一部分を上記接続筒体と操作
筒体とからそれぞれ突出させているので、電気掃除機の
使用中において、特に、大きな曲げ力や捩回力、伸縮力
が生じやすい接続筒体や操作筒体とのホース連結部分の
強度をこれらの肉厚部によって増大させることができる
ことができると共に、接続筒体や操作筒体から突出して
いるホースの端部が局部的に偏平状に座屈したり破損す
るのを確実に防止することができる。
【0037】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記接続筒体と操作筒体から外部に露出している肉厚部を
これらの接続筒体と操作筒体とからそれぞれ離れるに従
って徐々に薄肉に形成しているので、ホースの端部を接
続筒体や操作筒体の延長方向に徐々に緩やかに屈曲させ
ることができ、耐久性を一層向上させることができると
共に、良好な外観を呈することができる。その上、操作
筒体を操作して床面を掃除する時には、該肉厚部は操作
筒体に対して大きく屈曲することなく上述したように、
操作筒体の延長方向に緩やかに弾性的に屈曲するので、
この肉厚部に連なるホースの薄肉部分を操作筒体の操作
方向に肉厚部を介して振るように移動させることがで
き、従って、ホース全体の動きも操作筒体によって操作
することができて足元にホースが絡みついたりするのを
確実に防止しながら円滑にして能率のよい清掃作業が可
能となる。
記接続筒体と操作筒体から外部に露出している肉厚部を
これらの接続筒体と操作筒体とからそれぞれ離れるに従
って徐々に薄肉に形成しているので、ホースの端部を接
続筒体や操作筒体の延長方向に徐々に緩やかに屈曲させ
ることができ、耐久性を一層向上させることができると
共に、良好な外観を呈することができる。その上、操作
筒体を操作して床面を掃除する時には、該肉厚部は操作
筒体に対して大きく屈曲することなく上述したように、
操作筒体の延長方向に緩やかに弾性的に屈曲するので、
この肉厚部に連なるホースの薄肉部分を操作筒体の操作
方向に肉厚部を介して振るように移動させることがで
き、従って、ホース全体の動きも操作筒体によって操作
することができて足元にホースが絡みついたりするのを
確実に防止しながら円滑にして能率のよい清掃作業が可
能となる。
【0038】また、接続筒体に連結したホースの他端部
も上述したように接続筒体からの突出部分を徐々に薄肉
となる肉厚部に形成しているので、ホースを手元操作に
よって引っ張って電気掃除機を移動させる場合にも、こ
の肉厚部が急激に屈曲ないしは屈折することなく、引っ
張り方向に向かって緩やかに弾性的に屈曲しながら電気
掃除機にその引っ張り力を伝達して該電気掃除機を無理
なくその引っ張り方向に向きを変えさせながら円滑に移
動させることができる。
も上述したように接続筒体からの突出部分を徐々に薄肉
となる肉厚部に形成しているので、ホースを手元操作に
よって引っ張って電気掃除機を移動させる場合にも、こ
の肉厚部が急激に屈曲ないしは屈折することなく、引っ
張り方向に向かって緩やかに弾性的に屈曲しながら電気
掃除機にその引っ張り力を伝達して該電気掃除機を無理
なくその引っ張り方向に向きを変えさせながら円滑に移
動させることができる。
【図1】電気掃除機全体の簡略斜視図、
【図2】接続筒体又は操作筒体に連結したホースの端部
の一部を断面した側面図、
の一部を断面した側面図、
【図3】ホースの長さ方向の中間部分の一部を断面した
側面図、
側面図、
【図4】本発明の別な実施の形態を示すホースの端部の
一部を断面した側面図、
一部を断面した側面図、
【図5】本発明のさらに別な実施の形態を示すホース端
部の一部を断面した側面図、
部の一部を断面した側面図、
【図6】管壁内に裸線を螺旋状に巻装しているホースの
一部断面図、
一部断面図、
【図7】本発明のさらに別な実施の形態を示すホース端
部を断面した側面図、
部を断面した側面図、
【図8】従来例を示す施例を示すホースの端部の一部を
断面した側面図、
断面した側面図、
【図9】別な従来例を示す施例を示すホースの端部の一
部を断面した側面図。
部を断面した側面図。
1 管壁
2〜4 肉厚部
5 補強線材
6 接続筒体
7 操作筒体
A1〜A3 電気掃除機用ホース
B 電気掃除機
C 延長管
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 桑原 龍也
愛知県海部郡甚目寺町大字西今宿字平割一
22番地 株式会社コーワ内
(72)発明者 永吉 昭夫
大阪府堺市宮山台1丁2番1号
(72)発明者 永吉 清治
大阪府堺市宮山台1丁2番1号
Fターム(参考) 3B057 BA06 BA22 BA25 BA27
Claims (3)
- 【請求項1】 管壁が軟質合成樹脂よりなるホース主体
に補強線材を螺旋状に巻装してなる電気掃除機用ホース
において、ホース主体の所定長さ部分に管壁を形成して
いる上記軟質合成樹脂層の厚みを増大させた肉厚部を形
成していることを特徴とする電気掃除機用ホース。 - 【請求項2】 管壁の肉厚部を、電気掃除機の吸気口に
接続させるための接続筒体を取付けたホース主体の一端
部と、手元スイッチを設けている操作筒体に一体に連結
した他端部とに形成し、これらの肉厚部の一部分を上記
接続筒体と操作筒体とからそれぞれ突出させていること
を特徴とする請求項1に記載の電気掃除機用ホース。 - 【請求項3】 接続筒体と操作筒体から外部に露出して
いる肉厚部をこれらの接続筒体と操作筒体とからそれぞ
れ離れるに従って徐々に薄肉に形成していることを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機用ホー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329808A JP2003125997A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 電気掃除機用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329808A JP2003125997A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 電気掃除機用ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003125997A true JP2003125997A (ja) | 2003-05-07 |
Family
ID=19145640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001329808A Pending JP2003125997A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 電気掃除機用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003125997A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013857A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Kotogawa:Kk | 塵芥吸引装置 |
USD1003552S1 (en) * | 2023-05-11 | 2023-10-31 | Guangzhou Fengxue Technology Co., Ltd. | Pipe for vacuum cleaner |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329808A patent/JP2003125997A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013857A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Kotogawa:Kk | 塵芥吸引装置 |
USD1003552S1 (en) * | 2023-05-11 | 2023-10-31 | Guangzhou Fengxue Technology Co., Ltd. | Pipe for vacuum cleaner |
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Legal Events
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