JP2003120630A - 解体防止用ボルト - Google Patents

解体防止用ボルト

Info

Publication number
JP2003120630A
JP2003120630A JP2001315953A JP2001315953A JP2003120630A JP 2003120630 A JP2003120630 A JP 2003120630A JP 2001315953 A JP2001315953 A JP 2001315953A JP 2001315953 A JP2001315953 A JP 2001315953A JP 2003120630 A JP2003120630 A JP 2003120630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
bolt
end side
base end
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001315953A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigefumi Tanaka
田中茂文
Takeo Okada
岡田健男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANNOHASHI KK
Original Assignee
SANNOHASHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANNOHASHI KK filed Critical SANNOHASHI KK
Priority to JP2001315953A priority Critical patent/JP2003120630A/ja
Publication of JP2003120630A publication Critical patent/JP2003120630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dowels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の市販の工具ではボルトを回転することが
できない、解体防止用ボルトを提供することを目的とす
る。 【解決手段】ボルトの頭部1の基本形態は、頭部1の基
端側の断面積よりも先端側の断面積が小さい、円錐台形
に形成する。円錐台形の周囲の締結力伝達面14は、平
面部の存在しない、波型の凹凸面に形成する。頭部1の
頂面は、外側に膨張した曲面として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解体防止用ボルト
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のボルトは、解体時を考慮してボル
ト頭部の形状を多角形に構成したり、あるいは頂面に溝
を刻設して形成している。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】そのために締結、解
体は容易であるが、解体防止用のボルトとして利用しよ
うとしても、自由な解体を阻止することができないとい
う問題があった。すなわち、頭部が多角形の短柱である
ことから、レンチ、スパナ、タガネ、プライヤー、ドラ
イバーなど市販の工具で容易に解体することができる。
そのために、たとえば自動車用のボルトの不正な改造や
盗難を阻止すること、あるいは電子機器の重要部位、危
険部品の解体を防止するようなことが困難であった。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、通常の市販の工具では
ボルトを回転することができない、解体防止用ボルトを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の解体防止用ボルトは、頭部と、頭
部の基端側に形成したねじ部とより構成したボルトにお
いて、頭部の基本形態は、頭部の基端側の断面積よりも
先端側の断面積が小さい、円錐台形に形成し、円錐台形
の周囲の締結力伝達面は、平面部の存在しない、波型の
凹凸面に形成し、頭部の頂面は、外側に膨張した曲面と
して形成した、解体防止用ボルトを特徴としたものであ
る。
【0006】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の解体防止用ボルトの実施例について説明する。
【0007】<イ>全体の形状。 本件ボルトの基本の形態は、従来のボルトと同様であ
る。すなわち、頭部1と、頭部1の基端側に形成したね
じ部2とより構成する。ねじ部2の直径は頭部1の直径
よりも小さく、外周にねじを刻設してある。ねじ部2に
は左ねじを刻設する場合もある。
【0008】<ロ>頭部1の基本形態。 頭部1の基本形態は図3に示すように、頭部1の基端側
11の断面積よりも先端側12の断面積が小さい、円錐
台Aの形状に形成する。ここでいう断面積とは、ねじの
中心軸と直交して横断する方向の断面の面積のことであ
る。そして頭部1の頂面13は、外側に向けて膨張した
曲面として形成する。
【0009】<ハ>締結力伝達面。 円錐台Aの壁面に相当する周囲の面は締結力伝達面14
として構成する。そしてこの締結力伝達面14は、どこ
にも平面部の存在しない、波型の連続した凹凸面として
形成する。波型の突部は図1,2の実施例では5箇所で
あるが、この形状に限らず、複数の位置に突部が形成し
てあればよい。以上のように、円錐台Aの頭部1は、そ
の頂面は外側に向けて膨張した曲面であり、周囲の締結
力伝達面14は、波型の連続した凹凸面であるから、ど
こにも平面が存在せず、平面の交差も存在しない。した
がってこの頭部1には、市販の工具によって解体できる
ような手がかりが存在しないことになる。
【0010】<ニ>鍔板。 頭部1の基端側11と、ねじ部2との境界には、頭部1
の基端側の断面積よりも大きい面積を備えた、円盤状の
板体を鍔板3として突設する。この鍔板3は、上記のよ
うな変形した頭部1による締結力を、被締結物に均等に
伝達するための座金である。この鍔板3はボルトの中心
軸と直交する方向に突設した円盤状の板体であるから、
ボルト解体の手がかりになりにくいが、さらにその厚さ
を1ミリ程度の薄い部材として構成しておけば、解体の
手がかりにならない。鍔板3をボルトと一体構造とせ
ず、ボルトとは別部品のワッシャーとして構成すること
もできる。その場合には、さらに解体のための手がかり
となりにくい。
【0011】<ホ>高周波焼入れ。 上記のように構成したボルトにおいて、少なくとも頭部
1は高周波焼入れを行って形成する。その結果、タガネ
などによって溝を刻んで解体することが困難となる。
【0012】<ヘ>締結、解体。 本発明の対象はボルトであるから、必要に応じて回転を
与えて、ナットなどとの締結、解体が可能でなければな
らない。そのために、上記のボルト頭部1の形状に対応
した形状のボックスレンチのような専用工具を製造して
おく。そうすれば、専用工具を所有している関係者のみ
が、本件発明のボルトを締結し、あるいは必要に応じて
解体することができる。
【0013】
【本発明の効果】本発明の解体防止用ボルトは以上説明
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>締結力を伝達する部分がすべて曲面で形成してあ
る。したがって、市販のレンチやスパナ、ドライバーを
利用して解体することができない。そのためにたとえば
自動車部品や電器機器の締結ボルトとして、使用すれ
ば、窃盗犯が解体する行為や、不正な改良や危険な解体
を阻止することができる。 <ロ>タガネで頭部の一部に衝撃を与えて解体しようと
試みた場合にも、頭部1がすべて曲面で形成してあるか
ら、タガネが滑って外力の伝達が困難であり、解体を阻
止することができる。 <ハ>当事者は、専用の工具を準備しておけば、容易に
締結、解体を行うことができる。 <ニ>締結した後に外部に露出する外観は、従来の六角
柱のボルト頭部の認識からかけはなれた、なだらかな曲
面の連続である。そのために、使用者に斬新で心地良い
印象を与える、商品価値の高いボルトを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解体防止用ボルトの実施例の平面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】頭部の基本形状の説明図。
【図4】全体の斜視図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部と、 頭部の基端側に形成したねじ部とより構成したボルトに
    おいて、 頭部の基本形態は、頭部の基端側の断面積よりも先端側
    の断面積が小さい、円錐台形に形成し、 円錐台形の周囲の締結力伝達面は、平面部の存在しな
    い、波型の凹凸面に形成し、 頭部の頂面は、外側に膨張した曲面として形成した、 解体防止用ボルト
  2. 【請求項2】頭部の基端側と、ねじ部との境界には、 頭部の基端側の断面積よりも大きい面積を備えた鍔板を
    突設して形成した、 請求項1記載の、解体防止用ボルト
  3. 【請求項3】少なくとも頭部は高周波焼入れを行って形
    成した、 請求項1記載の、解体防止用ボルト
JP2001315953A 2001-10-12 2001-10-12 解体防止用ボルト Pending JP2003120630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315953A JP2003120630A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 解体防止用ボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315953A JP2003120630A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 解体防止用ボルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003120630A true JP2003120630A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19134044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001315953A Pending JP2003120630A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 解体防止用ボルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003120630A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500080A (ja) * 2005-06-29 2009-01-08 エシコン・インコーポレイテッド 改善された捩りドライブヘッドを備えた医用固定装置
JP2012036929A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Iwata Bolt Kk ねじ、当該ねじの製造方法および当該製造方法により製造したねじ
JP5113956B1 (ja) * 2012-09-10 2013-01-09 ユニファス株式会社 ボルト及びナット
JP5113951B1 (ja) * 2012-06-05 2013-01-09 ユニファス株式会社 ボルト及びナット
JP2018025204A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 株式会社ミック ロック手段

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500080A (ja) * 2005-06-29 2009-01-08 エシコン・インコーポレイテッド 改善された捩りドライブヘッドを備えた医用固定装置
US10213195B2 (en) 2005-06-29 2019-02-26 Ethicon, Inc. Medical fixation devices with improved torsional drive head
JP2012036929A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Iwata Bolt Kk ねじ、当該ねじの製造方法および当該製造方法により製造したねじ
JP5113951B1 (ja) * 2012-06-05 2013-01-09 ユニファス株式会社 ボルト及びナット
JP5113956B1 (ja) * 2012-09-10 2013-01-09 ユニファス株式会社 ボルト及びナット
JP2018025204A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 株式会社ミック ロック手段

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6626627B2 (en) Screw with tamper-proof head
WO2003076815A1 (fr) Vis inviolable, combinaison de celle-ci avec un embout de tournevis et poincon utilise dans la fabrication d'une vis inviolable
CA2537081A1 (en) Lock nut
JP2003120630A (ja) 解体防止用ボルト
US6843153B1 (en) Security screw
JP2006220210A (ja) 介在部材、締付具、及び被締付体
JP2011012788A (ja) 盗難防止ネジ、盗難防止ネジ用締付具、及び、これらを用いた盗難防止ネジセット
JP2014015990A (ja) 盗難防止用ダブルナット式締結具、専用工具、盗難防止用締結具セット、盗難防止用ナット、及びナットセット
JPH09291918A (ja) タッピンねじ
WO2005083278A1 (fr) Procede anti-desserrement destine a une unite de fixation de vis et dispositif correspondant
CN211174934U (zh) 一种防盗螺栓组件
JP2002122113A (ja) 鋼板用ネジ
KR200426314Y1 (ko) 풀림방지 스크류
JP2002357208A (ja) ねじ部品
JP4362217B2 (ja) 締付確認方法
JP3244560U (ja) タイヤ固定ナット構造
JPH0871931A (ja) 管継手締結用工具及びその工具を備えたソケットレンチ
TW201331483A (zh) 緊固螺栓
JP2003013933A (ja) 締着具
JPH0658314A (ja) 皿ナット
GB2313168A (en) Security fasteners
AU752416B2 (en) Security screw
JP2000337342A (ja) 締結具
TW202333883A (zh) 螺母鬆脫器
JP3090525U (ja) 盗難防止用ボルト