JP2003120950A - ヒートポンプ暖房システム - Google Patents

ヒートポンプ暖房システム

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JP2003120950A
JP2003120950A JP2001317069A JP2001317069A JP2003120950A JP 2003120950 A JP2003120950 A JP 2003120950A JP 2001317069 A JP2001317069 A JP 2001317069A JP 2001317069 A JP2001317069 A JP 2001317069A JP 2003120950 A JP2003120950 A JP 2003120950A
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heat
heater
heat pump
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sent
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Nobuhiro Mori
伸浩 森
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプを用いた暖房システムにおい
て、大きな加熱能力のヒートポンプを用いることを必要
とせずに、暖房の立ち上がり時間を早くすること。 【解決手段】 ヒートポンプ11を用いた暖房システム
10であって、運転開始当初は、ヒートポンプ11から
送られてきた熱媒を三方弁16により蓄熱槽13内の熱
交換器14を経由させ、より高温に昇温させて暖房器1
2に送り、定常状態に移行したと判断した後には、三方
弁16を切り替え、ヒートポンプ11から送られてきた
熱媒を直接暖房器12に送るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒートポンプを用い
た暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000-46417号公報に記載の暖房シス
テムでは、ヒートポンプと床暖房パネル(暖房器)の間
で熱媒を循環させている。ヒートポンプで加温した熱媒
を、床暖房パネルまでの配管で循環させ、そこで熱媒の
熱を放出して床を暖房する。床暖房ではヒートポンプの
電源を投入してすぐに、暖めようとする部屋のみならず
床そのものも暖める必要があり、熱容量が大きく、一般
的な空調に比べて必要な熱量が大きい。そのため、床暖
房を立ち上げるのに長時間かかってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような床暖房等の
暖房システムでは暖房の立ち上がり時に最も多くの熱量
が必要であり、ヒートポンプの熱媒に高温を得ることが
できると尚良い。しかしながら、ヒートポンプは、一般
的に多くの熱量、高い温度を得ることが苦手であり、立
ち上がり時間を早くすることに困難がある。
【0004】本発明の課題は、ヒートポンプを用いた暖
房システムにおいて、大きな加熱能力のヒートポンプを
用いることを必要とせずに、暖房の立ち上がり時間を早
くすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、熱媒
に熱を与えるヒートポンプと、上記熱媒から熱を受け取
る暖房器と、蓄熱槽と、ヒートポンプから送られてきた
熱媒を直接暖房器に送るか、蓄熱槽を経由させ更に昇温
して暖房器に送るか切り替えるための三方弁と、蓄熱槽
内においてヒートポンプから送られてきた熱媒に蓄熱槽
内の熱を与えるための熱交換器と、からなるヒートポン
プ暖房システムであり、運転開始当初は、ヒートポンプ
から送られてきた熱媒を三方弁により蓄熱槽内の熱交換
器を経由させて暖房器に送り、定常状態に移行したと判
断した後には、三方弁を切り替え、ヒートポンプから送
られてきた熱媒を直接暖房器に送るようにしたものであ
る。
【0006】請求項2の発明は、熱媒に熱を与えるヒー
トポンプと、上記熱媒から熱を受け取る暖房器と、蓄熱
槽と、ヒートポンプから送られてきた熱媒を直接暖房器
に送るか、蓄熱層を経由させ更に昇温して暖房器に送る
か切り替えるための第1三方弁と、ヒートポンプから送
られてきた熱媒を蓄熱槽と第1三方弁のいずれに送るか
切り替えるための第2三方弁と、蓄熱槽内においてヒー
トポンプから第1三方弁を介して送られてきた熱媒に蓄
熱層内の熱を与えるための第1熱交換器と、蓄熱槽内に
おいてヒートポンプから第2三方弁を介して送られてき
た熱媒から蓄熱層内に熱を与えるための第2熱交換器
と、からなるヒートポンプ暖房システムであり、運転開
始当初は、ヒートポンプから送られてきた熱媒を第1三
方弁と第2三方弁により蓄熱槽内の熱交換器を経由させ
て暖房器に送り、定常状態に移行したと判断した後に
は、第1三方弁を切り替え、ヒートポンプから送られて
きた熱媒を直接暖房器に送るとともに、ヒートポンプか
ら送られてきた熱媒を第2三方弁により蓄熱槽内の第2
熱交換器に送り、蓄熱槽内に蓄熱を行なうようにしたも
のである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記定常状態に移行したことの判断基準
として、暖房器に出入りする熱媒の温度と流量を測定
し、暖房器で放出された熱量を求め、暖房器の運転開始
当初は、熱媒をヒートポンプから蓄熱槽を通して暖房器
へ送り、暖房器から放出された熱量よりもヒートポンプ
出力の方が多くなった時点で定常状態に移行したと判断
するようにしたものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記定常状態に移行したことの判断基準
として、暖房器による暖房領域の温度又は暖房器から出
る熱媒の温度を測定し、その測定温度が設定温度に到達
した時点で定常状態に移行したと判断するようにしたも
のである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 蓄熱槽に予め熱を蓄えておき、暖房の立ち上げ当初は
ヒートポンプで一度暖めた熱媒を蓄熱槽に通して更に加
温することで該熱媒をより高温に昇温させ、多くの熱
量、高い温度の熱媒を暖房器に送ることができる。これ
により、ヒートポンプ単独の暖房システムに比べて多く
の熱量、高い熱媒を得ることが可能になり、暖房器の立
ち上がり時間を短縮することが可能になる。また、立ち
上げ後の室内を暖房するために必要な熱量を基準にヒー
トポンプの能力を決定することが可能となるため、大き
な加熱能力のヒートポンプを用いる必要がなくなり、安
価でコンパクトな暖房システムを構築できる。
【0010】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 ヒートポンプを蓄熱槽内の第2熱交換器につないで蓄
熱槽内に蓄熱を行なうことできるようにしたから、暖房
器の立ち上げ等により蓄熱量の減少した蓄熱槽に再び蓄
熱量を確保できる。
【0011】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 暖房器から放出された熱量をヒートポンプ出力と比較
することにより、暖房器の運転が定常状態に入ったこと
を判断し、暖房器の熱源をヒートポンプのみに切り替え
ることができる。
【0012】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 暖房器による暖房領域の温度(又は暖房器から出る熱
媒の温度)をその設定温度と比較することにより、暖房
器の運転が定常状態に入ったことを判断し、暖房器の熱
源をヒートポンプのみに切り替えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のヒートポン
プ暖房システムを示す配管図、図2は第1実施形態の運
転モードを示し、(A)は立ち上がりモードを示す配管
図、(B)は定常モードを示す配管図、(C)は蓄熱モ
ードを示す配管図、図3は第2実施形態のヒートポンプ
暖房システムを示す配管図、図4は第2実施形態の運転
モードを示し、(A)は立ち上がりモードを示す配管
図、(B)は定常モードを示す配管図、(C)は貯湯モ
ードを示す配管図である。
【0014】(第1実施形態)(図1、図2) 図1は、床暖房のためのヒートポンプ暖房システム10
を示し、暖房システム10はヒートポンプ11と、暖房
器12と、蓄熱槽13と、熱交換器14と、予熱装置1
5と、三方弁16と、制御装置17とを有して構成され
る。
【0015】ヒートポンプ11は、熱媒入口に入ってき
た熱媒に熱を与える。そして、熱せられた熱媒を熱媒出
口へ送る。
【0016】暖房器12は、一端が熱媒入口、他端が熱
媒出口となる熱媒配管が床パネル等の床構成部材に設置
されたものであり、熱媒から熱を受け取り、放熱する。
ここで、ヒートポンプ11の熱媒出口と暖房器12の熱
媒入口は、往路管41で接続され、ヒートポンプ11の
熱媒入口と暖房器12の熱媒出口は、復路管42で接続
されている。
【0017】蓄熱槽13は、下端に給水管、上端に給湯
管が接続された貯湯槽であり、内部のお湯を蓄熱状態で
貯える。また、蓄熱槽13には、給水管から水が供給さ
れる。この水は後述する予熱装置15でお湯に加温され
る。このお湯は、給湯管から給湯設備に送られる。蓄熱
槽13の上部のお湯は常に熱湯となっている。
【0018】熱交換器14は、蓄熱槽13内の上部に設
置され、ヒートポンプ11から送られてきた熱媒に蓄熱
層13内のお湯から熱を与える。
【0019】予熱装置15は、蓄熱槽13内の下部に設
置され、例えばシーズヒータから構成される。予熱装置
15は、給水管からの水を加温してお湯とすることで蓄
熱槽13に蓄熱する。
【0020】三方弁16は、往路管41上に設けられ、
ヒートポンプ11から送られてきた熱媒を直接暖房器1
2に送るか、蓄熱槽13を経由させ更に昇温して暖房器
12に送るかの切り替えを行なう。三方弁16の分岐口
と熱交換器14の熱媒入口は分岐往路管51で接続され
ている。また、熱交換器14の熱媒出口は、分岐復路管
52で、往路管41における三方弁16と暖房器12の
熱媒入口との間に接続されている。
【0021】制御装置17は、三方弁16を切り替え制
御する。即ち、制御装置17は、暖房システム10の運
転開始当初は、ヒートポンプ11から送られてきた熱媒
を三方弁16により蓄熱槽13内の熱交換器14を経由
させ、お湯から熱媒に熱を与えてより高温に昇温させて
暖房器12に送り、暖房器12の暖房能力を上げる。ま
た、制御装置17は、暖房システム10が定常状態に移
行したと判断した後には、三方弁16を切り替え、ヒー
トポンプ11から送られてきた熱媒を直接暖房器12に
送ることでより効率的に暖房を行なう。
【0022】制御装置17は、暖房システム10の運転
開始を、暖房器12に設けたスイッチ12Aのオンによ
り検知する。
【0023】制御装置17は、暖房システム10が定常
状態に移行したことの判断基準として、暖房器12の熱
媒入口と出口のそれぞれに設けた熱媒温度センサ21、
22の測定結果と、暖房器12の熱媒出口(入口でも
可)の熱媒流量計23の測定結果に基づき、暖房器12
で放出された熱量を求める。本実施形態では、熱媒流量
計23をヒートポンプ11の熱媒入口(戻り口)に設け
たが、この熱媒入口は暖房器12の熱媒出口と、往路管
42上にあるため実質的に同じである。そして、制御装
置17は、暖房器12の運転開始当初は、熱媒をヒート
ポンプ11から蓄熱槽13を通して暖房器12へ送り、
暖房器12で放出された熱量をヒートポンプ11の出力
に比較し、ヒートポンプ11の出力の方が多くなった時
点で定常状態に移行したと判断する。ヒートポンプ11
の出力は、予めヒートポンプ10について求めた熱媒流
量−出力特性と、上記熱媒流量計23が測定したヒート
ポンプ11の熱媒流量測定結果とから演算される。尚、
ヒートポンプ11の出力は、ヒートポンプ11の熱媒出
口と戻り口のそれぞれに設けた熱媒温度センサの測定結
果と、ヒートポンプ11の熱媒出口又は戻り口に設けた
熱媒流量計の測定結果に基づき演算されても良い。
【0024】従って、暖房システム10の運転モードは
以下の如くになる。 (1)立ち上がりモード(図2(A)) 床暖房のスイッチ12Aを入れた直後の暖房システム1
0の立ち上がり時には、三方弁16の切り替えをヒート
ポンプ11から蓄熱層13へ向かうように切り替えてお
く。ヒートポンプ11にて熱を与えられた熱媒は、三方
弁16を経て予熱装置15により予め高温に暖められて
いる蓄熱槽13内の熱交換器14に入り、熱交換を行な
うことにより更に温度が高くなる。その後、この熱媒は
暖房器12へ入り、そこで熱を放出させて床パネル等の
床構成部材と部屋を暖め、ヒートポンプ11へ戻る。
【0025】(2)定常モード(図2(B)) 暖房システム10が定常状態に移行したことを制御装置
17により判断したときには、暖房器12による暖房対
象が十分に暖まり、蓄熱槽13の熱を用いなくても暖房
が可能になったものと判断し、ヒートポンプ11のみを
熱源とした運転(定常運転)に入る。このときには、三
方弁16の切り替えをヒートポンプ11から直接暖房器
12に向かうように切り替える。このときの熱媒はヒー
トポンプ11で暖められ、その後三方弁16から暖房器
12へ入る。熱媒は暖房器12で熱を放出後、ヒートポ
ンプ11へ戻る。
【0026】(3)蓄熱モード(図2(C)) 暖房システム10の運転停止後、暖房システム10の立
ち上げによる蓄熱量の減少した蓄熱槽13に、予熱装置
15を用いて再び蓄熱量を確保する。その方法として
は、例えばシーズヒータを用いて深夜電力で蓄熱すれ
ば、安価に蓄熱することが可能になる。
【0027】本実施形態によれば以下の作用がある。 蓄熱槽13に予め熱を蓄えておき、暖房の立ち上げ当
初はヒートポンプ11で一度暖めた熱媒を蓄熱槽13に
通して更に加温することで該熱媒をより高温に昇温さ
せ、多くの熱量、高い温度の熱媒を暖房器12に送るこ
とができる。これにより、ヒートポンプ11単独の暖房
システム10に比べて多くの熱量、高い熱媒を得ること
が可能になり、暖房器12の立ち上がり時間を短縮する
ことが可能になる。また、立ち上げ後の室内を暖房する
ために必要な熱量を基準にヒートポンプ11の能力を決
定することが可能となるため、大きな加熱能力のヒート
ポンプ11を用いる必要がなくなり、安価でコンパクト
な暖房システム10を構築できる。
【0028】暖房器12から放出された熱量をヒート
ポンプ出力と比較することにより、暖房器12の運転が
定常状態に入ったことを判断し、暖房器12の熱源をヒ
ートポンプ11のみに切り替えることができる。
【0029】(第2実施形態)(図3、図4) 第2実施形態の暖房システム10が第1実施形態の暖房
システム10と異なる点は以下の通りである。第1実施
形態の熱交換器14を第1熱交換器とし、三方弁16を
第1三方弁として用いる他に、第2三方弁31と第2熱
交換器32を用いる。
【0030】第2三方弁31は、往路管41上における
ヒートポンプ11の熱媒出口と第1三方弁16との間に
設けられ、ヒートポンプ11から送られてきた熱媒を蓄
熱槽13と第1三方弁16のいずれに送るか切り替え
る。
【0031】第2熱交換器32は蓄熱層13内の下部
(但し、予熱装置51より上方)に設けられる。第2熱
交換器32はヒートポンプ11から第2三方弁31を介
して送られてきた熱媒から蓄熱層13内に熱を与える。
また、第2熱交換器32は、熱媒入口と熱媒出口とを備
え、熱媒入口は第2三方弁31の分岐口に第2分岐往路
61で接続され、熱媒出口は復路管42に第2分岐復路
62で接続されている。
【0032】制御装置17は、第1三方弁16と第2三
方弁31を切り替え制御する。即ち、制御装置17は、
暖房システム10の運転開始当初は、ヒートポンプ11
から送られてきた熱媒を第1三方弁16と第2三方弁3
1により蓄熱槽13内の第1熱交換器14を経由させ、
より高温に昇温させて暖房器12に送り、暖房器12の
暖房能力を上げる。また、制御装置17は、暖房システ
ム10が定常状態に移行したと判断した後には、第1三
方弁16を切り替え、ヒートポンプ11から送られてき
た熱媒を直接暖房器12に送ることでより効率的に暖房
を行なう。
【0033】従って、暖房システム10の運転モードは
以下の如くになる。 (1)立ち上がりモード(図4(A)) 床暖房のスイッチ12Aを入れた直後の暖房システム1
0の立ち上がり時には、第2三方弁31の切り替えをヒ
ートポンプ11から第1三方弁16へ向かうように切り
替え、かつ第1三方弁16の切り替えをヒートポンプ1
1から蓄熱層13へ向かうように切り替えておく。ヒー
トポンプ11にて熱を与えられた熱媒は、第2三方弁3
1と第1三方弁16を経て予熱装置15により予め高温
に暖められている蓄熱層13内の第1熱交換器14に入
り、熱交換を行なうことにより更に温度が高くなる。そ
の後、この熱媒は、暖房器12へ入り、そこで熱を放出
させて床パネル等の床構成部材で部屋を暖め、ヒートポ
ンプ11へ戻る。
【0034】(2)定常モード(図4(B)) 暖房システム10が定常状態に移行したことを制御装置
17により判断したときには、暖房器12による暖房対
象が十分に暖まり、蓄熱層13の熱を用いなくても暖房
が可能になったものと判断し、ヒートポンプ11のみを
熱源とした運転(定常運転)に入る。このときには、第
2三方弁31の切り替えをヒートポンプ11から第1三
方弁16へ向かうように維持しながら、第1三方弁16
の切り替えをヒートポンプ11から直接暖房器12に向
かうように切り替える。このときの熱媒はヒートポンプ
11で暖められ、その後、第2三方弁31と第1三方弁
16から暖房器12へ入る。熱媒は暖房器12で熱を放
出後、ヒートポンプ11へ戻る。
【0035】(3)貯湯モード(図4(C)) 暖房システム10の運転停止後、暖房システム10の立
ち上げにより蓄熱量の減少した蓄熱槽13に、先ずヒー
トポンプ11を用いて蓄熱する。このとき、第2三方弁
31の切り替えをヒートポンプ11から蓄熱槽13へ向
かうように切り替え、ヒートポンプ11からの熱媒を第
2三方弁31から蓄熱層13の第2熱交換器32に導い
て放熱させた後にヒートポンプ11へ戻す。その後、蓄
熱槽13に設置してある予熱装置15を用いて更に蓄熱
量を確保する。
【0036】本実施形態によれば、第1実施形態の作用
に加え、以下の作用がある。ヒートポンプ11を蓄熱槽
13内の第2熱交換器32につないで蓄熱槽13内に蓄
熱を行なうことできるようにしたから、暖房器12の立
ち上げ等により蓄熱量の減少した蓄熱槽13に再び蓄熱
量を確保できる。
【0037】尚、第1実施形態と第2実施形態の暖房シ
ステム10において、暖房システム10が定常状態に移
行したことの、制御装置17による判断基準としては、
暖房器12による暖房領域の温度(例えば床表面温度、
床構成部材の温度等)又は暖房器12の熱媒出口温度を
測定し、それらの測定温度を制御装置17に予め定めた
設定温度と比較し、それらの測定温度が設定温度に到達
した時点で定常状態に移行したと判断することができ
る。
【0038】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒートポ
ンプを用いた暖房システムにおいて、大きな加熱能力の
ヒートポンプを用いることを必要とせずに、暖房の立ち
上がり時間を早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のヒートポンプ暖房システ
ムを示す配管図である。
【図2】図2は第1実施形態の運転モードを示し、
(A)は立ち上がりモードを示す配管図、(B)は定常
モードを示す配管図、(C)は蓄熱モードを示す配管図
である。
【図3】図3は第2実施形態のヒートポンプ暖房システ
ムを示す配管図である。
【図4】図4は第2実施形態の運転モードを示し、
(A)は立ち上がりモードを示す配管図、(B)は定常
モードを示す配管図、(C)は貯湯モードを示す配管図
である。
【符号の説明】
10 暖房システム 11 ヒートポンプ 12 暖房器 13 蓄熱槽 14 熱交換器、第1熱交換器 15 予熱装置 16 三方弁、第1三方弁 17 制御装置 31 第2三方弁 32 第2熱交換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒に熱を与えるヒートポンプと、 上記熱媒から熱を受け取る暖房器と、 蓄熱槽と、 ヒートポンプから送られてきた熱媒を直接暖房器に送る
    か、蓄熱槽を経由させ更に昇温して暖房器に送るか切り
    替えるための三方弁と、 蓄熱槽内においてヒートポンプから送られてきた熱媒に
    蓄熱槽内の熱を与えるための熱交換器と、 からなるヒートポンプ暖房システムであり、 運転開始当初は、ヒートポンプから送られてきた熱媒を
    三方弁により蓄熱槽内の熱交換器を経由させて暖房器に
    送り、定常状態に移行したと判断した後には、三方弁を
    切り替え、ヒートポンプから送られてきた熱媒を直接暖
    房器に送ることを特徴とするヒートポンプ暖房システ
    ム。
  2. 【請求項2】 熱媒に熱を与えるヒートポンプと、 上記熱媒から熱を受け取る暖房器と、 蓄熱槽と、 ヒートポンプから送られてきた熱媒を直接暖房器に送る
    か、蓄熱層を経由させ更に昇温して暖房器に送るか切り
    替えるための第1三方弁と、 ヒートポンプから送られてきた熱媒を蓄熱槽と第1三方
    弁のいずれに送るか切り替えるための第2三方弁と、 蓄熱槽内においてヒートポンプから第1三方弁を介して
    送られてきた熱媒に蓄熱層内の熱を与えるための第1熱
    交換器と、 蓄熱槽内においてヒートポンプから第2三方弁を介して
    送られてきた熱媒から蓄熱層内に熱を与えるための第2
    熱交換器と、 からなるヒートポンプ暖房システムであり、 運転開始当初は、ヒートポンプから送られてきた熱媒を
    第1三方弁と第2三方弁により蓄熱槽内の熱交換器を経
    由させて暖房器に送り、定常状態に移行したと判断した
    後には、第1三方弁を切り替え、ヒートポンプから送ら
    れてきた熱媒を直接暖房器に送るとともに、 ヒートポンプから送られてきた熱媒を第2三方弁により
    蓄熱槽内の第2熱交換器に送り、蓄熱槽内に蓄熱を行な
    うことを特徴とするヒートポンプ暖房システム。
  3. 【請求項3】 前記定常状態に移行したことの判断基準
    として、 暖房器に出入りする熱媒の温度と流量を測定し、暖房器
    で放出された熱量を求め、 暖房器の運転開始当初は、熱媒をヒートポンプから蓄熱
    槽を通して暖房器へ送り、暖房器から放出された熱量よ
    りもヒートポンプ出力の方が多くなった時点で定常状態
    に移行したと判断する請求項1又は2に記載のヒートポ
    ンプ暖房システム。
  4. 【請求項4】 前記定常状態に移行したことの判断基準
    として、 暖房器による暖房領域の温度又は暖房器から出る熱媒の
    温度を測定し、その測定温度が設定温度に到達した時点
    で定常状態に移行したと判断する請求項1又は2に記載
    のヒートポンプ暖房システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163641A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置および温水暖房装置
JP2012184865A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Mitsubishi Electric Corp 給湯システム
JP2014117627A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Ihi Corp 真空洗浄装置
KR101565368B1 (ko) * 2014-03-25 2015-11-03 오텍캐리어 주식회사 이원 냉동 사이클을 갖는 히트 펌프 시스템 및 그 운전 방법
WO2021101015A1 (ko) * 2019-11-20 2021-05-27 김성철 2중 열순환을 이용한 온실용 축열난방 장치

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