JP2003119857A - 排水集合管及び排水管システム - Google Patents
排水集合管及び排水管システムInfo
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- JP2003119857A JP2003119857A JP2001318546A JP2001318546A JP2003119857A JP 2003119857 A JP2003119857 A JP 2003119857A JP 2001318546 A JP2001318546 A JP 2001318546A JP 2001318546 A JP2001318546 A JP 2001318546A JP 2003119857 A JP2003119857 A JP 2003119857A
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多層階建物で採用される排水管システムは、
立主管に対し、各階層ごとに排水集合管を介設し、これ
らに横枝管を接続しているが、横枝管、集合管、立主管
からなる排水管システムに対するメンテナンスをするた
めに、排水集合管に対して点検口継ぎ手を接続する必要
があった。そのため、それだけ配管作業が面倒になり、
しかも個々の住戸へ割り当てるスペースがパイプスペー
スの分だけ狭くなるということがあった。 【解決手段】 排水集合管1自体に点検口12を設けて
あるので、わざわざ新たに点検口継ぎ手を接続する必要
がなく、従って配管作業が面倒になるのを防止でき、ま
た戸外共用スペース20としてのパイプスペースをコン
パクトに抑えられる。
立主管に対し、各階層ごとに排水集合管を介設し、これ
らに横枝管を接続しているが、横枝管、集合管、立主管
からなる排水管システムに対するメンテナンスをするた
めに、排水集合管に対して点検口継ぎ手を接続する必要
があった。そのため、それだけ配管作業が面倒になり、
しかも個々の住戸へ割り当てるスペースがパイプスペー
スの分だけ狭くなるということがあった。 【解決手段】 排水集合管1自体に点検口12を設けて
あるので、わざわざ新たに点検口継ぎ手を接続する必要
がなく、従って配管作業が面倒になるのを防止でき、ま
た戸外共用スペース20としてのパイプスペースをコン
パクトに抑えられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水集合管及び排
水管システムに関するものである。
水管システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、集合住宅等の多層階
建物で採用される排水管システム100は、建物の高さ
方向に沿って建て込まれた立主管101に対し、各階に
対応させて排水集合管103が介設され、これら個々の
排水集合管103から各階ごとに横枝管104を接続さ
せたものとなっている。最近の多層階建物ではスケルト
ンインフィル(建物の構成要素を躯体や共用設備部分の
スケルトンと内装や専用設備部分のインフィルとに分け
て扱う方式のことで「SI」等と略称される。なお図5
はこの「SI」の導入例である)の導入に伴い、戸外共
用スペース105としてのパイプスペースが設けられ、
このパイプスペース内に排水管システム100の立主管
101が建て込まれるようになっている。
建物で採用される排水管システム100は、建物の高さ
方向に沿って建て込まれた立主管101に対し、各階に
対応させて排水集合管103が介設され、これら個々の
排水集合管103から各階ごとに横枝管104を接続さ
せたものとなっている。最近の多層階建物ではスケルト
ンインフィル(建物の構成要素を躯体や共用設備部分の
スケルトンと内装や専用設備部分のインフィルとに分け
て扱う方式のことで「SI」等と略称される。なお図5
はこの「SI」の導入例である)の導入に伴い、戸外共
用スペース105としてのパイプスペースが設けられ、
このパイプスペース内に排水管システム100の立主管
101が建て込まれるようになっている。
【0003】すなわち、パイプスペースがいずれの住戸
にも属さない戸外の共用部分とされていることから、立
主管101をはじめ、排水集合管103横枝管104,
107等に対するメンテナンスを、各住戸の住民に何ら
迷惑をかけることなく行えるというものである。なお、
この場合、図6に示すように、各排水集合管103に対
して排水ヘッダー106が接続され、この排水ヘッダー
106を介して上記した主たる横枝管104とは別に複
数本の横枝管107が接続されることもある。
にも属さない戸外の共用部分とされていることから、立
主管101をはじめ、排水集合管103横枝管104,
107等に対するメンテナンスを、各住戸の住民に何ら
迷惑をかけることなく行えるというものである。なお、
この場合、図6に示すように、各排水集合管103に対
して排水ヘッダー106が接続され、この排水ヘッダー
106を介して上記した主たる横枝管104とは別に複
数本の横枝管107が接続されることもある。
【0004】ところで、2000年10月にスタートし
た住宅性能表示制度の中で、共用の排水管では、最上階
や最下階、及び2階おきの中間階に対応させて掃除口を
設けることが推奨されている。また共用部分からの横枝
管の清掃のためには、各階の横枝管全てに清掃口を設け
ることが必要となる。そこで従来は、上記図5や図6に
示したように、それら各相当階の排水集合管103と横
枝管104との相互間、場合によっては排水集合管10
3と排水ヘッダー106との相互間に、短いストレート
管型をした点検口継ぎ手108を接続していた。この点
検口継ぎ手108には、普段(掃除等をしないとき)は
点検蓋110によって塞がれた点検口が設けられてい
る。
た住宅性能表示制度の中で、共用の排水管では、最上階
や最下階、及び2階おきの中間階に対応させて掃除口を
設けることが推奨されている。また共用部分からの横枝
管の清掃のためには、各階の横枝管全てに清掃口を設け
ることが必要となる。そこで従来は、上記図5や図6に
示したように、それら各相当階の排水集合管103と横
枝管104との相互間、場合によっては排水集合管10
3と排水ヘッダー106との相互間に、短いストレート
管型をした点検口継ぎ手108を接続していた。この点
検口継ぎ手108には、普段(掃除等をしないとき)は
点検蓋110によって塞がれた点検口が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように排水集合
管103に対して点検口継ぎ手108を接続する場合に
は、それだけ配管作業が面倒になるということになる。
しかも、この点検口継ぎ手108を接続するうえで、多
層階建物内にあって戸外共用スペース105として設け
るパイプスペースを広く確保しなければならなくなる。
このことは、多層階建物として個々の住戸へ割り当てる
スペースが、そのパイプスペース分だけ狭くなることを
意味している。
管103に対して点検口継ぎ手108を接続する場合に
は、それだけ配管作業が面倒になるということになる。
しかも、この点検口継ぎ手108を接続するうえで、多
層階建物内にあって戸外共用スペース105として設け
るパイプスペースを広く確保しなければならなくなる。
このことは、多層階建物として個々の住戸へ割り当てる
スペースが、そのパイプスペース分だけ狭くなることを
意味している。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、配管作業が面倒になるのを防止でき、また殊
に「SI」を導入した多層階建物に採用される排水管シ
ステムであっても戸外共用スペースとしてのパイプスペ
ースをコンパクトに抑えて住戸割り当てスペースへの悪
影響を抑えられるようにした排水集合管及び排水管シス
テムを提供することを目的とする。
であって、配管作業が面倒になるのを防止でき、また殊
に「SI」を導入した多層階建物に採用される排水管シ
ステムであっても戸外共用スペースとしてのパイプスペ
ースをコンパクトに抑えて住戸割り当てスペースへの悪
影響を抑えられるようにした排水集合管及び排水管シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発に係る排水
集合管は、建物の高さ方向に沿って建て込まれる立主管
に対して横枝管を接続するために設けるものである。こ
の排水集合管は、管本体と、この管本体の上部に設けら
れた上部立て管用の接続部と、管本体の下部に設けられ
た下部立て管用の接続部とを有したものである。そし
て、この排水集合管において、横枝管を接続する接続部
分に点検口が設けられているものとする。
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発に係る排水
集合管は、建物の高さ方向に沿って建て込まれる立主管
に対して横枝管を接続するために設けるものである。こ
の排水集合管は、管本体と、この管本体の上部に設けら
れた上部立て管用の接続部と、管本体の下部に設けられ
た下部立て管用の接続部とを有したものである。そし
て、この排水集合管において、横枝管を接続する接続部
分に点検口が設けられているものとする。
【0008】この点検口が設けられる接続部分は、管本
体からその径方向へ一体的に延びるストレート継ぎ手部
として形成することができる。このように、排水集合管
自体に点検口を設けておく構成であれば、従来とは異な
って、わざわざ新たに点検口継ぎ手を接続する必要がな
いので、配管作業が面倒になることがなく、しかもパイ
プスペースを原因とした住戸割り当てスペースの浪費に
繋がることもない。一方、本発明に係る排水管システム
の特徴とするところは、多層階建物の高さ方向に沿って
設けられた立主管に対し各階に対応させて横枝管を接続
するための排水集合管が介設されて成る排水管システム
において、上記排水集合管に対して横枝管を接続する接
続部分に点検口が設けられている点にある。
体からその径方向へ一体的に延びるストレート継ぎ手部
として形成することができる。このように、排水集合管
自体に点検口を設けておく構成であれば、従来とは異な
って、わざわざ新たに点検口継ぎ手を接続する必要がな
いので、配管作業が面倒になることがなく、しかもパイ
プスペースを原因とした住戸割り当てスペースの浪費に
繋がることもない。一方、本発明に係る排水管システム
の特徴とするところは、多層階建物の高さ方向に沿って
設けられた立主管に対し各階に対応させて横枝管を接続
するための排水集合管が介設されて成る排水管システム
において、上記排水集合管に対して横枝管を接続する接
続部分に点検口が設けられている点にある。
【0009】立て主管は、各階の戸外共用スペースに建
て込まれる(即ち、このような建物は「SI」を導入し
た多層階建物である)のが好ましい。このような場合
も、上記排水集合管に対して横枝管を接続する接続部分
に点検口を設けるようにすればよい。なお、「SI」を
導入した多層階建物では、戸外共用スペースとして設け
られるパイプスペースで排水管システムに対するメンテ
ナンス(掃除等)をして、万が一、排水がこぼれるよう
なことがあっても、これによって階下の住戸に被害が及
ぶということは殆どないので、この戸外共用スペース内
に点検口付き排水集合管を設けることが好都合となるも
のである。
て込まれる(即ち、このような建物は「SI」を導入し
た多層階建物である)のが好ましい。このような場合
も、上記排水集合管に対して横枝管を接続する接続部分
に点検口を設けるようにすればよい。なお、「SI」を
導入した多層階建物では、戸外共用スペースとして設け
られるパイプスペースで排水管システムに対するメンテ
ナンス(掃除等)をして、万が一、排水がこぼれるよう
なことがあっても、これによって階下の住戸に被害が及
ぶということは殆どないので、この戸外共用スペース内
に点検口付き排水集合管を設けることが好都合となるも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1は本発明に係る排水集合管1
の第1実施形態を示しており、図3はこの排水集合管1
を使用して配管した排水管システム2を示している。本
第1実施形態の排水集合管1は、管本体5と、この管本
体5の上部に設けられた上部立て管(図示略)用の接続
部6と、管本体5の下部に設けられた下部立て管(図示
略)用の接続部7とを有したものである。
面に基づき説明する。図1は本発明に係る排水集合管1
の第1実施形態を示しており、図3はこの排水集合管1
を使用して配管した排水管システム2を示している。本
第1実施形態の排水集合管1は、管本体5と、この管本
体5の上部に設けられた上部立て管(図示略)用の接続
部6と、管本体5の下部に設けられた下部立て管(図示
略)用の接続部7とを有したものである。
【0011】なお、図例では、上部の接続部6が受口型
であり、下部の接続部7が差口型、パイプ型であるもの
としている。しかし、これらは何ら限定されるものでは
なく、例えば上部の接続部6がパイプ型であり、下部の
接続部7が受口型であるものとしたり、上下両方の接続
部6,7を共に受口型或いはパイプ型としたり、その
他、フランジ型やメカニカル型を採用したりすることが
可能である。また、管本体5には、横枝管10(図3参
照)を接続するための枝管接続部11が設けられてい
る。この枝管接続部11は、管本体5からその径方向へ
一体的且つ直線的に延びるストレート継ぎ手部として形
成されている。
であり、下部の接続部7が差口型、パイプ型であるもの
としている。しかし、これらは何ら限定されるものでは
なく、例えば上部の接続部6がパイプ型であり、下部の
接続部7が受口型であるものとしたり、上下両方の接続
部6,7を共に受口型或いはパイプ型としたり、その
他、フランジ型やメカニカル型を採用したりすることが
可能である。また、管本体5には、横枝管10(図3参
照)を接続するための枝管接続部11が設けられてい
る。この枝管接続部11は、管本体5からその径方向へ
一体的且つ直線的に延びるストレート継ぎ手部として形
成されている。
【0012】この枝管接続部11についても、横枝管1
0との接続方式は受口型、差口型、フランジ型、メカニ
カル型などのいずれを採用することも可能である。ま
た、本第1実施形態ではこの枝管接続部11が一つだけ
の[一方タイプ]としているが、後述の第2実施形態の
ように[二方タイプ]としたり、図示は省略するが[三
方タイプ]或いは[四方タイプ]として複数の枝管接続
部を設けることも可能である。そして、この枝管接続部
11に対して点検口12が設けられている。
0との接続方式は受口型、差口型、フランジ型、メカニ
カル型などのいずれを採用することも可能である。ま
た、本第1実施形態ではこの枝管接続部11が一つだけ
の[一方タイプ]としているが、後述の第2実施形態の
ように[二方タイプ]としたり、図示は省略するが[三
方タイプ]或いは[四方タイプ]として複数の枝管接続
部を設けることも可能である。そして、この枝管接続部
11に対して点検口12が設けられている。
【0013】図例では、枝管接続部11において管本体
5に近い部分の上面に、平面形状が菱形状となる突出台
13を設け、この突出台13の上面から枝管接続部11
の管内へ貫通させるかたちでこの点検口12を形成させ
てある。この点検口12は、普段は点検蓋14によって
塞がれるようになっている。この点検蓋14は、点検口
12の開口周部に螺合される2本のボルト15,16に
よって枝管接続部11に取り付けられるようになってい
る。そして、このうち一方のボルト15に対してはボル
ト通孔(図示略)が設けられているが、他方のボルト1
6に対応する部分には、一側方へ開放した切欠17が設
けられている。
5に近い部分の上面に、平面形状が菱形状となる突出台
13を設け、この突出台13の上面から枝管接続部11
の管内へ貫通させるかたちでこの点検口12を形成させ
てある。この点検口12は、普段は点検蓋14によって
塞がれるようになっている。この点検蓋14は、点検口
12の開口周部に螺合される2本のボルト15,16に
よって枝管接続部11に取り付けられるようになってい
る。そして、このうち一方のボルト15に対してはボル
ト通孔(図示略)が設けられているが、他方のボルト1
6に対応する部分には、一側方へ開放した切欠17が設
けられている。
【0014】従ってこの点検蓋14は、両方のボルト1
5,16を少しだけ緩めた状態にすれば、一方のボルト
15(ボルト通孔が向けられた側)を支点として切欠1
7の設けられた側を水平旋回自在となっており、これに
よって点検口12を開放させたり閉じたりが簡単に行え
るようになっている。このような排水集合管1を用いた
排水管システム2は、例えば「SI」を導入した多層階
建物であれば、戸外共用スペース20として設けられる
パイプスペースに建て込まれる。
5,16を少しだけ緩めた状態にすれば、一方のボルト
15(ボルト通孔が向けられた側)を支点として切欠1
7の設けられた側を水平旋回自在となっており、これに
よって点検口12を開放させたり閉じたりが簡単に行え
るようになっている。このような排水集合管1を用いた
排水管システム2は、例えば「SI」を導入した多層階
建物であれば、戸外共用スペース20として設けられる
パイプスペースに建て込まれる。
【0015】そして、各階層ごとに対応させて排水集合
管が設けられるが、これら排水集合管のうち少なくとも
最上階や最下階、及び2階おきの中間階に位置付けられ
るものを本発明に係る排水集合管1としつつ、これら各
排水集合管1等に対して横枝管10を接続し、この横枝
管10により、台所、風呂、洗面台、トイレ等に設置の
各種排水設備(図示略)との間を接続させる。このよう
な構成の排水管システム2であれば、必要に応じて又は
定期的に、戸外共用スペース20としてのパイプスペー
ス内で、本発明に係る排水集合管1の点検蓋14を開い
て、点検口12から排水管システム2に対するメンテナ
ンス(掃除等)をすればよいものである。
管が設けられるが、これら排水集合管のうち少なくとも
最上階や最下階、及び2階おきの中間階に位置付けられ
るものを本発明に係る排水集合管1としつつ、これら各
排水集合管1等に対して横枝管10を接続し、この横枝
管10により、台所、風呂、洗面台、トイレ等に設置の
各種排水設備(図示略)との間を接続させる。このよう
な構成の排水管システム2であれば、必要に応じて又は
定期的に、戸外共用スペース20としてのパイプスペー
ス内で、本発明に係る排水集合管1の点検蓋14を開い
て、点検口12から排水管システム2に対するメンテナ
ンス(掃除等)をすればよいものである。
【0016】ここにおいて、図3(本発明)と図5(従
来)との比較によって明らかように、本発明に係る排水
管システム2では、従来の点検口継ぎ手(図5の符号1
08)を必要としない分だけ戸外共用スペース20をコ
ンパクトに形成させることができる。従って、多層階建
物として個々の住戸へ割り当てるスペースにゆとりを持
たせることができるようになる。またメンテナンス作業
自体も、戸外共用スペース20がコンパクトであること
に伴って、この戸外共用スペース20内へ作業者が身を
乗り出す加減、或いは手を差し入れる加減を抑えられる
ことになるために、容易且つ迅速に行えるようになる。
来)との比較によって明らかように、本発明に係る排水
管システム2では、従来の点検口継ぎ手(図5の符号1
08)を必要としない分だけ戸外共用スペース20をコ
ンパクトに形成させることができる。従って、多層階建
物として個々の住戸へ割り当てるスペースにゆとりを持
たせることができるようになる。またメンテナンス作業
自体も、戸外共用スペース20がコンパクトであること
に伴って、この戸外共用スペース20内へ作業者が身を
乗り出す加減、或いは手を差し入れる加減を抑えられる
ことになるために、容易且つ迅速に行えるようになる。
【0017】図2は本発明に係る排水集合管1の第2実
施形態を示しており、図4はこの排水集合管1を使用し
て配管した排水管システム2を示している。この第2実
施形態の排水集合管1は、上記したように[二方タイ
プ]であって、管本体5からその二方向へ向けて2本の
枝管接続部11,23が設けられている。いずれの枝管
接続部11,23も、管本体5からその径方向へ一体的
且つ直線的に延びるストレート継ぎ手部として形成され
ている。なお、両枝管接続部11,23は90°の開き
角度で設けられているが、180°或いはその他の開き
角度で設けることもできる。また、点検口12は、複数
の枝管が付く場合は、全てに又は必要とする枝管に設け
ることができる。
施形態を示しており、図4はこの排水集合管1を使用し
て配管した排水管システム2を示している。この第2実
施形態の排水集合管1は、上記したように[二方タイ
プ]であって、管本体5からその二方向へ向けて2本の
枝管接続部11,23が設けられている。いずれの枝管
接続部11,23も、管本体5からその径方向へ一体的
且つ直線的に延びるストレート継ぎ手部として形成され
ている。なお、両枝管接続部11,23は90°の開き
角度で設けられているが、180°或いはその他の開き
角度で設けることもできる。また、点検口12は、複数
の枝管が付く場合は、全てに又は必要とする枝管に設け
ることができる。
【0018】このような第2実施形態の排水集合管1を
用いた排水管システム2では、上記排水集合管1におけ
る一方の枝管接続部11には第1実施形態の場合と同様
に横枝管10が接続されているが、他方の枝管接続部2
3には、排水ヘッダー30が単数又は複数(図例では直
列的に2個接続してある)接続されたものとしてある。
ここにおいても、図4(本発明)と図6(従来)との比
較によって明らかように、本発明に係る排水管システム
2では、従来の点検口継ぎ手(図6の符号108)を必
要としない分だけ戸外共用スペース20をコンパクトに
形成させることができる。従って、多層階建物として個
々の住戸へ割り当てるスペースにゆとりを持たせること
ができるようになる。
用いた排水管システム2では、上記排水集合管1におけ
る一方の枝管接続部11には第1実施形態の場合と同様
に横枝管10が接続されているが、他方の枝管接続部2
3には、排水ヘッダー30が単数又は複数(図例では直
列的に2個接続してある)接続されたものとしてある。
ここにおいても、図4(本発明)と図6(従来)との比
較によって明らかように、本発明に係る排水管システム
2では、従来の点検口継ぎ手(図6の符号108)を必
要としない分だけ戸外共用スペース20をコンパクトに
形成させることができる。従って、多層階建物として個
々の住戸へ割り当てるスペースにゆとりを持たせること
ができるようになる。
【0019】またメンテナンス作業自体も、戸外共用ス
ペース20がコンパクトであることに伴って、この戸外
共用スペース20内へ作業者が身を乗り出す加減、或い
は手を差し入れる加減を抑えられることになるために、
容易且つ迅速に行えるようになる。ところで、本発明
は、上記した各実施形態以外にも、更に実施の形態に応
じて適宜変更可能である。
ペース20がコンパクトであることに伴って、この戸外
共用スペース20内へ作業者が身を乗り出す加減、或い
は手を差し入れる加減を抑えられることになるために、
容易且つ迅速に行えるようになる。ところで、本発明
は、上記した各実施形態以外にも、更に実施の形態に応
じて適宜変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る排水集合管及び排水管システムでは、排水集合管
自体に点検口を設けてあるので、わざわざ新たに点検口
継ぎ手を接続する必要がなく、従って配管作業が面倒に
なるのを防止でき、また戸外共用スペースとしてのパイ
プスペースをコンパクトに抑えて住戸割り当てスペース
への悪影響を抑えられる。
に係る排水集合管及び排水管システムでは、排水集合管
自体に点検口を設けてあるので、わざわざ新たに点検口
継ぎ手を接続する必要がなく、従って配管作業が面倒に
なるのを防止でき、また戸外共用スペースとしてのパイ
プスペースをコンパクトに抑えて住戸割り当てスペース
への悪影響を抑えられる。
【図1】本発明に係る排水集合管の第1実施形態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図2】本発明に係る排水集合管の第2実施形態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図3】第1実施形態の排水集合管を用いて構成した排
水管システムを示す平面断面図である。
水管システムを示す平面断面図である。
【図4】第2実施形態の排水集合管を用いて構成した排
水管システムを示す平面断面図である。
水管システムを示す平面断面図である。
【図5】従来の排水集合管を用いて構成した排水管シス
テムを示す平面断面図である。
テムを示す平面断面図である。
【図6】従来の排水集合管と排水ヘッダーとを用いて構
成した排水管システムを示す平面断面図である。
成した排水管システムを示す平面断面図である。
1 排水集合管
5 管本体
6 上部立て管用の接続部
7 下部立て管用の接続部
10 横枝管
12 点検口
20 戸外共用スペース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 八木 博史
大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22
号 株式会社クボタ恩加島工場内
Fターム(参考) 2D061 AA04 AC07 AD06
3H019 BA04 BD05
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の高さ方向に沿って建て込まれる立
主管に対して横枝管(10)を接続するために設ける排
水集合管において、上記横枝管(10)を接続する接続
部分に点検口(12)が設けられていることを特徴とす
る排水集合管。 - 【請求項2】 管本体(5)と、該管本体(5)の上部
に設けられた上部立て管用の接続部(6)と、上記管本
体の下部に設けられた下部立て管用の接続部(7)とを
有しており、前記点検口(12)の設けられた接続部分
が上記管本体(5)からその径方向へ一体的に延びるス
トレート継ぎ手部として形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の排水集合管。 - 【請求項3】 多層階建物の高さ方向に沿って設けられ
た立主管に対し各階に対応させて横枝管(10)を接続
するための排水集合管(1)が介設されて成る排水管シ
ステムにおいて、上記排水集合管(1)に対して横枝管
(10)を接続する接続部分に点検口(12)が設けら
れていることを特徴とする排水管システム。 - 【請求項4】 前記立主管は、各階の戸外共用スペース
(20)に建て込まれることを特徴とする請求項3記載
の排水管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001318546A JP2003119857A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 排水集合管及び排水管システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001318546A JP2003119857A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 排水集合管及び排水管システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003119857A true JP2003119857A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19136229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001318546A Pending JP2003119857A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 排水集合管及び排水管システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003119857A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104405012A (zh) * | 2014-12-05 | 2015-03-11 | 青岛理工大学 | 一种减压放水式检查口 |
KR200480115Y1 (ko) | 2014-09-04 | 2016-04-15 | 양동훈 | 양변기의 층상배관용 플랜지, 연결소켓 및 배수관의 조립체 |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001318546A patent/JP2003119857A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200480115Y1 (ko) | 2014-09-04 | 2016-04-15 | 양동훈 | 양변기의 층상배관용 플랜지, 연결소켓 및 배수관의 조립체 |
CN104405012A (zh) * | 2014-12-05 | 2015-03-11 | 青岛理工大学 | 一种减压放水式检查口 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060705 |
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