JP2003123709A - 非水電解質二次電池用液状接着剤組成物 - Google Patents

非水電解質二次電池用液状接着剤組成物

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JP2003123709A
JP2003123709A JP2001319801A JP2001319801A JP2003123709A JP 2003123709 A JP2003123709 A JP 2003123709A JP 2001319801 A JP2001319801 A JP 2001319801A JP 2001319801 A JP2001319801 A JP 2001319801A JP 2003123709 A JP2003123709 A JP 2003123709A
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secondary battery
electrolyte secondary
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aqueous electrolyte
nonaqueous electrolyte
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JP2001319801A
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English (en)
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Takayuki Onabe
隆行 尾鍋
Makoto Imahori
誠 今堀
Satoru Yamazaki
哲 山崎
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Toagosei Co Ltd
Kyoritsu Chemical and Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
Kyoritsu Chemical and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】以下の特性を満たす非水電解質二次電池用液状
接着剤組成物、これを用いる非水電解質二次電池用熱融
着性部材及び非水電解質二次電池を提供する。 アルミ箔や電極端子の金属とポリオレフィンフィルム
との接着性に優れている。 その接着性が約85℃の高温で保持される。 非水電解液に対して耐性がある。 塗布加工のアプリケーションに優れている。 【解決手段】酸変性熱可塑性エラストマー及び常温固体
の炭化水素樹脂からなる粘着性付与剤を含有する非水電
解質二次電池用液状接着剤組成物、前記組成物からなる
接着剤層を有する非水電解質二次電池用熱融着性部材、
及び金属箔と二次電池内の非水電解質液に対する耐性を
有する熱融着性プラスチックシートとが、両者の間に、
前記の組成物からなる接着剤層を存在させて積層された
包装体を、内側に配した前記熱融着性プラスチックシー
トでヒートシールした非水電解質二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質二次電
池用の包装体又はリード線を製造するのに適した液状接
着剤組成物、この組成物からなる接着剤層を表面に有す
る非水電解質二次電池用熱融着性部材、及び前記液状接
着剤組成物からなる接着剤を介してプラスチックシート
と金属箔が積層された包装体をヒートシールした非水電
解質二次電池に関する。本発明は、非水電解質二次電池
の耐電解液性等、信頼性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、携帯型パソコン等の電子
機器の急速な成長により、軽量で小型の非水電解質2次
電池の需要が増大している。なかでも、より軽量コンパク
ト化が可能な、アルミ箔を含むラミネートフィルムを容
器に使用したソフトパックが注目を集めている。ソフト
パックは、一般に、基材/アルミ箔/ポリオレフィン構造の
ラミネートからなり、各構成フィルムは接着剤により接
着されている。
【0003】非水電解質電池においては、包材を通して
外部から水分が浸入すると、非水電解液と水分が反応し
て非水電解液中にフッ酸が生成する場合があり、このフ
ッ酸は、電池性能の劣化、液漏れ等の問題を発生させ
る。上記の問題を防止するには、非水電解質2次電池用
ソフトパックは、その内部に、リチウム塩とカーボネート
系溶媒からなる電解液を完全に密封でき、しかもニッケ
ル、アルミニウム、銅などの電極端子を確実に接着できる
ことが必要である。
【0004】従って、ソフトパック等の非水電解質2次
電池部材用の接着剤には主に以下の性能が要求される。 (1)アルミ箔や電極端子の金属(ニツケル、アルミニウム、
銅等)とポリオレフィンフィルムとの接着性に優れてい
ること。 (2)上記の接着性が耐電解液性を有していること。
【0005】従来から、ソフトパックのシーラントとし
て、特開平3−62447号に記載されているごとくア
クリル酸変性ポリエチレンまたはアクリル変性ポリプロ
ピレンを使用することで密着信頼性を向上させる試みが
提案されている。しかしながら、極性が高いために高温
長時間では、電解液が浸透し、アクリル酸変性ポリエチ
レンフィルムが剥離したり、外部から水分が進入し、電
解液が汚染され、性能が低下したり、液漏れが起こり易く
なるなどの欠点がある。
【0006】また、特開2001−236932号公報
に記載されているように、非水電解質二次電池用包材と
して、ポリエステルフィルム(12μm)/ウレタン系接着
剤層/アルミニウム箔(40μm)/受酸剤であるハイドロ
タルサイトを含有する無水マレイン酸ポリプロピレン接
着剤層(4μm)/ポリプロピレンフィルム(50μm)からな
る複合材を用いることが知られている。しかしながら、
この改良された包材においても、高温で長時間電解液と
接触すると、軟化したポリプロピレン層を通して電解液
がアルミニウム箔/ポリプロピレンの接着界面に浸透
し、密着性が低下する問題があった。
【0007】また、ポリエステル、ポリウレタンやエポキ
シ等の従来のラミネート用接着剤は、耐電解液性が低い
ため電解液が汚染され、電池性能が低下したり、液漏れが
起こり易くなるという欠点がある。
【0008】さらに、金属、ポリオレフィン系樹脂の接着
剤として、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重
合体又はスチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合
体を水素添加して得られる共重合体等の合成ゴムを含む
ホットメルト型接着剤組成物が知られているが、かかる
接着剤組成物は金属とポリオレフィン樹脂との間の接着
力に関しては未だ十分とはいえないものである。しかも、
ホットメルト型であるため、高温(約85〜100℃)での接着
強度を保持するにはエラストマーの配合量を多くしなけ
ればならず、ホットメルト型接着剤のアプリケーション
温度である180〜200℃での溶融粘度が例えば100万mPa・
s以上と非常に高くなり、液型に比べ、薄膜(約5〜30ミク
ロン)で均一な塗布面を得ることが困難になるという欠
点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、以下
の特性を満たす非水電解質二次電池用液状接着剤組成
物、これを用いる非水電解質二次電池用熱融着性部材及
び非水電解質二次電池を提供することである。 アルミ箔や電極端子の金属(ニッケル、アルミニウム、
銅等)とポリオレフィンフィルムとの接着性に優れてい
る。 その接着性が約85℃の高温で保持される。 非水電解液に対して耐性がある。 塗布加工のアプリケーションに優れている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、酸変性熱可塑性エラストマーと常温(23℃)固
体の炭化水素樹脂からなる粘着性付与剤(B)とを併用す
ることにより、接着強度、耐熱性、耐電解液性、アプリケー
ション特性のすべてに優れた液状接着剤組成物が得られ
ることを知見し、本発明を完成した。即ち、本発明は、酸
変性熱可塑性エラストマー(A)及び常温(23℃)固体
の炭化水素樹脂からなる粘着性付与剤(B)を含有する非
水電解質二次電池用液状接着剤組成物、前記非水電解質
二次電池用液状接着剤組成物からなる接着剤層を有する
非水電解質二次電池用熱融着性部材、及び金属箔と二次
電池内の非水電解質液に対する耐性を有する熱融着性プ
ラスチックシートとが、両者の間に、前記の非水電解質
二次電池用液状接着剤組成物からなる接着剤層を存在さ
せて積層された包装体を、内側に配した前記熱融着性プ
ラスチックシートでヒートシールした非水電解質二次電
池である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【発明の実施の形態】○酸変性熱可塑性エラストマー
(A)
【0012】本発明における酸変性熱可塑性エラストマ
ー(A)は、硬質相(ハードセグメント)と軟質相(ソフトセ
グメント)からなる酸変性熱可塑性エラストマーであ
り、常温ではゴムの性質を示し、高温で熱可塑性を示す
ポリマーである。硬質相は架橋点の役割を果たし、軟質
相は軟質ゴムの役割を果たす。好ましい酸変性熱可塑性
エラストマー(A)は、A-B-A型のトリブロックあるいはA-B
-C-A型のマルチブロック構造を有する共重合体である。
なお、式中、Aブロックはハードセグメントを、B,Cブロ
ックはソフトセグメントを示す。
【0013】好ましい酸変性熱可塑性エラストマー(A)
の具体例として、マレイン酸を共重合した、スチレン系
エラストマー及びオレフィン系エラストマー(例えば、エ
チレン/プロピレン共重合体、エチレンープロピレンター
ポリマー、あるいはTEOまたはTPO等〕等がある。溶剤溶解
性が高いので、より好ましい酸変性熱可塑性エラストマ
ー(A)は、マレイン酸変性スチレン系エラストマーであ
る。
【0014】特に好ましい酸変性スチレン系エラストマ
ー(A)は、マレイン酸変性のSEBS{(スチレン/エチレ
ン)−(ブチレン/スチレン)共重合体エラストマ
ー}, マレイン酸変性のSEPS{(スチレン/エチレン)
−(プロピレン/スチレン)共重合体エラストマー},
及びマレイン酸変性のSEP(スチレン/エチレン/プロ
ピレン共重合体エラストマー)である。
【0015】本発明における酸変性スチレン系エラスト
マー(A)は、共重合体中にスチレン単位が約5〜65重量%、
好ましくは10〜40重量%含まれ、ポリマー濃度20重量%ト
ルエン溶液の25℃の粘度が200〜10000 mPa・s、好ましく
は500〜2500mPa・s 、特に好ましくは1000〜1500mPa・sで
ある重合体である。
【0016】○粘着性付与剤 本発明における粘着性付与剤は、ポリテルペン系樹脂、
脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、共重合系石油樹
脂及び水添石油樹脂等の常温(23℃)固体の炭化水素
樹脂(B)からなるものである。
【0017】本発明において用いられる上記炭化水素樹
脂は常温(23℃)で固体のものであり、好ましくは軟
化点(R&B軟化点。JIS K 6863に準ずる方法、別名
「環球法」によって測定される軟化点)が50℃以上の
ものであり、更に好ましくは80℃以上、且つ160℃
以下のものである。常温で液状のものを使用すると十分
な接着強度が得られず、耐電解液性が低下する問題が発
生する。
【0018】本発明において用いられるポリテルペン系
樹脂は、α―ピネン重合体、β―ピネン重合体及びこれ
らとフェノール或いはビスフェノールAとの共重合体な
どであり、市販品としてヤスハラケミカル株式会社製の
YSレジンPX、YSレジンA、YSポリスターTなど
がある。
【0019】脂肪族系石油樹脂は、C5系とも呼ばれ一
般に石油のC5留分より合成される樹脂であり、市販品
としてトーネックス株式会社製のエスコレッツ、日本ゼ
オン株式会社製のクイントンなどがある。
【0020】脂環族系石油樹脂は、一般に石油のC9
分より合成される樹脂であり、市販品として丸善石油化
学株式会社製のマルカレッツなどがある。
【0021】共重合石油樹脂は、C5/C9共重合樹脂と
も呼ばれ、市販品として東邦化学工業化学株式会社製の
トーホーハイレジンなどがある。
【0022】水添炭化水素樹脂は、一般にこれらの樹脂
の水素添加により製造されているものであって、市販品
としてトーネックス株式会社製のエスコレッツ、荒川化
学工業株式会社製のアルコン、ヤスハラケミカル株式会
社製のクリアロンなどがある。
【0023】本発明においては上記樹脂のうち水添炭化
水素樹脂が耐熱性、耐電解液性の点から好ましい。
【0024】○溶剤 本発明における溶剤は、熱可塑性エラストマー(A)及び粘
着性付与剤(B)を溶解又は分散し、前記(A)及び(B)の混
合物を液状にできるものであれば良い。好ましい溶剤と
して、トルエン、n−ヘキサン、キシレン,シクロヘキサ
ン,メチルシクロヘキサン等の接着剤用溶剤がある。
【0025】○組成 本発明の接着剤組成物において、酸変性熱可塑性エラス
トマー(A)に対する粘着性付与剤(B)の好ましい割合は、
(A)の固形分100重量部当たり、10〜100重量部であ
る。10重量部未満では、金属面への密着力が低下し、
耐電解液性が低下する。また、100重量部を超える
と、耐電解液性が低下する恐れがある。高い接着強度を
得るには、(A)の固形分100重量部当たりの(B)の割合
は、より好ましくは30〜70重量部である。
【0026】本発明の接着剤組成物において、酸変性熱
可塑性エラストマー(A)と粘着性付与剤(B)が固形分とし
て5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%存在するように
溶媒を使用すると、適切な厚みを有する接着剤のコート
層を金属又はポリオレフィン系のシート上に形成でき
る。
【0027】○所望成分 本発明の接着剤組成物には、本発明の効果を損なわない
限りにおいて、酸変性されていない熱可塑性エラストマ
ー、熱可塑性樹脂、常温(23℃)液状の炭化水素樹
脂、可塑剤、プライマー等の成分を所望成分として含有
させることができる。
【0028】好ましい熱可塑性樹脂として、変性ポリエ
チレン樹脂、変性ポリプロピレン樹脂などがある。
【0029】好ましい可塑剤として、プロセスオイル等
がある。 また、好ましいプライマーとして、シラン系プライマー、
チタネート系プライマーが使用できチタネート系プライ
マーとしては、例えばテトライソプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、テトラステアリルチタネート、2
一エチルヘキシルチタネート、チタニウムラクテート、イ
ソプロピルオキシステアロイルオキシチタネート等が挙
げられる。 これらの所望成分の好ましい含有割合は、熱可塑性エラ
ストマー(A)100重量部当たり、各々10〜100重
量部であり、より好ましくは各々30〜70重量部であ
る。
【0030】○製法 本発明の接着剤組成物は、酸変性熱可塑性エラストマー
(A)と粘着性付与剤(B)の両方を含む一液型、或いはこれ
らの成分を別々に含む二液型であっても良い。
【0031】一液型の場合、例えば、酸変性熱可塑性エラ
ストマー(A)、粘着性付与剤(B)、溶剤および必要であれ
ば所望成分を攪拌混合することにより、容易に本発明の
接着剤組成物を得ることができる。なお、攪拌に際し
て、溶解を促進するために加熱しても良い。
【0032】二液型の場合、酸変性熱可塑性エラストマ
ー(A)、溶剤および必要であれば所望成分を攪拌混合して
A液を製造し、粘着性付与剤(B)および必要であれば溶剤
もしくは所望成分を混合してB液を製造することにより
得ることができる。このようにして得られたA液とB液
は、使用する前に計量,混合して使用される。
【0033】○用途 本発明の接着剤組成物は、特に金属製のフィルムやシー
トとポリオレフィンフィルムとの接着に有効である。好
ましい金属はニッケル、アルミニウム、銅等である。金属
製のフィルムやシートは、各種表面処理を施したもので
あっても良く、表面処理の例として、サンドブラスト処
理、研磨処理等の物理的処理や蒸気による脱脂処理、エ
ッチング処理やカップリング剤を塗布するプライマー処
理、金属に耐突き刺し性を付与するためポリアミドフィ
ルムなどのラミネート処理等の化学処理がある。好まし
いポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン等
である。
【0034】また、本発明の接着剤組成物は、ポリオレフ
ィン基材及び金属材料との接着性、高温耐性、アプリケ
ーション特性及び耐電解液性に優れているため非水電解
質二次電池用部材、特にソフトパック用接着剤として有
用である。
【0035】○接着方法 本発明の液状接着剤組成物による接着は、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム面
に該接着剤を塗布し、加熱乾燥してドライフィルムを形
成し、これにアルミニウム、ニッケル、銅等の金属を加熱
圧着することにより行なうか、アルミニウム、ニッケル、
鋼等の金属面に該接着剤を塗布し、加熱乾燥してプレコ
ート金属を形成し、これにポリオレフィン系フィルムを
加熱圧着することにより行なうことができる。前者の方
法は、非水電解質2次電池用電極端子部材の製作に適し、
後者の方法は、非水電解質2次電池の電解質封入用ソフ
トパックの作製に適する。
【0036】非水電解質2次電池用のソフトパックに
は、トレイ状に絞ったエンボスタイプと、袋状に包んだパ
ウチタイプがある。本発明の接着剤組成物は両方のタイ
プのソフトパックに使用できるが、曲げ加工や絞り加工
等の加工性に優れるため、加工の際の展延性不足による
白化やクラックをおこしにくいことから、特にパウチタ
イプのソフトパック用に適する。
【0037】○非水電解質二次電池用熱融着性部材 本発明の接着剤組成物の特性を利用して、本発明の接着
剤組成物からなる接着剤層を有する非水電解質二次電池
用熱融着性部材を得ることができる。好ましい例として
以下のものがある。 ・表面に本発明の接着剤組成物からなる接着剤層を形成
したポリオレフィンフィルム。 ・表面に本発明の接着剤組成物からなる接着剤層を形成
した金属箔。 ・ポリオレフィンフィルム/本発明の接着剤組成物から
なる接着剤層/金属箔からなる積層体。 ・包材でヒートシールされる部分の表面に本発明の接着
剤組成物を被覆した金属リード線。
【0038】上記ポリオレフィンフィルムの好ましい材
質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等であり、上記金属
箔の好ましい材質は、ニッケル、アルミニウム、銅等であ
る。
【0039】本発明における熱融着性部材の表面に形成
される接着剤組成物のコート層は、任意の厚みを有し得
るが、部材がフィルムの形態を有する場合には、ドライ膜
厚にて約3〜30μmの膜厚を有するのが好ましい。
【0040】○非水電解質二次電池 本発明の接着剤組成物の特性を利用して、金属箔と二次
電池内の非水電解質液に対する耐性を有する熱融着性プ
ラスチックシートとが、両者の間に、本発明の非水電解
質二次電池用液状接着剤組成物からなる接着剤層を存在
させて積層された包装体を、内側に配した前記熱融着性
プラスチックシートでヒートシールした非水電解質二次
電池を得ることができる。好ましい熱融着性プラスチッ
クシートは、ポリオレフィンフィルムであり、好ましい
金属箔の材質は、ニッケル、アルミニウム、銅等である。 金属箔に保護層を設けることができ、好ましい保護層と
してポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等があ
る。熱融着性プラスチックシートを内側に配して包材を
ヒートシールすることにより、非水電解液は熱融着性プ
ラスチックシート/本発明の接着剤組成物からなる接着
剤層/金属箔(/保護層)からなる複合シートと接触す
ることになる。非水電解質二次電池が高温で長時間保持
されると、非水電解質液は熱融着性プラスチックシート
から金属箔に向かって浸透し始めるが、本発明の接着剤
組成物からなる接着剤層は、非水電解質液に対する耐性
に優れているので、熱融着性プラスチックシートと金属
箔との密着性は低下せず、液漏れ等の問題は発生しな
い。
【0041】
【実施例】以下に、本発明をより具体的に説明するため
の実施例及び比較例を示す。
【0042】実施例1 コンデンサー及び攪拌装置付き500mlフラスコに溶
剤としてトルエン/n−ヘキサンの混合溶剤(体積比率
1/1)を152g、酸変性熱可塑性エラストマー(A)
としてクレイトンポリマー株式会社製のクレイトンFG
−1901X(スチレン含量28重量%)を28.1g、常
温(23℃)固体の炭化水素樹脂(B)としてヤスハラケ
ミカル株式会社製のYSポリスターT−145(テルペ
ンフェノール、軟化点145℃)を9.9gを仕込み、
内温50℃で3時間加熱攪拌し、本発明の液状接着剤組
成物を製造した。
【0043】実施例2 酸変性熱可塑性エラストマー(A)としてクレイトンFG
−1901Xを25.3g、常温(23℃)固体の炭化
水素樹脂(B)としてヤスハラケミカル株式会社製のクリ
アロンP−115(水添炭化水素樹脂、軟化点115
℃)を12.7gとする以外は実施例1と同様にして、
液状接着剤組成物を製造した。
【0044】実施例3 酸変性熱可塑性エラストマー(A)としてクレイトンFG
−1901Xを25.3g、常温(23℃)固体の炭化
水素樹脂(B)として荒川化学工業株式会社製のアルコン
P−125(水添炭化水素樹脂、軟化点125℃)を1
2.7gとする以外は実施例1と同様にして、液状接着
剤組成物を製造した。
【0045】実施例4 酸変性熱可塑性エラストマー(A)として旭化成工業株式
会社製SEBS タフテックM1943(スチレン含量
20重量%)を22.4g、常温(23℃)固体の炭化水
素樹脂(B)として荒川化学工業株式会社製のアルコンP
−90(水添炭化水素樹脂、軟化点90℃)を15.6
gとする以外は実施例1と同様にして、液状接着剤組成
物を製造した。
【0046】実施例5 酸変性熱可塑性エラストマー(A)として旭化成工業株式
会社製SEBS タフテックM1911(スチレン含量
30重量%)を26.2g、常温(23℃)固体の炭化水
素樹脂(B)としてトーネックス株式会社製のエスコレッ
ツ5320HC(水添炭化水素樹脂、軟化点125℃)
を11.8gとする以外は実施例1と同様にして、液状
接着剤組成物を製造した。
【0047】比較例1 常温(23℃)固体の炭化水素樹脂(B)を配合せずに、
酸変性熱可塑性エラストマー(A)として旭化成工業株式
会社製SEBS タフテックM1943を19.0g用
いた以外は実施例1と同様に液状接着剤組成物を製造し
た。
【0048】比較例2 酸で変性されていない熱可塑性エラストマーとしてクレ
イトンポリマー株式会社製のクレイトンG−1652
(スチレン含量29重量%)を25.3g、常温(23℃)
固体の炭化水素樹脂(B)としてヤスハラケミカル株式会
社製のYSポリスターT−145(テルペンフェノー
ル、軟化点145℃)を12.7gとする以外は実施例
1と同様にして、液状接着剤組成物を製造した。
【0049】比較例3 酸変性熱可塑性エラストマー(A)として旭化成工業株式
会社製SEBS タフテックM1911を28.1g、
常温(23℃)で液状の炭化水素樹脂であるヤスハラケ
ミカル株式会社製のYSオイルDを9.9gとする以外
は実施例1と同様にして、液状接着剤組成物を製造し
た。
【0050】上記のようにして得た液状接着剤組成物に
ついて、以下の評価方法によって液粘度、固形分濃度、
T剥離接着強さ及び耐電解液性を評価した。固形分濃度
は、上記で得た何れの接着剤組成物の場合も、20%で
あった。その他の評価項目については、評価結果を下記
表1に示した。
【0051】評価方法 1.液粘度:B型回転粘度計を用いて25℃での液粘度
を測定した。 2.固形分濃度:150℃×2時間後の加熱減量より算
出。 3.T剥離接着強さ:CPPフィルム(未延伸ポリプロ
ピレン、10cm×10cm×厚さ40μm)の片面に接着剤溶液
を乾燥後の塗付厚さが10μmとなるように塗布し、1
00℃×30秒乾燥する。接着剤層を形成したCPPフ
ィルムとナイロンフィルムがラミネートされたアルミニ
ウム箔を重ね、200℃×4秒で加熱することにより、
以下の複合シートを作製した。 [CPPフィルム(40μm)/接着剤層(10μm)/アルミニ
ウム箔(40μm)/ナイロンフィルム(10μm)]周囲温度を
23℃に制御して、クロスヘッドスピード100mm/minで
T剥離接着強さ(N/15mm)を測定した。なお、破壊形態
は、全て接着剤界面破壊であった。 4.耐電解液性:エチレンカーボネートとジエチレンカ
ーボネートを重量比1/1で混合した液に六弗化リン酸
リチウムを1モル/Lとなる様に溶解し、電解液を調製
する。T剥離接着強さの評価と同じ条件で作製した試験
片を15mm巾に切断し、電解液に入れ、85℃で10
日間加熱浸漬する。取り出し水で電解液を洗浄した後、
上記3と同様にしてT剥離接着強さ(N/15mm)を測定し
た。
【0052】
【表1】
【0053】本発明の液状接着剤組成物は、低粘度の液
状であるため、塗布性に優れ、未延伸ポリプロピレンフ
ィルム(CPP)等のオレフィン基材とアルミニウム等
の金属とを接着する特性に優れており、かつ耐電解液性
にも優れていることがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、以下の特性を
満たす非水電解質二次電池用液状接着剤組成物として有
用である。 アルミ箔や電極端子の金属(ニッケル、アルミニウム、
銅等)とポリオレフィンフィルムとの接着性に優れてい
る。 その接着性が約85℃の高温で保持される。 非水電解液に対して耐性がある。 塗布加工のアプリケーションに優れている。 本発明の接着剤組成物を用いた非水電解質二次電池用熱
融着性部材は、非水電解液に対する耐性に優れている。
本発明の非水電解質二次電池は、高温で長時間保持され
た場合であっても、包材を形成する積層体の剥離、非水
電解液による腐食、非水電解液の漏洩等の問題が発生せ
ず、信頼性が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/40 H01M 10/40 Z // C09J 123/16 C09J 123/16 (72)発明者 山崎 哲 東京都千代田区内神田1−16−15 協立化 学産業株式会社内 Fターム(参考) 4J040 DA121 DM011 DN032 GA07 KA26 LA06 LA07 LA08 MA02 MA10 MB03 NA19 5H011 AA02 AA17 CC10 DD14 EE04 FF02 GG04 HH02 JJ15 KK02 5H029 AJ14 AJ15 AM01 CJ02 CJ03 CJ05 DJ02 DJ03 DJ05 EJ12 HJ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸変性熱可塑性エラストマー(A)及び常温
    固体の炭化水素樹脂からなる粘着性付与剤(B)を含有す
    る非水電解質二次電池用液状接着剤組成物。
  2. 【請求項2】酸変性熱可塑性エラストマー(A)がマレイ
    ン酸変性スチレンー系熱可塑性エラストマーであること
    を特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池用液状
    接着剤組成物。
  3. 【請求項3】含有割合が、酸変性熱可塑性エラストマー
    (A)1OO重量部当たり、常温固体の炭化水素樹脂(B)が10
    〜100重量部であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の非水電解質二次電池用液状接着剤組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の非水電解
    質二次電池用液状接着剤組成物からなる接着剤層を有す
    る非水電解質二次電池用熱融着性部材。
  5. 【請求項5】金属箔と二次電池内の非水電解質液に対す
    る耐性を有する熱融着性プラスチックシートとが、両者
    の間に、請求項1〜4のいずれか1項記載の非水電解質二
    次電池用液状接着剤組成物からなる接着剤層を存在させ
    て積層された包装体を、内側に配した前記熱融着性プラ
    スチックシートでヒートシールした非水電解質二次電
    池。
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