JPH0622538B2 - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JPH0622538B2
JPH0622538B2 JP2176856A JP17685690A JPH0622538B2 JP H0622538 B2 JPH0622538 B2 JP H0622538B2 JP 2176856 A JP2176856 A JP 2176856A JP 17685690 A JP17685690 A JP 17685690A JP H0622538 B2 JPH0622538 B2 JP H0622538B2
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正史 小路
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所望の内容物が充填される金属容器、または
容器の金属蓋体を乾熱で殺菌するのに好適な殺菌装置に
関する。
〔発明の概要〕 本発明は、所望の内容物が充填される金属容器、または
容器の金属蓋体を乾熱で殺菌するのに好適な殺菌装置に
関し、金属容器または金属蓋体の移送経路位置で、金属
容器または金属蓋体に対してマイクロ波が発射される構
成により、金属容器または金属蓋体の温度が十分に上昇
して、確実な殺菌が行なえるとともに、乾熱方式の利点
を活かして、装置のメンテナンスが容易に行なえるとと
もに、作業性の向上を図ったものである。
〔従来の技術〕
清涼飲料などの内容物が、缶、ビン等の容器に充填され
る場合、容器およびその蓋体が未使用の状態で殺菌され
る。
殺菌する方法としては、湿熱(スチーム)方式と乾熱方
式とがあるが、湿熱方式によるものが一般的で、高熱水
蒸気の雰囲気下での容器、蓋体には効率よく熱が伝達さ
れ(125 ℃以上となる)、確実な殺菌処理が行なえる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、湿熱方式では、殺菌装置から水蒸気が排
気されるため、装置の周囲に水滴が付着するとともに、
カビが発生し易く、それらを取り除く作業が必要とな
り、場合によっては、カビが装置内に侵入するのを防止
するため、装置全体を包囲する必要がある。
また、容器や蓋体の移送機構(コンベア、シュータ等)
に異常が発生した場合、装置内の温度を一旦低下させて
装置を点検・修理し、再び温度を上昇させるのに時間が
かかる等、メンテナンスが悪い。
加えて、樹脂製容器等、熱に弱い容器の蓋体(金属キャ
ップ)が殺菌されて容器に取り付けられる場合、自然冷
却、あるいは強制冷却により蓋体の温度が下げられる。
そのため、蓋体移送用シュート部回りの温度が、蓋体の
熱に起因して上下し、その結果、そのシュート部回りに
結露が発生し、その結露を取り除く作業が必要となり、
殺菌処理の作業性が悪くなる。
一方、乾熱方式(熱風)で殺菌する場合、殺菌用乾熱庫
の中に、容器や蓋体が長時間入れられないと、それら容
器や蓋体の温度が十分に上がらず、作業性、信頼性の面
で問題を有していた。
本発明の目的は、マイクロ波により金属容器または金属
蓋体の温度が上昇されることにより、確実な殺菌が乾熱
式で可能とされるとともに、装置のメンテナンスが容易
で、作業性が優れた殺菌装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る殺菌装置は、 所望の内容物が充填される未使用の金属容器または容器
の金属蓋体(50)が、充填機ラインの前段位置で所定方向
に沿ってガイドされつつ移送される移送手段(20)と、 上記移送手段(20)により上記金属容器または金属蓋体(5
0)が移送される移送経路位置で、該金属容器または金属
蓋体(50)に対してマイクロ波が発射されるマイクロ波発
生器(17)と、 を有することを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る殺菌装置では、移動手段により金属容器ま
たは金属蓋体が充填機ラインの前段位置で移送され、そ
の移送経路位置で、金属容器または金属蓋体に対してマ
イクロ波が発射され、これにより、金属容器または金属
蓋体の殺菌が行なわれる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る殺菌装置の好適な実施例を、図面に
基いて説明する。
第1図、および第1図におけるII矢視を示す第2図にお
いて、本発明が適用された装置(1)は、例えば清涼飲料
が充填される未使用のプラスチック製ボトルに取り付け
られる金属製キャップ(蓋体)が、マイクロ波による熱
で殺菌されるように構成されている。
すなわち、装置(1)は、キャップの通り道となる箱状の
第1ケーシング(3)と、第1ケーシング(3)の開口部を閉
塞する箱状の第2ケーシング(5)とを有しており、第2
ケーシング(5)は、スライド式蝶番(7)によって第1ケー
シング(3)に取り付けられているので、第1ケーシング
(3)と第2ケーシング(5)とは互いに分離させることがで
きる。
なお、第2ケーシング(5)には、第1ケーシング(3)内を
観察するための窓が設けられ、その窓はマイクロ波遮幣
構造とされたガラス(9)により閉塞されており、さらに
ガラス(9)の前面には、蝶番(11)によって開閉自在とさ
れた窓カバー(13)が設けられている。
ここで、第1ケーシング(3)の内底面には、キャップ(5
0)が、第1ケーシング(3)の長手方向に沿ってガイドさ
れつつ移送される移送シュート(移送手段)(20)が設け
られている。
そして、移送シュート(20)は、一部が長手方向に沿って
切欠された断面略C字状の角管(20a) と、角管(20a) の
切欠空間部(20A) に配設された2本の線状部材(20b),(2
0b) とにより構成され、線状部材(20b) により、キャッ
プ(50)がガイドされるとともに、切欠空間部(20A) から
飛び出さないように設定されている。
この場合、キャップ(50)の外径が比較的大きいものにお
いては、切欠空間部(20A) から飛び出すことはないの
で、線状部材(20b) は必ずしも必要ではない。
そして、移送シュート(20)の幅方向位置には、第1ケー
シング(3)の両内側面に、マイクロ波発生器(17)、(17)
が設けられている。
マイクロ波発生器(17)からは、移送シュート(20)内のキ
ャップ(50)に対してマイクロ波が発射されるので、角管
(20a) にはマイクロ波通過用の貫通孔(a)が複数設け
られ、キャップ(50)はそのマイクロ波を受けて発熱す
る。
なお、キャップ(50)にマイクロ波が効率良く伝搬される
構成としては、角管(20a) が、ガラス、石英、セラミッ
クス、あるいは高温に強い樹脂等で形成される構成、棒
状部材が間隔をおいてスノコ状に配設される構成(特に
金属で形成する場合)等が挙げられる。
そして、キャップ(50)は温度125[℃] 程度となるように
マイクロ波の出力が設定されており、従って、キャップ
(50)に存する各種細菌等は、その熱によって殺菌され
る。
なお、マイクロ波が発射されて殺菌処理が行なわれる場
合等においては、第1ケーシング(3)と第2ケーシング
(5)とが、パッチン錠(15)により一体化され、マイクロ
波が外部に伝搬されることが防止されるとともに、第1
ケーシング(3)は、ネジ(70)、あるいは溶接等により、
適宜な部材(60)に固定される。
また、キャップ(50)の移送については、圧縮空気の力、
あるいはキャッチコンベアで移動させる場合、装置(1)
を傾けることにより、自重で移動させる場合等が挙げら
れ、特に無菌の熱風で移動させれば、同時に殺菌効果を
より確実なものにすることができる。
以上説明したように、本実施例では、キャップ(50)が移
送シュート(20)で移送されつつ、キャップ(50)に対して
マイクロ波発生器(17)からマイクロ波が発射される。
従って、キャップ(50)はそのマイクロ波を受けて発熱す
るので、これにより乾熱式による殺菌を行なうことがで
きる。
そして、キャップ(50)の発熱温度は十分に高くすること
ができるので、殺菌処理が確実に行なえる。
この場合、キャップ(50)の温度を熱センサで測定し、そ
の測定結果に基いて、所望の温度管理(殺菌処理管理)
を行なうと好適である。
また、乾熱式であるため、装置(1)のメンテナンスが容
易となり、作業能率が優れている。
なお、装置(1)で殺菌処理が行なわれる容器としては、
缶類が挙げられる一方、蓋体としては、缶蓋類、あるい
はビン等の金属製キャップなどが挙げられる。
次に、他の実施例について説明する。
本実施例では、第4図から理解されるように、マイクロ
波発生器(17)が第2ケーシング(5)内に入る程度の幅と
され、第2ケーシング(5)内には、マイクロ波発生器(1
7)と対向する位置に、紫外線無電極放電管(100) が設け
られている。
従って、マイクロ波発生器(17)から発射されるマイクロ
波を受けて、放電管(100) では紫外線が発生し、その紫
外線はキャップ(50)に照射される。
このように、本実施例では、キャップ(50)が発熱されて
殺菌されるとともに、紫外線によっても殺菌されるの
で、殺菌効果の信頼性が、より一層高いものとなる。
なお、第4図において、第3図と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上の説明で理解されるように、本発明に係る殺菌装置
では、移送手段により金属容器または金属蓋体が移送さ
れ、その移送経路位置で金属容器または金属蓋体に対し
てマイクロ波が発射されて、金属容器または金属蓋体の
殺菌が行なわれる。
従って、金属容器または金属蓋体の温度が十分に上昇さ
れ、確実な殺菌が可能となる。
また、乾熱式であるため、装置のメンテナンスを容易に
行なうことができるとともに、作業性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る殺菌装置の好適な実施例の平面
図、第2図は、第1図におけるII矢視を示す側面図、第
3図は、第2図におけるIII−III線断面図、第4図は、
他の実施例の構成説明図である。 (1)は殺菌装置、(20)は移送シュート(移送手段)、(1
7)はマイクロ波発生器、(50)はキャップ(蓋体)、(10
0) は紫外線無電極放電管である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の内容物が充填される未使用の金属容
    器または容器の金属蓋体が、充填機ラインの前段位置で
    所定方向に沿ってガイドされつつ移送される移送手段
    と、 上記移送手段により上記金属容器または金属蓋体が移送
    される移送経路位置で、該金属容器または金属蓋体に対
    してマイクロ波が発射されるマイクロ波発生器と、 を有することを特徴とする殺菌装置。
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