JP2003121062A - 冷蔵庫等の扉開放装置 - Google Patents

冷蔵庫等の扉開放装置

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JP2003121062A
JP2003121062A JP2001310616A JP2001310616A JP2003121062A JP 2003121062 A JP2003121062 A JP 2003121062A JP 2001310616 A JP2001310616 A JP 2001310616A JP 2001310616 A JP2001310616 A JP 2001310616A JP 2003121062 A JP2003121062 A JP 2003121062A
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magnet
door opening
opening
gasket
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JP2001310616A
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Keiichi Azumaguchi
恵一 東口
Shinya Nagahata
真也 永幡
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫等における観音開き式の扉開放装置
を、構造を簡単にして左右扉の開閉順序の制約をなく
し、且つ、開扉力を低減して使い勝手を良好にするとと
もに、確実に密着シールができる装置を提供する 【解決手段】 観音開き式開閉扉9から本体側へ突出し
て扉を開放する押圧開放機構23と、この押圧開放機構の
動作に連動して回動するマグネット28の近傍に磁石部18
を設けるとともに、この磁石部を実質的に一体化し左右
扉の対向面に上下に亙って対向当接して開口部を閉塞す
るように設けた仕切ガスケット20とからなり、押圧開放
機構23の開扉動作と連動してマグネット28を回動させ、
所定位置の極性の変化により磁石部18を吸引して仕切ガ
スケットを対向ガスケットとの当接面から離間させた冷
蔵庫等の扉開放装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の前面開
口部に配設される扉装置に係り、特に観音開き式におけ
る扉開放装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫は食生活の多様化とともに
収納量も大型化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫において
は収納内容積が400リットルを超えるクラスが主流に
なり、冷蔵庫本体の高さや幅寸法も大きくなる傾向にあ
る。
【0003】これにともなって、冷蔵室や冷凍室、野菜
収納室の扉も大型化するとともに扉内側の収納ポケット
への収納量も増大しており、特に、収納容積の大きい冷
蔵室の扉は、幅寸法の拡大により開閉扉のためのスペー
スが大きくなり、前方が広く開放していない台所などに
おいては据付が困難であった。
【0004】また、扉内側の収納ポケットにも多くの食
品を収納する傾向にあり、扉自体が大きいこともあっ
て、開扉のために大きな力を必要とし、非力な女性や高
齢者の場合は負担が大きくなる問題があった。
【0005】上記問題に対応する構成としては、貯蔵室
の開口部を左右に区分する仕切り板あるいは仕切壁を設
けて、左右開口のそれぞれに左開きおよび右開きの扉を
設置するいわゆるサイドバイサイド形の冷蔵庫があり、
また、左右扉のうち一方の扉の反枢支側に回転仕切体を
設け、扉の閉扉によりこの仕切体を開口部前面に配置し
てガスケットの吸着面とすることで本体側に仕切部材を
なくしたフレンチドア方式が存在する。
【0006】さらに、同じく仕切体をなくした構成とし
て、左右扉の対向部に設けたガスケット同士を密着当接
させて開口を閉塞する方式も存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
サイドバイサイド方式は、仕切板が存在することから貯
蔵庫内の容積が減少するとともに、庫内が左右に分断さ
れるため、庫内空間の活用に制約を生じ使い勝手が悪く
なる欠点がある。またフレンチドア方式は、使い勝手は
良好であるが、部品数が多くなり扉開閉時の回転仕切体
の動作音が大きいという問題点があった。
【0008】さらに、ガスケット同士の密着による方式
は、開閉扉の度に双方のガスケットがこすれあうことか
ら、摩耗して破損する懸念があり、依然として大きな開
扉力を必用とするものであった。
【0009】本発明はこれらの点に着目してなされたも
ので、冷蔵庫等における観音開き式の扉開放装置を、構
造を簡単にして左右扉の開閉順序の制約をなくし、且
つ、開扉力を低減して使い勝手を良好にするとともに、
確実に密着シールができる装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の冷蔵庫等の扉開放装置の発明は、本
体の前面開口部を左右に区分して開放するように設けら
れた観音開き式開閉扉と、この扉から本体側へ突出して
本体面を押圧し扉を開放する押圧開放機構と、この押圧
開放機構の動作に連動して回動するマグネットと、回動
マグネットの近傍に磁石部を設けるとともに、この磁石
部を実質的に一体化し左右扉の対向面に上下に亙って対
向当接して開口部を閉塞するように設けた仕切ガスケッ
トとからなり、前記押圧開放機構の開扉動作と連動して
マグネットを回動させ、所定位置の極性の変化により磁
石部を吸引して仕切ガスケットを対向ガスケットとの当
接面から離間させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0011】この構成により、貯蔵庫内の容積を減少さ
せることなく、また、左右扉の開閉順序の制約をなく
し、庫内を一室空間として使用することができ、扉の開
放に大きな力を要することがないので、使い勝手が向上
するとともに、ガスケット同士を密着してシールする方
式であっても、開閉扉の際に双方のガスケットがこすれ
あうことがなく、摩耗する懸念がない扉装置を簡単で安
価な構成で得ることができる。
【0012】請求項2記載の発明におけるガイドは、開
扉動作により仕切ガスケットの磁石部を斜め方向に離間
移動させるようマグネットの回動角度を設定したことを
特徴とするものであり、この構成により、開扉動作と同
時に仕切ガスケットを対向ガスケットとの密着面から斜
め方向に引き剥がし離間するという合理的作用をおこな
うことができる。
【0013】請求項3記載の発明は、開扉ハンドルを可
動式とし、ハンドルによる開扉動作で押圧開放機構を突
出させるとともにマグネットを回動させ、所定位置の極
性を変えて磁石を吸引することを特徴とするものであ
り、部品数が少なくて省スペースであるとともに機構が
簡単で開扉力が少なく、開閉扉の際に双方のガスケット
がこすれあわずに摩耗する懸念がない扉開放装置を得る
ことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、扉の押圧開放機構
を電磁駆動ユニットとし、開扉信号による電磁駆動ユニ
ットの開扉動作によってマグネットを回動させ、所定位
置の極性を変えて磁石を吸引するようにしたことを特徴
とするものであり、部品数の少ない簡単な機構でスペー
スの狭い空間にも設置できる扉開放装置を得ることがで
きる。
【0015】請求項5記載の発明は、扉の押圧開放機構
をステッピングモータやソレノイド等の駆動ユニットに
より突出するプランジャーとし、駆動ユニットの動作に
よりマグネットを回動させ、所定位置の極性を変えて磁
石を吸引した後、開扉動作をおこなうようにしたことを
特徴とするものであり、開扉のために扉本体が動き出す
前に、磁石部を吸引して仕切ガスケットを対応ガスケッ
トから引き剥がす動作を、より確実なものとすることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の1実
施形態について説明する。図1は本発明に係る観音開き
式の冷蔵室扉を開扉した状態を示す冷蔵庫の斜視図であ
り、外箱と内箱とこれら内外箱間に断熱材を発泡充填し
た断熱箱体で形成された冷蔵庫本体(1)は、内箱内部
に貯蔵空間として最上部に冷蔵室(2)、その下方には
断熱仕切壁を介して製氷貯氷室(3)と温度切替室
(4)とを左右に区分して併置しており、続いて、野菜
室(5)、最下部には冷凍室(6)を独立して配置し、
各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉自在
に閉塞している。
【0017】最も大きな収納容積を有する冷蔵室(2)
の開口部前面には、両外側の上下端をそれぞれヒンジ
(7)で枢支した左扉(8)、および右扉(9)が回動
自在に取付けられており、各扉(8)(9)周縁の前記
開口部に対応する部位にはマグネットガスケット(10)
(11)を取着して、閉扉の際はマグネットの磁力により
ガスケット(10)(11)が冷蔵室(2)の開口部周縁に
吸着するとともに、開口部の中央部には双方の扉間に対
して仕切体を設けない、いわゆるフレンチドア方式とし
て、後述する仕切ガスケット(20)の構成により、冷蔵
室(2)内と外部とを気密に断熱シールし、熱漏洩を防
止している。
【0018】冷蔵室(2)の下部に配置した製氷貯氷室
(3)、温度切替室(4)、野菜室(5)、および冷凍
室(6)は、扉に取り付けられ貯蔵室内奥方に延出する
図示しない枠体と庫内壁面とのレール機構により、枠体
に載置した各収納容器とともに、それぞれが前後方向に
庫外に引き出す引出し扉方式としている。
【0019】そして、冷蔵室(2)における左右の扉
(8)(9)の反枢支側である扉の対向部には、図2に
示すように、一方の扉である右扉(9)の上面を形成す
る扉キャップ(12)の対向側へ貫通するとともに、左右
扉の対向面に上下に亙って形成した凹溝(13)にガスケ
ット取付具(14)を取り付けている。
【0020】ガスケット取付具(14)は、外方に上下に
亙るガスケット固定溝(15)を設けるとともに、その上
方に突出した係合ピン(16)を扉側の摺動溝(17)に係
合することにより平面方向に亙って所定長摺動可能とな
っており、さらにその上面には、方形の磁石(18)を収
納させた凹部(19)を設けている。
【0021】このガスケット取付具のガスケット固定溝
(15)にその固定部(20a)を嵌入することで、仕切ガ
スケット(20)を扉(9)の側面の外方に上下に亙って
支持固定している。
【0022】仕切ガスケット(20)は、左扉(8)の左
扉対向部にも同様に設けられているものであり、軟質合
成樹脂の押出成形により形成され、その断面を肉厚の固
定部(20a)と複数の薄肉の断熱空気層(20b)および
マグネット(20c)を挿入したマグネット保持部(20
d)とから形成するとともに、空気層(20b)の外端部
に位置して対向配置したマグネット(20c)同士を当接
密着させて左右扉(8)(9)間を気密にシールしてい
る。
【0023】しかして、冷蔵室の開口部を閉塞する左右
扉(8)(9)の反枢支側の上面には、凹部(22)を形
成し、凹部内には扉の開放ユニット(23)を設けてい
る。
【0024】扉開放ユニット(23)は、図2に示すよう
に、凹部内に設置した図示しないステッピングモータな
どの駆動モータと、このモータの出力シャフトに取り付
けられたピニオンギア(24)とラック(25)とからな
り、ラック(25)を形成するノックピンにより、開扉ス
イッチが操作された場合にはモータを回転させ、この回
転力をラック&ピニオン機構によって直線動作に変更
し、ノックピン(25)を冷蔵庫本体(1)側へ突出させ
る。
【0025】この扉(9)の反枢支側端縁から突出した
ノックピン(25)の先端は、本体上部の開口部周縁に当
接し、その突き放し作用によって扉を回動し、貯蔵室
(2)の前面開口部を開放するものである。また、ノッ
クピン(25)の他端には、ノックピンを常時突出方向と
は逆の方向へ付勢しているコイルバネ(26)を設けてい
る。
【0026】ノックピン(25)の先端には、図示しない
が、緩衝用のゴムキャップを取り付けて、ノックピンが
本体側に当接した際の衝撃音の発生を防止しており、扉
上面の凹部(22)に配設した扉開放ユニットの上部はユ
ニットカバー(27)によって被覆保護されている。
【0027】扉開放ユニット(23)の基本構成は上述し
たとおりであるが、観音開き式扉の長所は、左右扉を個
々に開扉できることから、扉幅が小さくなって回転半径
が縮小する設置スペース効果とともに、必要な一方の扉
のみを開いて冷気の無駄な流出を防止するところにあ
り、左右扉(8)(9)を図示しない個々の開扉スイッ
チへのタッチ操作で、個々に開扉させることになり、駆
動装置としては前記ステッピングモータの回転ではな
く、ソレノイドを利用する方法もある。
【0028】扉(9)の上部に設けた扉キャップ(12)
の非枢支側の上面に形成した前記凹部(22)には、開閉
扉時における仕切ガスケット(20)の移動をおこなう回
動マグネット(28)を収納配設している。
【0029】この回動マグネット(28)は、前記ピニオ
ンギア(24)に同軸固定されて円盤状をなし、S極とN
極とを平面上に区分して設けたもので、開扉の際のピニ
オンギアの回転、例えば180度回転により、扉の対向
面側に位置していたS極をN極に置換するように配置し
ている。
【0030】しかして、回動マグネット(28)の近傍の
扉側面には、前記ガスケット取付具(14)上部の凹部
(19)内における磁石(18)を非接触で対向配設してお
り、回動マグネットの回動による極性変化によって磁石
(18)を吸着することで、ガスケット取付具(14)と同
時に仕切ガスケット(20)をも扉側へ吸引して、マグネ
ット同士で吸着状態にある対向扉側の仕切ガスケットよ
り剥離し、ガスケット間のこすれをなくして右扉(9)
を開放させる作用をおこなう。
【0031】本発明の1実施形態の構成は上記のとおり
であり、以下、扉を開放する際の動作について、右扉
(9)を例として説明する。
【0032】右扉(9)を開扉するときは、左右扉の平
面図である図3の(a)に示すように、図示しない扉開
放スイッチの操作によってステッピングモータが回転
し、この回転にともなって、回動マグネット(28)が所
定角度、例えば180度回転する。
【0033】この回転によって、図3の(b)に示すよ
うに、マグネットのS極の位置はN極と入れ替わり、回
動マグネット(28)に非接触で近接している磁石(18)
は吸引されて、対向ガスケットのマグネット(20c)面
から剥離する。
【0034】そして、この動作と併行して、回動マグネ
ット(28)と同軸のピニオンギア(24)も180度回転
するものであり、この回転によって、ノックピン(25)
がラックにより本体(1)側へ水平移動し、本体の開口
縁部を突き放して扉(9)を開放させる動作をおこなう
が、このとき上記作用により左右扉対向部の仕切ガスケ
ット(20)は剥離状態にあるため、互いにこすれあうこ
とがなく開扉するものである。
【0035】上記において、ステッピングモータの動作
に対するピニオンギアとノックピンの動作係合を別に
し、ピニオンギアの回転で回動マグネットを回動させた
後、ノックピンを動作させるタイミングとすることで、
開扉のために扉本体が動き出す前に、磁石部を吸引して
仕切ガスケットを対応ガスケットから引き剥がす動作を
より確実なものとすることができる。
【0036】開扉時における左右の仕切ガスケット間の
剥離は、開扉動作をスムーズに軽くおこなえるのみでな
く、こすれによるガスケット被膜の摩耗劣化を防止する
ことができ、耐用寿命を長くする効果を奏するものであ
る。
【0037】また、図4に示すように、回動マグネット
(28)の極の初期位置を磁石の極に対して傾けておき、
マグネットの回転を閉扉時と開扉時で逆方向とすれば、
閉扉時である(a)の状態から回動マグネットの矢印方
向への回転により、ガスケット取付具に設けた磁石(1
8)の動作方向が傾斜状態に変化する。その結果(b)
に示すように、開扉時に対向側のガスケットから引き剥
がす方向への吸引力を設定することができ、仕切ガスケ
ットは対向する左扉の仕切ガスケットに対して斜め方向
へ傾斜しながら離間するため、より小さな力で密着して
いるマグネット間の剥離がなされるものであり、こすり
合うことによる摩耗の問題はない。
【0038】図5は、本発明の他の実施形態を示す冷蔵
庫扉の横断面図であり、右扉(39)の反枢支側に設けた
ハンドル(41)を可動式とし、手指を挿入する凹陥部
(40)に設けた把手部(42)より端面側に設けた枢支部
(43)を支点として水平方向に回動するようにしてい
る。
【0039】ハンドルの枢支部(43)にはギア(45)が
同軸に固着されており、ギア(45)の本体側にはギアの
回転で係合回転するピニオン(54)を設け、このピニオ
ン(54)と同軸に回動マグネット(58)を取り付けてい
る。
【0040】回動マグネット(58)は前記実施例の回動
マグネットと同様に、S極とN極を平面上に有し、回動
により扉端面側に位置する極性を置換するものであり、
左扉の対向面に設置したガスケット取付具(44)の磁石
(48)と非接触で対向配設している。そして、回動マグ
ネット(58)の回動による極性変化によって磁石(48)
を吸着し、ガスケット取付具(44)と同時に仕切ガスケ
ット(50)をも内方へ吸引して、マグネット同士で吸着
状態にある対向扉側の仕切ガスケットより剥離し、ガス
ケット間のこすれをなくして右扉(39)を開放させる作
用をおこなうものである。
【0041】また、枢支部(43)の反把手側には、本体
側へ突出するノックピン(55)を取り付け、ハンドル
(41)の回動を直線運動に変更して本体の開口部端面を
押圧するようにしている。
【0042】扉(39)を開扉するときは、ハンドルの把
手部(42)を手前側へ回動すると枢支部(43)に軸支さ
れたギア(45)が所定角度回動して、この回動によりピ
ニオン(54)が回転し、これにともなって回動マグネッ
ト(58)が所定角度、例えば180度回転する。回動マ
グネット(58)の回転によって、マグネットのS極の位
置はN極と入れ替わり、回動マグネットに非接触で近接
している磁石(48)は吸引されて、対向ガスケットのマ
グネット面から剥離するものである。
【0043】そして、この動作と併行して、ハンドル
(41)の回動により反把手側に軸支したノックピン(5
5)が本体側に突出し、本体開口部を押圧することでハ
ンドル(41)による開扉力を軽減するものであり、この
とき上記作用により左右扉対向部の仕切ガスケット(5
0)は剥離状態にあるため、互いにこすれあうことがな
く開扉するものである。
【0044】開扉時における左右の仕切ガスケット(5
0)間の剥離は、開扉動作をスムーズに軽くおこなえる
のみでなく、こすれによるガスケット被膜の摩耗劣化を
防止することができ、耐用寿命を長くする効果を奏する
ものである。
【0045】上記書く実施形態の説明においては、仕切
ガスケットの密着剥離を、右扉の開閉による作用構成で
説明したが、この密着剥離作用は左扉の仕切ガスケット
においても同様であり、上述の構成によって、左右扉の
開閉順序の制約をなくした仕切体のない扉の開閉が得ら
れるものであり、個々の扉の閉扉の際にも確実に扉間の
密着シールができる。
【0046】左右扉の対向部における本体開口部との間
隙の密閉シールについては、図示しないが、左右扉の対
向部における冷蔵庫本体の開口部の上下部に、左右扉の
対向部の中心位置に向かって突出するシール突部を設
け、この部分に左右扉各々の仕切ガスケットを当接させ
る構成とする。これにより、左右扉の対向部の上下端部
における庫内外の間隙、および左右扉間と本体前縁との
上下部における庫内外の間隙を密閉することができ、貯
蔵庫内と外気のエアシールを良好におこなうことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、貯蔵庫内の容積を減少させることなく、また、
左右扉の開閉順序の制約をなくし、庫内を一室空間とし
て使用することができ、扉の開放に大きな力を要するこ
とがないので、使い勝手が向上するとともに、ガスケッ
ト同士を密着してシールする方式であっても、開閉扉の
際に双方のガスケットがこすれあうことがなく、摩耗す
る懸念がない扉開放装置を簡単で安価な構成で得ること
ができる。
【0048】請求項2の発明によれば、開扉動作と同時
に仕切ガスケットを対向ガスケットとの密着面から斜め
方向に引き剥がし離間するという合理的作用をおこなう
ことができる。
【0049】請求項3の発明によれば、部品数が少なく
て省スペースであるとともに機構が簡単で開扉力が少な
く、開閉扉の際に双方のガスケットがこすれあわずに摩
耗する懸念がない扉開放装置を得ることができる。
【0050】請求項4の発明によれば、部品数の少ない
簡単な機構でスペースの狭い空間にも設置できる扉開放
装置を得ることができる。
【0051】請求項5の発明によれば、開扉のために扉
本体が動き出す前に、磁石部を吸引して仕切ガスケット
を対応ガスケットから引き剥がすことを、より確実にお
こなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の扉装置を設けた冷蔵庫を
示す斜視図である。
【図2】図1の扉装置における仕切ガスケット部分の分
解斜視図である。
【図3】図2における仕切ガスケット部分の平面図であ
り、(a)は左右扉の閉扉状態図、(b)は右扉の開扉
開始時の状態図を示す。
【図4】図3の変形構成であり、(a)は左右扉の閉扉
状態図、(b)は、右扉の開扉開始時の状態図を示す。
【図5】本発明の他の実施形態を示す仕切ガスケット部
分の平面図である。
【符号の説明】
1;冷蔵室本体 8;左扉 9、39;右扉 10、11;マグネットガスケット 12;扉キャップ
13;凹溝 14、44;ガスケット取付具 15;ガスケット固定
溝 16;係合ピン 17;摺動溝 18、4
8;磁石 19;凹部 20、50;仕切ガスケット 22;
凹部 23;扉開放ユニット 24、54;ピニオンギア 25、55;ノックピン 26;コイルバネ 27;ユ
ニットカバー 28、58;回動マグネット 40;凹陥部 41;ハ
ンドル 42;把手部 43;枢支部 45;ギ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前面開口部を左右に区分して開放
    するように設けられた観音開き式開閉扉と、この扉から
    本体側へ突出して本体面を押圧し扉を開放する押圧開放
    機構と、この押圧開放機構の動作に連動して回動するマ
    グネットと、回動マグネットの近傍に磁石部を設けると
    ともにこの磁石部を実質的に一体化し、左右扉の対向面
    に上下に亙って対向当接して開口部を閉塞するように設
    けた仕切ガスケットとからなり、前記押圧開放機構の開
    扉動作と連動してマグネットを回動させ、所定位置の極
    性の変化により磁石部を吸引して仕切ガスケットを対向
    ガスケットとの当接面から離間させるようにしたことを
    特徴とする冷蔵庫等の扉開放装置。
  2. 【請求項2】 開扉動作により仕切ガスケットの磁石部
    を斜め方向に離間移動させるようマグネットの回動角度
    を設定したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫等の
    扉開放装置。
  3. 【請求項3】 開扉ハンドルを可動式とし、ハンドルに
    よる開扉動作で押圧開放機構を突出させるとともにマグ
    ネットを回動させ、所定位置の極性を変えて磁石を吸引
    するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載
    の冷蔵庫等の扉開放装置。
  4. 【請求項4】 扉の押圧開放機構を電磁駆動ユニットと
    し、開扉信号による電磁駆動ユニットの開扉動作によっ
    てマグネットを回動させ、所定位置の極性を変えて磁石
    を吸引するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の冷蔵庫等の扉開放装置。
  5. 【請求項5】 扉の押圧開放機構をステッピングモータ
    やソレノイド等の駆動ユニットにより突出するプランジ
    ャーとし、駆動ユニットの動作によりマグネットを回動
    させ、所定位置の極性を変えて磁石を吸引した後、開扉
    動作をおこなうようにしたことを特徴とする請求項4記
    載の冷蔵庫等の扉開放装置。
JP2001310616A 2001-10-05 2001-10-05 冷蔵庫等の扉開放装置 Pending JP2003121062A (ja)

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