JPH0658314A - 皿ナット - Google Patents

皿ナット

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JPH0658314A
JPH0658314A JP7312992A JP7312992A JPH0658314A JP H0658314 A JPH0658314 A JP H0658314A JP 7312992 A JP7312992 A JP 7312992A JP 7312992 A JP7312992 A JP 7312992A JP H0658314 A JPH0658314 A JP H0658314A
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JP
Japan
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bolt
hole
screw
nut
engaging means
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JP7312992A
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English (en)
Inventor
Takuo Mori
拓雄 毛利
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材背面側にスペースがない場合、部材厚さ
が薄い場合などに有効な皿ナットを得る。 【構成】 截頭円錐形の本体1の中心にネジ穴2を、外
面に回り止め用工具5に係合する直線溝3a及び、また
は円形凹部3bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネジまたはボルトの固
定手段として使用される皿ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、2つまたはそれ以上の部
材を結合する皿ネジあるいは皿ボルト(以下、これらを
総称して皿ボルトということにする)には、大別して2
通りの使用方法がある。その一つは、図15の(a)に
示すように、2つの部材101,102の内の他方の部
材102にネジ穴105を設け、このネジ穴105に皿
ボルト10のネジ部11をねじ込んで結合する方法であ
る。この場合、一方の部材101には皿ボルト10を通
すためのボルト孔103と皿ボルト10のヘッド部12
を嵌め込むための円錐状の座ぐり穴104が設けられ
る。もう一つは、図15の(b)に示すように、皿ボル
ト10と六角ナット20を用いて部材101,102を
結合する方法である。この場合、一方の部材101には
上記と同様にボルト孔103と座ぐり孔104が設けら
れ、他方の部材102には皿ナット10を通すためのボ
ルト孔106のみが設けられる。また、六角ナット20
は部材102に設けた座ぐり穴(図示せず)に嵌め込む
場合もある。図中、21は座金である。
【0003】前者の方法は皿ボルト10のヘッド部12
及びねじ部11先端共に両部材101,102の表面か
ら突出させたくない場合に使用されるものであり、後者
の方法は少なくとも皿ボルト10のヘッド部12を部材
101の表面から突出させたくない場合に使用されるも
のである。いずれにしても皿ボルトは外観上の理由及び
ボルトヘッドが他に部材と干渉するのを避けることなど
の理由から用いられている。
【0004】
【発明が解決しようと課題】しかしながら、部材102
側のスペースがあまり無い場合には、少なくとも図15
(b)の方法はとることができない。また、図15
(a)の方法でも、有効ネジ長を確保できるだけの十分
な部材102の厚さ、またはネジ強度があればよいが、
現実には部材102の厚さを十分にとることができない
場合や、プラスチック材などのように強度的に弱い材料
を使用せざるを得ない場合などがあり、こうした場合に
は図15(a)の方法もとることができない。従って、
従来、このような場合に対処できるように工夫されたナ
ットは見当らなかった。
【0005】そこで、本発明は皿ボルトのネジ側の部材
においてもその表面から突出しないようにした皿ナット
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る皿ナットは、截頭円錐形の本体にその
中心にネジ穴を、外面に工具と係合する係合手段を設け
たものである。係合手段は、通常のマイナスドライバと
係合する直線溝、または工具の突起と係合する複数個の
凹部、切欠き凹部、若しくは本体の外周部に設けた平坦
部とされる。あるいは上記直線溝及び凹部を併用しても
よい。更に又、本体の輪郭形状を長円にしてもよい。
【0007】
【作用】本皿ナットは、ボルトネジ部側の部材の設けら
れた座ぐり穴に嵌め込まれて皿ボルトや六角ボルト等と
締付け固定される。ボルトをねじ込む際の皿ナットの回
り止めは本体に設けた係合手段に工具を係合させて行
う。長円の輪郭形状を持つ本体の場合は、その形状に適
合する座ぐり穴に嵌め込むだけで回り止めができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2
は正面図、図3は背面図である。本実施例の皿ナット
は、截頭円錐形の本体1の中心にねじ穴2を貫通させ、
本体1の外面(外径の大なる表面)に工具(図示せず)
との係合手段3として通常のマイナスドライバ(図示せ
ず)と係合する直線溝3aを設けたものである。本体1
のテーパ角度(θ)は皿ボルト10のヘッド部12のテ
―パ角度と同一にされる。また、本体1の材質は皿ボル
ト10や通常の六角ボルト、六角穴付きボルト等と同じ
く鋼であるが、これに限るものではない。
【0009】図4は本発明の他の実施例を示す断面図
で、図5は正面図である。本実施例では上記係合手段3
として、上記直線溝3aのほかに複数個の円形凹部3b
を設けたものである。これらの凹部3bには図7に示す
ように、工具5の円形突起6を挿入し、皿ボルト10を
本体1のネジ穴2にねじ込むときの本体1の回り止めを
する。したがって、本実施例の皿ナットはその回り止め
をするために通常のマイナスドライバや図7のような工
具5のいずれでも使用できる。上記係合手段3はまた凹
部3bのみでも良いことは明らかであり、凹部3bの個
数は図6(a)に示すように2個の場合,図6(b)に
示すように3個の場合、または図6(c)に示すように
4個の場合が普通である。凹部3bは等間隔に設けられ
ることが望ましい。
【0010】図7は図4の皿ナットの使用例を示すもの
である。皿ボルト10のネジ側の部材102の表面にこ
の皿ナットと同じ形状の円錐形の座ぐり穴108とその
中心に皿ボルト10のネジ部11が貫通するボルト孔1
09を設ける。そして、皿ナットを座ぐり穴108に嵌
め込み、工具5等で上述のように回り止めした状態で、
皿ボルト10を部材101のボルト孔103から部材1
02のボルト孔109を通してネジ部11をネジ穴2に
ねじ込むことにより、部材101と部材102を結合す
ることができる。したがって、皿ボルト10のヘッド部
12及びネジ部11先端共に部材101,102の表面
から突出させることなく両部材を結合できるうえに、さ
らに皿ナットのネジ強度が高いので、部材102の厚さ
が薄いものであっても本体1のテ―パ面を介して十分な
締付け力を確保することができる。なお、工具5の先端
中心に皿ボルト10のネジ部11外径より多少大きな凹
部7を設けておけば、ネジ部11先端が少し本体1外に
突出するようにすることもできる。また、皿ナットの回
り止めのために、図1のようにマイナスドライバを使用
する場合は直線溝3aの深さ分だけ有効ネジ長が短くな
るが、凹部3bの場合はこのような問題はないので有利
である。
【0011】さらに、図示は省略するが、本皿ナットの
ネジ部2は袋状に形成することもでき、この場合、係合
手段3としてプラスドライバ用のプラス溝を設けること
もできる。更にまた、本皿ナットに使用されるボルトは
皿ボルトに限られるものでないことはいうまでもない。
【0012】次に、図8,図9,及び図10は本発明の
更に他の実施例を示す正面図である。図8は本体1の外
周より切欠き凹部3cを設けた場合であり、特に外径の
小さい皿ナットの場合、前述のごとく係合手段として円
形の凹部は設けにくいので、一部切り欠いた形状にす
る。また、図9は本体1の外周部に平行な平坦部3dを
設けて係合手段としたものである。工具の先端はこの平
坦部3dと座ぐり穴との間にできる隙間に挿入して回り
止めする。図10は本体1の輪郭形状を長円3eとする
ことにより、その形状自体で回り止めをする場合であ
る。皿ナットの装飾効果を上げることを目的としたもの
である。この場合、座ぐり穴は長円錐形に形成する。鋳
造、鍛造、射出成形、放電加工等でこの特殊形状の座ぐ
り穴を形成することができる。また本体1を角錐等にし
てもよい。
【0013】図11,図12は本皿ナットを反対にして
使用する場合にも対処できるようにしたものである。こ
の場合、図11に示すように、工具と係合する円形凹部
3fを本体1の反対面にも設ける。部材102の座ぐり
穴110の止まり面111は平にされる。又、このよう
な座ぐり穴110を設けなくても良い。図12は図4で
示した凹部3bを貫通穴としたものである。図13は単
に凹部3fを本体1の反対面に設けたものであり、本皿
ナットを反対にして使用する場合である。又、図14は
図13のものに更に本体1の平面の中心にぬすみ座ぐり
穴3gを設けたものである。この場合、図11の使用状
態でボルト10を締め付けたとき、ぬすみ座ぐり穴3g
により本体1が弾性変形し、座金を用いなくともボルト
10の緩みを防止できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の皿ナットを使用す
れば、ボルトネジ先端を突出させない状態で部材を結合
できるので、該部材の背面側にスペ―スがない場合や該
部材の厚さが薄い場合、強度的にあまり強くない場合に
きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の正面図である。
【図3】上記実施例の背面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】図4の実施例の正面図である。
【図6】係合手段としての凹部の配置例を示す正面図で
ある。
【図7】本皿ナットの使用例を示す断面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す正面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例を示す正面図である。
【図10】本発明の更に他の実施例を示す正面図であ
る。
【図11】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図14】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図15】従来の皿ボルトの使用例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 ネジ穴 3 係合手段 3a 直線溝 3b 凹部 3c 切欠き凹部 3d 平坦部 5 工具 6 円形突起

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 截頭円錐形の本体の中心にネジ穴を、外
    面に工具との係合手段を設けてなる皿ナット。
  2. 【請求項2】 前記係合手段がマイナスドライバに係合
    する直線溝である請求項1記載の皿ナット。
  3. 【請求項3】 前記係合手段が工具の突起に係合する複
    数個の凹部である請求項1記載の皿ナット。
  4. 【請求項4】 前記係合手段がマイナスドライバに係合
    する直線溝と工具の突起に係合する複数個の凹部の両方
    を持つ請求項1記載の皿ナツト。
  5. 【請求項5】 前記係合手段が複数個の切欠き凹部であ
    る請求項1項記載の皿ナット。
  6. 【請求項6】 前記係合手段が前記本体の外周部に形成
    された複数の平坦部である請求項1項記載の皿ナット。
  7. 【請求項7】 前記ネジ穴が前記本体を貫通しない袋状
    に形成された請求項1ないし請求項6のいずれか1項記
    載の皿ナット。
  8. 【請求項8】 輪郭形状を長円とした本体の中心にネジ
    穴を設けてなる皿ナツト。
  9. 【請求項9】 前記係合手段である複数個の凹部を前記
    本体の反対面にも設けた請求項3項記載の皿ナツト。
  10. 【請求項10】 前記係合手段である複数個の凹部が貫
    通穴である請求項9項記載の皿ナツト。
  11. 【請求項11】 截頭円錐形の本体の中心にネジ穴を、
    外面と反対の円錐面に工具との係合手段を設けてなる皿
    ナット。
  12. 【請求項12】 前記本体の外面の中心にぬすみ座ぐり
    穴を設けたて請求項11項記載の皿ナツト。
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JP25719591 1991-09-10
JP3-257195 1991-09-10
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0849132A (ja) * 1994-07-30 1996-02-20 Lindauer Dornier Gmbh 織機におけるシャフトロッドのねじ結合装置
KR20030024395A (ko) * 2001-09-18 2003-03-26 한국항공우주산업 주식회사 분리가능한 파스너
JP2003516503A (ja) * 1999-12-10 2003-05-13 ノバトール アクティエボラーグ 締結具組立体及び合成物積層体を一括して締結する方法

Cited By (4)

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