JP2003116913A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排便が有った場合でも容易に大便を取り除
き、トイレに流すことが出来るので、使い捨ておむつに
大便がこびり付くことがなく、大便に起因する悪臭や衛
生面の好ましくない状態の発生を容易に解消することが
出来る使い捨ておむつを提供する。 【解決手段】 吸水性コア２が透水性内側シート３と透
明もしくは半透明の不透水性外側シート４との間に封入
されている使い捨ておむつ１であって、排尿及び／又は
排便を受け止める位置に水溶性樹脂からなる透水性シー
ト５が配設され、上記透水性シート５は水溶性接着剤層
６を介して透水性内側シート３の上面に固定されている
ことを特徴とする使い捨ておむつ１。
き、トイレに流すことが出来るので、使い捨ておむつに
大便がこびり付くことがなく、大便に起因する悪臭や衛
生面の好ましくない状態の発生を容易に解消することが
出来る使い捨ておむつを提供する。 【解決手段】 吸水性コア２が透水性内側シート３と透
明もしくは半透明の不透水性外側シート４との間に封入
されている使い捨ておむつ１であって、排尿及び／又は
排便を受け止める位置に水溶性樹脂からなる透水性シー
ト５が配設され、上記透水性シート５は水溶性接着剤層
６を介して透水性内側シート３の上面に固定されている
ことを特徴とする使い捨ておむつ１。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに
関する。 【０００２】 【従来の技術】使い捨ておむつは、吸水性コアが透水性
内側シートと不透水性外側シートとの間に封入されたお
むつ本体の各側縁にゴム等で伸縮性をもたせ、尿や大便
が外部に漏れないように工夫されている。 【０００３】使い捨ておむつの使用後の処理方法として
は、排尿のみが有った場合には、そのまま廃棄し、排便
のみが有った場合や排尿と排便との双方が有った場合に
は、大便をトイレに流した後に廃棄する方法が一般的で
ある。 【０００４】上記大便の処理方法において、大便が固い
場合には、使い捨ておむつを裏返すだけで大便をトイレ
に流すことが可能であるが、大便が軟便の場合には、ト
イレットペーパー等で大便を掴んで流す必要があった
り、又、大便を掴み取った後も使い捨ておむつに大便が
こびり付いていることがあり、大便に起因する悪臭や衛
生面の好ましくない状態が発生するという問題点があ
る。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、排便が有った場合でも容易に大便を取り
除き、トイレに流すことが出来るので、使い捨ておむつ
に大便がこびり付くことがなく、大便に起因する悪臭や
衛生面の好ましくない状態の発生を容易に解消すること
が出来る使い捨ておむつを提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明の使い捨ておむつ
は、吸水性コアが透水性内側シートと透明もしくは半透
明の不透水性外側シートとの間に封入されている使い捨
ておむつであって、排尿及び／又は排便を受け止める位
置に水溶性樹脂からなる透水性シートが配設され、上記
透水性シートが水溶性接着剤層を介して透水性内側シー
トの上面に固定されていることを特徴とする。尚、本発
明で言う水溶性には水分散性も包含される。 【０００７】本発明の使い捨ておむつを構成する吸水性
コアは、シート形状であることが好ましく、その材質と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリ
アクリル酸塩樹脂粒子等の高吸水性樹脂粒子と粉砕パル
プ等との混合物等が挙げられる。これらの材質は、単独
で用いられても良いし、２種類以上が併用されても良
い。尚、上記吸水性コアは、尿が速やかに拡散可能なよ
うに表面に例えば圧縮成形による条溝が設けられていて
も良い。 【０００８】本発明の使い捨ておむつを構成する透水性
内側シートの材質としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、不織布、低密度ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる有孔樹脂フィ
ルム等が挙げられる。これらの材質は、単独で用いられ
ても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【０００９】本発明の使い捨ておむつを構成する透明も
しくは半透明の不透水性外側シートの材質としては、特
に限定されるものではないが、例えば、低密度ポリエチ
レンやポリプロピレン等の透明なポリオレフィン系樹脂
からなるフィルムが挙げられる。これらの材質は、単独
で用いられても良いし、２種類以上が併用されても良
い。尚、上記不透水性外側シートは、透光性を有してい
れば半透明であっても良く、例えば、酸化チタン、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム等の無機物粒子を含有するポ
リオレフィン系樹脂フィルムであっても良い。 【００１０】上記不透水性外側シートは、透明もしくは
半透明であるので、着用後の使い捨ておむつに排尿及び
／又は排便が有ったか否かを容易に視認することが出来
る。 【００１１】本発明の使い捨ておむつにおいては、排尿
及び／又は排便を受け止める位置に水溶性樹脂からなる
透水性シートが配設され、上記透水性シートは水溶性接
着剤層を介して前記透水性内側シートの上面に固定され
ている。 【００１２】上記透水性シートの材質としては、特に限
定されるものではないが、例えば、水溶性樹脂からなる
不織布、織布、有孔樹脂フィルム等が挙げられ、いずれ
の材質が用いられても良いが、なかでも、透水性及び肌
触り（触感）に優れることから、水溶性樹脂からなる不
織布が好適に用いられる。 【００１３】上記透水性シートを形成するために用いら
れる水溶性樹脂としては、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−エチ
レンオキシドグラフト共重合体、澱粉エステル、ポリビ
ニルピロリドン、酢酸ビニル−ポリビニルピロリドン共
重合体、ポリエステル、スルホニル基を有するポリエス
テル等が挙げられる。これらの水溶性樹脂は、単独で用
いられても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【００１４】上記透水性シートを前記透水性内側シート
の上面に固定するために用いられる水溶性接着剤層とし
ては、透水性シートを透水性内側シートの上面に固定す
ることが出来るものであって、水溶性を有し、しかも手
で剥がした時に比較的容易に剥がれるものであれば如何
なる水溶性接着剤層であっても良く、特に限定されるも
のではない。 【００１５】上記水溶性接着剤層を形成するために用い
られる水溶性接着剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−
エチレンオキシドグラフト共重合体、澱粉エステル、ポ
リビニルピロリドン、酢酸ビニル−ポリビニルピロリド
ン共重合体、ポリエステル、スルホニル基を有するポリ
エステル等の水溶性樹脂を主成分としてなる水溶性接着
剤が挙げられる。これらの水溶性接着剤は、単独で用い
られても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【００１６】上記水溶性接着剤の形態としては、特に限
定されるものではないが、例えば、溶剤型接着剤、エマ
ルジョン型接着剤、ディスパージョン型接着剤、非水デ
ィスパージョン型接着剤、ホットメルト型接着剤、フィ
ルム状（シート状）接着剤等が挙げられるが、なかでも
ホットメルト型接着剤が好適に用いられる。 【００１７】水溶性接着剤としてホットメルト型接着剤
を用いることにより、使い捨ておむつを構成する各種部
材を接着する際に一般的に用いられるホットメルト型接
着剤を塗工するためのアプリケーター（塗工機）で水溶
性接着剤（ホットメルト型接着剤）を塗工することが可
能となるので、新たな設備を導入する手間や費用が不要
となるという利点や、ホットメルト型接着剤は塗布後の
乾燥工程が不要であるので、使い捨ておむつを製造する
高速ラインにも容易に適応出来るという利点を得ること
が出来る。 【００１８】本発明の使い捨ておむつにおいては、排尿
及び／又は排便を受け止めるための前記水溶性樹脂から
なる透水性シートは、対象となる男女の区別により適宜
その配設位置が変えられていても良い。 【００１９】又、上記透水性シートの前記透水性内側シ
ートの上面に対する固定は、透水性内側シートの上面の
ほぼ全面を覆うような固定であっても良いし、透水性内
側シートの上面の一部分を覆うような固定であっても良
い。更に、前記水溶性接着剤層を介しての透水性シート
と透水性内側シートとの固定（接着）は、全面固定（全
面接着）であっても良いし、例えば線状（ライン状）や
点状（ドット状）等の水溶性接着剤層を介しての部分固
定（部分接着）であっても良い。 【００２０】 【作用】本発明の使い捨ておむつにおいては、水溶性樹
脂からなる透水性シート及びこの透水性シートを透水性
内側シートの上面に固定（接着）するための水溶性接着
剤層は、いずれも水溶性であるので、排便が有った場合
には、透水性内側シートの上面に固定されている透水性
シートを透水性内側シートから手で剥がし、大便と共に
そのまま容易にトイレに流すことが出来る。 【００２１】 【発明の実施の形態】以下、本発明の使い捨ておむつの
実施の形態を図面に基いて説明する。図１は本発明の使
い捨ておむつの本体部分の一例を示す断面図であり、図
２は本発明の使い捨ておむつを構成する透水性シートを
透水性内側シートの上面から剥がす時の態様の一例を示
す斜視図である。 【００２２】図１に示すように、本発明の使い捨ておむ
つ１は、透水性内側シート３と透明もしくは半透明の不
透水性外側シート４との間に、吸水性コア２が封入され
て形成されている。透水性内側シート３と不透水性外側
シート４とは、中間に封入されている吸水性コア２より
大形となされており、全周が密着されている。 【００２３】又、排尿及び／又は排便を受け止める位置
には水溶性樹脂からなる透水性シート５が配設され、上
記透水性シート５は水溶性接着剤層６を介して前記透水
性内側シート３の上面に固定（接着）されている。 【００２４】２使い捨ておむつ１の着用時に排泄された
大便は、透水性内側シート３の上面に固定（接着）され
ている水溶性樹脂からなる透水性シート５により捕捉さ
れる。又、使い捨ておむつ１の着用時に排泄された尿
は、透水性シート５、水溶性接着剤層６及び透水性内側
シート３を通過して、吸水性コア２に浸透し、吸収され
る。 【００２５】透水性シート５に捕捉された大便を処理す
る場合には、図２に示すように、透水性内側シート３の
上面から透水性シート５を手で剥がし、大便と透水性シ
ート５とを一緒にトイレに流せば良い。又、透水性シー
ト５が剥がされた後の使い捨ておむつ１は従来と同様に
廃棄すれば良い。 【００２６】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の使い捨てお
むつは、水溶性樹脂からなる透水性シートに大便を捕捉
させ、大便と共に上記透水性シートをトイレに流すこと
が出来るので、大便及び透水性シートを取り除いた後の
使い捨ておむつ側に大便がこびり付くことがなく、大便
に起因する悪臭や衛生面の好ましくない状態の発生を容
易に解消することが出来る。
関する。 【０００２】 【従来の技術】使い捨ておむつは、吸水性コアが透水性
内側シートと不透水性外側シートとの間に封入されたお
むつ本体の各側縁にゴム等で伸縮性をもたせ、尿や大便
が外部に漏れないように工夫されている。 【０００３】使い捨ておむつの使用後の処理方法として
は、排尿のみが有った場合には、そのまま廃棄し、排便
のみが有った場合や排尿と排便との双方が有った場合に
は、大便をトイレに流した後に廃棄する方法が一般的で
ある。 【０００４】上記大便の処理方法において、大便が固い
場合には、使い捨ておむつを裏返すだけで大便をトイレ
に流すことが可能であるが、大便が軟便の場合には、ト
イレットペーパー等で大便を掴んで流す必要があった
り、又、大便を掴み取った後も使い捨ておむつに大便が
こびり付いていることがあり、大便に起因する悪臭や衛
生面の好ましくない状態が発生するという問題点があ
る。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、排便が有った場合でも容易に大便を取り
除き、トイレに流すことが出来るので、使い捨ておむつ
に大便がこびり付くことがなく、大便に起因する悪臭や
衛生面の好ましくない状態の発生を容易に解消すること
が出来る使い捨ておむつを提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明の使い捨ておむつ
は、吸水性コアが透水性内側シートと透明もしくは半透
明の不透水性外側シートとの間に封入されている使い捨
ておむつであって、排尿及び／又は排便を受け止める位
置に水溶性樹脂からなる透水性シートが配設され、上記
透水性シートが水溶性接着剤層を介して透水性内側シー
トの上面に固定されていることを特徴とする。尚、本発
明で言う水溶性には水分散性も包含される。 【０００７】本発明の使い捨ておむつを構成する吸水性
コアは、シート形状であることが好ましく、その材質と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリ
アクリル酸塩樹脂粒子等の高吸水性樹脂粒子と粉砕パル
プ等との混合物等が挙げられる。これらの材質は、単独
で用いられても良いし、２種類以上が併用されても良
い。尚、上記吸水性コアは、尿が速やかに拡散可能なよ
うに表面に例えば圧縮成形による条溝が設けられていて
も良い。 【０００８】本発明の使い捨ておむつを構成する透水性
内側シートの材質としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、不織布、低密度ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる有孔樹脂フィ
ルム等が挙げられる。これらの材質は、単独で用いられ
ても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【０００９】本発明の使い捨ておむつを構成する透明も
しくは半透明の不透水性外側シートの材質としては、特
に限定されるものではないが、例えば、低密度ポリエチ
レンやポリプロピレン等の透明なポリオレフィン系樹脂
からなるフィルムが挙げられる。これらの材質は、単独
で用いられても良いし、２種類以上が併用されても良
い。尚、上記不透水性外側シートは、透光性を有してい
れば半透明であっても良く、例えば、酸化チタン、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム等の無機物粒子を含有するポ
リオレフィン系樹脂フィルムであっても良い。 【００１０】上記不透水性外側シートは、透明もしくは
半透明であるので、着用後の使い捨ておむつに排尿及び
／又は排便が有ったか否かを容易に視認することが出来
る。 【００１１】本発明の使い捨ておむつにおいては、排尿
及び／又は排便を受け止める位置に水溶性樹脂からなる
透水性シートが配設され、上記透水性シートは水溶性接
着剤層を介して前記透水性内側シートの上面に固定され
ている。 【００１２】上記透水性シートの材質としては、特に限
定されるものではないが、例えば、水溶性樹脂からなる
不織布、織布、有孔樹脂フィルム等が挙げられ、いずれ
の材質が用いられても良いが、なかでも、透水性及び肌
触り（触感）に優れることから、水溶性樹脂からなる不
織布が好適に用いられる。 【００１３】上記透水性シートを形成するために用いら
れる水溶性樹脂としては、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−エチ
レンオキシドグラフト共重合体、澱粉エステル、ポリビ
ニルピロリドン、酢酸ビニル−ポリビニルピロリドン共
重合体、ポリエステル、スルホニル基を有するポリエス
テル等が挙げられる。これらの水溶性樹脂は、単独で用
いられても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【００１４】上記透水性シートを前記透水性内側シート
の上面に固定するために用いられる水溶性接着剤層とし
ては、透水性シートを透水性内側シートの上面に固定す
ることが出来るものであって、水溶性を有し、しかも手
で剥がした時に比較的容易に剥がれるものであれば如何
なる水溶性接着剤層であっても良く、特に限定されるも
のではない。 【００１５】上記水溶性接着剤層を形成するために用い
られる水溶性接着剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−
エチレンオキシドグラフト共重合体、澱粉エステル、ポ
リビニルピロリドン、酢酸ビニル−ポリビニルピロリド
ン共重合体、ポリエステル、スルホニル基を有するポリ
エステル等の水溶性樹脂を主成分としてなる水溶性接着
剤が挙げられる。これらの水溶性接着剤は、単独で用い
られても良いし、２種類以上が併用されても良い。 【００１６】上記水溶性接着剤の形態としては、特に限
定されるものではないが、例えば、溶剤型接着剤、エマ
ルジョン型接着剤、ディスパージョン型接着剤、非水デ
ィスパージョン型接着剤、ホットメルト型接着剤、フィ
ルム状（シート状）接着剤等が挙げられるが、なかでも
ホットメルト型接着剤が好適に用いられる。 【００１７】水溶性接着剤としてホットメルト型接着剤
を用いることにより、使い捨ておむつを構成する各種部
材を接着する際に一般的に用いられるホットメルト型接
着剤を塗工するためのアプリケーター（塗工機）で水溶
性接着剤（ホットメルト型接着剤）を塗工することが可
能となるので、新たな設備を導入する手間や費用が不要
となるという利点や、ホットメルト型接着剤は塗布後の
乾燥工程が不要であるので、使い捨ておむつを製造する
高速ラインにも容易に適応出来るという利点を得ること
が出来る。 【００１８】本発明の使い捨ておむつにおいては、排尿
及び／又は排便を受け止めるための前記水溶性樹脂から
なる透水性シートは、対象となる男女の区別により適宜
その配設位置が変えられていても良い。 【００１９】又、上記透水性シートの前記透水性内側シ
ートの上面に対する固定は、透水性内側シートの上面の
ほぼ全面を覆うような固定であっても良いし、透水性内
側シートの上面の一部分を覆うような固定であっても良
い。更に、前記水溶性接着剤層を介しての透水性シート
と透水性内側シートとの固定（接着）は、全面固定（全
面接着）であっても良いし、例えば線状（ライン状）や
点状（ドット状）等の水溶性接着剤層を介しての部分固
定（部分接着）であっても良い。 【００２０】 【作用】本発明の使い捨ておむつにおいては、水溶性樹
脂からなる透水性シート及びこの透水性シートを透水性
内側シートの上面に固定（接着）するための水溶性接着
剤層は、いずれも水溶性であるので、排便が有った場合
には、透水性内側シートの上面に固定されている透水性
シートを透水性内側シートから手で剥がし、大便と共に
そのまま容易にトイレに流すことが出来る。 【００２１】 【発明の実施の形態】以下、本発明の使い捨ておむつの
実施の形態を図面に基いて説明する。図１は本発明の使
い捨ておむつの本体部分の一例を示す断面図であり、図
２は本発明の使い捨ておむつを構成する透水性シートを
透水性内側シートの上面から剥がす時の態様の一例を示
す斜視図である。 【００２２】図１に示すように、本発明の使い捨ておむ
つ１は、透水性内側シート３と透明もしくは半透明の不
透水性外側シート４との間に、吸水性コア２が封入され
て形成されている。透水性内側シート３と不透水性外側
シート４とは、中間に封入されている吸水性コア２より
大形となされており、全周が密着されている。 【００２３】又、排尿及び／又は排便を受け止める位置
には水溶性樹脂からなる透水性シート５が配設され、上
記透水性シート５は水溶性接着剤層６を介して前記透水
性内側シート３の上面に固定（接着）されている。 【００２４】２使い捨ておむつ１の着用時に排泄された
大便は、透水性内側シート３の上面に固定（接着）され
ている水溶性樹脂からなる透水性シート５により捕捉さ
れる。又、使い捨ておむつ１の着用時に排泄された尿
は、透水性シート５、水溶性接着剤層６及び透水性内側
シート３を通過して、吸水性コア２に浸透し、吸収され
る。 【００２５】透水性シート５に捕捉された大便を処理す
る場合には、図２に示すように、透水性内側シート３の
上面から透水性シート５を手で剥がし、大便と透水性シ
ート５とを一緒にトイレに流せば良い。又、透水性シー
ト５が剥がされた後の使い捨ておむつ１は従来と同様に
廃棄すれば良い。 【００２６】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の使い捨てお
むつは、水溶性樹脂からなる透水性シートに大便を捕捉
させ、大便と共に上記透水性シートをトイレに流すこと
が出来るので、大便及び透水性シートを取り除いた後の
使い捨ておむつ側に大便がこびり付くことがなく、大便
に起因する悪臭や衛生面の好ましくない状態の発生を容
易に解消することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の使い捨ておむつの本体部分の一例を示
す断面図である。 【図２】本発明の使い捨ておむつを構成する水溶性樹脂
からなる透水性シートを透水性内側シートの上面から剥
がす時の態様の一例を示す斜視図である。 【符号の説明】 １ 使い捨ておむつ ２ 吸水性コア ３ 透水性内側シート ４ 不透水性外側シート ５ 透水性シート ６ 水溶性接着剤層
す断面図である。 【図２】本発明の使い捨ておむつを構成する水溶性樹脂
からなる透水性シートを透水性内側シートの上面から剥
がす時の態様の一例を示す斜視図である。 【符号の説明】 １ 使い捨ておむつ ２ 吸水性コア ３ 透水性内側シート ４ 不透水性外側シート ５ 透水性シート ６ 水溶性接着剤層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 吸水性コアが透水性内側シートと透明も
しくは半透明の不透水性外側シートとの間に封入されて
いる使い捨ておむつであって、排尿及び／又は排便を受
け止める位置に水溶性樹脂からなる透水性シートが配設
され、上記透水性シートは水溶性接着剤層を介して透水
性内側シートの上面に固定されていることを特徴とする
使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001318287A JP2003116913A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001318287A JP2003116913A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 使い捨ておむつ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003116913A true JP2003116913A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=19136019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001318287A Pending JP2003116913A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003116913A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301237A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Livedo Corporation | 吸収性物品用表面ライナー及び吸収性物品 |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001318287A patent/JP2003116913A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301237A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Livedo Corporation | 吸収性物品用表面ライナー及び吸収性物品 |
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