JP3141580U - 雄犬用おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】雄犬用の使い捨てできるおむつにおいて、胴体にフィットし、見た目のよいものを提供する。
【解決手段】雄犬用のおむつとして、両端部同士が互いに固定可能に形成された帯状の本体10と、本体の一定領域に設けられる吸水体30と、本体の長手方向に伸縮するように本体の一部に幅方向に渡って設けられるギャザー20とを設けることで、装着時にギャザー20が幅方向にほぼ均等伸び、装着する犬の胴体にフィットし、見た目もよくすることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、雄犬のために使用するおむつに関する。
犬が外出する際に、他人の敷地などで排尿行為をしないために、犬用のおむつを使用する場合がある。雄犬の場合は、紙ナプキンをセットした帯状のマナーベルトを胴体に巻きつけて固定することが一般的に行われているが、マナーベルト部分にまで尿が染み出しやすく、染み出た部分から尿が臭ったり、洗濯などの手間がかかったりするという問題がある。
これに対応するものとして、下記特許文献1には、中央部分に吸水部が設けられた帯状の紙おむつが示されている。このように紙おむつとして使い捨てにすることで、尿が染み出しても洗濯をする必要がなく、常に衛生的に使用することができる。
特開平2006−217907公報
しかし、上記特許文献1に記載の発明は、ギャザーの位置が吸水部を挟む本体の両縁部分に設けられているので、両縁部が縮むと中央部が下方に膨らんでしまい、うまく犬の胴体にフィットせず、見た目もよくないという問題がある。
本考案はこのような問題に鑑みて、雄犬用の使い捨てできるおむつにおいて、胴体にフィットし、見た目のよいものを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、両端部同士が互いに固定可能に形成された帯状の本体と、
前記本体の一定領域に設けられる吸水体と、前記本体の長手方向に伸縮するように前記本体の一部に幅方向に渡って設けられるギャザーとを有する犬用おむつである。
請求項2に記載の考案は、前記犬用おむつにおいて、前記本体の前記吸水体が設けられる部分を含む位置における幅が他の部分よりも広く形成されるものである。
請求項3に記載の考案は、前記犬用おむつにおいて、前記吸収体は、所定範囲において厚く形成されるものである。
請求項1に記載の考案は、ギャザーが本体の幅方向に渡って設けられることで、本体が幅方向に関してほぼ均等に伸びるので、本体一部が不恰好に膨らむことがなく、犬の胴体にフィットし、見た目もよい。
請求項2に記載の考案は、本体の吸収体が設けられる部分を含む位置における幅を広くすることで、吸収体を設けることができる面積を広くでき、また、相対的に本体の犬の胴体に巻く部分の幅を狭くすることができる。
請求項3に記載の考案は、吸収体を一定範囲において厚く形成することで、厚くなった部分で犬の泌尿器部分を覆うように装着すれば、尿漏れを発生しにくくすることができる。
以下、本考案の実施形態について、図を参照しながら説明する。
図1(a)に本実施形態に係る雄犬用おむつXの正面図を示し、図1(b)に雄犬用おむつXの背面図を示し、図2に雄犬用おむつXの斜視図を示す。雄犬用おむつXは、帯状体からなる本体10、本体10の中央部近傍に設けられる吸水体30、本体10の吸水体30の両側に幅方向に渡って形成されるギャザー20、20、本体の端部表面側に設けられる長方形状の粘着シール41と本体端部裏面側に設けられるシール受け部42とから構成される固定部40を有する。
本体10は、扁平な長方形状を有する不織布からなり、吸水体30が設けられる部分の一方の縁部が円弧状に突出することにより幅広部11を形成する。また、本体10の吸水体30が設けられる部分の裏面側全面に渡って、合成樹脂膜による防水加工が施されており、吸水体30が吸水する尿が裏面側に到達しないようになっている。
ギャザー20は、本体20の2箇所において、幅方向に渡って長手方向に複数のゴム紐を通し固定することで当該箇所が皺になって縮まるように形成されたものである。これによりギャザー20部分は、本体長手方向に引っ張ると伸び、力を緩めると縮むこととなる。
吸水体30は、不織布シートを薄い袋状に形成し、内部に吸水性高分子ポリマー粒を封入したものであり、本体20に接着固定される広い面積を有する第一吸収体32と、第一吸収体32の上面に重ねて接着固定される第二吸収体31とから構成される。第一吸収体32が装着される位置は、装着する雄犬の泌尿器近傍に位置することが想定される部分である。
固定部40を構成する粘着シール41は、装着前には剥離紙が粘着面に貼り付けられることで粘着しない状態で運搬保存でき、使用の際には、剥離紙を剥がして粘着面を表出することにより使用する。粘着シール41に粘着面は、シール受け部42に対して、複数回貼り直しができるものが採用される。また、シール受け部42は滑らかな表面を有するように加工された紙により形成され、粘着シール41に対して、本体10長手方向の幅を広く取ることで、粘着シール41を貼り付ける位置を本体10長手方向に調整できるようになっている。これにより、犬の胴周りの長さに応じて、適宜、巻きつける本体10の長さを調整することができ、また、ギャザー20の胴回り方向の伸縮の効果と相まって、ぴったりと胴部に沿わせることができる。
次に、以上のような構成を有する雄犬用おむつXの使用方法について説明する。使用者は、まず、粘着シール41の剥離紙を剥がし、本体20の幅広部11の円弧部分が前になるようにし、泌尿器先端部分が第一吸水体31の位置になるように表面を犬の胴体に当接させてから、本体10を犬の胴体に巻く。そして、犬の背中部分でシール受け部42を有する本体10端部を背中に当接させ、その後、粘着シール41を有する端部を重ねるようにして粘着シール41をシール受け部42に貼り付ける。この際、少し、本体10の長手方向に力を加えてギャザー20を若干伸ばすようにする。これにより、本体10全体が胴体にぴったりと沿うので、本体10がずれることが抑制され、また、吸収体30で泌尿器を上から押さえることができる。図3に雄犬に雄犬用おむつXを装着した状態を示す。図に示すように、雄犬用おむつXは吸収体30部分が多少膨らむものの、ギャザー20は本体10の幅方向に関してほぼ均等に伸びるので、本体10の吸収体30を挟む両縁にギャザーを設ける場合に比較して、ぴったりと胴体に全体を沿い、見栄えもよい。また、吸収体30は、泌尿器が存する第一給水体31部分がソフトな素材で2重に厚く形成されるので、泌尿器にやさしく当接し、尿漏れを抑制することができる。また、吸収体30が設けられている部分の本体20裏面は防水加工が施されているので、尿が裏面から染み出すこともない。
さらに、粘着シール41はシール受け部42に対して貼り直しができるので、必要に応じて粘着シール41をシール受け部42から剥がして本体10を取り外し、吸収体30に吸収された尿の量を確認した後に、付け直すことができる。そして、雄犬用おむつXは、使用後そのまま廃棄することで衛生的であり、マナーベルトのように洗濯などのわずらわしい手間も必要がない。
なお、雄犬用おむつXの大きさは、小型犬、中型犬、大型犬に合わせて複数種類用意することが望ましい。また、本体の両端部や吸収体の形状は適宜変更してもよい。さらに、全体および部分の色彩や模様などは自由に選択できることは、言うまでもない。
(a)は実施形態に係る雄犬用おむつの正面図であり、(b)は実施形態に係る雄犬用おむつの背面図である。 実施形態に係る雄犬用おむつの斜視図である。 実施形態に係る雄犬用おむつの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
X 雄犬用おむつ
10 本体
11 幅広部
20 ギャザー
30 吸収体
31 第2吸収体
32 第1吸収体
40 固定部
41 粘着シール
42 シール受け部

Claims (3)

  1. 両端部同士が互いに固定可能に形成された帯状の本体と、
    前記本体の一定領域に設けられる吸水体と、
    前記本体の長手方向に伸縮するように前記本体の一部に幅方向に渡って設けられるギャザーと、
    を有する雄犬用おむつ
  2. 前記本体の前記吸水体が設けられる部分を含む位置における幅が他の部分よりも広く形成される請求項1に記載の雄犬用おむつ。
  3. 前記吸収体は、一部が厚く形成されるものである請求項1又は2に記載の雄犬用おむつ。
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