JP2003118462A - 乗物用シートのヘッドレスト構造 - Google Patents

乗物用シートのヘッドレスト構造

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JP2003118462A
JP2003118462A JP2001315770A JP2001315770A JP2003118462A JP 2003118462 A JP2003118462 A JP 2003118462A JP 2001315770 A JP2001315770 A JP 2001315770A JP 2001315770 A JP2001315770 A JP 2001315770A JP 2003118462 A JP2003118462 A JP 2003118462A
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headrest
lateral width
seat
width direction
headrests
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Takashi Osuda
貴士 大須田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの横幅を拡大した場合でも、ヘッドレ
ストが乗員の頭部に対応する位置にくるようにした乗物
用シートのヘッドレスト構造を提供する。 【解決手段】 シート本体2の横幅が最大である時は、
ヘッドレスト20がステー19に対して横幅方向内側に
位置し、シート本体2の横幅が最小である時は、ヘッド
レスト20がステー19に対して横幅方向外側に位置す
るため、シート本体2が最小の時でも、最大の時でも、
ヘッドレスト20の位置を着座乗員の頭部に対応させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗物用シートの
ヘッドレスト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】着座する乗員の人数に応じて横幅を変化
させることのできる乗物用シートのヘッドレスト構造と
しては、例えば、特開平11−99862号公報で知ら
れているようなものがある。
【0003】この技術に記載のヘッドレストは、中央及
び左右に3分割されたヘッドレストが、伸縮可能な円筒
部材によって接続され、左右に分かれるヘッドレストは
左右それぞれのサイドフレームに連結片を介して固定さ
れている。そして、シートの横幅変化に応じて、シート
中央とシート左右部とに分割されることにより、ヘッド
レストの位置がシートの横幅拡大に伴い増加した着座人
数に対応するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、左右のヘッドレストが左右
それぞれのサイドフレームに連結片を介して固定されて
いるため、ヘッドレストとサイドフレームとの相対的位
置関係は不変である。従って、例えば、シートの横幅を
拡大して、1人掛けの状態から、2人掛けの状態にした
場合に、ヘッドレストがサイドフレームと共に横幅方向
の最も外側端に位置することになり、実際の着座乗員の
頭部位置よりも横幅方向外側にずれた状態となる。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シートの横幅を拡大した場合
でも、ヘッドレストが乗員の頭部に対応する位置にくる
ようにした乗物用シートのヘッドレスト構造を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、横幅が可変とされたシートバックのシート本体と、
該シート本体の横幅方向両端部に設置されたサイドフレ
ームと、サイドフレーム又はサイドフレームに近接した
シート本体にステーを介して接続される2つのヘッドレ
ストとを少なくとも有する乗物用シートのヘッドレスト
構造であって、前記ヘッドレストの少なくとも1つを横
幅方向に移動可能にするヘッドレスト移動手段を備え、
少なくともシート本体の横幅が最大である時は、前記移
動可能なヘッドレストがサイドフレーム又はサイドフレ
ームに近接したシート本体に対して、シート本体の横幅
が最小である時よりも横幅方向内側に位置され、少なく
ともシート本体の横幅が最小である時は、前記移動可能
なヘッドレストがサイドフレーム又はサイドフレームに
近接したシート本体に対して、シート本体の横幅が最大
である時よりも横幅方向外側に位置されるようにした。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、シート本
体の横幅が最大である時は、ヘッドレストがサイドフレ
ーム等に対して横幅方向内側に位置し、シート本体の横
幅が最小である時は、ヘッドレストがサイドフレーム等
に対して横幅方向外側に位置するため、シート本体が最
小の時でも、最大の時でも、ヘッドレストの位置を着座
乗員の頭部位置に対応させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ヘッドレス
ト移動手段は、ステーに対してヘッドレストを横幅方向
内側に付勢する付勢手段と、シート本体の横幅が小さく
なる時に付勢手段の付勢力に抗してヘッドレストを横幅
方向外側に押進可能な押進手段とから成る。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、付勢手段
の付勢によってヘッドレストをシート本体内側に配置で
きると共に、押進手段によって付勢手段の付勢に抗して
ヘッドレストを横幅方向外側に配置することができるた
め、乗員の操作が不要で、操作の煩わしさがない。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記ステーに
は、横幅方向に延設された横設部を有し、該横設部は、
前記ヘッドレストが横幅方向へ移動自在に連結されてな
り、前記付勢手段は、前記ステーの横設部と、前記ヘッ
ドレストの横幅方向内側部との間に配設されている。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、簡易構造
でヘッドレストを横幅方向内側に付勢できるため、ステ
ー及びヘッドレストの外観が変化せず、見映えの点で優
れる。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記押進手段
は、隣接するヘッドレストである。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、押進手段
として隣接するヘッドレストを利用するため、押進手段
を別個に設ける必要がなく、部品点数の増大を防止でき
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記複数のヘッ
ドレストが、少なくともシート本体の横幅が最大の時は
離間し、少なくともシート本体の横幅が最小の時は当接
すると共に、互いに当接する一対のヘッドレストのう
ち、一方には凸部が設けられ、他方には一方との当接時
に前記凸部に係合可能な凹部が設けられている。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、隣り合う
ヘッドレストは、少なくともシート本体の横幅が最大の
時は離間するが、少なくともシート本体の横幅が最小の
時は、一方のヘッドレストの凸部と他方のヘッドレスト
の凹部が係合するため、一体感を出すことができて見映
えが良い。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記凸部は、周
囲に傾斜面を有する先細り形状をなし、前記凹部は、前
記凸部の傾斜面を案内可能な傾斜面を有している。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、凸部の先
端が凹部に当接する際に、凸部の傾斜面が凹部の傾斜面
によって案内されるため、凸部と凹部とがスムーズに係
合される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0019】図1〜図5は、この発明の第1実施形態を
示す図である。この実施形態は、自動車のワゴン車に設
置されるサードシート1に関するもので、通常時は一人
掛け用で、横幅拡張時に二人掛け用となる。まず、最初
にサードシート1の横幅を可変にする構造について説明
する。このサードシート1は、基本的に、シート本体2
と、シート本体2の横幅方向両端部に取付けられたサイ
ドフレーム3、4とから形成されている。シート本体2
は、それぞれ横幅方向に延びる第1フレーム5と、第2
フレーム6とを、一体化されたシートバック2aからシ
ートクッション2bにかけて交互に配置することにより
構成している。尚、シートバック2aの上端部と、シー
トクッション2bの前端部には、それぞれ端末処理用の
フレーム7、8が配置されている。第1フレーム5は、
固定式で、図示しないフロアに固定されたベース部9が
シートクッション2bからシートバック2aの裏側まで
延びており、第1フレーム5、5間の間隔を正確に保持
している。
【0020】第2フレーム6は、第1フレーム5、5の
間に位置しており、車両進行方向左側(図2の右側)へ
スライド移動できるようになっている。第1フレーム5
及び第2フレーム6は、シートバック2aとシートクッ
ション2bとの境界に位置する断面台形状のフレーム1
0を除き、図3に示すように、後側(図3の右側)が開
口した断面コ字形の樹脂部材で形成され、シートバック
2aでは上側、シートクッション2bでは後側の面に、
半円状の溝部11が形成され、また、それぞれ反対側の
面に溝部11に相応する形状のリブ12が形成されてい
る。この溝部11とリブ12との係合により、第2フレ
ーム6が第1フレーム5に沿って横幅方向へスライド移
動できる。
【0021】前記第2フレーム6が、前記第1フレーム
5に対して横幅方向にスライドすることにより、シート
本体2の横幅を拡張することができ、このシート本体2
の横幅拡張時に横幅方向両端部に位置する第1フレーム
5及び第2フレーム6の端部に、それぞれ前述のサイド
フレーム3、4が取付けられている。すなわち、固定さ
れた第1フレーム5の車両進行方向右端に一方のサイド
フレーム3が固定され、可動する第2フレーム6の車両
進行方向左端に他方のサイドフレーム4が取付けられて
いる。この他方のサイドフレーム4には、シートバック
2aに相当する部分と、シートクッション2bに相当す
る部分に、それぞれ取手部13が設けられている。取手
部13は、グリップ可能な棒形状で、周囲を凹ませてグ
リップ操作しやすくなっている。
【0022】そして、第1フレーム5及び第2フレーム
6の着座面側には、それぞれにクッション部材14が固
定されている。クッション部材14は、硬質の基材15
と一緒に表皮材16により包まれ、第1及び第2フレー
ム5、6の裏側から挿入したスクリュー17を基材15
にネジ込むことにより固定している。スクリュー17の
先端は、基材15の表面から突出せず、基材15の内部
に位置している。このように、基材15を第1及び第2
フレーム5、6の裏面側からスクリュー17で固定し、
そのスクリュー17の先端が基材15の表面から突出し
ないため、乗員に異物感を与えるおそれがない。また、
基材15の厚みを増すと締結剛性が向上するため、スク
リュー17による基材15の締結箇所を減らすことがで
きる。尚、シートバック2aとシートクッション2bの
境界のフレーム10にも、対応する形状のクッション部
材18が固定されている。
【0023】クッション部材14を覆う表皮材16の摩
擦係数は、動く方向により異なり、一定方向での摩擦係
数は小さいが、その直角方向では大きい性質を有してい
る。そのため、この実施形態では、各クッション部材1
4の表皮材16において摩擦係数が小さくなる方向を、
スライド方向である横幅方向に合わせている。
【0024】そして、各サイドフレーム3、4の上端に
は、上部に互いに向かい合う方向で横幅方向に沿って曲
折された横設部19aを有するようにしたステー19が
固定され、そのステー19の横設部19aにそれぞれヘ
ッドレスト20が設けられている。このヘッドレスト2
0には、それぞれ横設部19aを挿入する貫通孔20a
が形成され、各ヘッドレスト20の横幅方向内側端に
は、樹脂プレートによる凸部21と凹部22が設けられ
ている。凸部21は周囲に傾斜面21aを有する先細り
形状で、凹部22は凸部21の傾斜面21aを案内可能
な傾斜面22aを有している。
【0025】そして、これら凸部21及び凹部22と、
横幅方向の端部との間に、「付勢手段」としてのスプリ
ング23が内蔵され、各ヘッドレスト20を横幅方向内
側へ向けて付勢している。このように、スプリング23
をヘッドレスト20内に内蔵した簡易構造でヘッドレス
ト20を横幅方向内側に付勢できるため、ステー19及
びヘッドレスト20の外観が変化せず、見映えの点で優
れる。
【0026】従って、第2フレーム6を横幅方向へスラ
イドさせずに、第1フレーム5の間に位置させている状
態では、シート本体2は1人用の最小な横幅となり、1
人の乗員だけが着座できる。この時、左右のステー19
にそれぞれ設けられた2つのヘッドレスト20は、その
横幅方向内側端にある凸部21と凹部22を、内蔵され
たスプリング23の付勢力により互いに係合させた状態
で一体化され、1人の着座乗員の頭部Hを支持すること
が可能となる。一体化されたヘッドレスト20は、互い
の当接部で凸部21と凹部22が係合しているため、一
体感を出すことができて見映えが良いだけでなく、着座
乗員の頭部Hから荷重が加わっても、ヘッドレスト20
の当接部がずれたりすることはない。
【0027】この2つのヘッドレスト20は、前述のよ
うに、シート本体2の横幅を拡大しない場合に、一方が
他方に当接するため、互いのヘッドレスト20が相手方
のヘッドレスト20を、ステー19に対し、スプリング
23の付勢力に抗して横幅方向外側に押進することにな
る。従って、この実施形態では、ヘッドレスト20を横
幅方向内側へ付勢するスプリング23を「付勢手段」と
して用い、相手方の隣接するヘッドレスト20を横幅方
向外側へ押進する「押進手段」として用いており、これ
ら「付勢手段」と「押進手段」により、ヘッドレスト2
0を横幅方向内側及び外側へ移動させる「ヘッドレスト
移動手段」が構成される。このように、「押進手段」と
して隣接するヘッドレスト20を利用するため、「押進
手段」を別個に設ける必要がなく、部品点数の増大を防
止できる。
【0028】そして、シート本体2の横幅を拡大して2
人掛け用にするには、左側のサイドフレーム4に設けら
れた2つの取手部13をそれぞれ手で持って横幅方向に
引くと、第2フレーム6が第1フレーム5に対して横幅
方向にスライド移動する。第1フレーム5と第2フレー
ム6の間には、図示せぬストッパ機構が設けられてお
り、第2フレーム6は所定のスライド量だけ引き出した
ら、シート本体2は最大の横幅となり、それ以上、移動
できないようになっている。
【0029】第2フレーム6をスライドさせる際、取手
部13がサイドフレーム4におけるシートバック2a及
びシートクッション2bの両方に設けられ、シートバッ
ク2a及びシートクッション2bに均等なスライド操作
力を及ぼすことができるため、第2フレーム6がスライ
ドの途中でこじれて停止するようなことがない。また、
クッション部材14の表皮材16を、スライド時に摩擦
係数が小さくなる方向に合わせているため、第2フレー
ム6のスライド移動により擦れ合う面に配置された表皮
材16同士の摩擦係数を低くなり、第2フレーム6のス
ライド操作力が増大するのを抑制できる。
【0030】シート本体2を最大の横幅にすると、両ヘ
ッドレスト20が互いに離間して、各ヘッドレスト20
が「押進手段」として機能しなくなる。従って、各ヘッ
ドレスト20が、内蔵されたスプリング23の付勢力に
より、それぞれのステー19に対し、相対的に横幅方向
内側に移動する。そのため、各ヘッドレスト20の位置
が、着座した2人の乗員の頭部Hに対応し、乗員の頭部
Hを確実に支持することが可能となる。このようなヘッ
ドレスト20の移動は、シート本体2の横幅を拡大する
だけで行われるため、乗員の操作の煩わしさがない。
【0031】そして、再度、シート本体2の横幅を最小
に戻す場合も、ヘッドレスト20同士が当接することに
より、各ヘッドレスト20が「押進手段」として機能
し、ヘッドレスト20を自動的に横幅方向外側へ移動さ
せるため、乗員の操作は不要である。また、ヘッドレス
ト20同士が当接する際に、その当接部にそれぞれ凸部
21と凹部22とが形成されているため、凸部21の先
端が凹部22に当接する際に、凸部21の傾斜面21a
が凹部22の傾斜面22aによって案内されるため、凸
部21と凹部22とがスムーズに係合される。
【0032】図6及び図7は、この発明の第2実施形態
を示す図である。この第2実施形態では、ステー24の
横設部24aを先の実施形態よりも長く形成すると共
に、横設部24aの内部に空洞25を形成し、その内部
にスプリング(付勢手段)26を設けた。そして、その
スプリング26の付勢力により横設部24aの先端から
突出するシャフト27を設け、そのシャフト27の先端
を各ヘッドレスト20の凸部21及び凹部22に当接さ
せた。
【0033】この2実施形態によれば、ヘッドレスト2
0を当接させた状態で、凸部21又は凹部22と、横設
部24aとの間に、スプリング26が存在しないため、
ヘッドレスト20の貫通孔20aの全長にわたって横設
部24aが存在し、乗員の頭部から受ける荷重に対する
剛性が高い。また、スプリング26を内蔵する空洞25
も横設部24aの内部で長く形成することができるた
め、より長いスプリング26を内蔵して、ヘッドレスト
20の横幅方向内側への移動ストロークをより大きくす
ることができる。その他の構成及び作用効果は先の実施
形態と同様につき、重複説明を省略する。
【0034】図8は、この発明の第3実施形態を示す図
である。この第3実施形態に係るサードシート28で
は、1人掛け可能な最小の横幅を有する第1フレーム2
9の間に、左右に分割された第2フレーム30を配設し
てシート本体31を構成し、第2フレーム30を左右両
側へスライド移動させることにより、シート本体31の
横幅を最大に拡張して、3人掛け用にすることができ
る。第1フレーム29はベース部32よりフロアに固定
され、左右にスライドする第2フレーム30の端部にサ
イドフレーム3、4がぞれ取付けられている。
【0035】第1フレーム29の上端には中央のヘッド
レスト33がステー34により固定されている。この中
央のヘッドレスト33の両端には凸部21が設けられて
いる。このヘッドレスト33は横幅方向に移動せず、
「押進手段」としての機能だけ果たす。中央のヘッドレ
スト33の左右両側に、先の実施形態と同様のヘッドレ
スト20が設けられている。但し、その先端には両方と
も凹部22が設けられている。
【0036】従って、これらのヘッドレスト20、33
は、最大の横幅にして3人掛け用とした場合に、中央の
ヘッドレスト33はそのまま中央の乗員の頭部に対応
し、左右のヘッドレスト20は内蔵されたスプリングの
付勢力により横幅方向内側に移動して、左右の乗員の頭
部位置に対応する。そして、サードシート28を最小の
横幅にして1人掛け用に戻した場合は、左右のヘッドレ
スト20が中央のヘッドレスト33に当接することによ
り車幅方向外側に移動して3つのヘッドレスト20、3
3が一体化し、1人の乗員の頭部を支持できるようにな
る。その他の構成及び作用効果は先の実施形態と同様に
つき、重複説明を省略する。
【0037】尚、以上の実施形態では、付勢手段と押進
手段から成るヘッドレスト移動手段を例にしたが、これ
に限定されるものではなく、シート本体の横幅を検知し
てヘッドレストを移動させる電気式アクチュエータや、
シート本体の横幅の変動に伴ってヘッドレストを移動さ
せるリンク機構等でも良い。
【0038】また、以上の実施形態のように、左右両側
に位置する両方のヘッドレスト20を可動にしても良い
し、メインとなるシート(1人掛け)から、補助席(+
1人)を拡張するような場合、メインとなるシート用の
ヘッドレストは固定で、補助席用のヘッドレストだけ可
動にしても良い。
【0039】また、ヘッドレスト移動手段としては、先
の実施形態のように、シート本体の横幅の変動に伴っ
て、ヘッドレストを徐々に移動させても良いし、シート
本体の横幅が最大となった時にはじめてヘッドレストを
移動させるようにしても良い。
【0040】更に、ヘッドレストを横幅方向に移動させ
る機構としては、先の実施形態のように、サイドフレー
ム(又はサイドフレームに近接したシート本体でも可)
に固定したステーに対して横幅方向に移動させるように
しても良いし、ヘッドレストとステーとを一体化して、
その一体化したものを、サイドフレーム等に対して横幅
方向へ移動させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るシートの通常状
態を示す斜視図。
【図2】図1のシートの横幅拡張状態を示す斜視図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】ヘッドレストを当接させて一体化した状態を示
す断面図。
【図5】図4のヘッドレストを離間させた状態を示す断
面図。
【図6】この発明の第2実施形態に係るヘッドレストを
当接させて一体化した状態を示す断面図。
【図7】図6のヘッドレストを離間させた状態を示す断
面図。
【図8】この発明の第3実施形態に係るシートの横幅拡
張状態を示す斜視図。
【符号の説明】 1、28 サードシート 2、31 シート本体 2a シートバック 2b シートクッション 3、4 サイドフレーム 19、24 ステー 19a、24a 横設部 20 ヘッドレスト(押進手段) 21 凸部 22 凹部 23、26 スプリング(付勢手段) 33 ヘッドレスト(押進手段) 34 ステー H 乗員の頭部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横幅が可変とされたシートバックのシー
    ト本体と、該シート本体の横幅方向両端部に設置された
    サイドフレームと、サイドフレーム又はサイドフレーム
    に近接したシート本体にステーを介して接続される2つ
    のヘッドレストとを少なくとも有する乗物用シートのヘ
    ッドレスト構造であって、 前記ヘッドレストの少なくとも1つを横幅方向に移動可
    能にするヘッドレスト移動手段を備え、 少なくともシート本体の横幅が最大である時は、前記移
    動可能なヘッドレストがサイドフレーム又はサイドフレ
    ームに近接したシート本体に対して、シート本体の横幅
    が最小である時よりも横幅方向内側に位置され、 少なくともシート本体の横幅が最小である時は、前記移
    動可能なヘッドレストがサイドフレーム又はサイドフレ
    ームに近接したシート本体に対して、シート本体の横幅
    が最大である時よりも横幅方向外側に位置されるように
    したことを特徴とする乗物用シートのヘッドレスト構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗物用シートのヘッド
    レスト構造であって、 前記ヘッドレスト移動手段は、ステーに対してヘッドレ
    ストを横幅方向内側に付勢する付勢手段と、シート本体
    の横幅が小さくなる時に付勢手段の付勢力に抗してヘッ
    ドレストを横幅方向外側に押進可能な押進手段とから成
    ることを特徴とする乗物用シートのヘッドレスト構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の乗物用シートのヘッド
    レスト構造であって、 前記ステーには、横幅方向に延設された横設部を有し、 該横設部は、前記ヘッドレストが横幅方向へ移動自在に
    連結されてなり、 前記付勢手段は、前記ステーの横設部と、前記ヘッドレ
    ストの横幅方向内側部との間に配設されていることを特
    徴とする乗物用シートのヘッドレスト構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の乗物用シ
    ートのヘッドレスト構造であって、 前記押進手段は、隣接するヘッドレストであることを特
    徴とする乗物用シートのヘッドレスト構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗
    物用シートのヘッドレスト構造であって、 前記複数のヘッドレストが、少なくともシート本体の横
    幅が最大の時は離間し、少なくともシート本体の横幅が
    最小の時は当接すると共に、 互いに当接する一対のヘッドレストのうち、一方には凸
    部が設けられ、他方には一方との当接時に前記凸部に係
    合可能な凹部が設けられていることを特徴とする乗物用
    シートのヘッドレスト構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の乗物用シートのヘッド
    レスト構造であって、 前記凸部は、周囲に傾斜面を有する先細り形状をなし、 前記凹部は、前記凸部の傾斜面を案内可能な傾斜面を有
    していることを特徴とする乗物用シートのヘッドレスト
    構造。
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