JP3284408B2 - 貯水装置 - Google Patents

貯水装置

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    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根軒先の雨樋か
ら雨水を導き入れて一旦溜め置き、必要に応じてトイレ
用水などに利用できるようにした貯水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根軒先の雨樋などからの雨水を貯水タ
ンクに溜めて下水道用に供することは、周知の事項であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、貯水タンクを
用いた貯水装置は、貯水タンクこれ自体が嵩高くて重量
もあり、一般家屋の屋外壁面に添わせて配置するのに不
向きであり、総じて製造コストが高く付く点に難があ
る。
【0004】そこで本発明の目的は、貯水タンクに代え
てプラスチック・パイプで貯水装置を構成し、軽量化を
図って一般家屋の屋外壁面に添わせても嵩張らないよう
に設置でき、かつ安価に提供できる貯水装置を提供する
にある。更に本発明の他の目的は、プラスチック・パイ
プで構成する際に生じる特有の問題、オーバーフローや
パイプ内のエア溜まりなどを解消し、一般家庭でトイレ
用水などに手軽に利用できる、使い勝手の良い貯水装置
を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る貯水装置
は、図1に示すごとくプラスチック・パイプを縦横に接
続配管して貯水ユニット1を構築し、貯水ユニット1を
屋外の壁面に添うよう所定の高さで取り付ける支持部材
2を有する。貯水ユニット1には、屋根軒先の雨樋29
からの雨水を受け入れる手段を備えているとともに、パ
イプ内部に充満した雨水の余分を外部に放出するための
手段を備えている。そして、貯水ユニット1の下端の給
水口10と、屋内のトイレ用タンク32とが、導出パイ
プ31で接続されており、貯水ユニット1に溜めた雨水
がトイレ用タンク32に自動的に流れ込むようにしたも
のである。
【0006】更に具体的に説明すると、本発明に係る貯
水装置は、貯水ユニット1と、貯水ユニット1を屋外に
所定高さで取り付ける支持部材2とからなる。好ましく
は、貯水ユニット1は支持部材2で屋外の軒下の壁面に
添うよう取り付ける。貯水ユニット1は、図2に示すご
とく2本用意されるプラスチック製のパイプであって、
離れた位置に平行に配設される第1・第2連通パイプ3
・4と、少なくとも5本以上用意されるプラスチック製
のパイプであって、両連通パイプ3・4間に平行に配置
される貯水パイプ5とを含み、各貯水パイプ5の両端が
第1連通パイプ3と第2連通パイプ4とにそれぞれ継手
を介して連通状に接続配管されている。貯水ユニット1
を構成するパイプ3・4・5の適所には、屋根軒先の雨
樋29からの雨水が導入パイプ30を介して流入するこ
とを許す流入口8が設けられている。貯水ユニット1を
構成するパイプ3・4・5の上端の適所には、これらパ
イプ3・4・5に充満した雨水の余分をオーバーフロー
パイプ16を介して外部に放出するための溢水口15が
設けられている。貯水ユニット1の下端の適所には、貯
水ユニット1のパイプ3・4・5に貯溜された雨水を導
出パイプ31を介して外部に取り出すための給水口10
が設けられている。
【0007】第1連通パイプ3と第2連通パイプ4とは
左右に配置し、貯水パイプ5は第1・第2連通パイプ3
・4よりも大径にして両連通パイプ3・4間に上下多段
に配置する。貯水パイプ5の左右端と第1・第2連通パ
イプ3・4とは、貯水パイプ5の端部に接続される大径
受口20と、第1・第2連通パイプ3・4側に接続され
る小径受口21とを有する異径ソケット17を介して連
結する。左右の一方の第1連通パイプ3の上端に流入口
8を設け、他方の第2連通パイプ4側の上端に、前記溢
水口15とエア抜き口14とを設け、第1連通パイプ3
または第2連通パイプ4の下端には、前記給水口10を
設ける。
【0008】異径ソケット17としては、大径受口20
と小径受口21とが上下に偏心して位置する偏心異径ソ
ケットを用い、各貯水パイプ5の一端は、異径ソケット
17の小径受口21を下側にして第1連通パイプ3側に
接続配管し、各貯水パイプ5の他端は、異径ソケット1
7の小径受口21を上側にして第2連通パイプ4側に接
続配管する。そして、この場合は第1連通パイプ3の下
端に前記給水口10を設けてある。
【0009】各貯水パイプ5は1.5m以上の長さで、直
径が少なくとも100mm以上のプラスチック・パイプを
用いる。支持部材2としては、地上に立てた左右2本の
支柱25・25を含み、各貯水パイプ5の左右端部を各
支柱25・25で受け止め固定するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】図示例で説明すると、雨樋29からの雨水は、
導入パイプ30を経て第1連通パイプ3内にこれの上端
の流入口8より流入し、各貯水パイプ5に下方から上方
へと順に充満して行く。第1連通パイプ3からの雨水は
異径ソケット17を介して各貯水パイプ5に流入する。
このとき、各貯水パイプ5の一端は第1連通パイプ3に
対して異径ソケット17の小径受口21が下側に位置
し、該貯水パイプ5の他端は第2連通パイプ4に対して
異径ソケット17の小径受口21が上側に位置している
ので、該当の貯水パイプ5に雨水が充満する際に、内部
のエアは第2連通パイプ4側へ抜け、エア溜まりが生じ
ない。最終的に第1・第2連通パイプ3・4内および各
貯水パイプ5内のエアは、溢水口15を介して、エア抜
き口14があるときは該エア抜き口14を介して外部に
出る。
【0011】貯水ユニット1を構成する全てのパイプ3
・4・5に雨水が充満すると、以後の余分な雨水は溢水
口15およびオーバーフローパイプ16を介して外部に
放出される。降雨後に貯水ユニット1に溜めた分だけの
雨水が給水口10から導出パイプ31を介してトイレ用
水に利用できることになる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る貯水装置によれば、貯水ユ
ニット1がプラスチック・パイプで構成されているの
で、タンク形式や鋼管使用形式に比べて軽量で安価にで
きる。しかも嵩張らないので、貯水ユニット1を一般家
屋の外壁面に添うように支持部材2で手軽にかつ邪魔に
ならないように設置できる。プラスチック・パイプを縦
横に接続配管してなる貯水ユニット1は、これを文字通
りユニット化できるので、予め貯水ユニット1を構築し
ておくことにより、現場にて支持部材2で支持するだけ
でよく、設置作業も楽に行える利点を有する。そのうえ
で降雨時に、屋根の雨樋29からの雨水を貯水ユニット
1のパイプ内に溜めておくことにより、トイレ用水とし
て有効利用でき、節水に有利である。
【0013】貯水ユニット1が、左右の第1・第2連通
パイプ3・4と、両パイプ3・4間に上下多段状に配置
されて両端が継手を介して各連通パイプ3・4にそれぞ
れ接続配管された5本以上の貯水パイプ5とからなると
き、各連通パイプ3・4に小径パイプを用い、各貯水パ
イプ5を各連通パイプ3・4よりも大径にすることによ
り、貯水ユニット1に例えばトイレ用水の補充として必
要かつ十分な雨水を合理的に溜めておくことができる。
その際に、貯水ユニット1の前記パイプ3・4・5の上
端の適所に溢水口15を設けてあると、ここからオーバ
ーフローパイプ16を介して余分な雨水が外部に放出さ
れ、雨樋29から雨水が溢れることはない。しかも、貯
水ユニット1の下端側に給水口10を設けてあるので、
パイプ3・4・5内の雨水を全て支障なく給水すること
ができる。
【0014】そのうえで、左右の一方の第1連通パイプ
3の上端に流入口8を設け、他方の第2連通パイプ4側
の上端に前記溢水口15およびエア抜き口14を設けて
あると、第1連通パイプ3に流入した雨水は下段の貯水
パイプ5から順に上段の貯水パイプ5に向かって充満し
て行き、各パイプ3・4・5内にエア溜まりが生じるこ
となく雨水を充満状態に溜め置くことができる。とく
に、小径の第1・第2連通パイプ3・4に対して大径の
各貯水パイプ5の両端を異径ソケット17で接続するに
際し、異径ソケット17として、大径受口20と小径受
口21とが上下に偏心して位置する偏心異径ソケットを
用い、各貯水パイプ5は第1連通パイプ3に対して異径
ソケット17の小径受口21側を下側に、第2連通パイ
プ4に対しては異径ソケット17の小径受口21側を上
側にそれぞれ位置させて接続してあると、雨水が各貯水
パイプ5に下段から上段に向かって順に充満して行くと
きに、各貯水パイプ5にエアが溜まることを更に確実に
防止でき、第1連通パイプ3の下端の給水口10から各
パイプ3・4・5内を完全に空になる状態で給水するこ
とができる。
【0015】更に前述の各貯水パイプ5は、1.5m以上
の長さを有し、直径が少なくとも100mm以上のプラス
チックパイプからなるときは、貯水パイプ5の本数を徒
に多くせずとも5〜10本にすることができ、安価に製
造することができる。また、支持部材2として地上に左
右2本の支柱25・25を立て、両支柱25・25で各
貯水パイプ5の左右端部を受け止め固定すれば、貯水ユ
ニット1を屋外の軒下の壁面に添うよう設置するのに有
利である。
【0016】
【実施例】図1および図2において、本発明の貯水装置
は、プラスチック・パイプを縦横に接続配管して構築さ
れる貯水ユニット1と、貯水ユニット1を屋外の軒下に
おいて家屋の壁面に添うよう取り付ける支持部材2とか
らなる。
【0017】貯水ユニット1は、平行に配置される左右
2本の第1・第2連通パイプ3・4と、両連通パイプ3
・4間において上下多段に一定間隔置きに平行姿勢で配
置される7本の貯水パイプ5とからなる。これらパイプ
3・4・5はいずれもプラスチック製のパイプからな
り、貯水パイプ5の左右両端がそれぞれ第1・第2連通
パイプ3・4にプラスチック製の継手を介して接続配管
されている。
【0018】第1連通パイプ3は、直径50mmのパイプ
を250mmの間隔置きに7個のT型継手6を介在させて
直管状に接続してあり、上端のT型継手6aの上向き受
口上に流入口8を設け、第1連通パイプ3の下端に、排
出口9と給水口10とがそれぞれバルブ11・12を介
して分岐配管されている。
【0019】第2連通パイプ4は、直径50mmのパイプ
を6個のT型継手6と最下端のエルボ継手13とを介在
させて直管状に接続してあり、上端のT型継手6bの横
外向き受口に別のT型継手6cを接続し、このT型継手
6cの上向き受口上にエア抜き口14を設け、該T型継
手6cの下向き受口を溢水口15とし、該溢水口15に
プラスチック製のオーバーフローパイプ16の上端を接
続し、オーバーフローパイプ16の下端が図外の排水溝
に導出されている。
【0020】各貯水パイプ5は、直径150mm、左右長
さが約2mに設定されている。各貯水パイプ5の左端受
口は、異径ソケット17および直管状ソケット19を介
して第1連通パイプ3の前記T型継手6にそれぞれ接続
配管する。各貯水パイプ5の右端受口は、同じく異径ソ
ケット17および直管状ソケット19を介して第2連通
パイプ4の前記T型継手6およびエルボ継手13に接続
配管する。
【0021】図4において異径ソケット17は、小径部
に偏心ブッシュ18を介在させることにより、大径受口
20と小径受口21とを有し、これら受口20・21の
中心線が上下に位置ズレした偏心異径ソケットになって
いる。各貯水パイプ5の左右端は異径ソケット17の内
向きの大径受口20に内嵌させて接続する。
【0022】但し、各貯水パイプ5の両端に異径ソケッ
ト17・17を接続した状態において、第1連通パイプ
3に臨む異径ソケット17は小径受口21が下側に位置
し、第2連通パイプ3に臨む各異径ソケット17は小径
受口21が上側に位置するようにしてある。
【0023】すなわち、第1連通パイプ3と各貯水パイ
プ5の左端とは、第1連通パイプ3を構成する各T型継
手6の内向きの受口と、前記ソケット17の外向きの小
径受口21との間に、直管状ソケット19の両端を内嵌
することにより配管接続する。同様にして第2連通パイ
プ4と各貯水パイプ5の右端とは、第2連通パイプ3を
構成する各T型継手6および下端のエルボ継手13の内
向き受口と、前記ソケット17の外向きの小径受口21
との間に、直管状ソケット19の両端を内嵌することに
より配管接続する。
【0024】支持部材2は、図2および図3に示すごと
く基礎24・24を介して地上に立てられる左右2本の
支柱25・25を有する。各支柱25は上端が接続され
た前後枠25a・25bからなり、各貯水パイプ5の左
右端部を下方から受け止めて固定する。すなわち各支柱
25には、図5に示すごとく前後枠25a・25b間に
受け片26を上下7段に設け、各受け片26で各貯水パ
イプ5の下端を受け止め、各貯水パイプ5に上方から逆
U字形の止めバンド27を嵌め込み、各止めバンド27
の前後の下端ねじ部を各受け片26に挿通してナット2
8で締結することにより、受け片26上に貯水パイプ5
を確りと固定している。
【0025】本案貯水装置は、屋外の軒先の下方におい
て家屋の外壁面に貯水ユニット1が添うよう支持部材2
で支持し、図2に示すごとく雨樋29と貯水ユニット1
の流入口8とを導入パイプ30で接続する。貯水ユニッ
ト1の給水口10に導出パイプ31の一端を接続し、図
1に示すごとく導出パイプ31の他端を屋内のトイレ用
タンク32の給水口に接続する。トイレ用タンク32に
は既存の上水道のパイプ33も接続配管されており、該
パイプ33はこれに設けたバルブ35で流路を開閉でき
る。従って、トイレ用水は貯水ユニット1内の雨水と上
水道パイプ33からの水とに切り換え使用可能である。
【0026】降雨時には、雨樋29からの雨水が導入パ
イプ30を経て貯水ユニット1の第1連通パイプ3にこ
れの上端の流入口8より流入する。第1連通パイプ3に
流入した雨水は、流下して最下段の貯水パイプ5から上
段側の貯水パイプ5へと順に充満して行く。このとき、
第1連通パイプ3と各貯水パイプ5とをつなぐ異径ソケ
ット17は、小径受口21が下側に位置し、第2連通パ
イプ4と各貯水パイプ5とをつなぐ異径ソケット17は
小径受口21が上側に位置する。従って、第1連通パイ
プ3から流入する雨水が各貯水パイプ5に充満して行く
際に、貯水パイプ5内のエアは、エア溜まりを生じるこ
となく第2連通パイプ4側に押し出され、最終的に第2
連通パイプ4側のエア抜き口14を介して大気に放出さ
れる。
【0027】最上段の貯水パイプ5まで雨水が充満する
と、余分の雨水は第2連通パイプ4側の上端に設けた溢
水口15および該溢水口15に接続したオーバーフロー
パイプ16を介して外部に支障なく排出されて行く。
【0028】降雨当初には、必要に応じて排出バルブ1
1を解放操作し、貯水ユニット1のパイプ3・4・5内
の雨水を排出口9より外部に排出して、パイプ内を清掃
することができる。貯水ユニット1内の雨水をトイレ用
水に使用するときは、給水バルブ12を解放した状態の
ままにしておき、トイレ室において上水道パイプ33側
のバルブ35を閉じる。これで最下段の貯水パイプ5よ
りもトイレ用タンク32の給水口を下位に位置設定して
あれば、貯水ユニット1の雨水が自動的にトイレ用タン
ク32に流れ込む。
【0029】上記の実施例では、直径150mmの貯水パ
イプ5を7本用いて貯水ユニット1に約270リットル
の雨水を貯溜できるようにしたが、直径200mmの貯水
パイプ5を左右同一長さにして6本用いると約400リ
ットルの雨水を貯水ユニット1に溜め置くことができ
た。
【0030】なお、図示例では導出パイプ31に雑用水
用パイプ31aを接続し、トイレ用以外にも貯水タンク
1内の雨水を用いることができるようになっている。こ
のことからも判るように、給水口10から出る雨水は庭
木などへの給水用などにも広く利用できる。本発明に係
る貯水装置は、必ずしも地上に設置することを要さず、
一般家庭の2階部分の外壁面に貯水ユニット1を支持部
材2にて吊持する状態に設置してもよい。
【0031】また、本発明に係る貯水装置は、第1・第
2連通パイプ3・4を上下に配置し、両連通パイプ3・
4間に貯水パイプ5を縦向き姿勢で配置してもよい。連
通パイプ3・4と貯水パイプ5とは同一径にすることも
できる。導入パイプ30やオーバーフローパイプ16は
フレキシブルパイプやゴムホースの類を用いてもよい。
なお、図示例で説明すると第2連通パイプ4の更に右側
方に第3連通パイプを支持部材2で支持し、第2・第3
連通パイプ間に貯水パイプ5を接続配管するようにして
もよい。また、例えば貯水パイプ5は中間適所をT型継
手で接続し、該T型継手で上下に隣接する貯水パイプ5
・5どうしを連通連結することにより、支持部材2に各
貯水パイプ5の全てを受け止め支持する形態を省略して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯水装置とその使用例を説明する概略
側面図
【図2】全体の正面図
【図3】全体の側面図
【図4】要部の縦断正面図
【図5】要部の縦断側面図
【符号の説明】
1 貯水ユニット 2 支持部材 3 第1連通パイプ 4 第2連通パイプ 5 貯水パイプ 8 流入口 10 給水口 14 エア抜き口 15 溢水口 16 オーバーフローパイプ 17 異径ソケット 20 大径受口 21 小径受口 25 支柱 29 雨樋 30 導入パイプ 31 導出パイプ 32 トイレ用タンク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 3/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水ユニット1と、貯水ユニット1を屋
    外の軒下の壁面に添うよう所定の高さで取り付ける支持
    部材2とからなり、 貯水ユニット1は、2本用意されるプラスチック製のパ
    イプであって、左右の離れた位置に平行に配設される第
    1・第2連通パイプ3・4と、第1・第2連通パイプ3
    ・4よりも大径のプラスチック製のパイプであって、両
    連通パイプ3・4間に上下多段に配置される少なくとも
    5本以上の貯水パイプ5とを含み、 各貯水パイプ5の左右端と第1・第2連通パイプ3・4
    とは、貯水パイプ5の端部に接続される大径受口20
    と、第1・第2連通パイプ3・4側に接続される小径受
    口21とを有する異径ソケット17を介して連通状に接
    続配管されており、異径ソケット17は、大径受口20
    と小径受口21とが上下に偏心して位置する偏心異径ソ
    ケットであって、各貯水パイプ5の一端が、異径ソケッ
    ト17の小径受口21を下側にして第1連通パイプ3側
    に接続配管され、各貯水パイプ5の他端が、異径ソケッ
    ト17の小径受口21を上側にして第2連通パイプ4側
    に接続配管されており、 左右の一方の第1連通パイプ3の上端に、屋根軒下の雨
    樋29からの雨水が導入パイプ30を介して流入するこ
    とを許す流入口8が設けられており、 他方の第2連通パイプ4側の上端に、貯水ユニット1を
    構成するパイプ3・4・5に充満した雨水の余分をオー
    バーフローパイプ16を介して外部に放出するための溢
    水口15と、エア抜き口14とが設けられており、 第1連通パイプ3の下端に、貯水ユニット1のパイプ3
    ・4・5に貯溜された雨水を外部に取り出すための給水
    口10が設けられていて、この 給水口10と、屋内のト
    イレ用タンク32とが、導出パイプ31で接続されてい
    ることを特徴とする貯水装置。
  2. 【請求項2】 各貯水パイプ5が、1.5m以上の長さを
    有し、直径が少なくとも100mm以上のプラスチック・
    パイプからなる請求項1記載の貯水装置。
  3. 【請求項3】 支持部材2が、地上に立てた左右2本の
    支柱25・25を含み、各貯水パイプ5の左右端部が各
    支柱25・25に受け止め固定されている請求項1又は
    2記載の貯水装置
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