JP2003122294A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置

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JP2003122294A JP2001316406A JP2001316406A JP2003122294A JP 2003122294 A JP2003122294 A JP 2003122294A JP 2001316406 A JP2001316406 A JP 2001316406A JP 2001316406 A JP2001316406 A JP 2001316406A JP 2003122294 A JP2003122294 A JP 2003122294A
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淳平 橋口
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智宏 村社
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兼司 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接セル間の書き込み放電における誤放電を
なくして、良好な表示を得る。 【解決手段】 少なくとも1つのサブフィールドにおけ
る維持期間の維持動作と、少なくとも1つのサブフィー
ルドに続くサブフィールドの初期化期間の初期化動作と
を同時に行わせ、前記維持期間における走査電極と維持
電極間のそれぞれの印加電圧を、維持期間の最後尾のみ
維持動作に必要な維持電圧よりも低い電圧Vとし、かつ
走査電極と維持電極に印加する電圧の印加タイミングの
差を利用して、両電極間に維持放電よりも弱い放電を起
こさせた後に、続く初期化動作に移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置およびその駆動方法に関するものである。とり
わけ、画素密度を高めた場合に有用な駆動技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイパネル(以
下、パネルという)の一部斜視図を図10に示す。図1
0に示すように、第1のガラス基板1上には誘電体層2
および保護膜3で覆われた走査電極4と維持電極5とを
対を成して互いに平行に付設されている。第2のガラス
基板6上には絶縁体層7で覆われたデータ電極8が付設
され、データ電極8の間の絶縁体層7上にデータ電極8
と平行して隔壁9が設けられている。また、絶縁体層7
の表面からと隔壁9の側面にかけて蛍光体10が設けら
れ、走査電極4および維持電極5とデータ電極8とが直
交するように第1のガラス基板1と第2のガラス基板6
とを放電空間11を挟んで対向して配置されている。
【0003】放電空間11には、放電ガスとして、ヘリ
ウム、ネオン、アルゴン、キセノンの内少なくとも1種
類の希ガスが封入されており、隣接する二つの隔壁9に
挟まれ、データ電極8と対向する対をなす走査電極4と
維持電極5との交差部の放電空間には放電セル12が構
成されている。
【0004】次に、このパネルの電極配列および駆動回
路構成を図11に示す。図に示すように、このパネルの
電極配列はm×nのマトリックス構成であり、列方向に
はm列のデータ電極D1〜Dmが配列されており、行方
向にはn行の走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極
SUS1〜SUSnが配列されている。これらの電極を駆
動する回路として、データ電極に対してはデータ書き込
み駆動回路15が各データ電極D1〜Dmを個別に駆動
できるようにm個の出力端子で接続され、走査電極SC
N1〜SCNnに対しても走査駆動回路17が各走査電極
を個別に駆動できるようにn個の出力端子で接続されて
いる。
【0005】走査駆動回路には、さらに初期化回路、維
持駆動回路16が接続されており、時間的に各回路が切
り替えられながら電圧波形を出力して駆動する。また、
維持電極SUS1〜SUSnに対してはSUS維持駆動回
路19が共通に接続されており、必要な電圧波形が出力
される。
【0006】このパネルを駆動するための従来の駆動方
法の動作駆動タイミング図を図12に示す。この駆動方
法は、本出願人による先願である特開2000−242
224号公報に開示されたものであり、パネルの非発光
時の黒輝度を低減し、画像のコントラスト比を著しく高
められるものである。図12では、この特開2000−
242224号公報に記載されている内容を、記号を一
部置き換えて記しているが、説明上は何ら差し支えな
い。
【0007】図12に示すように、1フィールド期間
は、初期化期間、書き込み期間、維持期間を有する第1
ないし第8のサブフィールド期間(以下、サブフィール
ドと記す)で構成されており、これによって256階調
の表示を行うものである。これら8個のサブフィールド
のうち、第1のサブフィールドを除く7個のサブフィー
ルドおいて、初期化期間の初期化動作を、前のサブフィ
ールドの維持期間の消去動作と同時に行うようにしてい
る。すなわち、第1のサブフィールドにおいては、初期
化期間が独立して設けられており、さらに書き込み期
間、維持期間が設けられている。
【0008】ここで、維持パルスの最後の維持パルスの
パルス幅を放電が壁電荷を形成して安定に終了する時間
よりも短くし、走査電極電圧、維持電極電圧とも一定の
電圧とすることにより消去動作を兼ねているので、独立
した消去期間は設けられていない。また、維持期間の維
持パルス電圧印加による消去動作と同時に、第2のサブ
フィールドの初期化期間の初期化動作が行われている。
続く第3ないし第7のサブフィールドにおいても同様に
初期化期間、書き込み期間、維持期間が設けられている
が、消去期間が設けられておらず、初期化期間の初期化
動作の前半部は、前のサブフィールドの維持期間の消去
動作と同時に行われている。
【0009】これら一連の動作について、さらに詳細に
述べることにする。図12において、第1のサブフィー
ルドの初期化期間の前半の初期化動作において、全ての
データ電極D1〜Dmおよび全ての維持電極SUS1〜S
USnを0(V)に保持し、全ての走査電極SCN1〜S
CNnには、全ての維持電極SUS1〜SUSnに対して
放電開始電圧以下となる電圧Vp(V)から、放電開始
電圧を越える電圧Vr(V)に向かって緩やかに上昇す
るランプ電圧を印加する。
【0010】このランプ電圧が上昇する間に、全ての放
電セル12において、全ての走査電極SCN1〜SCNn
を正、全てのデータ電極D1〜Dmおよび全ての維持電
極SUS1〜SUSnを負とした1回目の微弱な初期化放
電がそれぞれの電極に対して起こり、走査電極SCN1
〜SCNn上の保護膜3の表面に負の壁電荷が蓄積され
るとともに、データ電極D1〜Dm上の絶縁体層7の表
面および維持電極SUS1〜SUSn上の保護膜3の表面
には正の壁電荷が蓄積される。
【0011】さらに、初期化期間の後半の初期化動作に
おいて、全ての維持電極SUS1〜SUSnを正電圧Vh
(V)に保ち、全ての走査電極SCN1〜SCNnには、
全ての維持電極SUS1〜SUSnに対して放電開始電圧
以下となる電圧Vq(V)から放電開始電圧を越えるV
a(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加
する。このランプ電圧が下降する間に、再び全ての放電
セル12において、全ての維持電極SUS1〜SUSnを
正、全ての走査電極SCN1〜SCNnを負とした2回目
の微弱な初期化放電が起こり、走査電極SCN1〜SC
Nn上の保護膜3表面の負の壁電圧および維持電極SU
S1〜SUSn上の保護膜3表面の正の壁電圧が弱められ
ながら、放電開始ぎりぎりの電位差に調整される。
【0012】また、同時に走査電極SCN1〜SCNnと
データ電極D1〜Dm間にも、先とは逆の微弱な放電が
起こり、走査電極SCN1〜SCNn上の保護膜3表面の
壁電荷とデータ電極D1〜Dm上の絶縁体層7表面の壁
電荷は減らされながら、放電開始電圧ぎりぎりの電位差
に保たれる。以上により初期化期間の初期化動作が終了
する。
【0013】次の書き込み期間の書き込み動作におい
て、全ての走査電極SCN1〜SCNnをVs(V)に保
持し、データ電極D1〜Dmのうち、第1行目に表示す
べき放電セル12に対応する所定のデータ電極に正の書
き込みパルス電圧+Vw(V)を、第1行目の走査電極
SCN1に走査パルス電圧Va(V)をそれぞれ印加す
る。このとき、所定のデータ電極と走査電極SCN1と
の交差部における絶縁体層7の表面と走査電極SCN1
上の保護膜3の表面との間の電位差は、書き込みパルス
電圧+Vw(V)にデータ電極D1〜Dm上の絶縁体層
7の表面の正の壁電圧が加算されたものと、走査パルス
電圧Va(V)に保護膜3の表面上の壁電圧が加算され
たものとの差になって、この電位差が放電開始電圧を超
えるため、この交差部において、所定のデータ電極と走
査電極SCN1との間に放電が起こり、続いて維持電極
SUS1と走査電極SCN1との間に放電が起こり、この
交差部の走査電極SCN1上の保護膜3表面に正電圧が
蓄積され、維持電極SUS1上の保護膜3表面に負電圧
が蓄積されて、書き込み放電が完了する。
【0014】次に、データ電極D1〜Dmのうち、第2
行目に表示すべき放電セル12に対応する所定のデータ
電極に正の書き込みパルス電圧+Vw(V)を、第2行
目の走査電極SCN2に走査パルス電圧Va(V)をそ
れぞれ印加する。これによって、第1行目と同様にして
書き込み放電が行われる。同様な動作が引き続いて行わ
れ、最後に、データ電極D1〜Dmのうち、第n行目に
表示すべき放電セル12に対応する所定のデータ電極に
正の書き込みパルス電圧+Vw(V)を、第n行目の走
査電極SCNnに走査パルス電圧Va(V)をそれぞれ
印加して、書き込み放電が行われ、以上によりパネル全
面での書き込み期間における書き込み動作が終了する。
【0015】次に維持期間に入ると、全ての走査電極S
CN1〜SCNnに低電位が0(V)、高電位がVm
(V)の維持パルスを印加し、全ての維持電極SUS1
〜SUSnには、走査電極と位相の異なる低電位が0
(V)、高電位がVm(V)の維持パルスを印加するこ
とにより、維持放電が持続する。そして維持動作を終ら
せる消去動作として、維持期間最後の維持パルスのパル
ス幅を短くし(いわゆる細幅消去)、その後走査電極電
圧、維持電極電圧とも一定の電圧Vu(V)とする。こ
の時点までの期間は、第1のサブフィールドの維持期間
であるとともに、第2のサブフィールドの初期化期間の
前半部分にも当たっており、引き続いて、第2のサブフ
ィールドの初期化期間の後半において、全ての維持電極
SUS1〜SUSnに正電圧Vh(V)を印加し、全ての
走査電極SCN1〜SCNnに、電圧Vq’(V)から0
(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加す
る。このとき電圧Vq’(V)は電圧Vq(V)と等し
くする必要はなく、電圧Vq’(V)は電圧Vq(V)
より低い電圧に設定することができる。
【0016】この動作において、第1のサブフィールド
の維持期間の終了時の動作に着目すると、最後の維持パ
ルスの直前の段階では、通常の維持放電が繰り返されて
いるが、最後の走査電極側の維持パルスのパルス幅を、
放電が壁電荷を形成して安定に終了する約2μsよりも
短くしており、その直後に走査電極電圧、維持電極電圧
とも一定の電圧Vu(V)とするので、走査電極および
維持電極上の壁電荷は等しくなるように移動し、その結
果両電極間の壁電荷による電位差は維持放電が持続でき
ないレベルとなり、消去動作を兼ねることになる。ま
た、書き込みがなかった放電セルについてはこのような
維持放電は起こらず、消去動作も起こらない。
【0017】一方、ここまでの動作を第2サブフィール
ドの初期化期間という観点から考えると、この初期化期
間の前半の初期化動作において、全ての走査電極SCN
1〜SCNnと全てのデータ電極D1〜Dmとの間の電圧
は0(V)またはVm(V)となる。書き込み放電を起
こした放電セルでは、データ電極Dj上の絶縁体層7の
表面と走査電極SCNj上の誘電体層3の表面の最大電
圧は、Vm(V)と走査電極SCNj上の誘電体層3の
表面に蓄積された正の壁電圧とを加算したものから、デ
ータ電極Dj上の絶縁体層7の表面に書き込み動作によ
り蓄積された負の壁電荷を引いたもの(即ち絶対値で足
したもの)となり、それが両電極間の放電開始電圧をこ
える。このため、書き込み放電を起こしたセルでは走査
電極SCNjからデータ電極Djに放電が起こる。これ
がデータ電極に対して1回目の初期化放電となり、デー
タ電極Dj上の絶縁体層7の表面に正の壁電荷が蓄積さ
れる。
【0018】そして、上記の消去動作時のデータ電極D
jの壁電荷の動きに着目すると、走査電極SCNjに細
幅パルスを印加した時点では、通常の維持放電と同様の
放電となるが、その直後の走査電極SCNjおよび維持
電極SUSjの電圧はVu(t)となるため、放電は一
気に収束する方向に向かい、放電セル12内の放電空間
では、データ電極Djを加えた3電極間で電位差がゼロ
になる方向に空間電荷の結合、壁電荷の蓄積が起きると
考えられる。このときデータ電極Djには外部から0
(V)が印加されているので、3電極間の電位差がゼロ
に近づくためには、データ電極Dj上の絶縁層7の表面
には、電圧Vu(V)に近い電圧となるような壁電荷が
蓄積されると考えられる。なぜなら、走査電極SCNj
状の誘電体層3および維持電極SUSj上の誘電体層3
には、両電極間の印加電圧差がないことから、壁電荷が
少量しか蓄積されず、表面電圧としてはVu(V)に近
くなるからである。
【0019】また、書き込みが行われていない放電セル
では、データ電極Dj上の絶縁体層7の表面と走査電極
SCNj上の誘電体層3の表面の最大電圧は、Vm
(V)と走査電極SCNjの誘電体層3の表面に蓄積さ
れた正の壁電圧とを加算したものから、データ電極Dj
上の絶縁体層7の表面に蓄積された正の電荷を引いたも
のとなり、放電開始電圧をこえない。このため、第1の
サブフィールドで書き込みがなかった放電セルでは、デ
ータ電極に対する1回目の初期化放電は起こらない。
【0020】次に、初期化期間の後半の初期化動作につ
いて説明する。ここでは、全ての維持電極SUS1〜S
USnに正電圧Vh(V)を印加し、全ての走査電極S
CN1〜SCNnに、全ての維持電極SUS1〜SUSnに
対して放電開始電圧以下となる電圧Vq’(V)から放
電開始電圧を越え、書き込み期間の走査電極に印加する
走査パルス電圧のローレベルの値に等しいVa(V)に
向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加している。
このランプ電圧が下降する間に、1回目の初期化放電、
すなわち消去放電が起こった放電セル12においては、
維持電極SUSiを正、走査電極SCNiを負とした2
回目の微弱な初期化放電が起こり、走査電極SCNi上
の保護膜3の表面および維持電極SUSiの表面に壁電
荷を蓄積しながら、放電開始電圧ぎりぎりの電位差に保
たれる。
【0021】また走査電極SCNiとデータ電極D1〜
Dm間にも微弱な放電が起こり、走査電極SCNi上の
保護膜3表面の壁電荷およびデータ電極D1〜Dm上の
絶縁体層7表面の壁電荷は減らされながら、放電開始電
圧ぎりぎりの状態に保たれる。1回目の初期化放電、す
なわち消去放電が起こらなかった放電セルについては上
述の2回目の初期化放電は起こらない。
【0022】以上の説明で明らかなように、第2ないし
第8のサブフィールドにおいても特別な消去期間が設け
られていないが、書き込み動作、維持動作および消去動
作と次のサブフィールドの初期化動作が確実に行われ
る。また、第2のサブフィールド以降の各サブフィール
ドにおいて、表示が行われない放電セルに関しては、初
期化放電、書き込み放電、維持放電および消去放電は行
われず、その放電セルに対応する走査電極SCN1〜S
CNnと維持電極群SUS1〜SUSn上の保護膜3表面
の壁電荷およびデータ電極D1〜Dm上の絶縁体層7表
面の壁電荷は、各サブフィールド以前のいずれかのサブ
フィールドの初期化期間の終了時のまま保たれる。
【0023】以上のように、図12に示した駆動波形で
は、第1のサブフィールドにおける初期化期間の微弱な
初期化放電は、各放電セルの表示の有無に関わらず行わ
れるが、第2のサブフィールド以降のサブフィールドに
おいては、初期化期間の初期化放電は、前のサブフィー
ルドで表示を行った放電セルに対してのみ、次のサブフ
ィールドに対する初期化動作として行われ、この初期化
放電の輝度は維持放電の輝度に上乗せされるだけであ
り、表示しなかった放電セルに対しては、このような初
期化放電による輝度の上乗せは起こらない例えば、48
0行、852×3列のマトリックス構成を成す42イン
チAC型プラズマディスプレイパネルにおいて、1フィ
ールド期間を8個のサブフィールドで構成して256階
調の表示を行った場合、最大輝度が420cd/m^2となっ
たのに対し、第1のサブフィールドの初期化期間におけ
る2回の初期化放電による輝度はわずかに0.15cd/m
^2であり、この結果、パネルのコントラストは420/
0.15:1=2,800:1となり、極めて高い値の
コントラストが得られている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような第2のサブフィールド以降の書き込み放電におい
て、隔壁9で仕切られていない垂直方向に隣接する放電
セル間で、誤放電が発生することがある。その誤放電の
発生メカニズムを探ると、図13および図14に示すよ
うな誤放電の発生メカニズムであると推測できた。
【0025】まず図13は、隣接するi番目のセルと
(i−1)番目のセル間で、走査電極SCNiと維持電極
SUS(i−1)とが互いに隣接する場合である。図13
a)に示すように、いま第1サブフィールドの維持期間
の最終段階、すなわち消去放電が起きるときを想定する
と、走査電極SCNi、SCN(i−1)には電圧Vm
(V)の維持電圧が加わり、維持電極SUSi、SUS
(i−1)には0(V)が加わって維持放電が発生する
が、維持放電は本来放電セル空間を広く使って放電させ
るように電圧印加しているために、当然隣接するセル間
隙20、すなわち維持電極SUS(i−1)と走査電極S
CNiとの間の空間にも放電が及ぶ。上述したように走
査電極と維持電極の電圧は、この放電の直後にVu
(V)に設定されて、壁電荷を蓄積しにくい状況を作る
が、放電空間の端に当たるセル間隙20においては、維
持電極SUS(i−1)側には正の壁電荷が保護膜3の表
面に蓄積され、一方、走査電極SCNi側の保護膜3表
面には負の電荷が蓄積されて残る。
【0026】この残された壁電荷は、後続のランプ電圧
を走査電極に印加して行う初期化の微弱放電においても
消去されることはなく、そのまま書き込み期間まで持ち
越される。そうすると、走査電極SCNiと維持電極S
USi間に書き込み放電を起こさせるタイミングにおい
て、図13(b)に示すように、走査電極SCNiと維
持電極SUS(i−1)との間に、誤放電を生じさせてし
まうのである。もともと隣接するセル間隙20は、本来
の放電ギャップよりも十分広い距離をとるように設計し
ているが、セル間隙20に蓄積されて残された壁電荷
が、書き込み放電時のセル間隙20の電界強度を強める
方向に働くため、このような誤放電が起きると考えられ
る。
【0027】図14に示したのは、走査電極と維持電極
の配置を、1行ごとに入れ替えて配置した場合の消去放
電および書き込み放電について説明する図である。この
場合の隣接するセル間隙20は、維持電極同士、あるい
は走査電極同士が形成することになるが、誤放電を起こ
すのは維持電極同士が隣接するセル間隙20である。上
述したのと同様に、消去放電後には、セル間隙20の維
持電極SUSi側にも、またSUS(i−1)側にも、正
の壁電荷が保護膜3上に蓄積される。この電荷が書き込
み放電期間にもそのまま保持されていると、走査電極S
CNiを負とし、維持電極SUSiを正とする書き込み
放電が起きたとき、走査電極側から維持電極側へ飛来す
る電子が、維持電極SUSiを飛び越して、隣接するS
US(i−1)側へも達して、隣接セル間での誤放電にな
ると考えられる。
【0028】このような隣接セル間での誤放電が起きる
のは、誤放電を受ける側のセルが、書き込み放電を起こ
す前の初期化された状態にある場合で、次にそのセルの
書き込みの順番が来た際に、必要な壁電荷が消されて残
っておらず、書き込みミスを起こして、維持放電につな
がらず発光しない不灯点になる。また、誤放電を受ける
側のセルが既に書き込みの順番を終えて、書き込みが不
要なセルであった場合には、誤放電によって強制的に書
き込みがなされた状態になることもあり、不要な維持放
電の発光が起きて輝点となる。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、第1の発明では、複数のサブフィールド期
間のうち少なくとも1つのサブフィールド(第1のサブ
フィールド)期間における維持期間と、前記第1のサブ
フィールド期間に続くサブフィールド(第2のサブフィ
ールド)期間の初期化期間とを一部または全部を重ねる
ものであって、第1のサブフィールド期間の維持期間に
印加する走査電極と維持電極間のそれぞれの印加電圧
を、維持期間の最後尾のみ維持動作に必要な維持電圧V
ssよりも低い電圧VbkおよびVeとし、かつ走査電極と
維持電極に印加する電圧の印加タイミングの差を利用し
て、両電極間に維持放電よりも弱い放電を起こさせた後
に、続く第2のサブフィールド期間の初期化動作に移行
させるものである。
【0030】第2の発明では、前記維持期間の最後尾に
走査電極および維持電極に印加する電圧を、その直前に
維持電極に印加している維持電圧Vssが立ち下がると直
ちに走査電極の電圧Vbkが立ち上がり、所定の短時間の
後に維持電極の電圧Veが立ち上がるようになすもので
ある。
【0031】第3の発明では、維持期間の最後尾に走査
電極および維持電極に印加する電圧を、その直前に維持
電極に印加している維持電圧Vssが立ち下がるより前に
走査電極の電圧Vbkが立ち上がり、前記維持電圧Vssが
立ち下がった所定の短時間の後に、維持電極の電圧Ve
が立ち上がるようになすものである。
【0032】第4の発明では、維持期間の最後尾に走査
電極および維持電極に印加する電圧を、維持電極の最後
の維持電圧Vssの印加時間幅が、それ以前の維持電圧V
ssの印加時間幅よりも短い時間幅に設定された状態で、
走査電極の電圧Vbkが立ち上がり、所定の短時間の後に
維持電極の電圧Veが立ち上がるようになすものであ
る。
【0033】第5の発明では、維持期間の最後尾に走査
電極および維持電極に印加する電圧を、維持電極の最後
の維持電圧Vssの印加時間幅が、それ以前の維持電圧V
ssの印加時間幅よりも十分に長い時間幅に設定された状
態で、走査電極の電圧Vbkが立ち上がり、所定の短時間
の後に維持電極の電圧Veが立ち上がるようになすもの
である。
【0034】第6の発明では、少なくとも走査電極、維
持電極、書き込み電極を有するプラズマディスプレイパ
ネルと、初期化期間、書き込み期間および維持期間を有
する複数のサブフィールドにより1フィールド期間を構
成して階調表示する駆動回路を備え、前記複数のサブフ
ィールドのうち少なくとも1つのサブフィールドにおけ
る維持期間の維持動作と、前記少なくとも1つのサブフ
ィールドに続くサブフィールドの初期化期間の初期化動
作とを同時に行わせる駆動電圧を前記駆動回路によりパ
ネルへ供給する手段であって、前記維持期間の走査電極
と維持電極間への印加電圧を、維持期間の最後尾のみ維
持動作に必要な維持電圧Vssよりも低い電圧Vbkおよび
Veとし、かつ走査電極と維持電極に印加する電圧の印
加タイミングを所定の差にずらして印加して、両電極間
に維持放電よりも弱い放電を起こさせた後に、続く初期
化動作に移行させるように駆動電圧を印加する手段とを
含むようにプラズマディスプレイ装置を構成するもので
ある。
【0035】第7の発明では、前記維持期間の最後尾に
走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する手段を、
その直前に維持電極に印加している維持電圧Vssが立ち
下がると直ちに走査電極の電圧Vbkを立ち上げ、所定の
短時間の後に維持電極の電圧Veを立ち上げるように、
複数の電源とスイッチ素子およびスイッチ素子の開閉タ
イミングを制御する手段を含んでプラズマディスプレイ
装置を構成するものである。
【0036】第8の発明では、前記維持期間の最後尾に
走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する手段を、
その直前に維持電極に印加している維持電圧Vssが立ち
下がるより前に走査電極の電圧Vbkを立ち上げ、前記維
持電圧Vssが立ち下がった所定の短時間の後に、維持電
極の電圧Veを立ち上げるように、複数の電源とスイッ
チ素子およびスイッチ素子の開閉タイミングを制御する
手段を含んでプラズマディスプレイ装置を構成するもの
である。
【0037】第9の発明では、前記維持期間の最後尾に
走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する手段を、
維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時間幅が、それ以
前の維持電圧Vssの印加時間幅よりも短い時間幅に設定
されて、走査電極の電圧Vbkを立ち上げ、所定の短時間
の後に維持電極の電圧Veを立ち上げるように、複数の
電源とスイッチ素子およびスイッチ素子の開閉タイミン
グを制御する手段を含んでプラズマディスプレイ装置を
構成するものである。
【0038】第10の発明では、前記維持期間の最後尾
に走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する手段
を、維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時間幅が、そ
れ以前の維持電圧Vssの印加時間幅よりも十分に長い時
間幅に設定されて、走査電極の電圧Vbkを立ち上げ、所
定の短時間の後に維持電極の電圧Veを立ち上げるよう
に、複数の電源とスイッチ素子およびスイッチ素子の開
閉タイミングを制御する手段を含んでプラズマディスプ
レイ装置を構成するものである。
【0039】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の第1の
実施の形態であるプラズマディスプレイパネル駆動波形
図を図1に示す。従来例との差異は、第2サブフィール
ド期間以降の初期化期間の消去放電領域30にある。こ
の領域のみの詳細な波形図を図2に示した。
【0040】第1サブフィールド期間の維持期間の最後
に走査電極SCN1〜SCNnに印加する維持パルスとし
て、電圧Vbkまでしか立ち上がらない電圧とする。この
電圧Vbkとしては、維持電圧Vssよりも低いが、維持電
極SUS1〜SUSnとの間で放電が持続する程度の電圧
を選ぶ。そして、この電圧Vbkが時刻t1で立ち上がっ
た後、この電圧による放電が開始して、終了に至らない
時刻t2に、維持電極SUSに電圧Veを印加する。こ
の電圧Veは、電圧Vbkと等しいか、または近傍の電圧
とし、目的としては、走査電極SCNと維持電極SUS
間に維持放電に必要な壁電荷を蓄積させないことにあ
る。
【0041】時刻t1とt2の差は、放電セルのガス分
圧等を含めた設計仕様によって選ぶ必要があるが、約1
μs程度が適当である。電圧Veを立ち上げた後は、時
刻t3まで十分に時間をおいて、空間電荷の結合が完了
し、壁電荷も蓄積し終わるまでVeを保つ。
【0042】また、走査電極SCNの電圧Vbkを立ち上
げる直前の維持電極SUS側の維持電圧Vssは、通常の
維持放電が持続するように、約2μs以上の期間保持し
ており、走査電極の電圧Vbkが立ち上がる直前に維持電
極を電圧Vssから電圧0(V)へ立ち下げ、ほぼ0
(V)に下がった時点で、走査電極の電圧Vbkが立ちあ
がるようにタイミングを設定する。
【0043】このような消去放電にすれば、走査電極S
CNと維持電極SUS間に印加される電位差は、通常の
強い維持放電に必要なVssに至らない電圧Vbkで留まる
ため、図3(a)に示すような放電広がりの狭い、弱い
維持放電となる。さらに、直後に維持電極に電圧Veが
印加されるので、両電極間の電位差はほとんどなくな
り、大量の壁電荷が保護膜表面に蓄積されることなく、
空間で再結合して消滅する。こうして、隣接するセル間
の維持電極SUS(i−1)と走査電極SUSiの間隙3
1には、ほんの少量の壁電荷しか残留せず、図3(b)
に示すように、続く書き込み放電において、セル間隙3
1で誤放電が誘発されることもなくなるのである。
【0044】図3では、隣接するセル間隙が維持電極S
US同士、および走査電極SCN同士で構成される場合
を例として誤放電の発生を防止するメカニズムを説明し
たが、セル間隙が維持電極SUSと走査電極SCNとで
構成される場合であっても、同様に誤放電が防止できる
ことは説明するまでもない。
【0045】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図4に示したのが本実施の形
態を説明する駆動波形図である。図2との相違は、走査
電極SCNの最後のパルス電圧Vbkの立ち上がりタイミ
ングt4が、維持電極SUSの最後の維持パルスの維持
電圧Vssが立ち下がるt1の前に位置する点である。こ
の時刻t4は通常の維持パルスでは維持電圧Vssを立ち
下げるタイミングに相当する。したがって、時刻t0か
らt1までの時間幅は、通常の維持パルス幅よりも広い
ということである。
【0046】維持電極SUSの電圧は、t1で一旦Vss
から0(V)に下がった後、今度は電圧Veにまで上昇
する。そのタイミングt2と上記t1との差は、約1μ
s以下に設定する。電圧Veに立ち上がった後、時刻t
3まではその電圧を保持している。このようなタイミン
グに設定にすることにより、走査電極SCNと維持電極
SUS間の消去放電は、電圧Vbが立ち上がる時刻t4
でなく、維持電極の電圧が0(V)に下がる時刻t1で
発生することになる。そして時刻t2で維持電極の電圧
がVeに立ち上がると、放電は一気に弱まる。なぜな
ら、電圧VbkとVeとはごく近い電圧に設定されるから
である。こうすることによって、放電によって生じた空
間電荷は、少量しか走査電極および維持電極上の保護膜
表面に蓄積されず、ほとんどが放電空間で再結合して消
滅する。このように、本第2の実施の形態においても第
1の実施の形態と同様に、図3に示したようなセル間隙
31での書き込み時の誤放電を招くことがない。
【0047】また、この例で示した波形のタイミングに
すれば、走査電極SCNの電圧が時刻t4でVbkに立ち
上がる際に発生する波形のリンギング(オーバーシュー
ト)が発生しても、放電が起きるのは時刻t1の維持電
極の電圧が0(V)に立ち下がるときであり、オーバー
シュートによる不必要に大きな放電につながらず、セル
間間隙に不要な壁電荷を残さないですむというメリット
がある。なお、維持電極の時刻t1で立ち下がる波形
は、図9に示す電力回収回路45で発生させているの
で、大きなリンギングの発生は抑えられるのである。
【0048】(実施の形態3)次に本発明の第3の実施
の形態について説明する。
【0049】図5に示したのが本実施の形態を説明する
駆動波形図である。図2との相違は、維持電極SUSの
最後の維持パルスの維持電圧Vssがt0で立ち上がった
後、時刻t1で立ち下がると同時に走査電極SCNの最
後のパルス電圧Vbkが立ち上がるタイミングt1が、図
2よりも早い点である。すなわち、時刻t0とt1間の
時間幅は、通常の維持パルスがVssに固定されている時
間幅より短い。このようにすれば、最後の維持パルスに
よって発生した放電の空間電荷が、時刻t1ではまだ収
束していないうちに走査電極の電圧Vbkが立ち上がっ
て、そのプライミングを利用して、Vssよりも低い電圧
Vbkで放電を起こすことが容易になる。
【0050】維持電極の電圧Veを立ち上げるタイミン
グは、図2の場合と同様であるので、説明を省く。以上
のようにして、電圧VbkとVeにより、通常の維持放電
より弱い消去放電が可能となって、セル間隙31に不要
な壁電荷を蓄積することがなく、書き込み時の誤放電を
抑えることができる。
【0051】(実施の形態4)次に本発明の第4の実施
の形態について説明する。図6に示したのが本実施の形
態を説明する駆動波形図である。本実施の形態は、(実
施の形態2)と(実施の形態3)の構成とを組み合わせ
たものであり、維持電極SUSの最後の維持パルスの維
持電圧Vssがt0で立ち上がった後、時刻t1で立ち下
がるまでの時間幅が、通常の維持パルスがVssに固定さ
れている時間幅より短く、かつ走査電極SCNの最後の
パルス電圧Vbkが立ち上がるタイミングt4が、時刻t
1よりも早い点である。
【0052】最後の維持パルスによって発生した放電の
空間電荷が、時刻t4ではまだ収束していないうちに走
査電極の電圧Vbkが立ち上げて、その直後のt1に維持
電極のVssを立ち下げることで、維持放電のプライミン
グを利用して、Vssよりも低い電圧Vbkで放電を起こす
ことが容易になる。維持電極の電圧Veを立ち上げるタ
イミングは、図2の場合と同様であるので、説明を省
く。
【0053】電圧Vbkの立ち上げ時刻t4を電圧Vssの
立ち下げ時刻t1より早くしたのは、電圧Vbkの立ち上
がりの波形リンギングの影響を排除するためである。以
上のようにして、電圧VbkとVeにより、通常の維持放
電より弱い消去放電が可能となって、セル間隙31に不
要な壁電荷を蓄積することがなく、書き込み時の誤放電
を抑えることができる。
【0054】(実施の形態5)次に本発明の第5の実施
の形態について説明する。図7に示したのが本実施の形
態を説明する駆動波形図である。本実施の形態では、維
持電極SUSの最後の維持パルスの維持電圧Vssがt0
で立ち上がった後、時刻t1で立ち下がるまでの時間幅
が、通常の維持パルスがVssに固定されている時間幅よ
りも大幅に長く設定されている点が特徴である。すなわ
ち、この長い時間幅によって、維持電極SUSと走査電
極SCN間には、維持放電で生じた空間電荷が十分に時
間をかけて蓄積し、通常の維持放電の場合よりも高い壁
電圧を持って形成される。したがって、時刻t1で走査
電極SCNに電圧Vssよりも低い電圧Vbkを印加して
も、通常よりも高い壁電圧を利用して、十分に放電に至
らせることができる。
【0055】維持電極の電圧Veを立ち上げるタイミン
グは、図2の場合と同様である。このようにすれば、電
圧VbkとVeにより、通常の維持放電より弱い消去放電
が可能となって、セル間隙31に不要な壁電荷を蓄積す
ることがなく、書き込み時の誤放電を抑えることができ
る。
【0056】(実施の形態6)次に本発明の第6の実施
の形態について説明する。図8に示したのが本実施の形
態を説明する駆動波形図である。本実施の形態では、電
圧Vbkの立ち上げ時刻t4を電圧Vssの立ち下げ時刻t
1より早くした点が、(実施の形態5)で記載した内容
と異なっている。すなわち(実施の形態5)と(実施の
形態2)とを組み合わせた効果を持つ。したがって、時
刻t1で走査電極SCNに電圧Vssよりも低い電圧Vbk
を印加しても、通常よりも高い壁電圧を利用して、十分
に放電に至らせることができ、かつ電圧Vbkの立ち上が
りの波形リンギングの影響を排除することもできて、セ
ル間隙31に不要な壁電荷を蓄積することがなく、書き
込み時の誤放電を抑えることができる。
【0057】以上のような、本発明の第1の実施の形態
から第6の実施の形態に至るすべての駆動波形は、図9
に示す駆動回路構成によって発生させることができる。
【0058】0(V)とVss(V)の繰り返しである維
持放電波形は、走査電極駆動回路41では電界効果トラ
ンジスタQ1とQ2の交互のスイッチングの繰り返しに
より、また維持電極駆動回路42では電界効果トランジ
スタQ5とQ6の交互のスイッチングの繰り返しにより
発生させる。電圧Vbkは、電界効果トランジスタQ3と
Q4を同時にオンすることで、出力ライン45に出力す
ることができる。このとき電力回収回路41の出力は切
断し、およびQ1、Q2はオフして、出力ライン45に
他の電圧が印加されないようにすることは言うまでもな
い。
【0059】出力ライン45に出力された電圧は、初期
化回路47、および走査パルス発生回路48を経てパネ
ルに印加される。また、維持電極SUSに印加される電
圧Veは、電界効果トランジスタQ7とQ8を同時にオ
ンすることにより、出力ライン46に出力させることが
できる。これら各種の電圧をパネルに印加するタイミン
グt0〜t4は、別に設けたタイミング制御回路(図示
せず)により、電界効果トランジスタQ1〜Q8のゲー
ト端子にオン、オフ信号を与えることで、デジタル的に
制御することができる。
【0060】なお、本発明における各実施の形態では、
サブフィールドの数、各サブフィールドにおける初期化
駆動波形、書き込み駆動波形は、上記の説明に限定され
るものではない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明のAC型プラズマ
ディスプレイの駆動方法によれば、1つのサブフィール
ドにおける維持期間の維持動作と、そのサブフィールド
に続くサブフィールドの初期化期間の初期化動作とを同
時に行わせる際に、維持期間における走査電極と維持電
極間のそれぞれの印加電圧を、維持期間の最後尾のみ維
持動作に必要な維持電圧よりも低い電圧とし、かつ走査
電極と維持電極に印加する電圧の印加タイミングに差を
つけることによって、両電極間に維持放電よりも弱い放
電を起こさせて消去動作が行えるので、隣接するセル間
隙の残留壁電荷が少なくでき、続く書き込み放電におい
て、セル間隙での誤放電を防止でき、良好な表示を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形図
【図2】同駆動波形図の一部の駆動波形の詳細図
【図3】本発明の実施の形態例における消去放電の広が
り、および書き込み放電の説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形の詳細図
【図5】本発明の第3の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形の詳細図
【図6】本発明の第4の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形の詳細図
【図7】本発明の第5の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形の詳細図
【図8】本発明の第6の実施の形態例におけるプラズマ
ディスプレイ装置の駆動波形の詳細図
【図9】本発明のプラズマディスプレイ装置の走査電極
駆動回路および維持電極駆動回路の具体構成図
【図10】従来のプラズマディスプレイパネルの斜視図
【図11】従来例のプラズマディスプレイ装置の構成図
【図12】従来例のプラズマディスプレイ装置の駆動波
形図
【図13】従来例の消去放電の広がり、および書き込み
の誤放電の説明図
【図14】従来例の消去放電の広がり、および書き込み
の誤放電の説明図
【符号の説明】
30 消去放電領域 31 セル間隙 41 走査電極駆動回路 42 維持電極駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 兼司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C058 AA11 BA02 BA35 BB25 5C080 AA05 BB05 DD09 EE29 FF12 HH05 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも走査電極、維持電極、書き込
    み電極を有するプラズマディスプレイパネルを、初期化
    期間、書き込み期間および維持期間を有する複数のサブ
    フィールド期間により1フィールド期間を構成して階調
    表示する駆動方法であって、前記複数のサブフィールド
    期間のうち少なくとも1つのサブフィールド(第1のサ
    ブフィールド)期間の維持期間と、前記第1のサブフィ
    ールド期間に続くサブフィールド(第2のサブフィール
    ド)期間の初期化期間が重なる期間を有し、前記第1の
    サブフィールド期間の維持期間に走査電極と維持電極間
    に与える印加電圧を、前記維持期間の最後尾のみ維持動
    作に必要な維持電圧Vssよりも低い電圧Vbk(Ve)とし、か
    つ前記第1のサブフィールド期間に走査電極と維持電極
    に印加する電圧の印加タイミングの差を利用して、前記
    走査電極およぼ前記維持電極間に維持放電よりも弱い放
    電を起こさせることを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に印加する電圧は、そ
    の直前に前記維持電極に印加している維持電圧Vssが立
    ち下がると直ちに前記走査電極の電圧Vbkが立ち上が
    り、その後に前記維持電極の電圧Veが立ち上がることを
    特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法。
  3. 【請求項3】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に印加する電圧は、そ
    の直前に前記維持電極に印加している維持電圧Vssが立
    ち下がるより前に前記走査電極の電圧Vbkが立ち上が
    り、前記維持電圧Vssが立ち下がった後に、前記維持電
    極の電圧Veが立ち上がることを特徴とする請求項1記載
    のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に印加する電圧は、前
    記維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時間幅を、それ
    以前の維持電圧Vssの印加時間幅よりも短い時間幅に設
    定した状態で、前記走査電極の電圧Vbkが立ち上がり、
    その後に前記維持電極の電圧Veが立ち上がることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプラズ
    マディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に印加する電圧は、前
    記維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時間幅を、それ
    以前の前記維持電圧Vssの印加時間幅よりも長い時間幅
    に設定した状態で、前記走査電極の電圧Vbkが立ち上が
    り、その後に前記維持電極の電圧Veが立ち上がることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも走査電極、維持電極、書き込
    み電極を有するプラズマディスプレイパネルと、初期化
    期間、書き込み期間および維持期間を有する複数のサブ
    フィールド期間により1フィールド期間を構成して階調
    表示する駆動回路を備え、前記複数のサブフィールド期
    間のうち少なくとも1つのサブフィールド(第1のサブ
    フィールド)期間における維持期間と、前記第1のサブ
    フィールド期間に続くサブフィールド(第2のサブイー
    ルド)期間の初期化期間が重なるように駆動電圧を前記
    駆動回路によりパネルへ供給する手段であって、前記第
    1のサブフィールドの維持期間の走査電極と維持電極間
    への印加電圧を、前記維持期間の最後尾のみ維持動作に
    必要な維持電圧Vssよりも低い電圧Vbk(Ve)とし、かつ前
    記走査電極と前記維持電極に印加する電圧の印加タイミ
    ングを所定の差にずらして印加して両電極間に放電を起
    こさせた後に、前記第2のサブフィールド期間の初期化
    期間に移行させるように駆動電圧を印加する手段とを備
    えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する
    手段は、その直前に前記維持電極に印加している維持電
    圧Vssが立ち下がると直ちに前記走査電極の電圧Vbkを立
    ち上げ、その後に前記維持電極の電圧Veを立ち上げるよ
    うに、複数の電源と前記維持電極または前記走査電極の
    間のスイッチ素子の開閉タイミングを制御する手段を備
    えることを特徴とする請求項5記載のプラズマディスプ
    レイ装置。
  8. 【請求項8】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する
    手段は、その直前に前記維持電極に印加している維持電
    圧Vssが立ち下がるより前に前記走査電極の電圧Vbkを立
    ち上げ、前記維持電圧Vssが立ち下がった後に、前記維
    持電極の電圧Veを立ち上げるように、複数の電源と前記
    維持電極または前記走査電極の間のスイッチ素子の開閉
    タイミングを制御する手段を備えることを特徴とする請
    求項5記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 第1のサブフィールド期間の維持期間の
    最後尾に走査電極および維持電極に駆動電圧を印加する
    手段は、前記維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時間
    幅を、それ以前の維持電圧Vssの印加時間幅よりも短い
    時間幅にし、前記走査電極の電圧Vbkを立ち上げ、その
    後に前記維持電極の電圧Veを立ち上げるように、複数の
    電源と前記維持電極または前記走査電極の間のスイッチ
    素子の開閉タイミングを制御する手段を備えることを特
    徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のプラ
    ズマディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 第1のサブフィールド期間の維持期間
    の最後尾に走査電極および維持電極に駆動電圧を印加す
    る手段は、前記維持電極の最後の維持電圧Vssの印加時
    間幅を、それ以前の維持電圧Vssの印加時間幅よりも十
    分に長い時間幅に設定して、前記走査電極の電圧Vbkを
    立ち上げ、その後に前記維持電極の電圧Veを立ち上げる
    ように、複数の電源と前記維持電極または前記走査電極
    の間のスイッチ素子の開閉タイミングを制御する手段を
    備えることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれ
    かに記載のプラズマディスプレイ装置。
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