JP5113956B1 - ボルト及びナット - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯性を高めることができるボルト及びナットを提供する。
【解決手段】頭部1には、専用工具からの回転トルクを受容するトルク受容部2と、外面が曲面とされ、トルク受容部2に専用工具以外の回転トルクの受容を阻止するトルク受容阻止部3と、が頭部1の軸心周りに交互に、且つ、それぞれ軸心から外方に向かって膨出形成され、トルク受容部2は、その両側面のうちの一面が専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面21とされ、他面が専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面22とされるとともに、両側面以外の外面が曲面とされ、且つ、締付トルク受容面21及び弛緩トルク受容面22がいずれも当該ボルトの中心方向に沿った垂直面とされており、弛緩トルク受容面22同士は、把持工具によって軸心を跨ぐように頭部を把持させても、把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されている
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルト及びナットに関する。
従来から防犯性を高めることのできるボルト及びナットが知られている(特許文献1)。このボルト及びナットは、特殊な頭部形状を採用し、通常の工具での取り外しが困難なものである。このため、いたずらの防止、防犯、機密情報保護(ブラックボックス化)、などに効果を発揮している。
特許文献1に開示されたナット(又はボルト)は、ナット本体と係合する締付工具によって締付及び弛緩ができるナットであって、ナット本体の側周面には、ナット本体に回転トルクを伝える伝達面110と、伝達面110と対峙するように形成されナット本体に回転トルクを伝える傾斜面120と、を設け、伝達面110とこれと対峙する傾斜面120との間には、締付工具と係合する間隙130が設けられている(図参照)。
ところで、ネジ頭部が経年劣化によりさび付き、変形したボルトに対して、そのネジ頭部を的確に挟持し、弛緩させてボルトを取り外すことができるプライヤが特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示されたプライヤ200は、X字状に交差配置した一対の挟持アーム210、220のあご部230の対向面の先端部に、それぞれ、その両側端から対向面に向かって突出する一対の前挟み歯250と、前挟み歯250同士の間に有する縦挟み歯240とが設けられたものである(図参照)。
特開平11−351228号公報 特開2005−279801号公報
特許文献2に開示されたプライヤ200には、あご部230先端部の両側端から突出する前挟み歯250が設けられているため、特許文献1に開示されたナット100の間隙130に前挟み歯250を侵入させることができる。これにより、挟持アーム210、220によってナット100を両側から挟持することができるとともに、伝達面110又は傾斜面120に弛緩するトルクをかけることでナット100を取り外すことができる。
以上により、いたずら目的でナットが外されることや、ナットが外されることにより機密情報が漏洩する虞があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、防犯性を高めることができるボルト及びナットを提供することを目的とする。
上記目的を達するために、本発明のボルト及びナットは次のとおりの構成としている。
本発明に係るボルト及びナットは、それぞれ、把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないものであって、前記頭部には、前記専用工具からの回転トルクを受容するトルク受容部と、外面が曲面とされ、前記トルク受容部に専用工具以外の回転トルクの受容を阻止するトルク受容阻止部と、が前記頭部の軸心周りに交互に、且つ、それぞれ該軸心から外方に向かって膨出形成され、前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされ、且つ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ボルト(ナット)の中心方向に沿った垂直面とされており、前記弛緩トルク受容面同士は、前記把持工具によって前記軸心を跨ぐように前記頭部を把持させても、前記把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されていることを特徴とする。
このような特定事項によれば、把持工具によって軸心を跨ぐように頭部を把持させても、弛緩トルク受容面同士は、把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されているため、把持工具からの弛緩トルクを弛緩トルク受容面にかけることができない。これにより、把持工具によるボルトの弛緩及び把持工具によるナットの弛緩を防止することができる。
上記のボルト及びナットであって、前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記軸心に向かう上り勾配とされた傾斜面であることとする。
この場合、トルク受容部と、トルク受容部と隣接するトルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、軸心に向かう上り勾配とされた傾斜面であるため、その間隙が深さ方向にも狭くなり、この間隙に把持工具を侵入させることをさらに防ぐことができる。
上記のボルト及びナットであって、前記トルク受容部は、前記軸心周りに120°間隔で3つ配されていてもよい。
この場合、トルク受容部は軸心周りに120°間隔で3つ配されているため、少ないトルク受容部の配置によって効果的に把持工具によるボルトの弛緩及び把持工具によるナットの弛緩を防止することができる。
上記のボルト及びナットであって、前記トルク受容部は、前記軸心周りに互いに不均等に配されていてもよい。
この場合、トルク受容部は、前記軸心周りに互いに不均等に配置されているため、各ボルト及びナットの頭部形状をそれぞれ異なる形状(つまり、固有の形状)とすることができる。これにより、それぞれの頭部形状とのみ嵌合する専用工具が必要となるため、ボルトの防犯性及びナットの防犯性をさらに向上させることができる。
本発明に係るボルト及びナットは、それぞれ、把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないものであって、前記頭部は、前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成され、前記軸心周りに120°間隔で配された3つのトルク受容部と、これら前記トルク受容部の各間に、それぞれ配されるとともに外面が曲面とされ、前記専用工具以外の把持工具が前記トルク受容部の間に侵入するのを阻止し、前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成される3つのトルク受容阻止部と、を備えており、前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ボルト(ナット)の中心方向に沿った垂直面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされており、前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記頭部の中心方向に向かって上り勾配で傾斜されていることを特徴とする。
このような特定事項によれば、各トルク受容部間にはトルク受容阻止部が配置されており、トルク受容部は軸心周りに120°間隔で3つ配されているため、把持工具によるボルトの弛緩及び把持工具によるナットの弛緩を防止することができる。
本発明によれば、防犯性を高めることができるボルト及びナットを提供することができる。
図1(a)は、本発明にかかる一実施形態のボルトの斜視図、同図(b)は、本発明にかかるナットの斜視図である。 図2(a)は、本発明にかかる一実施形態のボルトの平面図、同図(b)は、本発明にかかるナットの平面図である。 図3は、本発明にかかる一実施形態のボルトの正面図である。 図4(a)は、図2(a)に示すI−I線に沿う断面図、同図(b)は、図2(b)に示すII−II線に沿う断面図である。 図5(a)は、本発明にかかるさらに他の実施形態のボルトの平面図、同図(b)は、本発明にかかるさらに他の実施形態のボルトの平面図である。 図6は、特許文献1のナットの斜視図である。 図7は、特許文献2のプライヤの斜視図である。
以下、本発明のボルト10及びナット11について図面を参照しながら説明する。図1(a)は、本発明にかかる一実施形態のボルトの斜視図、同図(b)は、本発明にかかるナットの斜視図、図2(a)は、本発明にかかる一実施形態のボルトの平面図、同図(b)は、本発明にかかるナットの平面図、図3は、本発明にかかる一実施形態のボルトの正面図、図4(a)は、図2(a)に示すI−I線に沿う断面図、同図(b)は、図2(b)に示すII−II線に沿う断面図である。
本実施形態に係るボルト10は、把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部1を備え、専用工具でしか締付及び弛緩することができないボルトである。
頭部1は、平面視略円形状のドーム形状であり、その下面からネジ山6が延設されている。また、頭部1の下端外周縁は、外向きに先細りの形状である。また、頭部1には、専用工具からの回転トルクを受容するトルク受容部2と、外面が曲面とされ、トルク受容部2に専用工具以外の回転トルクの受容を阻止するトルク受容阻止部3と、が頭部1の軸心周りに交互に配置されている。本実施形態では、トルク受容部2は、平面視で頭部1の軸心周りに120°間隔で3つ配置されており、これらトルク受容部2同士の間にそれぞれトルク受容阻止部3が3つ配置されている(図2(a)参照)。トルク受容部2と、トルク受容部2と隣接するトルク受容阻止部3との間隙5の底面は、それぞれ、軸心に向かう上り勾配とされた傾斜面51である(図4(a)参照)。
トルク受容部2は、その両側面のうちの一面が専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面21とされ、他面が専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面22とされるとともに、両側面以外の外面が曲面とされている。締付トルク受容面21及び弛緩トルク受容面22の形状は、頭部1の上面から略垂直に落ち込む形状である。
弛緩トルク受容面22同士は、把持工具によって頭部1の軸心を跨ぐように頭部1を把持させても、把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されている。本実施の形態では、弛緩トルク受容面22は頭部1の軸心周りに均等に120°間隔で配置されている。
同様に、締付トルク受容面21同士も、把持工具によって頭部1の軸心を跨ぐように頭部1を把持させても、把持工具からの締付トルクの受容を阻止する角度で配置されており、本実施の形態では、締付トルク受容面21は頭部1の軸心周りに均等に120°間隔で配置されている。
次に、上記のボルト10の締付及び弛緩について説明する。
本発明のボルト10は、頭部1の形状と係合する専用工具(不図示)によって締付及び弛緩される。
専用工具と頭部1を係合させた後に、専用工具に回転トルクをかけると、トルク受容部2に回転トルクがかかり、ボルト10が回動する。締付を行う場合は、トルク受容部2の締付トルク受容面21に締付トルクをかける。また、弛緩を行う場合は、トルク受容部2の弛緩トルク受容面22に弛緩トルクをかける。これにより、本発明のボルト10は専用工具のみによって締付及び弛緩することができる。
ここで、特許文献2に開示されたプライヤ200(把持工具)を用いて本実施形態のボルト10を緩める場合について説明する。
本実施形態のボルト10をプライヤ200で把持しようとすると、トルク受容部2及びトルク受容阻止部3の外面は曲面であるため、プライヤ200によって頭部1を跨いでボルト10を把持することができない。
また、トルク受容部2とこれと隣接するトルク受容阻止部3との間の間隙5にプライヤ200のあご部230の両側端から突出する前挟み歯250を侵入させたとしても、間隙5の傾斜面51が軸心に向かって上り勾配に傾斜されているため前挟み歯250が滑ってしまい、頭部1を跨いでボルト10を把持することはできない。
また、弛緩トルク受容面22同士は、プライヤ200からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されているため、弛緩トルク受容面22にプライヤ200からの弛緩トルクをかけることができない。
以上により、把持工具によって軸心を跨ぐように頭部1を把持させても、弛緩トルク受容面22同士は、把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されているため、把持工具からの弛緩トルクを弛緩トルク受容面22にかけることができない。これにより、把持工具によるボルトの弛緩を防止することができ、防犯性を高めることができるボルト10を提供することができる。
また、本実施形態のように、トルク受容部2が軸心周りに120°間隔で3つ配されている場合は、少ないトルク受容部2の配置により効果的に把持工具によるボルト10の弛緩を防止することができる。
なお、トルク受容部2は、頭部1の軸心周りに互いに不均等に配されていても構わない。この場合、トルク受容部2は、頭部1の軸心周りに互いに不均等に配置されているため、各ボルトの頭部1形状をそれぞれ異なる形状(つまり、固有の形状)とすることができる。これにより、それぞれの頭部1形状とのみ嵌合する専用工具を必要とするため、ボルト10の防犯性をさらに向上させることができる。
次に、本発明に係るさらに他の実施形態のボルト10について図を参照しながら説明する。本実施形態のボルトは、上述した実施形態とトルク受容阻止部3の形状及びトルク受容部2の形状が異なるだけであるため、以下、その相違点についてのみ説明し、同一の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
(a)は、本発明にかかるさらに他の実施形態のボルトの平面図、同図(b)は、本発明にかかるさらに他の実施形態のボルトの平面図である。
本実施の形態のトルク受容部2の外面は、トルク受容阻止部3の外面よりも広く設計されていても構わない(図(a)参照)。
この場合、トルク受容部2同士の間隔を狭めることができるため、トルク受容部2とトルク受容阻止部3との間に把持工具を侵入させることをより一層防止することができる。
また、これとは逆に、トルク受容阻止部3の外面がトルク受容部2の外面よりも広く設計されていても構わない(図(b)参照)。
この場合、トルク受容阻止部3の外面の曲面を広くできるため、トルク受容部2に回転トルクをかけることを、より効果的に阻止することができる。
以上、本発明に係るボルト10の実施形態を説明したが、本発明のナット11は、ボルト10の頭部1と実質的に同一のものであるため、その説明を省略する(図1(b)、図2(b)、図4(b)参照)。
1 頭部
2 トルク受容部
21 締付トルク受容面
22 弛緩トルク受容面
3 トルク受容阻止部
5 間隙
51 傾斜面
10 ボルト
11 ナット

Claims (10)

  1. 把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないボルトであって、
    前記頭部には、
    前記専用工具からの回転トルクを受容するトルク受容部と、
    外面が曲面とされ、前記トルク受容部に専用工具以外の回転トルクの受容を阻止するトルク受容阻止部と、
    が前記頭部の軸心周りに交互に、且つ、それぞれ該軸心から外方に向かって膨出形成され、
    前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされ、且つ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ボルトの中心方向に沿った垂直面とされており、
    前記弛緩トルク受容面同士は、前記把持工具によって前記軸心を跨ぐように前記頭部を把持させても、前記把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されていることを特徴とするボルト。
  2. 請求項に記載のボルトであって、
    前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記軸心に向かう上り勾配とされた傾斜面であることを特徴とするボルト。
  3. 請求項1又は2に記載のボルトであって、
    前記トルク受容部は、前記軸心周りに120°間隔で3つ配されていることを特徴とするボルト。
  4. 請求項1又は2に記載のボルトであって、
    前記トルク受容部は、前記軸心周りに互いに不均等に配されていることを特徴とするボルト。
  5. 把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないボルトであって、
    前記頭部は、
    前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成され、前記軸心周りに120°間隔で配された3つのトルク受容部と、
    これら前記トルク受容部の各間に、それぞれ配されるとともに外面が曲面とされ、前記専用工具以外の把持工具が前記トルク受容部の間に侵入するのを阻止し、前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成される3つのトルク受容阻止部と、
    を備えており、
    前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ボルトの中心方向に沿った垂直面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされており、
    前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記頭部の中心方向に向かって上り勾配で傾斜されていることを特徴とするボルト。
  6. 把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないナットであって、
    前記頭部には、
    前記専用工具からの回転トルクを受容するトルク受容部と、
    外面が曲面とされ、前記トルク受容部に専用工具以外の回転トルクの受容を阻止するトルク受容阻止部と、
    が前記頭部の軸心周りに交互に、且つ、それぞれ該軸心から外方に向かって膨出形成され、
    前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされ、且つ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ナットの中心方向に沿った垂直面とされており、
    前記弛緩トルク受容面同士は、前記把持工具によって前記軸心を跨ぐように前記頭部を把持させても、前記把持工具からの弛緩トルクの受容を阻止する角度で配置されていることを特徴とするナット。
  7. 請求項に記載のナットであって、
    前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記軸心に向かう上り勾配とされた傾斜面であることを特徴とするナット。
  8. 請求項6又は7に記載のナットであって、
    前記トルク受容部は、前記軸心周りに120°間隔で3つ配されていることを特徴とするナット。
  9. 請求項6又は7に記載のナットであって、
    前記トルク受容部は、前記軸心周りに互いに不均等に配されていることを特徴とするナット。
  10. 把持工具による弛緩を阻止し、専用工具とのみ係合する頭部を備え、前記専用工具でしか締付及び弛緩することができないナットであって、
    前記頭部は、
    前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成され、前記軸心周りに120°間隔で配された3つのトルク受容部と、
    これら前記トルク受容部の各間に、それぞれ配されるとともに外面が曲面とされ、前記専用工具以外の把持工具が前記トルク受容部の間に侵入するのを阻止し、前記頭部の軸心から外方に向かって膨出形成される3つのトルク受容阻止部と、
    を備えており、
    前記トルク受容部は、その両側面のうちの一面が前記専用工具からの締付トルクを受容する締付トルク受容面とされ、他面が前記専用工具からの弛緩トルクを受容する弛緩トルク受容面とされ、前記締付トルク受容面及び前記弛緩トルク受容面がいずれも当該ナットの中心方向に沿った垂直面とされるとともに、前記両側面以外の外面が曲面とされており、
    前記トルク受容部と、該トルク受容部と隣接する前記トルク受容阻止部との間隙の底面は、それぞれ、前記頭部の中心方向に向かって上り勾配で傾斜されていることを特徴とするナット。
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