JP2003123128A - 物品払出装置 - Google Patents

物品払出装置

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JP2003123128A JP2002215154A JP2002215154A JP2003123128A JP 2003123128 A JP2003123128 A JP 2003123128A JP 2002215154 A JP2002215154 A JP 2002215154A JP 2002215154 A JP2002215154 A JP 2002215154A JP 2003123128 A JP2003123128 A JP 2003123128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でカード等の薄手物品の確実な払
い出しを可能とするとともに、汚損、破損等を未然に防
止可能とした物品払出装置、並びに当該物品払出装置に
好適に用いられる連続担持体を提供する。 【解決手段】 カード等の薄手物品を収納担持する平袋
状担持体(18)を一定方向に多数連結してなる連続担
持体(10)を格納するための格納部(100)と、平
袋状担持体が払い出されるべき物品払出口(24)と、
連続担持体の先端部を格納部から引き出しつつ、物品払
出口から装置外部へと送出するための搬送機構(25,
26,30,40)と、所定の払出指令信号が到来する
毎に、所定数の平袋状担持体(18)が物品払出口(2
4)から装置外部に送出されるように、搬送機構を制御
する搬送制御手段(50,60)とを設け、指定された
量の薄手物品を平袋状担持体単位で払い出すようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、テレフ
ォンカード、スクラッチカード、商品券、或いは紙幣等
の薄手物品の自動払い出しに好適な物品払出装置に係
り、特に、積載した状態で収容される複数の薄手物品か
ら、所定数の薄手物品を適切に抽出可能とした物品払出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレフォンカード、スクラッチ
カード等のカード発行機においては、所定スペース内に
より多くのカードを収容するため、カードは発行機内の
所定箇所に複数枚積載された状態でストックされる。
【0003】カード発行機は、例えば、使用者が現金等
を投入したことを検知すると、積載状態にある複数枚の
カード群から例えば最上位又は最下位に位置する1枚の
カードをローラ等により適宜引き出し抽出し、所定払出
口まで搬送することによりカードの払出しを行うのが一
般的である。
【0004】また、カード発行機以外にも、金銭両替
機、ゲーム機、或いはその他各種の自動販売機等におい
ても、それぞれの払出対象となる紙幣やそれに類似する
金券(商品券等)等の薄手物品は、カードと同様に複数
枚重ね合わせた積載状態でストックされるのが一般的で
ある。そして、それら金銭両替機等は、同様に、積載状
態にある紙幣群等の中から例えば最上位又は最下位に位
置する1枚を順次抽出或いは選別することで所定枚数の
紙幣又は金券等をカウントし、1枚ずつ或いは纏めて払
い出すのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、カー
ド発行機、金銭両替機、各種自動販売機、ゲーム機等に
おいては、各種カード類や紙幣、金券等の薄手物品は、
複数枚積載状態でストックされているため、その中から
適宜の1枚を抽出する際には、それに密着して積載され
ている他の薄手物品との間で生じる摩擦力や吸着力によ
り複数枚が同時に抽出されてしまうといったトラブルが
生じ易いものであった。このことは、‘カード詰まり’
や‘過剰払い出し’といったトラブルの原因ともなり、
装置の信頼性を損なう要因ともなっていた。特に、梅雨
期等には、湿度の影響により、薄手物品間での摩擦力や
吸着力はより一層大きくなりやすく、そのようなトラブ
ル発生は顕著となる。
【0006】更に、これら薄手物品は、全面が露出され
た状態で積み重ねてストックされ、払い出し時には搬送
経路やローラ間を通過するため、その際の汚れ等の付着
は避け難いものであった。特に、スクラッチカードやテ
レフォンカード等のカード類においては、その際にスク
ラッチ面や磁性層塗布面等が傷つけられる場合が多く、
カード自体の機能が損なわれるといった問題も生じてい
た。
【0007】この発明は、上述のような問題点に着目し
てなされたものであり、その目的とするところは、簡易
な構成でカード等の薄手物品の確実な払い出しを可能と
するとともに、汚損、破損等を未然に防止可能とした物
品払出装置を提供するところにある。
【0008】この発明の更に他の目的とするところは、
上述の物品払出装置に好適に用いられる連続担持体を提
供するところにある。
【0009】この発明のさらに他の目的並びに作用効果
については、以下の記述を参照することにより、当業者
であれば容易に理解されるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の物品払出装置は、カード等の薄手物品を収
納担持する平袋状担持体を連結部を介して一定方向に多
数連結してなる連続担持体をジグザグ状に折り畳んだ状
態で格納するための格納部と、平袋状担持体が払い出さ
れるべきスリット状の物品払出口と、連続担持体の先端
部を格納部から引き出しつつ、物品払出口から装置外部
へと送出するための搬送機構と、所定の払出指令信号が
到来する毎に、所定数の平袋状担持体が物品払出口から
装置外部に送出されるように、搬送機構による連続担持
体の送り出しを制御する搬送制御手段と、を備え、指定
された量の薄手物品を平袋状担持体単位で払い出すこと
を特徴とする。
【0011】ここで、『薄手物品』とあるが、これに
は、例えば、テレフォンカード、スクラッチカード等の
各種カード類の他、商品券等の各種金券、紙幣等を挙げ
ることができる。この他にも、本発明の物品払出装置
は、平袋状の担持体に収容担持可能なものであれば種々
の物品の払出に使用可能である。
【0012】『平袋状担持体』とあるが、その素材、収
容担持態様については特に限定されない。例えば、表面
に透明の素材(例えばポリエステルフィルム等)を用い
ることで、内容物(薄手状物品)を外部から視認可能に
することもできる。また、例えば、再生紙を使用した平
袋状担持体とすることで、コストを押さえることもでき
る。また、収容担持態様としては、薄手状物品を完全密
封したものや、薄手状物品の全体を覆いつつも差し入れ
口を設けた略包装状態としたもの、或いは、薄手状物品
の裏面全体と表面の一部(例えば四隅)とで担持するよ
うにしたもの等々、種々のものが挙げられる。
【0013】『平袋状担持体を〜多数連結してなる連続
担持体』とあるが、これは、結果的に平袋状担持体が連
結状態となっていることを意味するものであり、「連続
担持体」を、平袋状担持体を連結して作成乃至生産した
ものに限定するための記載ではない。例えば、『連続担
持体』の具体的一例として、連続用紙からなる基材シー
トの表面にカバーシートを重ね合わせ、両シート間に所
定パターンの溶着部を設けることにより、紙送り方向に
沿って所定ピッチ間隔で複数のポケットが列設されてい
るポケット付連続紙を挙げることもできる。この場合に
は、結果的に、平袋状担持体が‘連結’されていること
となる。尚、この一例による連続担持体(ポケット付連
続紙)にあっては、内容物の出し入れの良好性、低コス
ト生産性等のメリットを得ることができる。
【0014】『格納部』とあるが、これは、例えば専用
ケース等であってもよいし、物品払出装置内に区画され
た任意のスペースであってもよい。少なくとも、ここで
は、連続担持体がジグザグ状に折り畳まれた状態で物品
払出装置内に格納されることを意味している。尚、『ジ
グザグ状』としたのは、連続担持体をよりコンパクトに
格納することを主たる目的としたものであり、如何なる
状態を‘ジグザグ状’と称し、いかなる状態は‘ジグザ
ク状’と称さないかについては、当該目的を考慮した一
般的な当業者の常識から判断されるべきである。
【0015】『引き出しつつ』とあるが、必ずしも、引
き出し動作と払出口からの送出動作とを同時に行う必要
がないことは言うまでもない。例えば、一定量の引き出
しを予め行ったのち、払出口からの送出動作を行うよう
にすることも可能である。
【0016】『払出指令信号』とあるが、これは、例え
ば、金銭購入による物品払出等を行う場合には、金銭投
入及び所定購入ボタン等の押下がなされたのち発生され
るようにするとよいであろう。
【0017】『所定数の平袋状担持体が〜送出される』
なる記載からも分かるように、1回の払い出しにおける
平袋状担持体の送出数量は、必ずしも1つに限定されな
い。更には、平袋状担持体に収容担持される薄手物品の
数量も必ずしも1つ(1枚)に限定されない。すなわ
ち、平袋状担持体の払出数量は、各平袋状担持体に収容
担持された物品の数量と、例えば購入数別に複数設けら
れた購入ボタン等の押下に基づきそのとき決定される物
品の払出数量とに基づき、適宜決定されるようにするこ
とができる。尚、『指定された量の薄手物品』とある
が、当該指定量は、上述したような購入ボタン等により
その都度決定される量であってもよいが、予め定められ
た量であってもよいことは無論である。少なくとも、本
発明においては、薄手物品は、『平袋状担持体単位』で
払い出されることを特徴としている。
【0018】上述したように、本発明の物品払出装置
は、各平袋状担持体に所定数量の例えばテレフォンカー
ドや紙幣等の薄手状物品を予め収容担持しておき、それ
ら物品を平袋状担持体単位で順次払い出すものであるか
ら、従前の物品払出装置において問題となっていた薄手
物品同士の吸着等に基づく過剰払出を未然に防止するこ
とができる。また、本発明の物品払出装置の払い出し対
象となるカード等の薄手物品は、平袋状の担持体に収容
されるものであるから、適切な収容態様とすることで、
薄手物品の汚損等を未然に防止することも可能となる。
【0019】次に、本発明の物品払出装置においては、
薄手物品の払い出しに際して、装置外部に送出された
(払い出された)平袋状担持体を、装置内部の平袋状担
持体(連続担持体)から切り離す作業が必要となる。こ
れは、例えば、払出口付近にカッター等の切断具を設け
ておくか、或いは、別途、ハサミ等を用いて連結部を切
断することでも容易に解決できるが、好ましくは、平袋
状担持体同士の連結部のそれぞれに、隣接する担持体同
士を適宜切り離し可能に区画するミシン目等の連続孔若
しくは表面傷加工を予め施こしておく。
【0020】このような態様によれば、ハサミやカッタ
ー等の切断具を用いずとも、簡易かつ適切に、払い出さ
れた分の平袋状担持体を装置内部の平袋状担持体から切
り離す(引きち切る)ことができる。また、このミシン
目等の連続孔若しくは表面傷加工が施された連結部を利
用すれば、隣接する担持体同士を簡易に折り返すことが
できるから、連続担持体をジグザグ状に折り畳み収容す
る際にも便利である。
【0021】次に、本発明の物品払出装置における『搬
送機構』としては、種々の態様のものが想定されるが、
好ましい一態様では、薄手物品が収容担持された状態の
連続担持体の先端部を両面側から堅固に挟持しつつ、物
品払出口から徐々に送出するための一対の送りローラ
(例えば、ゴム製ローラ)が装置内部の払出口近傍に設
けられている。
【0022】このような態様によれば、ローラの回転量
を適切に調整することで、所定数の平袋状担持体の払い
出しが可能となるだけでなく、払い出しが一旦完了した
後には、連続担持体の先端部に位置する平袋状担持体
(次順の払い出し対象となる平袋状担持体)が該一対の
ローラにより堅固に挟持されるから、いたずら等により
該平袋状担持体が強引に引き出されるといった心配もな
い。
【0023】また、更に好ましい一態様では、搬送機構
は、左右のサイドプレートと物品払出口を有するフロン
トプレートからなる装置ケーシングのサイドプレート間
に取り付けられ、折り畳み状態の連続担持体の先端部を
引き出し、フラット状に規制した状態で上下側から挟み
込むベースプレート並びに押えプレートと、サイドプレ
ート間に軸受され、連続担持体の先端部を物品払出口か
ら送出する上下一対の送りローラと、を含んで構成さ
れ、該送りローラの一方側には、駆動モータの回転力に
より減速ギアを介してローラを回転駆動させるローラ駆
動系が接続されるとともに、該送りローラの他方側に
は、ローラ間を薄手物品が収容担持された平袋状担持体
が通過する際、ローラ間のクリアランスを確保できるよ
うに、可動式でかつもう一方のローラ側に付勢力を作用
させるバネ手段が設けられる。
【0024】そして、このような搬送機構を備えた物品
払出装置によれば、連続担持体は、左右のサイドプレー
トと上下プレートにより適切にガイドつつ搬送されるか
ら、装置内部で連続担持体が絡まったりする心配もな
い。
【0025】また、上側の送りローラは、サイドプレー
トに対して上下動自在に支持され、かつ下方向にバネ付
勢されているため、平袋状担持体を送り出す際、薄手物
品の厚み等に合わせて上側の送りローラは上方に可動し
ながらも、付勢スプリングにより適切なローラ圧を付与
できるため、連続担持体のローラ送りにより有効に対応
できる。
【0026】加えて、連続担持体の先端をつまんで無理
矢理引き出すような不正行為は、モータ及び減速ギアに
よる逆転阻止力によって、ローラが逆転しないので、確
実に阻止される。
【0027】更に好ましい一態様では、一対の送りロー
ラは、装置前面に設けられている物品払出口の先端より
装置内部に方向に、少なくとも一つの担持体の長さより
も遠い位置に、最大でも担持体の長さ二枚分よりも近い
位置に配置されている。
【0028】このような構成によれば、利用者によって
一つの担持体が連結部から切り離されると、次なる担持
体の先端は払出口よりずっと奥の送りローラの位置にあ
るので、払出口よりピンセット等を差し込んで直接連続
担持体をつかんで引き出してしまう等といういたずら行
為を確実に防止できる。
【0029】ここで『少なくとも〜長さよりも遠い位
置』としたのは、利用者が対象となるカード等を保持す
る一つの担持体を切り離すためには、一対の送りローラ
によって一回分の搬送(担持体の先端が払出口まで達す
るまでの搬送)が完了したときに、ミシン目等の連続孔
や表面傷加工が該一対の送りローラよりも払出口側に位
置するように設定しなければならないことを考慮したた
めである。既に延べたように、一対の送りローラは一回
分の搬送が動作が完了すると、上下より連続担持体を堅
固に挟み込むため、切り離すための連続孔等は該一対の
送りローラよりも払出口側に位置していないと利用者に
よって切り離すことができなくなってしまうためであ
る。更に、利用者によって対象となる担持体の切り離し
が完了すれば、次なる担持体の先端部が払出口より離れ
ていることによって、払出口から直接連続担持体をつか
んで引っ張り出してしまう、または引っ張り出そうとし
てカード等や担持体に傷を付けてしまったり、破ってし
まう等の行為を未然に防ぐことができる。
【0030】また、『最大でも〜二枚分よりも近い位
置』としたのは、一対の送りローラよりも払出口側に担
持体二枚分よりも遠い位置に配置するような場合、複数
の担持体を送りローラよりも前方に搬送しなければなら
ない。複数の担持体が送りローラと払出口との間に搬送
されてしまうと、一度に送りローラより前方に位置する
複数枚の担持体を切り離されてしまう虞がある。更に、
そのような事態には、次の利用者は金銭投入を行ったと
しても、担持体が利用者の手の届く位置まで搬送されな
いという事態を招いてしまう。また、そのような構成が
装置を必要以上に大きくしてしまうことは言うまでもな
い。
【0031】また、更に好ましい一態様では、払出口プ
レートは、フロントプレートより突出するようになって
いて、前記払出口プレート先端の角部には切り欠き部が
設けられており、この切り欠き部から前記担持体の先端
側縁部が露出するようにしてもよい。
【0032】このような態様によれば、利用者は払い出
される担持体を切り欠き部を介して容易につかむことが
可能となる。しかも、この切り欠き部から露出する担持
体の側縁部を指先で引っ張れば、連結部であるキリトリ
線には偏った力が加わるため、担持体の切り離しを比較
的に弱い力で行うことができる。
【0033】次に、本発明の物品払出装置における搬送
機構の制御手段乃至制御方法としては、種々の態様のも
のを挙げることができる。一例としては、一回の払出毎
に予め規定された時間だけ搬送処理が継続されるように
制御を行うものを挙げることができる。他の一例として
は、センサ等により検出される連続担持体の搬送量に基
づく制御を行うものが挙げられる。何れの場合にも、適
切な数量の平袋状担持体が払出口から送出されるよう制
御が行われることは言うまでもない。
【0034】より具体的な一態様としては、連続担持体
には送出(搬送)方向に沿って所定ピッチ間隔でカウン
トマークが付されており、搬送制御手段として、搬送状
態にある連続担持体に付されたカウントマークを検出す
る手段と、該検出手段から得られるカウントマーク検出
信号に基づき、所定数の担持体が払出口から装置外部へ
と送出されるように搬送機構による連続担持体の搬送量
を制御する制御手段とを有する物品払出装置が挙げられ
る。
【0035】ここで、『カウントマーク』とあるが、こ
れは、『カウントマーク検出手段』との組み合わせで決
定される。すなわち、一例としては、例えば、カウント
マークをインク等を使用した線・模様等の刻印とし、カ
ウントマークの検出手段を光電センサとしたものを挙げ
ることができる。この場合には、例えば、全ての平袋状
担持体の所定位置にカウントマークを付しておき、装置
の固定箇所に設置された投受光器を介して搬送状態にあ
る平袋状担持体のカウントマークが検出される毎に搬送
処理が終了されるようにマイコン制御等すれば、平袋状
担持体を1つずつ確実に払い出すことが可能となる。ま
た、1回の搬送で複数の平袋状担持体を払い出すような
場合には、カウントマークを累積カウントするか、或い
は、予めとびとびにカウントマークを付しておくように
する。また、投受光器を複数箇所に設置して、所定間隔
で連続担持体に付されたカウントマークの移動量を検出
することで、搬送制御を行うことも可能である。
【0036】この他にも、例えば、カウントマークを所
定形状の‘突起部’とし、カウントマーク検出手段を当
該‘突起部’の有無によりON・OFF動作されるマイ
クロスイッチとしたもの等々、当業者であればカウント
マークを使用した種々の制御手段乃至方法が想到される
であろう。
【0037】次に、このように連続担持体にカウントマ
ークを付した態様の物品払出装置において、更に好まし
い一態様として、搬送制御手段が、所定の払出信号が到
来する毎に連続担持体の送出動作を開始し、カウントマ
ーク検出信号に基づき該送出動作を終了するよう搬送機
構を制御するマイクロコンピュータと、連続担持体の送
出動作が一定時間以上継続して行われたときには、搬送
機構による送出動作を強制的に中止するための外部サポ
ート回路と、を有してなるものを挙げることができる。
【0038】ここで、『外部サポート回路』とあるが、
これは、例えば、送出動作の開始と共に一定時間(例え
ば3秒)の計時を開始し、該一定時間が経過したときに
は、搬送機構の駆動部への電流経路を遮断する時限リレ
ースイッチ等を挙げることができる。尚、ここで言う
「一定時間」は、搬送機構による平袋状担持体の単位時
間当たりの装置外部への送出量と、1回の払い出し処理
における平袋状担持体の払出数との兼ね合いで定められ
ることは言うまでもない。
【0039】このような態様によれば、例えば、マイク
ロコンピュータ等の故障等により、送出動作が適切に終
了されないような事態が発生した場合にあっても、規定
数以上の平袋状担持体が払出口から送出される前に、そ
の払出動作を中止することが可能となる。
【0040】また、更に好ましい一態様では、搬送制御
手段は、駆動モータの回転により制御されるローラの回
転方向を、正転方向又は逆転方向へと切換可能とする正
転逆転切換スイッチを有する。
【0041】ここで『正転方向』とはカード等を保持し
ている連続担持体を装置前面に設けられた払出口へと搬
送するための駆動ローラの回転方向のことである。ま
た、『逆転方向』とは、連続担持体を払出口とは逆に装
置内部へと搬送するための駆動ローラの回転方向のこと
である。このような構成により、通常は払出口へと連続
担持体を搬送するために正転方向に駆動ローラを回転さ
せているが、カードの入れ替え等の際に逆転方向に回転
させ、取り替え作業を容易に行うことが可能となる。
【0042】好ましい実施の一態様では、指定された量
の薄手物品を平袋状担持体単位で払い出す物品払出装置
に使用される連続担持体であって、カード等の薄手物品
を収納担持する平袋状担持体を連結部を介して一定方向
に多数連結してなる連続担持体が用いられる。
【0043】また、更に好ましい実施の一態様では、連
続担持体には、送出方向に沿って所定ピッチ間隔でカウ
ントマークが付されている。
【0044】また、更に好ましい実施の一態様では、連
続用紙からなる基材シートの表面にカバーシートを重ね
合わせ、両シート間に所定パターンの溶着部を設けるこ
とにより、紙送り方向に沿って所定ピッチ間隔で複数の
ポケットが列設され、隣接するポケット同士を区画する
ミシン目が開設されるとともに、このミシン目を基にジ
グザグ状に折り畳み収容されている。
【0045】また、更に好ましい実施の一態様では、基
材シートには、紙送り方向に沿って所定ピッチ間隔でカ
ウントマークが付されている。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る物品払出装
置、並びに当該物品払出装置に好適に使用される連続担
持体の好適な実施の一形態について、添付図面を参照し
つつ詳細に説明する。尚、以下の実施の形態では、物品
払出装置の一例として‘カード払出装置’を、連続担持
体の一例として‘ポケット付連続紙’をそれぞれ示して
説明する。
【0047】図1乃至図3は本発明に係るポケット付連
続紙の一実施形態を示すもので、図1はポケット付連続
紙の平面図、図2はポケット付連続紙の構成を示す断面
図、図3はポケット付連続紙を経本状(ジグザグ状)に
折り畳んだ状態を示す外観図、図4はポケット付連続紙
のカード払出装置内における格納状態を示す図である。
【0048】また、図5乃至図9は本発明に係るカード
払出装置の構成を示すもので、図5はカード払出装置の
側面図、図5はカード払出装置の平面図、図7乃至図9
はカード払出装置の動作を示す各説明図である。
【0049】図1,図2に示されるように、本発明に係
るポケット付連続紙10は、合成紙、再生紙等を素材と
した連続用紙からなる基材シート11と、この基材シー
ト11の表面側に重ね合わされるポリエステルフィルム
等の透明フィルム12とから構成され、図1中斜線で示
す所定パターンの溶着部13を熱溶着することにより、
1辺にポケット開口14を形成したポケット15を基材
シート11の紙送り方向に沿って列設したことが特徴で
ある。尚、隣接するポケット15間には切断用のミシン
目16が開設されている。
【0050】このポケット付連続紙10は、この実施形
態では基材シート11の紙幅が100mmであり、紙送
り方向に沿って75mm間隔で上記ミシン目16が幅方
向に沿って開設されている。換言すれば、このポケット
付連続紙10は、100mm×75mmの平袋状担持体
(以下ポケット担持体18と言う)が複数連結された連
続担持体として構成されている。
【0051】そして、当該ポケット付連続紙10は、こ
の例では、ポケット15内に各種カード(スクラッチカ
ード、テレフォンカード等)が略包装状体で収容担持さ
れるパッケージシートとして使用される。
【0052】各ポケット担持体18の基材シート11裏
面の所定位置には、カウントマーク17が印刷されてい
る。本実施の形態では、このカウントマーク17を光電
センサで検出することにより紙送り精度を向上させるよ
うにしている。尚、光電センサ並びに光電センサによる
カウントマーク17の検出原理については後述する。
【0053】また、この例では、ポケット15の表面を
透明フィルム12で構成することにより、収容物(カー
ド類)を外部から容易に視認できるようにされている。
尚、透明フィルム12に替えて、半透明着色フィルム、
あるいは一部に窓を設けた紙材シートを用いるようにし
てもよい。
【0054】次いで、上記ポケット付連続紙10の使用
形態について説明する。ポケット付連続紙10には、図
1に示すように、ポケット付連続紙10の長手方向に沿
って所定ピッチ間隔で形成されているポケット15,1
5…の開口14を通して、この例ではスクラッチカード
やテレフォンカード等のカード類Cが収容担持される。
尚、ポケット15の寸法は幅65mm、長さ90mmに
設定されているため、規格寸法のカード類Cを汎用性を
もたせて収容することが可能である。
【0055】本実施形態によれば、各ポケット15にカ
ード類Cを収容した状態で、図4以下に示すカード払出
装置20を使用して、ポケット付連続紙10を所定寸法
送り出した後、ミシン目16を基に切断することによ
り、パッケージ状態のカード類Cを各ポケット担持体単
位で払出すことができる。したがって、従来の各種の払
出装置のように、積載格納された状態にあるカード同士
の不慮の密着等に基づく‘カード詰まり’や‘過剰払
出’等の不具合が生じることはなく、精度良くカード類
Cを払出すことができる。
【0056】また、本実施形態によれば、カード類Cが
直接ローラ等に触れることがないため、払出装置20内
のローラ等により汚れが付着したり、また、傷付き等が
生じることがなく、カード類Cの商品価値を低下させる
虞もない。
【0057】更に、ポケット付連続紙10におけるポケ
ット15の寸法を大きく設定しておけば、テレフォンカ
ードやスクラッチカード等のカード類Cは基より、商品
券等の金券や両替機に使用する紙幣等にも適用でき、あ
らゆる用途への使用が可能となる。
【0058】本実施形態に係るポケット付連続紙10
は、図3に示すように、隣接するポケット担持体18同
士をミシン目16を利用して折り返すことにより、ポケ
ット付連続紙10全体がジグザグ折り状態でストックさ
れる。より具体的には、図4に示されるように、カード
払出装置20内に設けられた格納ケース100内にジグ
ザグ状の折り畳み状態で格納され、その先端部(始端
A)から順次払出口24側へと引き出されることとな
る。そのため、カード類Cがカール状態に変形したりす
ることがなく、かつ、省スペースで多量のカード類Cを
良好なフラット状態で効率良く収容することができる。
【0059】次いで、上記ポケット付連続紙10を使用
したカード払出装置20の構成について図5乃至図9に
沿って説明する。
【0060】図5,図6に示すように、本発明に係るカ
ード払出装置20におけるカード払出装置20のケーシ
ングは、左側サイドプレート21、右側サイドプレート
22及びフロントプレート23とから構成され、左右側
サイドプレート21,22の各フランジ21a,22a
に対して上下側のフロントプレート23a,23bがカ
ード払出口24の寸法を確保しつつビス止め固定される
ことにより組み付けられている。
【0061】そして、左右のサイドプレート21,22
間のスペース内には、ベースプレート25と、その上方
に位置する押えプレート26がそれぞれ各サイドプレー
ト21,22にビス止め固定されている。
【0062】上記ベースプレート25は、ジグザグ状に
折り畳まれた状態で格納ケース100に格納されている
ポケット付連続紙10の送り出し端部Aをローラ30,
40側に搬送するための水平面状の搬送面を備えてお
り、このベースプレート25上を搬送されるポケット付
連続紙10は、押えプレート26により水平状態に規制
されるように押え込まれる。尚、この例では、ベースプ
レート25並びに押さえプレート26は、両プレート間
に約一枚分のポケット担持体が押さえ込まれるように寸
法設計がされている。
【0063】また、この押えプレート26は、取付片2
6aに開設された長孔26b(ネジが挿通される)によ
り、両サイドプレート21,22に対する取付位置を上
下方向に可変でき、ポケット付連続紙10の厚み変化に
柔軟に対応できるようになっている。
【0064】ベースプレート25のフロント側端末25
aには、ゴム製の送りローラ30,40が上下対称状に
設けられている。下側の送りローラ30は、駆動ローラ
として機能する。
【0065】図5,図6中において、左右側のサイドプ
レート21,22間でかつベースプレート25の下方の
スペースに収容されている駆動モータ31の回転軸は、
図示しない変速ギアを介して原動プーリー32の回転軸
32aに接続されており、駆動モータ31の回転力が原
動プーリー32に伝達される。更に、この原動プーリー
32と送りローラ30のローラシャフト33に取り付け
た従動プーリー34との間には、タイミングベルト35
が掛け渡されているため、駆動モータ31の回転力は原
動プーリー32、従動プーリー34を介して送りローラ
30に伝達される。また、タイミングベルト35に適切
なテンションを付与するために、右側サイドプレート2
2の外壁面にはテンションローラ36が回動自在に設け
られている。
【0066】したがって、駆動モータ31の動作により
回転駆動される下側の送りローラ30と、この下側の送
りローラ30と当接する上側の送りローラ40によりポ
ケット付連続紙10が所定長さ払出される。尚、より具
体的には、この例では、一回の払出でポケット担持体1
枚分(75mm)が送出される。
【0067】次に、上側の送りローラ40について説明
する。送りローラ40のローラシャフト41の両端は左
右のサイドプレート21,22の長孔42内に上下動自
在に挿通されており、このローラシャフト41の両端を
支持する各ブラケットアーム43が、左右側のサイドプ
レート21,22の外側壁面に沿って回動支点44を基
に回動自在に、かつ、スプリング45により常にローラ
シャフト41が下方にバネ付勢されるように支持されて
いる。
【0068】したがって、ポケット付連続紙10の各ポ
ケット担持体18内にカード類Cを収容した場合でも、
上側の送りローラ40が上下動自在に支持されているた
め、本発明に係るポケット付連続紙10をスムーズに搬
送処理できる。
【0069】次に、本実施形態のカード払出装置20に
あっては、図1に示すポケット付連続紙10を搬送する
場合、送りローラ30,40が動作して、ポケット付連
続紙10を75mm(ポケット担持体1枚分)送り出し
た後、停止して、ポケット担持体単位の精度の良い払い
出し(送出)を可能にするために、先に説明したカウン
トマーク17を検出するための投受光器(光電センサ)
50をベースプレート25の下方に設けている。尚、図
5中に示される開口25bは、投受光器50の投受光を
許容するためにペースプレート25に設けられた投受光
口であり、この投受光器50は、ベースプレート25に
固定設置された回路基盤60上に搭載されている。
【0070】また、右側サイドプレート22の内壁面に
は、ベースプレート25上のポケット付連続紙10の存
在有無(例えばカード切れ状態等)を検出するためのマ
イクロスイッチ51が配設されている。このマイクロス
イッチ51は、先端が三角形上に折り曲げられた細長形
状のアクチュエータ53を有しており、このアクチュエ
ータ53は、回動支点52を介してマイクロスイッチ5
1に対して上下回動自在となるように、上向きにバネ付
勢されつつ連結されている。尚、両プレート25,26
には、このアクチュエータ53の上下回動を許容するた
めの開口25a,26bがそれぞれ設けられている。
【0071】すなわち、このアクチュエータは53は、
ベースプレート25上に、ポケット担持体18が存在し
ないときには、その三角形上の先端部が両プレートの開
口25a,26bから上方に突出され、このとき、マイ
クロスイッチ51は、回動支点52のを介してこの状態
を読み取り、例えば‘OFF’状態となる。
【0072】一方、ベースプレート25上に、ポケット
担持体18が在るときには、アクチュエータ53は、そ
の先端部がポケット担持体18の存在により下方に押圧
された状態に維持される。このとき、マイクロスイッチ
51は、回動支点52のを介してこの状態を読み取り、
例えば‘ON’状態となる。
【0073】図7は、上述の光電センサ並びにマイクロ
スイッチの動作に基づくカード払出制御を行うために、
本実施の形態で採用される回路全体の概略構成を示した
図である。
【0074】同図に示されるように、本実施の形態にお
ける制御回路は、投受光器50を含む光電センサ60
と、光電センサ60からの検出有無信号をインターフェ
ース61を介して読み取るMPU(マイクロプロセッ
サ)62と、スイッチングトランジスタ63a,63b
を介してMPU62によりそれぞれON・OFF制御さ
れるリレー64、タイマ(時限スイッチ)65と、リレ
ー64のONで‘閉’となりOFFで‘開’となる常開
接点Raと、リレー64のONで‘開’となりOFFで
‘閉’となる常閉接点Rbと、時限スイッチ65のタイ
ムアップで‘開’となる常閉接点Tbと、マイクロスイ
ッチ51と、送り出しスイッチ55とを有している。
【0075】マイクロスイッチ51、リレーの常開接点
Ra、並びにタイマの常閉接点Tbは、モータ31に対
して直列となるように、モータ31の電源供給経路に接
続されている。尚、送り出しスイッチは66は、この例
では、例えば装置20の点検員等が、強制的にポケット
付連続紙10を送り出すような場合に使用される点検用
スイッチであり、マイクロスイッチ51、リレーの常開
接点Ra、並びにタイマの常閉接点Tbの状態とは関係
なくモータ31に電源供給できるように、それらと並列
状態でモータ31に接続されている。
【0076】リレーの常閉接点Rbは、リレー64の動
作状態をMPUで読み取るためのものであり、インター
フェース61を介してMPUに直結されている。
【0077】また、同図中に示される“カード発行指令
信号”は、図示されない購入スイッチ等を介してMPU
に入力されるものである。例えば、金銭投入口に金銭を
投入後、利用者が購入スイッチを押下することで、当該
“カード発行指令”が発生するようにされている。これ
については、既に公知の技術であるからここでの詳細説
明は省略する。
【0078】MPU62の動作内容が図8のフローチャ
ートにより示されている。同図に示されるように、MP
Uは、カード発行指令信号の到来と共に(ステップ80
1YES)、スイッチングトランジスタ63aを介して
リレー64をON状態にセットする(ステップ80
2)。このとき、モータ31に直列に接続された常開接
点Raは、“閉”状態となる。したがって、マイクロス
イッチ51が“閉”(この例では、ベースプレート常に
ポケット付連続紙10が存在する‘ON’状態)であ
り、かつ、タイマの常閉接点Rbが“閉”のときには、
モータ31が“ON”となり、ポケット付連続紙10の
送出動作が開始される。
【0079】当該ポケット付連続紙10の送出動作は、
光電センサ60からカウントマーク検出信号が到来する
まで継続される(ステップ804NO,ステップ80
5)。一方、ポケット付連続紙10の送出動作が継続さ
れ、光電センサ60において、図1に示されるカウント
マーク17が検出されると(ステップ804YES)、
MPU62はリレー64をOFFにする(ステップ80
6)。これにより、常開接点Raが“開”状態となり、
モータ31への電源供給が絶たれ、ポケット付連続紙1
0の送出動作がストップされる。
【0080】尚、この例では、カウントマーク17は、
ポケット付連続紙10上に75mm間隔で存在するよう
に、投受光器50の設置位置を考慮しつつ各ポケット担
持体の所定位置に印字されている。すなわち、MPU6
2は、この例では、カード発行指令信号の到来毎に、1
つのポケット担持体を送出するべく、リレー64のON
・OFF制御を行っていることになる。
【0081】尚、カード発行指令信号が到来するまで
は、MPU62は待機状態にある(ステップ801N
O,ステップ802)。
【0082】また、本実施の形態では、MPU62は、
ポケット付連続紙10の送出動作が一定時間以上継続し
て行われたときには、該送出動作が強制的に中止される
よう、外部サポート回路としてのタイマ65を制御す
る。
【0083】同図フローチャートに示されるように、M
PU62は、常閉接点Rbの開閉状態をインターフェー
ス61介して常時監視しており、Rb接点が“開”状態
のとき、すなわち、リレー64が動作状態にあるときに
限り、タイマTを動作(計時)させるようにしている
(ステップ811YES,ステップ812)。尚、常閉
接点Rbが“閉”状態になると、タイマTは直ちにリセ
ット(OFF)される(ステップ811NO,ステップ
812)。
【0084】タイマTは、動作が開始されてからx秒後
に常閉接点Tbを“開”するものであり、これにより、
モータ31への電源供給が絶たれ、ポケット付連続紙1
0の送出が停止される。
【0085】この計測時間xは、ローラ30による1つ
のポケット担持体18の払い出しに要する時間より僅か
に長めに設定されている。すなわち、本実施の形態で
は、ポケット付連続紙10の送出量をカウントマーク1
7に基づき検知することでポケット担持体1枚毎の送出
(払出)を可能とする一方で、ポケット付連続紙10の
送出時間制限を行うことで、センサ故障や常開接点Ra
の接点不良等に基づく1枚以上の送り出し(過剰払出)
を確実に防止している。
【0086】尚、上述の説明では、MPU62は、リレ
ー64の動作状態を常閉接点Rbを介して読み取るよう
にした。これは、MPU62からリレー64のON・O
FF制御信号が出力されているか否かをMPU内で直接
検知するのではなく、リレー64の実際の動作状態を検
知することにより、実際にリレーRが作動し、ポケット
付連続紙10が送出されているときのみタイマTを動作
させることにより、誤動作をより確実に防止するための
構成である。図9は、このように、的確にタイマTを動
作させる場合に好適とされる回路構成の他の一例を示す
図である。同図に示されるように、この例では、タイマ
Tは、MPU62から独立して設けられている。変わっ
て、リレーRのもう一つの常開接点RaがタイマTと接
続されており、したがって、接点Raが“閉”状態、す
なわちリレーRが動作しているときのみ計時が開始され
るようにされている。このような形態によれば、タイマ
Tは、MPUとは独立されてON・OFFされるから、
例えば、MPUが暴走したような場合にあっても、有効
に機能される。
【0087】以上が本発明に係るカード払出装置20の
主要構成であるが、次に、本発明に係るカード払出装置
20の変形例を図13乃至図17を基に説明する。図1
3及び図14はカード払出装置の外観斜視図、図15は
カード払出装置の分解斜視図、図16はローラと連続紙
との位置関係の説明図、図17は払出口先端に設けられ
た切り欠き部を説明するための図である。尚、これらの
図において、前述の実施形態と同様の箇所には同じ符号
が付されている。
【0088】この変形例において、主たる構造は上述の
実施形態と同様であるため説明は省略するが、搬送機構
の駆動モータの回転力を送りローラに伝達するためのロ
ーラ駆動系において、プーリーとベルトを用いる代わり
にギアを用いることも可能である。
【0089】図13及び図15にて示されるように、駆
動モータ31の回転軸には図示しない減速ギアを介して
原動ギアの回転軸37aが接続されており、これにより
駆動モータ31の回転力が原動ギア37に伝達される。
更に、送りローラ30のローラシャフト33はサイドプ
レート21に設けられた孔46に挿入されており、サイ
ドプレート21の外側に突出するローラシャフト33に
は従動ギア38が接続されている。原動ギア37と従動
ギア38はお互いの歯車がかみ合うように結合されてお
り、駆動モータ31の回転力は原動ギア37及び従動ギ
ア38を介して送りローラ30に伝達される構造となっ
ている。
【0090】また、図13乃至図15にて示されるよう
に、左右のサイドプレート21,22間のスペース内に
て、上下送りローラ30,40の前方には、下側払出口
プレート27とその上方に位置する上側払出口プレート
28とがそれぞれ各サイドプレート21,22の前方部
にビス止め固定されている。この上下払出口プレート2
7,28の先端部27a,28aは上下フロントプレー
ト23a,23bより装置外部へと突出している。
【0091】上下払出口プレート27,28は、ベース
プレート25より上下送り出しローラ30,40を介し
て搬送されるポケット付連続紙10を当該上下払出口プ
レート27,28の先端部に設けられた払出口24へと
上下よりガイドしつつ搬送するための水平面状の搬送面
を備えている。尚、この例では、上下払出口プレート2
7,28間は搬送されるポケット付連続紙10内に厚み
のあるカード類を収容している、又は、カード類を複数
枚収容しているような場合においても搬送に支障のない
ように寸法設計がされている。
【0092】また、図16にて示されるように、送りロ
ーラ40のローラシャフト41の中心から上下払出口プ
レート27,28の先端に設けられた払出口24までの
距離L2は、ポケット付連続紙10の一担持体18の長
さL1よりも長く設定されており、上下払出口プレート
27,28はフロントプレート23a,23bより先端
部27a,28aが距離L3だけ突出するように設計さ
れている。
【0093】更に、図16及び図17にて示されるよう
に、払出口プレート27,28の先端部27a,28a
の一角には切り欠き部29が設けられている。このよう
な構成により、一回分の搬送動作が完了すると、カード
等を収容している担持体18の先端部が払出口24まで
搬送され、利用者はこの切り欠き部29を介して担持体
18をつかむことが可能となっている。また、この切り
欠き部29は払出口プレート先端部27a,28aの角
に設けられているため、利用者によって担持体が切り欠
き部29より引っ張られると、連続紙10における各担
持体18の連結部であるミシン目16に偏った力がかか
るため、容易に切り離しを行うことができる。尚、この
例においては切り欠き部29は利用者から向かって左角
に設けられているが、右角でも、また、左右両角に設け
てもよいことは言うまでもない。
【0094】更に、図14にて記されているように、左
側サイドプレート21には正転逆転切換スイッチ39が
取り付けられるようにしてもよい。この正転逆転切換ス
イッチ39は左側サイドプレート21を貫通して、同図
には図示されていない基板60へと接続されている。こ
の正転逆転切換スイッチ39は、搬送機構における駆動
モータ31の回転方向を制御するものであり、通常はカ
ード等を収容している担持体18を払出口24へと搬送
する方向(正転方向)に回転しているが、正転逆転切換
スイッチ39を作動することにより、駆動モータ31を
逆回転させ、担持体18を払出口24より遠ざける方向
(逆転方向)へと回転させることが可能となる。尚、駆
動モータ等を逆回転させるための回路構成等は周知であ
るためここでの説明は省略する。
【0095】次に、図10乃至図12を基に、本発明に
係るポケット付連続紙10を使用したカード類Cの払出
操作をより具体的に説明する。
【0096】まず、図10は、払出動作前の状態を示す
もので、このカード払出装置20におけるケーシングに
隣接する格納ケース100には、ポケット付連続紙10
がジグザグ状に折り畳まれた状態でストックされてい
る。そして、このポケット付連続紙10の各ポケット担
持体15内にはカード類Cが収容されている。
【0097】そして、このポケット付連続紙10の送り
端側(この例では、ポケット付連続紙10の先頭に位置
するポケット担持体18)は、ベースプレート25と押
えプレート26に挟持され、フラット状態を維持しつ
つ、始端Aをカード払出口24から所定距離後退した図
示する箇所に位置させている。
【0098】現金の投入等により、スイッチがON(カ
ード発行信号が発生)されると、駆動モータ31が動作
して、原動プーリー32、従動プーリー34間に掛け渡
されたタイミングベルト35が循環動作することによ
り、送りローラ30,40が図11中矢印方向に回転動
作することにより、カード類Cを収容したポケット付連
続紙10が所定長さ送り出される。
【0099】このとき、図11に示すように、上側の送
りローラ40が図中F1方向に可動するため、一般部に
比べ厚手のポケット15においても送りローラ30,4
0間をスムーズに通過でき、かつスプリング45により
適正圧が加わることから、カード類Cをポケット15内
に収容した連続用紙10を円滑に送り操作できる。
【0100】そして、次回の払出対象となるポケット担
持体18の裏面に設けたカウントマーク17が投受光器
50設置箇所を通過したことを検知して、駆動モータ3
1の動作が停止し、その結果、送りローラ30,40も
回転が停止し、ポケット付連続紙10の送りが停止する
(図12参照)。このとき、送りローラ30,40間に
は、ポケット付連続紙10の薄肉部分が位置しているた
め、上側の送りローラ40は図12中F2方向に可動す
る。
【0101】このように、本実施形態のカード払出装置
20では、カウントマーク17からカウントマーク17
までの寸法、すなわち、ミシン目16からミシン目16
までの寸法(この例では75mm)が送り出されること
になり、ミシン目16を基に切り取れば、ポケット付連
続紙10の各ポケット担持体18によりパッケージされ
たカード類Cを簡単に取り出すことができる。尚、切断
部分は次の始端Aとなる。
【0102】このように、本発明に係るカード払出装置
20を使用すれば、ポケット付連続紙10を所定寸法搬
送処理することにより、ポケット担持体18単位で確実
にカード類Cを払出すことができ、従来のようにカード
の2枚出しや払出不良等のトラブルが生じることなく、
精度の良いカードの払出しを確実に行なえる。
【0103】また、本発明に係るカード払出装置20
は、上側ローラ40が上下動自在に支持され、かつ下方
に向けてバネ付勢されているため、ポケット付連続紙1
0におけるポケット15内にカード類Cを収容して、ポ
ケット付連続紙10が局部的に厚くなっても、上側の送
りローラ40が上下動自在であるため、ポケット付連続
紙10の厚み変動に対応することができるとともに、ポ
ケット15内に厚手のカードや複数枚のカードを収容し
ても、円滑な搬送が可能であるため、カードの払出形態
にバリエーションをもたせることができる。
【0104】更に、払出されるカード類Cは、ポケット
担持体18によりそれぞれパッケージされているため、
ベースプレート25や押えプレート26、あるいは上下
側の送りローラ30,40により汚れや傷が生じても、
直接汚れが付着したり傷等が生じることがなく、カード
類Cのプロテクタ機能に優れ、カード類Cの商品価値を
低下させることがない。
【0105】尚、上述の説明では、カードをポケット担
持体18ごと送出するようにしたが、これは、例えば、
払出口付近で、ポケット担持体18とカードとを分離
し、カードのみを払い出すような構成とすることも当業
者であれば十分に可能である。その場合には、装置外部
に別途ごみ箱等を設置する必要もない。
【0106】また、上述の説明では、ポケット付連続紙
としたが、この他にも種々の態様の連続担持体を用いる
ことができる。例えば、生産ライン上において、予めカ
ードを連続担持体内に完全密封しておくようにしてもよ
い。
【0107】また、上述の説明では、主としてカードを
1枚ずつ収容担持するものとして説明した、複数枚ずつ
収容するようにすることも可能である。
【0108】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の物品払出装
置は、連続担持体を構成する各平袋状担持体に所定数量
の例えばテレフォンカードや紙幣等の薄手状物品を予め
収容担持しておき、それら物品を平袋状担持体単位で順
次払い出すものであるから、従前の物品払出装置におい
て問題となっていた薄手物品同士の不意の吸着等に起因
する過剰払出や複数枚同時抽出に基づく装置トラブルを
未然に防止することができる。
【0109】また、本発明の物品払出装置の払い出し対
象となるカード等の薄手物品は、平袋状の担持体に収容
されるものであるから、適切な収容態様とすることで、
薄手物品の汚損等を未然に防止することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポケット付連続紙の一実施形態の
構成を示す平面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】ポケット付連続紙をジグザグ状に折り畳んだ状
態を示す説明図である。
【図4】ポケット付連続紙の格納状態を示す図である。
【図5】本発明に係るカード払出装置の一実施形態を示
す側面図である。
【図6】カード払出装置の平面図である。
【図7】カード払出装置の回路構成を示す図(その1)
である。
【図8】図7に示すMPUの動作内容を示す図である。
【図9】カード払出装置の回路構成を示す図(その2)
である。
【図10】カード払出装置における払出動作前の状態を
示す説明図である。
【図11】カード払出装置における払出動作途中の状態
を示す説明図である。
【図12】カード払出装置における払出動作後の状態を
示す説明図である。
【図13】カード払出装置の外観斜視図
【図14】カード払出装置の外観斜視図
【図15】カード払出装置の分解斜視図
【図16】ローラと連続紙との位置関係の説明図
【図17】カード払出口に設けられた切り欠き部の説明
【符号の説明】
10 ポケット付連続紙 11 基材シート(連続用紙) 12 カバーシート(透明フィルム) 13 溶着部 14 ポケット開口 15 ポケット 16 ミシン目 17 カウントマーク 18 ポケット担持体 20 カード払出装置 21 左側サイドプレート 22 右側サイドプレート 23a,23b 上下フロントプレート 24 カード払出口 25 ベースプレート 26 押えプレート 27 下側払出口プレート 27a 下側払出口プレート(突出部) 28 上側払出口プレート 28a 上側払出口プレート(突出部) 29 切り欠き部 30 送りローラ(下側) 31 駆動モータ 32 原動プーリー 33 ローラシャフト 34 従動プーリー 35 タイミングベルト 36 テンションローラ 37 原動ギア 37a 原動ギアの回転軸 38 従動ギア 39 正転逆転切換スイッチ 40 送りローラ(上側) 41 ローラシャフト 42 長孔 43 ブラケットアーム 44 回動支点 45 付勢スプリング 46 ローラシャフト(33)挿入孔 50 投受光器 51 マイクロスイッチ 52 回動支点 53 アクチュエータ 54 スリット開口 55 送り出しスイッチ 60 回路基盤 100 格納ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E026 GA01 GA05 3E044 AA02 DE07 FB07 FB09 3E046 BB13 EA03 EB01 GA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード等の薄手物品を収納担持する平袋
    状担持体を連結部を介して一定方向に多数連結してなる
    連続担持体をジグザグ状に折り畳んだ状態で格納するた
    めの格納部と、 平袋状担持体が払い出されるべきスリット状の物品払出
    口と、 連続担持体の先端部を格納部から引き出しつつ、物品払
    出口から装置外部へと送出するための搬送機構と、 所定の払出指令信号が到来する毎に、所定数の平袋状担
    持体が物品払出口から装置外部に送出されるように、搬
    送機構による連続担持体の送り出しを制御する搬送制御
    手段と、 を備え、指定された量の薄手物品を平袋状担持体単位で
    払い出すことを特徴とする物品払出装置。
  2. 【請求項2】 連結部のそれぞれには、隣接する担持体
    同士を適宜切り離し可能に区画するミシン目等の連続孔
    若しくは表面傷加工が施され、この連結部において隣接
    する担持体同士が折り返され、連続担持体がジグザグ状
    に折り畳み収容されることを特徴とする請求項1に記載
    の物品払出装置。
  3. 【請求項3】 連続担持体は、連続用紙からなる基材シ
    ートの表面にカバーシートを重ね合わせ、両シート間に
    所定パターンの溶着部を設けることにより、紙送り方向
    に沿って所定ピッチ間隔で複数のポケットが列設されて
    いるポケット付連続紙であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の物品払出装置。
  4. 【請求項4】 搬送機構は、薄手物品が収容担持された
    状態の連続担持体の先端部を両面側から堅固に挟持しつ
    つ物品払出口から徐々に送出するための、装置内部の払
    出口近傍に設けられる一対の送りローラを含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    物品払出装置。
  5. 【請求項5】 搬送機構は、 左右のサイドプレートと物品払出口を有するフロントプ
    レートからなる装置ケーシングのサイドプレート間に取
    り付けられ、折り畳み状態の連続担持体の先端部を引き
    出し、フラット状に規制した状態で上下側から挟み込む
    ベースプレート並びに押えプレートと、 サイドプレート間に軸受され、連続担持体の先端部を物
    品払出口から送出する上下一対の送りローラと、 左右のサイドプレート間に取り付けられ、送りローラよ
    り払出される平袋状担持体を上下より装置外部へと挟む
    ようにガイドする上下一対の払出口プレートと、を含ん
    で構成され、 該送りローラの一方側には、駆動モータの回転力により
    減速ギヤを介してローラを回転駆動させるローラ駆動系
    が接続されるとともに、 該送りローラには、ローラ間を薄手物品が収容担持され
    た平袋状担持体が通過する際、ローラ間のクリアランス
    を確保できるように、可動式でかつもう一方のローラ側
    に付勢力を作用させるバネ手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の物品払出装
    置。
  6. 【請求項6】 一対の送りローラは、装置前面に設けら
    れている物品払出口の先端より装置内側方向に、少なく
    とも一つの担持体の長さよりも遠い位置に、最大でも担
    持体の長さ二枚分よりも近い位置に配置されることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の物品払出装
    置。
  7. 【請求項7】 払出口プレートは、装置前面を形成する
    フロントプレートより突出するようになっていて、前記
    払出口プレート先端の角部には切り欠き部が設けられて
    おり、この切り欠き部から前記担持体の先端側縁部が露
    出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の物品払出装置。
  8. 【請求項8】 連続担持体には、送出方向に沿って所定
    ピッチ間隔でカウントマークが付されており、 搬送制御手段は、 搬送状態にある連続担持体に付されたカウントマークを
    検出する手段と、 該検出手段から得られるカウントマーク検出信号に基づ
    き、所定数の担持体が払出口から装置外部へと送出され
    るように搬送機構による連続担持体の搬送量を制御する
    制御手段と、 を有してなることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    何れかに記載の物品払出装置。
  9. 【請求項9】 カウントマークは、インク等を使用した
    刻印とされ、カウントマークの検出手段は、光電センサ
    を含んで構成されることを特徴とする請求項8に記載の
    物品払出装置。
  10. 【請求項10】 搬送制御手段は、 所定の払出信号が到来する毎に連続担持体の送出動作を
    開始し、カウントマーク検出信号に基づき該送出動作を
    終了するよう搬送機構を制御するマイクロコンピュータ
    と、 連続担持体の送出動作が一定時間以上継続して行われた
    ときには、搬送機構による送出動作を強制的に中止する
    ための外部サポート回路と、 をさらに有してなることを特徴とする請求項8又は9に
    記載の物品払出装置。
  11. 【請求項11】 搬送制御手段は、駆動モータの回転に
    より制御されるローラの回転方向を、正転方向又は逆転
    方向へと切換可能とする正転逆転切換スイッチを更に有
    することを特徴とする請求項8乃至10に記載の物品払
    出装置。
  12. 【請求項12】 指定された量の薄手物品を平袋状担持
    体単位で払い出す物品払出装置に使用される連続担持体
    であって、カード等の薄手物品を収納担持する平袋状担
    持体を連結部を介して一定方向に多数連結してなる連続
    担持体。
  13. 【請求項13】 連続担持体には、送出方向に沿って所
    定ピッチ間隔でカウントマークが付されていることを特
    徴とする請求項12に記載の連続担持体。
  14. 【請求項14】 連続用紙からなる基材シートの表面に
    カバーシートを重ね合わせ、両シート間に所定パターン
    の溶着部を設けることにより、紙送り方向に沿って所定
    ピッチ間隔で複数のポケットが列設され、隣接するポケ
    ット同士を区画するミシン目が開設されるとともに、こ
    のミシン目を基にジグザグ状に折り畳み収容されること
    を特徴とするポケット付連続紙。
  15. 【請求項15】 基材シートには、紙送り方向に沿って
    所定ピッチ間隔でカウントマークが付されていることを
    特徴とする請求項14に記載のポケット付連続紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107301729A (zh) * 2017-07-19 2017-10-27 珠海横琴雅茵创意科技有限公司 一种自动售货机的商品供货系统及上料方法
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GB2578676A (en) * 2015-05-21 2020-05-20 Pollard Banknote Ltd Apparatus for dispensing a lottery ticket
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CN115206023A (zh) * 2022-07-13 2022-10-18 深圳市鼎戟科技有限公司 商品传输装置及自动售货机

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