JP2007264536A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッシブ方式による焦点合わせでガラス越し撮影する場合であっても正確に被写体に対して焦点合わせが可能であるばかりか、焦点合わせに時間がかかるという欠点をも解消し得る撮像装置を提供する。
【解決手段】通常撮影では、フォーカスレンズ3を近距離位置から遠距離位置迄移動させ、最もコントラスト成分の値が大きい位置にフォーカスレンズを位置させて合焦を行わせるが、ガラス越し撮影の場合は、近距離近辺でコントラスト成分の大きい値が検出されてもこれを無視し、遠距離近辺で検出されたコントラスト成分の値に基づいて合焦動作を行わせることにより、日中でも夜間でも正確なガラス越し撮影が成し得る。
【選択図】 図1

Description

この発明は、被写体像のコントラスト成分に基づいて合焦位置を検出する撮像装置に関する。
従来、フィルムや撮像素子を用いた撮像装置は、被写体に対して自動的に焦点合わせを行うオートフォーカス機能を備えており、この種オートフォーカス機能としては、被写体に対して超音波や赤外線を放射しその反射成分の情報によって被写体までの距離を測定するアクテイブ方式と、被写体画像の位相差や高周波成分(以下、これらをコントラスト成分と称呼する)を利用してフォーカスレンズを移動させて焦点合わせを行うパッシブ方式とが知られている。
アクテイブ方式においては、超音波や赤外線の反射成分を用いて距離測定を行うので焦点合わせが短い時間で可能であるが、パッシブ方式においては、フォーカスレンズを無限遠位置から最至近位置迄移動させて合焦位置を検出しなければならないので、焦点合わせに時間がかかるという欠点があった。
一方、透明なガラス越しに被写体の撮像を行う様な場合にあっては、アクテイブ方式では、超音波や赤外線がガラスで反射してしまうので正確な焦点合わせが出来ないという欠点があり、これに対してパッシブ方式では、被写体画像を利用するためガラスの影響を受けず正確な焦点合わせが可能である。
そこで、従来では、アクテイブ方式であってもガラス越し撮影時に正確な焦点合わせが出来る様に種々の技術が提案されている(特許文献1、2、3、4)。
これに対して、パッシブ方式の撮像装置では、ガラスの影響を受けないと考えられているため、ガラス越し撮影に関しては特に技術提案はなされていないのが現状である。
特許第3009511号公報 特許第2950654号公報 特許第3009513号公報 特開平08−101425号公報
しかしながら、パッシブ方式の撮像装置でガラス越しに撮影を行う場合、以下の欠点がある。即ち、図8に示す様に被写体31をカメラ32で撮像する際に両者の間に透明ガラス33が存在する場合、被写体31側の明るさが十分でない場合には、カメラ32側にある例えば蛍光灯などの室内照明34の像がガラス33で反射し、その為、ガラス33で反射された室内照明34の像に対して焦点合わせがなされてしまい、被写体31にはピントが合わなくなってしまう欠点である。
この発明の課題は、パッシブ方式による焦点合わせでガラス越し撮影する場合であっても正確に被写体に対して焦点合わせが可能であるばかりか、パッシブ方式の従来の欠点である焦点合わせに時間がかかるという欠点をも解消し得る撮像装置を提供することにある。
本発明による撮像装置は、フォーカスレンズを、例えば、無限遠位置から最至近位置まで移動させて得られる被写体像のコントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出する合焦手段を備えた撮像装置において、前記合焦手段によって高コントラスト成分が近距離及び遠距離の少なくとも2箇所で得られた際に前記近距離及び遠距離で得られたコントラスト成分の値の大小にかかわらず常に前記遠距離で得られた高コントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出する遠距離合焦手段を備えたことを特徴とする。
本発明による撮像装置によれば、ガラス越し撮影などの場合には、高コントラスト成分が近距離及び遠距離の少なくとも2箇所で得られた際に前記近距離及び遠距離で得られたコントラスト成分の値の大小にかかわらず常に前記遠距離で得られた高コントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出するようにしたので、ガラスに映った像に焦点合わせがなされることを防止出来、また、前記遠距離で得られた高コントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出するのでフォーカスレンズの移動量も少なくてすみ、迅速な焦点合わせが成し得るものである。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。この実施例は、撮像装置として小型で携帯可能なデジタルスチルカメラ装置(以下、カメラと略称する。)を用いたもので、図1は、そのカメラの回路ブロック図である。
図1において、固定レンズ1とCCD等の撮像素子2との間にはオートフォーカス用のフォーカスレンズ3が配置され、このフォーカスレンズ3は、フォーカスレンズ駆動部4によってワイド撮影時の最至近位置からテレ撮影時の無限遠位置迄移動可能となっている。撮像素子2はマトリクス配置されたR(赤)、G(緑)、B(青)の画素を備えており、前記固定レンズ1及びフォーカスレンズ3を介して入射された被写体像が各画素に写し込まれ、読出駆動部5から読み出しパルスを供給されることによって光電変換された各画素信号が読み出される。読み出された画素信号はCDS/AGC回路6に順次出力される。
CDS/AGC回路6は、撮像素子2から出力された被写体像の画像信号をサンプリングホールドするとともに、画像信号の利得を増幅して自動調整する。A/D変換器7は、CDS/AGC回路6から入力される画像信号を所定ビットのデジタル画像信号に変換し、被写体像のデジタル画像信号を制御部8に出力する。
制御部8はCPU等から構成され、ROM16に格納されたプログラムに従ってこのカメラ全体の動作制御を行う。即ち、上記A/D変換器7から送られて来るデジタル画像信号の輝度信号や色差信号への変換、ホワイトバランス制御、JPEG規格に準じて圧縮伸張する圧縮伸張処理、後述する表示部12に被写体像を表示させるための縮小処理などの各種画像処理を行うと共に、上述したフォーカスレンズ駆動部4及び読出駆動部5に駆動制御信号を出力し、また、以下の各部を制御する制御信号を出力する。
送受信部9は、パーソナルコンピュータや印刷装置などの外部機器とデータ通信を行うための回路である。時計部10は、基準信号を計時して現在の日付時刻などの時刻データを得るもので、時刻データは制御部8に出力される。
表示駆動部11は、制御部8から与えられる表示データを表示部12に送って表示部12を表示駆動するもので、表示部12は、カラー液晶ディスプレイパネル又はカラーエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル等から構成される。
キー入力部13は、撮像時に操作される2段スイッチ(半押し及び全押しでそれぞれスイッチ入力がなされるスイッチ)から構成されるシャッタ釦13A、後述する動作モードを切り換える為の操作されるモード切替釦13B、撮影時に通常撮影か或いはガラス(透明ガラス)越しの撮影かを切り換える撮像形態切替釦13C及び電源釦や各種設定釦等の他の釦から構成されている。
リード・ライト制御部14は、画像記憶部15を駆動する回路であり、画像記憶部15は、不揮発性のフラッシュメモリ或いは着脱可能な不揮発性のメモリカードから構成され、リード・ライト制御部30に駆動されることによって制御部8から出力された画像データを記憶したり、記憶した画像データを制御部8に出力したりする。
露出センサ駆動回路17は露出センサ18を駆動して撮影時の露出量を測定するもので、測定された露出量データは制御部8に送られる。また、色温度センサ駆動部19は色温度センサ20を駆動して被写体像の色温度を測定するもので、測定された色温度データは制御部8に送られる。
RAM21は、制御部8に各種作業用の記憶領域を提供するメモリであり、図2の如く記憶領域が構成されている。図2において、モード記憶領域21Aは、設定された動作モードに対応する値Mを記憶するための領域であり、値Mは、キー入力部13のモード切替釦13Bが操作される毎に順次変更されていく様に構成されている。
そして、値Mが「0」の時(以下、M=0といった形で記載する)は、被写体像を撮像して被写体の静止画像を画像記憶部15に記憶させるモードである。また、M=1は画像記憶部15に記憶された静止画像を表示部12に順次表示させる再生モード、M=2は画像記憶部15に記憶された静止画像を消去する消去モード、M=3は送受信部9を介して外部の機器と画像の送受信を行わせるモードである。
RAM21の撮影形態記憶領域21Bは、撮影モード時に、通常の撮影モードであるか、或いはガラス越しの撮影モードであるかの状態フラッグKを記憶する領域であり、キー入力部13の撮像形態切替釦13Cが操作される毎に、K=0とK=1とが交互に切り替わる様に構成されている。尚、K=0の時は通常撮影、K=1の時はガラス越し撮影を示している。
明暗情報記憶領域21Cは、撮影する時が日中(外が明るい時)であるか、或いは夜間(外が暗い時)であるかの明暗情報フラッグFを記憶する領域であり、F=0の時は日中、F=1の時は夜間を示している。
撮影条件記憶領域21Dは、撮影モードにおけるシャッタスピードや絞り量、ホワイトバランス値等撮影の為の各種条件を記憶するための領域であり、ワークエリア21Eは画像処理などの各種処理を行う時、一時記憶などに使用される領域である。
次に上述の如く構成された撮像装置の動作を図3乃至図6の動作フローチャートを用いて説明する。
図3は、通常撮影モードにおいてシャッタ釦13Aが操作された際のフローチャートを示している。即ち、モード切替釦13Bの操作によってモード記憶領域21Aのモード値MがM=0の撮影モードに設定され、且つ撮影形態切替釦13Cの操作によって撮影形態記憶領域21Bの状態フラッグKがK=0の通常撮影に設定されている時は、この図3のフローチャートに従った処理がなされる。
しかして、ステップS1は、シャッタ釦13Aが半押しされたか否かを検出する処理であり、半押しがなされていない場合にはステップS2に進む。このステップS2からステップS5迄の処理は、撮像素子2に写し込まれている被写体像の静止画像を例えば1秒間に30画像の割合で表示部12に送って動画表示させる、所謂撮像前のモニタ(電子ファインダ)表示を行わせる処理である。
この場合、オートフォーカスなどの処理は30画像それぞれの撮像時に行わせるのではなく1秒間に一度のみ行わせる様に構成されている。即ち、次のステップS2では、1秒のタイミングであるか否かが検出され、1秒タイミングの時は、ステップS3に進みオートフォーカス処理がなされる。
このオートフォーカス処理はパッシブ方式によるもので、制御部8からフォーカスレンズ駆動部4に駆動信号を出力しフォーカスレンズ3をワイド撮影時の最至近位置からテレ撮影時の無限遠位置迄、所定量ずつ移動させ、各移動位置でのコントラスト成分(位相差成分或いは高周波成分)を検出し、各位置に対応するコントラスト成分の値をワークエリア21Eに記憶させる。
そして最もコントラスト成分の値が高かった位置にフォーカスレンズ3を再度移動させ、今度はその位置の前後で更に細かく所定量でフォーカスレンズ3を移動させ、最もコントラスト成分が高い位置を合焦点位置とするものである。
図7(a)はこの処理を説明するもので、即ち、フォーカスレンズ3を最至近位置Aから無限遠位置B迄の範囲で所定量ずつ移動させて停止することを繰り返し、各停止位置のコントラスト成分の値を順次測定する。この測定されたコントラスト成分の値を波形で表すとその波形は例えば波形Z0の如くなる。このうち、最もコントラスト成分の値の高い位置の近辺(図の微調整範囲と記されている範囲)で再度、今度は短いピッチでフォーカスレンズ3を移動させ、最も高いコントラスト成分の位置Xを決定するものである。
このステップS3での処理が完了するとステップS4に進み、露出量及びホワイトバランス値などの測定を行ってワークエリア21Eに記憶させておく。
そして、次のステップS5では、フォーカスレンズ3を上述したステップS3の合焦位置に位置させた状態で且つステップS4で記憶された露出量やホワイトバランス値に従って撮像素子に取り込まれた被写体像を処理し、表示部12に表示させるものである。
一方、ステップS2で1秒タイミングでないと判断された場合には、ステップS2から直接ステップS5に進み、1秒タイミングでステップS3及びS4で処理され且つワークエリア21Eに記憶されている内容に従ってモニタ表示がなされる。
ステップS1において、シャッタ釦13Aの半押しが検出されるとステップS6に進みオートフォーカス処理がなされ、更にステップS7では露出量及びホワイトバランス値などの測定が行われる。上記ステップS6及びS7の処理は、上述したステップS3及びS4の処理と同じであり、詳細な説明は省略する。
次のステップS8では、シャッタ釦13Aの全押しがなされたか否かを検出し、全押しが検出された場合にはステップS9に進む。
ステップS9では、ステップS6で設定されたフォーカスレンズ3の位置で且つステップS7で計測された露出量やホワイトバランス値に基づいて被写体の静止画像の撮像を行い、次のステップS10で撮像された静止画像をJPEG規格に従って変換且つ圧縮して画像記憶部15に記憶させる。
図4は、ガラス越し撮影モードにおいてシャッタ釦13Aが操作された際のフローチャートを示している。即ち、モード切替釦13Bの操作によってモード記憶領域21Aのモード値MがM=0の撮影モードに設定され、且つ撮影形態切替釦13Cの操作によって撮影形態記憶領域21Bの状態フラッグKがK=1のガラス越し撮影に設定されている時は、この図4のフローチャートに従った処理がなされる。
しかして、この図4のフローチャートでは、図3に示したフローチャートのうち、ステップS3をステップS24に、ステップS6をステップS25に置き換えた点のみが図3と異なるものであり、それ以外のステップは図3と同じであるので、同一ステップには同一ステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。
図5は、上記図4の上記ステップS24の詳細なフローチャートを示している。図5において、ステップS31は、制御部8からフォーカスレンズ駆動部4に駆動信号を出力しフォーカスレンズ3をワイド撮影時の最至近位置からテレ撮影時の無限遠位置迄、所定量ずつ移動させ、各移動位置でのコントラスト成分(位相差成分或いは高周波成分)を検出し、各位置に対応するコントラスト成分の値をワークエリア21Eに記憶させる処理である。
次のステップS32では、ワークエリア21Eに記憶されたコントラスト成分の値から、予め定められたコントラスト成分値を超える箇所が2箇所以上存在するかを判断する。即ち、フォーカスレンズ3がワイド側にある位置(近距離位置)で検出された最大のコントラスト成分の値をV1とし、フォーカスレンズ3がテレ側にある位置(遠距離位置)で検出された最大のコントラスト成分の値をV2としてV1及びV2がそれぞれ予め定められた値を超えているか否かを判断するものである。
即ち、室内からガラス越しに外部の被写体を撮影する場合、室内の照明などがガラスに反射して写し込まれるとその反射は近距離にて検出され値V1となり、外部の被写体は値V2となる。
この場合、日中時(昼間)の様に外部が室内に対して十分明るければ、たとえ室内の照明などがガラスに反射して写し込まれたとしても、そのコントラスト成分の値V1はV2より小さくなるはずである。図7(b)の波形Z1はこの日中時にガラス越しに外部を撮像した際のコントラス成分の値V1及びV2の大きさを示している。
逆に、夕方或いは夜間などの様に外部が室内に対して暗い場合には、室内の照明などがガラスに反射して写し込まれると、そのコントラスト成分の値V1はV2より大きくなるもので、図7(c)の波形Z2はこの外部が暗い時にガラス越しに外部を撮像した際のコントラス成分の値V1及びV2の大きさを示している。
ステップS32の次のステップS33は、上述した外部が明るいか暗いかを判断する処理でありV1とV2とを比較し、V2がV1より大きいか否かを判断する。
V2がV1より大きい場合には、日中のガラス越し撮影であるとしてRAM21の明暗状態記憶領域21Cの明暗情報フラッグFをF=0に設定し、次のステップS35では、フォーカスレンズ3を予め定められた位置、即ち図7(b)の位置Cからテレ側(遠距離側)終端位置Bに向けて駆動し、最もコントラスト成分の高い位置をワークエリア21Eに記憶させ、更にステップS38に進んで合焦位置の微調整を行い、合焦位置Xにフォーカスレンズ3を位置させるものである。
尚、ステップS32で、予め定められたコントラスト値を超える成分が一つの山しかなかった場合にも、室内照明の影響が無かったものとしてステップS34以下の処理を行わせる。
一方、ステップS33において、V1がV2より大きかった場合には、ステップS36に進み、外部が暗い夜間の撮影であるとして明暗情報フラッグFをF=1に設定し、次のステップS37では、フォーカスレンズ3を予め定められた位置、即ち図7(c)の位置Dからテレ側(遠距離側)の終端位置Bに向けて駆動し、最もコントラスト成分の高い位置をワークエリア21Eに記憶させ、更にステップS38に進んで合焦位置の微調整を行い、合焦位置Xにフォーカスレンズ3を位置させるものである。
この場合、位置Dは図7(b)の位置Dよりも近距離側に設定してある。これは、外部が暗いのでコントラスト成分の値が小さく、その為、多数のコントラストの山が出現する可能性が高いので、幅広い範囲での測定を行って正確な位置にフォーカスレンズ3を設定させるためである。
このように、図4のステップS24では、近距離側に大きなコントラスト成分の値が検出されても、常に遠距離側に表れたコントラスト成分の山に対して合焦動作を行わせているので、モニタ表示では、常にガラス外部の被写体に対しての合焦された画像が表示されることになる。
図6は、図4において、ステップS1でシャッタ釦13Aが半押し操作された後のステップS25における処理の詳細なフローチャートである。
まず、ステップS41では、明暗状態記憶領域21Cの明暗情報フラッグFがF=1か否か、即ち、モニタ表示時に判断された日中か夜間かの判断がなされる。F=1の場合には、夜間撮影なので次のステップS42では、フォーカスレンズを図7(c)に示した位置Dからテレ側の終端Bに向けて駆動し、最もコントラスト成分の高い位置をワークエリア21Eに記憶させ、更にステップS44に進んで合焦位置の微調整を行い、合焦位置Xにフォーカスレンズ3を位置させるものである。
一方、ステップS41でF=1でなかった時、即ち、F=0の時には、日中撮影なので次のステップS43では、フォーカスレンズを図7(b)に示した位置Cからテレ側の終端Bに向けて駆動し、最もコントラスト成分の高い位置をワークエリア21Eに記憶させ、次のステップS44に進んで合焦位置の微調整を行い、合焦位置Xにフォーカスレンズ3を位置させるものである。
このように、ガラス越し撮影の際は、撮像記憶のためにシャッタ釦13Aが操作されると、フォーカスレンズ3の合焦位置を測定及び決定するにあたって、フォーカスレンズ3をワイド側の最至近位置Aからテレ側の無限遠位置B迄に移動させて測定させるのではなく、遠距離側でのみ移動させて測定及び決定をしているので、極めて迅速に合焦が成し得るものである。
なお、上記実施例では、デジタルスチルカメラ装置に本発明を適用した例を説明したが、動画撮影を行うビデオカメラにも適用でき、また、撮像装置付きの携帯電話等の様に撮像機能を備えた電子機器であれば本発明は適用可能である。
また、合焦位置を検出する場合に、最至近位置から無限遠位置に移動させたり、または、最至近位置あるいは無限遠位置からコントラスト成分が最大値を超えた後に逆方向に移動させて合焦位置を検出するようにしてもよい。
本発明を適用したデジタルスチルカメラ装置の回路構成図。 図1のRAM21の詳細な構成図。 通常撮像の動作を説明するフローチャート図。 ガラス越し撮影の動作を説明するフローチャート図。 図4のステップS24の詳細なフローチャート図。 図4のステップS25の詳細なフローチャート図。 フォーカスレンズによる合焦動作を説明する図。 ガラス越し撮影を説明する図。
符号の説明
1 固定レンズ
2 撮像素子
3 フォーカスレンズ
8 制御部
12 表示部
13A シャッタ釦
13B モード切替釦
15 画像記憶部

Claims (5)

  1. フォーカスレンズを移動させて得られる被写体像のコントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出する合焦手段を備えた撮像装置において、
    前記合焦手段によって高コントラスト成分が近距離及び遠距離の少なくとも2箇所で得られた際に前記近距離及び遠距離で得られたコントラスト成分の値の大小にかかわらず常に前記遠距離で得られた高コントラスト成分の値に基づいて合焦位置を検出する遠距離合焦手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 更に、前記合焦手段で得られる被写体像のコントラスト成分の値を予め定められた値と比較する比較手段と、この比較手段によって前記コントラスト成分の値が予め定められた値以上であった際に前記高コントラスト成分であると判断する判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記遠距離合焦手段は、予め定められた位置から前記無限遠迄前記フォーカスレンズを移動させて合焦位置を検出し、前記予め定められた位置から前記最至近の位置には前記フォーカスレンズを移動させないフォーカスレンズ移動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 更に、前記撮像装置は通常撮影とガラス越し撮影が可能であり、前記通常撮影時には前記合焦手段が用いられ、ガラス越し撮影時には前記遠距離合焦手段が用いられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 更に、被写体像を撮像する撮像素子と、この撮像素子に写し込まれている被写体像を動画表示するモニタ表示手段と、シャッタ釦が操作された際に前記撮像素子に写し込まれた被写体像を記憶する記憶手段とを備え、前記モニタ表示手段に前記撮像素子に写し込まれている際には前記合焦手段によって合焦位置を検出し、前記シャッタ釦が操作された際には前記遠距離合焦手段によって合焦位置を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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