JP2003116730A - 泡式入浴システム及び泡式入浴装置 - Google Patents
泡式入浴システム及び泡式入浴装置Info
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- JP2003116730A JP2003116730A JP2001321053A JP2001321053A JP2003116730A JP 2003116730 A JP2003116730 A JP 2003116730A JP 2001321053 A JP2001321053 A JP 2001321053A JP 2001321053 A JP2001321053 A JP 2001321053A JP 2003116730 A JP2003116730 A JP 2003116730A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】様々な使用者に適応し易い泡式入浴システム及
び泡式入浴装置を提供すること。 【解決手段】泡式入浴システムは、身体を収容する槽1
と、槽1に貯留される泡を生成する泡生成装置2と、泡
生成装置2を制御して泡の泡質を調整する泡質制御手段
とを具備する。泡生成装置2の作動により、身体を収容
する槽1に泡が供給される。泡質制御手段は、泡生成装
置2を制御して泡の泡質を調整する。例えば、しっとり
感を有する泡となるように調整したり、さらっと感を有
する泡となるように調整したりする。
び泡式入浴装置を提供すること。 【解決手段】泡式入浴システムは、身体を収容する槽1
と、槽1に貯留される泡を生成する泡生成装置2と、泡
生成装置2を制御して泡の泡質を調整する泡質制御手段
とを具備する。泡生成装置2の作動により、身体を収容
する槽1に泡が供給される。泡質制御手段は、泡生成装
置2を制御して泡の泡質を調整する。例えば、しっとり
感を有する泡となるように調整したり、さらっと感を有
する泡となるように調整したりする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は泡で入浴を行う泡式
入浴システム、及び、泡式入浴システムに用いられる泡
式入浴装置に関する。
入浴システム、及び、泡式入浴システムに用いられる泡
式入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入浴方法としては、浴槽に充分な
温水を入れた状態で、身体を肩付近まで湯水に浸漬させ
て入浴する温水入浴が一般的である。ところがこの温水
入浴では、身体に全体に水圧が作用するため、水圧によ
る圧迫や急激な温度伝達により、血圧の上昇や心拍数の
上昇を招く。殊に、血管の弱った高齢者等の場合には、
負担がかなり大きく、事故が起きることが往々にしてあ
る。
温水を入れた状態で、身体を肩付近まで湯水に浸漬させ
て入浴する温水入浴が一般的である。ところがこの温水
入浴では、身体に全体に水圧が作用するため、水圧によ
る圧迫や急激な温度伝達により、血圧の上昇や心拍数の
上昇を招く。殊に、血管の弱った高齢者等の場合には、
負担がかなり大きく、事故が起きることが往々にしてあ
る。
【0003】また欧米では、浴槽に半分程度溜めた温水
に発泡洗剤を組み合わせた入浴方法も、古くから行われ
ているが、浴槽に溜めた温水を一度で捨ててしまうこと
は、温水の使用量が多くなり、節水等の面で好ましくな
い。殊に、欧米型の浅い浴槽であればそれほどの温水の
量も必要でないが、日本式の深めの浴槽では相当の温水
が必要であり、これを一度で捨ててしまうことは、現実
的であるとは言い難い。
に発泡洗剤を組み合わせた入浴方法も、古くから行われ
ているが、浴槽に溜めた温水を一度で捨ててしまうこと
は、温水の使用量が多くなり、節水等の面で好ましくな
い。殊に、欧米型の浅い浴槽であればそれほどの温水の
量も必要でないが、日本式の深めの浴槽では相当の温水
が必要であり、これを一度で捨ててしまうことは、現実
的であるとは言い難い。
【0004】そこで、近年、浴槽内に泡を充満させて行
う泡式入浴システムが開発されている(特開2000−
83851号公報)。泡式入浴システムは、従来から一
般的な温水入浴に比べて、節水が可能で、上記した水圧
負担等の問題がないという利点に加え、暖かい泡を使用
することにより温水入浴と略同等の温暖効果を得られる
という利点を有する。そのような利点等から、身障者や
老人等の入浴システムとしてばかりか、一般人の入浴シ
ステムとしても期待されている。
う泡式入浴システムが開発されている(特開2000−
83851号公報)。泡式入浴システムは、従来から一
般的な温水入浴に比べて、節水が可能で、上記した水圧
負担等の問題がないという利点に加え、暖かい泡を使用
することにより温水入浴と略同等の温暖効果を得られる
という利点を有する。そのような利点等から、身障者や
老人等の入浴システムとしてばかりか、一般人の入浴シ
ステムとしても期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した泡式
入浴システムを更に一歩進めたものであり、様々な使用
者に適応し易い泡式入浴システム及び泡式入浴装置を提
供することを課題とするにある。
入浴システムを更に一歩進めたものであり、様々な使用
者に適応し易い泡式入浴システム及び泡式入浴装置を提
供することを課題とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る泡式入浴
システムは、身体を収容する槽と、槽に貯留される泡を
生成する泡生成装置と、泡生成装置を制御して泡の泡質
を調整する泡質制御手段とを具備することを特徴とする
ものである。
システムは、身体を収容する槽と、槽に貯留される泡を
生成する泡生成装置と、泡生成装置を制御して泡の泡質
を調整する泡質制御手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0007】第2発明に係る泡式入浴装置は前記した泡
式入浴システムに使用できるものであり、身体を収容す
る槽に貯留される泡を生成する泡生成装置と、泡生成装
置を制御して泡の泡質を調整する泡質制御手段とを具備
することを特徴とするものである。
式入浴システムに使用できるものであり、身体を収容す
る槽に貯留される泡を生成する泡生成装置と、泡生成装
置を制御して泡の泡質を調整する泡質制御手段とを具備
することを特徴とするものである。
【0008】第1発明に係る泡式入浴システム、第2発
明に係る泡式入浴装置によれば、泡生成装置の作動によ
り、身体を収容する槽に泡が供給される。泡質制御手段
は、泡生成装置を制御して泡の泡質を調整する。例え
ば、しっとり感を有する泡となるように調整したり、さ
らっと感を有する泡となるように調整したりする。しっ
とり感とさらっと感との中間の泡となるように調整して
も良い。このように使用者の好み等に応じて、泡の泡質
を調整することができるため、使用者に一層心地よい感
じを与えることができる。
明に係る泡式入浴装置によれば、泡生成装置の作動によ
り、身体を収容する槽に泡が供給される。泡質制御手段
は、泡生成装置を制御して泡の泡質を調整する。例え
ば、しっとり感を有する泡となるように調整したり、さ
らっと感を有する泡となるように調整したりする。しっ
とり感とさらっと感との中間の泡となるように調整して
も良い。このように使用者の好み等に応じて、泡の泡質
を調整することができるため、使用者に一層心地よい感
じを与えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る泡式入浴システム、
泡式入浴装置によれば、次の実施の形態の少なくとも一
つを採用することができる。
泡式入浴装置によれば、次の実施の形態の少なくとも一
つを採用することができる。
【0010】・泡式入浴システムは、身体を収容する槽
と、槽に泡を供給する泡生成装置と、泡生成装置を制御
して泡の泡質を調整する泡質制御手段とを具備するもの
である。泡式入浴装置は、前記した泡式入浴システムに
使用できるものであり、身体を収容する槽に貯留される
泡を生成する泡生成装置と、泡生成装置を制御して泡の
泡質を調整する泡質制御手段とを具備する。泡式入浴装
置としては、前記した槽と一体的に設けられていても良
いし、あるいは、運搬可能なポータブル式に設けられて
いても良い。槽としては身体を収容するものであれば良
く、槽の構造や材質等は特に限定されるものではなく、
例えば、風呂場に設置される浴槽を採用することがで
き、あるいは、剛性または可撓性を有する壁部で身体を
包囲する方式等を採用することができる。浴槽として
は、日本式の浴槽、欧米式の浅底の浴槽等を例示するこ
とができる。
と、槽に泡を供給する泡生成装置と、泡生成装置を制御
して泡の泡質を調整する泡質制御手段とを具備するもの
である。泡式入浴装置は、前記した泡式入浴システムに
使用できるものであり、身体を収容する槽に貯留される
泡を生成する泡生成装置と、泡生成装置を制御して泡の
泡質を調整する泡質制御手段とを具備する。泡式入浴装
置としては、前記した槽と一体的に設けられていても良
いし、あるいは、運搬可能なポータブル式に設けられて
いても良い。槽としては身体を収容するものであれば良
く、槽の構造や材質等は特に限定されるものではなく、
例えば、風呂場に設置される浴槽を採用することがで
き、あるいは、剛性または可撓性を有する壁部で身体を
包囲する方式等を採用することができる。浴槽として
は、日本式の浴槽、欧米式の浅底の浴槽等を例示するこ
とができる。
【0011】・泡質制御手段は、泡の膜厚の大小に基づ
く泡質を調整する実施形態を採用することができる。膜
厚とは、泡の中空部を形成する壁の厚みを意味する。一
般的には、泡は、泡を生成させる洗剤と水と空気とを混
在させることにより形成することができる。故に、水の
量、水の温度、空気の量、空気の温度、泡を生成させる
洗剤の量等といった泡生成に関する因子の少なくとも一
つを調整することにより、泡の膜厚を調整することがで
きる。一般的には、泡の膜厚が厚いときには、しっとり
とした感じの泡が得られ、破裂しにくく流動性をもつ泡
となり易い。泡の膜厚が厚いときには、泡1個当たりの
水分量が多いためと推察される。一般的には、泡の膜厚
が薄いときには、さらっとした感じの泡が得られ、触れ
ると破裂し易い泡となる。泡の膜厚が薄いときには、泡
1個当たりの水分量が少ないためと推察される。
く泡質を調整する実施形態を採用することができる。膜
厚とは、泡の中空部を形成する壁の厚みを意味する。一
般的には、泡は、泡を生成させる洗剤と水と空気とを混
在させることにより形成することができる。故に、水の
量、水の温度、空気の量、空気の温度、泡を生成させる
洗剤の量等といった泡生成に関する因子の少なくとも一
つを調整することにより、泡の膜厚を調整することがで
きる。一般的には、泡の膜厚が厚いときには、しっとり
とした感じの泡が得られ、破裂しにくく流動性をもつ泡
となり易い。泡の膜厚が厚いときには、泡1個当たりの
水分量が多いためと推察される。一般的には、泡の膜厚
が薄いときには、さらっとした感じの泡が得られ、触れ
ると破裂し易い泡となる。泡の膜厚が薄いときには、泡
1個当たりの水分量が少ないためと推察される。
【0012】本発明者が行った試験によれば、水量が多
いとき、空気を送給するコンプレッサの出力が大きいと
き、入浴剤や泡生成剤として機能できる洗剤の量が多い
とき、泡の膜厚が厚くなる傾向がある。また、水量が少
ないとき、空気を送給するコンプレッサの出力が小さい
とき、洗剤の量が少ないとき、泡の膜厚が薄くなる傾向
がある。
いとき、空気を送給するコンプレッサの出力が大きいと
き、入浴剤や泡生成剤として機能できる洗剤の量が多い
とき、泡の膜厚が厚くなる傾向がある。また、水量が少
ないとき、空気を送給するコンプレッサの出力が小さい
とき、洗剤の量が少ないとき、泡の膜厚が薄くなる傾向
がある。
【0013】・泡生成装置としては、槽の外部で生成し
た泡を槽内に供給して貯留する方式としても良いし、あ
るいは、槽内で泡を生成して貯留する方式としても良
い。前者の場合には、泡生成装置としては、容器室をも
つ容器と、水または加熱水を容器の容器室に供給する水
供給装置と、泡を生成させる洗剤を容器の容器室に供給
する洗剤供給装置とを有する実施形態を採用することが
できる。容器としては水または加熱水を収容できるもの
であれば良い。代表的な容器としては槽の槽空間外に設
けられたタンクを採用することができる。泡生成装置や
洗剤供給装置は、槽と一体的に設けられていても良い
し、槽と別体に設けられていても良い。水供給装置とし
ては、水または加熱水を容器の容器室に供給するもので
あり、水または加熱水が通過する通路を開閉するバル
ブ、水を搬送するポンプの少なくとも一方を用いて構成
することができる。洗剤供給装置は、泡を生成させる洗
剤を容器の容器室に供給する実施形態を採用することが
できる。洗剤供給装置としては、洗剤が通過する通路を
開閉するバルブ、洗剤を搬送する洗剤ポンプの少なくと
も一方を用いて構成することができる。
た泡を槽内に供給して貯留する方式としても良いし、あ
るいは、槽内で泡を生成して貯留する方式としても良
い。前者の場合には、泡生成装置としては、容器室をも
つ容器と、水または加熱水を容器の容器室に供給する水
供給装置と、泡を生成させる洗剤を容器の容器室に供給
する洗剤供給装置とを有する実施形態を採用することが
できる。容器としては水または加熱水を収容できるもの
であれば良い。代表的な容器としては槽の槽空間外に設
けられたタンクを採用することができる。泡生成装置や
洗剤供給装置は、槽と一体的に設けられていても良い
し、槽と別体に設けられていても良い。水供給装置とし
ては、水または加熱水を容器の容器室に供給するもので
あり、水または加熱水が通過する通路を開閉するバル
ブ、水を搬送するポンプの少なくとも一方を用いて構成
することができる。洗剤供給装置は、泡を生成させる洗
剤を容器の容器室に供給する実施形態を採用することが
できる。洗剤供給装置としては、洗剤が通過する通路を
開閉するバルブ、洗剤を搬送する洗剤ポンプの少なくと
も一方を用いて構成することができる。
【0014】・泡生成装置は、容器室をもつ容器と、容
器の容器室の泡を槽の槽空間に案内して供給するための
泡供給ダクトと、水または加熱水を容器室に供給する水
供給装置と、洗剤を容器の容器室に供給する洗剤供給装
置と、泡を生成するために容器室に空気を供給する空気
供給装置と、容器内の水を加熱する加熱手段とを有する
実施形態を採用することができる。
器の容器室の泡を槽の槽空間に案内して供給するための
泡供給ダクトと、水または加熱水を容器室に供給する水
供給装置と、洗剤を容器の容器室に供給する洗剤供給装
置と、泡を生成するために容器室に空気を供給する空気
供給装置と、容器内の水を加熱する加熱手段とを有する
実施形態を採用することができる。
【0015】・生成した泡を槽に案内して供給する泡供
給ダクトが設けられている実施形態を採用することがで
きる。泡供給ダクトは、槽の槽空間に存在する身体の背
中側に泡を供給する第1泡吹出口を有する第1泡供給ダ
クトと、槽の槽空間に存在する使用者の身体の左右のう
ちの一方に泡を供給する第2泡吹出口を有する第2泡供
給ダクトと、槽の槽空間に存在する使用者の身体の左右
のうちの他方に泡を供給する第3泡吹出口を有する第3
泡供給ダクトのうちの、少なくとも一つのダクトを有す
る構成を採用することができる。この場合には槽内の身
体に泡を供給し易い。
給ダクトが設けられている実施形態を採用することがで
きる。泡供給ダクトは、槽の槽空間に存在する身体の背
中側に泡を供給する第1泡吹出口を有する第1泡供給ダ
クトと、槽の槽空間に存在する使用者の身体の左右のう
ちの一方に泡を供給する第2泡吹出口を有する第2泡供
給ダクトと、槽の槽空間に存在する使用者の身体の左右
のうちの他方に泡を供給する第3泡吹出口を有する第3
泡供給ダクトのうちの、少なくとも一つのダクトを有す
る構成を採用することができる。この場合には槽内の身
体に泡を供給し易い。
【0016】・泡質制御手段としては、操作に応じて泡
生成装置を作動させるスイッチを有する制御パネルを備
えている実施形態を採用することができる。制御パネル
のスイッチとしては、空気量を調整して泡の泡質を調整
する空気量スイッチ、洗剤の量を調整して泡の泡質を調
整する洗剤量スイッチ、水の温度を調整して泡の泡質を
調整する水温スイッチ、季節に応じて泡生成装置を作動
させて泡の泡質を調整する季節モードスイッチ、しっと
り感及びさらっと感の泡質を選択する泡質選択スイッチ
のうちの少なくとも一つで構成されている実施形態を採
用することができる。この場合にはスイッチの操作によ
り、槽に貯留される泡質を調整することができる。スイ
ッチの操作は、人が意思に基づいて行ってもよいし、制
御装置が自動的に行ってもよい。好ましくは、泡質選択
スイッチは、さらっと感を有する泡を選択するための第
1スイッチ、しっとり感を有する泡を選択するための第
2スイッチを有する実施形態を採用することができる。
更に、さらっと感としっとり感との中間の泡を選択する
ための第3スイッチを併有する実施形態を採用すること
もできる。
生成装置を作動させるスイッチを有する制御パネルを備
えている実施形態を採用することができる。制御パネル
のスイッチとしては、空気量を調整して泡の泡質を調整
する空気量スイッチ、洗剤の量を調整して泡の泡質を調
整する洗剤量スイッチ、水の温度を調整して泡の泡質を
調整する水温スイッチ、季節に応じて泡生成装置を作動
させて泡の泡質を調整する季節モードスイッチ、しっと
り感及びさらっと感の泡質を選択する泡質選択スイッチ
のうちの少なくとも一つで構成されている実施形態を採
用することができる。この場合にはスイッチの操作によ
り、槽に貯留される泡質を調整することができる。スイ
ッチの操作は、人が意思に基づいて行ってもよいし、制
御装置が自動的に行ってもよい。好ましくは、泡質選択
スイッチは、さらっと感を有する泡を選択するための第
1スイッチ、しっとり感を有する泡を選択するための第
2スイッチを有する実施形態を採用することができる。
更に、さらっと感としっとり感との中間の泡を選択する
ための第3スイッチを併有する実施形態を採用すること
もできる。
【0017】・泡質制御手段としては、泡を生成するタ
ンク等の容器に供給する水の量を調整する水量調整手段
と、泡を生成するタンク等の容器に供給する空気量を調
整する空気量調整手段と、泡を生成するタンク等の容器
に供給する洗剤の量を調整する洗剤量調整手段と、泡を
生成するタンク等の容器に供給する水の温度を調整する
水温調整手段とのうちの少なくとも一つを調整すること
により、泡の泡質を調整する実施形態を採用することが
できる。この場合、タンク等の容器としては、槽に一体
的に装備されていても良いし、槽に対して別体に装備さ
れていても良い。
ンク等の容器に供給する水の量を調整する水量調整手段
と、泡を生成するタンク等の容器に供給する空気量を調
整する空気量調整手段と、泡を生成するタンク等の容器
に供給する洗剤の量を調整する洗剤量調整手段と、泡を
生成するタンク等の容器に供給する水の温度を調整する
水温調整手段とのうちの少なくとも一つを調整すること
により、泡の泡質を調整する実施形態を採用することが
できる。この場合、タンク等の容器としては、槽に一体
的に装備されていても良いし、槽に対して別体に装備さ
れていても良い。
【0018】・浴室内または浴室外の温度を検知する環
境温度センサが浴室内または浴室外に設けられている実
施形態を採用することができる。この場合、環境温度セ
ンサで検知した浴室内または浴室外の温度に応じて、泡
質制御手段は泡生成装置を制御して泡の泡質を調整す
る。このため、使用者が制御パネルのスイッチを逐一操
作する操作回数を低減または回避することができる。
境温度センサが浴室内または浴室外に設けられている実
施形態を採用することができる。この場合、環境温度セ
ンサで検知した浴室内または浴室外の温度に応じて、泡
質制御手段は泡生成装置を制御して泡の泡質を調整す
る。このため、使用者が制御パネルのスイッチを逐一操
作する操作回数を低減または回避することができる。
【0019】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明の第1実施例に
ついて図1〜図8を参照して説明する。泡式入浴システ
ムは、浴室内に設置され身体を収容する槽空間1aを有
する槽1と、槽1の槽空間1aに泡を供給する泡生成装
置2とを具備する。槽1は上面開口の浴槽であり、日本
式の浴槽でも、西洋式の浴槽でも良い。槽1の側方に
は、水噴出孔12aをもつシャワー装置12が設けられ
ている。
ついて図1〜図8を参照して説明する。泡式入浴システ
ムは、浴室内に設置され身体を収容する槽空間1aを有
する槽1と、槽1の槽空間1aに泡を供給する泡生成装
置2とを具備する。槽1は上面開口の浴槽であり、日本
式の浴槽でも、西洋式の浴槽でも良い。槽1の側方に
は、水噴出孔12aをもつシャワー装置12が設けられ
ている。
【0020】泡生成装置2の概念は図3に示されてい
る。泡生成装置2は、基体として機能するハウジング3
と、ハウジング3に内蔵され容器室として機能するタン
ク室40をもつ容器としてのタンク4と、タンク4のタ
ンク室40の泡を槽1の槽空間1aに案内して供給する
ための泡供給ダクト5と、入浴に適する加熱水をタンク
室40に供給する水供給装置6と、泡を生成させる入浴
剤、泡生成剤として機能する洗剤をタンク4のタンク室
40に供給する洗剤供給装置7と、泡を生成するために
タンク室40に空気を供給する空気供給装置8と、タン
ク室40の水を保温等のために加熱する加熱手段として
のタンクヒータ45とを有する。タンク4は槽1の側方
側に槽1と一体的にまたは別体として保持されている。
タンクヒータ45は、タンク室40の水を加熱できるも
のであればよく、加熱方式は特に限定されず、電気で加
熱する方式、ガス等の燃料で加熱する方式を例示するこ
とができる。更に、タンク室40に貯留されている水の
水温を検知するタンク水温センサ41、タンク室40の
高水位状態を検知する第1水位センサ42、タンク室4
0の低水位状態を検知する第2水位センサ43がタンク
4に設けられている。なお、高水位を検知する第1水位
センサ42は容器であるタンク4の上側に設けられてい
ると共に、低水位を検知する第2水位センサ43はタン
ク4の下側に設けられている。
る。泡生成装置2は、基体として機能するハウジング3
と、ハウジング3に内蔵され容器室として機能するタン
ク室40をもつ容器としてのタンク4と、タンク4のタ
ンク室40の泡を槽1の槽空間1aに案内して供給する
ための泡供給ダクト5と、入浴に適する加熱水をタンク
室40に供給する水供給装置6と、泡を生成させる入浴
剤、泡生成剤として機能する洗剤をタンク4のタンク室
40に供給する洗剤供給装置7と、泡を生成するために
タンク室40に空気を供給する空気供給装置8と、タン
ク室40の水を保温等のために加熱する加熱手段として
のタンクヒータ45とを有する。タンク4は槽1の側方
側に槽1と一体的にまたは別体として保持されている。
タンクヒータ45は、タンク室40の水を加熱できるも
のであればよく、加熱方式は特に限定されず、電気で加
熱する方式、ガス等の燃料で加熱する方式を例示するこ
とができる。更に、タンク室40に貯留されている水の
水温を検知するタンク水温センサ41、タンク室40の
高水位状態を検知する第1水位センサ42、タンク室4
0の低水位状態を検知する第2水位センサ43がタンク
4に設けられている。なお、高水位を検知する第1水位
センサ42は容器であるタンク4の上側に設けられてい
ると共に、低水位を検知する第2水位センサ43はタン
ク4の下側に設けられている。
【0021】泡供給ダクト5は、槽1の槽空間1aに存
在する身体の背中側に泡を供給する第1泡吹出口51a
を有する第1泡供給ダクト51と、槽1の槽空間1aに
存在する使用者の身体の左右のうちの一方に泡を供給す
る第2泡吹出口52aを有する第2泡供給ダクト52
と、槽1の槽空間1aに存在する使用者の身体の左右の
うちの他方に泡を供給する第3泡吹出口53aを有する
第3泡供給ダクト53とを有する。図3に示すように、
タンク4の上部の天井壁には、第1泡供給ダクト51に
連通する第1泡吐出口51c、第2泡供給ダクト52に
連通する第2泡吐出口52c、第3泡供給ダクト53に
連通する第3泡吐出口53cが形成されている。図3に
示すように、泡吐出口51c,52c,53cは、泡吹
出口51a,52a,53aに向かうにつれて内径が小
さくなる円錐壁面55を有している。
在する身体の背中側に泡を供給する第1泡吹出口51a
を有する第1泡供給ダクト51と、槽1の槽空間1aに
存在する使用者の身体の左右のうちの一方に泡を供給す
る第2泡吹出口52aを有する第2泡供給ダクト52
と、槽1の槽空間1aに存在する使用者の身体の左右の
うちの他方に泡を供給する第3泡吹出口53aを有する
第3泡供給ダクト53とを有する。図3に示すように、
タンク4の上部の天井壁には、第1泡供給ダクト51に
連通する第1泡吐出口51c、第2泡供給ダクト52に
連通する第2泡吐出口52c、第3泡供給ダクト53に
連通する第3泡吐出口53cが形成されている。図3に
示すように、泡吐出口51c,52c,53cは、泡吹
出口51a,52a,53aに向かうにつれて内径が小
さくなる円錐壁面55を有している。
【0022】空気供給装置8は、タンク室40の底部付
近に配置され周壁に多数の空気噴出孔80を有するバブ
リング管81と、バブリング管81に空気を供給する空
気供給手段として機能するコンプレッサ82と、バブリ
ング管81とコンプレッサ82とをつなぐ空気供給通路
83と有する。バブリング管81はタンク室40の水に
浸漬される。コンプレッサ82はハウジング3の外方に
設けられていても良いし、ハウジング3内に設けられて
いても良い。コンプレッサ82の駆動音による影響を避
けるためには、コンプレッサ82は槽1(使用者)から
離れた位置に設けることができる。
近に配置され周壁に多数の空気噴出孔80を有するバブ
リング管81と、バブリング管81に空気を供給する空
気供給手段として機能するコンプレッサ82と、バブリ
ング管81とコンプレッサ82とをつなぐ空気供給通路
83と有する。バブリング管81はタンク室40の水に
浸漬される。コンプレッサ82はハウジング3の外方に
設けられていても良いし、ハウジング3内に設けられて
いても良い。コンプレッサ82の駆動音による影響を避
けるためには、コンプレッサ82は槽1(使用者)から
離れた位置に設けることができる。
【0023】水供給装置6は、浴室内または浴室外に設
置された給湯装置60と、給湯装置60とタンク4のタ
ンク室40とを連通すると共に給湯装置60で加熱され
て生成された加熱水をタンク4のタンク室40に送給す
る給湯通路63と、水源64(例えば水道管、水道蛇口
等)と給湯装置60とを連通すると共に水源64の水を
給湯装置60に送給する水通路65と、給湯通路63を
開閉することにより加熱水をタンク室40な供給する給
水手段として機能できる給水バルブ66と、タンク室4
0と外部とを連通する排水通路67と、排水通路67を
開閉する排水手段として機能できる排水バルブ68とを
有する。給湯装置60は、水通路65から供給された水
を加熱して加熱水を生成する加熱部61と、給湯装置6
0の水温を検知する温度センサ62とを有する。給湯装
置60の加熱部61の加熱エネルギとしては特に限定さ
れず、水を加熱できるものであればよく、加熱方式は特
に限定されず、電気で加熱する方式、ガス等の燃料で加
熱する方式を例示することができる。
置された給湯装置60と、給湯装置60とタンク4のタ
ンク室40とを連通すると共に給湯装置60で加熱され
て生成された加熱水をタンク4のタンク室40に送給す
る給湯通路63と、水源64(例えば水道管、水道蛇口
等)と給湯装置60とを連通すると共に水源64の水を
給湯装置60に送給する水通路65と、給湯通路63を
開閉することにより加熱水をタンク室40な供給する給
水手段として機能できる給水バルブ66と、タンク室4
0と外部とを連通する排水通路67と、排水通路67を
開閉する排水手段として機能できる排水バルブ68とを
有する。給湯装置60は、水通路65から供給された水
を加熱して加熱水を生成する加熱部61と、給湯装置6
0の水温を検知する温度センサ62とを有する。給湯装
置60の加熱部61の加熱エネルギとしては特に限定さ
れず、水を加熱できるものであればよく、加熱方式は特
に限定されず、電気で加熱する方式、ガス等の燃料で加
熱する方式を例示することができる。
【0024】洗剤供給装置7は、粉末状または液状の洗
剤70aを収容する洗剤貯留部70と、洗剤貯留部70
と給湯通路63の先端側に連通することによりタンク4
のタンク室40に連通する連通路71と、洗剤貯留部7
0に貯留されている洗剤70aを連通路71及び給湯通
路63の先端側を経てタンク4のタンク室40に供給す
る洗剤搬送部として機能する洗剤ポンプ72とを有す
る。図3に示すように、給湯通路63を通過する加熱水
と連通路71を通過する洗剤とは、タンク4のタンク室
40に流入する前に合流する。従って合流域65xは、
タンク4のタンク室40の上流側に配置されている。従
って、加熱水と洗剤とが混在した混在物がタンク4のタ
ンク室40に流入する。洗剤供給装置7は、ハウジング
3内に設けられていても良いし、ハウジング3の外方に
設けられていても良い。
剤70aを収容する洗剤貯留部70と、洗剤貯留部70
と給湯通路63の先端側に連通することによりタンク4
のタンク室40に連通する連通路71と、洗剤貯留部7
0に貯留されている洗剤70aを連通路71及び給湯通
路63の先端側を経てタンク4のタンク室40に供給す
る洗剤搬送部として機能する洗剤ポンプ72とを有す
る。図3に示すように、給湯通路63を通過する加熱水
と連通路71を通過する洗剤とは、タンク4のタンク室
40に流入する前に合流する。従って合流域65xは、
タンク4のタンク室40の上流側に配置されている。従
って、加熱水と洗剤とが混在した混在物がタンク4のタ
ンク室40に流入する。洗剤供給装置7は、ハウジング
3内に設けられていても良いし、ハウジング3の外方に
設けられていても良い。
【0025】本実施例によれば、コンプレッサ82が駆
動すれば、空気が空気供給通路83を経てタンク室40
のバブリンク管81に供給される。これによりバブリン
グ管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の洗
剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水におい
てバブリングが発生する。バブリングにより生成された
泡がタンク室40の水面上に移行する。即ち、図3に示
すように、タンク室40の下部は、洗剤を含む加熱水が
貯留されている水滞留空間40Nとされると共に、タン
ク室40の上部は、泡が貯留されている泡滞留空間40
Wとされる。
動すれば、空気が空気供給通路83を経てタンク室40
のバブリンク管81に供給される。これによりバブリン
グ管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の洗
剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水におい
てバブリングが発生する。バブリングにより生成された
泡がタンク室40の水面上に移行する。即ち、図3に示
すように、タンク室40の下部は、洗剤を含む加熱水が
貯留されている水滞留空間40Nとされると共に、タン
ク室40の上部は、泡が貯留されている泡滞留空間40
Wとされる。
【0026】図4に示すように、泡質制御手段として機
能できる制御装置9は、人の操作に応じて泡生成装置2
の駆動を制御する制御パネル90と、制御パネル90か
らの信号が入力される入力処理回路91と、CPU92
及びメモリ93(記憶手段)に繋がる制御回路94と、
制御信号を出力する出力処理回路95とを有する。制御
パネル90は浴室の壁に装備されているが、これに限ら
ず、泡生成装置2に装備されていても良い。入力処理回
路91には、制御パネル90の他に、給湯装置60の水
温を検知する温度センサ62、第1水位センサ42、第
2水位センサ43、タンク水温センサ41が信号線を介
して接続されており、これらからの各信号が入力処理回
路91を経て制御回路94、CPU92に入力される。
出力処理回路95には、給水バルブ66、排水バルブ6
8、洗剤ポンプ72、コンプレッサ82、タンクヒータ
45、給湯装置60の加熱部61が信号線を介して接続
されており、出力処理回路95から出力される制御信号
により洗剤ポンプ72、給水バルブ66、排水バルブ6
8、コンプレッサ82、タンクヒータ45、給湯装置6
0の加熱部61が制御される。なお必要に応じて環境温
度センサ49を設けることができる。環境温度センサ4
9は浴室内または浴室外の温度を検知するものであり、
浴室内または浴室外に設けられる。
能できる制御装置9は、人の操作に応じて泡生成装置2
の駆動を制御する制御パネル90と、制御パネル90か
らの信号が入力される入力処理回路91と、CPU92
及びメモリ93(記憶手段)に繋がる制御回路94と、
制御信号を出力する出力処理回路95とを有する。制御
パネル90は浴室の壁に装備されているが、これに限ら
ず、泡生成装置2に装備されていても良い。入力処理回
路91には、制御パネル90の他に、給湯装置60の水
温を検知する温度センサ62、第1水位センサ42、第
2水位センサ43、タンク水温センサ41が信号線を介
して接続されており、これらからの各信号が入力処理回
路91を経て制御回路94、CPU92に入力される。
出力処理回路95には、給水バルブ66、排水バルブ6
8、洗剤ポンプ72、コンプレッサ82、タンクヒータ
45、給湯装置60の加熱部61が信号線を介して接続
されており、出力処理回路95から出力される制御信号
により洗剤ポンプ72、給水バルブ66、排水バルブ6
8、コンプレッサ82、タンクヒータ45、給湯装置6
0の加熱部61が制御される。なお必要に応じて環境温
度センサ49を設けることができる。環境温度センサ4
9は浴室内または浴室外の温度を検知するものであり、
浴室内または浴室外に設けられる。
【0027】泡の膜厚とは泡の中空部を形成している壁
の厚みを意味する。本実施例においては、洗剤と水と空
気とを混在させることにより、泡を形成することができ
る。故に、洗剤水の量、水の温度、空気の量、空気の温
度、泡を生成させる洗剤の量等といった泡生成に関する
因子の少なくとも一つを調整することにより、泡の膜厚
を調整することができる。そして、泡の膜厚の調整によ
り、しっとり感を有する泡、さらっと感を有する泡、こ
れらの中間の性質を有する泡を生成することができる。
の厚みを意味する。本実施例においては、洗剤と水と空
気とを混在させることにより、泡を形成することができ
る。故に、洗剤水の量、水の温度、空気の量、空気の温
度、泡を生成させる洗剤の量等といった泡生成に関する
因子の少なくとも一つを調整することにより、泡の膜厚
を調整することができる。そして、泡の膜厚の調整によ
り、しっとり感を有する泡、さらっと感を有する泡、こ
れらの中間の性質を有する泡を生成することができる。
【0028】換言すれば、泡の膜厚が厚いとき(図5
(A)参照)には、しっとり感を有する泡が得られる。
しっとり感を有する泡は、膜膜が厚く水分量が相対的に
多いため、破裂しにくく流動性をもつ泡となり、相対的
に冷めにくい性質を有する。泡の膜厚が厚いときには、
泡1個当たりの水分量が多いためと推察される。泡の膜
厚が薄いとき(図5(B)参照)には、さらっと感を有
する泡が得られる。さらっと感を有する泡は、膜膜が薄
くて水分量が相対的に少ないため破裂し易く、相対的に
冷めやすい性質を有する。泡の膜厚が薄いときには、泡
1個当たりの水分量が少ないためと推察される。
(A)参照)には、しっとり感を有する泡が得られる。
しっとり感を有する泡は、膜膜が厚く水分量が相対的に
多いため、破裂しにくく流動性をもつ泡となり、相対的
に冷めにくい性質を有する。泡の膜厚が厚いときには、
泡1個当たりの水分量が多いためと推察される。泡の膜
厚が薄いとき(図5(B)参照)には、さらっと感を有
する泡が得られる。さらっと感を有する泡は、膜膜が薄
くて水分量が相対的に少ないため破裂し易く、相対的に
冷めやすい性質を有する。泡の膜厚が薄いときには、泡
1個当たりの水分量が少ないためと推察される。
【0029】さらっと感を有する泡は、前述したように
膜膜が薄くて水分量が相対的に少ないため、冷めやす
く、ぬるい入浴が好きな使用者、あるいは、夏季におけ
る使用、暖温地域における使用等に適する。しっとり感
を有する泡は、膜膜が厚くて水分量が相対的に多いた
め、冷めにくく、熱い入浴が好きな使用者、冬季におけ
る使用、寒冷地における使用等に適する。
膜膜が薄くて水分量が相対的に少ないため、冷めやす
く、ぬるい入浴が好きな使用者、あるいは、夏季におけ
る使用、暖温地域における使用等に適する。しっとり感
を有する泡は、膜膜が厚くて水分量が相対的に多いた
め、冷めにくく、熱い入浴が好きな使用者、冬季におけ
る使用、寒冷地における使用等に適する。
【0030】本発明者が行った試験によれば、泡生成の
際に、タンク4のタンク室40の水量が多くてタンク室
40に貯留されている水の水位が高いとき、タンク室4
0に空気を送給するコンプレッサ82の出力が大きいと
き、洗剤の量が多いとき、泡の膜厚が厚くなり、しっと
り感を有する泡が得られる傾向がある。また、タンク室
40の水量が少なくタンク室40に貯留されている水の
水位が低いとき、空気を送給するコンプレッサ82の出
力が小さいとき、洗剤の量が少ないとき、泡の膜厚が薄
くなり、さらっと感を有する泡が得られる傾向がある。
際に、タンク4のタンク室40の水量が多くてタンク室
40に貯留されている水の水位が高いとき、タンク室4
0に空気を送給するコンプレッサ82の出力が大きいと
き、洗剤の量が多いとき、泡の膜厚が厚くなり、しっと
り感を有する泡が得られる傾向がある。また、タンク室
40の水量が少なくタンク室40に貯留されている水の
水位が低いとき、空気を送給するコンプレッサ82の出
力が小さいとき、洗剤の量が少ないとき、泡の膜厚が薄
くなり、さらっと感を有する泡が得られる傾向がある。
【0031】その理由としては、現在のところ必ずしも
明確ではないものの、タンク4のタンク室40の泡滞留
空間40W(図3参照)において泡が滞留している時間
が大きく影響しているものと推察される。即ち、タンク
4のタンク室40の泡滞留空間40Wにおいて泡が滞留
している時間が長いほど、泡滞留空間40Wにおける滞
留中に泡の水気が落ちて泡の膜厚が薄くなり、逆に、泡
滞留空間40Wにおいて泡が滞留している時間が短いほ
ど、泡滞留空間40Wにおける滞留中に泡の水気があま
り落ちず、泡の膜厚が厚く維持されるものと推察され
る。
明確ではないものの、タンク4のタンク室40の泡滞留
空間40W(図3参照)において泡が滞留している時間
が大きく影響しているものと推察される。即ち、タンク
4のタンク室40の泡滞留空間40Wにおいて泡が滞留
している時間が長いほど、泡滞留空間40Wにおける滞
留中に泡の水気が落ちて泡の膜厚が薄くなり、逆に、泡
滞留空間40Wにおいて泡が滞留している時間が短いほ
ど、泡滞留空間40Wにおける滞留中に泡の水気があま
り落ちず、泡の膜厚が厚く維持されるものと推察され
る。
【0032】即ち、タンク4のタンク室40の水量が多
くてタンク室40に貯留されている水の水位LP(図3
参照)が高いときには、タンク4のタンク室40の泡滞
留空間40Wの高さLC(図3参照)が相対的に低下す
るため、泡滞留空間40Wにおいて泡が滞留している時
間が相対的に短くなる。またタンク4のタンク室40に
空気を送給するコンプレッサ82の出力が大きいときに
は、タンク室40に供給される単位時間当たりの空気量
が大きいため、泡滞留空間40Wの泡が速やかに泡吐出
口51c,52c,53cから吐出され、泡滞留空間4
0Wに泡が滞留している時間が相対的に短くなる。また
洗剤の量が多いときには、泡膜の表面張力が大きくな
り、泡膜の保水性が高まるため、泡の膜厚が厚くなると
推察される。
くてタンク室40に貯留されている水の水位LP(図3
参照)が高いときには、タンク4のタンク室40の泡滞
留空間40Wの高さLC(図3参照)が相対的に低下す
るため、泡滞留空間40Wにおいて泡が滞留している時
間が相対的に短くなる。またタンク4のタンク室40に
空気を送給するコンプレッサ82の出力が大きいときに
は、タンク室40に供給される単位時間当たりの空気量
が大きいため、泡滞留空間40Wの泡が速やかに泡吐出
口51c,52c,53cから吐出され、泡滞留空間4
0Wに泡が滞留している時間が相対的に短くなる。また
洗剤の量が多いときには、泡膜の表面張力が大きくな
り、泡膜の保水性が高まるため、泡の膜厚が厚くなると
推察される。
【0033】図6は制御パネル90を示す。制御パネル
90は、電源スイッチ100と、泡質選択スイッチ10
1と、追泡スイッチ105と、洗浄スイッチ106とを
有する。泡質選択スイッチ101は、さらっと感を有す
る泡を生成するためのさらっとモードを実行する第1ス
イッチとしてのさらっとスイッチ102、しっとり感を
有する泡を選択するためのしっとりモードを実行する第
2スイッチとしてのしっとりスイッチ103、さらっと
感としっとり感との中間の泡を生成するための中間モー
ドを実行する第3スイッチとしての中間スイッチ104
とを有する。
90は、電源スイッチ100と、泡質選択スイッチ10
1と、追泡スイッチ105と、洗浄スイッチ106とを
有する。泡質選択スイッチ101は、さらっと感を有す
る泡を生成するためのさらっとモードを実行する第1ス
イッチとしてのさらっとスイッチ102、しっとり感を
有する泡を選択するためのしっとりモードを実行する第
2スイッチとしてのしっとりスイッチ103、さらっと
感としっとり感との中間の泡を生成するための中間モー
ドを実行する第3スイッチとしての中間スイッチ104
とを有する。
【0034】電源スイッチ100は電源投入を報知する
電源LED100cを有する。追泡スイッチ105は、
追泡処理を報知する追泡LED105cを有する。洗浄
スイッチ106は、洗浄処理を報知する洗浄LED10
6cを有する。泡質選択スイッチ101のさらっとスイ
ッチ102は、さらっと感を有する泡を生成するさらっ
とモードを示すLED102cを有する。しっとりスイ
ッチ103は、しっとり感を有する泡を生成するしっと
りモードを示すLED103cを有する。中間スイッチ
104は、中間モードを示すLED104cを有する。
電源LED100cを有する。追泡スイッチ105は、
追泡処理を報知する追泡LED105cを有する。洗浄
スイッチ106は、洗浄処理を報知する洗浄LED10
6cを有する。泡質選択スイッチ101のさらっとスイ
ッチ102は、さらっと感を有する泡を生成するさらっ
とモードを示すLED102cを有する。しっとりスイ
ッチ103は、しっとり感を有する泡を生成するしっと
りモードを示すLED103cを有する。中間スイッチ
104は、中間モードを示すLED104cを有する。
【0035】制御パネル90の泡質選択スイッチ101
のうち、しっとりスイッチ103が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が長めで、タンク室40に供給す
る水の量がW3と多くなり、コンプレッサ82の出力が
C3(例えば100%)と大きくなり、洗剤ポンプ72
の駆動時間がP3(例えば12秒)と長めとなり、タン
ク室40に供給される洗剤の量が多くなるように予め設
定されており、これによりしっとり感を有する泡が得ら
れるように設定されている。しっとり感を有する泡を得
る場合には、一般的には、熱い入浴が好きな使用者、冬
季における使用、寒冷地における使用等が適するため、
タンク室40の水の温度がH3と高め(例えば60℃)
となるように設定されており、従って、給湯装置60の
加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ4
5の単位時間当たりの発熱量が大きめとなるように設定
されている。
のうち、しっとりスイッチ103が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が長めで、タンク室40に供給す
る水の量がW3と多くなり、コンプレッサ82の出力が
C3(例えば100%)と大きくなり、洗剤ポンプ72
の駆動時間がP3(例えば12秒)と長めとなり、タン
ク室40に供給される洗剤の量が多くなるように予め設
定されており、これによりしっとり感を有する泡が得ら
れるように設定されている。しっとり感を有する泡を得
る場合には、一般的には、熱い入浴が好きな使用者、冬
季における使用、寒冷地における使用等が適するため、
タンク室40の水の温度がH3と高め(例えば60℃)
となるように設定されており、従って、給湯装置60の
加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ4
5の単位時間当たりの発熱量が大きめとなるように設定
されている。
【0036】これに対して、制御パネル90の泡質選択
スイッチ101のうち、さらっとスイッチ102が操作
されると、給水バルブ66の開放時間が短めでタンク室
40に供給する水の量がW1と少なくなり、コンプレッ
サ82の出力がC1(例えば70%)と小さくなり、洗
剤ポンプ72の駆動時間がP1(例えば10秒)と短め
となり、タンク室40に供給される洗剤の量が少なくな
るように予め設定されており、さらっと感を有する泡が
得られるように設定されている。一般的には、さらっと
感を有する泡は、膜膜が薄くて水分量が相対的に少ない
ため、冷めやすく、ぬるい入浴が好きな使用者、あるい
は、夏季における使用、暖温地域における使用等に適す
るため、タンク室40の水の温度がH1と低め(例えば
50℃)となるように設定されており、従って、給湯装
置60の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンク
ヒータ45の単位時間当たりの発熱量が小さめとなるよ
うに設定されている。
スイッチ101のうち、さらっとスイッチ102が操作
されると、給水バルブ66の開放時間が短めでタンク室
40に供給する水の量がW1と少なくなり、コンプレッ
サ82の出力がC1(例えば70%)と小さくなり、洗
剤ポンプ72の駆動時間がP1(例えば10秒)と短め
となり、タンク室40に供給される洗剤の量が少なくな
るように予め設定されており、さらっと感を有する泡が
得られるように設定されている。一般的には、さらっと
感を有する泡は、膜膜が薄くて水分量が相対的に少ない
ため、冷めやすく、ぬるい入浴が好きな使用者、あるい
は、夏季における使用、暖温地域における使用等に適す
るため、タンク室40の水の温度がH1と低め(例えば
50℃)となるように設定されており、従って、給湯装
置60の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンク
ヒータ45の単位時間当たりの発熱量が小さめとなるよ
うに設定されている。
【0037】また制御パネル90の泡質選択スイッチ1
01のうち、中間スイッチ104が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が中間で、タンク室40に供給す
る水の量がW2と中間となり、コンプレッサ82の出力
がC2(例えば85%)と中間となり、洗剤ポンプ72
の駆動時間がP2と中間(例えば11秒)で、タンク室
40に供給される洗剤の量が中間となるように予め設定
されており、しっとり感とさらっと感との中間の泡が生
成されるように設定されている。中間スイッチ104が
操作される場合には、タンク室40の水の温度がH2と
中程度となるように設定されている。つまり、給湯装置
60の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒ
ータ45の単位時間当たりの発熱量が、さらっとスイッ
チ102の場合と、しっとりスイッチ103の場合との
中間となるように設定されている。
01のうち、中間スイッチ104が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が中間で、タンク室40に供給す
る水の量がW2と中間となり、コンプレッサ82の出力
がC2(例えば85%)と中間となり、洗剤ポンプ72
の駆動時間がP2と中間(例えば11秒)で、タンク室
40に供給される洗剤の量が中間となるように予め設定
されており、しっとり感とさらっと感との中間の泡が生
成されるように設定されている。中間スイッチ104が
操作される場合には、タンク室40の水の温度がH2と
中程度となるように設定されている。つまり、給湯装置
60の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒ
ータ45の単位時間当たりの発熱量が、さらっとスイッ
チ102の場合と、しっとりスイッチ103の場合との
中間となるように設定されている。
【0038】本実施例によれば、W1<W2<W3(後
述のt1<t2<t3)、P1<P2<P3、C1<C
2<C3、H1<H2<H3の関係とされている。これ
らのデータは制御装置9のメモリ93にプログラムとし
て格納されている。
述のt1<t2<t3)、P1<P2<P3、C1<C
2<C3、H1<H2<H3の関係とされている。これ
らのデータは制御装置9のメモリ93にプログラムとし
て格納されている。
【0039】使用者の好み、あるいは季節に応じて、あ
るいは使用地域、あるいは使用環境温度等に応じて、制
御パネル90の泡質選択スイッチ101のうち、さらっ
とスイッチ102、しっとりスイッチ103、中間スイ
ッチ104を使用者は選択する。
るいは使用地域、あるいは使用環境温度等に応じて、制
御パネル90の泡質選択スイッチ101のうち、さらっ
とスイッチ102、しっとりスイッチ103、中間スイ
ッチ104を使用者は選択する。
【0040】入浴の際には、まず制御パネル90の電源
スイッチ100を操作するとスタンバイ処理が実行され
る。即ち、電源LED100cを点灯すると共に、制御
装置9が給湯装置60の加熱部61の発熱量を制御する
ため、好みの温度の泡が得られる加熱水が給湯装置60
で生成される。そして、使用者の好みの泡質を有する泡
が生成されるように、泡質選択スイッチ101のうち、
さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ103、中
間スイッチ104のいずれかを使用者が選択する。さら
っとスイッチ102を選択して操作する場合には、さら
っと感を有する泡を生成するさらっとモードの準備中を
報知すべく、さらっとLED102cを点滅し、排水バ
ルブ68を閉塞すると共に給水バルブ66を開放する。
この結果、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給湯通
路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給す
る。更に洗剤ポンプ72を時間P1(例えば10秒)駆
動し、連通路71を介して洗剤をタンク室40に所定量
供給する。
スイッチ100を操作するとスタンバイ処理が実行され
る。即ち、電源LED100cを点灯すると共に、制御
装置9が給湯装置60の加熱部61の発熱量を制御する
ため、好みの温度の泡が得られる加熱水が給湯装置60
で生成される。そして、使用者の好みの泡質を有する泡
が生成されるように、泡質選択スイッチ101のうち、
さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ103、中
間スイッチ104のいずれかを使用者が選択する。さら
っとスイッチ102を選択して操作する場合には、さら
っと感を有する泡を生成するさらっとモードの準備中を
報知すべく、さらっとLED102cを点滅し、排水バ
ルブ68を閉塞すると共に給水バルブ66を開放する。
この結果、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給湯通
路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給す
る。更に洗剤ポンプ72を時間P1(例えば10秒)駆
動し、連通路71を介して洗剤をタンク室40に所定量
供給する。
【0041】タンク室40に貯留されている水の水位が
増加し、上側の第1水位センサ42が高水位を検知して
から時間t1経過後(t1=0)に、給水バルブ66を
閉塞し、タンク室40への給水を停止する。この状態で
は、さらっと感を有する泡を生成するさらっとモードに
適する必要量の加熱水及び洗剤がタンク室40に供給さ
れている。そして、さらっとLED102cを連続点灯
させ、さらっとモードのスタンバイ終了を使用者に報知
する。
増加し、上側の第1水位センサ42が高水位を検知して
から時間t1経過後(t1=0)に、給水バルブ66を
閉塞し、タンク室40への給水を停止する。この状態で
は、さらっと感を有する泡を生成するさらっとモードに
適する必要量の加熱水及び洗剤がタンク室40に供給さ
れている。そして、さらっとLED102cを連続点灯
させ、さらっとモードのスタンバイ終了を使用者に報知
する。
【0042】なお本実施例においては、下側の第2水位
センサ43がタンク室40の水位を検知したら、タンク
ヒータ45を駆動させ、タンク室40の洗剤を含むタン
ク室40の水を加熱して温度H1(例えば50℃)に保
温維持している。
センサ43がタンク室40の水位を検知したら、タンク
ヒータ45を駆動させ、タンク室40の洗剤を含むタン
ク室40の水を加熱して温度H1(例えば50℃)に保
温維持している。
【0043】上記したようにスタンバイが終了した後、
制御装置9はコンプレッサ82を所定の出力C1(例え
ば出力70%)で駆動し、空気を空気供給通路83を経
てタンク室40のバブリンク管81に供給する。これに
よりバブリング管81の空気噴出孔80から空気がタン
ク室40の洗剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む
加熱水においてバブリングが発生する。バブリングによ
り生成された泡がタンク室40の水面上に移行する。即
ち、タンク室40の下部は、洗剤を含む加熱水が貯留さ
れている水滞留空間40Nとされると共に、タンク室4
0の上部は、泡が貯留されている泡滞留空間40Wとさ
れる。生成された暖かい泡(温泡)は、第1泡吐出口5
1cを経て第1泡供給ダクト51に移行し、第2泡吐出
口52cを経て第2泡供給ダクト52に移行し、第3泡
吐出口53cを経て第3泡供給ダクト53に移行する。
そして、第1泡供給ダクト51の第1泡吹出口51a、
第2泡供給ダクト52の第2泡吹出口52a、第3泡供
給ダクト53の第3泡吹出口53aから槽1の槽空間1
a内に供給され、暖かい泡(温泡)で槽1の槽空間1a
内が満たされる。このため槽1の槽空間1aに供給され
た暖かい泡で、槽1内の身体は暖められると共に、身体
は洗浄可能となる。なお槽1に貯留される泡の平均サイ
ズは一般的には0.5〜40ミリメートル、殊に1〜2
0ミリメートル、2〜15ミリメートルとすることがで
きるが、これらに限定されるものではない。
制御装置9はコンプレッサ82を所定の出力C1(例え
ば出力70%)で駆動し、空気を空気供給通路83を経
てタンク室40のバブリンク管81に供給する。これに
よりバブリング管81の空気噴出孔80から空気がタン
ク室40の洗剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む
加熱水においてバブリングが発生する。バブリングによ
り生成された泡がタンク室40の水面上に移行する。即
ち、タンク室40の下部は、洗剤を含む加熱水が貯留さ
れている水滞留空間40Nとされると共に、タンク室4
0の上部は、泡が貯留されている泡滞留空間40Wとさ
れる。生成された暖かい泡(温泡)は、第1泡吐出口5
1cを経て第1泡供給ダクト51に移行し、第2泡吐出
口52cを経て第2泡供給ダクト52に移行し、第3泡
吐出口53cを経て第3泡供給ダクト53に移行する。
そして、第1泡供給ダクト51の第1泡吹出口51a、
第2泡供給ダクト52の第2泡吹出口52a、第3泡供
給ダクト53の第3泡吹出口53aから槽1の槽空間1
a内に供給され、暖かい泡(温泡)で槽1の槽空間1a
内が満たされる。このため槽1の槽空間1aに供給され
た暖かい泡で、槽1内の身体は暖められると共に、身体
は洗浄可能となる。なお槽1に貯留される泡の平均サイ
ズは一般的には0.5〜40ミリメートル、殊に1〜2
0ミリメートル、2〜15ミリメートルとすることがで
きるが、これらに限定されるものではない。
【0044】タンク室40の泡が槽1の槽空間1aに供
給されるにつれてタンク室40の水位が次第に低下す
る。タンク室40の水位が低下して第2水位センサ43
が低水位を検知したら、制御装置9はコンプレッサ82
を停止させて泡の生成及び吐出を停止する。
給されるにつれてタンク室40の水位が次第に低下す
る。タンク室40の水位が低下して第2水位センサ43
が低水位を検知したら、制御装置9はコンプレッサ82
を停止させて泡の生成及び吐出を停止する。
【0045】その後、タンク室40への第2回目の水の
供給及び洗剤の供給を行うべく、制御装置9は給水バル
ブ66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温
度の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P1
(例えば10秒)駆動して洗剤をタンク室40に所定量
供給する。上側の第1水位センサ42がタンク室40の
高水位を検知した後から時間t1後(t1=0)に、給
水バルブ66を閉塞し、タンク室40への給水を停止す
る。更にタンクヒータ45を駆動させ、タンク室40の
洗剤を含む加熱水を加熱し、その加熱水を温度H1(例
えば50℃)に保温する。なおこの場合においても、下
側の第2水位センサ43がタンク室40の水位を検知し
たら、タンクヒータ45を駆動させてタンク室40の洗
剤を含むタンク室40の水を加熱して温度H1(例えば
50℃)に保温維持している。
供給及び洗剤の供給を行うべく、制御装置9は給水バル
ブ66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温
度の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P1
(例えば10秒)駆動して洗剤をタンク室40に所定量
供給する。上側の第1水位センサ42がタンク室40の
高水位を検知した後から時間t1後(t1=0)に、給
水バルブ66を閉塞し、タンク室40への給水を停止す
る。更にタンクヒータ45を駆動させ、タンク室40の
洗剤を含む加熱水を加熱し、その加熱水を温度H1(例
えば50℃)に保温する。なおこの場合においても、下
側の第2水位センサ43がタンク室40の水位を検知し
たら、タンクヒータ45を駆動させてタンク室40の洗
剤を含むタンク室40の水を加熱して温度H1(例えば
50℃)に保温維持している。
【0046】泡を槽1の槽空間1aに追加的に供給する
場合には、追泡処理を行うべく、制御パネル90の追泡
スイッチ105を使用者が操作する。すると、追泡処理
の実行を報知すべく泡泡LED105cを点灯させる。
更に、さらっとスイッチ102が直前に操作されていた
場合には、コンプレッサ82は出力はC1(例えば70
%)で駆動する。中間スイッチ104が直前に操作され
ていた場合には、コンプレッサ82は出力はC2(例え
ば85%)で駆動する。しっとりスイッチ103が直前
に操作されていた場合には、コンプレッサ82は出力は
C3(例えば100%)で駆動する。これによりタンク
室40で泡が追加的に生成されると共に、追加的に生成
された泡は、前述同様に、第1泡吐出口51cを経て第
1泡供給ダクト51に移行し、第2泡吐出口52cを経
て第2泡供給ダクト5に移行し、第3泡吐出口53cを
経て第3泡供給ダクト53に移行する。そして、第1泡
供給ダクト51の第1泡吹出口51a、第2泡供給ダク
ト52の第2泡吹出口52a、第3泡供給ダクト53の
第3泡吹出口53aから槽1の槽空間1a内に追加的に
供給される。上記した追泡処理を終了する場合には、制
御パネル90の追泡スイッチ105を使用者が再び操作
する。すると追泡LED105cを消灯し、コンプレッ
サ82をオフとして停止させ、槽1への泡の供給を停止
する。
場合には、追泡処理を行うべく、制御パネル90の追泡
スイッチ105を使用者が操作する。すると、追泡処理
の実行を報知すべく泡泡LED105cを点灯させる。
更に、さらっとスイッチ102が直前に操作されていた
場合には、コンプレッサ82は出力はC1(例えば70
%)で駆動する。中間スイッチ104が直前に操作され
ていた場合には、コンプレッサ82は出力はC2(例え
ば85%)で駆動する。しっとりスイッチ103が直前
に操作されていた場合には、コンプレッサ82は出力は
C3(例えば100%)で駆動する。これによりタンク
室40で泡が追加的に生成されると共に、追加的に生成
された泡は、前述同様に、第1泡吐出口51cを経て第
1泡供給ダクト51に移行し、第2泡吐出口52cを経
て第2泡供給ダクト5に移行し、第3泡吐出口53cを
経て第3泡供給ダクト53に移行する。そして、第1泡
供給ダクト51の第1泡吹出口51a、第2泡供給ダク
ト52の第2泡吹出口52a、第3泡供給ダクト53の
第3泡吹出口53aから槽1の槽空間1a内に追加的に
供給される。上記した追泡処理を終了する場合には、制
御パネル90の追泡スイッチ105を使用者が再び操作
する。すると追泡LED105cを消灯し、コンプレッ
サ82をオフとして停止させ、槽1への泡の供給を停止
する。
【0047】入浴の際に、さらっとスイッチ102では
なく、しっとりスイッチ103が選択されて操作された
場合においても、基本的には前述同様な手順で制御が実
行される。即ち、しっとりスイッチ103を選択して操
作する場合には、しっとりLED103cを点滅し、排
水バルブ68を閉塞すると共に給水バルブ66を開放す
る。この結果、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給
湯通路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給
する。更に洗剤ポンプ72を時間P3(例えば12秒:
P1<P2<P3)駆動し、連通路71を介して洗剤を
タンク室40に所定量供給する。タンク室40に貯留さ
れている水の水位が増加し、第2水位センサ43がオン
して高水位を検知した後から時間t3後(t3=10
秒:t1<t2<t3)に、給水バルブ66を閉塞し、
タンク室40への給水を停止する。この状態では、しっ
とり感を有する泡を生成するしっとりモードに適する必
要量の加熱水及び洗剤がタンク室40に供給されてい
る。そして、しっとりLED103cを連続点灯させ、
しっとりモードのスタンバイ終了を使用者に報知する。
なお、本実施例においては、下側の第2水位センサ43
がタンク室40の水位を検知したら、タンクヒータ45
を駆動させてタンク室40の洗剤を含むタンク室40の
水を加熱して温度H3(例えば60℃:H1<H2<H
3)に保温維持している。
なく、しっとりスイッチ103が選択されて操作された
場合においても、基本的には前述同様な手順で制御が実
行される。即ち、しっとりスイッチ103を選択して操
作する場合には、しっとりLED103cを点滅し、排
水バルブ68を閉塞すると共に給水バルブ66を開放す
る。この結果、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給
湯通路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給
する。更に洗剤ポンプ72を時間P3(例えば12秒:
P1<P2<P3)駆動し、連通路71を介して洗剤を
タンク室40に所定量供給する。タンク室40に貯留さ
れている水の水位が増加し、第2水位センサ43がオン
して高水位を検知した後から時間t3後(t3=10
秒:t1<t2<t3)に、給水バルブ66を閉塞し、
タンク室40への給水を停止する。この状態では、しっ
とり感を有する泡を生成するしっとりモードに適する必
要量の加熱水及び洗剤がタンク室40に供給されてい
る。そして、しっとりLED103cを連続点灯させ、
しっとりモードのスタンバイ終了を使用者に報知する。
なお、本実施例においては、下側の第2水位センサ43
がタンク室40の水位を検知したら、タンクヒータ45
を駆動させてタンク室40の洗剤を含むタンク室40の
水を加熱して温度H3(例えば60℃:H1<H2<H
3)に保温維持している。
【0048】上記したようにしっとりモードのスタンバ
イが終了した後、制御装置9はコンプレッサ82を所定
の出力C3(例えば出力100%:C1<C2<C3)
で駆動し、空気を空気供給通路83を経てタンク室40
のバブリンク管81に供給する。これによりバブリング
管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の洗剤
を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水において
バブリングが発生する。バブリングにより生成された泡
がタンク室40の水面上に移行する。即ち、タンク室4
0の下部は、洗剤を含む加熱水が貯留されている水滞留
空間40Nとされると共に、タンク室40の上部は、泡
が貯留されている泡滞留空間40Wとされる。
イが終了した後、制御装置9はコンプレッサ82を所定
の出力C3(例えば出力100%:C1<C2<C3)
で駆動し、空気を空気供給通路83を経てタンク室40
のバブリンク管81に供給する。これによりバブリング
管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の洗剤
を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水において
バブリングが発生する。バブリングにより生成された泡
がタンク室40の水面上に移行する。即ち、タンク室4
0の下部は、洗剤を含む加熱水が貯留されている水滞留
空間40Nとされると共に、タンク室40の上部は、泡
が貯留されている泡滞留空間40Wとされる。
【0049】生成された泡は前記したように第1泡供給
ダクト51、第2泡供給ダクト52、第3泡供給ダクト
53を経て、槽1の槽空間1a内に供給され、暖かい泡
で槽1の槽空間1a内が満たされる。槽空間1a内は暖
かい泡で充満されており、水は基本的には槽空間1a内
には収容されていない。槽1の槽空間1aに供給された
暖かい泡で、槽1内の身体は暖められると共に、身体は
洗浄可能となる。
ダクト51、第2泡供給ダクト52、第3泡供給ダクト
53を経て、槽1の槽空間1a内に供給され、暖かい泡
で槽1の槽空間1a内が満たされる。槽空間1a内は暖
かい泡で充満されており、水は基本的には槽空間1a内
には収容されていない。槽1の槽空間1aに供給された
暖かい泡で、槽1内の身体は暖められると共に、身体は
洗浄可能となる。
【0050】しっとりモードにおいても、タンク室40
の泡が槽1の槽空間1aに供給されるにつれてタンク室
40の水位が次第に低下する。タンク室40の水位が低
下し、下側の第2水位スイッチ43が低水位を検知した
ら、コンプレッサ82を停止させて泡の生成及び吐出を
停止する。その後、タンク室40への第2回目の水の供
給及び洗剤の供給を行うべく、制御装置9は給水バルブ
66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温度
の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室40
に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P3(例
えば12秒)駆動して洗剤をタンク室40に所定量供給
する。第2水位センサ43がオンしてタンク4の高水位
を検知した後から時間t3後(t3=10秒:t1<t
2<t3)に、給水バルブ66を閉塞し、タンク室40
への給水を停止する。なお、第2水位センサ43がタン
ク室40のある程度の水位を検知したら、タンクヒータ
45を駆動させてタンク室40の洗剤を含むタンク室4
0の水を加熱して温度H3(例えば60℃)に保温維持
している。追泡処理については、さらっとモードの場合
と同様である。
の泡が槽1の槽空間1aに供給されるにつれてタンク室
40の水位が次第に低下する。タンク室40の水位が低
下し、下側の第2水位スイッチ43が低水位を検知した
ら、コンプレッサ82を停止させて泡の生成及び吐出を
停止する。その後、タンク室40への第2回目の水の供
給及び洗剤の供給を行うべく、制御装置9は給水バルブ
66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温度
の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室40
に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P3(例
えば12秒)駆動して洗剤をタンク室40に所定量供給
する。第2水位センサ43がオンしてタンク4の高水位
を検知した後から時間t3後(t3=10秒:t1<t
2<t3)に、給水バルブ66を閉塞し、タンク室40
への給水を停止する。なお、第2水位センサ43がタン
ク室40のある程度の水位を検知したら、タンクヒータ
45を駆動させてタンク室40の洗剤を含むタンク室4
0の水を加熱して温度H3(例えば60℃)に保温維持
している。追泡処理については、さらっとモードの場合
と同様である。
【0051】泡質選択スイッチ101のうち中間スイッ
チ104が選択されて操作された場合においても、基本
的には前述同様な手順で制御が実行される。従って制御
装置9は給水バルブ66を開放し、前述同様に、給湯装
置60の所望の温度の加熱水を給湯通路63を経てタン
ク4のタンク室40に供給する。このとき第2水位セン
サ43がオンしてタンク室40の高水位を検知した後か
ら時間t2後(t2=5秒:t1<t2<t3)に、給
水バルブ66を閉塞し、タンク室40への給水を停止す
る。上記したように中間スイッチ104が操作された場
合には、洗剤ポンプ72の駆動時間はP2(例えば11
秒:P1<P2<P3)に設定されており、しっとりス
イッチ103が操作された場合とさらっとスイッチ10
2が操作された場合との中間の洗剤の量が、タンク室4
0に供給される。またコンプレッサ82の出力はC2
(例えば85%:C1<C2<C3)に設定されてお
り、しっとりスイッチ103が操作された場合とさらっ
とスイッチ102が操作された場合との中間の空気量
(単位時間当たり空気量)がタンク室40に供給され、
しっとり感とさらっと感との中間の泡が生成されて槽1
に供給される。追泡処理については、さらっとモードの
場合と同様である。
チ104が選択されて操作された場合においても、基本
的には前述同様な手順で制御が実行される。従って制御
装置9は給水バルブ66を開放し、前述同様に、給湯装
置60の所望の温度の加熱水を給湯通路63を経てタン
ク4のタンク室40に供給する。このとき第2水位セン
サ43がオンしてタンク室40の高水位を検知した後か
ら時間t2後(t2=5秒:t1<t2<t3)に、給
水バルブ66を閉塞し、タンク室40への給水を停止す
る。上記したように中間スイッチ104が操作された場
合には、洗剤ポンプ72の駆動時間はP2(例えば11
秒:P1<P2<P3)に設定されており、しっとりス
イッチ103が操作された場合とさらっとスイッチ10
2が操作された場合との中間の洗剤の量が、タンク室4
0に供給される。またコンプレッサ82の出力はC2
(例えば85%:C1<C2<C3)に設定されてお
り、しっとりスイッチ103が操作された場合とさらっ
とスイッチ102が操作された場合との中間の空気量
(単位時間当たり空気量)がタンク室40に供給され、
しっとり感とさらっと感との中間の泡が生成されて槽1
に供給される。追泡処理については、さらっとモードの
場合と同様である。
【0052】次に洗浄モード処理について説明を加え
る。上記したようにした泡式の入浴が完了すると、タン
ク室40には泡、洗剤を含む加熱水が残留していること
がある。そこでこれらを洗浄除去するために、制御パネ
ル90の洗浄スイッチ106が操作される。すると、タ
ンクヒータ45をオフとした状態で、洗浄モードの実行
中を報知すべく洗浄LED106cが点滅を開始し、制
御装置9は、排水バルブ68を閉塞すると共に給水バル
ブ66を開放し、給湯装置60から水(加熱水でも冷水
でも良い)を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に供給する。上側の第1水位センサ42がタンク室4
0の高水位を検知した後、給水バルブ66を閉塞して給
水を停止する。次に、コンプレッサ82を所定時間駆動
して空気をタンク室40のバブリンク管81に所定時間
供給する。これによりバブリング管81の空気噴出孔8
0から空気がタンク室40の水に吹き込まれ、バブリン
グが発生し、タンク室40内が洗浄される。その後に制
御装置9は排水バルブ68を開放し、タンク室40の水
を排水通路67からタンク4の外方に排出する。
る。上記したようにした泡式の入浴が完了すると、タン
ク室40には泡、洗剤を含む加熱水が残留していること
がある。そこでこれらを洗浄除去するために、制御パネ
ル90の洗浄スイッチ106が操作される。すると、タ
ンクヒータ45をオフとした状態で、洗浄モードの実行
中を報知すべく洗浄LED106cが点滅を開始し、制
御装置9は、排水バルブ68を閉塞すると共に給水バル
ブ66を開放し、給湯装置60から水(加熱水でも冷水
でも良い)を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に供給する。上側の第1水位センサ42がタンク室4
0の高水位を検知した後、給水バルブ66を閉塞して給
水を停止する。次に、コンプレッサ82を所定時間駆動
して空気をタンク室40のバブリンク管81に所定時間
供給する。これによりバブリング管81の空気噴出孔8
0から空気がタンク室40の水に吹き込まれ、バブリン
グが発生し、タンク室40内が洗浄される。その後に制
御装置9は排水バルブ68を開放し、タンク室40の水
を排水通路67からタンク4の外方に排出する。
【0053】タンク室40の水位が低下したことを下側
の第2水位センサ43が検知したら、所定時間経過後に
洗浄LED106cを消灯させ、洗浄モード処理が終了
したことを報知する。なお上記した洗浄モード処理の場
合には、バブリングを行わず、水をタンク室40に充満
させる、充満後に排水バルブ68を開放してタンク室4
0内の水をタンク4の外方に排出させることにしても良
い。
の第2水位センサ43が検知したら、所定時間経過後に
洗浄LED106cを消灯させ、洗浄モード処理が終了
したことを報知する。なお上記した洗浄モード処理の場
合には、バブリングを行わず、水をタンク室40に充満
させる、充満後に排水バルブ68を開放してタンク室4
0内の水をタンク4の外方に排出させることにしても良
い。
【0054】また泡式入浴が終了した場合には、槽1内
に泡が残留していることがある。この場合には、槽洗浄
処理を行うことが好ましい。即ち、給湯装置60からの
水(加熱水でも冷水でも良い)をシャワー装置12に供
給し、シャワー装置12の噴出孔12aから水を噴出さ
せ、槽1内に残留していた泡を洗浄除去する。シャワー
装置12は槽残留泡除去手段として機能できる。このよ
うな槽洗浄処理は、洗浄スイッチ106の操作に基づい
て、タンク室40の洗浄と共に、制御装置9が自動的に
実行しても良いし、あるいは、使用者の直接操作に基づ
いて実行しても良い。
に泡が残留していることがある。この場合には、槽洗浄
処理を行うことが好ましい。即ち、給湯装置60からの
水(加熱水でも冷水でも良い)をシャワー装置12に供
給し、シャワー装置12の噴出孔12aから水を噴出さ
せ、槽1内に残留していた泡を洗浄除去する。シャワー
装置12は槽残留泡除去手段として機能できる。このよ
うな槽洗浄処理は、洗浄スイッチ106の操作に基づい
て、タンク室40の洗浄と共に、制御装置9が自動的に
実行しても良いし、あるいは、使用者の直接操作に基づ
いて実行しても良い。
【0055】以上説明したように本実施例によれば、暖
かい泡を用いた泡式入浴システムを採用しているため、
水圧による圧迫や急激な温度伝達を避けることができ、
血管の弱った高齢者ばかりか、一般人にも適する。本実
施例によれば、膜厚が厚くて流動性、保温性があるしっ
とり感を有する泡、膜厚が薄くて流動性、保温性が少な
いさらっと感を有する泡、これらの中間の泡を適宜生成
することができるため、様々な使用者に適応し易い泡式
入浴システムを提供することができる。
かい泡を用いた泡式入浴システムを採用しているため、
水圧による圧迫や急激な温度伝達を避けることができ、
血管の弱った高齢者ばかりか、一般人にも適する。本実
施例によれば、膜厚が厚くて流動性、保温性があるしっ
とり感を有する泡、膜厚が薄くて流動性、保温性が少な
いさらっと感を有する泡、これらの中間の泡を適宜生成
することができるため、様々な使用者に適応し易い泡式
入浴システムを提供することができる。
【0056】(フローチャート)前記した第1実施例に
係る泡質制御処理に関し、CPU92が行う代表的な制
御形態を図7、図8に示す。図7に示すように、泡質選
択スイッチ101のうち、さらっとスイッチ102、し
っとりスイッチ103、中間スイッチ104の操作状況
をCPU92が読み込み、いずれのスイッチが選択され
ているかを判定する(ステップS102,104)。さ
らっとスイッチ102が操作されてさらっとモードが選
択されているときには、ステップS106に進み、タン
ク4の上側の第1水位センサ42が高水位を検知してか
ら給水バルブ66を閉塞するまでの時間tをt1(t1
=0)に設定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間Pを
P1(例えば10秒)に設定する。またコンプレッサ8
2の出力CをC1(例えば出力70%)に設定する。ま
たタンク室40の水の温度HをH1(例えば50℃)に
設定する。
係る泡質制御処理に関し、CPU92が行う代表的な制
御形態を図7、図8に示す。図7に示すように、泡質選
択スイッチ101のうち、さらっとスイッチ102、し
っとりスイッチ103、中間スイッチ104の操作状況
をCPU92が読み込み、いずれのスイッチが選択され
ているかを判定する(ステップS102,104)。さ
らっとスイッチ102が操作されてさらっとモードが選
択されているときには、ステップS106に進み、タン
ク4の上側の第1水位センサ42が高水位を検知してか
ら給水バルブ66を閉塞するまでの時間tをt1(t1
=0)に設定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間Pを
P1(例えば10秒)に設定する。またコンプレッサ8
2の出力CをC1(例えば出力70%)に設定する。ま
たタンク室40の水の温度HをH1(例えば50℃)に
設定する。
【0057】中間スイッチ104が操作されて中間モー
ドが選択されているときには、ステップS108に進
み、タンク4の上側の第1水位センサ42が高水位を検
知してから給水バルブ66を閉塞するまでの時間tをt
2(t2=5秒)に設定する。また洗剤ポンプ72の駆
動時間PをP2(例えば11秒)に設定する。またコン
プレッサ82の出力CをC2(例えば出力85%)に設
定する。またタンク室40の水の温度HをH2(例えば
55℃)に設定する。
ドが選択されているときには、ステップS108に進
み、タンク4の上側の第1水位センサ42が高水位を検
知してから給水バルブ66を閉塞するまでの時間tをt
2(t2=5秒)に設定する。また洗剤ポンプ72の駆
動時間PをP2(例えば11秒)に設定する。またコン
プレッサ82の出力CをC2(例えば出力85%)に設
定する。またタンク室40の水の温度HをH2(例えば
55℃)に設定する。
【0058】またしっとりスイッチ103が操作されて
しっとりモードが選択されているときには、ステップS
110に進み、タンク4の上側の第1水位センサ42が
高水位を検知してから給水バルブ66を閉塞するまでの
時間tをt3(t1=10秒)に設定する。また洗剤ポ
ンプ72の駆動時間PをP3(例えば12秒)に設定す
る。またコンプレッサ82の出力CをC3(例えば出力
100%)に設定する。またタンク室40の水の温度H
をH3(例えば55℃)に設定する。ここで本実施例に
よれば、前述から理解できるように、t1<t2<t
3、P1<P2<P3、C1<C2<C3、H1<H2
<H3の関係とされている。
しっとりモードが選択されているときには、ステップS
110に進み、タンク4の上側の第1水位センサ42が
高水位を検知してから給水バルブ66を閉塞するまでの
時間tをt3(t1=10秒)に設定する。また洗剤ポ
ンプ72の駆動時間PをP3(例えば12秒)に設定す
る。またコンプレッサ82の出力CをC3(例えば出力
100%)に設定する。またタンク室40の水の温度H
をH3(例えば55℃)に設定する。ここで本実施例に
よれば、前述から理解できるように、t1<t2<t
3、P1<P2<P3、C1<C2<C3、H1<H2
<H3の関係とされている。
【0059】従って上記したステップS106,S10
8,S110は、泡を生成するタンク4に供給する水の
量を調整する水量調整手段と、泡を生成するタンク4に
供給する空気量を調整する空気量調整手段と、泡を生成
するタンク4に供給する洗剤の量を調整する洗剤量調整
手段と、泡を生成するタンク4に供給する水の温度を調
整する水温調整手段として機能することができる。
8,S110は、泡を生成するタンク4に供給する水の
量を調整する水量調整手段と、泡を生成するタンク4に
供給する空気量を調整する空気量調整手段と、泡を生成
するタンク4に供給する洗剤の量を調整する洗剤量調整
手段と、泡を生成するタンク4に供給する水の温度を調
整する水温調整手段として機能することができる。
【0060】そして本実施例によれば、ステップS12
0に進み、排水バルブ68を閉塞すると共に給水バルブ
66を開放し、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給
湯通路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給
する。更に洗剤ポンプ72を時間P駆動し、連通路71
を介して洗剤をタンク室40に所定量供給する。給水に
伴いタンク室40に貯留されている水の水位が増加し、
下側の第2水位センサ43が水位を検知するか否か判定
する(ステップS122)。下側の第2水位センサ43
が水位を検知すると、タンク室40には水がある程度貯
留されており、タンク室40の空だきは防止されるた
め、制御装置9はタンクヒータ45を駆動させて発熱さ
せる(ステップS126)。そしてタンク室40への給
水につれてタンク室40の水位が次第に増加する。この
ため、タンク室40の水位が高水位であるか否かを、上
側の第1水位センサ42の信号に基づいて判定する(ス
テップS126)。タンク室40の水位が高水位である
と判定されたら、時間t後に、給水バルブ66を閉塞
し、タンク室40への給水を停止する(ステップS12
8)。次にコンプレッサ82を出力Cで駆動し(ステッ
プS130)、空気を空気供給通路83を経てタンク室
40のバブリンク管81に供給する。これによりバブリ
ング管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の
洗剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水にお
いてバブリングが発生する。バブリングにより生成され
た泡が第1泡供給ダクト5、第2泡供給ダクト5、第3
泡供給ダクト5を経て槽1の槽空間1a内に供給され
る。
0に進み、排水バルブ68を閉塞すると共に給水バルブ
66を開放し、給湯装置60の所望の温度の加熱水を給
湯通路63を経てタンク4のタンク室40に所定量供給
する。更に洗剤ポンプ72を時間P駆動し、連通路71
を介して洗剤をタンク室40に所定量供給する。給水に
伴いタンク室40に貯留されている水の水位が増加し、
下側の第2水位センサ43が水位を検知するか否か判定
する(ステップS122)。下側の第2水位センサ43
が水位を検知すると、タンク室40には水がある程度貯
留されており、タンク室40の空だきは防止されるた
め、制御装置9はタンクヒータ45を駆動させて発熱さ
せる(ステップS126)。そしてタンク室40への給
水につれてタンク室40の水位が次第に増加する。この
ため、タンク室40の水位が高水位であるか否かを、上
側の第1水位センサ42の信号に基づいて判定する(ス
テップS126)。タンク室40の水位が高水位である
と判定されたら、時間t後に、給水バルブ66を閉塞
し、タンク室40への給水を停止する(ステップS12
8)。次にコンプレッサ82を出力Cで駆動し(ステッ
プS130)、空気を空気供給通路83を経てタンク室
40のバブリンク管81に供給する。これによりバブリ
ング管81の空気噴出孔80から空気がタンク室40の
洗剤を含む加熱水に吹き込まれ、洗剤を含む加熱水にお
いてバブリングが発生する。バブリングにより生成され
た泡が第1泡供給ダクト5、第2泡供給ダクト5、第3
泡供給ダクト5を経て槽1の槽空間1a内に供給され
る。
【0061】タンク室40の泡が槽1の槽空間1aに供
給されるにつれてタンク室40の水位が次第に低下す
る。タンク室40の水位が低下し、下側の第2水位セン
サ43が低水位を検知したら(ステップS132)、ス
テップS134に進み、コンプレッサ82を停止させて
泡の生成及び吐出を停止する。更にタンク室40への第
2回目の水の供給及び洗剤の供給を行うべく、給水バル
ブ66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温
度の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P駆動
して洗剤をタンク室40に供給する。そして、タンク4
の水位が高水位であるか否かを判定する(ステップS1
36)。タンク4の水位が高水位であれば、高水位を検
知してから時間t後に給水バルブ66を閉塞し、タンク
室40への給水を停止する(ステップS138)。更に
ステップS140に進み、追泡スイッチ105が操作さ
れているか否か判定する(ステップS140)。追泡ス
イッチ105が操作されていれば、追泡処理に移行する
(ステップS142)。なお、フローチャートは上記し
た形態に限定されるものではないことは、勿論である。
給されるにつれてタンク室40の水位が次第に低下す
る。タンク室40の水位が低下し、下側の第2水位セン
サ43が低水位を検知したら(ステップS132)、ス
テップS134に進み、コンプレッサ82を停止させて
泡の生成及び吐出を停止する。更にタンク室40への第
2回目の水の供給及び洗剤の供給を行うべく、給水バル
ブ66を開放し、前述同様に、給湯装置60の所望の温
度の加熱水を給湯通路63を経てタンク4のタンク室4
0に所定量供給する。更に洗剤ポンプ72を時間P駆動
して洗剤をタンク室40に供給する。そして、タンク4
の水位が高水位であるか否かを判定する(ステップS1
36)。タンク4の水位が高水位であれば、高水位を検
知してから時間t後に給水バルブ66を閉塞し、タンク
室40への給水を停止する(ステップS138)。更に
ステップS140に進み、追泡スイッチ105が操作さ
れているか否か判定する(ステップS140)。追泡ス
イッチ105が操作されていれば、追泡処理に移行する
(ステップS142)。なお、フローチャートは上記し
た形態に限定されるものではないことは、勿論である。
【0062】(第2実施例)以下、本発明の第2実施例
について説明する。第2実施例は第1実施例と基本的に
は同様の構成であり、第2実施例は基本的には同様の作
用効果を奏する。本実施例は、第1実施例に係る図1〜
図8を準用することができる。本実施例によれば、図9
に示すように、制御パネル90に、電源スイッチ10
0、さらっとスイッチ102、中間スイッチ104、し
っとりスイッチ103、追泡スイッチ105、洗浄スイ
ッチ106と共に設けられており、制御装置9の入力処
理回路91に信号線を介して接続されている。更に制御
パネル90には、泡の温度を微調整する温度補正スイッ
チ108、洗剤量を微調整する洗剤量補正スイッチ10
9が設けられている。
について説明する。第2実施例は第1実施例と基本的に
は同様の構成であり、第2実施例は基本的には同様の作
用効果を奏する。本実施例は、第1実施例に係る図1〜
図8を準用することができる。本実施例によれば、図9
に示すように、制御パネル90に、電源スイッチ10
0、さらっとスイッチ102、中間スイッチ104、し
っとりスイッチ103、追泡スイッチ105、洗浄スイ
ッチ106と共に設けられており、制御装置9の入力処
理回路91に信号線を介して接続されている。更に制御
パネル90には、泡の温度を微調整する温度補正スイッ
チ108、洗剤量を微調整する洗剤量補正スイッチ10
9が設けられている。
【0063】温度補正スイッチ108が使用者により操
作されると、給湯装置60の加熱部61及びタンクヒー
タ45のうちの少なくとも一方の発熱量が可変的に制御
されるため、タンク室40の水温が調整され、泡の温度
が微調整される。従って温度補正スイッチ108は、槽
1に貯留される泡の温度を微調整する泡温度微調整手段
として機能できる。このように温度補正スイッチ108
で泡の温度を調整すれば、冬季において泡を更に熱めに
したり、夏季において泡を更にぬるめにしたりでき、使
用者の好みに一層適する。
作されると、給湯装置60の加熱部61及びタンクヒー
タ45のうちの少なくとも一方の発熱量が可変的に制御
されるため、タンク室40の水温が調整され、泡の温度
が微調整される。従って温度補正スイッチ108は、槽
1に貯留される泡の温度を微調整する泡温度微調整手段
として機能できる。このように温度補正スイッチ108
で泡の温度を調整すれば、冬季において泡を更に熱めに
したり、夏季において泡を更にぬるめにしたりでき、使
用者の好みに一層適する。
【0064】洗剤量補正スイッチ109が使用者により
操作されると、洗剤をタンク室40に供給する洗剤ポン
プ72の駆動時間が可変的に微調整され、タンク室40
に供給される洗剤量が多めまたは少なめに微調整され
る。従って洗剤量補正スイッチ109は、泡を生成する
ための洗剤量を微調整して泡質を微調整する洗剤量微調
整手段として機能できる。
操作されると、洗剤をタンク室40に供給する洗剤ポン
プ72の駆動時間が可変的に微調整され、タンク室40
に供給される洗剤量が多めまたは少なめに微調整され
る。従って洗剤量補正スイッチ109は、泡を生成する
ための洗剤量を微調整して泡質を微調整する洗剤量微調
整手段として機能できる。
【0065】(第3実施例)以下、本発明の第3実施例
について図10及び図11を参照して説明する。第3実
施例は第1実施例と基本的には同様の構成であり、基本
的には同様の作用効果を奏する。本実施例は、第1実施
例に係る図1〜図5を準用することができる。図10は
制御装置9の一部である制御パネル90Bを示す。図1
0に示すように、制御パネル90Bは、電源スイッチ1
00と、スタートストップスイッチ120、洗浄スイッ
チ106と、泡質選択スイッチ101とを有する。泡質
選択スイッチ101は、夏季に適するさらっと感を有す
る泡を生成するための夏モードスイッチ121(第1実
施例におけるさらっとスイッチ102に相当)、冬季に
適するしっとり感を有する泡を選択するための冬モード
スイッチ122(第1実施例におけるしっとりスイッチ
103に相当)、春季または秋季に適する泡を生成する
ための春秋モードスイッチ123(第1実施例における
中間スイッチ104に相当)とを有する。これらは、季
節を選択する季節モードスイッチとして機能することが
できる。
について図10及び図11を参照して説明する。第3実
施例は第1実施例と基本的には同様の構成であり、基本
的には同様の作用効果を奏する。本実施例は、第1実施
例に係る図1〜図5を準用することができる。図10は
制御装置9の一部である制御パネル90Bを示す。図1
0に示すように、制御パネル90Bは、電源スイッチ1
00と、スタートストップスイッチ120、洗浄スイッ
チ106と、泡質選択スイッチ101とを有する。泡質
選択スイッチ101は、夏季に適するさらっと感を有す
る泡を生成するための夏モードスイッチ121(第1実
施例におけるさらっとスイッチ102に相当)、冬季に
適するしっとり感を有する泡を選択するための冬モード
スイッチ122(第1実施例におけるしっとりスイッチ
103に相当)、春季または秋季に適する泡を生成する
ための春秋モードスイッチ123(第1実施例における
中間スイッチ104に相当)とを有する。これらは、季
節を選択する季節モードスイッチとして機能することが
できる。
【0066】制御パネル90Bの冬モードスイッチ12
2が操作されると、図11から理解できるように、給水
バルブ66の開放時間が長めであり、タンク室40に供
給する水の量がW3と多くなり、コンプレッサ82の出
力がC3(例えば100%)と大きくなり、洗剤ポンプ
72の駆動時間がP3(例えば12秒)と長めで、タン
ク室40に供給される洗剤の量が多くなるように予め設
定されており、冬季に適するしっとり感を有する泡が得
られるように設定されている。冬モードスイッチ122
は、熱い入浴が好きな使用者、冬季における使用、寒冷
地における使用等が適するため、タンク室40の水温が
H3と高め(例えば60℃)となるように設定されてお
り、従って給湯装置60の加熱部61の単位時間当たり
の発熱量、タンクヒータ45の単位時間当たりの発熱量
が大きめとなるように設定されている。
2が操作されると、図11から理解できるように、給水
バルブ66の開放時間が長めであり、タンク室40に供
給する水の量がW3と多くなり、コンプレッサ82の出
力がC3(例えば100%)と大きくなり、洗剤ポンプ
72の駆動時間がP3(例えば12秒)と長めで、タン
ク室40に供給される洗剤の量が多くなるように予め設
定されており、冬季に適するしっとり感を有する泡が得
られるように設定されている。冬モードスイッチ122
は、熱い入浴が好きな使用者、冬季における使用、寒冷
地における使用等が適するため、タンク室40の水温が
H3と高め(例えば60℃)となるように設定されてお
り、従って給湯装置60の加熱部61の単位時間当たり
の発熱量、タンクヒータ45の単位時間当たりの発熱量
が大きめとなるように設定されている。
【0067】図11から理解できるように、制御パネル
90Bの夏モードスイッチ121が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が短めでタンク室40に供給する
水の量がW1と少なくなり、コンプレッサ82の出力が
C1(例えば70%)と小さくなり、洗剤ポンプ72の
駆動時間がP1(例えば10秒)と短めで、タンク室4
0に供給される洗剤の量が少なくなるように予め設定さ
れており、夏季に適するさらっと感を有する泡が得られ
るように設定されている。一般的には、さらっと感を有
する泡は、膜膜が薄くて水分量が相対的に少ないため、
冷めやすく、ぬるい入浴が好きな使用者、あるいは、夏
季における使用、暖温地域における使用等に適するた
め、タンク室40の水温がH1と低め(例えば50℃)
となるように設定されており、従って給湯装置60の加
熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ45
の単位時間当たりの発熱量が小さめとなるように設定さ
れている。
90Bの夏モードスイッチ121が操作されると、給水
バルブ66の開放時間が短めでタンク室40に供給する
水の量がW1と少なくなり、コンプレッサ82の出力が
C1(例えば70%)と小さくなり、洗剤ポンプ72の
駆動時間がP1(例えば10秒)と短めで、タンク室4
0に供給される洗剤の量が少なくなるように予め設定さ
れており、夏季に適するさらっと感を有する泡が得られ
るように設定されている。一般的には、さらっと感を有
する泡は、膜膜が薄くて水分量が相対的に少ないため、
冷めやすく、ぬるい入浴が好きな使用者、あるいは、夏
季における使用、暖温地域における使用等に適するた
め、タンク室40の水温がH1と低め(例えば50℃)
となるように設定されており、従って給湯装置60の加
熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ45
の単位時間当たりの発熱量が小さめとなるように設定さ
れている。
【0068】制御パネル90Bの春秋モードスイッチ1
23が操作されると、給水バルブ66の開放時間が中間
で、タンク室40に供給する水の量がW2と中間とな
り、コンプレッサ82の出力がC2(例えば85%)と
中間となり、洗剤ポンプ72の駆動時間がP2と中間
(例えば11秒)で、タンク室40に供給される洗剤の
量が中間となるように予め設定されており、しっとり感
とさらっと感との中間の泡が生成されるように設定され
ている。春秋モードスイッチ123が操作される場合に
は、給湯装置60の加熱部61の単位時間当たりの発熱
量、タンクヒータ45の単位時間当たりの発熱量が、夏
モードスイッチ121の場合と冬モードスイッチ122
の場合との中間となり、タンク室40の水の温度がH2
となるように設定されている。
23が操作されると、給水バルブ66の開放時間が中間
で、タンク室40に供給する水の量がW2と中間とな
り、コンプレッサ82の出力がC2(例えば85%)と
中間となり、洗剤ポンプ72の駆動時間がP2と中間
(例えば11秒)で、タンク室40に供給される洗剤の
量が中間となるように予め設定されており、しっとり感
とさらっと感との中間の泡が生成されるように設定され
ている。春秋モードスイッチ123が操作される場合に
は、給湯装置60の加熱部61の単位時間当たりの発熱
量、タンクヒータ45の単位時間当たりの発熱量が、夏
モードスイッチ121の場合と冬モードスイッチ122
の場合との中間となり、タンク室40の水の温度がH2
となるように設定されている。
【0069】本実施例によれば、入浴にあたり、使用者
の好み、あるいは、季節に応じて、あるいは使用地域、
あるいは環境温度等に応じて、使用者は制御パネル90
Bの夏モードスイッチ121、冬モードスイッチ12
2、春秋モードスイッチ123を適宜選択して操作す
る。従って本実施例によれば、泡式入浴で用いる泡の泡
質を季節に応じて調整することができる。即ち、夏季で
あれば夏モードスイッチ121を操作すれば、夏季に適
した泡が槽1に供給される。冬季であれば冬モードスイ
ッチ122を操作すれば、冬季に適した泡が槽1に供給
される。春秋季であれば春秋モードスイッチ123を操
作すれば、春秋季に適した泡が槽1に供給される。この
ように制御パネル90Bの泡質選択スイッチ101のう
ち、夏モードスイッチ121、冬モードスイッチ12
2、春秋モードスイッチ123のいずれかを選択すれば
良いため、使用者によるスイッチの操作回数を減らすこ
とができる。
の好み、あるいは、季節に応じて、あるいは使用地域、
あるいは環境温度等に応じて、使用者は制御パネル90
Bの夏モードスイッチ121、冬モードスイッチ12
2、春秋モードスイッチ123を適宜選択して操作す
る。従って本実施例によれば、泡式入浴で用いる泡の泡
質を季節に応じて調整することができる。即ち、夏季で
あれば夏モードスイッチ121を操作すれば、夏季に適
した泡が槽1に供給される。冬季であれば冬モードスイ
ッチ122を操作すれば、冬季に適した泡が槽1に供給
される。春秋季であれば春秋モードスイッチ123を操
作すれば、春秋季に適した泡が槽1に供給される。この
ように制御パネル90Bの泡質選択スイッチ101のう
ち、夏モードスイッチ121、冬モードスイッチ12
2、春秋モードスイッチ123のいずれかを選択すれば
良いため、使用者によるスイッチの操作回数を減らすこ
とができる。
【0070】なお夏モードスイッチ121は、夏モード
の実行を報知するLED121cを有する。冬モードス
イッチ122は、冬モードの実行を報知するLED12
2cを有する、春秋モードスイッチ123は、春秋モー
ドの実行を報知するLED123cを有する。
の実行を報知するLED121cを有する。冬モードス
イッチ122は、冬モードの実行を報知するLED12
2cを有する、春秋モードスイッチ123は、春秋モー
ドの実行を報知するLED123cを有する。
【0071】(第4実施例)以下、本発明の第4実施例
について図12を参照して説明する。第4実施例は第1
実施例と基本的には同様の構成であり、基本的には同様
の作用効果を奏する。本実施例は、第1実施例に係る図
1〜図5を準用することができる。図12は制御パネル
90Cを示す。図5は制御パネル90Cを示す。制御パ
ネル90Cは、コンプレッサ82の出力を制御すること
により泡量を調整する泡量スイッチ210(空気量スイ
ッチとして機能)と、洗剤ポンプ72の駆動時間または
出力を制御することにより洗剤の量を調整する洗剤量ス
イッチ220と、給湯装置60の加熱部61の発熱量を
制御することにより給湯装置60からタンク室40に供
給される水の温度を調整する水温スイッチ230と、ス
タンバイスイッチ240と、スタートストップスイッチ
250と、タンク室40を洗浄する洗浄スイッチ106
と、槽1内を洗浄するシャワースイッチ260とを有す
る。
について図12を参照して説明する。第4実施例は第1
実施例と基本的には同様の構成であり、基本的には同様
の作用効果を奏する。本実施例は、第1実施例に係る図
1〜図5を準用することができる。図12は制御パネル
90Cを示す。図5は制御パネル90Cを示す。制御パ
ネル90Cは、コンプレッサ82の出力を制御すること
により泡量を調整する泡量スイッチ210(空気量スイ
ッチとして機能)と、洗剤ポンプ72の駆動時間または
出力を制御することにより洗剤の量を調整する洗剤量ス
イッチ220と、給湯装置60の加熱部61の発熱量を
制御することにより給湯装置60からタンク室40に供
給される水の温度を調整する水温スイッチ230と、ス
タンバイスイッチ240と、スタートストップスイッチ
250と、タンク室40を洗浄する洗浄スイッチ106
と、槽1内を洗浄するシャワースイッチ260とを有す
る。
【0072】泡量スイッチ210は、『1』〜『4』ま
での数字が表示された第1泡量スイッチ211〜第4泡
量スイッチ214を有する。表示された数が大きいほ
ど、つまり『1』→『4』にいくほど、コンプレッサ8
2の出力が大きくなるように設定されている。洗剤量ス
イッチ220は、『1』〜『4』までの数字が表示され
た第1洗剤量スイッチ221〜第4洗剤量スイッチ22
4を有する。表示された数が大きいほど、つまり『1』
→『4』にいくほど、洗剤を供給する洗剤ポンプ72の
駆動時間が長くなり、タンク室40に供給される洗剤の
量が大きくなるように設定されている。水温スイッチ2
30は、『60℃』〜『75℃』までの温度が表示され
た第1水温スイッチ231〜第4水温スイッチ234を
有する。表示された数が大きいほど、つまり『65℃』
→『75℃』にいくほど、給湯装置60の加熱部61の
発熱量が大きくなり、タンク室40の水温が高くなるよ
うに設定されている。
での数字が表示された第1泡量スイッチ211〜第4泡
量スイッチ214を有する。表示された数が大きいほ
ど、つまり『1』→『4』にいくほど、コンプレッサ8
2の出力が大きくなるように設定されている。洗剤量ス
イッチ220は、『1』〜『4』までの数字が表示され
た第1洗剤量スイッチ221〜第4洗剤量スイッチ22
4を有する。表示された数が大きいほど、つまり『1』
→『4』にいくほど、洗剤を供給する洗剤ポンプ72の
駆動時間が長くなり、タンク室40に供給される洗剤の
量が大きくなるように設定されている。水温スイッチ2
30は、『60℃』〜『75℃』までの温度が表示され
た第1水温スイッチ231〜第4水温スイッチ234を
有する。表示された数が大きいほど、つまり『65℃』
→『75℃』にいくほど、給湯装置60の加熱部61の
発熱量が大きくなり、タンク室40の水温が高くなるよ
うに設定されている。
【0073】使用の好みや季節等に応じて、コンプレッ
サ82の出力を制御する泡量スイッチ210のうち第1
泡量スイッチ211〜第4泡量スイッチ214のいずれ
かを選択する。同様に使用の好みや季節等に応じて、洗
剤量スイッチ220のうちの第1洗剤量スイッチ221
〜第4洗剤量スイッチ224のいずれかを選択する。同
様に使用の好みや季節等に応じて、水温スイッチ230
のうちの第1水温スイッチ231〜第4水温スイッチ2
34のいずれかを選択する。このようにすれば、使用の
好みや季節等に応じた泡質を有する泡を生成することが
できる。
サ82の出力を制御する泡量スイッチ210のうち第1
泡量スイッチ211〜第4泡量スイッチ214のいずれ
かを選択する。同様に使用の好みや季節等に応じて、洗
剤量スイッチ220のうちの第1洗剤量スイッチ221
〜第4洗剤量スイッチ224のいずれかを選択する。同
様に使用の好みや季節等に応じて、水温スイッチ230
のうちの第1水温スイッチ231〜第4水温スイッチ2
34のいずれかを選択する。このようにすれば、使用の
好みや季節等に応じた泡質を有する泡を生成することが
できる。
【0074】(第5実施例)以下、本発明の第5実施例
について説明する。第5実施例は第1実施例と基本的に
は同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。本実施例は、第1実施例に係る図1〜図5を準用す
ることができる。本実施例では、浴室内または浴室外の
温度を検知する環境温度センサ49(図4参照)が浴室
内または浴室外に設けられている。そして、環境温度セ
ンサ49で検知した浴室内または浴室外の温度に応じて
泡生成装置2を作動させるように設定されている。即
ち、環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が高温領域である場合には、制御装置9は夏モー
ドスイッチ121が操作された場合と同様な制御を行
う。環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が低温領域である場合には、制御装置9は冬モー
ドスイッチ122が操作された場合と同様な制御を行
う。環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が中温領域である場合には、制御装置9は春秋モ
ードスイッチ123が操作された場合と同様な制御を行
う。従って、制御装置9は浴室内または浴室外の温度に
適した泡、つまり季節に適した泡を自動的に生成し、槽
1に供給する。
について説明する。第5実施例は第1実施例と基本的に
は同様の構成であり、基本的には同様の作用効果を奏す
る。本実施例は、第1実施例に係る図1〜図5を準用す
ることができる。本実施例では、浴室内または浴室外の
温度を検知する環境温度センサ49(図4参照)が浴室
内または浴室外に設けられている。そして、環境温度セ
ンサ49で検知した浴室内または浴室外の温度に応じて
泡生成装置2を作動させるように設定されている。即
ち、環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が高温領域である場合には、制御装置9は夏モー
ドスイッチ121が操作された場合と同様な制御を行
う。環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が低温領域である場合には、制御装置9は冬モー
ドスイッチ122が操作された場合と同様な制御を行
う。環境温度センサ49で検知した浴室内または浴室外
の温度が中温領域である場合には、制御装置9は春秋モ
ードスイッチ123が操作された場合と同様な制御を行
う。従って、制御装置9は浴室内または浴室外の温度に
適した泡、つまり季節に適した泡を自動的に生成し、槽
1に供給する。
【0075】即ち、環境温度センサ49で検知した浴室
内または浴室外の温度が低温領域である場合には、冬モ
ードスイッチ122が操作された場合と同様に、タンク
室40に供給する水の量がW3と多くなり、コンプレッ
サ82の出力がC3(例えば100%)と大きくなり、
洗剤ポンプ72の駆動時間がP3(例えば12秒)と長
めで、タンク室40に供給される洗剤の量が多くなるよ
うに予め設定されており、しっとり感を有する冬季に適
した泡が得られるように設定されている。この場合に
は、タンク室40の水の温度がH3と高め(例えば60
℃)となるように設定されており、従って給湯装置60
の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ
45の単位時間当たりの発熱量が大きめとなるように設
定されている。
内または浴室外の温度が低温領域である場合には、冬モ
ードスイッチ122が操作された場合と同様に、タンク
室40に供給する水の量がW3と多くなり、コンプレッ
サ82の出力がC3(例えば100%)と大きくなり、
洗剤ポンプ72の駆動時間がP3(例えば12秒)と長
めで、タンク室40に供給される洗剤の量が多くなるよ
うに予め設定されており、しっとり感を有する冬季に適
した泡が得られるように設定されている。この場合に
は、タンク室40の水の温度がH3と高め(例えば60
℃)となるように設定されており、従って給湯装置60
の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ
45の単位時間当たりの発熱量が大きめとなるように設
定されている。
【0076】環境温度センサ49で検知した浴室内また
は浴室外の温度が高温領域である場合には、夏モードス
イッチ121が操作された場合と同様に、給水バルブ6
6の開放時間が短めでタンク室40に供給する水の量が
W1と少なくなり、コンプレッサ82の出力がC1(例
えば70%)と小さくなり、洗剤ポンプ72の駆動時間
がP1(例えば10秒)と短めで、タンク室40に供給
される洗剤の量が少なくなるように予め設定されてお
り、さらっと感を有する泡が得られるように設定されて
いる。この場合には、夏モードに適するように、タンク
室40の水の温度がH1と低め(例えば50℃)となる
ように設定されており、従って給湯装置60の加熱部6
1の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ45の単位
時間当たりの発熱量が小さめとなるように設定されてい
る。
は浴室外の温度が高温領域である場合には、夏モードス
イッチ121が操作された場合と同様に、給水バルブ6
6の開放時間が短めでタンク室40に供給する水の量が
W1と少なくなり、コンプレッサ82の出力がC1(例
えば70%)と小さくなり、洗剤ポンプ72の駆動時間
がP1(例えば10秒)と短めで、タンク室40に供給
される洗剤の量が少なくなるように予め設定されてお
り、さらっと感を有する泡が得られるように設定されて
いる。この場合には、夏モードに適するように、タンク
室40の水の温度がH1と低め(例えば50℃)となる
ように設定されており、従って給湯装置60の加熱部6
1の単位時間当たりの発熱量、タンクヒータ45の単位
時間当たりの発熱量が小さめとなるように設定されてい
る。
【0077】環境温度センサ49で検知した浴室内また
は浴室外の温度が中温領域である場合には、春秋モード
スイッチ123が操作された場合と同様に、給水バルブ
66の開放時間が中間で、タンク室40に供給する水の
量がW2と中間となり、コンプレッサ82の出力がC2
(例えば85%)と中間となり、洗剤ポンプ72の駆動
時間がP2と中間(例えば11秒)で、タンク室40に
供給される洗剤の量が中間となるように予め設定されて
おり、しっとり感とさらっと感との中間の泡が生成され
るように設定されている。この場合には、春秋モードに
適するように、タンク室40の水の温度がH2と中程度
となるように設定されている。換言すれば、給湯装置6
0の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒー
タ45の単位時間当たりの発熱量が、さらっとスイッチ
102の場合としっとりスイッチ103の場合との中間
となるように設定されている。
は浴室外の温度が中温領域である場合には、春秋モード
スイッチ123が操作された場合と同様に、給水バルブ
66の開放時間が中間で、タンク室40に供給する水の
量がW2と中間となり、コンプレッサ82の出力がC2
(例えば85%)と中間となり、洗剤ポンプ72の駆動
時間がP2と中間(例えば11秒)で、タンク室40に
供給される洗剤の量が中間となるように予め設定されて
おり、しっとり感とさらっと感との中間の泡が生成され
るように設定されている。この場合には、春秋モードに
適するように、タンク室40の水の温度がH2と中程度
となるように設定されている。換言すれば、給湯装置6
0の加熱部61の単位時間当たりの発熱量、タンクヒー
タ45の単位時間当たりの発熱量が、さらっとスイッチ
102の場合としっとりスイッチ103の場合との中間
となるように設定されている。
【0078】前記した第5実施例に係る代表的な泡質制
御処理に関する代表的な制御形態を図13に示す。図1
3に示すように、環境温度センサ49で検知した浴室内
または浴室外の温度を読み込み、当該温度が低温領域、
中温領域域、高温領域のいずれであるか判定する(ステ
ップS302,304)。浴室内または浴室外の温度が
高温領域であるときには、夏季に適するさらっと感を有
する泡を生成できるように、ステップS306に進み、
タンク4の第2水位センサ43が高水位を検知した給水
バルブ66を閉塞するまでの時間tをt1(t1=0)
に設定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP1
(例えば10秒)に設定する。またコンプレッサ82の
出力CをC1(例えば出力70%)に設定する。またタ
ンク室40の水の温度HをH1(例えば50℃)に設定
する。
御処理に関する代表的な制御形態を図13に示す。図1
3に示すように、環境温度センサ49で検知した浴室内
または浴室外の温度を読み込み、当該温度が低温領域、
中温領域域、高温領域のいずれであるか判定する(ステ
ップS302,304)。浴室内または浴室外の温度が
高温領域であるときには、夏季に適するさらっと感を有
する泡を生成できるように、ステップS306に進み、
タンク4の第2水位センサ43が高水位を検知した給水
バルブ66を閉塞するまでの時間tをt1(t1=0)
に設定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP1
(例えば10秒)に設定する。またコンプレッサ82の
出力CをC1(例えば出力70%)に設定する。またタ
ンク室40の水の温度HをH1(例えば50℃)に設定
する。
【0079】浴室内または浴室外の温度が中温領域であ
るときには、ステップS308に進み、タンク4の第2
水位センサ43が高水位を検知した給水バルブ66を閉
塞するまでの時間tをt2(t2=5秒)に設定する。
また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP2(例えば11
秒)に設定する。またコンプレッサ82の出力CをC2
(例えば出力85%)に設定する。またタンク室40の
水の温度HをH2(例えば55℃)に設定する。
るときには、ステップS308に進み、タンク4の第2
水位センサ43が高水位を検知した給水バルブ66を閉
塞するまでの時間tをt2(t2=5秒)に設定する。
また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP2(例えば11
秒)に設定する。またコンプレッサ82の出力CをC2
(例えば出力85%)に設定する。またタンク室40の
水の温度HをH2(例えば55℃)に設定する。
【0080】また浴室内または浴室外の温度が低温領域
であるときには、冬季に適するしっとり感を有する泡を
生成できるように、ステップS110に進み、タンク4
の第2水位センサ43が高水位を検知した給水バルブ6
6を閉塞するまでの時間tをt3(t1=10秒)に設
定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP3(例え
ば12秒)に設定する。またコンプレッサ82の出力C
をC3(例えば出力100%)に設定する。またタンク
室40の水の温度HをH3(例えば60℃)に設定す
る。上記したように物理量を設定したら、図7に示すフ
ローチャートのステップS120に進むことができる。
本実施例によれば、t1<t2<t3、P1<P2<P
3、C1<C2<C3、H1<H2<H3の関係とされ
ている。この関係を示すデータは制御装置9のメモリ9
2に格納されている。
であるときには、冬季に適するしっとり感を有する泡を
生成できるように、ステップS110に進み、タンク4
の第2水位センサ43が高水位を検知した給水バルブ6
6を閉塞するまでの時間tをt3(t1=10秒)に設
定する。また洗剤ポンプ72の駆動時間PをP3(例え
ば12秒)に設定する。またコンプレッサ82の出力C
をC3(例えば出力100%)に設定する。またタンク
室40の水の温度HをH3(例えば60℃)に設定す
る。上記したように物理量を設定したら、図7に示すフ
ローチャートのステップS120に進むことができる。
本実施例によれば、t1<t2<t3、P1<P2<P
3、C1<C2<C3、H1<H2<H3の関係とされ
ている。この関係を示すデータは制御装置9のメモリ9
2に格納されている。
【0081】上記したように本実施例によれば、環境温
度センサ49で検知した浴室内または浴室外の温度に応
じて、槽1の供給する泡質を調整することができ、さら
っと感を有する泡、しっとり感を有する泡、中間の泡を
生成することができ、使用性を向上させることができ
る。
度センサ49で検知した浴室内または浴室外の温度に応
じて、槽1の供給する泡質を調整することができ、さら
っと感を有する泡、しっとり感を有する泡、中間の泡を
生成することができ、使用性を向上させることができ
る。
【0082】(その他)その他、本発明は上記した各実
施例のみに限定されるものではなく、例えば、第1水位
センサ42がタンク室40における高水位を検知した後
に給水バルブ66を閉塞するまでの時間、コンプレッサ
82の出力の値、洗剤を搬送する洗剤ポンプ72の駆動
時間等は、上記した各実施例で設定された値に限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し
て実施できるものである。洗剤ポンプ72に代えて、開
放により洗剤をタンク室40に供給するバルブとしても
良い。給湯装置60から加熱水をタンク室40に供給す
るが、これに限らず、加熱されていない水をタンク室4
0に供給し、タンク4に搭載されているタンクヒータ4
5のみでタンク室40の水を適温領域に加熱することに
しても良い。給水バルブ66に代え、駆動により水(加
熱水または冷水)をタンク4のタンク室40に供給する
給水ポンプを採用しても良い。給湯装置60から、洗剤
を含有する加熱水をタンク室40に供給することにして
も良い。
施例のみに限定されるものではなく、例えば、第1水位
センサ42がタンク室40における高水位を検知した後
に給水バルブ66を閉塞するまでの時間、コンプレッサ
82の出力の値、洗剤を搬送する洗剤ポンプ72の駆動
時間等は、上記した各実施例で設定された値に限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し
て実施できるものである。洗剤ポンプ72に代えて、開
放により洗剤をタンク室40に供給するバルブとしても
良い。給湯装置60から加熱水をタンク室40に供給す
るが、これに限らず、加熱されていない水をタンク室4
0に供給し、タンク4に搭載されているタンクヒータ4
5のみでタンク室40の水を適温領域に加熱することに
しても良い。給水バルブ66に代え、駆動により水(加
熱水または冷水)をタンク4のタンク室40に供給する
給水ポンプを採用しても良い。給湯装置60から、洗剤
を含有する加熱水をタンク室40に供給することにして
も良い。
【0083】第1実施例によれば、泡質選択スイッチと
して、さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ10
3、中間スイッチ104を制御パネル90に設けている
が、これに限らず、中間スイッチ104を設けずに、さ
らっとスイッチ102、しっとりスイッチ103を設け
ても良い。または、しっとりスイッチ103を設けず
に、さらっとスイッチ102、中間スイッチ104を設
けても良い。またはさらっとスイッチ102を設けず
に、しっとりスイッチ103、中間スイッチ104を設
けても良い。
して、さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ10
3、中間スイッチ104を制御パネル90に設けている
が、これに限らず、中間スイッチ104を設けずに、さ
らっとスイッチ102、しっとりスイッチ103を設け
ても良い。または、しっとりスイッチ103を設けず
に、さらっとスイッチ102、中間スイッチ104を設
けても良い。またはさらっとスイッチ102を設けず
に、しっとりスイッチ103、中間スイッチ104を設
けても良い。
【0084】また第1実施例によれば、泡質選択スイッ
チとして、さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ
103、中間スイッチ104を設けているが、これに限
らず、さらっとモードに相当する軽い泡を生成する軽い
泡スイッチ、しっとりモードに相当する重い泡を生成す
る重い泡スイッチ、それらの中間の泡を生成する中間ス
イッチを泡質選択スイッチとして設けても良い。
チとして、さらっとスイッチ102、しっとりスイッチ
103、中間スイッチ104を設けているが、これに限
らず、さらっとモードに相当する軽い泡を生成する軽い
泡スイッチ、しっとりモードに相当する重い泡を生成す
る重い泡スイッチ、それらの中間の泡を生成する中間ス
イッチを泡質選択スイッチとして設けても良い。
【0085】また第3実施例によれば、夏モードスイッ
チ121、冬モードスイッチ122、春秋モードスイッ
チ123を制御パネル90Bに季節モードスイッチとし
て設けているが、これに限らず、使用地域の如何によっ
ては、冬モードスイッチ122を設けることなく、季節
モードスイッチとしては、夏モードスイッチ121、春
秋モードスイッチ123を設けることにしても良い。ま
た使用地域の如何によっては、夏モードスイッチ121
を設けることなく、季節モードスイッチとしては、冬モ
ードスイッチ122、春秋モードスイッチ123を設け
ることにしても良い。
チ121、冬モードスイッチ122、春秋モードスイッ
チ123を制御パネル90Bに季節モードスイッチとし
て設けているが、これに限らず、使用地域の如何によっ
ては、冬モードスイッチ122を設けることなく、季節
モードスイッチとしては、夏モードスイッチ121、春
秋モードスイッチ123を設けることにしても良い。ま
た使用地域の如何によっては、夏モードスイッチ121
を設けることなく、季節モードスイッチとしては、冬モ
ードスイッチ122、春秋モードスイッチ123を設け
ることにしても良い。
【0086】第1実施例によれば、槽1に泡を送給する
泡供給ダクト5として合計3本(第1泡供給ダクト5
1,第2泡供給ダクト52,第3泡供給ダクト53)が
設けられているが、泡供給ダクト5の数としてはこれに
限られるものではなく、1本でも、2本でも、4本で
も、それ以上でも良い。
泡供給ダクト5として合計3本(第1泡供給ダクト5
1,第2泡供給ダクト52,第3泡供給ダクト53)が
設けられているが、泡供給ダクト5の数としてはこれに
限られるものではなく、1本でも、2本でも、4本で
も、それ以上でも良い。
【0087】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 ・身体を収容する槽と、前記槽に貯留される泡を生成す
る容器を有する泡生成装置と、容器内に残留した泡を洗
浄する容器洗浄手段とを具備していることを特徴とする
泡式入浴システム。入浴後または入浴前に、泡生成用の
容器を洗浄することができ、容器内を正常に維持するの
に有利となる。 ・請求項5において、前記泡生成装置は泡を生成する容
器を備えており、前記泡質制御手段は、泡を生成する前
記容器に供給する水の量を調整する水量調整手段と、泡
を生成する前記容器に供給する空気量を調整する空気量
調整手段と、泡を生成する前記容器に供給する洗剤の量
を調整する洗剤量調整手段と、泡を生成する前記容器に
供給する水の温度を調整する水温調整手段とのうちの少
なくとも一方を調整することにより、泡の泡質を調整す
ることを特徴とする泡式入浴装置。 ・請求項5において、前記泡質制御手段は、操作に応じ
て前記泡生成装置を作動させるスイッチを有する制御パ
ネルを備えていることを特徴とする泡式入浴装置。 ・請求項5において、前記泡質制御手段は、操作に応じ
て前記泡生成装置を作動させるスイッチを有する制御パ
ネルを備えており、前記制御パネルのスイッチは、空気
量を調整して泡の泡質を調整する空気量スイッチ、洗剤
の量を調整して泡の泡質を調整する洗剤量スイッチ、水
の温度を調整して泡の泡質を調整する水温スイッチ、季
節に応じて前記泡生成装置を作動させて泡の泡質を調整
する季節モードスイッチ、少なくともしっとり感及びさ
らっと感を選択可能な泡質選択スイッチのうちの少なく
とも一つを有することを特徴とする泡式入浴装置。泡質
の制御に有利となる。 ・請求項5において、浴室内または浴室外の温度を検知
する環境温度センサが浴室内または浴室外に設けられて
おり、前記環境温度センサで検知した浴室内または浴室
外の温度に応じて、前記泡質制御手段は前記泡生成装置
を制御して泡の泡質を調整することを特徴とする泡式入
浴装置。浴室内または浴室外の温度に応じて泡質が制御
されるため、制御パネルのスイッチの操作回数を低減ま
たは回避できる。 ・各請求項において、前記泡生成装置は、泡を生成する
容器と、容器の容器室に繋がる通路とを備えており、水
と洗剤とを該通路において混在させて混在物とした状態
で、混在物を容器の容器室に供給することを特徴とする
泡式入浴システムまたは泡式入浴装置。 ・各請求項において、前記泡生成装置は、生成した泡を
滞留させる泡滞留空間を有する容器をもち、泡質制御手
段は、泡滞留空間で泡が滞留する時間の長短を調整する
ことを特徴とする泡式入浴システムまたは泡式入浴装
置。泡滞留空間で泡が滞留する時間の長短を泡質制御手
段が調整することにより、泡滞留空間において泡の膜厚
が調整され、泡質が調整されるものと推察される。 ・身体を収容する槽と、前記槽に貯留される泡を生成す
る泡生成装置と、前記槽に残留している泡を、水及び空
気の少なくとも一方の噴出により除去する槽残留泡除去
手段とを具備することを特徴とする泡式入浴システム。
槽に残留している泡を槽残留泡除去手段により除去する
ことができ、清潔感を向上させ得る。
も把握できる。 ・身体を収容する槽と、前記槽に貯留される泡を生成す
る容器を有する泡生成装置と、容器内に残留した泡を洗
浄する容器洗浄手段とを具備していることを特徴とする
泡式入浴システム。入浴後または入浴前に、泡生成用の
容器を洗浄することができ、容器内を正常に維持するの
に有利となる。 ・請求項5において、前記泡生成装置は泡を生成する容
器を備えており、前記泡質制御手段は、泡を生成する前
記容器に供給する水の量を調整する水量調整手段と、泡
を生成する前記容器に供給する空気量を調整する空気量
調整手段と、泡を生成する前記容器に供給する洗剤の量
を調整する洗剤量調整手段と、泡を生成する前記容器に
供給する水の温度を調整する水温調整手段とのうちの少
なくとも一方を調整することにより、泡の泡質を調整す
ることを特徴とする泡式入浴装置。 ・請求項5において、前記泡質制御手段は、操作に応じ
て前記泡生成装置を作動させるスイッチを有する制御パ
ネルを備えていることを特徴とする泡式入浴装置。 ・請求項5において、前記泡質制御手段は、操作に応じ
て前記泡生成装置を作動させるスイッチを有する制御パ
ネルを備えており、前記制御パネルのスイッチは、空気
量を調整して泡の泡質を調整する空気量スイッチ、洗剤
の量を調整して泡の泡質を調整する洗剤量スイッチ、水
の温度を調整して泡の泡質を調整する水温スイッチ、季
節に応じて前記泡生成装置を作動させて泡の泡質を調整
する季節モードスイッチ、少なくともしっとり感及びさ
らっと感を選択可能な泡質選択スイッチのうちの少なく
とも一つを有することを特徴とする泡式入浴装置。泡質
の制御に有利となる。 ・請求項5において、浴室内または浴室外の温度を検知
する環境温度センサが浴室内または浴室外に設けられて
おり、前記環境温度センサで検知した浴室内または浴室
外の温度に応じて、前記泡質制御手段は前記泡生成装置
を制御して泡の泡質を調整することを特徴とする泡式入
浴装置。浴室内または浴室外の温度に応じて泡質が制御
されるため、制御パネルのスイッチの操作回数を低減ま
たは回避できる。 ・各請求項において、前記泡生成装置は、泡を生成する
容器と、容器の容器室に繋がる通路とを備えており、水
と洗剤とを該通路において混在させて混在物とした状態
で、混在物を容器の容器室に供給することを特徴とする
泡式入浴システムまたは泡式入浴装置。 ・各請求項において、前記泡生成装置は、生成した泡を
滞留させる泡滞留空間を有する容器をもち、泡質制御手
段は、泡滞留空間で泡が滞留する時間の長短を調整する
ことを特徴とする泡式入浴システムまたは泡式入浴装
置。泡滞留空間で泡が滞留する時間の長短を泡質制御手
段が調整することにより、泡滞留空間において泡の膜厚
が調整され、泡質が調整されるものと推察される。 ・身体を収容する槽と、前記槽に貯留される泡を生成す
る泡生成装置と、前記槽に残留している泡を、水及び空
気の少なくとも一方の噴出により除去する槽残留泡除去
手段とを具備することを特徴とする泡式入浴システム。
槽に残留している泡を槽残留泡除去手段により除去する
ことができ、清潔感を向上させ得る。
【0088】
【発明の効果】本発明に係る泡式入浴システム、泡式入
浴装置によれば、泡生成装置の作動により、身体を収容
する槽に泡が貯留される。泡質制御手段は、泡生成装置
を制御して泡の泡質(例えば泡の膜厚、泡サイズ等に基
づく泡質)を調整することができる。例えば、しっとり
感を有する泡となるように調整したり、さらっと感を有
する泡となるように調整したりできる。このように使用
者の好み、季節に応じて、使用する地域、使用環境温度
等に応じて、泡の泡質を適宜調整することができるた
め、使用者に一層心地よい感じを与えることができ、様
々な使用者に適応し易い泡式入浴システム、泡式入浴装
置を提供することができる。
浴装置によれば、泡生成装置の作動により、身体を収容
する槽に泡が貯留される。泡質制御手段は、泡生成装置
を制御して泡の泡質(例えば泡の膜厚、泡サイズ等に基
づく泡質)を調整することができる。例えば、しっとり
感を有する泡となるように調整したり、さらっと感を有
する泡となるように調整したりできる。このように使用
者の好み、季節に応じて、使用する地域、使用環境温度
等に応じて、泡の泡質を適宜調整することができるた
め、使用者に一層心地よい感じを与えることができ、様
々な使用者に適応し易い泡式入浴システム、泡式入浴装
置を提供することができる。
【図1】第1実施例に係り、泡式入浴を行っている形態
を模式的に示す構成図である。
を模式的に示す構成図である。
【図2】第1実施例に係り、泡式入浴を行なう槽の平面
図である。
図である。
【図3】第1実施例に係り、泡生成装置を模式的に示す
構成図である。
構成図である。
【図4】第1実施例に係り、制御装置に関係するブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】第1実施例に係り、(A)は膜厚が厚く、しっ
とり感を有する泡を模式的に示す断面図であり、(B)
は膜厚が薄く、さらっと感を有する泡を模式的に示す断
面図である。
とり感を有する泡を模式的に示す断面図であり、(B)
は膜厚が薄く、さらっと感を有する泡を模式的に示す断
面図である。
【図6】第1実施例に係り、制御装置の制御パネルの正
面図である。
面図である。
【図7】第1実施例に係り、代表的な制御に係るフロー
トチャートである。
トチャートである。
【図8】第1実施例に係り、代表的な制御に係るフロー
トチャートである。
トチャートである。
【図9】第2実施例に係り、制御装置に関係するブロッ
ク図である。
ク図である。
【図10】第3実施例に係り、制御装置の制御パネルの
正面図である。
正面図である。
【図11】第3実施例に係り、夏モード及び冬モードに
それぞれ適する形態を示す図である。
それぞれ適する形態を示す図である。
【図12】第4実施例に係り、制御装置の制御パネルの
正面図である。
正面図である。
【図13】第5実施例に係り、代表的な制御に係るフロ
ートチャートである。
ートチャートである。
図中、1は槽、2は泡生成装置、4はタンク(容器)、
40はタンク室(容器室)、5は泡供給ダクト、6は水
供給装置、60は給湯装置、61は加熱部、66は給水
バルブ、68は排水バルブ、7は洗剤供給装置、70は
洗剤貯留部、72は洗剤ポンプ、8は空気供給装置、8
2はコンプレッサ、9は制御装置(泡質制御手段)、9
0,90B,90Cは制御パネル、92はCPU、101
は泡質選択スイッチ、102はさらっとスイッチ、10
3はしっとりスイッチ、104は中間スイッチ、105
は追泡スイッチ、106は洗浄スイッチ、108は温度
補正スイッチ、109は洗剤量補正スイッチ、121は
夏モードスイッチ、122は冬モードスイッチ、123
は春秋モードスイッチ、210は泡量スイッチ(空気量
スイッチ)、220は洗剤量スイッチ、230は水温ス
イッチを示す。
40はタンク室(容器室)、5は泡供給ダクト、6は水
供給装置、60は給湯装置、61は加熱部、66は給水
バルブ、68は排水バルブ、7は洗剤供給装置、70は
洗剤貯留部、72は洗剤ポンプ、8は空気供給装置、8
2はコンプレッサ、9は制御装置(泡質制御手段)、9
0,90B,90Cは制御パネル、92はCPU、101
は泡質選択スイッチ、102はさらっとスイッチ、10
3はしっとりスイッチ、104は中間スイッチ、105
は追泡スイッチ、106は洗浄スイッチ、108は温度
補正スイッチ、109は洗剤量補正スイッチ、121は
夏モードスイッチ、122は冬モードスイッチ、123
は春秋モードスイッチ、210は泡量スイッチ(空気量
スイッチ)、220は洗剤量スイッチ、230は水温ス
イッチを示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 前田 篤志
愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ
ン精機株式会社内
Fターム(参考) 4C094 AA01 BB14 BC18 DD02 DD15
DD31 EE11 EE20 FF02 FF09
GG02 GG05 GG11 GG16
Claims (5)
- 【請求項1】身体を収容する槽と、前記槽に貯留される
泡を生成する泡生成装置と、前記泡生成装置を制御して
泡の泡質を調整する泡質制御手段とを具備することを特
徴とする泡式入浴システム。 - 【請求項2】請求項1において、前記泡生成装置は泡を
生成する容器を備えており、前記泡質制御手段は、泡を
生成する前記容器に供給する水の量を調整する水量調整
手段と、泡を生成する前記容器に供給する空気量を調整
する空気量調整手段と、泡を生成する前記容器に供給す
る洗剤の量を調整する洗剤量調整手段と、泡を生成する
前記容器に供給する水の温度を調整する水温調整手段と
のうちの少なくとも一つを調整することにより、泡の泡
質を調整することを特徴とする泡式入浴システム。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記泡
質制御手段は、操作に応じて前記泡生成装置を作動させ
るスイッチを有する制御パネルを備えており、 前記制御パネルのスイッチは、空気量を調整して泡の泡
質を調整する空気量スイッチ、洗剤の量を調整して泡の
泡質を調整する洗剤量スイッチ、水の温度を調整して泡
の泡質を調整する水温スイッチ、季節に応じて前記泡生
成装置を作動させて泡の泡質を調整する季節モードスイ
ッチ、しっとり感及びさらっと感を選択可能な泡質選択
スイッチのうちの少なくとも一つで構成されていること
を特徴とする泡式入浴システム。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
浴室内または浴室外の温度を検知する環境温度センサが
浴室内または浴室外に設けられており、前記環境温度セ
ンサで検知した浴室内または浴室外の温度に応じて、前
記泡質制御手段は前記泡生成装置を制御して泡の泡質を
調整することを特徴とする泡式入浴システム。 - 【請求項5】身体を収容する槽に貯留される泡を生成す
る泡生成装置と、前記泡生成装置を制御して泡の泡質を
調整する泡質制御手段とを具備することを特徴とする泡
式入浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001321053A JP2003116730A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 泡式入浴システム及び泡式入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001321053A JP2003116730A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 泡式入浴システム及び泡式入浴装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003116730A true JP2003116730A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=19138342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001321053A Pending JP2003116730A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 泡式入浴システム及び泡式入浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003116730A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022763A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 泡入浴装置 |
JP2010022792A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Kiyomi Unozawa | オゾンガス含有泡自動放出装置 |
WO2011078347A1 (ja) * | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 株式会社Inax | 入浴装置及び入浴システム |
JP2014113391A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Panasonic Corp | 洗浄装置 |
-
2001
- 2001-10-18 JP JP2001321053A patent/JP2003116730A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022792A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Kiyomi Unozawa | オゾンガス含有泡自動放出装置 |
JP2010022763A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 泡入浴装置 |
WO2011078347A1 (ja) * | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 株式会社Inax | 入浴装置及び入浴システム |
JP2011130912A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Inax Corp | 入浴装置及び入浴システム |
JP2014113391A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Panasonic Corp | 洗浄装置 |
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