JP2003117592A - 排水処理装置 - Google Patents
排水処理装置Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
泥槽における生物分解を効率よく行うことができる排水
処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、被処理排水を生物処理する活
性汚泥槽8、活性汚泥槽8で生物処理された生物処理水
を固液分離する固液分離装置9を備える排水処理装置1
において、活性汚泥槽8の前段に、被処理排水中の固形
物を可溶化する可溶化装置2を備える。この場合、被処
理排水中の固形物が可溶化された後に活性汚泥槽8で生
物処理が行われるため、可溶化装置2で固形物が可溶化
される時には、その固形物は、生物処理された固形物と
異なり凝集しておらず、容易に可溶化され、この可溶化
固形物は活性汚泥槽8で効率よく生物分解される。ま
た、可溶化装置2が無い場合に比べて余剰汚泥の発生量
を十分に低減できる。
Description
り、より詳細には、浄化槽汚泥やし尿等の固形物を高濃
度に含む排水を処理する排水処理装置に関する。
濃度に含む排水は一般に、図3に示すフローで処理され
る。即ち、排水は、活性汚泥槽100で生物処理され、
最終沈殿池101で固液分離された後、河川等に放流さ
れる。そして、最終沈殿池101で得られる汚泥の一部
は、活性汚泥槽100における汚泥濃度を一定にすべく
活性汚泥槽100に返送され、余剰汚泥は、汚泥処理装
置102に送られて脱水された後、堆肥化処理又は炭化
処理される。
に示すフローのほか、図4に示すフローで処理されるこ
ともある。この場合、排水は、活性汚泥槽103で生物
処理され、固液分離装置104で固液分離され、分離さ
れた汚泥の一部は可溶化装置105を経て活性汚泥槽1
03に返送される。一方、分離された汚泥の残部は、返
送汚泥として、活性汚泥槽103に直接返送される。
た従来の排水処理装置は、以下に示す課題を有する。
置においては、活性汚泥槽100において余剰汚泥が多
量に発生する。
装置においては、活性汚泥槽103で生物処理された汚
泥は一般に凝集する。このため、この凝集汚泥は、可溶
化装置105で可溶化することが困難である。また、可
溶化装置105では有機汚泥のみが可溶化され、無機汚
泥は可溶化されないため、活性汚泥槽103において無
機汚泥が蓄積することとなり、活性汚泥槽103におい
て有機汚泥の割合が減少することとなっていた。このた
め、活性汚泥槽103において固形物の生物分解を効率
よく行うことができなかった。
であり、余剰汚泥の発生量を十分に低減でき、活性汚泥
槽における生物分解を効率よく行うことができる排水処
理装置を提供することを目的とする。
生物処理する活性汚泥槽と、前記活性汚泥槽で生物処理
された生物処理水を固液分離する固液分離装置とを備え
る排水処理装置において、前記活性汚泥槽の前段に、前
記被処理排水中の固形物を可溶化する可溶化装置を備え
ることを特徴とする。
が可溶化装置で可溶化された後、可溶化された固形物を
含む被処理排水が活性汚泥槽で生物処理され、この生物
処理水は、固液分離装置で固液分離処理される。このた
め、可溶化装置で固形物が可溶化されるときには、その
固形物は、生物処理された固形物と異なりほとんど凝集
していない。このため、固形物の可溶化が容易に行われ
る。従って、この可溶化された固形物は活性汚泥槽で効
率よく生物分解されることとなる。また、活性汚泥槽に
おいては余剰汚泥が発生するが、その発生量は、可溶化
装置を用いない場合に比べて十分に少なくすることが可
能である。
置がボールミルであり、前記可溶化装置の前段に前記被
処理排水中の夾雑物を除去する夾雑物除去装置を更に備
えることが好ましい。
合、被処理排水は一般に、繊維状物質等の夾雑物を多く
含む。この場合、可溶化装置がボールミルであると、被
処理排水中の夾雑物がボールミルを閉塞させる原因とな
る。本発明によれば、夾雑物が夾雑物除去装置で予め除
去されることとなるため、可溶化装置において夾雑物に
よる閉塞の問題を十分に防止できる。
得られる汚泥の一部を前記活性汚泥槽に返送する返送手
段と、前記固液分離装置で得られる汚泥の残部を処理す
る汚泥処理装置とを更に備えることが好ましい。
る汚泥の一部が返送手段により活性汚泥槽に返送される
ことにより活性汚泥槽のMLSS濃度を良好に維持でき
る。また、固液分離装置で得られる汚泥の一部が活性汚
泥槽に返送され、残部が汚泥処理装置で処理されるた
め、活性汚泥槽における無機汚泥の蓄積を十分に防止で
きる。
詳細に説明する。
態を示すフロー図であり、し尿や浄化槽汚泥を処理する
排水処理装置を示している。図1に示すように、排水処
理装置1は、被処理排水中の固形物を可溶化する可溶化
装置2を備えている。ここで、可溶化とは、微生物の作
用によって固形物が容易に分解されるような状態(例え
ば固形物の細胞壁の一部が破壊された状態)にすること
をいい、可溶化は、オゾン処理、高温高圧処理、高温好
気性細菌による処理、機械的破砕処理などによって行う
ことが可能である。
溶化を行う可溶化装置2の一例を示す断面図である。図
2に示す可溶化装置2は湿式ボールミルであり、この湿
式ボールミルは、円筒形の密閉容器3を備えており、密
閉容器3には回転軸4が回転可能に取り付けられ、回転
軸4の一端には、回転軸4を回転駆動させるモータ5が
取り付けられている。また密閉容器3の内部には、複数
の回転円板6が一定の間隔で配置され、これら回転円板
6はその中心を回転軸4が貫いており、回転円板6は回
転軸4に固定されている。更に密閉容器3の内部には、
ビーズ7が充填され、ビーズ7は例えばセラミックで構
成されている。従って、モータ5が作動され、被処理排
水がラインL1を経て密閉容器3に導入されると、被処
理排水中の固形物が、回転円板6とビーズ7によって粉
砕され、固形物の細胞壁の一部が破壊され、こうして固
形物の可溶化が行われる。
固形物を含む被処理排水は、ラインL2を経て活性汚泥
槽8に導入される。活性汚泥槽8は、活性汚泥を含む槽
内液を収容しており、槽内液には、好気性条件下で被処
理排水の生物処理を行うべく散気管等により空気が導入
されるようになっている。
インL3を経て固液分離装置9に導入される。固液分離
装置9は、生物処理水を汚泥と処理排水とに分離するこ
とができる装置であればよく、例えば最終沈殿池、膜分
離装置などで構成される。
ラインL5を経て河川等に放流されるか、又は更に水質
を向上させるために高度処理が行われる。
一部は、活性汚泥槽8における汚泥濃度を一定に保持す
べくライン(返送手段)L4を経て活性汚泥槽8に返送
される。
部(余剰汚泥)は、ラインL6を経て余剰汚泥処理装置
(汚泥処理装置)10に導入される。余剰汚泥処理装置
10は、余剰汚泥を脱水した後、堆肥化処理又は炭化処
理するものである。
水処理方法について説明する。
化装置2の円筒形容器3の内部に導入される。可溶化装
置2においては、モータ5が作動され、回転軸4が回転
される。これに伴って回転円板6が回転し、回転円板6
とビーズ7によって被処理排水中の固形物が粉砕され、
こうして固形物の可溶化が行われる。こうして可溶化さ
れた固形物を含む被処理排水は、ラインL2を経て活性
汚泥槽8に導入される。このとき、活性汚泥槽8におい
ては、散気管より空気が導入される。これにより、可溶
化された固形物が、好気性条件下で生物分解される。そ
して、活性汚泥槽8で生物処理された生物処理水は、ラ
インL3を経て固液分離装置9に導入され、固液分離装
置9にて生物処理水が汚泥と処理排水とに分離される。
合、可溶化装置2で固形物が可溶化されるときには、そ
の固形物は、生物処理された固形物と異なりほとんど凝
集していない。このため、固形物の可溶化が容易に行わ
れる。従って、この可溶化された固形物が活性汚泥槽8
に導入されると、その固形物は活性汚泥槽8において効
率よく生物分解される。また、活性汚泥槽8においては
余剰汚泥が発生するが、この余剰汚泥の発生量は、可溶
化装置2で固形物の可溶化を行わない場合に比べて十分
に少なくすることが可能である。
の一部は、ラインL4を経て活性汚泥槽8に返送され、
汚泥の残部(余剰汚泥)は、ラインL6を経て余剰汚泥
処理装置10で処理される。このとき、固液分離装置9
で得られる汚泥の一部がラインL4を経て活性汚泥槽8
に返送されるため、活性汚泥槽8のMLSS濃度を良好
に維持できる。また、固液分離装置9で得られる汚泥の
一部が活性汚泥槽8に返送され、残部が汚泥処理装置1
0で処理されるため、活性汚泥槽8に返送される無機汚
泥は、固液分離装置9で得られる無機汚泥の一部のみと
なる。このため、活性汚泥槽8における無機汚泥の蓄積
を十分に防止できる。
インL5を経て河川等に放流されるか、又は更に水質を
向上させるために高度処理が行われる。
として浄化槽汚泥やし尿が用いられているが、これらは
一般に、繊維状物質等の夾雑物を多く含む。従って、可
溶化装置2が図2に示すような湿式ボールミルである場
合、被処理排水中の夾雑物が湿式ボールミルを閉塞させ
る原因となり、長期間にわたる連続運転が不可能にな
り、排水の処理効率が著しく低下する。そこで、可溶化
装置2の前段に夾雑物除去装置(図示せず)が設けられ
ることが好ましい。これにより、夾雑物が夾雑物除去装
置で予め除去されるため、可溶化装置2において夾雑物
が湿式ボールミルを閉塞させ、排水の処理効率が著しく
低下するという事態を回避することができる。なお、夾
雑物除去装置としては、固液分離装置、例えばドラムス
クリーン等が用いられる。
置によれば、被処理排水中の固形物が可溶化された後に
生物処理が行われるため、可溶化装置で固形物が可溶化
されるときには、その固形物は、生物処理された固形物
と異なりほとんど凝集しておらず、容易に可溶化され、
この可溶化された固形物は活性汚泥槽において効率よく
生物分解される。また、可溶化装置がない場合に比べ
て、活性汚泥槽における余剰汚泥の発生量を十分に少な
くすることができる。
ー図である。
行う可溶化装置の一例を示す断面図である。
る。
ある。
溶化装置)、4…回転軸(可溶化装置)、5…モータ
(可溶化装置)、6…回転円板(可溶化装置)、7…ビ
ーズ(可溶化装置)、8…活性汚泥槽、9…固液分離装
置、10…余剰汚泥処理装置、L4…ライン(返送手
段)。
Claims (3)
- 【請求項1】 被処理排水を生物処理する活性汚泥槽
と、前記活性汚泥槽で生物処理された生物処理水を固液
分離する固液分離装置とを備える排水処理装置におい
て、 前記活性汚泥槽の前段に、前記被処理排水中の固形物を
可溶化する可溶化装置を備えることを特徴とする排水処
理装置。 - 【請求項2】 前記可溶化装置がボールミルであり、前
記可溶化装置の前段に前記被処理排水中の夾雑物を除去
する夾雑物除去装置を更に備えることを特徴とする請求
項1に記載の排水処理装置。 - 【請求項3】 前記固液分離装置で得られる汚泥の一部
を前記活性汚泥槽に返送する返送手段と、 前記固液分離装置で得られる汚泥の残部を処理する汚泥
処理装置と、を更に備えることを特徴とする請求項1又
は2に記載の排水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001320812A JP3683202B2 (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 排水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001320812A JP3683202B2 (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 排水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003117592A true JP2003117592A (ja) | 2003-04-22 |
JP3683202B2 JP3683202B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=19138141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001320812A Expired - Fee Related JP3683202B2 (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 排水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3683202B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080252A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Nikkan Tokushu Kk | 汚泥減容炭化装置とその方法と有機性排水処理システム |
ITBA20130066A1 (it) * | 2013-10-03 | 2015-04-04 | Liberti Lorenzo C O T & A Tecn E Amb Srl | Metodo per migliorare le caratteristiche bio-chimico-fisiche e la reattivita' di molecole tossiche al fine di ridurne la pericolosita' per l'uomo e l'ambiente. |
JP2019013874A (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-31 | 株式会社アクト | 汚泥減容方法、汚泥減容装置および排水浄化システム |
-
2001
- 2001-10-18 JP JP2001320812A patent/JP3683202B2/ja not_active Expired - Fee Related
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ITBA20130066A1 (it) * | 2013-10-03 | 2015-04-04 | Liberti Lorenzo C O T & A Tecn E Amb Srl | Metodo per migliorare le caratteristiche bio-chimico-fisiche e la reattivita' di molecole tossiche al fine di ridurne la pericolosita' per l'uomo e l'ambiente. |
JP2019013874A (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-31 | 株式会社アクト | 汚泥減容方法、汚泥減容装置および排水浄化システム |
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---|---|
JP3683202B2 (ja) | 2005-08-17 |
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