JP2003116970A - 殺菌装置および無電極放電バルブ - Google Patents

殺菌装置および無電極放電バルブ

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JP2003116970A JP2001315237A JP2001315237A JP2003116970A JP 2003116970 A JP2003116970 A JP 2003116970A JP 2001315237 A JP2001315237 A JP 2001315237A JP 2001315237 A JP2001315237 A JP 2001315237A JP 2003116970 A JP2003116970 A JP 2003116970A
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Shigeru Okuda
滋 奥田
Kensaku Atsumi
憲作 厚美
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物の姿勢によらず効率良く殺菌を行う
ことができ、被処理物に凹凸面があっても充分な殺菌効
果が得られる。 【解決手段】 マイクロ波発生装置と、マイクロ波によ
り紫外線を発生させる無電極放電バルブ2とを備えた殺
菌装置において、バルブ2に被処理物3を被せることが
できるようにバルブ2が設けられ、被処理物3を被せた
バルブ2がマイクロ波発生装置内に設置される。これに
より、バルブ2と被処理物3の間の距離を可能な限り小
さくし、バルブ2から発生する紫外線を最大限、効率良
く被処理物に照射することで、大きな殺菌効果を挙げる
ことができる。また、殺菌処理を施す前に設置した被処
理物3とバルブ2との間の位置関係をそのまま維持でき
るために、設置に関して知識のない使用者でも確実に殺
菌効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、殺菌装置および
無電極放電バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波発生装置を用いて、マ
イクロ波を紫外線を発生させるためのバルブに照射して
紫外線を発生させ、その紫外線を被照射物に照射するこ
とで、殺菌を行う技術は知られている。例えば特開20
01−145688(従来例1)、特表平10−502
563(従来例2)、特表2000−507140(従
来例3)に開示された従来技術がある。
【0003】図21は従来例1の斜視図である。図21
に示すように、マイクロ波発生装置50として電子レン
ジを用い、容器51内に配置したガラス製中空体52に
マイクロ波を照射することにより、中空体52の内部に
発生する光線を被処理物53に照射して殺菌するもので
ある。54は空気孔である。
【0004】図22は従来例2の断面図である。図22
に示すように、マイクロ波で励起される紫外線球56が
殺菌される被処理物57内に吊り下げられている。紫外
線球56は、マイクロ波発生装置58によりマイクロ波
のエネルギーを投射することによってエネルギーが与え
られ、その結果、被処理物57の内表面を殺菌するため
に外に向かって紫外線のエネルギーを照射するものであ
る。59はマイクロ波のエネルギー、60は紫外線のエ
ネルギーを示す。
【0005】図23は従来例3の断面図である。図23
に示すように、基体と蓋とを有する包囲体62を備え、
被処理物63を保持している。包囲体62は内部にガス
を充填し、この充填物が、マイクロ波発生装置64によ
りマイクロ波放射された場合に、紫外線放射を発生する
ように作用することで、被処理物63を殺菌するもので
ある。
【0006】これらの技術は業務で用いられることが想
定されており、殺菌する被処理物は医療器具や回収した
瓶あるいは、コンタクトレンズ等というものであった。
これらの技術は食中毒を防ぐために一般家庭内で用いる
技術として考えた場合、取り扱い上危険であったり、設
置する際に、不適切な位置に設置すると、殺菌効果が得
られないなどの問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以下に従来技術の問題
点を列挙する。
【0008】従来例1,2,3では、紫外線発生のため
のバルブと被処理物との間の隙間が大きいため、バルブ
から発生した紫外線が効率良く、被照射物に当たらず、
殺菌効果が悪い。
【0009】また、殺菌処理を施す間において、被処理
物を紫外線バルブに対して、確実に位置決めされないた
め、例えばマイクロ波発生装置(例;電子レンジ)を用
いた場合、装置の動作・振動等によって、バルブと被処
理物の間の距離が開いてしまったり、被処理物の姿勢が
変わってしまうため、確実な殺菌効果が得られない。
【0010】従来例1,3では、被処理物が凹面を有し
ている場合、紫外線を凹面に充分に照射することができ
ないために、充分な殺菌効果が得られない。
【0011】従来例2では、被処理物が凸面を有してい
る場合、紫外線を凸面に充分に照射することができない
ために、充分な殺菌効果が得られない。
【0012】従来例1,2では、マイクロ波発生装置に
より、被処理物を取り出すと、外気、手などに触れて、
汚染の恐れがある。
【0013】従来例3では、バルブが被処理部を覆う容
器と一体になっているために、そのまま取り出し、移動
させると、外力などによって、破損してしまう恐れがあ
る。
【0014】さらに、従来例1,2,3では、バルブか
ら発生した紫外線のうち、直接、マイクロ波発生装置の
空気孔などを通って、外界へ漏れて人の目などに直接当
たって、害を与える恐れがある。
【0015】したがって、この発明の目的は、被処理物
の姿勢によらず効率良く殺菌を行うことができ、被処理
物に凹凸面があっても充分な殺菌効果が得られ、また被
処理物の汚染、バルブの破損等を防止することができる
殺菌装置および無電極放電バルブを提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1記載の殺菌装置は、マイクロ波発
生装置と、マイクロ波により紫外線を発生させる無電極
放電バルブとを備えた殺菌装置において、前記バルブに
被処理物を被せることができるように前記バルブが設け
られ、被処理物を被せた前記バルブが前記マイクロ波発
生装置内に設置される。
【0017】このように、バルブに被処理物を被せるこ
とができるようにバルブが設けられ、被処理物を被せた
バルブがマイクロ波発生装置内に設置されるので、バル
ブと被処理物の間の距離を可能な限り小さくし、バルブ
から発生する紫外線を最大限、効率良く被処理物に照射
することで、大きな殺菌効果を挙げることができる。
【0018】また、殺菌処理を施す前に設置した被処理
物とバルブとの間の位置関係をそのまま維持できるため
に、設置に関して知識のない使用者でも確実に殺菌効果
を得ることができる。また、マイクロ波発生装置の振動
等によるバルブと被処理物間の位置関係のずれを防ぐこ
とができる。
【0019】また、バルブに被処理物を被せることによ
って、被処理物の凹面に効率良く紫外線を照射すること
ができる。
【0020】請求項2記載の殺菌装置は、請求項1記載
の殺菌装置において、バルブをマイクロ波発生装置内に
設置するためのバルブ支持部に、被処理物の保持部を設
けた。このように、バルブをマイクロ波発生装置内に設
置するためのバルブ支持部に、被処理物の保持部を設け
たので、被処理物の確実な固定が可能である。これによ
り、バルブと被処理物の相対位置関係をより確実に固定
することが可能となる。
【0021】請求項3記載の殺菌装置は、請求項1記載
の殺菌装置において、被処理物は柔軟性を有し、この被
処理物に対し、少なくとも一部分が接触しているように
バルブを設けた。このように、被処理物は柔軟性を有
し、この被処理物に対し、少なくとも一部分が接触して
いるようにバルブを設けたので、バルブと被処理物との
間の密着性をとることができる。
【0022】請求項4記載の殺菌装置は、請求項3記載
の殺菌装置において、バルブの少なくとも一部分が被処
理物の面に沿った形状を有する。このように、バルブの
少なくとも一部分が被処理物の面に沿った形状を有する
ので、バルブと被処理物との間の密着性をとることがで
きる。
【0023】請求項5記載の殺菌装置は、請求項1記載
の殺菌装置において、被処理物のバルブと対向しない面
に面して、前記バルブと同様の構成の補助バルブを配置
した。このように、被処理物のバルブと対向しない面に
面して、バルブと同様の構成の補助バルブを配置したの
で、被処理物の凹面に対してはバルブが対向し、凸面に
対しては補助バルブが対向する。これにより、被処理物
の内外面ともに殺菌を確実に行うことができる。
【0024】請求項6記載の殺菌装置は、請求項5記載
の殺菌装置において、補助バルブに、紫外線を透過させ
る部分を有する他の被処理物が被せられる。このよう
に、補助バルブに、紫外線を透過させる部分を有する他
の被処理物が被せられるので、紫外線を透過させる部分
より被処理物の凸面に紫外線が照射されることにより、
被処理物は内外面とも充分に紫外線が照射され、殺菌が
確実に行われる。同時に他の被処理物も紫外線が照射さ
れて殺菌されるため、複数の被処理物を同時に殺菌する
ことができ、短時間で、かつ省エネルギーとなる殺菌を
実現できる。
【0025】請求項7記載の殺菌装置は、請求項1記載
の殺菌装置において、開閉自在のケース内にバルブと被
処理物を封入した。このように、開閉自在のケース内に
バルブと被処理物を封入したので、ケースの中に入れた
状態で被処理物に殺菌を施し、そのままの状態で、マイ
クロ波発生装置から取り出すことができる。このため、
外気などからの汚染から被処理物を防ぐことができ、殺
菌状態を長期保持することができる。
【0026】また、ケースをマイクロ波発生装置から取
り出し携帯できるために、バルブや被処理物の外力など
による破損を防ぐことができる。
【0027】また、ケースをマイクロ波発生装置から取
り出し携帯できるために、紫外線発生時にできるオゾン
をケース内に密封しておくことができ、被処理物の殺菌
効果を向上させ、その状態を維持させることができる。
【0028】請求項8記載の殺菌装置は、請求項7記載
の殺菌装置において、ケースに開閉自在の空気孔を設け
た。このように、ケースに開閉自在の空気孔を設けたの
で、ケースをマイクロ波発生装置から取り出し、ケース
の空気孔を調節することで、ケース内に発生したオゾン
をケース外へ漏らすことができる。これにより、ケース
周囲の殺菌、脱臭等を行うことができる。
【0029】請求項9記載の殺菌装置は、請求項7記載
の殺菌装置において、ケースに紫外線が透過しない材質
を用いた。このように、ケースに紫外線が透過しない材
質を用いたので、被処理物の殺菌処理中に発生する紫外
線がマイクロ波発生装置の空気孔などから外界に漏れて
人の目などに害を与えることを防ぐことができる。
【0030】請求項10記載の殺菌装置は、請求項7記
載の殺菌装置において、ケースに可視光が透過する材質
を用いた。このように、ケースに可視光が透過する材質
を用いたので、殺菌処理中の状態を視認することがで
き、殺菌処理の確認と、出ている光の量によるバルブの
劣化の認識が可能となり、確実な殺菌効果を簡便に得ら
れることができる。
【0031】請求項11記載の殺菌装置は、請求項7記
載の殺菌装置において、ケースの内外の表面にバルブよ
り生じた紫外線により発光する蛍光体を塗布、あるいは
蛍光体をケースに練り込んだ。このように、ケースの内
外の表面にバルブより生じた紫外線により発光する蛍光
体を塗布、あるいは蛍光体をケースに練り込んだので、
バルブからの光の量を使用者が観察することによって殺
菌が確実に行われていることを、使用者に容易に分から
せることができる。これにより、バルブの劣化状態や破
損などを認識し、殺菌装置としての効果の確認を容易に
視認することができる。
【0032】請求項12記載の無電極放電バルブは、無
電極で少なくとも一部は紫外線を透過する気密なバルブ
本体と、マイクロ波により放電し、紫外線を放射する封
入物質とからなり、マイクロ波発生装置内に設置して用
いる無電極放電バルブにおいて、前記封入物質は水銀で
あり、この水銀量が前記マイクロ波発生装置の動作時に
内部圧力が1.33×10-1〜1.33Pa(1×10
-3〜1×10-2Torr)となるように設定した。
【0033】このように、封入物質は水銀であり、この
水銀量がマイクロ波発生装置の動作時に内部圧力が1.
33×10-1〜1.33Pa(1×10-3〜1×10-2
Torr)となるように設定したので、水銀が全て蒸発
し、効率良く紫外線を発生させることができる。
【0034】請求項13記載の無電極放電バルブは、請
求項12記載の無電極放電バルブにおいて、封入された
水銀がマイクロ波発生装置の動作時に全て蒸発するよう
な量である。このように、封入された水銀がマイクロ波
発生装置の動作時に全て蒸発するような量であるので、
効率良く紫外線を発生させることができる。
【0035】請求項14記載の無電極放電バルブは、無
電極で少なくとも一部は紫外線を透過する気密なバルブ
本体と、マイクロ波により放電し、紫外線を放射する封
入物質とからなり、マイクロ波発生装置内に設置して用
いる無電極放電バルブにおいて、封入物質に重水素を含
む。このように、封入物質に重水素を含むので、人体に
無害なバルブを提供することができる。
【0036】請求項15記載の無電極放電バルブは、請
求項14記載の無電極放電バルブにおいて、封入された
重水素の圧力が25℃において、34×133Pa(3
4Torr)以下である。このように、封入された重水
素の圧力が25℃において、34×133Pa(34T
orr)以下であるので、効率良く紫外線を発生させる
ことができる。
【0037】請求項16記載の無電極放電バルブは、無
電極で少なくとも一部は紫外線を透過する気密なバルブ
本体と、マイクロ波により放電し、紫外線を放射する封
入物質とからなり、マイクロ波発生装置内に設置して用
いる無電極放電バルブにおいて、封入物質に硫黄を含
む。このように、封入物質に硫黄を含むので、人体に無
害なバルブを提供することができる。
【0038】請求項17記載の無電極放電バルブは、請
求項12,14,16記載の無電極放電バルブにおい
て、バルブ本体は、突起あるいは細くなった部分があ
り、その部分が最冷点になるとともにその温度が50℃
以下になるように設定されている。このように、バルブ
本体は、突起あるいは細くなった部分があり、その部分
が最冷点になるとともにその温度が50℃以下になるよ
うに設定されているので、効率良く紫外線を発生させる
ことができる。
【0039】請求項18記載の無電極放電バルブは、請
求項12,14,16記載の無電極放電バルブにおい
て、バルブ本体内の最大内長の方向にマイクロ波発生装
置のマイクロ波の1/2波長の整数倍の長さにほぼ等し
くなる部分を有するような形状をした。このように、バ
ルブ本体内の最大内長の方向にマイクロ波発生装置のマ
イクロ波の1/2波長の整数倍の長さにほぼ等しくなる
部分を有するような形状をしたので、バルブからの紫外
線を効率良く発生させることができる。
【0040】請求項19記載の無電極放電バルブは、請
求項12,14,16記載の無電極放電バルブにおい
て、バルブの一部にマイクロ波による放電始動を補助す
る手段を設けた。このように、バルブの一部にマイクロ
波による放電始動を補助する手段を設けたので、紫外線
の発生の始動が向上する。
【0041】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1はこの発明の第
1の実施の形態の殺菌装置に用いるバルブと装着前の被
処理物の斜視図、図2はその被処理物の装着後の斜視
図、図3はこの発明の第1の実施の形態においてマイク
ロ波発生装置にバルブと被処理物を入れた状態の斜視図
である。
【0042】図1〜3に示すように、マイクロ波発生装
置(例えば電子レンジ)1と、マイクロ波により紫外線
を発生させる無電極放電バルブ(紫外線発生バルブ)2
とを備え、バルブ2に被処理物3を被せることができる
ようにバルブ2が設けられ、被処理物3を被せたバルブ
2がマイクロ波発生装置1内に設置される。
【0043】被処理物3は例えば哺乳瓶の乳首である。
バルブ2は少なくとも一部分が被処理物3の面に沿った
形状(斜線で示す)を有する。この場合、被処理物3の
横断面は円形で、その内周面および上部の凹曲面に沿う
ように、バルブ2の外周面および上部の凸曲面が形成さ
れている。
【0044】使用時には、バルブ2に対し、被処理物3
を被せることによって、バルブ2と被処理物3の相対位
置関係を固定することができる。この状態でバルブ2お
よび被処理物3をマイクロ波発生装置1内に設置する。
この際、被処理物3とバルブ2の間の距離を可能な限り
小さくすることができ、バルブ2から発生する紫外線を
効率良く被処理物3に照射することができる。また、バ
ルブ2をマイクロ波発生装置1に取り付けるか、安定す
るように設置することによって、バルブ2と被処理物3
との間の位置関係が変わることによる、殺菌効果のばら
つきを抑制することができる。
【0045】以上のように、バルブ2に被処理物3を被
せることによって、被処理物3の凹面に効率良く紫外線
を照射することができ、大きな殺菌効果を挙げることが
できる。また、殺菌処理を施す前に、設置した被処理物
3と紫外線発生バルブ2との間の位置関係を状態のその
まま維持できるために、設置に関して知識のない使用者
でも確実に殺菌効果を得ることができる。また、マイク
ロ波発生装置1の振動等によるバルブ2と被処理物3間
の位置関係のずれを防ぐことができる。
【0046】この発明の第2の実施の形態を図4および
図5に基づいて説明する。図4はこの発明の第2の実施
の形態の殺菌装置に用いるバルブと装着前の被処理物の
斜視図、図2はその被処理物の装着後の断面図である。
【0047】図4および図5に示すように、第1の実施
の形態において、バルブ2をマイクロ波発生装置1内に
安定して設置するためのバルブ支持部4に、被処理物3
の保持部5を設けた。この場合、バルブ支持部4は中央
に設けた凹部4aにバルブ2の下端が嵌合し、周縁に円
筒状の保持部5が形成されている。この保持部5の内側
に被処理物3の下端の鍔部3aが当接した状態で保持さ
れる。
【0048】以上のように、紫外線発生バルブ2の支持
部4に被処理物3を保持するための構造を設けることに
よって、被処理物3の確実な固定が可能である。この支
持構造は係止爪を設けることによって、より確実な固定
を行うこともできる。この保持部5はバルブ2と一体に
なった構造でもよい。この構造によって、バルブ2と被
処理物3の相対位置関係をより確実に固定することが可
能となる。
【0049】また、バルブ2あるいは、バルブ支持部4
をマイクロ波発生装置に取り付けるか、安定するように
設置することによって、バルブ2と被処理物3との間の
位置関係が変わることによる、殺菌効果のばらつきを抑
制することができる。その他の構成効果は、第1の実施
の形態と同様である。
【0050】この発明の第3実施の形態を図6および図
7に基づいて説明する。図6はこの発明の第3の実施の
形態の殺菌装置に用いるバルブと装着前の被処理物の斜
視図、図7はその被処理物の装着後の断面図である。
【0051】図6および図7に示すように、第1の実施
の形態において、被処理物9は柔軟性を有し、この被処
理物9に対し、少なくとも一部分が接触しているように
バルブ9を設けた。この場合、被処理物9は開口部9a
が狭くなった中空の部材であり、この被処理物9の内周
面に沿うようにバルブ8の外周面が略球形に形成されて
いる。バルブ8は被処理物9の装着状態で開口部9aが
納まる首部8aおよびこれより径を大きくした載置部8
bを有する。
【0052】使用時には、被処理物9の柔軟性を利用し
て、紫外線発生バルブ8が、その中に挿入されることに
よって、バルブ8と被処理物9との間の密着性をとるこ
とができる。被処理物9とバルブ8の間の距離を可能な
限り小さくすることができ、バルブ8から発生する紫外
線を効率良く被処理物9に照射することができる。
【0053】以上のように、バルブ8と被処理物9が密
着していることにより、バルブ8と被処理物9との間の
位置関係が変わることによる、殺菌効果のばらつきを抑
制することができる。なお、図の被処理物9とバルブ8
を互いに入れ替えることが可能である。その他の構成効
果は、第1の実施の形態と同様である。
【0054】この発明の第4実施の形態を図8および図
9に基づいて説明する。図8はこの発明の第4の実施の
形態の殺菌装置に用いるバルブと装着前の被処理物の斜
視図、図9はその被処理物の装着後の断面図である。
【0055】図8および図9に示すように、第1の実施
の形態において、被処理物11は柔軟性を有し、この被
処理物11に対し、少なくとも一部分が接触しているよ
うにバルブ10を設けた。この場合、バルブ10は円筒
状のバルブ支持部12の底部に設けられ、上面が凸曲面
になっている。被処理物11は支持部12の内部に嵌合
する円柱状の部材であり、その装着状態で底面はバルブ
10の上面に沿うように変形する。
【0056】使用時には、被処理物11の柔軟性を利用
して、紫外線発生バルブ10の凸部に押し付けることに
より、被処理物11がバルブ10に沿った形になり、バ
ルブ10と被処理物11の間の密着性をとることができ
る。そのことにより、被処理物11の奥の方まで、紫外
線が照射されるようになり、被処理物11とバルブ10
の間の距離を可能な限り小さくすることができ、バルブ
10から発生する紫外線を効率良く被処理物11に照射
することができる。
【0057】以上のように、バルブ10と被処理物11
が密着していることにより、バルブ10と被処理物11
との間の位置関係が変わることによる、殺菌効果のばら
つきを抑制することができる。また、バルブ10あるい
は、バルブ支持部12をマイクロ波発生装置に取り付け
るか、安定するように設置することによって、バルブ1
0と被処理物11との間の、位置関係が変わることによ
る、殺菌効果のばらつきを抑制することができる。その
他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0058】この発明の第5実施の形態を図10に基づ
いて説明する。図10はこの発明の第5の実施の形態の
殺菌装置に用いるバルブと被処理物の斜視図である。
【0059】図10に示すように、第1の実施の形態に
おいて、被処理物3のバルブ2と対向しない面に面し
て、バルブ2と同様の構成の補助バルブ13を配置し
た。この場合、被処理物3の凹面に対しては紫外線発生
バルブ2が対向し、凸面に対しては補助バルブ13が対
向している。補助バルブ13はバルブ2と同一部材であ
り、バルブ2の上方に凸曲面を下にして配置される。1
4は紫外線である。
【0060】これにより、被処理物3の内外面ともに殺
菌を確実に施すことができる。また、バルブ2と被処理
物3が密着していることにより、バルブ2と被処理物3
との間の位置関係が変わることによる、殺菌効果のばら
つきを抑制することができる。また、バルブ2あるい
は、バルブ支持部(図示せず)をマイクロ波発生装置に
取り付けるか、安定するように設置することによって、
バルブ2と被処理物3との間の位置関係が変わることに
よる、殺菌効果のばらつきを抑制することができる。そ
の他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0061】この発明の第6実施の形態を図11および
図12に基づいて説明する。図11はこの発明の第6の
実施の形態の殺菌装置に用いるバルブと被処理物の斜視
図、図12はその断面図である。
【0062】図11および図12に示すように、第5の
実施の形態と同様に、被処理物3のバルブ2と対向しな
い面に面して、バルブ2と同様の構成の補助バルブ13
を配置するとともに、補助バルブ13に、紫外線を透過
させる部分を有する他の被処理物15が被せられる。こ
の場合、被処理物3の凹面には紫外線発生バルブ2が対
向し、凸面については補助バルブ13が対向していて、
バルブ13には被処理物15が被せられている。補助バ
ルブ13はバルブ2と同一部材であり、バルブ2の上方
に凸曲面を下にして配置される。また、他の被処理物1
5は補助バルブ13が挿通されるリング状であり、下端
の開口部より補助バルブ13が露出する。このように被
処理物15は一部が切り欠いているか、または紫外線を
透過するような材質で構成することで、その一部から、
紫外線が透過するため、被処理物3の凸面に紫外線が照
射される。
【0063】これにより、被処理物3は内外面ともに充
分に紫外線が照射され、殺菌が確実に行われる。同時
に、被処理物15も殺菌されるため、複数のものを短時
間に殺菌することができる。また、バルブ13と被処理
物3が密着していることにより、バルブ13と被処理物
3との間の位置関係が変わることによる、殺菌効果のば
らつきを抑制することができる。また、バルブ13ある
いは、バルブ支持部(図示せず)をマイクロ波発生装置
に取り付けるか、安定するように設置することによっ
て、バルブ13と被処理物3との間の位置関係が変わる
ことによる、殺菌効果のばらつきを抑制することができ
る。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0064】この発明の第7実施の形態を図13ないし
図15に基づいて説明する。図13はこの発明の第7の
実施の形態の殺菌装置に用いるケースの一部破断斜視
図、図14はそのケースの開状態を示す斜視図、図15
はこの発明の第7の実施の形態においてケースをマイク
ロ波発生装置に装着した状態の斜視図である。
【0065】図13および図14に示すように、第1の
実施の形態において、開閉自在のケース16内にバルブ
と被処理物を封入した。この場合、ケース16は筒形
で、分割可能な2つのケース部材16a,16bにより
構成されている。各ケース部材16a,16bは底面を
有し、一方のケース部材16aの底面にバルブ2と被処
理物3が配置され、他方のケース部材16bの底面に補
助バルブ13と被処理物15が配置されている。バルブ
2,13および被処理物3,15の構成は第6の実施の
形態と同様であるが、バルブ2,13はケース部材16
a,16bの各底面に固定されている。なお、ケース1
6中に第1〜5の実施の形態の構成を内在させることも
可能である。使用時には、図15に示すように、バルブ
2,13および被処理物3,15をケース16中に封入
した状態でマイクロ波発生装置1内に設置する。
【0066】以上のように、ケース16中に紫外線発生
バルブ2,13を固定し、それに被さる被処理物3,1
5を確実に保持することができる。また、被処理物3,
15はケース16の中にあるので、マイクロ波発生装置
1から、そのままの状態で、取り出し携帯することが可
能である。
【0067】また、バルブ2,13からの紫外線により
発生するオゾンをケース16の中に被処理物3,15と
密封することによって、被処理物3,15のオゾンによ
る殺菌をもすることが可能となる。その密封状態を継続
させることによって、被処理物3,15の殺菌状態を長
期約に継続させることができる。
【0068】例えば、被処理物として哺乳瓶の乳首とそ
れを哺乳瓶に固定するための取付部品の両方をケース1
6の中にバルブ2,13に対して固定し、マイクロ波発
生装置1からのマイクロ波によって、バルブ2,13か
ら紫外線が発生し、それによって、乳首とその取付部品
の両方が同時に殺菌することができる。このことによっ
て、乳幼児が口内に入れる乳首、あるいは、しゃぶった
りする取付部品の両方を確実に殺菌することができる。
また、ケース16に乳首とその取付部品を入れたまま、
携帯することが可能で、ケース16内に密封することに
よって、殺菌状態を保持することができ、携帯先でも手
軽に殺菌した哺乳瓶を使うこうとができる。
【0069】この発明の第8実施の形態を図16に基づ
いて説明する。図16はこの発明の第8の実施の形態の
殺菌装置に用いるケースおよび被処理物の斜視図であ
る。
【0070】図16に示すように、第7の実施の形態と
同様に開閉自在のケース20内にバルブ18と被処理物
19を封入した構成である。この場合、バルブ18は円
筒状のケース20の底部に設けられ、上面が凸曲面にな
っている。被処理物19は歯ブラシであり、殺菌の対象
であるブラシ部分19aを紫外線発生バルブ18に押し
付ける状態で、ケース20に一体になるような構造をと
る。具体的には、歯ブラシの柄19bが納まる凹部20
aがケース20に設けてあり、ブラシ部分19aを植毛
した柄19bの先端部でケース20の開口部を閉じるこ
とができる。
【0071】これにより、確実な殺菌を行い、ケース2
0と歯ブラシ19を一体になるような状態のままで保持
することによって、殺菌状態を長期、保持することが可
能となる。また、ケース20と歯ブラシ19が一体とな
った状態で携帯することも簡便である。
【0072】また、第1〜8の実施の形態を単独で、あ
るいは組み合わせることにより、被処理物の殺菌したい
面の形状が凹凸にかかわらず、紫外線を確実に照射し、
殺菌することができる。
【0073】この発明の第9実施の形態を図17および
図18に基づいて説明する。図17はこの発明の第9の
実施の形態の殺菌装置に用いるケースの斜視図、図18
はそのケースの開状態を示す斜視図である。
【0074】図17および図18に示すように、第7の
実施の形態において、ケース16に開閉自在の空気孔2
2を設けた。この場合、開閉自在のケース16を構成す
るケース部材16a,16bの両方に空気孔22を設け
て、ケース16を装着した状態で、回転して相方の空気
孔22の位置を合わせたり、ずらしたりすることによっ
て、ケース16の内外の空気の流通を制御する。空気孔
22はケース部材16a,16bが重なる嵌合部16c
に間隔をおいて複数設けてある。
【0075】また、ケース16内には第7の実施の形態
と同様にバルブ2,13および被処理物3,15が配置
されているが、少なくとも1つの紫外線発生バルブ2が
内在し、マイクロ波を照射することによってバルブ2か
ら紫外線を発生させる。その紫外線によってオゾンを発
生させ、そのオゾンをケース16の空気孔22を通して
外へ漏らせることによって、ケース16周囲のオゾンに
よる殺菌、脱臭を行うことができる。これは、紫外線照
射によるケース16内の殺菌をした後、紫外線によって
発生したオゾンを利用することによる殺菌効果や脱臭効
果を狙ったものである。このケース16は携帯を簡単に
できるので、マイクロ波発生装置に入れることができな
いものを殺菌することにも容易に応用できる。
【0076】また、ケース16自体に、紫外線を透過し
ない材料を用いることによって、マイクロ波照射中に発
生する紫外線が、マイクロ波発生装置の空気孔などから
漏れて人の目などに入るなどの危険を回避することがで
きる。
【0077】また、ケース16に可視光は透過するよう
な材料のものを用いることによって、殺菌が確実に行わ
れていることを、使用者に容易に分からせることができ
る。また、このことはバルブ2からの光の量を使用者が
観察することによって、バルブ2の劣化状態や破損など
を認識し、殺菌装置としての効果の確認を容易に視認す
ることができる。
【0078】また、ケース16の内外の表面にバルブ2
より生じた紫外線により発光する蛍光体を塗布、あるい
はケース16自体に蛍光体を練り込むことによって、殺
菌が確実に行われていることを、使用者に容易に分から
せることができる。また、このことはバルブ2からの光
の量を使用者が観察することによって、バルブ2の劣化
状態や破損などを認識し、殺菌装置としての効果の確認
を容易に視認することができる。
【0079】なお、上記空気孔22、紫外線が透過しな
い材質、可視光が透過する材質、蛍光体は全て備えた構
成としたが、少なくとも一つを選択して備えた構成とし
てもよい。
【0080】以上のように第7〜9の実施の形態では、
ケースの中に入れた状態で殺菌を施し、そのままの状態
で、マイクロ波発生装置から取り出すことができるため
に、外気などからの汚染から被処理物を防ぐことがで
き、殺菌状態を長期保持することができる。また、ケー
スの中に入れた状態で殺菌を施し、そのままの状態で、
マイクロ波発生装置から取り出し携帯できるために、紫
外線発生バルブや被処理物の外力などによる破損を防ぐ
ことができる。さらに、紫外線発生時にできるオゾンを
ケース内に密封しておくことができ、被処理物の殺菌効
果を向上させ、その状態を維持させることができる。
【0081】第9の実施の形態では、さらにケース16
の空気孔22を調節することができるためにケース16
内に発生したオゾンをケース16外へ漏らすことによっ
て、ケース16周囲の殺菌・脱臭等ができる。また、紫
外線を透過しない材料を用いたケース16の中に、被処
理物3を入れた状態で殺菌を施すために、殺菌処理中に
発生する紫外線がマイクロ波発生装置の空気孔などから
外界に漏れて人の目などに害を与えることを防ぐことが
できる。また、バルブ2から発生する光の中で可視光の
みを透過する材料を用いたケース16の中に、被処理物
3を入れた状態で殺菌を施すために、殺菌処理中の状態
を視認することができ、殺菌処理の確認と、出ている光
の量によるバルブ2の劣化の認識が可能となり、確実な
殺菌効果を簡便に得られることができる。
【0082】この発明の第10実施の形態を図19およ
び図20に基づいて説明する。図19はこの発明の第1
0の実施の形態の無電極放電バルブの概念図、図20は
その断面図である。
【0083】図19および図20に示すように、この無
電極放電バルブ25は、マイクロ波発生装置内に設置す
る第1〜9の実施の形態のバルブとして用いることがで
き、無電極で少なくとも一部は紫外線を透過する気密な
バルブ本体25aと、マイクロ波により放電し、紫外線
を放射する封入物質26とからなる。封入物質は水銀で
あり、この水銀量がマイクロ波発生装置の動作時(放電
時)に内部圧力が1.33×10-1〜1.33Pa(1
×10-3〜1×10-2Torr)となるように設定し
た。すなわち、図19に示すような中空体であるバルブ
本体25aの中にマイクロ発生装置の動作時、水銀が全
て蒸発し、1×10-3〜1×10-2Torrの圧力にな
るように封入することによって、効率良く紫外線を発生
させることができる。また、封入物質に重水素、あるい
は、硫黄を用いることによって、人体に無害なバルブを
提供することができる。封入物質に重水素を含む場合、
封入された重水素の圧力が25℃において、34×13
3Pa(34Torr)以下であることが望ましい。
【0084】また、図20に示すように、バルブ本体2
5aは、突起あるいは細くなった部分25bがあり、そ
の部分が最冷点になるとともにその温度が50℃以下に
なるように設定されている。このようにバルブ25の一
部を細くすることによって、その部分が最冷点となり、
効率良く紫外線を発生させることができる。
【0085】また、バルブ本体25a内の最大内長の方
向にマイクロ波発生装置のマイクロ波の1/2波長の整
数倍の長さにほぼ等しくなる部分を有するような形状を
した。このようにバルブ25の一部分の寸法Lをマイク
ロ波発生装置で使用しているマイクロ波の波長の1/2
の整数倍の長さを持つような形状にすることによって、
バルブ25からの紫外線を効率良く発生させることがで
きる。
【0086】また、バルブ25の一部にマイクロ波によ
る放電始動を補助する手段27を設けた。この補助手段
27(例:アルミ箔のような金属膜)によって、紫外線
の発生の始動性を良くすることができる。
【0087】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の殺菌装置によ
れば、バルブに被処理物を被せることができるようにバ
ルブが設けられ、被処理物を被せたバルブがマイクロ波
発生装置内に設置されるので、バルブと被処理物の間の
距離を可能な限り小さくし、バルブから発生する紫外線
を最大限、効率良く被処理物に照射することで、大きな
殺菌効果を挙げることができる。
【0088】また、殺菌処理を施す前に設置した被処理
物とバルブとの間の位置関係をそのまま維持できるため
に、設置に関して知識のない使用者でも確実に殺菌効果
を得ることができる。また、マイクロ波発生装置の振動
等によるバルブと被処理物間の位置関係のずれを防ぐこ
とができる。
【0089】また、バルブに被処理物を被せることによ
って、被処理物の凹面に効率良く紫外線を照射すること
ができる。
【0090】請求項2では、バルブをマイクロ波発生装
置内に設置するためのバルブ支持部に、被処理物の保持
部を設けたので、被処理物の確実な固定が可能である。
これにより、バルブと被処理物の相対位置関係をより確
実に固定することが可能となる。
【0091】請求項3では、被処理物は柔軟性を有し、
この被処理物に対し、少なくとも一部分が接触している
ようにバルブを設けたので、バルブと被処理物との間の
密着性をとることができる。
【0092】請求項4では、バルブの少なくとも一部分
が被処理物の面に沿った形状を有するので、バルブと被
処理物との間の密着性をとることができる。
【0093】請求項5では、被処理物のバルブと対向し
ない面に面して、バルブと同様の構成の補助バルブを配
置したので、被処理物の凹面に対してはバルブが対向
し、凸面に対しては補助バルブが対向する。これによ
り、被処理物の内外面ともに殺菌を確実に行うことがで
きる。
【0094】請求項6では、補助バルブに、紫外線を透
過させる部分を有する他の被処理物が被せられるので、
紫外線を透過させる部分より被処理物の凸面に紫外線が
照射されることにより、被処理物は内外面とも充分に紫
外線が照射され、殺菌が確実に行われる。同時に他の被
処理物も紫外線が照射されて殺菌されるため、複数の被
処理物を同時に殺菌することができ、短時間で、かつ省
エネルギーとなる殺菌を実現できる。
【0095】請求項7では、開閉自在のケース内にバル
ブと被処理物を封入したので、ケースの中に入れた状態
で被処理物に殺菌を施し、そのままの状態で、マイクロ
波発生装置から取り出すことができる。このため、外気
などからの汚染から被処理物を防ぐことができ、殺菌状
態を長期保持することができる。
【0096】また、ケースをマイクロ波発生装置から取
り出し携帯できるために、バルブや被処理物の外力など
による破損を防ぐことができる。
【0097】また、ケースをマイクロ波発生装置から取
り出し携帯できるために、紫外線発生時にできるオゾン
をケース内に密封しておくことができ、被処理物の殺菌
効果を向上させ、その状態を維持させることができる。
【0098】請求項8では、ケースに開閉自在の空気孔
を設けたので、ケースをマイクロ波発生装置から取り出
し、ケースの空気孔を調節することで、ケース内に発生
したオゾンをケース外へ漏らすことができる。これによ
り、ケース周囲の殺菌、脱臭等を行うことができる。
【0099】請求項9では、ケースに紫外線が透過しな
い材質を用いたので、被処理物の殺菌処理中に発生する
紫外線がマイクロ波発生装置の空気孔などから外界に漏
れて人の目などに害を与えることを防ぐことができる。
【0100】請求項10では、ケースに可視光が透過す
る材質を用いたので、殺菌処理中の状態を視認すること
ができ、殺菌処理の確認と、出ている光の量によるバル
ブの劣化の認識が可能となり、確実な殺菌効果を簡便に
得られることができる。
【0101】請求項11では、ケースの内外の表面にバ
ルブより生じた紫外線により発光する蛍光体を塗布、あ
るいは蛍光体をケースに練り込んだので、バルブからの
光の量を使用者が観察することによって殺菌が確実に行
われていることを、使用者に容易に分からせることがで
きる。これにより、バルブの劣化状態や破損などを認識
し、殺菌装置としての効果の確認を容易に視認すること
ができる。
【0102】この発明の請求項12記載の無電極放電バ
ルブによれば、封入物質は水銀であり、この水銀量がマ
イクロ波発生装置の動作時に内部圧力が1.33×10
-1〜1.33Pa(1×10-3〜1×10-2Torr)
となるように設定したので、水銀が全て蒸発し、効率良
く紫外線を発生させることができる。
【0103】請求項13では、封入された水銀がマイク
ロ波発生装置の動作時に全て蒸発するような量であるの
で、効率良く紫外線を発生させることができる。
【0104】この発明の請求項14記載の無電極放電バ
ルブによれば、封入物質に重水素を含むので、人体に無
害なバルブを提供することができる。
【0105】請求項15では、封入された重水素の圧力
が25℃において、34×133Pa(34Torr)
以下であるので、効率良く紫外線を発生させることがで
きる。
【0106】この発明の請求項16記載の無電極放電バ
ルブによれば、封入物質に硫黄を含むので、人体に無害
なバルブを提供することができる。
【0107】請求項17では、バルブ本体は、突起ある
いは細くなった部分があり、その部分が最冷点になると
ともにその温度が50℃以下になるように設定されてい
るので、効率良く紫外線を発生させることができる。
【0108】請求項18では、バルブ本体内の最大内長
の方向にマイクロ波発生装置のマイクロ波の1/2波長
の整数倍の長さにほぼ等しくなる部分を有するような形
状をしたので、バルブからの紫外線を効率良く発生させ
ることができる。
【0109】請求項19では、バルブの一部にマイクロ
波による放電始動を補助する手段を設けたので、紫外線
の発生の始動が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の殺菌装置に用い
るバルブと装着前の被処理物の斜視図である。
【図2】図1の被処理物の装着後の斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態においてマイクロ
波発生装置にバルブと被処理物を入れた状態の斜視図で
ある。
【図4】この発明の第2の実施の形態の殺菌装置に用い
るバルブと装着前の被処理物の斜視図である。
【図5】図4の被処理物の装着後の断面図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態の殺菌装置に用い
るバルブと装着前の被処理物の斜視図である。
【図7】図6の被処理物の装着後の断面図である。
【図8】この発明の第4の実施の形態の殺菌装置に用い
るバルブと装着前の被処理物の斜視図である。
【図9】図8の被処理物の装着後の断面図である。
【図10】この発明の第5の実施の形態の殺菌装置に用
いるバルブと被処理物の斜視図である。
【図11】この発明の第6の実施の形態の殺菌装置に用
いるバルブと被処理物の斜視図である。
【図12】図11の断面図である。
【図13】この発明の第7の実施の形態の殺菌装置に用
いるケースの一部破断斜視図である。
【図14】図13のケースの開状態を示す斜視図であ
る。
【図15】この発明の第7の実施の形態においてケース
をマイクロ波発生装置に装着した状態の斜視図である。
【図16】この発明の第8の実施の形態の殺菌装置に用
いるケースおよび被処理物の斜視図である。
【図17】この発明の第9の実施の形態の殺菌装置に用
いるケースの斜視図である。
【図18】図17のケースの開状態を示す斜視図であ
る。
【図19】この発明の第10の実施の形態の無電極放電
バルブの概念図である。
【図20】図19の断面図である。
【図21】従来例1の斜視図である。
【図22】従来例2の斜視図である。
【図23】従来例3の斜視図である。
【符号の説明】
1 マイクロ波発生装置 2,8,10 無電極放電バルブ 3,9,11,19 被処理物 4 バルブ支持部 5 保持部 13 補助バルブ 15 他の被処理物 16,20 ケース 22 空気孔 25 無電極放電バルブ 25a バルブ本体 25b 細くなった部分 26 封入物質 27 補助手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C058 AA02 AA09 AA10 BB06 BB07 CC01 CC02 DD15 DD16 EE14 EE26 JJ14 KK02 KK11 KK23 5C039 PP01 PP16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波発生装置と、マイクロ波によ
    り紫外線を発生させる無電極放電バルブとを備えた殺菌
    装置において、前記バルブに被処理物を被せることがで
    きるように前記バルブが設けられ、被処理物を被せた前
    記バルブが前記マイクロ波発生装置内に設置されること
    を特徴とする殺菌装置。
  2. 【請求項2】 バルブをマイクロ波発生装置内に設置す
    るためのバルブ支持部に、被処理物の保持部を設けた請
    求項1記載の殺菌装置。
  3. 【請求項3】 被処理物は柔軟性を有し、この被処理物
    に対し、少なくとも一部分が接触しているようにバルブ
    を設けた請求項1記載の殺菌装置。
  4. 【請求項4】 バルブの少なくとも一部分が被処理物の
    面に沿った形状を有する請求項3記載の殺菌装置。
  5. 【請求項5】 被処理物のバルブと対向しない面に面し
    て、前記バルブと同様の構成の補助バルブを配置した請
    求項1記載の殺菌装置。
  6. 【請求項6】 補助バルブに、紫外線を透過させる部分
    を有する他の被処理物が被せられる請求項5記載の殺菌
    装置。
  7. 【請求項7】 開閉自在のケース内にバルブと被処理物
    を封入した請求項1記載の殺菌装置。
  8. 【請求項8】 ケースに開閉自在の空気孔を設けた請求
    項7記載の殺菌装置。
  9. 【請求項9】 ケースに紫外線が透過しない材質を用い
    た請求項7記載の殺菌装置。
  10. 【請求項10】 ケースに可視光が透過する材質を用い
    た請求項7記載の殺菌装置。
  11. 【請求項11】 ケースの内外の表面にバルブより生じ
    た紫外線により発光する蛍光体を塗布、あるいは蛍光体
    をケースに練り込んだ請求項7記載の殺菌装置。
  12. 【請求項12】 無電極で少なくとも一部は紫外線を透
    過する気密なバルブ本体と、マイクロ波により放電し、
    紫外線を放射する封入物質とからなり、マイクロ波発生
    装置内に設置して用いる無電極放電バルブにおいて、前
    記封入物質は水銀であり、この水銀量が前記マイクロ波
    発生装置の動作時に内部圧力が1.33×10-1〜1.
    33Pa(1×10-3〜1×10-2Torr)となるよ
    うに設定したことを特徴とする無電極放電バルブ。
  13. 【請求項13】 封入された水銀がマイクロ波発生装置
    の動作時に全て蒸発するようにした請求項12記載の無
    電極放電バルブ。
  14. 【請求項14】 無電極で少なくとも一部は紫外線を透
    過する気密なバルブ本体と、マイクロ波により放電し、
    紫外線を放射する封入物質とからなり、マイクロ波発生
    装置内に設置して用いる無電極放電バルブにおいて、封
    入物質に重水素を含むことを特徴とする無電極放電バル
    ブ。
  15. 【請求項15】 封入された重水素の圧力が25℃にお
    いて、34×133Pa(34Torr)以下である請
    求項14記載の無電極放電バルブ。
  16. 【請求項16】 無電極で少なくとも一部は紫外線を透
    過する気密なバルブ本体と、マイクロ波により放電し、
    紫外線を放射する封入物質とからなり、マイクロ波発生
    装置内に設置して用いる無電極放電バルブにおいて、封
    入物質に硫黄を含むことを特徴とする無電極放電バル
    ブ。
  17. 【請求項17】 バルブ本体は、突起あるいは細くなっ
    た部分があり、その部分が最冷点になるとともにその温
    度が50℃以下になるように設定されている請求項1
    2,14,16記載の無電極放電バルブ。
  18. 【請求項18】 バルブ本体内の最大内長の方向にマイ
    クロ波発生装置のマイクロ波の1/2波長の整数倍の長
    さにほぼ等しくなる部分を有するような形状をした請求
    項12,14,16記載の無電極放電バルブ。
  19. 【請求項19】 バルブの一部にマイクロ波による放電
    始動を補助する手段を設けた請求項12,14,16記
    載の無電極放電バルブ。
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