JP3090525U - 盗難防止用ボルト - Google Patents
盗難防止用ボルトInfo
- Publication number
- JP3090525U JP3090525U JP2002003396U JP2002003396U JP3090525U JP 3090525 U JP3090525 U JP 3090525U JP 2002003396 U JP2002003396 U JP 2002003396U JP 2002003396 U JP2002003396 U JP 2002003396U JP 3090525 U JP3090525 U JP 3090525U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- head
- umbrella
- shaped flange
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車等のナンバープレートの盗難防止に極
めて有効なボルトを提供すること。 【解決手段】 ネジ軸1の上端に傘状のフランジ部2が
設けられ、この傘状フランジ部2の上端に径を細くした
破断用くびれ部3を介して通常の回動工具が嵌合する回
動操作部を備えた頭部4が設けられており、前記破断用
くびれ部3が所定の回動トルクで切断されるように設定
されている構造とし、これにより、通常の回動工具でボ
ルトを所定の回動トルクまで締め付けるとくびれ部3が
破断してボルト頭部4が切除され、滑らかな表面を持つ
傘状のフランジ部2が実質的なボルト頭部として残るよ
うにした。
めて有効なボルトを提供すること。 【解決手段】 ネジ軸1の上端に傘状のフランジ部2が
設けられ、この傘状フランジ部2の上端に径を細くした
破断用くびれ部3を介して通常の回動工具が嵌合する回
動操作部を備えた頭部4が設けられており、前記破断用
くびれ部3が所定の回動トルクで切断されるように設定
されている構造とし、これにより、通常の回動工具でボ
ルトを所定の回動トルクまで締め付けるとくびれ部3が
破断してボルト頭部4が切除され、滑らかな表面を持つ
傘状のフランジ部2が実質的なボルト頭部として残るよ
うにした。
Description
【0001】
本考案は、盗難やいたずらのために容易に外すことができないようにした盗難 防止用のボルトに関する。
【0002】
現在、盗難車のナンバープレートをすり替える為に、ナンバープレートだけを 取り外して持ち去られるケースが多発している。これを防止するために従来では 例えばナンバープレートを取り付けているボルト頭部を特定の回動工具しか係合 しないような形状にしたり、或いは丸形の頭の上面に不等間隔で形成した係合穴 をあけて前記係合穴に嵌合する特殊な回動工具で回動するようにしたものが市販 されている。
【0003】 しかし、上記の従来構造では、一般人にとっては特殊な工具がないかぎり回動 することはできないが、特殊な工具さえ用意すれば窃盗プロでなくても誰でも極 めて容易に緩め回動することができるので全く盗難防止の役をなさない。
【0004】
そこで本考案は、ボルトを締め付けるときは通常のスパナやドライバー、ボッ クスレンチ等で普通のボルト等と同じようにボルト穴に螺入することができるも のでありながら、所定の回動トルクまで締め付けるとスパナ等が嵌合するボルト 頭部が切除され、滑らかな表面を持つ傘状のフランジ部が実質的なボルト頭部と して残存し、これによりボルトの取り外しを極めて困難なものにすることができ る盗難防止用ボルトを提供するにある。
【0005】
この目的を達成するために講じた本考案に係る盗難防止用ボルトの構成は、ネ ジ軸1の上端に傘状のフランジ部2が設けられ、この傘状フランジ部2の上端に 径を細くした破断用くびれ部3を介して通常の回動工具と嵌合する回動操作部を 備えた頭部4が設けられており、前記破断用くびれ部3が所定の回動トルクで切 断されるように設定されている構造とした。これにより、通常の回動工具でボル トを所定の回動トルクまで締め付けると、くびれ部3が破断してボルト頭部4が 切除され、回動頭部を持たない傘状のフランジ部2が実質的なボルト頭部として 残るようにした。これによりボルトの取り外しを極めて困難なものにすることが できる。
【0006】 本考案における前記頭部4は、通常の六角ボルトと同じ形態の平面視正六角形 に形成するのが好ましい。しかし、ビス頭形やボックス穴を備えたものとして実 施することができる。
【0007】 また、前記六角形に形成した頭部4の上面に、ドライバーが嵌合するプラス形 若しくはマイナス形の溝部4a又はボックスレンチが嵌合する四角形凹部4bや 六角形凹部4cを形成しておけば、締め付け時の回動工具の種類が多くて便利で ある。
【0008】
以下本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図中、図1乃至図3は、本考案にかかる盗難防止用ボルトの代表的な実施例を 示すものであって、M6サイズの金属製ネジ軸1の上端に滑らかな表面を持つ傘 状のフランジ部2が同軸的に設けられ、この傘状フランジ部2の上端に径を細く した破断用くびれ部3を介して通常の六角ボルトと同じ形態の平面視正六角形の 頭部4が設けられている。従ってこの頭部4の垂直な6面がスパナ等の回動工具 と嵌合する回動操作部を形成している。また前記破断用くびれ部3は所定の回動 トルク値で切断されるように設定されている。この所定の回動トルク値とは、ボ ルトの標準締め付けトルクの近似値をいうものであって、M6サイズでは約50 kgf/cmである。尚、上記盗難防止用ボルトの材料はSUS304が好ましい。
【0009】 上記の如く構成された盗難防止用ボルトでは、スパナ等の回動工具でボルトを 所定の回動トルク即ち標準の締め付けトルクまで締め付けると図3に示すように くびれ部3が破断してボルト頭部4が切除され、滑らかな表面を持つ傘状のフラ ンジ部が実質的なボルト頭部として残る。これによりボルトを回動するための係 合部が全くなくなり、ボルトの取り外しが極めて困難なものになる。尚、やむを 得ずボルトを取り外す必要が生じたときは、フランジ部2の裾野部分をタガネ等 を打ち込んで傘状のフランジ部を切断するか、上部を削り上げて強力なレンチで 削り上げた部分を挟着して行うしかない。従って、取り外し作業が困難であり、 時間がかかると共に、タガネを打ち込むと大きな音が発生し周囲の注意をひくこ ととなり、盗難防止に極めて有効である。
【0010】 尚、本考案では図4に示すように、前記頭部4の上面に、ドライバーが嵌合す るプラス形若しくはマイナス形の凹部4a、又は図5に示すように四角形ボック スレンチが嵌合する凹部4bや図6に示す六角形ボックスレンチが嵌合する凹部 4cを形成してもよい。これにより締め付け時の回動工具の種類が多くなって便 利である。
【0011】 また上記実施例では、頭部4を六角形としたが、平面視4角形でもよく、或い は平行な2面カット面を有する長円形であってもよい。また、頭部4の形状を、 六角形を形成してないプラス形やマイナス形のビス頭だけとしたものや、前記図 5や図6に示した四角形凹部や六角形凹部だけを形成したものとしてもよい。
【0012】 以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記の実 施例構造のみに特定されるものではなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果を 有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
【0013】
本考案の盗難防止用ボルトは上記の如く構成したものであるから、ボルトを締 め付けるときは通常のスパナやドライバー、ボックス工具で普通のボルトやビス 、ボックス穴と同じようにしてボルト本体部分を所要のボルト穴に螺入すること ができるものでありながら、所定の回動トルクまで締め付けるとスパナ等が嵌合 するボルト頭部が切断用くびれ部から切除され、滑らかな表面を持つ傘状のフラ ンジ部が実質的なボルト頭部として残存し、これによりボルトを回動するための 係合部が全くなくなって、ボルトの取り外しが極めて困難となり、盗難防止効果 を発揮することができる。更に加えてくびれ部の破断トルク値をボルトの標準締 め付けトルク値の近似値に設定しておくことにより、くびれ部が破断された時点 でボルトが標準締め付けトルクで締め付けられていることの証拠となり、ボルト 締め付け時のトルク管理が自然に行われ、不完全な締め付けを未然に防止してボ ルトの緩み発生の原因を阻止することができるという効果がある。
【図1】本考案に係る盗難防止用ボルトの一実施例を示
す正面図。
す正面図。
【図2】上記盗難防止用ボルトの平面図。
【図3】上記盗難防止用ボルトの使用時の状態を示す断
面図。
面図。
【図4】本考案に係る盗難防止用ボルトの他の実施例を
示す平面図。
示す平面図。
【図5】本考案に係る盗難防止用ボルトの更に別の実施
例を示す平面図。
例を示す平面図。
【図6】本考案に係る盗難防止用ボルトの更なる別の実
施例を示す平面図。
施例を示す平面図。
1 軸部 2 傘状フランジ部 3 くびれ部 4 頭部 4a 溝部 4b 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 ネジ軸(1)の上端に傘状のフランジ部(2)
が設けられ、この傘状フランジ部(2)の上端に径を細く
した破断用くびれ部(3)を介して通常の回動工具と嵌合
する回動操作部を備えた頭部(4)が設けられており、破
断用くびれ部(3)が所定の回動トルクで切断されるよう
に設定されている盗難防止用ボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003396U JP3090525U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 盗難防止用ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003396U JP3090525U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 盗難防止用ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090525U true JP3090525U (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=43241738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003396U Expired - Fee Related JP3090525U (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 盗難防止用ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090525U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018151380A1 (ko) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 박고춘 | 일정 토크값을 갖는 임플란트 스크류 |
-
2002
- 2002-06-06 JP JP2002003396U patent/JP3090525U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018151380A1 (ko) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 박고춘 | 일정 토크값을 갖는 임플란트 스크류 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5449260A (en) | Tamper-evident bolt | |
US4427326A (en) | Tamper-resistant lug nut | |
US20050183548A1 (en) | Apparatus for removing damaged fasteners | |
US7938610B2 (en) | Lock nut | |
US20110027044A1 (en) | Tamper-proof nut or bolt head security cover | |
JP3090525U (ja) | 盗難防止用ボルト | |
JP2003343537A (ja) | 盗難防止用ボルト | |
JP3176207U (ja) | ねじ部材及びソケットレンチ | |
JP2019127057A (ja) | ホイール取付け用ナットのキャップ部材およびホイール取付け方法 | |
US5857798A (en) | Golf flag theft protection | |
JP2505518Y2 (ja) | 二重ナット | |
JP3074989U (ja) | セキュリティ−ねじおよびその専用工具 | |
JP2000145742A (ja) | 付き回り防止雄ねじ部材 | |
JP3099766U (ja) | ホイール等盗難防止用キャップの回動具 | |
KR200169409Y1 (ko) | 체결용 봉인장치 | |
KR200261241Y1 (ko) | 체결용 봉인장치 | |
JPH11351228A (ja) | 取外し困難なナット又はボルト | |
JP3054940U (ja) | ボルト・ナットを簡単に緩められない円筒形の座金 | |
JP2000046032A (ja) | ナット回止め構造 | |
JP3035432U (ja) | スクリュー歯車レンチ | |
JPH0547518U (ja) | ね じ | |
JPH068325Y2 (ja) | ブレ−クアウエイボルト | |
JP2000329122A (ja) | ボルトおよびナット | |
JP2000205225A (ja) | 傾斜外輪郭面を有するボルト,ナット及びその締結,解除方法 | |
JPH0743476Y2 (ja) | ボルト孔隠蔽用キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
A623 | Registrability report |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623 Effective date: 20060731 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060823 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |