JP2659528B2 - 管内案内装置 - Google Patents

管内案内装置

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JP2659528B2 JP7134589A JP13458995A JP2659528B2 JP 2659528 B2 JP2659528 B2 JP 2659528B2 JP 7134589 A JP7134589 A JP 7134589A JP 13458995 A JP13458995 A JP 13458995A JP 2659528 B2 JP2659528 B2 JP 2659528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用あるいは産業用
の配管の洗浄に用いられる配管洗浄具、あるいは配管内
への配線の布設時に用いられるメッセンジャーワイヤー
の挿通具として用いられる管内案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配管内の詰まりを取り除く方法として
は、棒などを配管内に挿入して詰まりを出口まで機械的
に押し出す方法が知られている。また、電気ケーブルの
布設作業等のように長尺な配管にケーブル等の線状体を
布設する方法にあっては、線状体の布設に先だってメッ
センジャーワイヤーと呼ばれるロープを配管の一端から
他端に通し、このメッセンジャーワイヤーに線状体を連
結して、メッセンジャーワイヤーの先端を引っ張る方法
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記配管内
の詰まりを取り除く方法や配管内に線状体を布設する方
法を屈曲部を有する配管に適用した場合、棒やメッセン
ジャーワイヤーの挿入方向が一様にならないことに鑑み
て、以下のような種々の問題が生じていた。
【0004】すなわち、前記配管の詰まりの除去にあっ
ては、硬い材質の棒を用いれば、配管の屈曲部部分に棒
を挿通することができない。また、配管の屈曲部に考慮
して変形可能な材質の棒を用いると、今度は詰まりを押
す力が不十分になり詰まりの除去が困難になるケースも
ある。前記問題に対して、配管の屈曲部に関係なく詰ま
りを除去する方法として、水等の流体を配管内に高圧で
流通させる方法があるが、この方法は、水に高圧を与え
る為の装置が大きいことから適用できるケースが限られ
てしまい、問題の根本的な解決に至らない。
【0005】前記配管内に線状体を布設する方法にあっ
ては、メッセンジャーワイヤーを前記配管の屈曲部に挿
通するための適切な手段が無く、配管の内部で自由に屈
曲してしかも剛体としても操作することができる案内具
が求められていた。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、必要に応じて剛性を与えることができ、しかも、
操作性が良好で複雑に屈曲した配管内においても容易に
屈曲し得る洗浄具、管内案内装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の管内案内装置では、ロープと、このロープが挿
通される挿通孔がそれぞれ設けられ、前記ロープに沿っ
て一列に並べられた複数の短筒体とからなり、前記短筒
体は柔軟性を有する材質によって断面形状が偏平に変形
可能に形成され、該短筒体の先端には少なくとも一部が
短筒体の偏平に変形した断面の長径と平行な軸線を中心
とする円筒面状の湾曲面をなす凸部が設けられ、基端に
は前記凸部と略等しい湾曲面の凹部が設けられているこ
とを前記課題の解決手段とした。請求項2記載の管内案
内装置では、ロープと、このロープが挿通される挿通孔
がそれぞれ設けられ、前記ロープに沿って一列に並べら
れた複数の短筒体とからなり、前記短筒体は硬質の材料
によって断面形状が偏平な短筒状に形成され、該短筒体
の先端には少なくとも一部が短筒体の断面の長径と平行
な軸線を中心とする円筒面状の湾曲面をなす凸部が設け
られ、基端には前記凸部と略等しい湾曲面の凹部が設け
られていることを前記課題の解決手段とした。請求項3
記載の管内案内装置では、全ての短筒体の凸部および凹
部の湾曲の中心軸線が互いに平行となるように配置され
ていることを前記課題の解決手段とした。請求項4記載
の管内案内装置では、前記ロープには該ロープの所定位
置に任意に固定することができるストッパが設けられ、
該ストッパの短筒体の先端または基端に当接される端部
に、前記短筒体の挿通孔より大きな外形寸法を有する前
記短筒体における凸部または凹部の少なくとも一方が形
成されていることを前記課題の解決手段とした。請求項
5記載の管内案内装置では、互いに当接される短筒体の
凸部および凹部の対において、凸部および凹部の少なく
ともいずれか一方に、挿通孔の端部の断面積を拡張して
なる拡張部が設けられていることを前記課題の解決手段
とした。請求項6記載の管内案内装置では、前記拡張部
が、前記凸部または凹部の湾曲の周方向に沿って拡張さ
れていることを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の管内案内装置によれば、挿通孔
にロープを挿通することにより複数の短筒体をロープに
挿通して数珠状にし、隣り合う短筒体間で凸部と凹部と
を組み合わせて使用する。管内に挿入した際には、各短
筒体が管の断面形状に沿って弾性変形する。隣接する短
筒体の対は、凸部と凹部とがそれぞれの湾曲の中心軸線
回りに摺動しながら回転することにより相対回転する結
果、屈曲状態となる。ロープに挿通された短筒体の列の
総延長に対して、相対的にロープの長さを調整すること
により、凹凸部相互間の押圧力が変動して、その結果、
管内案内装置全体の剛性が調整される。
【0009】請求項2記載の管内案内装置によれば、挿
通孔にロープを挿通することにより複数の短筒体をロー
プに挿通して数珠状にし、隣り合う短筒体間で凸部と凹
部とを組み合わせて使用する。隣接する短筒体の対は、
凸部と凹部とがそれぞれの湾曲の中心軸線回りに摺動し
ながら回転することにより相対回転する結果、屈曲状態
となる。ロープに挿通された短筒体の列の総延長に対し
て、相対的にロープの長さを調整することにより、凹凸
部相互間の押圧力が変動して、その結果、管内案内装置
全体の剛性が調整される。
【0010】請求項3記載の管内案内装置によれば、隣
接する短筒体の対が、全ての短筒体の湾曲の中心軸線に
対して垂直な平面に沿って相対回転して屈曲状態にな
る。したがって、全体が同一の平面に沿って自在に屈曲
する。
【0011】請求項4記載の管内案内装置によれば、ス
トッパにロープを固定することにより、先端に位置する
短筒体およびこの短筒体とストッパとの間に位置する各
短筒体を一体に連結することができる。ストッパ先端に
も凹部または凸部が設けられているので、ストッパとこ
のストッパに隣接する短筒体との間も屈曲可能である。
【0012】請求項5記載の管内案内装置によれば、隣
接する短筒体の対が相対回転した際にロープが拡張部内
に入り込み、ロープが常時装置の軸線上に略沿って位置
される。したがって、短筒体の対の相対回転時に、ロー
プが短筒体の縁部に引っ掛かること無く、常時挿通孔内
を自由に移動することができる。
【0013】請求項6記載の管内案内装置によれば、拡
張部が凸部または凹部の湾曲の周方向のみに拡張されて
いれば、短筒体の強度を損なうことが無く、小断面に形
成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の管内案内装置の第1実施例
を、図1から図5を参照して説明する。本実施例の管内
案内装置は、例えば便器等の屈曲部を有する配管内を洗
浄する洗浄具であって、図1および図2に示すように、
ロープ1と、このロープ1が挿通される挿通孔2がそれ
ぞれ設けられ、前記ロープ1に沿って一列に並べられた
多数の短筒体3とから概略構成されている。
【0015】前記短筒体3は、発泡ポリウレタンやゴム
などの弾性変形可能な材料によって、全体としていずれ
の方向にも弾性変形可能な円筒状に形成されている。短
筒体3の表面は、配管内で配管内壁面に対して摺動させ
ることにより、配管内壁面を擦って洗浄可能な程度の摩
擦抵抗を有するように形成されている。短筒体3の先端
には、円筒面状の湾曲面をなす凸部4が設けられ、基端
には前記凸部4と一致する湾曲面の凹部5が設けられて
いる。これら凸部4および凹部5は湾曲の軸線を互いに
平行として形成され、かつ互いに略同一の曲率半径で形
成されている。凸部4と凹部5とは、互いに相手側の軸
線まわりに摺動自在に嵌合されている。図3に示すよう
に、前記凸部4は、中心角αが略180°におよび、凹
部5はα>βである中心角βを有している。前記挿通孔
2は、短筒体3の断面方向中央部に位置し、短筒体3の
中心軸線に沿って貫設された断面円形の穿孔であって、
その両端部に挿通孔2の端部の断面積を拡径してなる拡
張部6が設けられている。
【0016】図1に示すように、前記ロープ1には該ロ
ープ1の所定位置に任意に固定することができるストッ
パ7が設けられている。このストッパ7は、使用者が手
で握って管内案内装置全体を操作することができる円筒
状の部材であり、ストッパ7の先端には短筒体3の挿通
孔2より大きな外形寸法を有する前記短筒体3における
凸部4が形成されている。ストッパ7の断面方向中央部
にはストッパ7の中央軸線に沿って挿通孔8が貫設さ
れ、この挿通孔8の内部には前記ロープ1の端部が挿通
されている。挿通孔8内に挿通されたロープ1は、端部
がストッパ7の図示しない基端部において固定され、ス
トッパ7から抜出不可能とされている。ストッパ7の軸
線方向先端部には、ストッパ7をその直径方向に沿って
貫通する貫通孔9が貫設されている。貫通孔9は、前記
凸部4および凹部5の湾曲の軸線と平行に形成されてい
る。この貫通孔9内には、該貫通孔9の長さ方向に移動
自在のロッド状の移動体10と、貫通孔9の一側端部に
固定され前記移動体10を貫通孔9の他側端部に向けて
常時付勢するバネ11とが設けられている。前記移動体
10には、長さ方向中央部にロープ1の挿通孔12が穿
設されている。この挿通孔12は、通常時において前記
ストッパ7の挿通孔8とズレた位置とされ、使用者が移
動体11を前記バネ11の付勢力に抗して貫通孔9の奥
方に押し込むことにより前記挿通孔8と連通するように
なっている。
【0017】前記ロープ1の先端には、ブラシ状の洗浄
部1aが固定されている。この洗浄部1aは、管内案内
装置の先頭に位置する短筒体3より突出して設けられ、
先頭の短筒体3の挿通孔2より基部の断面寸法が大きく
形成され、ロープ1の抜けを防止している。
【0018】前記管内案内装置は、通常時は、図4に示
すように、移動体10の挿通孔12とストッパ7の挿通
孔8とが連通していない状態であり、ロープ1が緊張さ
れて短筒体3、3…の屈曲状態が固定されている。移動
体10を指で貫通孔9奥方に押し込むことにより、移動
体10の挿通孔12とストッパ7の挿通孔8とが連通す
れば(図1参照)、ロープ1が弛んだ状態となり、隣接
する短筒体3、3が凸部4と凹部5とが相対回転自在と
なる。この際、全ての短筒体3、3…の凸部4および凹
部5の湾曲の軸線は互いに平行であるので、各短筒体
3、3…はこれら軸線に対する共通の垂直面内で隣接す
る短筒体3、3同士の間が屈曲状態となる。互いに隣接
して屈曲状態にある短筒体3、3のそれぞれにおいて
は、ロープ1が挿通孔2の中心軸線から拡張部6の外周
部側に変位する。所望の屈曲状態において移動体10を
元の位置に戻せば、ロープ1が再び緊張状態となって屈
曲状態が固定される。
【0019】前記管内案内装置を用いて、図5に示す便
器13の配管14を洗浄する場合には、ロープ1の緊張
を緩めた状態で管内案内装置を配管14内に挿入し、配
管14の軸線方向に往復移動させる。配管14内に挿入
された管内案内装置は、各短筒体3が配管14の断面形
状に対応して適宜弾性変形する。一般に配管14は断面
形状が水平方向に長く偏平に形成されており、管内案内
装置を配管14内に挿入する際にはストッパ7の貫通孔
9を配管14断面の長軸に合わせる。この際、貫通孔9
と凸部4および凹部5の湾曲の軸線は互いに平行なの
で、凸部4および凹部5の湾曲の軸線が配管14の断面
長軸方向に沿うことになる。これにより、各短筒体3、
3…は、その軸線に対して垂直な断面において、凸部4
および凹部5の湾曲の軸線方向に対して垂直の方向の寸
法が縮小するように変形しつつ、前記配管14内に挿入
される。配管14のトラップ15に達した管内案内装置
は、トラップ15の屈曲に沿って屈曲する。管内案内装
置の配管14の挿入時には、隣接する短筒体3、3同士
がその軸線方向に互いに当接可能になっているので、配
管14内の詰まりに対して押圧力を発揮する。管内案内
装置の配管14への挿入が完了したら、移動体10を適
宜操作して管内案内装置の剛性を調整しつつ管内案内装
置を配管14内を軸線方向に動かすことにより、配管1
4内の詰まりの除去と配管14内壁面の洗浄とを行な
う。
【0020】したがって、前記管内案内装置によれば、
配管14内に挿入すれば、多数の短筒体3、3…がそれ
ぞれ配管14の内部形状に合わせて弾性変形し、かつ隣
接する短筒体3、3相互間で相対回転するので、トラッ
プ15等の屈曲部を有する配管14内にも容易に挿入す
ることができ、しかも、自身の軸線方向に十分な押圧力
を作用させることができるので、配管14内の詰まりを
除去することができる。管内案内装置は、前記ストッパ
7の先端にも凸部4が設けられ、この凸部4と短筒体3
の凹部5とが相対回転自在に嵌合されているので全体が
屈曲可能であり、より複雑に屈曲した配管14内の洗浄
にも適用することができ、その汎用性が向上する。互い
に隣接して屈曲状態にある短筒体3、3のそれぞれにお
いてはロープ1が挿通孔2の中心軸線から拡張部6の外
周部側に変位するので、管内案内装置の屈曲部において
ロープ1が管内案内装置の屈曲の軸線により近似して変
位し、ロープ1の屈曲角度が極端に大きくなることが防
止され、ロープ1の緊張力が一様とされ、管内案内装置
全体にわたって一様に所望の剛性が得られる。また、こ
の管内案内装置は、全て同一形状に形成された短筒体3
を利用して構成されているので、製造コストが低減す
る。
【0021】以下、本発明の管内案内装置の第2実施例
を図6を参照して説明する。本実施例の管内案内装置
は、第1実施例の管内案内装置においてプラスチック等
の硬質材料で形成された短筒体16を使用し、短筒体1
6、16…の挿通孔2の長さ方向両端部に長穴状の拡張
部17を設けたものである。この拡張部17は、前記凸
部4および凹部5の湾曲の周方向に沿って延在されてい
る。この管内案内装置は、管内案内装置の屈曲部分にお
けるロープ1の変位方向が凸部4および凹部5の湾曲の
周方向と一致しているので、管内案内装置の屈曲部分に
位置する短筒体16、16間のロープ1が短筒体16、
16間の屈曲に伴って前記拡張部17内をその断面長手
方向に沿って変位する。前記管内案内装置によれば、短
筒体16において拡張部6がロープ1の変位範囲と略一
致する領域に形成されており、しかも、短筒体16は硬
質の材料で形成されているので、短筒体16の断面積を
極端に小さく形成した場合においても、短筒体16の軸
線方向の剛性を確保することができ、配管14内の詰ま
りに対する押圧力を確保することができる。
【0022】なお、管内案内装置を構成する各短筒体3
において、短筒体3の軸線方向の両端に凸部4、4の対
または凹部5、5の対を設けるようにしてもよい。弾性
変形可能な材質で形成された短筒体3の挿通孔2に長穴
状の拡張部を設けてもよい。前記管内案内装置は、配管
14内の洗浄以外の目的にも幅広く使用することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の管
内案内装置によれば、管内に挿入された際に各短筒体が
管の断面形状に沿って弾性変形するので、挿入が容易で
ある。また、管内案内装置は、多数の短筒体を連結して
構成されているとともに、隣接する短筒体の対が、凸部
と凹部とがそれぞれの湾曲の中心軸線回りに摺動しなが
ら回転することにより相対回転して屈曲状態となるの
で、凸部と凹部と摺接面積が十分に確保されて相対回転
が安定してなされ、管内案内装置の操作性が向上する。
【0024】請求項2記載の管内案内装置によれば、管
内に挿入された際に隣接する短筒体の対が管の屈曲等に
沿って相対変位することにより屈曲するが、各短筒体の
剛性が高いので、管内案内装置の軸線方向の剛性が確保
されて管内の詰まりに対する押圧力を向上させることが
できる。
【0025】請求項3記載の管内案内装置によれば、隣
接する短筒体の対が、全ての短筒体の湾曲の中心軸線に
対して垂直な同一の平面に沿って相対回転して屈曲状態
になるので、操作性が向上する。また、全ての短筒体を
略同一の形状に形成可能となるので、製造コストを低減
させることができる。
【0026】請求項4記載の管内案内装置によれば、ス
トッパ先端にも凹部または凸部が設けられてストッパと
このストッパに隣接する短筒体との間も屈曲可能になっ
ているので、より複雑に屈曲した配管内への挿入も可能
である。
【0027】請求項5記載の管内案内装置によれば、短
筒体の対の相対回転時に、ロープが管内案内装置の軸線
に略沿った位置に変位するので、短筒体の縁部に引っ掛
かること無く、常時挿通孔内を自由に移動することがで
き、全長にわたって一様の緊張力が作用して、管内案内
装置の剛性を一様とすることができ、操作性が向上す
る。
【0028】請求項6記載の管内案内装置によれば、拡
張部が凸部または凹部の湾曲の周方向のみに拡張されて
いれば、短筒体の強度を損なうことが無く、小断面に形
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管内案内装置の第1実施例を示す側断
面図である。
【図2】同実施例に使用される短筒体を示す拡大斜視図
である。
【図3】同実施例に使用される短筒体の内部構造を示す
側断面図である。
【図4】本発明の管内案内装置の作用を示す図であっ
て、装置に剛性を付与した状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の管内案内装置の使用方法の一例を示す
側面図である。
【図6】本発明の管内案内装置の第2実施例に使用され
る短筒体を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ロープ 2 挿通孔 3 短筒体 4 凸部 5 凹部 6 拡張部 7 ストッパ 16 短筒体 17 拡張部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープと、このロープが挿通される挿通
    孔がそれぞれ設けられ、前記ロープに沿って一列に並べ
    られた複数の短筒体とからなり、前記短筒体は柔軟性を
    有する材質によって断面形状が偏平に変形可能に形成さ
    れ、該短筒体の先端には少なくとも一部が短筒体の偏平
    に変形した断面の長径と平行な軸線を中心とする円筒面
    状の湾曲面をなす凸部が設けられ、基端には前記凸部と
    略等しい湾曲面の凹部が設けられていることを特徴とす
    る管内案内装置。
  2. 【請求項2】 ロープと、このロープが挿通される挿通
    孔がそれぞれ設けられ、前記ロープに沿って一列に並べ
    られた複数の短筒体とからなり、前記短筒体は硬質の材
    料によって断面形状が偏平な短筒状に形成され、該短筒
    体の先端には少なくとも一部が短筒体の断面の長径と平
    行な軸線を中心とする円筒面状の湾曲面をなす凸部が設
    けられ、基端には前記凸部と略等しい湾曲面の凹部が設
    けられていることを特徴とする管内案内装置。
  3. 【請求項3】 全ての短筒体の凸部および凹部の湾曲の
    中心軸線が互いに平行となるように配置されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の管内案内装置。
  4. 【請求項4】 前記ロープには該ロープの所定位置に任
    意に固定することができるストッパが設けられ、該スト
    ッパの短筒体の先端または基端に当接される端部に、前
    記短筒体の挿通孔より大きな外形寸法を有する前記短筒
    体における凸部または凹部の少なくとも一方が形成され
    ていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の管内案内装置。
  5. 【請求項5】 互いに当接される短筒体の凸部および凹
    部の対において、凸部および凹部の少なくともいずれか
    一方に、挿通孔の端部の断面積を拡張してなる拡張部が
    設けられていることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の管内案内装置。
  6. 【請求項6】 前記拡張部が、前記凸部または凹部の湾
    曲の周方向に沿って拡張されていることを特徴とする請
    求項5記載の管内案内装置。
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