JP2003119681A - 印刷紙の再生方法 - Google Patents

印刷紙の再生方法

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JP2003119681A
JP2003119681A JP2001316142A JP2001316142A JP2003119681A JP 2003119681 A JP2003119681 A JP 2003119681A JP 2001316142 A JP2001316142 A JP 2001316142A JP 2001316142 A JP2001316142 A JP 2001316142A JP 2003119681 A JP2003119681 A JP 2003119681A
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揮発成分が少なく、さらに脱墨性も良好で環境
による汚染防止、リサイクルによる紙の再生が可能とな
る。 【解決手段】顔料と活性エネルギー線硬化性かつ酸化重
合性のバインダーを含む、さらに植物油を含有するハイ
ブリッドインキにより揮発分が少なく、環境による汚染
防止、印刷した印刷紙を脱墨しさらに脱墨性も良好で、
リサイクルによる紙の再生が可能となる印刷紙の再生方
法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料と活性エネル
ギー線硬化性かつ酸化重合性両者のバインダーを含むハ
イブリッドインキ、さらに植物油を含有するハイブリッ
ドインキにより印刷した印刷紙を脱墨し再生することを
特徴とする印刷紙の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、 チラシ、各種紙器、書籍、ポス
ター、カレンダー、ラベル、包装紙、カードなどの印刷
において、一般に酸化重合性、溶剤蒸発乾燥、加熱乾燥
性を持つ油性インキが主流に使用されている。これら酸
化重合性油性インキは湿し水を使用するオフセット印刷
では乳化適性が良く、長時間安定して連続印刷が出来、
印刷物の網点再現性が優れている。しかし印刷後乾燥し
ない為、印刷物にスプレーパウダーを巻き棒積みを行っ
ている。このスプレーパウダーは印刷機周辺を汚染し、
印刷物の光沢も劣化させてしまう。さらにこれらの油性
インキは鉱物油留分である揮発性の炭化水素系インキ溶
剤が使用されている場合が多い。しかし近年、環境への
配慮から当該油性インキから揮発性の炭化水素系インキ
溶剤を一切排除したVOC(揮発性有機化合物)フリー
インキのニーズが高まっている。例えば、福田および石
井等によれば(日本印刷学会誌、第37巻、第5号、第
51頁)、オフセット印刷インキのVOCフリー化が可
能となれば、4万トン以上の印刷インキ用石油溶剤の削
減が可能になるとされている。したがってこれら揮発性
の炭化水素系インキ溶剤を含まない紫外線、電子線等で
硬化させる活性エネルギー線硬化性印刷インキが台頭し
20数年を経ている。これら活性エネルギー線硬化性印
刷インキは瞬時に硬化する為、棒積みが可能であり、揮
発成分が揮発しないという利点がある一方、上記油性イ
ンキに比べ乳化適性がやや劣り、また印刷機のゴムロー
ル、ブランケットを膨潤させる為、専用のブランケット
が必要とされこれがコスト高の一要因でもあった。さら
に環境の配慮から印刷紙の再生を目的にした脱墨可能な
インキの需要が求められている。しかしこれら活性エネ
ルギー線硬化性印刷インキは多官能アクリルで主体構成
されている為、三次元的架橋密度が高く、活性エネルギ
ー線で硬化させると三次元的高架橋が行われ、脱墨行程
においてインキが十分に脱墨され難いという問題を有し
ていた。
【0003】そこで上記油性インキの持つ、乳化適性、
ゴムロール、ブランケットに対する膨潤性の良さと活性
エネルギー線硬化性印刷インキの持つスプレーパウダー
の不要な棒積み可能性、溶剤が揮発しないVOCフリ
ー、脱墨可能性の両方を併せ持つインキの台頭が望まれ
ていた。
【0004】さらに印刷業界では環境の観点から油性イ
ンキにおいて揮発性の溶剤を使用しない植物油、特に大
豆油を使用した大豆油インキ(SOYインキ)が望まれ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決する為、顔料と活性エネルギー線硬化性かつ酸化
重合性を併せ持つバインダーを含むハイブリッドイン
キ、さらに植物油、特に大豆油またはその変性物を含有
する溶剤が揮発しないVOCフリーであるハイブリッド
インキを使用することにより、印刷した印刷紙を脱墨し
再生紙することが可能となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料と活性エ
ネルギー線硬化性かつ酸化重合性のバインダーとを含む
ハイブリッドインキによりハイブリッドインキにより印
刷した印刷紙を脱墨し再生することを特徴とする印刷紙
の再生方法に関する。
【0007】更に本発明は、上記ハイブリッドインキが
更に植物油を含有する印刷紙の再生方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下詳細に、本発明について詳し
く説明する。
【0009】顔料とは、印刷インキの着色剤であり、無
機顔料および有機顔料を示すことができる。無機顔料と
しては黄鉛、亜鉛黄、紺青、硫酸バリウム、カドミウム
レッド、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、アルミナホワイ
ト、炭酸カルシウム、群青、カーボンブラック、グラフ
ァイト、アルミニウム粉、ベンガラなどが、有機顔料と
しては、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系、
β−オキシナフトエ酸系アニリド系、アセト酢酸アニリ
ド系、ピラゾロン系などの溶性アゾ顔料、β−ナフトー
ル系、β−オキシナフトエ酸系アニリド系、アセト酢酸
アニリド系モノアゾ、アセト酢酸アニリド系ジスアゾ、
ピラゾロン系などの不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン
ブルー、ハロゲン化(塩素または臭素化)銅フタロシア
ニンブルー、スルホン化銅フタロシアニンブルー、金属
フリーフタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、キ
ナクリドン系、ジオキサジン系、スレン系(ピラントロ
ン、アントアントロン、インダントロン、アントラピリ
ミジン、フラバントロン、チオインジゴ系、アントラキ
ノン系、ペリノン系、ペリレン系など)、イソインドリ
ノン系、金属錯体系、キノフタロン系などの多環式顔料
および複素環式顔料などの公知公用の各種顔料が使用さ
れる。
【0010】活性エネルギー線硬化性バインダーとはジ
アリルフタレート樹脂に代表される軟化点50〜180
℃の非反応性樹脂(インナート樹脂)、もしくは反応性
(ラジカル重合性)オリゴマー、ラジカル重合性モノマ
ー、必要に応じラジカル重合開始剤や光増感剤、必要に
応じ顔料、さらに諸種の添加剤からなる。非反応性樹脂
(インナート樹脂)としては、オルソないしイソタイプ
のジアリルフタレート樹脂(以下DAP樹脂)が広く使
用される。反応性(ラジカル重合性)オリゴマーとして
アルキッドアクリレート、ポリエステルアクリレート、
エポキシアクリレート、ウレタン変性アクリレート等が
使用されている。
【0011】ラジカル重合性モノマーとしてエチレン性
不飽和二重結合を持つ(メタ)アクリルモノマーまたは
アクリルオリゴマーについて説明する。エチレン性不飽
和二重結合を有する(メタ)アクリルモノマーモノマー
としては、1官能モノマーとしてアルキル(カーボン数
が1〜18)(メタ)アクリレート、例えばメチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートがあ
り、さらにベンジル(メタ)アクリレート、ブチルフェ
ノール、オクチルフェノールまたはノニルフェノールま
たはドデシルフェノールのようなアルキルフェノールエ
チレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカンモノメチロール
(メタ)アクリレート等が例示される。
【0012】さらに2官能モノマーとしてエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、 ジプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバ
リルヒドロキシピバレートジ(メタ)アクリレート(通
称マンダ)、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレート
ジカプロラクトネートジ(メタ)アクリレート、1,6
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ、1,2−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、2,5−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、1,2−オクタンジオール
ジ(メタ)アクリレートジ(メタ)アクリレート、1,
9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−
デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デ
カンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−デカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,12−ドデカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ドデカンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,14−テトラデカ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−テトラデ
カンジオールジ(メタ)アクリレート、1,16−ヘキ
サデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘ
キサデカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチ
ル−2,4−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)
アクリレート、2−メチル−2−プロピル−1,3−プ
ロパンジオールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメ
チル−2,4−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ−ルジ
(メタ)アクリレート、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチ
ロールオクタンジ(メタ)アクリレート、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル
−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、
2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,2−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,5−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、2,5−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,8−オクタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,2−オクタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,2−デカンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1,2−デカンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,2−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,14−テトラデカンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1,2−テトラデカンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,16−ヘキサデカンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,2−ヘキサデカンジオールジ(メ
タ)アクリレート、2−メチル−2,4−ペンタンジ
(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2−プ
ロピル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオールジ
(メタ)アクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プ
ロパンジオ−ルジ(メタ)アクリレート、2,2,4−
トリメチル−1,3−ペンタンジオールジ(メタ)アク
リレート、ジメチロールオクタンジ(メタ)アクリレー
ト、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレート、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチ
ル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールジ
(メタ)アクリレートトリシクロデカンジメチロールジ
(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロール
ジカプロラクトネートジ(メタ)アクリレート、ビスフ
ェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)
アクリレート、ビスフェノールFテトラエチレンオキサ
イド付加体ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールS
テトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレー
ト、水添加ビスフェノールAテトラエチレンオキサイド
付加体ジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノール
Fテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレ
ート、水添加ビスフェノーAジ(メタ)アクリレート、
水添加ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、ビス
フェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジカプロ
ラクトネートジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Fテトラエチレンオキサイド付加体ジカプロラクトネー
トジ(メタ)アクリレート等が例示される。
【0013】3官能モノマーとしてグリセリントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロ
ラクトネートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘ
キサントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオク
タントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート等が例示される。
【0014】4官能以上のモノマーとしてペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラカプロラクトネートテトラ(メタ)アクリ
レート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジ
トリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネート、
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタン
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタン
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサ
ンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールオク
タンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリス
リトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリ
スリトールオクタ(メタ)アクリレート、リペンタエリ
スリトールポリアルキレンオキサイドヘプタ(メタ)ア
クリレート等が例示される。
【0015】さらに脂肪族アルコール化合物のアルキレ
ンオキサイド付加体(メタ)アクリレートモノマー、特
にC3〜C20以上のアルキレンオキサイドを持つ脂肪族
アルコール化合物のアルキレンオキサイド付加体(メ
タ)アクリレートモノマーは上記樹脂、植物油またはそ
の脂肪酸エステルに対し溶解性が向上してくる。脂肪族
アルコール化合物のアルキレンオキサイド付加体(メ
タ)アクリレートモノマーとして脂肪族アルコール化合
物のモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C2
0)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例え
ばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド、ペンチレンオキサイド、ヘキシレンオキ
サイド他)モノまたはポリ(1〜10)(メタ)アクリ
レートがある。1官能モノマーとしてアルキル(カーボ
ン数が1〜18)(メタ)アクリレート、例えばメタノ
ールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C2
0)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例え
ばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド)(メタ)アクリレート、エタノールモノ
またはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキ
サイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド)(メタ)アクリレート、ブタノールモノまたはポ
リ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付
加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
(メタ)アクリレート、ヘキサノールモノまたはポリ
(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メ
タ)アクリレート、オクタノールモノまたはポリ(1〜
20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(ア
ルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)ア
クリレート、ドデカノールモノまたはポリ(1〜20)
アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレ
ンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレ
ート、ステアリルモノまたはポリ(1〜20)アルキレ
ン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサ
ドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドがある。さらにブチルフェノール、オクチルフェノ
ールまたはノニルフェノールまたはドデシルフェノール
のポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイ
ド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)(メタ)アクリレート等が例示される。さらに2官
能モノマーとしてエチレングリコールモノまたはポリ
(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノまた
はポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイ
ド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールポリ
(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールポリ(2
〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体
(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、 ジプロピレングリコールポリ
(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールポリ
(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールポリ
(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、ブチレングリコールポリ(2〜
20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(ア
ルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)
アクリレート、ペンチルグリコールポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレン
オキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタネオペンチ
ルグリコールポリ(2〜20)(例えばエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)
付加体ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリルヒ
ドロキシピバレートポリ(2〜20)アルキレン(C2
〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして
例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シピバリルヒドロキシピバレートジカプロラクトネート
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
ジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールポリ
(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加
体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールポリ
(2〜20)アルキレンオキサイド付加体(例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等)ジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ヘキサンジ
オールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキ
サイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド)ジ(メタ)アクリレート、2,5−ヘキサンジオ
ールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサ
イド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオー
ルポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイ
ド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオー
ルポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイ
ド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−オクタンジオー
ルポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイ
ド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレートジ(メタ)アクリレート、
1,9−ノナンジオールポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
1,2−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
1,10−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
1,2−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
1,12−ドデカンジオールポリ(2〜20)アルキレ
ン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサ
ドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
1,2−ドデカンジオールモノまたはポリ(1〜20)
アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレ
ンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリ
レート、1,14−テトラデカンジオールポリ(2〜2
0)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アル
キレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)ア
クリレート、1,2−テトラデカンジオールポリ(2〜
20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(ア
ルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)
アクリレート、1,16−ヘキサデカンジオールモノま
たはポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサ
イド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサデカンジ
オールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキ
サイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド)ジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2,4−
ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜
C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例
えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、3−メチル
−1,5−ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレ
ン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサ
ドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、
2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
ジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメチル−2,4−
ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜
C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例
えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,2−ジ
エチル−1,3−プロパンジオ−ルモノまたはポリ(2
〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体
(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレート、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオールモノまたはポリ(2〜20)アル
キレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオ
キサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレー
ト、ジメチロールオクタンポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2
−エチル−1,3−ヘキサンジオールポリ(2〜20)
アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレ
ンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリ
レート、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
ジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタ
ンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)
オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−
エチル−1,3−プロパンジオールポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレン
オキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレ
ート、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールポ
リ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付
加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ
(メタ)アクリレートが例示される。3官能モノマーと
してグリセリンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C2
0)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例え
ばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C2
0)オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例え
ばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールエタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)
オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロール
ヘキサンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オ
キサイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオ
クタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキ
サイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオク
タンポリ(3〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサ
イド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド)トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
トリ(メタ)アクリレート等が例示される。4官能以上
のモノマーとしてペンタエリスリトールポリ(2〜2
0)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アル
キレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メ
タ)アクリレート、ジグリセリンポリ(2〜20)アル
キレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオ
キサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリ
レート、ジグリセリンポリ(2〜20)アルキレンオキ
サイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド等)付加体テトラ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンポリ(2〜2
0)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アル
キレンオキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メ
タ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンポリ(2
〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラカプロラクトネート、テトラ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールエタンポリ(2〜20)アルキ
レン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキ
サドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールエタンポリ(2〜20)アルキ
レンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)
アクリレート、ジトリメチロールブタンポリ(2〜2
0)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テ
トラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサン
ポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド
付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサ
ンポリ(2〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールオクタン(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オ
キサイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロー
ルオクタンポリ(4〜200)アルキレンオキサイド
(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールポリ(5〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレ
ン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサ
ドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アクリレー
ト、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)ヘ
キサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサカプロラクトネートポリ(2〜20)アルキレン
(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサド
として例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキ
レン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキ
サドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ブチレンオキサイド)ヘプタ(メタ)アクリレ
ート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アル
キレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオ
キサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド)オクタ(メタ)アクリ
レート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)ア
ルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレン
オキサドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アク
リレート、トリペンタエリスリトールポリアルキレンオ
キサイドヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリ
スリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)
オキサイド付加体(アルキレンオキサドとして例えばエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド)オクタ(メタ)アクリレート等が例示され
る。
【0016】さらに(メタ)アクリルオリゴマーとし
て、ポリオール、多塩基酸および(メタ)アクリル酸の
エステル化物、さらにはエポキシアクリレート等が例示
される。例えばポリオールとしてはエチレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトールなど、多塩基酸としては無水フタル酸、イソ
フタル酸、琥珀酸、マレイン酸などが使用される。
【0017】次に、ラジカル重合開始剤としては、光開
裂型と水素引き抜き型に大別して例示することができ
る。前者の例として、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−アクリ
ルべンゾイン等のベンゾイン系、ベンジル、2−メチル
−2−モルホリノ(4−チオメチルフェニル)プロパン
ー1−オン(イルガキュア907:チバスペシャルティ
ケミカルズ社製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルホリノフェニル)−1−ブタノン(イ
ルガキュア369:チバスペシャルティケミカルズ社
製)、ベンジルメチルケタール(イルガキュア651:
チバスペシャルティケミカルズ社製)、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン(イルガキュア184:
チバスペシャルティケミカルズ社製)、2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(ダロ
キュア1173:メルク社製)、1−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−
1−オン(ダロキュア1116:メルク社製)、4−
(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキ
シ−2−プロピル)ケトン、4−(2−アクリロイル−
オキシエトキシ)フェニル−2−ヒドロキシ−2−プロ
ピルケトン、ジエトキシアセトフェノン(ZLI333
1:チバスペシャルティケミカルズ社製)、エサキュア
ーKIP100(ラムベルティ社製)、ルシリンTPO
( BASF社製)、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイ
ル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィン
オキサイド(BAPO1:チバスペシャルティケミカル
ズ社製)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)
−フェニルフォスフィンオキサイド(BAPO2:チバ
スペシャルティケミカルズ社製)、BTTB(日本油脂
(株)製)、CGI1700(チバスペシャルティケミ
カルズ社製等が例示される。
【0018】後者の例として、ベンゾフェノン、p−メ
チルベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェノン、テト
ラクロロベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸メチル、
4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノ
ン、4−ベンゾイル−4' −メチル−ジフェニルサルフ
ァイド、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジ
メチルチオキサントン、2,4ジエチルチオキサント
ン、2,4ジクロロチオキサントン、アセトフェノン等
のアリールケトン系開始剤、4,4' −ビス(ジエチル
アミノ)ベンゾフェノン、4,4' −ビス(ジメチルア
ミノ)ベンゾフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸イ
ソアミル、p−ジメチルアミノアセトフェノン等のジア
ルキルアミノアリールケトン系開始剤、チオキサント
ン、キサントン系のおよびそのハロゲン置換系の多環カ
ルボニル系開始剤等が例示される。これらの単独または
適宣組み合わせにより用いる事も出来る。これらの開始
剤は組成物中に0.1〜30重量%の範囲で用いる事が
出来るが、好ましくは1〜15重量%の範囲で用いる事
が出来る。
【0019】酸化重合性のバインダーとして軟化点が5
0〜180℃の樹脂、乾性油を含む植物油および脂肪酸
エステル、ドライヤー、各種添加剤からなる。
【0020】軟化点が50〜180℃の樹脂としては、
ロジン変性フェノール樹脂、石油樹脂、α、βエチレン
性不飽和カルボン酸エステル変性石油樹脂、アルキッド
樹脂、ロジンエステル樹脂(ロジン変性アルキッド樹
脂、α、βエチレン性不飽和カルボン酸変性ロジンエス
テル樹脂)、ロジンおよび石油樹脂変性エステル樹脂、
メラミン樹脂、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、
ケトン樹脂、フェノール変性石油樹脂等が例示される。
【0021】ロジン変性フェノール樹脂として、石炭
酸、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールF、(ターシャリ)ブチル
フェノール、(ターシャリ)オクチルフェノール、ノニ
ルフェノール、ドデシルフェノール、ヘキシルフェノー
ルおよびこれらの混合物等のフェノール類とホルムアル
デヒドを縮合反応させたレゾールまたはノボラックフェ
ノール樹脂とロジン類(ガムロジン、ウッドロジン、ト
ール油ロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン
等)をクロマン化反応させ、さらにグリセリン、ペンタ
エリスリトール等のポリオールをあるいはp−トルエン
スルフォン酸、メタンスルフォン酸、硫酸等の酸触媒を
使用しエステル化反応させた重量平均分子量1〜15万
の樹脂で反応法は常法による。
【0022】次に、本発明で使用される植物油またはそ
の脂肪酸エステルについて説明する。先ず植物油とは、
グリセリンと脂肪酸とのトリグリセライドにおいて、少
なくとも1つの脂肪酸が炭素−炭素不飽和結合を少なく
とも1つ有する脂肪酸であるトリグリセライドのことで
あり、その様な植物油として代表的な化合物は、アサ実
油、アマニ油、エノ油、オイチシカ油、オリーブ油、カ
カオ油、カポック油、カヤ油、カラシ油、キョウニン
油、キリ油、ククイ油、クルミ油、ケシ油、ゴマ油、サ
フラワー油、ダイコン種油、大豆油、大風子油、ツバキ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、ニガー油、ヌカ油、パ
ーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ヘント
ウ油、松種子油、綿実油、ヤシ油、落花生油、脱水ヒマ
シ油などが挙げらる。さらに好適な植物油を挙げるとす
れば、そのヨウ素価が少なくとも100以上ある植物油
(括弧内は油脂化学製品便覧:日刊工業新聞社から引用
したヨウ素価を示す。)、アサ実油(149以上)、ア
マニ油(170以上)、エノ油(192以上)、オイチ
シカ油(140以上)、カポック油(85〜102)、
カヤ油(130以上)、カラシ油(101以上)、キョ
ウニン油(97〜109)、キリ油(145以上)、ク
クイ油(136以上)、クルミ油(143以上)、ケシ
油(131以上)、ゴマ油(104以上)、サフラワー
油(130以上)、ダイコン種油(98〜112)、大
豆油(117以上)、大風子油(101)、トウモロコ
シ油(109以上)、ナタネ油(97〜107)、ニガ
ー油(126以上)、ヌカ油(92〜115)、ヒマワ
リ油(125以上)、ブドウ種子油(124以上)、ヘ
ントウ油(93〜105)、松種子油(146以上)、
綿実油(99〜113)、落花生油(84〜102)、
脱水ヒマシ油(147以上)が好適に用いられ、さらに
は、ヨウ素価が120以上の植物油がより好ましい。ヨ
ウ素価を120以上とすることで、硬化性組成物の酸化
重合による乾燥性をより高めることができる。
【0023】その他、本発明においては、天ぷら油など
の食用に供された後、回収/再生された再生植物油も用
いることができる。再生植物油としては、含水率を0.
3重量%以下、ヨウ素価を100以上、酸価を3以下と
して再生処理した油が好ましく、含水率を0.3重量%
以下にすることにより、水分に含まれる塩分等のインキ
の乳化挙動に影響を与える不純物を除去することが可能
となり、ヨウ素価を100以上として再生することによ
り、乾燥性、すなわち酸化重合性の良いものとすること
が可能となり、さらに酸価が3以下の植物油を選別して
再生することにより、再生植物油の酸価を低いものとす
るができ、インキの過乳化を抑制することが可能とな
る。回収植物油の再生処理方法としては、濾過、静置に
よる沈殿物の除去、および活性白土などによる脱色とい
った方法がとられる。
【0024】次に、本発明における脂肪酸エステルとし
ては、植物油の加水分解で得られる飽和または不飽和脂
肪酸と、飽和または不飽和アルコールとをエステル反応
させてなる脂肪酸モノエステルを挙げることができる
が、常温(20〜25℃)で液状で且つ常圧(101.
3kPa)で沸点が200℃以上の脂肪酸モノエステル
が好ましく、その様な脂肪酸エステルの具体例として
は、飽和脂肪酸モノエステルとして、酪酸ヘキシル、酪
酸ヘプチル、酪酸ヘキシル、酪酸オクチル、カプロン酸
ブチル、カプロン酸アシル、カプロン酸ヘキシル、カプ
ロン酸ヘプチル、カプロン酸オクチル、カプロン酸ノニ
ル、エナント酸プロピル、エナント酸ブチル、エナント
酸アミル、エナント酸ヘキシル、エナント酸ヘプチル、
エナント酸オクチル、カプリル酸エチル、カプリル酸ビ
ニル、カプリル酸プロピル、カプリル酸イソプルピル、
カプリル酸ブチル、カプリル酸アミル、カプリル酸ヘキ
シル、カプリル酸ヘプチル、カプリル酸オクチル、ペラ
ルゴン酸メチル、ペラルゴン酸エチル、ペラルゴン酸ビ
ニル、ペラルゴン酸プロピル、ペラルゴン酸ブチル、ペ
ラルゴン酸アミル、ペラルゴン酸ヘプチル、カプリン酸
メチル、カプリン酸エチル、カプリン酸ビニル、カプリ
ン酸プロピル、カプリン酸イソプロピル、カプリン酸ブ
チル、カプリン酸ヘキシル、カプリン酸ヘプチル、ラウ
リン酸メチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ビニル、
ラウリン酸プロピル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ブチル、ラウリン酸イソアミル、ラウリン酸ヘキシ
ル、ラウリン酸−2エチル−ヘキシルなどを挙げること
ができる。
【0025】不飽和脂肪酸エステルとしては、オレイン
酸エチル、オレイン酸プロピル、オレイン酸ブチル、オ
レイン酸アリル、オレイン酸イソアミル、オレイン酸ヘ
プチル、オレイン酸−2−エチルヘキシル、エライジン
酸メチル、エライジン酸エチル、エライジン酸プロピ
ル、エライジン酸アリル、エライジン酸ブチル、エライ
ジン酸イソブチル、エライジン酸−tert−ブチル、
エライジン酸イソアミル、エライジン酸−2−エチルヘ
キシル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノー
ル酸アリル、リノール酸プロピル、リノール酸イソプロ
ピル、リノール酸ブチル、リノール酸イソブチル、リノ
ール酸−tert−ブチル、リノール酸ペンチル、リノ
ール酸ヘキシル、リノール酸ヘプチル、リノール酸−2
−エチルヘキシル、リノレン酸メチル、リノレン酸エチ
ル、リノレン酸アリル、リノレン酸プロピル、リノレン
酸イソプロピル、リノレン酸ブチル、リノレン酸イソブ
チル、リノレン酸−tert−ブチル、リノレン酸ペン
チル、リノレン酸ヘキシル、リノレン酸ヘプチル、リノ
レン酸−2−エチルヘキシル、アラキドン酸メチル、ア
ラキドン酸エチル、アラキドン酸アリル、アラキドン酸
プロピル、アラキドン酸イソプロピル、アラキドン酸ブ
チル、アラキドン酸イソブチル、アラキドン酸−ter
t−ブチル、アラキドン酸ペンチル、アラキドン酸ヘキ
シル、アラキドン酸ヘプチル、アラキドン酸−2−エチ
ルヘキシル、エイコセン酸メチル、エイコセン酸エチ
ル、エイコセン酸アリル、エイコセン酸プロピル、エイ
コセン酸イソプロピル、エイコセン酸ブチル、エイコセ
ン酸イソブチル、エイコセン酸−tert−ブチル、エ
イコセン酸ペンチル、エイコセン酸ヘキシル、エイコセ
ン酸ヘプチル、エイコセン酸−2−エチルヘキシル、エ
イコサペンタエン酸メチル、エイコサペンタエン酸エチ
ル、エイコサペンタエン酸アリル、エイコサペンタエン
酸プロピル、エイコサペンタエン酸イソプロピル、エイ
コサペンタエン酸ブチル、エイコサペンタエン酸イソブ
チル、エイコサペンタエン酸−tert−ブチル、エイ
コサペンタエン酸ペンチル、エイコサペンタエン酸ヘキ
シル、エイコサペンタエン酸ヘプチル、エイコサペンタ
エン酸−2−エチルヘキシル、エルカ酸メチル、エルカ
酸エチル、エルカ酸アリル、エルカ酸プロピル、エルカ
酸イソプロピル、エルカ酸ブチル、エルカ酸イソブチ
ル、エルカ酸−tert−ブチル、エルカ酸ペンチル、
エルカ酸ヘキシル、エルカ酸ヘプチル、エルカ酸−2−
エチルヘキシル、ドコサヘキサエン酸メチル、ドコサヘ
キサエン酸エチル、ドコサヘキサエン酸アリル、ドコサ
ヘキサエン酸プロピル、ドコサヘキサエン酸イソプロピ
ル、ドコサヘキサエン酸ブチル、ドコサヘキサエン酸イ
ソブチル、ドコサヘキサエン酸−tert−ブチル、ド
コサヘキサエン酸ペンチル、ドコサヘキサエン酸ヘキシ
ル、ドコサヘキサエン酸ヘプチル、ドコサヘキサエン酸
−2−エチルヘキシル、リシノール酸メチル、リシノー
ル酸エチル、リシノール酸アリル、リシノール酸プロピ
ル、リシノール酸イソプロピル、リシノール酸ブチル、
リシノール酸イソブチル、リシノール酸−tert−ブ
チル、リシノール酸ペンチル、リシノール酸ヘキシル、
リシノール酸ヘプチル、リシノール酸−2−エチルヘキ
シルなどを例示することができる。
【0026】本発明における脂肪酸エステルを構成する
飽和または不飽和脂肪酸は、実際上は、ヤシ油脂肪酸、
パーム油脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、水添
大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、桐油脂肪酸、トール油
脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、あるいはその分別蒸留な
どによる分別脂肪酸が使用され、前記した飽和または不
飽和脂肪酸の混合物として得られる。
【0027】次に、金属ドライヤーとしては、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、イソペンタン酸、ヘキサン酸、2−
エチル酪酸、ナフテン酸、オクチル酸、ノナン酸、デカ
ン酸、2−エチルヘキサン酸、イソオクタン酸、イソノ
ナン酸、ラウリル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、リノール酸、ネオデカン酸、バーサチック
酸、セカノイック酸、トール油脂肪酸、アマニ油脂肪
酸、大豆油脂肪酸、ジメチルヘキサノイック酸、3,
5,5−トリメチルヘキサノイック酸、ジメチルオクタ
ノイック酸などの有機カルボン酸の金属塩、たとえばカ
ルシウム、コバルト、鉛、鉄、マンガン、亜鉛、ジルコ
ニウム塩などの公知公用の化合物が使用可能であり、印
刷インキ表面および内部硬化を促進するために、これら
の複数を適宜併用して使用することもできる。
【0028】添加剤としては、例えば、耐摩擦剤、ブロ
ッキング防止剤、スベリ剤、スリキズ防止剤としては、
カルナバワックス、木ろう、ラノリン、モンタンワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
スなどの天然ワックス、フィッシャートロプスワック
ス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、
ポリテトラフルオロエチレンワックス、ポリアミドワッ
クス、およびシリコーン化合物などの合成ワックスを使
用することができる。
【0029】さらに素材の選択によっては活性エネルギ
ー線硬化性バインダーと酸化重合性バインダーとの溶解
性が悪く、相溶しない場合がある。その場合はハイブリ
ッド化合物(油溶性脂肪族または油溶性環状化合物基と
アクリロイ基を併せ持つハイブリッド化合物)を使用し
てもよい。ハイブリッド化合物(油溶性脂肪族または油
溶性環状化合物基とアクリロイ基を併せ持つハイブリッ
ド化合物)を製造するための反応は、ポリオール、環状
一塩基酸およびまたは炭素数4〜36の脂肪酸との混合
物、および(メタ)アクリル酸とのエステル化反応は、
撹拌機付き4つ口フラスコに、ポリオール、環状一塩基
酸およびまたは炭素数4〜36の脂肪酸との混合物を仕
込み、トルエン、キシレン、アノン、シクロヘキサン等
の還流溶媒下または無溶媒下、窒素気流下で徐々に加熱
昇温し80〜260℃の範囲で、無触媒下または触媒下
で反応させ、酸価(サンプル1g中に含まれる酸を中和
するに必要な水酸化カリウムのmg数)が5以下、望ま
しくは2以下になるまで行う。
【0030】ポリオールとしては、例えば2価のポリオ
ールとして、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ネペンチルグリコール、2−ブチル−2−エチルプロパ
ンジオール等の分岐アルキルジオール、トリシクロデカ
ンジメチロール、ジシクロペンタジエンジアリルアルコ
ールコポリマーなどを、3価のポリオールとしてトリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールヘキサン、トリメチロールオクタンなどのトリメチ
ロールアルカン類やグリセリンなどを、4価以上のポリ
オールとして、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、
ジトリメチロールプロパン、ソルビタン、ソルビトー
ル、ジペンタエリスリトール、イノシトール、トリペン
タエリスリトール等が例示される。
【0031】本発明の環状一塩基酸とは安息香酸、メチ
ル安息香酸(ナフトイック酸)、(ターシャリ)ブチル
安息香酸 、ナフトエ酸、(オルソ)ベンゾイル安息香
酸、ナフテン酸、ロジン(ガムロジン、トール油ロジ
ン、ウッドロジン、不均化ロジン、水素添加ロジン)、
重合ロジン、トリシクロデカンモノカルボン酸等が例示
される。炭素数が4〜36の脂肪酸とは、飽和または不
飽和のノルマルまたは分岐状の炭素数4〜36の脂肪
酸、例えば酪酸、カプロン酸、エナンチック酸、オクチ
ル酸、ペラルゴン酸、ウンデカン酸、ラウリル酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、マーガリック酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステ
アリン酸、イコシル(Icosyl)酸等が例示され
る。
【0032】更に天然油脂類の脂肪酸、例えば、桐油脂
肪酸、あまに油脂肪酸、大豆油脂肪酸、やし油脂肪酸、
(脱水)ひまし油脂肪酸、パーム油脂肪酸、サフラワー
油脂肪酸、綿実油脂肪酸、米ぬか油脂肪酸、オリーブ油
脂肪酸、菜種油脂肪酸等が例示される。更に魚油や動物
油脂由来の脂肪酸として、イカ油脂肪酸、イワシ油脂肪
酸、サンマ油脂肪酸、タラ油脂肪酸、鯨油脂肪酸、牛脂
油脂肪酸、豚脂油脂肪酸、羊脂油脂肪酸が例示される。
更に桐油ダイマー脂肪酸、あまに油ダイマー脂肪酸、大
豆油脂肪酸ダイマー等の脂肪酸のダイマー酸も例示され
る。さらにドデセニル無水琥珀酸、ペンタデセニル無水
琥珀酸等が例示される。
【0033】これら炭素数4〜36の脂肪酸が、不飽和
脂肪酸である場合には、得られるハイブリッド化合物
は、酸化重合性と活性エネルギー線硬化性の両方併せ持
つハイブリッド硬化性化合物となり、本発明の硬化性組
成物として使用する際に、より好ましい硬化性能を付与
することが可能となる。その後80〜120℃の温度範
囲で、重合禁止剤を仕込んだ後(メタ)アクリル酸と触
媒を仕込み、空気吹き込み、もしくは空気と窒素の混合
もしくは窒素吹き込みで、トルエン、MIBK、シクロ
ヘキサン等の溶媒下、80〜120℃の温度範囲で10
〜20時間反応させ、酸価を20以下好ましくは15以
下さらに好ましくは10以下にするまで反応を続ける。
【0034】エステル化触媒としては、p−トルエンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸等のスルホン酸類、硫酸、塩酸
等の鉱酸、トリフルオロメチル硫酸、トリフルオロメチ
ル酢酸、ルイス酸等が用いられる。その他、テトラブチ
ルジルコネート、テトライソプロピルチタネート等の金
属錯体、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛
等のアルカリ、アルカリ土類金属の酸化物、金属塩触媒
等も用いられる。触媒の使用量は、一般的には0.1〜
5重量%である。
【0035】重合禁止剤としては、アルキルフェノー
ル、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、p −メ
トキシフェノール、t −ブチルカテコール、ピロガロー
ル、1,1−ピクリルヒドラジル、フェノチアジン、p
−ベンゾキノン、ニトロソベンゼン、2,5−ジ−tert
−ブチル−p −ベンゾキノン、ジチオベンゾイルジスル
フィド、ピクリン酸、クペロン、アルミニウムN−ニト
ロソフェニルヒドロキシルアミン、トリ−p −ニトロフ
ェニルメチル、N−(3−オキシアニリノ−1,3−ジ
メチルブチリデン)アニリンオキシド、ジブチルクレゾ
ール、シクロヘキサノンオキシムクレゾール、グアヤコ
ール、o−イソプロピルフェノール、ブチラルドキシ
ム、メチルエチルケトキシム、シクロヘキサノンオキシ
ム等が用いられる。
【0036】更に芳香族ビニル化合物とα,β不飽和カ
ルボン酸のエステル化物からなる重合体を添加してもよ
い。さらに上記α,β不飽和カルボン酸エステルがC1
〜C20の脂肪族一価アルコールの(メタ)アクリル酸エ
ステルであり、さらに上記α,β不飽和カルボン酸エス
テルがC5〜C60の環状アルコールの(メタ)アクリル
酸エステルであり、さらに上記C5〜C60の環状アルコ
ールが脂環式アルコールのテルペンアルコールである。
【0037】芳香族ビニル化合物とは、スチレン、ジビ
ニルベンゼン、ビニルトルエン、1−ビニルナフタレ
ン、2−ビニルナフタレン、9−ビニルアントラセン、
2−ビニルフェナンスレン、3−ビニルフェナンスレ
ン、アセナフチレン、フェニルビニルエーテル、o−ク
レジルビニルエーテル、p−クレジルビニルエーテル、
α−ナフチルビニルエーテル、β−ナフチルビニルエー
テ等が例示される。α,β不飽和カルボン酸とはフマル
酸、マレイン酸またはその無水物、イタコン酸、シトラ
コン酸、クロトン酸、桂皮酸、(メタ)アクリル酸等で
ある。さらにα,β不飽和カルボン酸エステルがC1〜
C20の脂肪族一価アルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オ
クタノール、ノナノール、デカノール、ドデカノール、
ヘキサデカノール、オクタデカノール、イコサノール、
アリルアルコール等の(メタ)アクリル酸エステルが例
示される。
【0038】さらにC1〜C20の脂肪酸と2価以上のポ
リオールのエステル化反応の残水酸基化合物、例えばエ
チレングリコールモノブチルエステル、プロピレングリ
コールモノヘキシルエステル、グリセリンまたはトリメ
チロールプロパンのジオクチル酸のα,β不飽和カルボ
ン酸エステル等が例示される。C5〜C60の環状アルコ
ール例えばベンジルアルコール、石炭酸のエチレンオキ
シドまたはプロピレンオキシド、クレゾールのエチレン
オキシドまたはプロピレンオキシド、ブチルフェノール
のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド、オクチ
ルフェノールのエチレンオキシドまたはプロピレンオキ
シド、ノニルフェノールのエチレンオキシドまたはプロ
ピレンオキシド、ドデシルフェノールのエチレンオキシ
ドまたはプロピレンオキシド、脂環式アルコール、例え
ばロジンアルコール(ハーキュレス社製アビトール)、
トリシクロデカン(モノまたはジ)メチロール、C5石
油樹脂アリルアルコールコポリマー等の(メタ)アクリ
ル酸エステルが例示される。
【0000】さらにエチレングリコールモノロジンエス
テル、トリメチロールプロパンまたはグリセリンジロジ
ンエステル、ペンタエリスリトールトリロジンエステル
等の(メタ)アクリルエステルが例示される。さらにボ
ルネオール(ボルニルアルコール)、イソボルネオール
(イソボルニルアルコール)、シトロネロール、ピノカ
ンフェオール、ゲラニオール、フェンチルアルコール、
ネロール、リナロール、メントール、テルピネオール、
カルペオール、ツイルアルコール、ファルネソール、パ
チュリアルコール、ネロリドール、カロトール、カジノ
ールランセオール、オイデスモール、セドロール、グア
ヨール、ケッソグリコール、フィトール、スクラレオー
ル、マノール、ヒノキオール、フェルギノール、トタロ
ール等のテルペンアルコールの(メタ)アクリル酸エス
テルが例示される。
【0039】上記アルコール化合物とα,β不飽和カル
ボン酸とのエステル化反応は常法であり、一般的に次の
ように行われる。撹拌機、温度計、冷却分離管付き四つ
口フラスコに上記アルコール化合物とα,β不飽和カル
ボン酸と重合禁止剤を仕込んだ後、空気吹き込み、もし
くは空気と窒素の混合もしくは窒素吹き込みで、トルエ
ン、MIBK、シクロヘキサン等の溶媒下、80〜12
0℃の温度範囲で5〜20時間反応させ、酸価を20以
下好ましくは15以下さらに好ましくは10以下にする
まで反応を続け、減圧脱溶媒する。
【0040】エステル化触媒としては、p−トルエンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸等のスルホン酸類、硫酸、塩酸
等の鉱酸、トリフルオロメチル硫酸、トリフルオロメチ
ル酢酸、ルイス酸等が用いられる。その他、テトラブチ
ルジルコネート、テトライソプロピルチタネート等の金
属錯体、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛
等のアルカリ、アルカリ土類金属の酸化物、金属塩触媒
等も用いられる。触媒の使用量は、一般的には0.1〜
5重量%である。また、このような条件下で反応物が着
色することがあるため、還元剤である次亜リン酸、トリ
フェニルホスファイト、トリフェニルホスフェート等を
併用することもある。
【0041】重合禁止剤としては、アルキルフェノー
ル、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、p −メ
トキシフェノール、t −ブチルカテコール、ピロガロー
ル、1,1−ピクリルヒドラジル、フェノチアジン、p
−ベンゾキノン、ニトロソベンゼン、2,5−ジ−tert
−ブチル−p −ベンゾキノン、ジチオベンゾイルジスル
フィド、ピクリン酸、クペロン、アルミニウムN−ニト
ロソフェニルヒドロキシルアミン、トリ−p −ニトロフ
ェニルメチル、N−(3−オキシアニリノ−1,3−ジ
メチルブチリデン)アニリンオキシド、ジブチルクレゾ
ール、シクロヘキサノンオキシムクレゾール、グアヤコ
ール、o−イソプロピルフェノール、ブチラルドキシ
ム、メチルエチルケトキシム、シクロヘキサノンオキシ
ム等が用いられる。
【0042】芳香族ビニル化合物とα,β不飽和カルボ
ン酸のエステル化物の重合法は60〜120℃、好まし
くは80〜100℃で触媒としてベンゾイルペルオキシ
ド、キュメンヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペ
ルオキシド、イソプロピルペルオキシカーボネート、ジ
t−ターシャリブチルペルオキシド、ラウロイルペルオ
キシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート等ペルオキ
シド化合物、アゾビスイソビチロニトリル、アゾビス
2,4ジメチルバレロニトリル等のアゾビス化合物、テ
トラメチルチウラムジスルフィド、アルカリ金属と酸素
または酸素化合物、トリエチルホウ素またはトリブチル
ホウ素と酸素、ジエチル亜鉛と酸素、Cr(CO)6、Mo
(CO)6、W(CO)6、Mn(CO)6、Ni(CO)6等の金属
カルボニル等の熱重合触媒下で行われる反応溶媒はn−
ヘキサン、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、MEK、MIBK,ジイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等が例示される。溶媒は反応終了後減圧
除去される。
【0043】芳香族ビニル化合物とα,β不飽和カルボ
ン酸エステルの反応比は芳香族ビニル化合物とα,β不
飽和カルボン酸エステルの総量に対し芳香族ビニル化合
物1〜99重量%、好ましくは10〜90重量%であ
り、α,β不飽和カルボン酸エステル1〜99重量%、
好ましくは10〜90重量%で行われる。
【0044】一般的に芳香族ビニル化合物がこれより多
いと植物油またはその脂肪酸エステル または軟化点が
50〜180℃以上の樹脂に溶解し難くなり、また少な
いとエチレン性不飽和二重結合を持つ(メタ)アクリル
モノマーまたは(メタ)アクリルオリゴマーと溶解し難
くなる。さらにα,β不飽和カルボン酸エステルがこれ
より多いとエチレン性不飽和二重結合を持つ(メタ)ア
クリルモノマーまたは(メタ)アクリルオリゴマーと溶
解し難くなり、少ないとと植物油またはその脂肪酸エス
テル または軟化点が50〜180℃の樹脂に溶解し難
くなる。
【0045】一般に油性素材である植物油またはその脂
肪酸エステル および軟化点が50〜180℃以上の油
溶性樹脂と活性エネルギー線硬化性を持つエチレン性不
飽和二重結合を持つ(メタ)アクリルモノマーまたは
(メタ)アクリルオリゴマーとは溶解し難い。本発明の
重合体は油性素材である植物油またはその脂肪酸エステ
ル および軟化点が50〜180℃の油溶性樹脂と紫外
線および電子線硬化性を持つエチレン性不飽和二重結合
を持つ(メタ)アクリルモノマーまたは(メタ)アクリ
ルオリゴマー両者に溶解し、両者の相溶化剤の役割を果
たしている。
【0046】重量平均分子量(ポリスチレン換算)は1
000〜10万、好ましくは1〜5万、軟化点は50〜
150℃、好ましくは80〜120℃が望ましい。
【0047】さらに環境への配慮から当該油性インキか
ら揮発性の炭化水素系インキ溶剤を一切排除したVOC
(揮発性有機化合物)フリーインキのニーズが高まって
いる為揮発性印刷インキ溶剤の代わり、上記天然脂肪
油、脂肪酸エステル特に大豆油またはその変性物を使用
される。大豆油またはその変生物とは大豆油の他その脂
肪酸のメチルまたはエチルまたはブチル、オクチル、ノ
ニル等のアルキルエステルが例示される。さらに大豆油
または大豆油脂肪酸と上記ポリオール、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸、無
水ハイミック酸、無水メチルハイミック酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸等の多塩基酸からなるアルキッド樹脂が
例示される。さらに不飽和植物油の二重結合に過酢酸、
過安息香酸でエポキシ化したエポキシ化植物油アクリレ
ート、例えばエポキシ化大豆油アクリレート(化薬サー
トマー社製CN111、UCB社製EBECRYL86
0)、エポキシ化アマニユアクリレート等が例示され
る。
【0048】次に、本発明における硬化性組成物として
の使用形態について説明する。本発明における硬化性組
成物は、印刷インキまたはオーバープリントニス(OP
ニス)としての使用形態がある。印刷インキにおいて
は、通常平版印刷インキとしての形態において使用され
るが、凸版印刷方式である活輪インキ、フレキソインキ
としての使用も可能である。通常の組成比は下記の通り
である。 *顔料 5〜30重量% *50〜180℃軟化点樹脂 0〜40重量% *植物油(大豆油)および/またはその脂肪酸エステル5〜40重量% *エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーまたはオリゴマー 5〜90重量% *ラジカル重合禁止剤 0.01〜1重量% *ラジカル重合性開始剤 0〜15重量% *金属ドライヤー 0.1〜3.0重量% *ハイブリッド化合物 0〜20重量% * 芳香族ビニル化合物とα,β不飽和カルボン酸のエステル化物からなる重合 体 0〜20重量% * その他添加剤 0〜10重量% さらに、本発明の硬化性組成物を印刷インキ用として使
用する場合は、該組成物を印刷インキに供し易い粘度
(100 〜300 Pa ・s /25℃)を持ったワニスに
することが望ましい。 本発明のワニスを製造するに
あたって、50〜180℃の軟化点を持った樹脂、ある
いは必要に応じ芳香族ビニル化合物とα,β不飽和カル
ボン酸の重合体、植物油またはその脂肪酸エステルを仕
込み80〜260℃好ましくは120〜180℃で0.
5〜3時間クッキングしさらに80〜120℃でエチレ
ン性不飽和二重結合を持つ(メタ)アクリルモノマーま
たは(メタ)アクリルオリゴマーを重合禁止剤を仕込み
ながら、80〜120℃で溶解させ粘度50〜300P
a・S/秒ワニスの形使用する。該ワニスに、必要に応
じて、本発明のハイブリッド化合物を混合した形にワニ
スとしても使用可能である。本発明における硬化性組成
物を製造するに当たってはその場合、必要に応じて空気
吹き込み、窒素ガス、重合禁止剤の添加、あるいは酸化
防止剤の添加などを同時に行う。
【0049】重合禁止剤としては、(アルキル)フェノ
ール、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、p −
メトキシフェノール、t −ブチルカテコール、t −ブチ
ルハイドロキノン、ピロガロール、1,1ピクリルヒド
ラジル、フェノチアジン、p−ベンゾキノン、ニトロソ
ベンゼン、2,5−ジ−tert−ブチル−p −ベンゾキノ
ン、ジチオベンゾイルジスルフィド、ピクリン酸、、ク
ペロン、アルミニウムN−ニトロソフェニルヒドロキシ
ルアミン、トリ−p −ニトロフェニルメチル、N−(3
−オキシアニリノ−1,3−ジメチルブチリデン)アニ
リンオキシド、ジブチルクレゾール、シクロヘキサノン
オキシムクレゾール、グアヤコール、o−イソプロピル
フェノール、ブチラルドキシム、メチルエチルケトキシ
ム、シクロヘキサノンオキシム等が使用される。
【0050】印刷インキは、常温から100℃の間で、
着色剤、ワニス、植物油またはその脂肪酸エステル、エ
チレン性不飽和二重結合を持つ(メタ)アクリルモノマ
ーまたは(メタ)アクリルオリゴマー、ラジカル重合禁
止剤、ラジカル重合性開始剤および/または増感剤、金
属ドライヤー、その他添加剤などの印刷インキ用成分
を、ニーダー、三本ロール、アトライター、サンドミ
ル、ゲートミキサーなどの練肉、混合、調整機を用いて
製造される。
【0051】本発明のハイブリッドインキは、通常湿し
水を使用するオフセット印刷に適用されるが、湿し水を
使用しない水無し印刷にも好適に用いられる。本発明の
ハイブリッドインキは、フォーム用印刷物、各種書籍用
印刷物、カルトン紙等の各種包装用印刷物、美術印刷
物、などの印刷物に適用される。
【0052】尚、基材としては王子製紙(株)製UFコ
ート等のコートボール紙、三菱製紙(株)製特菱アート
紙、日本製紙製NPIの薄紙コート紙、上質紙等が使用
される。
【0053】
【実施例】次に具体例により本発明を説明する。例中
「部」とは重量部を示す。
【0054】ロジンフェノール樹脂の合成例 レゾール型フェノール樹脂の合成 攪拌機、還流冷却器、温度計付4つ口フラスコにp−オ
クチルフェノール206部、37%ホルマリン203
部、キシレン250部を仕込み、窒素ガスを吹き込みな
がら加熱攪拌し、50℃で水酸カルシウム2.0部を水
10部に分散させて、その分散液を添加し95℃に昇温
し、同温度で3.5時間反応させた。その後、冷却し、
硫酸で中和、水洗した。レゾールキシレン溶液層と水層
を静置分離した。このレゾール型フェノール樹脂をレゾ
−ル液とする。
【0055】ロジンフェノ−ル樹脂の合成 攪拌機、水分離器付き還流冷却器、温度計付4つ口フラ
スコに窒素ガスを吹き込みながら、ロジン60部を仕込
み、加熱攪拌し、200℃でレゾール液40部(固形
分)を滴下しながら約2時間かけて仕込み、その間水と
キシレンを回収しながら反応させ、仕込み終了後、昇温
し250℃でグリセリン6.0部を仕込み12時間反応
させ、酸価が25以下になったので汲み出した。本樹脂
の重量平均分子量は4.5万であった。(ロジンフェノ
ール樹脂R)注)*ロジンと反応するレゾ−ル液は固形
分の重量部を示す。*重量平均分子量は東ソー(株)製
ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(HLC802
0)で検量線用標準サンプルはポリスチレンで測定し
た。
【0056】ハイブリッド化合物の製造例 攪拌機付き、水分離管付き、温度計付き四つ口フラスコ
に、あまに油脂肪酸266部、トリメチロールプロパン
134部、p−トルエンスルフォン酸6部、トルエン4
0部を仕込み、窒素気流下で徐々に昇温し、110℃で
9時間反応させ、酸価が5以下になっt、メトキノン
0.6部、アクリル酸137部を仕込み、窒素容量気流
下で110℃で反応させた。約7時間後に脱水反応が止
まったところで、シクロヘキサン20部を仕込み、さら
に還流にて脱水反応を継続させ、酸価が10.0になっ
たところで、等量の水で3回水洗し、水洗水がpH試験
紙で中性またはそれに近いのを確認した後、脱溶媒して
汲み出した。酸価は2.0であった。
【0057】重合体化合物の製造例 攪拌機付き、水分離管付き、温度計付き四つ口フラスコ
に、イソボルネオール(イソボルニルアルコール)15
4部、ハイドロキノン0.2部、トルエン20部、メタ
アクリル酸86部、P−トルエンスルフォン酸2部を仕
込み、空気吹き込み下90〜115℃酸価が15以下に
なるまで反応させる。その後20%の水酸化ナトリウム
水溶液12部を仕込み中和後、200mlの水で3回水
洗後90〜115℃で減圧脱溶媒しイソボルネオールメ
タクリルエステル(イソボルニルメタクリレート)を得
る。次にトルエン150部を仕込み、窒素気流下で80
℃に昇温し、スチレン50部、上記イソボルネオールメ
タクリルエステル(イソボルニルメタクリレート)50
部、ベンゾイルペルオキシド3部ををあらかじめ溶解さ
せた溶解液3時間かけて滴下した。滴下終了2時間後に
ベンゾイルペルオキシド0.5部を添加しさらに2時間
反応を継続させた後溶剤を脱溶媒し汲み出した。(重合
体P) ワニスV製造例 攪拌機、水分離冷却管、温度計付き四つ口フラスコに樹
脂(R)18部、あまに油25部を仕込み、窒素気流下
で220℃1時間加熱後180℃で実施例重合体Pを2
0部を仕込み30分撹拌後110℃にしt-BHQ(ター
シャリブチルハイドロキノン)0.1部、ジトリメチロ
ールプロパンテトラアクリレート(東亜合成(株)製ア
ロニックスM408)36.9部を仕込み30分撹拌後
粘度を150〜200Pa・s/25℃に調製し、汲み
出した。
【0058】比較例ワニスV1(酸化重合型ワニス)の
製造例 攪拌機付き、水分離冷却管付き、温度計付き四つ口フラ
スコに、窒素気流下に、ロジン変性フェノール樹脂Rを
45部、あまに油20部、AF5溶剤(日本石油(株)
製アロマフリーインキ溶剤)34.4部、ALCH(川
研ファインケミカル(株)製ゲル化剤)0.5部、t-B
HQ(ターシャリブチルハイドロキノン)0.1部を仕
込み、200℃で1時間加熱溶解した。コーンプレート
型粘度計で粘度測定したところ、98Pa ・s /25℃
であった。
【0059】比較例ワニスV2(活性エネルギー線硬化
型ワニス)の製造例 攪拌機付き、水分離冷却管付き、温度計付き四つ口フラ
スコに、ダップトートDT170(東都化成(株)製ジ
アリルフタレート樹脂)30部、ジトリメチロールプロ
パンテトラアクリレート(東亜合成(株)製アロニック
スM408)69.9部、ハイドロキノン0.1部を仕
込み、空気気流下で100℃で30分〜1時間で溶解し
た。コーンプレート型粘度計で粘度測定したところ、1
52Pa・s /25℃であった。
【0060】実施例インキ1(ハイブリッドインキ)の
製造例 紅顔料としてカーミン6B(東洋インキ製造(株)製紅
顔料)18部、実施例ワニスVを49部、ジトリメチロ
ールプロパンテトラアクリレート(東亜合成(株)製ア
ロニックスM408)を26.9部、4,4’−ビス
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン(EAB)を2.5
部、イルガキュア907を2.5部、t-BHQ(ターシ
ャリブチルハイドロキノン)0.1部、ナフテン酸マン
ガン1部を仕込み、三本ロ−ルミルで常法により製造し
た。尚、インキはタック値7〜8/25℃に調製した。
【0061】実施例インキ2(ハイブリッド大豆油型イ
ンキ)の製造例 紅顔料としてカーミン6B(東洋インキ製造(株)製紅
顔料)18部、実施例ワニスVを44部、ジトリメチロ
ールプロパンテトラアクリレート(東亜合成(株)製ア
ロニックスM408)を21.9部、CN111(化薬
サートマー社製エポキシ化大豆油アクリレート)10
部、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
(EAB)を2.5部、イルガキュア907を2.5
部、t-BHQ(ターシャリブチルハイドロキノン)0.
1部、ナフテン酸マンガン1部を仕込み、三本ロ−ルミ
ルで常法により製造した。尚、インキはタック値7〜8
/25℃に調製した。
【0062】実施例インキ3(電子線硬化性ハイブリッ
ドインキ)の製造例 紅顔料としてカーミン6B(東洋インキ製造(株)製紅
顔料)18部、実施例ワニスVを47部、ジトリメチロ
ールプロパンテトラアクリレート(東亜合成(株)製ア
ロニックスM408)を24.9部、CN111(化薬
サートマー社製エポキシ化大豆油アクリレート)10
部、t-BHQ(ターシャリブチルハイドロキノン)0.
1部、ナフテン酸マンガン1部を仕込み、三本ロ−ルミ
ルで常法により製造した。
【0063】比較例インキ1(油性インキ)の製造例 カーミン6Bを18部、比較例ワニスV1を70.9
部、AF5溶剤を10部、t-BHQ(ターシャリブチル
ハイドロキノン)0.1部、ナフテン酸マンガン1部を
仕込み、三本ロ−ルミルで常法により作成した。尚、イ
ンキはタック値7〜8/25℃に調製した。
【0064】比較例インキ2(紫外線硬化性インキ)の
製造例 カーミン6Bを18部、比較例ワニスV2を30部、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート(東亜合成
(株)製アロニックスM408)26.9部、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート20部、EABを
2.5部、イルガキュア907を2.5部、ハイドロキ
ノン0.1部を仕込み、三本ロ−ルミルで常法により作
成した。尚、インキはタック値7〜8/25℃に調製し
た。
【0065】比較例インキ3(電子線硬化性インキ)の
製造例 カーミン6Bを18部、比較例ワニスV2を35部、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート(東亜合成
(株)製アロニックスM408)26.9部、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート20重量部、ハイド
ロキノン0.1部を仕込み、三本ロ−ルミルで常法によ
り作成した。尚、インキはタック値7〜8/25℃に調
製した。
【0066】印刷紙の脱墨性、加熱減分の評価は以下の
方法で行った。
【0067】UFコート紙(王子製紙(株)製コートボ
ール紙)にRIテスター(明製作所(株)製簡易印刷
機)を使用し、実施例1〜3のインキ、比較例2〜3の
インキをインキ盛り0.3ccで展色刷りした後、下記の
条件によりインキを活性エネルギー線で照射し一週間放
置し、または比較例1のインキはそのまま照射せずに酸
化重合させ一週間放置した。 −紫外線照射の場合− 印刷した実施例インキ1〜2、比較例2のインキを紫外
線照射は、USHIO(株)製照射装置UVC−253
5(120W/cm超高圧水銀オゾンノーカットランプ1
灯、コンベヤースピード30m /min の条件)を使用し
た。 −電子線照射の場合− 印刷した実施例インキ3、比較例3のインキを直ちに電
子線照射した。電子線照射については、米国ESI
(株)製低エネルギー電子線照射装置(加圧電圧175
KV、酸素濃度500ppm の窒素置換した雰囲気)を用
い30KGy で照射した。
【0068】脱墨工程 10リットルの容器に脱墨剤旭電化(株)製アデカノー
ルSDX−326を0.18g(印刷物に対し0.18
%)、苛性ソーダー0.5g(印刷物に対し0.5
%)、珪酸ソーダー0.2g(印刷物に対し0.2%)
を2000mlの水に溶解し、 2cm*2cmに断裁
した印刷物100g(5%パルプ濃度でPH11)を入
れ10分間放置する。その後のディスパー機で回転数3
000rpm、10分間離解させ印刷物を解きほぐす。
(パルパー)。その後5倍の水で希釈後、フローテータ
ーを使用し、気泡に取り込まれたインキを除去する。シ
ート作成工程では乾燥後に100g/m2、60g/m2
成るように調整し筒状容器(筒内面積0.02m2)液
を約200gと水を標線(8リットル)まで加え水を濾
過する。厚手濾紙で受けてプレス機で加圧(5min、
3.5Kgf/cm2)後、乾燥温度105℃で乾燥させ
る。
【0069】脱墨の測定 白色度:村上色彩研究所ハンター白色度計(CM−B
P)のB(青色)光源で測定し100g/m2の脱墨試を
5枚重ねて、粗面を順次入れ替えながら測定した。 夾雑物(インキ残個数):パソコンソフトSCAN−M
ARK800を使用し測定した。(原理はパソコンのス
キャナ(1200dpi)で取り込んだ画像を色相差で
残インキを判断する。JIS規格では最小測定面積0.
05mm2とする。サンプルは60g/m2の脱墨紙を使
用した。脱墨の度合いを白色度とインキ残個数から判断
した。 結果を下記表1に示す。
【0070】インキの揮発性分を加熱減分 加熱減分により求めた。その測定方法は熱分析装置に
て、110℃、1時間、窒素ガス流量100mL/分の
条件での熱重量測定を行った。結果を表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【発明の効果】以上の様に、本発明のハイブリッドイン
キは揮発成分が少なく、さらに脱墨性も良好で環境によ
る汚染防止、リサイクルによる紙の再生法が可能とな
る。
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月17日(2001.12.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、 チラシ、各種紙器、書籍、ポス
ター、カレンダー、ラベル、包装紙、カードなどの印刷
において、一般に酸化重合性、溶剤蒸発乾燥、加熱乾燥
性を持つ油性インキが主流に使用されている。これら酸
化重合性油性インキは湿し水を使用するオフセット印刷
では乳化適性が良く、長時間安定して連続印刷が出来、
印刷物の網点再現性が優れている。しかし印刷後乾燥し
ない為、印刷物にスプレーパウダーを撒き棒積みを行っ
ている。このスプレーパウダーは印刷機周辺を汚染し、
印刷物の光沢も劣化させてしまう。さらにこれらの油性
インキは鉱物油留分である揮発性の炭化水素系インキ溶
剤が使用されている場合が多い。しかし近年、環境への
配慮から当該油性インキから揮発性の炭化水素系インキ
溶剤を一切排除したVOC(揮発性有機化合物)フリー
インキのニーズが高まっている。例えば、福田および石
井等によれば(日本印刷学会誌、第37巻、第5号、第
51頁)、オフセット印刷インキのVOCフリー化が可
能となれば、4万トン以上の印刷インキ用石油溶剤の削
減が可能になるとされている。したがってこれら揮発性
の炭化水素系インキ溶剤を含まない紫外線、電子線等で
硬化させる活性エネルギー線硬化性印刷インキが台頭し
20数年を経ている。これら活性エネルギー線硬化性印
刷インキは瞬時に硬化する為、棒積みが可能であり、揮
発成分が揮発しないという利点がある一方、上記油性イ
ンキに比べ乳化適性がやや劣り、また印刷機のゴムロー
ル、ブランケットを膨潤させる為、専用のブランケット
が必要とされこれがコスト高の一要因でもあった。さら
に環境の配慮から印刷紙の再生を目的にした脱墨可能な
インキの需要が求められている。しかしこれら活性エネ
ルギー線硬化性印刷インキは多官能アクリルで主体構成
されている為、三次元的架橋密度が高く、活性エネルギ
ー線で硬化させると三次元的高架橋が行われ、脱墨行程
においてインキが十分に脱墨され難いという問題を有し
ていた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料と活性エ
ネルギー線硬化性かつ酸化重合性のバインダーとを含む
ハイブリッドインキにより印刷した印刷紙を脱墨し再生
することを特徴とする印刷紙の再生方法に関する。更に
本発明は、上記ハイブリッドインキが更に植物油を含有
する印刷紙の再生方法に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘野 宏之 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 (72)発明者 野道 憲二 京都府京都市伏見区治部町18 マツイカガ ク株式会社内 Fターム(参考) 4L055 AE02 AE03 BA11 BA16 BA37 FA07 FA30 GA35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料と活性エネルギー線硬化性かつ酸化
    重合性のバインダーと含むハイブリッドインキにより印
    刷した印刷紙を脱墨し再生することを特徴とする印刷紙
    の再生方法。
  2. 【請求項2】 ハイブリッドインキが更に植物油を含有
    する請求項1記載の印刷紙の再生方法。
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