JP2003125245A - カメラシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、カメラで撮影した画像をカメラと外
部機器の両方で確認できるシステムにおいて、低消費電
力化を図ったカメラシステムを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、カメラと、該カ
メラから無線通信により転送された画像データを表示す
る外部機器とを含むカメラシステムにおいて、上記カメ
ラの第１の表示手段による表示が行われている間に、上
記外部機器の第２のスイッチが操作されることによっ
て、上記外部機器の第２の表示手段による表示が開始さ
れた場合に、上記カメラの第１の表示手段による表示を
停止させると共に、上記外部機器の第２の表示手段によ
る表示が行われている間に、上記カメラの第１のスイッ
チが操作されることによって、上記カメラの第１の表示
手段による表示が開始された場合に、上記外部機器の第
２の表示手段による表示を停止させるようにしたことを
特徴とするカメラシステムが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はカメラシステムに係
り、特に、被写体からの光を光電変換して画像データを
生成する手段を有したデジタルカメラと、該カメラから
無線通信により転送された画像データを表示する外部機
器とを含むカメラシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のカメラシステムとして、
例えば、特開２００１−１４７４８２号公報に開示され
ているカメラシステムが知られている。

【０００３】このカメラシステムは、銀塩カメラと、該
銀塩カメラと無線通信を行うリモートコントロール装置
とが備えられている。

【０００４】そして、このカメラシステムにおいては、
銀塩カメラ側に、リモートコントロール装置側からのリ
モートコントロールによるレリーズ操作を受けて撮影し
た画像の電子化画像データをリモートコントロール装置
側に転送する無線装置が設けられていると共に、その電
子化画像データを表示するＬＣＤモニタが設けられてい
る。

【０００５】また、リモートコントロール装置側に、リ
モートコントロールによるレリーズ操作の後に、銀塩カ
メラ側から送信される電子化画像データを受信する無線
装置が設けられていると共に、この受信した電子画像デ
ータを表示するＬＣＤモニタが設けられている。

【０００６】このような従来技術によるカメラシステム
においては、カメラ側とリモートコントロール装置側の
両方にＬＣＤモニタが配置されている。

【０００７】この場合、カメラ側のＬＣＤモニタでは、
撮影後、撮影した画像データを一定時間表示するように
なっている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】ところで、電子化され
た画像データは、撮影後、いつでも見られるほうが、カ
メラの使い勝手としてはより良いものである。

【０００９】しかしながら、上述した従来技術によるカ
メラシステムのように、電子化された画像データをカメ
ラ側とリモートコントロール装置側の両方のＬＣＤモニ
タに表示するようにした場合には、それぞれのＬＣＤモ
ニタにおいて非常に多くの電力を消費し、各機器での電
池の消耗が激しいものである。

【００１０】特に、小型の電子機器においては、電池の
消耗が激しいために、電池の寿命が短くなることは大き
問題となる。

【００１１】よって、手元で扱える外部機器としてのリ
モートコントロール装置側で、電子化画像データを確認
できることは非常に便利ではあるが、カメラ側と同じ表
示を同時に行うことはエネルギーの無駄である。

【００１２】そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてな
されたもので、カメラで撮影した画像を、カメラと外部
機器の両方で確認できるカメラシステムにおいて、より
消費電力の少ないカメラシステムを提供することを目的
とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、（１） カメラと、該カメラから
無線通信により転送された画像データを表示する外部機
器とを含むカメラシステムにおいて、上記カメラは、被
写体からの光を光電変換して画像データを生成する撮像
手段と、上記撮像手段から出力された画像データを蓄積
するデータ蓄積手段と、上記データ蓄積手段に蓄積され
た画像データを表示する第１の表示手段と、上記第１の
表示手段による表示を開始するため第１のスイッチと、
上記外部機器と無線通信するため第１の無線手段とを含
み、上記外部機器は、上記カメラと無線通信するための
第２の無線手段と、上記カメラの第１の無線手段から上
記第２の無線手段を介して受信した画像データを表示す
る第２の表示手段と、上記第２の表示手段による表示を
開始するため第２のスイッチとを含み、上記カメラの第
１の表示手段による表示が行われている間に、上記外部
機器の第２のスイッチが操作されることによって、上記
外部機器の第２の表示手段による表示が開始された場合
に、上記カメラの第１の表示手段による表示を停止させ
ると共に、上記外部機器の第２の表示手段による表示が
行われている間に、上記カメラの第１のスイッチが操作
されることによって、上記カメラの第１の表示手段によ
る表示が開始された場合に、上記外部機器の第２の表示
手段による表示を停止させるようにしたことを特徴とす
るカメラシステムが提供される。

【００１４】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、（２） カメラと、該カメラから無線通信に
より転送された画像データを表示する外部機器とを含む
カメラシステムにおいて、上記カメラは、被写体からの
光を光電変換して画像データを生成する撮像手段と、上
記撮像手段から出力された画像データを蓄積するデータ
蓄積手段と、上記データ蓄積手段に蓄積された画像デー
タを表示する第１の表示手段と、上記第１の表示手段に
よる表示を開始するため第１のスイッチと、上記外部機
器と無線通信するため第１の無線手段とを含み、上記外
部機器は、上記カメラと無線通信するための第２の無線
手段と、上記カメラの第１の無線手段から上記第２の無
線手段を介して受信した画像データを表示する第２の表
示手段と、上記第２の表示手段による表示を開始するた
め第２のスイッチとを含み、上記カメラの第１の表示手
段による表示が行われている間に、上記外部機器の第２
のスイッチが操作されることによって、上記外部機器の
第２の表示手段による表示が開始された場合に、上記カ
メラの第１の表示手段による表示を停止させるようにし
たことを特徴とするカメラシステムが提供される。

【００１５】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、（３） カメラと、該カメラから無線通信に
より転送された画像データを表示する外部機器とを含む
カメラシステムにおいて、上記カメラは、被写体からの
光を光電変換して画像データを生成する撮像手段と、上
記撮像手段から出力された画像データを蓄積するデータ
蓄積手段と、上記データ蓄積手段に蓄積された画像デー
タを表示する第１の表示手段と、上記第１の表示手段に
よる表示を開始するため第１のスイッチと、上記外部機
器と無線通信するため第１の無線手段とを含み、上記外
部機器は、上記カメラと無線通信するための第２の無線
手段と、上記カメラの第１の無線手段から上記第２の無
線手段を介して受信した画像データを表示する第２の表
示手段と、上記第２の表示手段による表示を開始するた
め第２のスイッチとを含み、上記外部機器の第２の表示
手段による表示が行われている間に、上記カメラの第１
のスイッチが操作されることによって、上記カメラの第
１の表示手段による表示が開始された場合に、上記外部
機器の第２の表示手段による表示を停止させるようにし
たことを特徴とするカメラシステムが提供される。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。

【００１７】図１は、本発明の一実施の形態による撮像
装置として適用されるデジタルカメラの正面から見た斜
視図である。

【００１８】すなわち、図１において、参照符号１は、
デジタルカメラ本体である。

【００１９】また、参照符号２は、撮影用レンズ鏡胴で
ある。

【００２０】また、参照符号３は、ファインダー光学系
と被写体までの距離を測定するための測距装置用窓であ
る。

【００２１】また、参照符号４は、光学ファインダー窓
である。

【００２２】また、参照符号５は、ストロボ発光窓に取
り付けられたパネルである。

【００２３】また、参照符号６は、２段式のレリーズボ
タンである。

【００２４】また、参照符号８は、フィルムのコマ数や
モードを表示する外部ＬＣＤ表示部である。

【００２５】また、参照符号９は、焦点距離をワイド側
に変更するためのマニュアル・ズーム・ボタンである。

【００２６】また、参照符号１０は、焦点距離をテレ側
に変更するためのマニュアル・ズーム・ボタンである。

【００２７】前記２つのマニュアル・ズーム・ボタン
９、１０は、過去に当該デジタルカメラで撮影された電
子画像を閲覧するための画像スクロールボタンと兼用さ
れている。

【００２８】また、参照符号１１は、ＤＩＳＰ（表示）
モードに設定するためのモードボタン（ＤＩＳＰ Ｓ
Ｗ）である。

【００２９】このＤＩＳＰ ＳＷ１１を押圧すると、過
去に当該デジタルカメラで撮影された電子画像が、カメ
ラ本体１の背面に配置された図示しないモニタ装置に表
示されて閲覧可能となる。

【００３０】このＤＩＳＰ ＳＷ１１を再度押圧する
と、ＤＩＳＰモードが解除される。

【００３１】また、参照符号１２は、一度押すと当該デ
ジタルカメラがオン状態となり、もう一度押すとオフ状
態となるパワースイッチ（ＰＳＷ）である。

【００３２】このＰＳＷ１２がオンすると、沈胴状態に
あった前記レンズ鏡胴２がワイド端点となる。

【００３３】また、参照符号２８は、当該デジタルカメ
ラと無線でデータのやり取りを行う外部機器としての後
述するＰＤＡのＬＣＤ表示の状態を示すマーク“Ｐ”で
あり、このマーク“Ｐ”の点灯中はＰＤＡ表示中を示
す。

【００３４】図２は、当該デジタルカメラと無線でデー
タのやり取りを行う外部機器としてのＰＤＡの外観構成
を例示するために正面から見た斜視図である。

【００３５】すなわち、図２において、参照符号１９
は、ＰＤＡ本体である。

【００３６】また、参照符号２０は、前述したデジタル
カメラ側から取得した画像データ等を表示する表示用の
モニタである。

【００３７】また、参照符号２１は、当該ＰＤＡの表示
用のモニタ２０に表示された画像データを外部のプリン
タに転送して印刷するためのＰＲＩＮＴボタンである。

【００３８】また、参照符号２２は、後述するメニュー
ボタン２３で選択された項目を設定するときの設定ボタ
ンである。

【００３９】また、参照符号２３は、画像表示、日付設
定、ＰＤＡメモリ消去、カメラレリーズ用リモートコン
トロール、プリント枚数設定等を前記モニタ２０上で設
定するためのメニューボタンである。

【００４０】また、参照符号２４は、パワースイッチ
（ＰＳＷ）である。

【００４１】このＰＳＷ２４をオンすると、前記モニタ
２０上に画像が表示される。

【００４２】また、参照符号２５、２６は、設定用のア
ップダウンボタンである。

【００４３】このアップダウンボタン２５、２６を選択
的に操作することによって、例えば、画像データ表示中
であれば、画像データをスクロールすることができる。

【００４４】また、参照符号２７は、外部メモリとして
のメモリチップ８８を当該ＰＤＡの外部メモリ接続部に
接続するために挿入するスロットルである。

【００４５】図３は、本発明の一実施形態による撮像装
置として適用されるデジタルカメラの制御系の構成を示
すブロック図である。

【００４６】すなわち、図３において、参照符号４０
は、スイッチ入力部である。

【００４７】このスイッチ入力部４０は、前記レリーズ
ボタン６の半押し操作に連動してオンする第１レリーズ
スイッチと、レリーズボタン６の深押し操作に連動して
オンする第２レリーズスイッチと、前記ＰＳＷ１２や、
ＤＩＳＰ ＳＷ１１の操作スイッチ等が含まれている。

【００４８】また、参照符号４１は、フラッシュ回路
（ストロボ制御回路）であって、被写体に光を照射する
ためのものである。

【００４９】また、参照符号４２は、被写体の距離を測
るための測距装置である。

【００５０】この測距装置４２から出力された信号に基
づいて、後述するメインＣＰＵ４４によって、電子撮像
装置５２を合焦位置にするピント調整が行われる。

【００５１】また、参照符号４３は、撮影コマ数などを
表示するための外部液晶表示用のＬＣＤである。

【００５２】また、参照符号４４は、カメラ全体を制御
するためのメインＣＰＵである。

【００５３】また、参照符号４５は、ＩＦＩＣであっ
て、後述する測光センサ４６とピント、絞り、ズーム駆
動機構４７とのインターフェース機能を司どるために、
集積化されている回路である。

【００５４】また、参照符号４６は、被写体輝度値を測
定するための測光回路である。

【００５５】この測光回路４６で、測定された被写体輝
度値に基づいて、絞り値が、メインＣＰＵ４４によって
算出される。

【００５６】また、参照符号４７は、カメラのピント・
絞り・ズームを駆動するための機構である。

【００５７】また、参照符号４８は、画像処理ＬＳＩで
あって、その内部にＲＩＳＣプロセッサと種々のハード
ウェアマクロが内蔵されており、前記ＲＩＳＣプロセッ
サが後述するフラッシュメモリ４９に書き込まれている
プログラムに従って、前記ハードウェアマクロを制御し
ている。

【００５８】このハードウェアマクロには、メモリコン
トローラ、内部キャッシュメモリ、ＪＰＥＧ圧縮／伸張
コントローラ、各種画像処理機能（ゲイン調節、γ補
正、画素補間、ＲＧＢ／ＹＣ変換、輪郭強調、彩度補
正、色調調整等を含む）、ＬＣＤドライバ５４に出力さ
れる表示用信号の形成回路、無線通信用コントローラと
してのインターフェース５３等が含まれる。

【００５９】また、参照符号４９は、フラッシュメモリ
であって、前記ＲＩＳＣプロセッサが実行するプログラ
をの格納すると共に、最終的に確定された電子画像を記
憶するための不揮発性のメモリである。

【００６０】また、参照符号５０は、ＳＤＲＡＭであっ
て、画像処理前の画像や、画像処理中の画像を一時的に
記憶するメモリである。

【００６１】そして、画像処理ＬＳＩ４８から出力され
た表示用信号は、ＬＣＤドライバ５４を介して反射型の
カラーＬＣＤモニタ（以下ＣＬＭ）５５に入力される。

【００６２】また、画像処理ＬＳＩ４８から出力された
フロントライト点灯信号は、ＬＥＤドライバ５６に入力
され、白色ＬＥＤ５７を点灯させる。

【００６３】この白色ＬＥＤ５７から発光された光は、
導光板５８を通して補助照明として機能する。

【００６４】また、参照符号５１は、光学式ファインダ
ーであって、前記ピント、絞り、ズーム駆動機構４７に
連動して、この光学式ファインダー５１内の像倍率も可
変される。

【００６５】また、参照符号５２は、電子撮像装置であ
って、ＣＣＤなどの撮像素子が搭載されている。

【００６６】また、参照符号５３は、他の機器と無線で
データのやり取りを行うための無線通信用コントローラ
としてのインターフェースである。

【００６７】図４は、前記ＰＤＡの制御系の構成を示す
ブロック図である。

【００６８】このＰＤＡの制御系の構成は、基本的に
は、図３に示したデジタルカメラの制御系の構成と同様
の構成となっている。

【００６９】すなわち、図４に示すＰＤＡの制御系は、
画像処理ＬＳＩ８０を有し、この画像処理ＬＳＩ８０
は、内部にＲＩＳＣプロセッサと種々のハードウェアマ
クロが内蔵されており、前記ＲＩＳＣプロセッサがフラ
ッシュメモリ８１に書き込まれているプログラムに従っ
て、後述するように、各ハードウェアマクロを制御して
いる。

【００７０】このハードウェアマクロには、メモリコン
トローラ、内部キャッシュメモリ、ＪＰＥＧ圧縮／伸張
コントローラ、各種画像処理機能（ゲイン調節、γ補
正、画素補間、ＲＧＢ／ＹＣ変換、輪郭強調、彩度補
正、色調調整等を含む）、外部インターフェース回路、
ＬＣＤドライバ８９に出力される表示用信号の形成回
路、無線通信用コントローラとしてのインターフェース
８５、外部メモリ接続部８７等が含まれる。

【００７１】そして、ＳＤＲＡＭ８２は、画像処理前の
画像や、画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリで
ある。

【００７２】フラッシュメモリ８１は、前記ＲＩＳＣプ
ロセッサが実行するプログラムを格納すると共に、最終
的に確定された電子画像を記憶するための不揮発性のメ
モリで、当該ＰＤＡの電源がオフとされても記憶内容を
保存している。

【００７３】外部メモリ接続部８７には、着脱自在のメ
モリチップ８８が接続される。

【００７４】画像処理ＬＳＩ８０から出力された表示用
信号が、ＬＣＤドライバ８９を介して反射型のカラーＬ
ＣＤモニタ（ＰＤＡ ＣＬＭ）９０に入力される。

【００７５】これにより、このＰＤＡ ＣＬＭ９０上に
形成された不図示の表示セグメントが駆動され、視覚化
される。

【００７６】また、画像処理ＬＳＩ８０から出力された
フロントライト点灯信号は、ＬＥＤドライバ９２に入力
され、白色ＬＥＤ９３を点灯させる。

【００７７】この白色ＬＥＤ９３から発光された光は、
導光板９１を通して補助照明として機能する。

【００７８】この白色ＬＥＤ９３から発光される光の明
るさは、ＬＥＤドライバ９２内の定電流回路によって一
定に制御される。

【００７９】画像処理ＬＳＩ８０とメインＣＰＵ８３
は、データバスによって接続されており、互いに必要な
データの授受を行っている。

【００８０】メインＣＰＵ８３には、スイッチ入力部８
４が接続されている。

【００８１】そして、このＰＤＡは、無線通信手段とな
る無線通信用コントローラとしてのインターフェース８
５により、前述したデジタルカメラとデータ交換を行
う。

【００８２】以上のようなデジタルカメラとＰＤＡとを
用いて、デジタルカメラ側で撮影した画像データをＰＤ
Ａに転送する場合のフローを説明する。

【００８３】図５は、デジタルカメラのメインシーケン
スを実行するサブルーチンを説明するために示されたフ
ローチャートである。

【００８４】始めに、デジタルカメラに電源（電池）が
装填されると、メインＣＰＵ４４が動作を開始し、カメ
ラメインシーケンスがコールされる。

【００８５】まず、ステップＳ１では、メインＣＰＵ４
４により、デジタルカメラのＰＳＷ１２がオンしている
かどうかが判断される。

【００８６】ここで、ＰＳＷ１２がオンしている場合に
は、メインＣＰＵ４４により、後述するステップＳ７以
下の処理が実行される。

【００８７】また、ＰＳＷ１２がオフの場合には、メイ
ンＣＰＵ４４により、次のステップＳ２以下の処理が実
行される。

【００８８】まず、ステップＳ２では、メインＣＰＵ４
４により、ＰＤＡとの通信が行われる。

【００８９】次に、ステップＳ３では、メインＣＰＵ４
４により、ＰＤＡとの通信結果に基づいて、ＣＬＭ５５
及びＰＤＡ ＬＣＭ９０の状態を設定する表示処理が行
われる。

【００９０】次に、ステップＳ４では、メインＣＰＵ４
４によって、スタンバイ１の処理が行われる。

【００９１】このスタンバイ１の処理は、メインＣＰＵ
４４の作動を停止する前に、停止後にメインＣＰＵ４４
が再び作動を開始するための条件設定を行うものであ
る。

【００９２】このスタンバイ１の処理では、ＰＳＷ１２
のオン、ＤＩＳＰ ＳＷ１１のオンで作動開始をするよ
うに設定される。

【００９３】この設定後、メインＣＰＵ４４は作動を停
止して、スタンバイ状態となる。

【００９４】そして、この後、ＰＳＷ１２がオンされる
ことによって、このスタンバイが解除された場合には、
メインＣＰＵ４４はカメラメインシーケンスの先頭から
処理を実行する。

【００９５】まず、ステップＳ７では、メインＣＰＵ４
４により、パワーオン処理として、撮影用レンズ鏡胴２
を撮影のできる位置に繰り出し、画像処理ＬＳＩ４８を
オン状態とする指令が出される。

【００９６】次に、ステップＳ８では、メインＣＰＵ４
４により、フラッシュ回路４１に含まれるメインコンデ
ンサに充電を行わせるストロボ充電の指令が出される。

【００９７】次に、ステップＳ９では、メインＣＰＵ４
４は、該メインＣＰＵ４４に内蔵されているタイマ１の
カウントを開始させる。

【００９８】次に、ステップＳ１０では、メインＣＰＵ
４４により、外部機器ここでは図２及び図４に示したよ
うなＰＤＡ（ｐｅｒｓｎａｌ ｄｉｇｉｔａｌ ａｓｓ
ｉｓｔａｎｔｓ）との無線通信をするＰＤＡ通信の指令
が出される。

【００９９】次に、ステップＳ１１では、メインＣＰＵ
４４は、レリーズボタン６が押されることによって、第
１レリーズスイッチがオンしたかどうかを判断する。

【０１００】ここで、第１レリーズスイッチがオフして
いる場合には、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ２
０の判断が実行される。

【０１０１】また、第１レリーズスイッチがオンしてい
る場合には、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ１２
以下の処理が実行される。

【０１０２】次に、ステップＳ２０では、メインＣＰＵ
４４により、マニュアル・ズーム・ボタン９または１０
がオンされているかどうかが判断される。

【０１０３】ここで、マニュアル・ズーム・ボタン９ま
たは１０がオンしている場合には、メインＣＰＵ４４に
より、ステップＳ２１の処理が実行される。

【０１０４】また、マニュアル・ズーム・ボタン９また
は１０がオンされていない場合には、メインＣＰＵ４４
により、ステップＳ２２の判断が実行される。

【０１０５】次に、ステップＳ２１では、メインＣＰＵ
４４により、撮影用レンズ鏡胴２の焦点距離を変更する
ための処理が行われる。

【０１０６】次に、ステップＳ２２では、メインＣＰＵ
４４により、ＤＩＳＰ ＳＷ１１が押されているかどう
かがチェックされる。

【０１０７】ここで、ＤＩＳＰ ＳＷ１１がオンされて
いる場合には、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ２
３の処理が実行される。

【０１０８】また、ＤＩＳＰ ＳＷ１１がオンされてい
ない場合には、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ２
４の判断が実行される。

【０１０９】次に、ステップＳ２３では、メインＣＰＵ
４４により、撮影前の画像がＣＬＭ５５に表示される、
スルー画像の表示が行われる。

【０１１０】次に、ステップＳ２４では、メインＣＰＵ
４４により、デジタルカメラのＰＳＷ１２がオンされて
いるかどうかが判断される。

【０１１１】ここで、ＰＳＷ１２がオフされている場合
には、メインＣＰＵ４４により、前記ステップＳ２以下
の処理が実行される。

【０１１２】また、ＰＳＷ１２がオンされている場合に
は、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ２５以下の処
理が実行される。

【０１１３】次に、ステップＳ２５では、メインＣＰＵ
４４により、ステップＳ９でタイマ１のカウントが開始
されて所定時間が経過することにより、タイマ１がオー
バーフローしたかどうかが判断される。

【０１１４】ここで、タイマ１がオーバーフローしてい
た場合には、メインＣＰＵ４４により、ステップＳ２６
以下の処理が実行される。

【０１１５】また、タイマ１がオーバーフローしていな
い場合には、メインＣＰＵ４４により、前記ステップＳ
１０以下の処理が繰り返し実行される。

【０１１６】次に、ステップＳ２６では、メインＣＰＵ
４４により、ＰＤＡとの通信処理が実行される。

【０１１７】次に、ステップＳ２７では、メインＣＰＵ
４４により、前記ステップＳ３と同じくＰＤＡとの通信
結果に基づき表示を設定する処理が実行される。

【０１１８】次に、ステップＳ２８では、メインＣＰＵ
４４により、スタンバイ２の処理が行われる。

【０１１９】このスタンバイ２の処理では、スイッチ入
力部４０に含まれている操作ボタンに連動するスイッチ
の変化によって作動を開始するように設定される。

【０１２０】この設定後、メインＣＰＵ４４は作動を停
止して、スタンバイ状態となる。

【０１２１】そして、この後、スイッチ入力部４０に含
まれている操作ボタンに連動するスイッチの変化によっ
て、このスタンバイが解除された場合には、前記ステッ
プＳ８以降の処理が実行される。

【０１２２】次に、ステップＳ１２では、メインＣＰＵ
４４により、前記ステップＳ１１で第１レリーズスイッ
チがオンしている場合には、測光処理及び測距処理を実
行するための指令が出されることにより、被写体の輝度
と被写体までの距離が測定される。

【０１２３】次に、ステップＳ１３では、メインＣＰＵ
４４により、被写体までの距離データに基づいて、撮像
用レンズ鏡胴２のピント調整が行われる。

【０１２４】次に、ステップＳ１４では、メインＣＰＵ
４４により、第２レリーズスイッチがオンされているか
どうかが判断される。

【０１２５】ここで、第２レリーズスイッチがオンされ
ていれば、メインＣＰＵ４４は、ステップＳ１５の処理
に進む。

【０１２６】また、第２レリーズスイッチがオンされて
いなければ、メインＣＰＵ４４は、前記ステップＳ１１
以下の処理に戻る。

【０１２７】次に、ステップＳ１５では、メインＣＰＵ
４４により、電子撮像装置５２による撮像の指令が出さ
れる。

【０１２８】次に、ステップＳ１６では、メインＣＰＵ
４４により、電子撮像装置５２で撮影された画像をＣＬ
Ｍ５５に所定時間表示する。

【０１２９】図６は、本発明によるカメラシステムにお
けるＰＤＡとカメラの表示の状態について説明するため
の状態遷移図である。

【０１３０】次に、図６を用いてＰＤＡとカメラの表示
の状態について説明する。

【０１３１】カメラとＰＰＡのいずれかのスイッチを押
すと、カメラとＰＤＡの状態は以下の状態Ａから状態Ｇ
までの７つの状態うちのいずれかとなる。

【０１３２】まず、状態Ａにおいては、カメラのＰＳＷ
１２及びＰＤＡのＰＳＷ２４が共にオフとされることに
より、カメラ、ＰＤＡが共に、パワーオフの状態であ
る。

【０１３３】この状態Ａにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８及びＣＬＭ５５が共にオフであるとともに、
ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０もオフである。

【０１３４】そして、この状態Ａにおいて、カメラのＰ
ＳＷ１２をオンにすると、状態Ｂになる（矢印１）。

【０１３５】この状態Ｂにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８がオンで、ＣＬＭ５５がオフであるととも
に、ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０もオフである。

【０１３６】この状態Ｂにおいて、カメラのＰＳＷ１２
をオフにすると、状態Ａに戻る（矢印２）。

【０１３７】以下、同様に、カメラのＤＩＳＰ ＳＷ１
１をオンにすると、状態Ｃになる（矢印３）。

【０１３８】この状態Ｃにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８及びＣＬＭ５５が共にオンであるとともに、
ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０はオフである。

【０１３９】この状態Ｃにおいて、カメラのＤＩＳＰ
ＳＷ１１をオフにすると、状態Ｂに戻る（矢印４）。

【０１４０】そして、状態Ａから、ＰＤＡのＰＳＷ２４
をオンにすると、状態Ｄになる（矢印５）。

【０１４１】この状態Ｄにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８及びＣＬＭ５５が共にオフであるとともに、
ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０はオンである。

【０１４２】この状態Ｄにおいて、ＰＤＡのＰＳＷ２４
をオフにすると、状態Ａに戻る（矢印６）。

【０１４３】そして、前記状態Ｂにおいて、ＰＤＡのＰ
ＳＷ２４をオンにすると、状態Ｅになる（矢印７）。

【０１４４】この状態Ｅにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８がオンで、ＣＬＭ５５がオフであるととも
に、ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０がオンである。

【０１４５】この状態Ｅにおいて、ＰＤＡのＰＳＷ２４
をオフにすると、状態Ｂに戻る（矢印８）。

【０１４６】そして、前記状態Ｃにおいて、ＰＤＡのＰ
ＳＷ２４をオンにすると、状態Ｆになる（矢印９）。

【０１４７】この状態Ｆにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８及びＣＬＭ５５が共にオンで、ＰＤＡのＰＤ
Ａ ＣＬＭ９０もオンである。

【０１４８】この状態Ｆにおいて、ＰＤＡのＰＳＷ２４
をオフにすると、状態Ｃに戻る（矢印１０）。

【０１４９】そして、前記状態Ｄにおいて、カメラのＰ
ＳＷ１２をオンにすると、前述した状態Ｅになる（矢印
１１）。

【０１５０】この状態Ｅにおいて、カメラのＰＳＷ１２
をオフにすると、前述した状態Ｄに戻る（矢印１２）。

【０１５１】そして、状態Ｅにおいて、カメラのＤＩＳ
Ｐ ＳＷ１１をオンにすると、前述した状態Ｆになる
（矢印１３）。

【０１５２】この状態Ｆにおいて、カメラのＤＩＳＰ
ＳＷ１１をオフにすると、状態Ｅに戻る（矢印１４）。

【０１５３】そして、状態Ｃにおいて、カメラのＰＳＷ
１２をオフにすると、前述した状態Ａに戻る（矢印１
５）。

【０１５４】また、状態Ｆにおいて、カメラのＰＳＷ１
２をオフにすると、前述した状態Ａに戻る（矢印１
６）。

【０１５５】そして、状態Ａにおいて、カメラのＤＩＳ
Ｐ ＳＷ１１をオンにすると、状態Ｇになる（矢印１
７）。

【０１５６】この状態Ｇにおいては、カメラの外部ＬＣ
Ｄモニタ８がオフで、ＣＬＭ５５がオンであるととも
に、ＰＤＡのＰＤＡ ＣＬＭ９０がオフである。

【０１５７】この状態Ｇにおいて、カメラのＤＩＳＰ
ＳＷ１１をオフにすると、状態Ａに戻る（矢印１８）。

【０１５８】そして、状態Ｄにおいて、カメラのＤＩＳ
Ｐ ＳＷ１１をオンにし、ＰＤＡのＰＳＷ２４をオフに
すると、前述した状態Ｇになる（矢印１９）。

【０１５９】この状態Ｇにおいて、ＰＤＡのＰＳＷ２４
をオンにし、カメラのＤＩＳＰ ＳＷ１１をオフにする
と、状態Ｄに戻る（矢印２０）。

【０１６０】このように、画像を表示するときには、カ
メラもしくはＰＤＡのどちらか一方のカラーＬＣＤモニ
タ（ＣＬＭ５５、ＰＤＡ ＣＬＭ９０）が表示され、消
費電力を少なくするようになっている。

【０１６１】これらの状態の遷移は、図５に示すメイン
フローのＰＤＡ通信処理の中で設定される。

【０１６２】また、カメラ、ＰＤＡともにスタンバイ状
態から、無線通信の割り込みを受け付けられるようにな
っている。

【０１６３】さらに、図６に示すＰＤＡの表示の状態
は、カメラの外部ＬＣＤモニタ８上に表示されるように
なっており、カメラで確認することができる。

【０１６４】例えば、図１に示す外部ＬＣＤモニタ８上
にマーク“Ｐ”２８が表示されている場合には、ＰＤＡ
側のＰＤＡ ＣＬＭ９０が表示されていることを示す。

【０１６５】逆に、ＰＤＡ上のＰＤＡ ＣＬＭ９０等で
カメラの現在の表示状態、動作状態を表示するようにし
てもよい。

【０１６６】このように本発明にカメラシステムによれ
ば、カメラで撮影した画像を、カメラと外部機器の両方
で確認できるシステムにおいて、より消費電力を少なく
することができる。

【０１６７】

【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、カメラで撮影した画像をカメラと外部機器の両
方で確認できるシステムにおいて、低消費電力化を図っ
たカメラシステムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の一実施の形態による撮像装置
として適用されるデジタルカメラの正面から見た斜視図
である。

【図２】図２は、図１のデジタルカメラと無線でデータ
のやり取りを行う外部機器としてのＰＤＡの外観構成を
例示するために正面から見た斜視図である。

【図３】図３は、本発明の一実施形態による撮像装置と
して適用されるデジタルカメラの制御系の構成を示すブ
ロック図である。

【図４】図４は、図１のデジタルカメラと無線でデータ
のやり取りを行う外部機器としてのＰＤＡの制御系の構
成を示すブロック図である。

【図５】図５は、図３のデジタルカメラの制御系でメイ
ンシーケンスを実行するサブルーチンを説明するために
示されたフローチャートである。

【図６】図６は、本発明によるカメラシステムにおける
ＰＤＡとカメラの表示の状態について説明するための状
態遷移図である。

【符号の説明】

１…カメラ本体、 ２…撮影用レンズ鏡胴、 ３…測距装置用窓、 ４…ファインダー、 ５…ストロボ発光窓、 ６…レリーズボタン、 ８…外部ＬＣＤ表示部、 ９…マニュアル・ズーム・ボタン、 １０…マニュアル・ズーム・ボタン、 １１…表示モードに設定するためのモードボタン（ＤＩ
ＳＰ ＳＷ）、 １２…パワースイッチ（ＰＳＷ）、 ２８…外部機器としてのＰＤＡのＬＣＤ表示の状態を示
すマーク、 １９…ＰＤＡ本体、 ２０…表示用のモニタ、 ２１…ＰＲＩＮＴボタン、 ２２…設定ボタン、 ２３…メニューボタン、 ２４…パワースイッチ（ＰＳＷ）、 ２５、２６…設定用のアップダウンボタン、 ２７…外部メモリ挿入用のするスロットル、 ４０…スイッチ入力部、 ４１…フラッシュ回路、 ４２…測距装置、 ４３…外部液晶表示用のＬＣＤ、 ４４…メインＣＰＵ、 ４５…ＩＦＩＣ、 ４６…測光回路、 ４７…ピント・絞り・ズーム駆動機構、 ４８…画像処理ＬＳＩ ５４…ＬＣＤドライバ、 ５３…無線通信用コントローラ、 ４９…フラッシュメモリ、 ５０…ＳＤＲＡＭ、 ５５…反射型のカラーモニタ（ＣＬＭ）、 ５６…ＬＥＤドライバ、 ５７…白色ＬＥＤ、 ５８…導光板、 ５１…光学式ファインダー、 ５２…電子撮像装置、 ５３…無線通信用コントローラとしてのインターフェー
ス、 ８０…画像処理ＬＳＩ、 ８９…ＬＣＤドライバ、 ８５…無線通信用コントローラとしてのインターフェー
ス、 ８７…外部メモリ接続部、 ８１…フラッシュメモリ、 ８２…ＳＤＲＡＭ、 ８８…メモリチップ、 ９０…カラーＬＣＤモニタ、 ９１…導光板、 ９２…ＬＥＤドライバ、 ９３…白色ＬＥＤ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カメラと、該カメラから無線通信により
   転送された画像データを表示する外部機器とを含むカメ
   ラシステムにおいて、 上記カメラは、 被写体からの光を光電変換して画像データを生成する撮
   像手段と、 上記撮像手段から出力された画像データを蓄積するデー
   タ蓄積手段と、 上記データ蓄積手段に蓄積された画像データを表示する
   第１の表示手段と、 上記第１の表示手段による表示を開始するため第１のス
   イッチと、 上記外部機器と無線通信するため第１の無線手段とを含
   み、 上記外部機器は、 上記カメラと無線通信するための第２の無線手段と、 上記カメラの第１の無線手段から上記第２の無線手段を
   介して受信した画像データを表示する第２の表示手段
   と、 上記第２の表示手段による表示を開始するため第２のス
   イッチとを含み、 上記カメラの第１の表示手段による表示が行われている
   間に、上記外部機器の第２のスイッチが操作されること
   によって、上記外部機器の第２の表示手段による表示が
   開始された場合に、上記カメラの第１の表示手段による
   表示を停止させると共に、 上記外部機器の第２の表示手段による表示が行われてい
   る間に、上記カメラの第１のスイッチが操作されること
   によって、上記カメラの第１の表示手段による表示が開
   始された場合に、上記外部機器の第２の表示手段による
   表示を停止させるようにしたことを特徴とするカメラシ
   ステム。
2. 【請求項２】 カメラと、該カメラから無線通信により
   転送された画像データを表示する外部機器とを含むカメ
   ラシステムにおいて、 上記カメラは、 被写体からの光を光電変換して画像データを生成する撮
   像手段と、 上記撮像手段から出力された画像データを蓄積するデー
   タ蓄積手段と、 上記データ蓄積手段に蓄積された画像データを表示する
   第１の表示手段と、 上記第１の表示手段による表示を開始するため第１のス
   イッチと、 上記外部機器と無線通信するため第１の無線手段とを含
   み、 上記外部機器は、 上記カメラと無線通信するための第２の無線手段と、 上記カメラの第１の無線手段から上記第２の無線手段を
   介して受信した画像データを表示する第２の表示手段
   と、 上記第２の表示手段による表示を開始するため第２のス
   イッチとを含み、 上記カメラの第１の表示手段による表示が行われている
   間に、上記外部機器の第２のスイッチが操作されること
   によって、上記外部機器の第２の表示手段による表示が
   開始された場合に、上記カメラの第１の表示手段による
   表示を停止させるようにしたことを特徴とするカメラシ
   ステム。
3. 【請求項３】 カメラと、該カメラから無線通信により
   転送された画像データを表示する外部機器とを含むカメ
   ラシステムにおいて、 上記カメラは、 被写体からの光を光電変換して画像データを生成する撮
   像手段と、 上記撮像手段から出力された画像データを蓄積するデー
   タ蓄積手段と、 上記データ蓄積手段に蓄積された画像データを表示する
   第１の表示手段と、 上記第１の表示手段による表示を開始するため第１のス
   イッチと、 上記外部機器と無線通信するため第１の無線手段とを含
   み、 上記外部機器は、 上記カメラと無線通信するための第２の無線手段と、 上記カメラの第１の無線手段から上記第２の無線手段を
   介して受信した画像データを表示する第２の表示手段
   と、 上記第２の表示手段による表示を開始するため第２のス
   イッチとを含み、 上記外部機器の第２の表示手段による表示が行われてい
   る間に、上記カメラの第１のスイッチが操作されること
   によって、上記カメラの第１の表示手段による表示が開
   始された場合に、上記外部機器の第２の表示手段による
   表示を停止させるようにしたことを特徴とするカメラシ
   ステム。