JP2003125655A - 農園芸用積層フィルム - Google Patents

農園芸用積層フィルム

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JP2003125655A JP2001325689A JP2001325689A JP2003125655A JP 2003125655 A JP2003125655 A JP 2003125655A JP 2001325689 A JP2001325689 A JP 2001325689A JP 2001325689 A JP2001325689 A JP 2001325689A JP 2003125655 A JP2003125655 A JP 2003125655A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐衝撃強度、透明性良好で防曇性に優れた農
園芸用積層フィルムを提供する。 【解決手段】 内層が、エチレンと炭素数3〜18の
α−オレフィンとの共重合体100重量部に、多価アル
コール脂肪酸エステルを0.1〜2.0重量部配合して
なる樹脂組成物で形成されており、中間層が、酢酸ビニ
ル含有量が5〜25重量%であるエチレン−酢酸ビニル
共重合体100重量部に、前記多価アルコール脂肪酸エ
ステルを0.5〜5.0重量部、及び無機化合物を1〜
20重量部配合してなる樹脂組成物で形成されており、
外層が、酢酸ビニル含有量が1〜10重量%であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体100重量部に、前記多価ア
ルコール脂肪酸エステル0.5〜5.0重量部配合して
なる樹脂組成物で形成されていることを特徴とする農園
芸用積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウス、トンネル
栽培に用いる農園芸用フィルムに関するものである。特
に、防曇性に優れ、衝撃強度、引張強度、保温性も良好
な農園芸用積層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】農業上の促成栽培を目的としたハウス栽
培、トンネル栽培及びマルチ栽培などでは、一般に被覆
資材として各種熱可塑性樹脂からなる農業用フィルムが
多量に使用されている。主に使用されているフィルムと
して、例えばポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフ
ィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム等があ
り、なかでもポリ塩化ビニルフィルムは、透明性、強靱
性、保温性、防曇持続性等に優れており最も多く使用さ
れている。
【0003】しかしながら、ポリ塩化ビニルフィルムの
場合は、同一体積でのフィルム重量が重く、かつベタツ
キがあるということから、ハウス展張作業性の面で劣る
上、可塑剤への塵埃付着によりフィルムの透明性が悪化
する、いわゆる防塵性が劣るという問題や廃棄焼却時に
有毒ガスを発生するという問題がある。一方、ポリエチ
レンフィルムは、ポリ塩化ビニルフィルムに比べ、価
格、展張作業性、防塵性および廃棄処理の点で優れてい
るものの、防曇持続性、透明性、強靱性、保温性が劣る
という問題がある。
【0004】なかでも、エチレン系重合体からなる農ポ
リは、極性基を持たないことから防曇性の付与及び防曇
持続性に問題があった。一般に、防曇性を付与していな
い農業用フィルムをハウスまたはトンネル等の被覆資材
として用いた場合、土壌中から蒸発した水分が被覆フィ
ルム内外の温度差によりフィルム内面に凝縮して水滴を
形成し、この水滴によりフィルムが曇って太陽光線の一
部を反射するためフィルムを透過する光線量が減少する
ことからハウスまたはトンネル内の温度上昇効果を低下
させる。また、フィルム内面に凝縮した水滴は、栽培作
物上に落下し、幼芽、幼苗を痛めたり、また、病害発生
の原因となるなどの悪影響がある。これらの悪影響に対
し、フィルムに防曇剤の作用を示す界面活性剤を練り混
んだものが用いられており、この防曇剤は、蒸発した水
分がフィルム表面に水滴として滞留するのを防ぎ、水滴
を膜状に広げ、フィルム内側表面に沿って流下させる作
用を行うものである。防曇性を有する農業用フィルム
は、練り込まれた防曇剤が、フィルム内部より表面に沿
って拡散浸出し、フィルム表面に配位されて表面活性作
用を発揮するものである。しかし、フィルム表面に配位
した防曇剤は使用中に水滴によって流されてしまうの
で、フィルムの防曇性を持続させるには防曇剤を常にフ
ィルム内部より表面に向かって移行させる必要がある。
防曇性フィルムはこの防曇効果が長いほど、即ち防曇持
続性に富んだものほど実際上好ましい。
【0005】この様な防曇効果の長いフィルムを製造す
るためには、一般にフィルム製造時に防曇剤を多量に添
加するか、またはフィルム成膜後にフィルム内部より表
面への移行速度の緩やかな防曇剤を選択使用することが
試みられている。しかしながら前者すなわちフィルム製
造時に防曇剤を多量添加する方法は、防曇性持続上有効
ではあるが、フィルム成膜後に表面への移行量が激し
く、防曇剤の白化に起因する透明性の低下やフィルム同
士のベタツキ等の問題があり、実際にはある一定量以上
に増やすことは困難であり、また、後者の方法の場合
も、防曇効果があり、かつ、この防曇効果が長期にわた
って持続されるような防曇剤は、実際には見いだされて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、透明
性、衝撃強度、耐引裂強度、とりわけ防曇性に優れた農
園芸用フィルムを提供することにある。本発明者等は、
従来の合成樹脂フィルムについて研究し、エチレン−α
−オレフィン共重合体樹脂フィルム及びエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂フィルムの特性に着目し、それらに
配合する防曇剤等の添加剤の種類、配合割合を特定する
ことにより、前記目的が達成されるとの見通しを得て、
研究を重ね本発明を完成するに至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内層、中間層
及び外層からなる農業用積層フィルムであり、内層が、
エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィンとの共重合
体100重量部に、ソルビットソルビタンステアレート
/ソルビットソルビタンパルミテート/ソルビットソル
ビタンオレエート/グリセリンオレエートの混合比が、
重量比で2〜5:2〜5:1〜3:0.1〜1である多
価アルコール脂肪酸エステルを0.1〜2.0重量部配
合してなる樹脂組成物で形成されており、中間層が、酢
酸ビニル含有量が5〜25重量%であるエチレン−酢酸
ビニル共重合体100重量部に、ソルビットソルビタン
ステアレート/ソルビットソルビタンパルミテート/ソ
ルビットソルビタンオレエート/グリセリンオレエート
の混合比が、重量比で2〜5:2〜5:1〜3:0.1
〜1の多価アルコール脂肪酸エステルを0.5〜5.0
重量部、及びMg、Ca、Al、LiおよびSiの群よ
り選ばれる少なくとも1種の原子を含有する無機化合物
を1〜20重量部配合してなる樹脂組成物で形成されて
おり、外層が、酢酸ビニル含有量が1〜10重量%であ
るエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に、ソル
ビットソルビタンステアレート/ソルビットソルビタン
パルミテート/ソルビットソルビタンオレエート/グリ
セリンオレエートの混合比が、重量比で2〜5:2〜
5:1〜3:0.1〜1の多価アルコール脂肪酸エステ
ルを0.5〜5.0重量部配合してなる樹脂組成物で形
成されていることを特徴とする農園芸用積層フィルムを
要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の積層フィルムの内層フィルムを構成する
エチレン−α−オレフィン共重合体は、種々の方法によ
り製造することが出来るが、好ましくは特開昭58−1
9309号、特開昭59−95292号、特開昭60−
35005号、特開昭60−35006号、特開昭60
−35007号、特開昭60−35008号、特開昭6
0−35009号、特開昭61−130314号、特開
平3−163088号の各公報、ヨーロッパ特許出願公
開第420,436号明細書、米国特許第5,055,
438号明細書、および国際公開公報W091/042
57号明細書等に記載されているようなメタロセン触
媒、メタロセン/アルモキサン触媒を使用したりして、
主成分のエチレンと従成分のα−オレフィンとを共重合
させることにより製造できる。
【0009】また、共重合される炭素数3〜18のα−
オレフィンとしては、具体的には、プロピレン、1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1
−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−
1−ヘキセン、4−ジメチル−1−ペンテン等が挙げら
れるが、これらα−オレフィンの中で、好ましくは炭素
数4〜12のもの、特に好ましくは炭素数6〜10のも
のが望ましい。このα−オレフィンは、多くの場合、上
記のものを1種選んで用いるが、所望に応じて2種以上
を同時に併用することもできる。また該α−オレフィン
をエチレンと共重合させる場合には、該α−オレフィン
2〜50重量%、好ましくは3〜35重量%、特に好ま
しくは5〜25重量%と、エチレン50〜98重量%、
好ましくは75〜97重量%、特に好ましくは75〜9
5重量%とを共重合させるのが望ましい。
【0010】また、共重合の方法としては、気相法、ス
ラリー法、溶液法、高圧イオン重合法等を挙げることが
できる。これらの中では、溶液法およぴ高圧イオン重合
法が好ましく、本発明の効果を更に大きく発揮すること
ができる高圧イオン重合法が特に好ましい。この高圧イ
オン重合法とは、特開昭56−18607号、特開昭5
8−225106号の各公報に記載されている方法であ
り、具体的には、圧力が100kg/cm2以上、好ま
しくは300〜2,000kg/cm2、温度が125
℃以上、好ましくは130〜250℃、特に好ましくは
150〜200℃の反応条件下に行われるエチレン系重
合体の製造方法である。
【0011】本発明に用いられるエチレン−α−オレフ
ィン共重合体としては、特に以下の〜の物性を示す
ものが好ましい。 MFR JIS−K7210による190℃、荷重2.16kg
でのMFR(メルトフローレート)は、0.1〜10g
/10分、好ましくは0.3〜6g/10分、より好ま
しくは0.5〜4g/10分である。該MFRが上記範
囲より大きいと、強度が低下し且つ、フィルムの成膜が
不安定となる。また、該MFRが上記範囲より小さい
と、樹脂圧力が高くなり、成形加工性が悪くなることに
加え、フィルム外観が悪くなる。 密度 JIS−K7112による密度は、0.880〜0.9
28g/cm3、好ましくは0.885〜0.926g
/cm3、より好ましくは0.890〜0.924g/
cm3、である。該密度が上記範囲より大きいと、透明
性、衝撃強度が不良となる。また、密度が小さすぎる
と、フィルムの腰が悪化したり、フィルム表面にベタつ
きが生じるので好ましくない。 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる微
分融解曲線に見られる融解ピークは1つであり、該融解
ピークの補外融解終了温度(Tem)は50〜130
℃、好ましくは60〜127℃、特に好ましくは70〜
124℃の範囲である。更に該温度(Tem)と該共重
合体自体の密度(D1)との関係については、次の関係
式、Tem≦286D1−137を満たすことが必要で
ある。好ましくはTem≦429D1−271、最も好
ましくはTem≦571D1−404を満たすことが望
ましい。
【0012】上記微分融解曲線にピークがない場合は、
フィルムにしたときにベタつきが生じるので好ましくな
い。上記微分融解曲線のピークは、好ましくは1本であ
り、ピークが2つ以上の場合は、透明性、衝撃強度、引
張強度が不良となるので好ましくない。上記ピークの補
外融解終了温度(Tem)が上記範囲より小さい場合
は、フィルムにしたときにブロッキングが生じ易くな
る。また、該温度が上記範囲より大きい場合は、透明
性、衝撃強度、引張強度が不良となるので好ましくな
い。
【0013】尚、該ピークの融解温度以外においては融
解する成分が認められる場合があるが、非常に融解挙動
が緩やかであるものはピークとして認めないものとす
る。次に、本発明の積層フィルムの中間層を構成するエ
チレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含有量が5
〜25重量%の共重合体である。酢酸ビニル含有量が5
重量%より少ないと長波長域の赤外線遮光効果が悪くな
り、夜間ハウス内の保温性能が低下する。25重量%を
上まわるとフィルム成形加工時の熱安定性に問題を生
じ、フィッシュアイ、ゲルの発生を招く事に加え、ハウ
ス展張時、パイプ接触部等の耐熱性に問題を生じる。
【0014】また、本発明の積層フィルムの外層を構成
するエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含有
量が3〜10重量%の共重合体である。酢酸ビニル含有
量が3重量%より少ないと、防曇性能の発現が不充分で
あり、また10重量%を上まわると、ハウス裾巻き上げ
時等にフィルムの融着トラブルを生じる。
【0015】次に、各層フィルムに配合される防曇剤と
しての多価アルコール脂肪酸エステルは、すべてソルビ
ットソルビタンステアレート、ソルビットソルビタンパ
ルミテート、ソルビットソルビタンオレエート及びグリ
セリンオレエートの混合物であり、それぞれの混合割合
は総て重量比で2〜5:2〜5:1〜3:0.1〜1で
ある。
【0016】この混合割合は本発明の積層フィルムが防
曇性を発揮するのに好適な範囲であり、この範囲を逸脱
すると防曇持続性、低温防曇性、防曇剤ブリード白化の
何れかの性能が損なわれる。これらの防曇剤としての多
価アルコール脂肪酸エステルの内層、中間層及び外層そ
れぞれのフィルムへの配合割合は、内層には樹脂成分1
00重量部当り、0.1〜2.0重量部、中間層及び外
層にはそれぞれ樹脂成分100重量部当り0.5〜5.
0重量部とする。
【0017】これらの配合割合を外れて少ない場合には
防曇性の発現が充分でなく、反対に多過ぎるとブリード
を引き起し、ベタつきや透明性低下等種々の弊害を招
く。さらに、上記中間層樹脂に添加される、Mg、C
a、Al、Li及びSiの群より選ばれる少なくとも1
種の原子を含有する無機化合物としては、その酸化物、
水酸化物または複合化合物のいずれの形態でもよく、具
体的には、SiO2、Al23、MgO、CaO、Li
O、Al(OH)3、Mg(OH)2、Ca(OH)2
LiOH、また以下の一般式(I)及び(II)で表され
る化合物や、その焼成物等が挙げられる。
【0018】
【化1】 一般式 M2+ 1-xAlx(OH)2(An-x/n・mH2O (I) 式中、M2+はMg、CaおよびZnよりなる群から選ば
れた二価金属イオンを示し、そして、xおよびmは、次
の条件を満足するものである。
【0019】0<x<0.5、 0≦m≦2
【0020】
【化2】 一般式 Li+(Al3+2(OH)6・(An-1/n・mH2O (II ) 式中、An-はn価のアニオンを示し、nは1〜4の整数
を示し、mは次の条件を満足するものである。
【0021】0≦m≦3 なお、これらの無機化合物は、1つまたは2つ以上を併
用することができる。これら無機化合物は、平均粒径が
10μm以下、好ましくは5μm以下、特に好ましくは
3μm以下であるのが望ましい。平均粒径が大きすぎる
とフィルムの透明性が損なわれるので好ましくない。
【0022】本発明の積層フィルムを形成するエチレン
−α−オレフィン共重合体及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体には、必要に応じて一般に樹脂組成物用として用
いらている公知の各種補助添加成分、例えば、酸化防止
剤(中でも、フェノール系およびリン系酸化防止剤が好
ましい)、アンチブロッキング剤、スリップ剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、中和剤、着色剤、核剤等
を配合することができる。
【0023】また、フィルムを成形する際の成形性をよ
り良好なものとするために、エチレン重合体、例えば高
圧法低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等を必要に応じ添加することができる。この場合、そ
の添加量は、ベースとなるエチレン−α−オレフィン共
重合体の強靱性、エチレン−酢酸ビニル共重合体の透明
性や保温性を実用上損なわない範囲として、5〜15重
量%が好ましい。
【0024】本発明の農業用フィルムは、所定の添加剤
を配合した各種共重合体樹脂を公知の成形方法、即ち、
空冷インフレーションフィルム成形、Tダイフィルム成
形、水冷インフレーションフィルム成形等で製造するこ
とができる。フィルムの厚みは、外層の厚みが5〜10
0μm、好ましくは10〜80μm、さらに好ましくは
15〜60μmの範囲にあり、中間層の厚みが10〜1
50μm、好ましくは20〜120μm、さらに好まし
くは30〜100μmの範囲にあり、内層の厚みが、5
〜100μm、好ましくは10〜80μm、さらに好ま
しくは15〜60μmの範囲にあるものが好ましい。
【0025】本発明のフィルムには、必要に応じてコロ
ナ放電処理、フレーム処理、延伸処理、液剤塗布処理等
の各種処理を行うことができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。 〔I〕物性の測定方法と評価方法 (1)ヘイズ JIS−K7105に準拠して測定した。この値が小さ
いほど透明性があり、防曇剤のブリードによる弊害が少
なく、優れていることを意味する。 (2)打ち抜き衝撃強度 JIS−P8134に準拠し、振り子の弧状の腕の先端
に13mmの半球状の鏡面光沢を持った金属製の貫通部
を取り付けて測定した。 (3)エルメンドルフ引裂き強度 JIS−Z1702に準拠し、フィルムのタテ方向の引
き裂き強度を測定した。 (4)防曇持続性 500mlのトールビーカーに水を400ml入れ、テ
ストフィルムにて密閉する。50℃に制御された恒温水
槽にこれらのビーカーを入れ、フィルム内面の水滴の付
着状態を経時観察し、防曇持続性評価とした。
【0027】<3段階評価> ○:フィルム内面全面に水膜を形成し、流滴状態を保
持。 △:フィルム内面の一部に大粒の水滴が付着。 ×:フィルム内面のほぼ全面に細かい水滴が付着し、流
滴機能を喪失。 (5)低温防曇性 500mlのトールビーカーに水を400ml入れ、テ
ストフィルムにて密閉する。5℃の低温室内に設置され
た10℃に制御された恒温水槽にこれらのビーカーを入
れ、フィルム内面の水膜形成時間を測定し、低温防曇性
評価とした。
【0028】水膜形成時間の短いもの程、低温時の防曇
性に優れる。 〔II〕エチレン−α−オレフィン共重合体の調整 (1)触媒の調整 触媒の調整は、特開昭61−130314号公報に記載
された方法で実施した。すなわち、錯体エチレンビス
(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド2.0ミリモルに、東洋ストウファー
製メチルアルモキサンを、該錯体に対し1,000モル
倍加え、トルエンで10リットルに希釈して触媒溶液を
調整した。
【0029】(2)重合 内容積1.5リットルの攪拌式オートクレーブ型連続反
応器に、エチレンと1−ヘキセンとの混合物を1−ヘキ
センの組成が75重量%となるように供給し、反応器内
の圧力を1300kg/cm2 に保ち、150℃の温度
で反応を行った。
【0030】反応終了後、MFRが2.2g/10分、
密度が0.910g/cm3 で、示差走査熱量測定法
(DSC)による融解ピークが1つであり、補外融解終
了温度(Tem)が108℃であるエチレン−1−ヘキ
セン共重合体を得た。 (3)配合 得られた共重合体に、酸化防止剤としてイルガノックス
1076(チバガイギー社製)およびP−EPQ(サン
ド社製)、耐候安定剤としてキマソーブ944LD(チ
バガイギー社製)を適当量配合し、エチレン−α−オレ
フィン共重合体を調整した。
【0031】〔III〕防曇剤の調整 防曇剤各成分をそれぞれの融点以上に加温、溶融状態で
各成分を所定割合量混合した後、常温まで冷却固化をさ
せ、それを微粉砕したものを使用した。 防曇剤A;ソルビットソルビタンステアレート/ソルビ
ットソルビタンパルミテート/ソルビットソルビタンオ
レエート/グリセリンオレエートを重量比で、4:4:
2:0.5の比率で混合した。
【0032】防曇剤B;防曇剤Aと同様成分のものを、
重量比で2:2:2:1の比率で混合した。 防曇剤C;防曇剤Aと同様成分のものを、重量比で2:
2:1:0の比率で混合した。 防曇剤D;防曇剤Aと同様成分のものを、重量比で4:
0:2:1の比率で混合した。
【0033】防曇剤E;防曇剤Aと同様成分のものを、
重量比で6:6:1:0.5の比率で混合した。 防曇剤F;ソルビタンステアレート/グリセリンステア
レートを重量比で1:1の比率で混合した。 実施例1 内層樹脂として、エチレン−α−オレフィン共重合体樹
脂100重量部に、防曇剤Aを1.0重量部配合した樹
脂を用い、中間層樹脂として、EVA(ノバテックEV
A LV420、酢酸ビニル含量15重量%、日本ポリ
ケム(株)製)100重量部に、防曇剤A2.0重量部
と、無機化合物としてハイドロタルサイト(商品名:D
HT4A、協和化学工業(株)製)10重量部を配合し
た樹脂を用い、外層樹脂として、EVA(ノバテックE
VA LV242、酢酸ビニル含量7.5重量%、日本
ポリケム(株)製)100重量部に、防曇剤Aを1.5
重量部配合した樹脂を用い、180℃の温度で三菱化学
エンジニアリング(株)製多層インフレーションフィル
ム成形機にて成形することにより、内層20μm、中間
層60μm、外層20μmからなる三層インフレーショ
ンフィルムを得た。この三層フィルムについて評価を行
い、その結果を表1に示す。
【0034】実施例2 内層樹脂に添加される防曇剤Aを0.5重量部とし、中
間層樹脂へ添加される防曇剤Aを1.5重量部とし、外
層樹脂へ添加される防曇剤Aを2.0重量部とした点を
除き、実施例1と同様に成形し三層インフレーションフ
ィルムを得た。この三層フィルムについて評価を行い、
その結果を表1に示す。
【0035】実施例3 中間層樹脂へ添加される無機化合物を、リチウム−アル
ミニウム系包接化合物(商品名:ミズカラック、水澤化
学工業社製)とした点を除き、実施例1と同様に成形し
三層インフレーションフィルムを得た。この三層フィル
ムについて評価を行い、その結果を表1に示す。
【0036】実施例4 内層樹脂及び、中間層樹脂及び、外層樹脂に添加される
防曇剤を防曇剤Bとした点を除き、実施例1と同様に成
形し三層インフレーションフィルムを得た。この三層フ
ィルムについて評価を行い、その結果を表1に示す。 比較例1 内層樹脂に添加される防曇剤Aを0.1重量部とし、中
間層樹脂及び、外層樹脂へ添加される防曇剤Aを0.3
重量部とした点を除き、実施例1と同様に成形し三層イ
ンフレーションフィルムを得た。この三層フィルムにつ
いて評価を行い、その結果を表1に示す。
【0037】比較例2 内層樹脂及び、中間層樹脂及び、外層樹脂に添加される
防曇剤を防曇剤Cとした点を除き、実施例1と同様に成
形し三層インフレーションフィルムを得た。この三層フ
ィルムについて評価を行い、その結果を表1に示す。 比較例3 内層樹脂及び、中間層樹脂及び、外層樹脂に添加される
防曇剤を防曇剤Dとした点を除き、実施例1と同様に成
形し三層インフレーションフィルムを得た。この三層フ
ィルムについて評価を行い、その結果を表1に示す。
【0038】比較例4 内層樹脂及び、中間層樹脂及び、外層樹脂に添加される
防曇剤を防曇剤Eとした点を除き、実施例1と同様に成
形し三層インフレーションフィルムを得た。この三層フ
ィルムについて評価を行い、その結果を表1に示す。 比較例5 内層樹脂及び、中間層樹脂及び、外層樹脂に添加される
防曇剤を防曇剤Fとした点を除き、実施例1と同様に成
形し三層インフレーションフィルムを得た。この三層フ
ィルムについて評価を行い、その結果を表1に示す。
【0039】比較例6 内層樹脂を高圧法低密度ポリエチレン(ノバテックLD
LF240、MFR0.7g/10分、密度0.92
4g/cm3 、日本ポリケム(株)製)とした点を除
き、実施例1と同様に成形し三層インフレーションフィ
ルムを得た。この三層フィルムについて評価を行い、そ
の結果を表1に示す。
【0040】比較例7 中間層樹脂を高圧法低密度ポリエチレン(ノバテックL
D LF240、MFR0.7g/10分、密度0.9
24g/cm3 、日本ポリケム(株)製)とした点を除
き、実施例1と同様に成形し三層インフレーションフィ
ルムを得た。この三層フィルムについて評価を行い、そ
の結果を表1に示す。
【0041】比較例8 外層樹脂を高圧法低密度ポリエチレン(ノバテックLD
LF240、MFR0.7g/10分、密度0.92
4g/cm3 、日本ポリケム(株)製)とした点を除
き、実施例1と同様に成形し三層インフレーションフィ
ルムを得た。この三層フィルムについて評価を行い、そ
の結果を表1に示す。
【0042】比較例9 中間層樹脂に添加される無機化合物を除いた点以外は、
実施例1と同様に成形した三層インフレーションフィル
ムを得た。この三層フィルムについて評価を行い、その
結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の農園芸用積層フィルムは耐衝撃
強度、透明性に優れ、特に防曇性に優れており、ハウス
やトンネルに展張が容易であり、焼却されても生活環境
に害を及ぼす恐れもなく、ハウス、トンネル等の施設農
園芸栽培に貢献するところ大である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2B024 DB01 DB07 DD01 2B029 EB03 EC02 EC03 EC09 EC17 EC18 4J002 BB051 EH046 EH047 EH048 EH049 GA01 GF00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層、中間層及び外層からなる農業用積
    層フィルムであり、内層が、エチレンと炭素数3〜18
    のα−オレフィンとの共重合体100重量部に、ソルビ
    ットソルビタンステアレート/ソルビットソルビタンパ
    ルミテート/ソルビットソルビタンオレエート/グリセ
    リンオレエートの混合比が、重量比で2〜5:2〜5:
    1〜3:0.1〜1である多価アルコール脂肪酸エステ
    ルを0.1〜2.0重量部配合してなる樹脂組成物で形
    成されており、中間層が、酢酸ビニル含有量が5〜25
    重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量
    部に、ソルビットソルビタンステアレート/ソルビット
    ソルビタンパルミテート/ソルビットソルビタンオレエ
    ート/グリセリンオレエートの混合比が、重量比で2〜
    5:2〜5:1〜3:0.1〜1の多価アルコール脂肪
    酸エステルを0.5〜5.0重量部、及びMg、Ca、
    Al、LiおよびSiの群より選ばれる少なくとも1種
    の原子を含有する無機化合物を1〜20重量部配合して
    なる樹脂組成物で形成されており、外層が、酢酸ビニル
    含有量が1〜10重量%であるエチレン−酢酸ビニル共
    重合体100重量部に、ソルビットソルビタンステアレ
    ート/ソルビットソルビタンパルミテート/ソルビット
    ソルビタンオレエート/グリセリンオレエートの混合比
    が、重量比で2〜5:2〜5:1〜3:0.1〜1の多
    価アルコール脂肪酸エステルを0.5〜5.0重量部配
    合してなる樹脂組成物で形成されていることを特徴とす
    る農園芸用積層フィルム。
  2. 【請求項2】 内層に使用されるエチレン−α−オレフ
    ィン共重合体がメタロセン触媒を用いて製造されている
    請求項1記載の農業用積層フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の農園芸用積層フ
    ィルムの外層面をハウスの内面として展張した施設農園
    芸ハウス。
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