JP4448362B2 - 内視鏡の湾曲装置 - Google Patents

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この発明は内視鏡の湾曲装置に関する。
内視鏡の湾曲装置は一般に、挿入部可撓管の先端に屈曲自在な湾曲部が連結されて、湾曲部の先端に連結された操作ワイヤを挿入部可撓管の基端に連結された操作部側から牽引することにより、湾曲部が屈曲するように構成されている。
しかし、そのように構成された内視鏡の湾曲部は、操作ワイヤを牽引したときに必ず基端の根元部分から曲がり始め、例えば最大湾曲角度が180°の湾曲部をその中間である90°まで屈曲させたときは、図4に破線で示されるように、湾曲部2は先側半部が真っ直ぐな棒状になった状態で大きく振れてしまって、いわゆる小回りがきかない。そのため、狭い管腔臓器内で思った通りに誘導するのが非常に困難である。
そこで従来は、湾曲部の長手方向における基端寄りの範囲において、隣り合う位置に配置されている各ワイヤガイド間にコイルスプリングを挟み込んでそのコイルスプリングの両端面を各々ワイヤガイドに当接させ、それらコイルスプリング内に操作ワイヤを通していた。
そのように構成することにより、操作ワイヤが牽引された時にコイルスプリングの圧縮力が屈曲に対する抵抗になるので、その部分の曲がり始めが遅れて湾曲部が先側部分から屈曲を始める(例えば、特許文献1、2)。
実開昭55−143801 実開平2−55906
しかし、上述のように、隣り合う位置に配置されている二つのワイヤガイドの間にコイルスプリングを挟置すると、コイルスプリングの全長に対してその部分が屈曲される際のコイルスプリングの圧縮量(即ち、圧縮率)が非常に大きいため、湾曲操作による屈曲の変化に伴って圧縮抵抗が急激に増大して湾曲操作が著しく非常に重くなり、その結果、湾曲操作性の悪化が生じると共に操作ワイヤの早期破損を招く原因になる。
そこで本発明は、湾曲部が先寄りの部分から屈曲を始めて狭い管腔臓器内でも容易に誘導することができ、しかも湾曲操作が著しく重くならず操作ワイヤの耐久性も優れた内視鏡の湾曲装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の湾曲装置は、挿入部可撓管の先端に屈曲自在な湾曲部が連結されて、湾曲部の先端に連結された操作ワイヤを挿入部可撓管の基端に連結された操作部側から牽引することにより湾曲部が屈曲するように構成された内視鏡の湾曲装置において、挿入部可撓管内の全長にわたって操作ワイヤを挿通ガイドする粗巻きガイドコイルを設けて、その粗巻きガイドコイルの先端を湾曲部の中間位置に固定すると共に、挿入部可撓管内の全長にわたって粗巻きガイドコイルを挿通ガイドする密巻きガイドコイルを設けて、その密巻きガイドコイルの先端を湾曲部の後端付近に固定したものである。
なお、湾曲部が上下左右全方向に屈曲自在で、操作ワイヤが湾曲部を上下左右の4方向に選択的に屈曲させることができるように4本配置されていて、そのうちの一本の操作ワイヤだけが粗巻きガイドコイルに挿通ガイドされていてもよい。
本発明によれば、挿入部可撓管内の全長にわたって操作ワイヤを挿通ガイドする粗巻きガイドコイルの先端を湾曲部の中間位置に固定して、挿入部可撓管内の全長にわたって粗巻きガイドコイルを挿通ガイドする密巻きガイドコイルの先端を湾曲部の後端付近に固定したことにより、湾曲部が先寄りの部分から屈曲を始めるので狭い管腔臓器内でも容易に誘導することができ、しかも湾曲操作が著しく重くならず操作ワイヤの耐久性も優れている。
挿入部可撓管の先端に屈曲自在な湾曲部が連結されて、湾曲部の先端に連結された操作ワイヤを挿入部可撓管の基端に連結された操作部側から牽引することにより湾曲部が屈曲するように構成された内視鏡の湾曲装置において、挿入部可撓管内の全長にわたって操作ワイヤを挿通ガイドする粗巻きガイドコイルを設けて、その粗巻きガイドコイルの先端を湾曲部の中間位置に固定すると共に、挿入部可撓管内の全長にわたって粗巻きガイドコイルを挿通ガイドする密巻きガイドコイルを設けて、その密巻きガイドコイルの先端を湾曲部の後端付近に固定する。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の全体構成を示しており、挿入部可撓管1の先端には上下左右全方向に屈曲自在な湾曲部2が連結されて、観察窓や照明窓等が配置された先端部本体3が湾曲部2の最先端部分に取り付けられている。
挿入部可撓管1の基端には各種操作部材が配置された操作部4が連結されていて、操作部4に配置されている湾曲操作ノブ5(上下方向用5UD、左右方向用5RL)を回転操作することにより、4本の操作ワイヤ6U,6D,6R,6Lを選択的に牽引して、湾曲部2を所望の方向に所望の角度だけ屈曲させることができる。
図3は湾曲部2を示しており、短筒状に形成された複数の(数個〜数十個の)節輪21を相対的に回動自在にリベット22で連結して、湾曲部2の骨組みである蛇の玩具状の湾曲管が構成され、その最外面に弾力性のあるゴムチューブ製の外皮23が被覆されている。
この実施例においては、各節輪21が90°ずつ交互に向きを変えてリベット22で連結されており、隣り合う節輪21どうしがリベット22を中心に相対的に回動することで湾曲部2が屈曲し、上下方向への屈曲部と左右方向への屈曲部が交互に組み合わされているので、湾曲部2は全体として360°どの方向にも曲がることができる。
また、リベット22の配置位置と対応して4本の操作ワイヤ6U,6D,6R,6Lが湾曲部2の軸線と平行方向に湾曲管の内面に沿って配置されて、それらの先端は湾曲部2の最先端付近に連結固定されている。
上方向用を除く下方向用と左右方向用の3本の操作ワイヤ6D,6R,6Lは、湾曲部2の全範囲の各節輪21に内方に向けて突設されたワイヤガイド25内に進退自在に挿通されており、挿入部可撓管1内においては、各操作ワイヤ6D,6R,6Lが全長にわたってガイドコイル10内に緩く挿通されている。
そのような各ガイドコイル10の先端は湾曲部2と挿入部可撓管1との境界位置付近に固定され、基端は操作部4に固定されており、3本の操作ワイヤ6D,6R,6Lのいずれかを選択的に操作部4側から牽引操作することにより、湾曲部2が下方向又は左右方向に屈曲する。
ただし、その屈曲の態様は、図2に下方向の屈曲形状が二点鎖線で例示されているように、まず根元側から曲がり始めて、屈曲角度が大きくなるにしたがって先端寄りの部分が曲がっていく。
図3に戻って、上方向用操作ワイヤ6Uをガイドするワイヤガイド25は、湾曲部2の前側半部にだけ設けられていて、その中の、湾曲部2の中間位置に配置されている最後端のワイヤガイド25aに上方向用操作ワイヤ6Uを挿通ガイドする粗巻きガイドコイル10Aの先端が固定されている。ただし、その固定方法は必ずしも固着することを意味するものではなく、例えば粗巻きガイドコイル10Aをワイヤガイド25aに対して押し付ける態様であっても差し支えない。
粗巻きガイドコイル10Aは、例えばステンレス鋼線を一定の径で粗巻きにして形成されて、湾曲部2の後半部分から挿入部可撓管1内の全長にわたって挿通配置されていて、その後端は操作部4に固定されている。
湾曲部2の後半部分には、そのような粗巻きガイドコイル10Aをガイドするためのコイルガイド26が各節輪21から内方に向かって突設されていて、粗巻きガイドコイル10Aが各コイルガイド26内に軸線方向に進退自在に挿通ガイドされている。
また、粗巻きガイドコイル10Aを挿通ガイドする密巻きガイドコイル10Bが挿入部可撓管1内に全長にわたって挿通配置されていて、その先端は湾曲部2と挿入部可撓管1との境界位置付近に固定され、基端は操作部4に固定されている。密巻きガイドコイル10Bは、例えばステンレス鋼線を一定の径で密着巻きしたものである。
そのような構成により、上方向用操作ワイヤ6Uが操作部4側から牽引操作されると、図1及び図2に示されるように、まず、粗巻きガイドコイル10Aが牽引力に対する突っ張りとして作用することにより、湾曲部2の先側半部が上方向に屈曲する。
そして、湾曲部2の先側半部が限界まで屈曲した状態になった後も、さらに上方向用操作ワイヤ6Uが操作部4側から牽引操作されると、今度は、その牽引力が粗巻きガイドコイル10Aを全長にわたって圧縮させる力として作用して、密巻きガイドコイル10Bがそれに対する突っ張りとして作用し、湾曲部2の後半部分が上方向に屈曲する。
このように、本発明において湾曲部2の後半部分を屈曲させる際には、湾曲部2内の後半部分から挿入部可撓管1内の全長にわたって挿通配置されている粗巻きガイドコイル10Aを全体的に圧縮させる動作になるので、著しく大きな力を必要とせず上方向用操作ワイヤ6Uに対する負担が小さい。
なお、上記実施例において、湾曲部2が先側半部から曲がるのを上方向のみとしたのは、太い密巻きガイドコイル10Bを挿入部可撓管1内に4本配置するとスペース上の問題が生じるためであるが、必要性に応じて、下方向又は左右方向も上方向と同様の構成を採っても差し支えない。
本発明の実施例の内視鏡の湾曲部が屈曲した状態の側面断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施例の内視鏡の湾曲部の側面断面図である。 従来の内視鏡の湾曲部が屈曲した状態の内視鏡の全体構成を示す側面図である。
符号の説明
1 挿入部可撓管
2 湾曲部
6U 上方向用操作ワイヤ
6D,6R,6L 下方向用及び左右方向用操作ワイヤ
10 ガイドコイル
10A 粗巻きガイドコイル
10B 密巻きガイドコイル
21 節輪
22 リベット
25 ワイヤガイド
26 コイルガイド

Claims (2)

  1. 挿入部可撓管の先端に屈曲自在な湾曲部が連結されて、上記湾曲部の先端に連結された操作ワイヤを上記挿入部可撓管の基端に連結された操作部側から牽引することにより上記湾曲部が屈曲するように構成された内視鏡の湾曲装置において、
    上記挿入部可撓管内の全長にわたって上記操作ワイヤを挿通ガイドする粗巻きガイドコイルを設けて、その粗巻きガイドコイルの先端を上記湾曲部の中間位置に固定すると共に、上記挿入部可撓管内の全長にわたって上記粗巻きガイドコイルを挿通ガイドする密巻きガイドコイルを設けて、その密巻きガイドコイルの先端を上記湾曲部の後端付近に固定したことを特徴とする内視鏡の湾曲装置。
  2. 上記湾曲部が上下左右全方向に屈曲自在で、上記操作ワイヤが上記湾曲部を上下左右の4方向に選択的に屈曲させることができるように4本配置されていて、そのうちの一本の操作ワイヤだけが上記粗巻きガイドコイルに挿通ガイドされている請求項1記載の内視鏡の湾曲装置。
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