JP2003123616A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
付き不足電圧引外し装置について、その補助スイッチ接
点の安定接触と併せて、回路しゃ断器に組み込んだ補助
スイッチ駆動レバーの高温クリープによる変形発生を防
止する。 【解決手段】引外し用電磁石13とその通電回路に介挿
した早入り補助スイッチ14を装備し、該補助スイッチ
の接点ホルダ14cを回路しゃ断器の操作ハンドルに連
係させた上で、しゃ断器ON操作時に早入り補助接点を
投入するようにした不足電圧引外し装置において、その
接点ホルダ14cの下端を支軸14dに軸支し、上端か
ら側方に引出した動作レバー14c-1をしゃ断器の操作
ハンドルに連動する駆動レバーの先端アーム部16bに
連係させるとともに、接点ホルダの復帰ばねとしてホル
ダ上端側に反転ばね18を設け、ハンドルのOFF位置
では接点ホルダをOFF側に付勢し、ハンドル操作によ
り接点ホルダをON位置に駆動した際に反転動作して接
点ホルダをON側に付勢する。
Description
どを対象とした回路しゃ断器に、その外部付属装置とし
て早入り補助スイッチ付き不足電圧引外し装置を組合せ
て使用する開閉装置に関する。
置がオプション品として用意されており、その一つに早
入り補助スイッチ付き不足電圧引外し装置がある。この
不足電圧引外し装置はしゃ断器本体に装着して使用し、
通電中に主回路電圧が異常に低下した際に回路しゃ断器
をトリップ動作させるものであり、電磁石式の引外し機
構,および電磁石の回路に接続してしゃ断器側のハンド
ル機構に連繋させた早入り補助接点機構を内蔵し、回路
しゃ断器の投入操作時に、その主回路接点の閉成に先立
って不足電圧引外し装置の早入り補助接点を先に投入し
てリセットさせるようにした構成のものが知られてい
る。
不足電圧引外し装置を説明する前に、まず配線用しゃ断
器を対象とした回路しゃ断器の構成を図4(a),(b) に示
す。図において、1は回路しゃ断器、1aはしゃ断器本
体のケース、2は主回路接点および消弧室を備えた電流
しゃ断部、3は電流しゃ断部2の開閉機構部、4は過電
流引外し装置、5はケース1aのカバー上面に配したロ
ータリー式の操作ハンドルであり、該操作ハンドル5に
は接点開閉機構部3との間を連繋する歯車機構6、およ
び後記する不足電圧引外し装置(付属装置)の早入り補
助スイッチに対応する駆動レバーの制御用リセットカム
が連結されている。
りであり、操作ハンドル5をOFFからON位置に回す
と、接点開閉機構部3のトグルリンク機構3a、および
開閉ばね3b,開閉レバー3cがON方向に動作して電
流しゃ断部2の主回路接点を閉極する。逆に操作ハンド
ル5をONからOFF位置に回すと、トグルリンク機構
3a,開閉レバー3cが反転動作して電流しゃ断部2の
主回路接点を開極する。また、主回路に過電流が流れて
過電流引外し装置4が接点開閉機構部3のラッチ機構3
dを釈放すると、開閉機構部3がトリップ動作して主回
路接点を開極させ、電流をしゃ断する。なお、回路しゃ
断器1のトリップ動作時には操作ハンドル5がON位置
とOFF位置との中間のTRIP位置に停止して回路し
ゃ断器がトリップ動作したことを表示するようにしてい
る。
後に、主回路の正常回復を待ってしゃ断器を投入させる
場合には、操作ハンドル5をTRIP位置から一旦OF
F位置に戻して接点開閉機構部3のラッチ機構3dをリ
セットさせた上で、ここからON位置に回すことにより
主回路接点が閉極して投入状態となる。なお、前記接点
開閉機構部の構造,動作については本発明と同一出願人
より先に提案した特願平11−192712に詳しく述
べられている。
使用する付属装置としての早入り補助スイッチ付き不足
電圧引外し装置、およびこれに対応する開閉しゃ断器の
操作ハンドル機構の従来における構造,動作を図5〜図
8で説明する。すなわち、不足電圧引外し装置10は独
立したユニットとして回路しゃ断器1のケース1aの側
面に装着され、そのユニットケース11の両端に配した
外部接続端子(ねじ端子)12,引外し操作用の電磁石
13,電磁石13の通電回路を開閉する早入り補助スイ
ッチ14,電磁石13のアーマチュア13aに一端を結
合して他端をしゃ断器本体側のラッチ機構に連係させた
引外しレバー15などを装備した構成になる。そして、
回路しゃ断器1の側面に装着して付属させた使用状態
で、回路しゃ断器1のハンドル機構に連係させ、図7の
ように回路しゃ断器1の主回路に配線して使用される。
電磁石13の吸引動作により引外しレバー15は復帰ば
ね15bのばね力に抗して上方に押し上げられ、引外し
レバー15の先端に連結してしゃ断器本体内に突き出し
たピン15aがラッチ機構3d(図4(b) 参照)の引外
し板から離脱してそのラッチ爪とラッチ受けを係合状態
に保つ。また、主回路電圧が異常低下すると、復帰ばね
15bのばね力が電磁石13の吸引力に打ち勝って引外
しレバー15を下方に押し下げる。これにより、前記ピ
ン15aがしゃ断器本体のラッチ機構3dの引外し板を
押し下げてラッチ爪とラッチ受けとの係合を釈放する。
これにより、回路しゃ断器1がトリップ動作して主回路
接点を開極する。
早入り補助スイッチ14は、一対の固定接点14aおよ
び固定接点14aの間を橋絡するブリッジ形の可動接点
14bからなる上下2組の早入り接点と、可動接点14
bをその接圧ばね14b-1とともに支持した揺動式の接
点ホルダ14cからなる。なお、接点ホルダ14cはそ
の下端を支軸14dに軸支してた上で、支軸14dに設
けた復帰ばね(捩じりコイルばね)14eにより反時計
方向に付勢しており、さらに接点ホルダ14cの上端に
連結してユニットケース11の側方に引出したピン形の
動作レバー14c-1をしゃ断器本体のケース側壁に開口
したスリット穴を通じて差し込み、次記のようにしゃ断
器本体の操作ハンドル5と連動する駆動レバー16と連
係させている。
6は、操作ハンドル5に連結したリセットカム17の周
面に対向してその側方に配置した上で、そのレバー16
の先端を不足電圧引外し装置10からしゃ断器ケース内
に突き出した前記動作レバー14c-1に対峙させてお
り、操作ハンドル5のON操作時にリセットカム17,
駆動レバー16を介して早入り補助スイッチ14の接点
ホルダ14cを接点投入方向に駆動するようにしてい
る。
で示すように、支軸16aを支点に揺動自在に軸支され
たV字形レバーになり、その先端アーム部16bをしゃ
断器ケース1aの側壁に開口したスリットを通して引き
入れた早入り補助スイッチの動作レバー14c-1の側面
に対峙させ、他方の突起部16cをリセットカム17の
カム面に対峙させている。一方、操作ハンドル5に連結
したリセットカム17は、そのカム面一部に凹部17a
を形成した形状になる。なお、駆動レバー16,リセッ
トカム17は樹脂成形品で作られている。
に操作ハンドル5をOFF位置からON位置に向けて時
計方向に回すと、その操作途上でハンドル5に連動して
回転するリセットカム17が駆動レバー16を押して反
時計方向に揺動させる。これにより、駆動レバー16の
先端アーム部16bが動作レバー14c-1を押して早入
り補助スイッチ14の接点ホルダ14cをOFF位置か
らON位置に駆動する。この動作により早入り接点が閉
じて電磁石13が通電となるとともに、電磁石13が励
磁されるとアーマチュア13aが吸引動作して引外しレ
バー15を上方に引き上げる。これにより、回路しゃ断
器のラッチ機構3d(図4(b) 参照)のラッチ爪とラッ
チ受けとが掛かり合う待機状態になる。続いて、操作ハ
ンドル5が図8(b) のON位置に移動すると、接点開閉
機構部3を介して電流しゃ断部2の主回路接点が閉極す
るとともに、ラッチ機構3dのラッチ爪とラッチ受けが
係合状態になる。
プ動作後のリセット操作時に、操作ハンドル5をOFF
位置に回すと、駆動レバー16は図8(a) の位置に復帰
するとともに、不足電圧引外し装置10の接点ホルダ1
4cは図5に示した復帰ばね14eのばね付勢によりO
FF位置に揺動して補助接点を開極し、電磁石13の通
電回路を断路する。
路しゃ断器,および早入り補助スイッチ付き不足電圧引
外し装置の従来構造では、動作の信頼性面で次記のよう
な問題点がある。すなわち、 (1) 操作ハンドル5をON位置に回した回路しゃ断器の
投入状態では、図8(b) で示すように、駆動レバー16
の先端アーム部16bには不足電圧引外し装置側の動作
レバー14c-1を介して補助スイッチ機構の接点ホルダ
14cに備えた復帰ばね14eおよび補助接点の接圧ば
ね14b-1(図5(b) 参照)のばね力が反力荷重として
図示矢印方向に加わる。
成形品であり、回路しゃ断器の通電状態では、主回路電
流の通電による温度上昇も加わってしゃ断器本体の内部
に組み込んだ駆動レバー16の温度もかなり高温とな
る。そのために、回路しゃ断器を長時間連続して通電す
ると、駆動レバー16の先端アーム部16bには前記ば
ね力により高温クリープが発生して反り変形し、これが
原因で操作ハンドル5をON位置に回した際に、駆動レ
バー16の先端アーム部16bを介してON方向に押さ
れる接点ホルダ14cに所定の揺動ストロークが確保で
きなくなる。その結果、補助接点間の接圧が低下して固
定接点14aと可動接点14bとの接触状態が不安定に
なるおそれがある。
に起因する異常発熱などが原因で、固定接点14aと可
動接点14bの接点が溶着した場合には、操作ハンドル
5をOFF位置に戻しても早入り補助スイッチ機構14
の復帰ばね14eのばね力が弱いために、固定/可動接
点間を開離させて接点ホルダ14cをOFF位置に復帰
させることができなくなることがある。
り、前記各課題の解決を図るように不足電圧引外し装置
に装備した早入り補助スイッチ機構、および回路しゃ断
器に装備した不足電圧引外し装置操作用の駆動レバーを
改良した開閉装置を提供することにある。
に、本発明によれば、開閉操作ハンドルとしてロータリ
ー式の操作ハンドルを備えた回路しゃ断器と、該回路し
ゃ断器の外部付属装置としてしゃ断器本体に早入り補助
スイッチ付き不足電圧引外し装置を組合せた開閉装置に
関して、 (1) 前記不足電圧引外し装置が電磁石式引外し機構,お
よびその電磁石の通電回路に接点を介挿した早入り補助
スイッチを内蔵した構成になり、該補助スイッチの接点
ホルダを回路しゃ断器の操作ハンドルに連係させた上
で、回路しゃ断器のON操作時に操作ハンドルに連動し
て主回路接点が閉じる前に前記早入り補助スイッチを投
入するようにしたものにおいて、前記早入り補助スイッ
チの接点ホルダを、その下端を揺動支点としてホルダ上
端に結合してケース側方に突き出した動作レバーをしゃ
断器本体の操作ハンドルに連係させるとともに、前記早
入り補助スイッチの復帰ばねとして接点ホルダの上端と
ケースとの間に反転ばねを介装し、該反転ばねを介して
操作ハンドルのOFF位置では接点ホルダをOFF側に
付勢し、操作ハンドルに連動して接点ホルダをON位置
に駆動した際に反転ばねが反転動作して接点ホルダをO
N側にばね付勢するように構成する(請求項1)。
ンドルをON位置に回し、これに連動して駆動レバーが
不足電圧引外し装置の早入り補助スイッチをON位置に
向けて駆動すると、その操作途上で前記反転ばねが反転
動作して接点ホルダをON側に付勢するようになる。こ
れにより、早入り補助スイッチでは固定/可動接点間で
安定した接点の接触状態を確保できる。しかも、回路し
ゃ断器の投入状態では、駆動レバーの先端アーム部には
早入り補助スイッチの復帰ばね力が反力として加わるこ
とがなく、これにより回路しゃ断器の通電に伴って駆動
レバーが長時間連続して高温状態に晒されても、高温ク
リープ現象による不要な反り変形の生じるおそれもなく
なって動作面での信頼性が向上する。
の操作ハンドルに結合したリセットカム, および該リセ
ットカムを介して操作レバーに連動する駆動レバーを装
備し、不足電圧引外し装置をしゃ断器本体に付属させた
状態で、不足電圧引外し装置に内蔵した早入り補助スイ
ッチの接点ホルダに結合した動作レバーを前記駆動レバ
ーに連係させ、回路しゃ断器のON操作時に操作ハンド
ルに連動して主回路接点が閉じる前に前記早入り補助ス
イッチを投入するようにした開しゃ断器において、しゃ
断器本体に装備した前記駆動レバーの先端と不足電圧引
外し装置から引出した前記動作レバーとの間を、そのい
ずれか一方の先端に形成した二股状継手部を介してON
およびOFF方向に連動連結する(請求項2)。
で不足電圧引外し装置に装備した早入り補助スイッチの
固定/可動接点間に万一溶着が生じた場合でも、ハンド
ル操作で回路しゃ断器のOFF操作する際に、操作ハン
ドルに連動する駆動レバー,二股状継手を介して不足電
圧引外し装置の早入り補助スイッチ接点ホルダをOFF
方向に強制移動して溶着状態にある補助スイッチの固定
/可動接点を引き離すことができる。
(a) ,(b) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実
施例の図中で図8に対応する部材には同じ符号を付して
その詳細な説明は省略する。 〔実施例1〕図1,図2は本発明の請求項1に対応する
実施例を示すものである。図示実施例の早入り補助スイ
ッチ付き不足電圧引外し装置10は基本的に図5に示し
た従来構造と同様であるが、図5における復帰ばね(捩
じりコイルばね)14eに変えて接点ホルダ14cの頂
部とユニットケース11の天井との間には復帰ばねとし
て反転ばね18が介装されている。
り、図1(a) に示すOFF状態では接点ホルダ14cの
軸支点(下端側の支軸14d)に対して、図示矢印で表
す反転ばね18のばね力が接点ホルダ14cをOFF方
向に付勢し、図2に示すON状態では、前記と逆に反転
ばね18のばね力が接点ホルダ14cをON方向に付勢
するように設定している。そして、接点ホルダ14cの
頂部に結合して側方に引出した動作レバー14c-1の先
端を、回路しゃ断器の操作ハンドルに連係してしゃ断器
本体の内部に組付けた駆動レバー16(図6参照)の先
端アーム部16bに対峙させるようにしている。
ルをOFF位置に回した状態では、図1で表すように不
足電圧引外し装置10に内蔵した早入り補助スイッチ1
4の接点ホルダ14cが反転ばね(復帰ばね)18のば
ね付勢を受け、下端側の支軸14を支点にOFF方向
(反時計方向)に傾動して補助接点が開離している。こ
の状態から回路しゃ断器の操作ハンドルをON位置に向
けて回すと、図8で述べたように操作ハンドル5に連動
して駆動レバー16が時計方向に揺動し、動作レバー1
4c-1を介して接点ホルダ14cをON方向(時計方
向)に向けて押す。これにより、前記の反転ばね18が
反転動作してそのばね力が接点ホルダ14cをON方向
に押圧付勢し、図2の位置で固定接点14aと可動接点
14bとが圧接するように接点ホルダ14cをON位置
に押圧保持する。これにより、固定/可動接点間の安定
した接触状態を維持できる。
側に配した駆動レバーの先端アーム部16bには不足電
圧引外し装置側から反転ばね18のばね力が反力として
加わることがない。これにより、回路しゃ断器を長時間
連続通電しても、駆動レバー(樹脂製)に高温クリープ
が発生してレバー自身が反り変形するといった不具合を
防止できる。
応する実施例を図3(a),(b) で説明する。すなわち、こ
の実施例においては、操作ハンドル5に連動する駆動レ
バー16の先端側に、先端アーム部16bと共同して不
足電圧引外し装置側から側方に突き出した早入り補助ス
イッチ接点ホルダ14cの動作レバー14c-1を駆動す
るプッシャ16dが形成されており、このプッシャ16
dと先端アーム部16bとで構成した二股状継手で不足
電圧引外し装置装置側からしゃ断器本体の内部に突き出
した動作レバー14c-1の先端を両側から挟み込むよう
にしている。
ル5を図3(a) のOFF位置から図3(b) のON位置に
向けて時計方向に回すと、その初期段階で操作ハンドル
5に連結したリセットカム17を介して駆動レバー16
が支軸16aを支点にして反時計方向に回動し、その先
端アーム部16bが動作レバー14c-1を図面の紙面上
で上向きに押す。これにより、不足電圧引外し装置では
図3(b) で表すように早入り補助スイッチの補助接点が
閉極し、引き続き操作ハンドル5をON位置の終端まで
回すと回路しゃ断器の主回路接点が投入されて投入操作
が完了する。
ハンドル5をON位置からOFF位置に向けて反時計方
向に回すと、前記とは逆に駆動レバー16のプッシャ1
6dが動作レバー14c-1を押し、早入り補助スイッチ
の接点ホルダ14cをOFF方向に強制移動させてその
可動接点14bを固定接点14aから開離する。なお、
図8に示した従来構造では、OFF操作時には駆動レバ
ー16の先端アーム部16bが動作レバー14c-1から
離脱して後退するだけであり、接点ホルダ14cは復帰
ばね14e(図5(b) 参照)のばね力でOFF位置に戻
すようにしている。
用状態で早入り補助スイッチ14の固定接点14aと可
動接点14bとの間に接点溶着が万一発生した場合で
も、回路しゃ断器のトリップ動作後のリセット操作もし
くはOFF操作でハンドル5をOFF位置に向けて回す
と、前記した駆動レバー16のプッシャ16dを介して
早入り補助スイッチ14の接点ホルダ14cがOFF方
向に強制移動され、溶着状態にある補助接点が開極す
る。
先端側に二股状継手を設けているが、応用実施例として
前記とは反対に不足電圧引外し装置側から突き出した動
作レバー14c-1の先端部を二股状に形成して継手を構
成し、この二股状継手で回路しゃ断器側の駆動レバー1
6の先端アーム部を両側から挟持させるようにすること
もできる。
ば、次記の効果を奏する。 (1) 回路しゃ断器に付属する早入り補助スイッチ付き不
足電圧引外し装置において、その早入り補助スイッチの
接点ホルダを、その下端を揺動支点としてホルダ上端に
結合してケース側方に突き出した動作レバーをしゃ断器
本体の操作ハンドルに連係させるとともに、前記早入り
補助スイッチの復帰ばねとして接点ホルダの上端とケー
スとの間に反転ばねを介装し、該反転ばねを介して操作
ハンドルのOFF位置では接点ホルダをOFF側に付勢
し、操作ハンドルに連動して接点ホルダをON位置に駆
動した際に反転ばねが反転動作して接点ホルダをON側
にばね付勢するようにした請求項1の構成により、早入
り補助スイッチの固定/可動接点間で安定した接点の接
触状態を確保できる。しかも、回路しゃ断器の投入状態
では、駆動レバーの先端アーム部には早入り補助スイッ
チの復帰ばね力が反力として加わることがないので、回
路しゃ断器の通電使用により駆動レバーが長時間連続し
て高温状態に晒されても、高温クリープ現象による不要
な反り変形の生じるおそれもなくなって動作面での信頼
性が向上する。
る回路しゃ断器において、そのロータリー式操作ハンド
ルに連動してON操作時に不足電圧引外し装置の早入り
補助スイッチを投入させる駆動する駆動レバーの先端と
不足電圧引外し装置の早入り補助スイッチ接点ホルダか
ら引出した動作レバーとの間を、二股状継手部を介して
ON,OFFの双方向に連動連結した請求項2の構成に
より、回路しゃ断器の使用状態で不足電圧引外し装置に
装備した早入り補助スイッチの固定/可動接点に万一溶
着が生じた場合でも、ハンドル操作で回路しゃ断器をO
FF操作する際に、操作ハンドルに連動する駆動レバ
ー,二股状継手を介して不足電圧引外し装置の早入り補
助スイッチの接点ホルダをOFF方向に強制移動して溶
着状態にある補助スイッチの固定/可動接点を引き離す
ことができる。
き不足電圧引外し装置の内部構造図であり、(a)は回路
しゃ断器OFFに対応した不足電圧引外し装置の動作状
態を表す正面図、(b) は(a) の縦断側面図
スイッチ付き不足電圧引外し装置の動作状態を表す正面
図
ル機構の構造,動作の説明図であり、(a),(b) はそれぞ
れ操作ハンドルのOFF,ONに対応した状態を表す平
面図
成図であり、(a) はしゃ断器全体の略示図、(b) は(a)
における接点開閉機構の詳細構造図
圧引外し装置を付属した開閉装置の従来構成図であり、
(a),(b) はそれぞれ平面図および不足電圧引外し装置の
内部構造を表す正面図
電圧引外し装置の配線図
造および動作の説明図であり、(a),(b) はそれぞれ操作
ハンドルのOFF,ON状態に対応した平面図
Claims (2)
- 【請求項1】開閉操作ハンドルとしてロータリー式の操
作ハンドルを備えた回路しゃ断器と、該回路しゃ断器の
外部付属装置としてしゃ断器本体に早入り補助スイッチ
付き不足電圧引外し装置を組合せた開閉装置であり、前
記不足電圧引外し装置が電磁石式引外し機構,およびそ
の電磁石の通電回路に接点を介挿した早入り補助スイッ
チを内蔵した構成になり、該補助スイッチの接点ホルダ
を回路しゃ断器の操作ハンドルに連係させた上で、回路
しゃ断器のON操作時に操作ハンドルに連動して主回路
接点が閉じる前に前記早入り補助スイッチを投入するよ
うにしたものにおいて、 前記早入り補助スイッチの接点ホルダを、その下端を揺
動支点としてホルダ上端に結合してケース側方に突き出
した動作レバーをしゃ断器本体の操作ハンドルに連係さ
せるとともに、前記早入り補助スイッチの復帰ばねとし
て接点ホルダの上端とケースとの間に反転ばねを介装
し、該反転ばねを介して操作ハンドルのOFF位置では
接点ホルダをOFF側に付勢し、操作ハンドルに連動し
て接点ホルダをON位置に駆動した際に反転ばねが反転
動作して接点ホルダをON側にばね付勢するようにした
ことを特徴とする開閉装置。 - 【請求項2】開閉操作ハンドルとしてロータリー式の操
作ハンドルを備えた回路しゃ断器と、該回路しゃ断器の
外部付属装置としてしゃ断器本体に早入り補助スイッチ
付き不足電圧引外し装置を組合せた開閉装置であり、回
路しゃ断器にその操作ハンドルに結合したリセットカ
ム, および該リセットカムを介して操作レバーに連動す
る駆動レバーを装備し、不足電圧引外し装置をしゃ断器
本体に付属させた状態で、不足電圧引外し装置に内蔵し
た早入り補助スイッチの接点ホルダに結合してしゃ断器
本体内に突き出した動作レバーを前記駆動レバーに連係
させ、回路しゃ断器のON操作時に操作ハンドルに連動
して主回路接点が閉じる前に前記早入り補助スイッチを
投入するようにしたものにおいて、 しゃ断器本体に装備した前記駆動レバーの先端と不足電
圧引外し装置から引出した前記動作レバーとの間を、そ
のいずれか一方の先端に形成した二股状継手部を介して
ON,OFFの双方向に連動連結したことを特徴とする
開閉装置。
Priority Applications (1)
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