JP2024022351A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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悠 川濱
Yu KAWAHAMA
喬行 里井
Takayuki Satoi
恵輔 西谷
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Abstract

【課題】無線信号の通信によりポンプとバルブの同期をとれなかった場合でも、ポンプとバルブを確実に停止することができる衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】衛生洗浄装置1は、第1本体2および第2本体3を具備する。第1本体2は、操作部22、ポンプ25、送信部26および第1電気電子回路21を具備する。第2本体3は、ノズル33、バルブ34、受信部35および第2電気電子回路31を具備する。第1電気電子回路21は、第1本体洗浄開始工程および第1本体洗浄停止工程を実行する。第2電気電子回路31は、第2本体洗浄開始工程および第2本体洗浄停止工程を実行する。第2本体洗浄停止工程では、受信部35が洗浄開始の指示を含む無線信号を受信した時点から、第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む無線信号を受信していない場合には、バルブ34を閉にさせる。【選択図】図2

Description

本開示は、衛生洗浄装置に関し、詳しくは、着座した人体の局部に向けて水を吐出するノズルを備える衛生洗浄装置に関する。
従来、局部洗浄装置を備えたポータブルトイレが知られている(例えば特許文献1参照)。ポータブルトイレは、トイレ本体、アームレスト、局部洗浄装置、給水ポンプ、水タンク、排便容器、蓋、シート、背もたれおよびポンプ制御基板を備えている。給水ポンプは、水タンク中の水を局部洗浄装置に供給するものである。
局部洗浄装置は、便座部および、局部洗浄用の洗浄ノズルや脱臭機能を有する機能部を備えている。機能部の内部には、電磁弁、熱交換タンク、流量調整弁、制御基板および洗浄ノズルが少なくとも内蔵される。制御基板には電磁弁制御用コネクタが設けられる。
ポンプ制御基板は、リレー基板および電源基板を備える。リレー基板は、電磁弁制御用コネクタに信号出力が発生した場合に、スイッチをオンする電磁リレー回路を有する。電磁弁制御用コネクタに信号出力が発生した際にスイッチがオンとなり、電源基板で生成される直流電圧が給水ポンプに印可され、給水が開始される。これにより、局部洗浄装置の操作スイッチを操作することで給水ポンプを作動させることが可能となる。
特開2002-85290号公報
上述したポータブルトイレにあっては、制御基板とポンプ制御基板との間の通信には有線による通信が利用されている。これに対して、制御基板とポンプ制御基板との間の通信に無線による通信が利用される場合、これらの間の通信に失敗するおそれがあり、この間の通信に失敗すると、給水ポンプと電磁弁の動作の同期をとることが困難となる、という問題があった。
本開示は、無線信号の通信によりポンプとバルブの同期をとれなかった場合でも、ポンプとバルブを確実に停止することができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る一態様の衛生洗浄装置は、第1本体および第2本体を具備する。前記第1本体は、操作部、ポンプ、送信部および第1電気電子回路を具備する。前記操作部は、人体により操作される。前記ポンプは、水を前記人体の局部に向けて吐出するノズルへ水を搬送する。前記送信部は、無線信号を前記第2本体に向けて送信する。前記第1電気電子回路は、計時機能を有する。前記第2本体は、前記ノズル、バルブ、受信部および第2電気電子回路を具備する。前記バルブは、前記ポンプから前記ノズルへと至る流路に配置される。前記受信部は、前記無線信号を受信する。前記第2電気電子回路は、計時機能を有する。前記第1電気電子回路は、動作時に第1本体洗浄開始工程および第1本体洗浄停止工程を実行する。前記第1本体洗浄開始工程は、送水開始工程および開始指示送信工程を含む。前記送水開始工程では、前記操作部が操作されると、前記第1電気電子回路が前記ポンプによる水の搬送を開始させる。前記開始指示送信工程では、前記操作部が操作されると、前記第1電気電子回路が前記送信部に洗浄開始の指示を含む前記無線信号を送信させる。前記第1本体洗浄停止工程は、送水停止工程および停止指示送信工程を含む。前記送水停止工程では、前記操作部が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、前記ポンプによる水の搬送を停止させる。前記停止指示送信工程では、前記操作部が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、前記送信部に洗浄停止の指示を含む前記無線信号を送信させる。前記第2電気電子回路は、動作時に第2本体洗浄開始工程および第2本体洗浄停止工程を実行する。前記第2本体洗浄開始工程では、開弁工程を含む。前記開弁工程は、前記受信部が、洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記バルブを開にさせる。前記第2本体洗浄停止工程では、前記受信部が、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記バルブを閉にさせ、かつ、前記受信部が洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信した時点から、第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信していない場合には、前記バルブを閉にさせる。
本開示に係る一態様の衛生洗浄装置にあっては、無線信号の通信によりポンプとバルブの同期をとれなかった場合でも、ポンプとバルブを確実に停止することができる。
図1は、第1実施形態の衛生洗浄装置を備えたポータブルトイレの概略断面図である。 図2は、同上の実施形態の衛生洗浄装置のブロック図である。 図3は、同上の実施形態の衛生洗浄装置の第1本体側の衛生洗浄のフロー図である。 図4は、同上の実施形態の衛生洗浄装置の第2本体側の衛生洗浄のフロー図である。 図5は、第2実施形態の実施形態の衛生洗浄装置の第2本体側の衛生洗浄のフロー図である。
(1)第1実施形態
第1実施形態の衛生洗浄装置1について、添付図面に基づいて説明する。衛生洗浄装置1は、局部洗浄用のノズル33を備えた衛生洗浄装置1である。衛生洗浄装置1は、ポータブルトイレ10に設けられる。
(1.1)ポータブルトイレ
図1に示されるように、ポータブルトイレ10は、トイレ本体11、便鉢14、便座15および衛生洗浄装置1を備えている。トイレ本体11は、人体を支持可能なハウジング12およびハウジング12に取り付けられる背もたれ13を備えている。以下の説明において用いる上下方向および前後方向を図1に示すように定義する。上下方向および前後方向は、互いに直交する。
便鉢14は、環状の上端部141、および水溜め用の凹部142を備えている。凹部142は、平面視において環状の上端部141に囲まれている。平面視は、上から見たときを意味する。便鉢14は、ハウジング12内に収容される。
便座15は、便鉢14の環状の上端部141に沿った環状の形状を有している。便座15は、ハウジング12に対して揺動可能に接続されている。便座15は、便鉢14の上端部141に載置される。便座15の上には、人体が着座する。
(1.2)衛生洗浄装置の全体構成
衛生洗浄装置1は、便鉢14の上端部141の後部に設置される。言い換えれば、衛生洗浄装置1が便鉢14に設置された状態で、便鉢14の凹部142は、衛生洗浄装置1の前方に位置する。第1実施形態の衛生洗浄装置1は、第1本体2および第2本体3を具備している。
(1.3)第1本体
図2に示されるように、第1本体2は、第1ケース20、第1電気電子回路21、操作部22、給水タンク23、第1流路24、ポンプ25、送信部26および第1着座センサ27を具備している。第1ケース20は、第1電気電子回路21、操作部22、給水タンク23、第1流路24、ポンプ25、送信部26および第1着座センサ27を収容する。
(1.3.1)第1電気電子回路
第1電気電子回路21は、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。具体的には、第1電気電子回路21は、半導体素子により構成されている。メモリに格納されているプログラムをプロセッサが実行することにより、様々な機能が発揮される。第1電気電子回路21は、計時機能を有する。
第1電気電子回路21は、操作部22、ポンプ25、送信部26および第1着座センサ27に、それぞれ交流電線により電気的に接続されている。第1電気電子回路21は、交流電線を通じて、ポンプ25等の各部材を制御するための信号を各部材に送信する。
(1.3.2)操作部
操作部22は、人体により操作される。操作部22には、複数の操作ボタンが配置されている。衛生洗浄装置1の使用者は、複数の操作ボタンから1つを選択して押すことで、衛生洗浄装置1に所望の機能を実行させることができる。衛生洗浄装置1に実行させることが可能な機能の例は、局部洗浄機能、脱臭機能、または局部洗浄用の水の温度設定機能である。
操作部22と第1電気電子回路21とを電気的に接続する交流電線を通じて、操作部22から第1電気電子回路21にまで操作信号が送られる。操作部22から送られる操作信号の例は、局部洗浄を開始する操作信号、局部洗浄を停止する操作信号、脱臭運転を開始する操作信号、脱臭運転を停止する操作信号、局部洗浄用の水の温度を変更する操作信号、または便座1583の温度を変更する操作信号である。
(1.3.3)給水タンク、流路
給水タンク23は、局部洗浄のための水を貯めるタンクである。給水タンク23は、第1ケース20に対して着脱可能であり、第1ケース20に収容される。給水タンク23には、水道等の水が貯められる。
給水タンク23には、第1流路24が接続される。第1流路24は、第1ケース20に収容されている流路であり、給水タンク23から第1ケース20外に向けて給水タンク23内の水を搬送するための流路である。第1流路24の上流側端部は、給水タンク23内に位置しており、第1流路24の下流側端部は、第1ケース20の表面に位置している。
(1.3.4)ポンプ
ポンプ25は、給水タンク23内の水を局部洗浄用のノズル33へ搬送する。ポンプ25は、第1流路24の中間部に配置される。ポンプ25は、第1電気電子回路21により制御される。ポンプ25と第1電気電子回路21とを電気的に接続する交流電線を通じて、第1電気電子回路21からポンプ25に、ポンプ25の駆動の開始の指示を含む信号およびポンプ25の駆動の停止の指示を含む信号が送信される。
(1.3.5)送信部
送信部26は、無線信号を第2本体3に向けて送信する。第1実施形態においては、無線信号は、赤外線信号であり、送信部26は、赤外線送信部である。送信部26は、第1電気電子回路21により制御される。送信部26と第1電気電子回路21とを電気的に接続する交流電線を通じて、第1電気電子回路21から送信部26に、無線信号を第2本体3に向けて送信させる指示を含む信号が送信される。
(1.3.6)第1着座センサ
第1着座センサ27は、便座15の上に人体が着座したことを検出するためのセンサである。第1着座センサ27と第1電気電子回路21とを電気的に接続する交流電線を通じて、第1着座センサ27から第1電気電子回路21にまで、人体が着座したことを伝える信号が送信される。
(1.4)第2本体
第2本体3は、第2ケース30、第2電気電子回路31、第2流路32、ノズル33、バルブ34、受信部35、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38を具備している。第2ケース30は、第2電気電子回路31、第2流路32、ノズル33、バルブ34、受信部35、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38を収容する。
(1.4.1)第2電気電子回路
第2電気電子回路31は、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。具体的には、第2電気電子回路31は、半導体素子により構成されている。メモリに格納されているプログラムをプロセッサが実行することにより、様々な機能が発揮される。第2電気電子回路31は、計時機能を有する。
第2電気電子回路31は、バルブ34、受信部35、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38に、それぞれ交流電線により電気的に接続されている。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、バルブ34等の各部材を制御するための信号を各部材に送信する。
(1.4.2)
第2流路32は、第2ケース30に収容されている流路であり、第2ケース30の外部より供給される水をノズル33へ搬送するための流路である。第2流路32の上流側端部は、第2ケース30の表面に位置しており、第2流路32の下流側端部は、ノズル33に接続されている。
また、第1実施形態においては、第1流路24の下流側端部と第2流路32の上流側端部との間に、第3流路16が接続される。
(1.4.3)ノズル
ノズル33は、便座15の上に着座した人体の局部に向けて、水を吐出するように構成されている。なお、ノズル33が吐出する水の温度は任意である。すなわち、本明細書において用いられる用語「水」はいわゆる冷水のみならず温水も含む。図1に示すように、ノズル33は、ノズル33の前側の部分ほど下側に位置するように、その全体が傾いている。ノズル33は、前斜め下方に進出可能に構成されている。ノズル33の前端部には、図示略の吐水用の孔が複数設けられている。局部洗浄用のノズル33は、おしり洗浄ノズルおよびビデ洗浄ノズルである。局部洗浄用のノズル33は、少なくとも人体の局部に向けて水を吐出する時には、第2ケース30の外部に位置する。
(1.4.4)バルブ
バルブ34は、ポンプ25からノズル33へと至る流路に配置される。具体的には、バルブ34は、第2流路32の中間部に配置される。第1実施形態においては、バルブ34は電磁弁により構成される。バルブ34は、第2電気電子回路31により制御される。バルブ34と第2電気電子回路31とを電気的に接続する交流電線を通じて、第2電気電子回路31からバルブ34に、バルブ34を開とする指示を含む信号およびバルブ34を閉とする指示を含む信号が送信される。
(1.4.5)受信部
受信部35は、送信部26より送信された無線信号を受信する。第1実施形態においては、受信部35は、赤外線受信部である。受信部35と第2電気電子回路31とを電気的に接続する交流電線を通じて、受信部35から第1電気電子回路21に、受信した無線信号を伝える信号が送信される。
第1本体2と第2本体3とは、無線信号によってのみ通信される。
(1.4.6)熱交換器
熱交換器36は、温水タンクおよび温水タンク内の水を加温するように構成されたヒータを備えている。ヒータは、第2電気電子回路31により制御される。ヒータと第2電気電子回路31とを電気的に接続する交流電線を通じて、第2電気電子回路31からヒータに、ヒータによる加温の開始の指示を含む信号およびヒータによる加温の停止の指示を含む信号が送信される。
(1.4.7)脱臭装置
脱臭装置37は、ファン、ファンを駆動するモータおよびフィルタを備えている。脱臭装置37は、第2電気電子回路31により制御される。脱臭装置37と第2電気電子回路31とを電気的に接続する交流電線を通じて、第2電気電子回路31から脱臭装置37に、脱臭装置37による脱臭の開始の指示を含む信号および脱臭装置37による脱臭の停止の指示を含む信号が送信される。
(1.4.8)第2着座センサ
第2着座センサ38は、便座15の上に人体が着座したことを検出するためのセンサである。第2着座センサ38と第2電気電子回路31とを電気的に接続する交流電線を通じて、第2着座センサ38から第2電気電子回路31にまで、人体が着座したことを伝える信号が送信される。
(1.5)衛生洗浄装置による動作
衛生洗浄装置1による動作である衛生洗浄について図3および図4に基づいて説明する。図3は、第1電気電子回路21が実行する動作のフロー図を示す。図4は、第2電気電子回路31が実行する動作のフロー図を示す。第1実施形態においては、衛生洗浄とは、局部洗浄用のノズル33による人体の局部の洗浄を意味する。衛生洗浄の工程は、第1電気電子回路21が実行する第1本体洗浄開始工程および第1本体洗浄停止工程、第2電気電子回路31が実行する第2本体洗浄開始工程および第2本体洗浄停止工程を有する。
まず初めに、図3に示すように第1電気電子回路21の動作が開始し、かつ、図4に示すように第2電気電子回路31の動作が開始する。まず、第1本体2側の衛生洗浄について説明する。
図3に示すように、第1本体2側の衛生洗浄は、人体により操作部22に対して所定の操作が実行されて、衛生洗浄の開始が指示されることにより、開始される(ステップS1)。人体による操作部22に対する所定の操作とは、衛生洗浄の開始のための専用の操作ボタンを操作することである。次に、ステップS2に進む。
ステップS2において、第1電気電子回路21は、衛生洗浄を開始する。次に、ステップS3に進む。
ステップS3において、第1電気電子回路21は、操作部22による所定の操作が実行された時点を開始時点として、計時を開始する。次に、ステップS4に進む。
(1.5.1)第1本体洗浄開始工程
第1本体洗浄開始工程は、送水開始工程および開始指示送信工程を含む。
(1.5.1.1)送水開始工程
送水開始工程では、第1電気電子回路21がポンプ25による水の搬送を開始させる(ステップS4)。第1電気電子回路21は、交流電線を通じて、ポンプ25の駆動の開始の指示を含む信号をポンプ25に送信する。ポンプ25は、この信号を受信すると、ポンプ25の駆動を開始する。次に、ステップS5に進む。
(1.5.1.2)開始指示送信工程
開始指示送信工程では、第1電気電子回路21が、送信部26に洗浄開始の指示を含む無線信号を送信させる(ステップS5)。第1電気電子回路21は、交流電線を通じて、洗浄開始の指示を含む無線信号を第2本体3に向けて送信させる指示を含む信号を送信部26に送信する。送信部26は、この信号を受信すると、洗浄開始の指示を含む無線信号を第2本体3に向けて送信させる。次に、ステップS6に進む。
ステップS6において、第1電気電子回路21は、操作部22が操作された時点から第1所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS6において第1電気電子回路21が第1所定時間の経過を検知すると、ステップS7に進む。
(1.5.2)第1本体洗浄停止工程
第1本体洗浄停止工程は、送水停止工程および停止指示送信工程を含む。
(1.5.2.1)送水停止工程
送水停止工程では、操作部22が操作された時点から第1所定時間の経過が検知されると、第1電気電子回路21が、ポンプ25による水の搬送を停止させる(ステップS7)。第1電気電子回路21は、交流電線を通じて、ポンプ25の駆動の停止の指示を含む信号をポンプ25に送信する。ポンプ25は、この信号を受信すると、ポンプ25の駆動を停止する。次に、ステップS8に進む。
(1.5.2.2)停止指示送信工程
停止指示送信工程では、操作部22が操作された時点から第1所定時間の経過が検知されると、第1電気電子回路21が、送信部26に洗浄停止の指示を含む無線信号を送信させる(ステップS8)。第1電気電子回路21は、交流電線を通じて、洗浄停止の指示を含む無線信号を第2本体3に向けて送信させる指示を含む信号を送信部26に送信する。送信部26は、この信号を受信すると、洗浄開始の停止を含む無線信号を第2本体3に向けて送信させる。次に、ステップS9に進む。
ステップS9において、第1電気電子回路21は、衛生洗浄を停止し、第1本体2側の衛生洗浄を終了する。次に、第2本体3側の衛生洗浄について説明する。
図4に示すように、ステップS11において、受信部35が洗浄開始の指示を含む無線信号を受信すると、ステップS12において、第2電気電子回路31は、第2本体3側の衛生洗浄を開始する。次に、ステップS13に進む。
ステップS13において、第2電気電子回路31は、受信部35が洗浄開始の指示を含む無線信号を受信した時点を開始時点として、計時を開始する。次に、ステップS14に進む。
(1.5.3)第2本体洗浄開始工程
第2本体洗浄開始工程は、開弁工程を含む。
(1.5.3.1)開弁工程
開弁工程では、第2電気電子回路31が、バルブ34を開にさせる(ステップS14)。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、バルブ34を開とする指示を含む信号をバルブ34に送信する。バルブ34は、この信号を受信すると、バルブ34を開にする。実際には、100ボルトの交流電圧が流れる電力線を介して第2電気電子回路31およびバルブ34は互いに接続されており、第2電気電子回路31は、この交流電圧のオン/オフを行い、バルブ34はこの交流電圧が供給されることで開かれる。次に、ステップS15に進む。
ステップS15において、第2電気電子回路31は、受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信したか否かを判定する。ステップS15において第2電気電子回路31が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信したと判定すると、ステップS16に進む。
(1.5.4)第2本体洗浄停止工程
第2本体洗浄停止工程は、第1停止工程および第2停止工程を含む。
(1.5.4.1)第1停止工程
第1停止工程は、第1閉弁工程を含む。
(1.5.4.1.1)第1閉弁工程
第1閉弁工程では、第2電気電子回路31が、バルブ34を閉にさせる(ステップS16)。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、バルブ34を閉とする指示を含む信号をバルブ34に送信する。バルブ34は、この信号を受信すると、バルブ34を閉にする。次に、ステップS17に進む。
ステップS17において、第2電気電子回路31は、衛生洗浄を停止し、第2本体3側の衛生洗浄を終了する。
ステップS15において第2電気電子回路31が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信していないと判定すると、ステップS18に進む。
ステップS18において、第2電気電子回路31は、操作部22が操作された時点から第2所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS18において第2電気電子回路31が第2所定時間の経過を検知すると、ステップS19に進む。また、ステップS18において第2電気電子回路31が第2所定時間の経過を検知しない場合、ステップS15に戻る。
(1.5.4.2)第2停止工程
第2停止工程は、第2閉弁工程を含む。
(1.5.4.2.1)第2閉弁工程
第2閉弁工程では、ステップS18において第2電気電子回路31が第2所定時間の経過を検知すると、第2電気電子回路31がバルブ34を閉にさせる(ステップS19)。第2所定時間は、第1所定時間より長い。第2所定時間と第1所定時間との間の差は、5秒以上でかつ20秒以下である。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、バルブ34を閉とする指示を含む信号をバルブ34に送信する。バルブ34は、この信号を受信すると、バルブ34を閉にする。次に、ステップS17に進み、第2電気電子回路31は、衛生洗浄を停止し、第2本体3側の衛生洗浄を終了する。
(1.6)第1実施形態まとめ
第2本体3の衛生洗浄において、第2本体洗浄停止工程として第1閉弁工程および第2閉弁工程を含む。ステップS15において受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、ステップS16において、第2電気電子回路31はバルブ34を閉にさせる。これにより、第1本体2の衛生洗浄におけるステップS7においてポンプ25による水の搬送を停止させるのに同期して、バルブ34を閉にさせることができ、第1本体2および第2本体3において動作に無駄のない制御を実行することができる。
また、ステップS15において、洗浄停止の指示を含む無線信号の受信に失敗した場合でも、ステップS18において第2所定時間の経過が検知されると、第2電気電子回路31はバルブ34を閉にさせる。これにより、第1本体2におけるポンプ25の停止と同期してバルブ34を閉にさせることができないものの、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる。
また、第1実施形態における無線信号は赤外線信号であるため、特に効果的である。すなわち、赤外線信号による通信は、電波による通信と比べて、太陽光等の外乱の影響、および、送信部26と受信部35との間の障害物による影響等により、通信が不安定となる。このような場合に、バルブ34が開となったままの状態が継続しやすいという問題があるところ、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる、という効果が得られる。
また、第1本体2と第2本体3とは無線信号によってのみ通信されるため、特に効果的である。すなわち、無線信号による通信は、有線信号による通信と比べて、通信が不安定となる。このような場合に、バルブ34が開となったままの状態が継続しやすいという問題があるところ、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる、という効果が得られる。
また、第2所定時間は、第1所定時間より長く設定されるため、第1本体2においてポンプ25による水の搬送が停止される前にバルブ34が閉となってポンプ25に過大な負荷がかかることを回避できる。
また、第2所定時間と第1所定時間との間の差を5秒以上とすることで、第1電気電子回路21および第2電気電子回路31の計時機能において過大な精度が不要となる。また、第2所定時間と第1所定時間との間の差を20秒以下とすることで、バルブ34が開となったままの無駄な状態が継続する時間を短くすることができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態の衛生洗浄装置1について、図5に基いて説明する。図5は、第2実施形態の第2電気電子回路31が実行する動作のフロー図を示す。なお、第2実施形態の衛生洗浄装置1は、第1実施形態の衛生洗浄装置1と大部分において同じであるため、以下においては、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
第1本体2側の衛生洗浄については、第1実施形態と同じで図3に示す通りであるため説明を省略し、第2本体3側の衛生洗浄において第1実施形態と異なる部分について説明する。
ステップS21~ステップS24は、第1実施形態におけるステップS11~ステップS14と同じである。
(2.1)第2本体洗浄開始工程
第2本体洗浄開始工程は、開弁工程に加えて、脱臭開始工程を含む。
(2.1.1)脱臭開始工程
脱臭開始工程では、第2電気電子回路31が、脱臭装置37の駆動を開始させる(ステップS25)。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、脱臭装置37の駆動を開始させる指示を含む信号を脱臭装置37に送信する。脱臭装置37は、この信号を受信すると、駆動を開始する。次に、ステップS26に進む。
ステップS26~ステップS27は、第1実施形態におけるステップS15~ステップS16と同じである。ステップS27の次に、ステップS28に進む。
(2.2)第1停止工程
第1停止工程は、第1閉弁工程に加えて、第1脱臭停止工程を含む。
(2.2.1)第1脱臭停止工程
第1脱臭停止工程では、ステップS26において受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、第2電気電子回路31が脱臭装置37の駆動を停止させる(ステップS28)。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、脱臭装置37の駆動を停止させる指示を含む信号を脱臭装置37に送信する。脱臭装置37は、この信号を受信すると、駆動を停止する。次に、ステップS29に進む。
ステップS29において、第2電気電子回路31は、衛生洗浄を停止し、第2本体3側の衛生洗浄を終了する。
ステップS26において第2電気電子回路31が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信していないと判定すると、ステップS30に進む。
ステップS30は、第1実施形態におけるステップS18と同じであり、第2電気電子回路31は、操作部22が操作された時点から第2所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS30において第2電気電子回路31が第2所定時間の経過を検知すると、ステップS31に進む。また、ステップS30において第2電気電子回路31が第2所定時間の経過を検知しない場合、ステップS26に戻る。
ステップS31は、第1実施形態におけるステップS19と同じであり、第2電気電子回路31がバルブ34を閉にさせる工程である。次に、ステップS32に進む。
(2.3)第2停止工程
第2停止工程は、第2閉弁工程に加えて、第2脱臭停止工程を含む。
(2.3.1)第2脱臭停止工程
第2脱臭停止工程では、第2電気電子回路31が脱臭装置37の駆動を停止させる(ステップS32)。第2電気電子回路31は、交流電線を通じて、脱臭装置37の駆動を停止させる指示を含む信号を脱臭装置37に送信する。脱臭装置37は、この信号を受信すると、駆動を停止する。次に、ステップS29に進み、第2電気電子回路31は、衛生洗浄を停止し、第2本体3側の衛生洗浄を終了する。
(2.4)第2実施形態まとめ
第2実施形態の衛生洗浄装置1においては、第1実施形態の衛生洗浄装置1において得られる効果に加えて、以下の効果が得られる。
すなわち、第2本体3の衛生洗浄において、ステップS26において受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、ステップS28において、第2電気電子回路31は脱臭装置37の駆動を停止させる。これにより、第1本体2の衛生洗浄におけるステップS7においてポンプ25による水の搬送を停止させるのに同期して、脱臭装置37の駆動を停止させることができ、第1本体2および第2本体3において動作に無駄のない制御を実行することができる。
また、ステップS26において、洗浄停止の指示を含む無線信号の受信に失敗した場合でも、ステップS30において第2所定時間の経過が検知されると、第2電気電子回路31は脱臭装置37の駆動を停止させる。これにより、第1本体2におけるポンプ25の停止と同期して脱臭装置37の駆動を停止させることができないものの、脱臭装置37が駆動したままの状態が継続することを回避できる。
(3)変形例
衛生洗浄装置1は、ポータブルトイレ10に設けられなくてもよい。
第1本体2は、第1着座センサ27を備えなくてもよい。
第1ケース20は、第1電気電子回路21、操作部22、給水タンク23、第1流路24、ポンプ25、送信部26および第1着座センサ27の全てを収容しなくてもよい。すなわち、操作部22、給水タンク23、第1流路24、ポンプ25、送信部26、第1電気電子回路21および第1着座センサ27のうちの一部は、第1ケース20の外部に位置してもよい。
衛生洗浄装置1は、脱臭機能および局部洗浄用の水の温度設定機能を有しなくてもよい。
操作部22は、人体により操作される操作ボタンを備えず、例えばタッチパネル等の操作ボタン以外の部材を備えてもよい。
給水タンク23は、第1ケース20に対して着脱可能に構成されなくてもよい。給水タンク23には、水道水が直接供給されるように構成されてもよい。
無線信号は、電波をはじめとする赤外線以外の電磁波を用いた信号であってもよいし、超音波をはじめとする音波等を用いた信号であってもよく、特に限定されない。
第1着座センサ27は、任意の構成であり、衛生洗浄装置1に設けられる必要はない。
第2本体3は、第2ケース30、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38のいずれかあるいは全てを備えなくてもよい。
第2ケース30は、第2電気電子回路31、第2流路32、ノズル33、バルブ34、受信部35、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38の全てを収容しなくてもよい。すなわち、第2電気電子回路31、第2流路32、ノズル33、バルブ34、受信部35、熱交換器36、脱臭装置37および第2着座センサ38のうちの一部は、第2ケース30の外部に位置してもよい。
第1流路24~第3流路16は、上述した実施形態においては別々の流路であったが、これらのいずれか二つあるいは全部が一体の流路であってもよい。
衛生洗浄装置1は、局部洗浄用のノズル33として、おしり洗浄ノズルおよびビデ洗浄ノズルのうちいずれか一方のみを備えてもよい。また、衛生洗浄装置1は、局部洗浄用のノズル33を洗浄するノズル洗浄ノズルを備えてもよい。
局部洗浄用のノズル33は、人体の局部に向けて水を吐出する時に、第2ケース30の外部に位置している必要はなく、第2ケース30内に収容されていてもよい。
バルブ34は、電磁弁に限定されない。
第1本体2と第2本体3とは、衛生洗浄に関する通信以外の通信について、有線により通信されてもよい。
上述した熱交換器36は、局部洗浄用の水を温水タンク内で加温して溜めておく貯水式の熱交換器36であるが、熱交換器36の形式はこれに限定されない。例えば、熱交換器36が、局部洗浄用の水を瞬間的に加温してノズル33に供給する瞬間熱交式の熱交換器36であってもよい。
熱交換器36は、任意の構成であり、衛生洗浄装置1に設けられる必要はない。
脱臭装置37は、任意の構成であり、衛生洗浄装置1に設けられる必要はない。
第2着座センサ38は、任意の構成であり、衛生洗浄装置1に設けられる必要はない。
ノズル洗浄ノズルが衛生洗浄装置1に設けられる場合には、衛生洗浄は、ノズル洗浄ノズルによる局部洗浄用のノズル33の洗浄であってもよい。
衛生洗浄を指示するための操作部22に対する所定の操作としては、衛生洗浄装置1の衛生洗浄以外の動作を指示するための操作ボタンと共通する操作ボタンを使ってもよい。この場合、衛生洗浄を指示するためにはこの操作ボタンを二度押しし、衛生洗浄以外の動作を指示するためにはこの操作ボタンを三度押しして、各動作の指示を区別してもよい。
上述した実施形態においては、ステップS3の計時開始の後に、ステップS4の送水開始が実行されているが、計時開始と送水開始が同時に実行されてもよい。
第2所定時間は、第1所定時間と同じであってもよい。また、第2所定時間は、第1所定時間より短くてもよい。
第2所定時間と第1所定時間との間の差は、5秒未満または20秒超であってもよい。
第2実施形態において、脱臭装置37の代わりに、あるいは、脱臭装置37に加えて、熱交換器36を駆動させてもよい。
衛生洗浄装置1は、局部洗浄用のノズル33だけでなく、便鉢14の表面に泡を散布する泡ノズル(図示せず)を備えても良い。この泡ノズルに供給される水も、ポンプ25から第3流路16を通って供給される。
(4)まとめ
以上、述べた実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様の衛生洗浄装置1は、第1本体2および第2本体3を具備する。第1本体2は、操作部22、ポンプ25、送信部26および第1電気電子回路21を具備する。操作部22は、人体により操作される。ポンプ25は、水を人体の局部に向けて吐出するノズル33へ水を搬送する。送信部26は、無線信号を第2本体3に向けて送信する。第1電気電子回路21は、計時機能を有する。第2本体3は、ノズル33、バルブ34、受信部35および第2電気電子回路31を具備する。バルブ34は、ポンプ25からノズル33へと至る流路に配置される。受信部35は、無線信号を受信する。第2電気電子回路31は、計時機能を有する。第1電気電子回路21は、動作時に第1本体洗浄開始工程および第1本体洗浄停止工程を実行する。第1本体洗浄開始工程は、送水開始工程および開始指示送信工程を含む。送水開始工程では、操作部22が操作されると、第1電気電子回路21がポンプ25による水の搬送を開始させる。開始指示送信工程では、操作部22が操作されると、第1電気電子回路21が送信部26に洗浄開始の指示を含む無線信号を送信させる。第1本体洗浄停止工程は、送水停止工程および停止指示送信工程を含む。送水停止工程では、操作部22が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、ポンプ25による水の搬送を停止させる。停止指示送信工程では、操作部22が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、送信部26に洗浄停止の指示を含む無線信号を送信させる。第2電気電子回路31は、動作時に第2本体洗浄開始工程および第2本体洗浄停止工程を実行する。第2本体洗浄開始工程は、開弁工程を含む。開弁工程では、受信部35が、洗浄開始の指示を含む無線信号を受信すると、バルブ34を開にさせる。第2本体洗浄停止工程では、受信部35が、洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、バルブ34を閉にさせ、かつ、受信部35が洗浄開始の指示を含む無線信号を受信した時点から、第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む無線信号を受信していない場合には、バルブ34を閉にさせる。
第1の態様によれば、受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信することができると、第1本体2のポンプ25による水の搬送を停止させるのに同期して、バルブ34を閉にさせることができ、第1本体2および第2本体3において動作に無駄のない制御を実行することができる。
また、受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号の受信に失敗した場合でも、第2所定時間が経過するとバルブ34を閉にさせることができ、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる。
第2の態様は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、無線信号は、赤外線信号である。
第2の態様によれば、不安定な赤外線信号による通信であっても、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる、という顕著な効果が得られる。
第3の態様は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、第2所定時間は、第1所定時間より長い。
第3の態様によれば、第1本体2においてポンプ25による水の搬送が停止される前にバルブ34が閉となってポンプ25に過大な負荷がかかることを回避できる。
第4の態様は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、第2所定時間と第1所定時間との間の差は、5秒以上でかつ20秒以下である。
第4の態様によれば、第2所定時間と第1所定時間との間の差を5秒以上とすることで、第1電気電子回路21および第2電気電子回路31の計時機能において過大な精度が不要となる。また、第2所定時間と第1所定時間との間の差を20秒以下とすることで、バルブ34が開となったままの無駄な状態が継続する時間を短くすることができる。
第5の態様は、第1~第4のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、第1本体2と第2本体3とは、無線信号によってのみ通信される。
第5の態様によれば、有線信号による通信と比べて不安定な無線信号による通信であっても、バルブ34が開となったままの状態が継続することを回避できる、という顕著な効果が得られる。
第6の態様は、第1~第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、第2本体3は、脱臭装置37を更に具備する。第2本体洗浄開始工程は、脱臭開始工程を更に含む。脱臭開始工程では、受信部35が、洗浄開始の指示を含む無線信号を受信すると、脱臭装置37の駆動を開始させる。第2本体洗浄停止工程では、受信部35が、洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、脱臭装置37の駆動を停止させ、かつ、受信部35が洗浄開始の指示を含む無線信号を受信した時点から、第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む無線信号を受信していない場合には、脱臭装置37の駆動を停止させる。
第6の態様によれば、受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号を受信すると、第1本体2のポンプ25による水の搬送を停止させるのに同期して、脱臭装置37の駆動を停止させることができ、第1本体2および第2本体3において動作に無駄のない制御を実行することができる。
また、受信部35が洗浄停止の指示を含む無線信号の受信に失敗した場合でも、第2所定時間が経過すると脱臭装置37の駆動を停止させることができ、脱臭装置37が駆動したままの状態が継続することを回避できる。
1 衛生洗浄装置
2 第1本体
21 第1電気電子回路
22 操作部
25 ポンプ
26 送信部
3 第2本体
31 第2電気電子回路
33 ノズル
34 バルブ
35 受信部
37 脱臭装置

Claims (6)

  1. 第1本体および第2本体を具備する衛生洗浄装置であって、
    前記第1本体は、
    人体により操作される操作部、
    水を前記人体の局部に向けて吐出するノズルへ水を搬送するポンプ、
    無線信号を前記第2本体に向けて送信する送信部、
    計時機能を有する第1電気電子回路
    を具備し、
    前記第2本体は、
    前記ノズル、
    前記ポンプから前記ノズルへと至る流路に配置されるバルブ、
    前記無線信号を受信する受信部、
    計時機能を有する第2電気電子回路
    を具備し、
    前記第1電気電子回路は、動作時に第1本体洗浄開始工程および第1本体洗浄停止工程を実行し、
    前記第1本体洗浄開始工程は、
    前記操作部が操作されると、前記ポンプによる水の搬送を開始させる送水開始工程、および
    前記操作部が操作されると、前記送信部に洗浄開始の指示を含む前記無線信号を送信させる開始指示送信工程
    を含み、
    前記第1本体洗浄停止工程は、
    前記操作部が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、前記ポンプによる水の搬送を停止させる送水停止工程、および
    前記操作部が操作された時点から第1所定時間の経過を検知すると、前記送信部に洗浄停止の指示を含む前記無線信号を送信させる停止指示送信工程
    を含み、
    前記第2電気電子回路は、動作時に第2本体洗浄開始工程および第2本体洗浄停止工程を実行し、
    前記第2本体洗浄開始工程は、
    前記受信部が、洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記バルブを開にさせる開弁工程
    を含み、
    前記第2本体洗浄停止工程では、
    前記受信部が、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記バルブを閉にさせ、かつ、
    前記受信部が洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信した時点から、第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信していない場合には、前記バルブを閉にさせる、
    衛生洗浄装置。
  2. 前記無線信号は、赤外線信号である、
    請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間より長い、
    請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記第2所定時間と前記第1所定時間との間の差は、5秒以上でかつ20秒以下である、
    請求項3記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記第1本体と前記第2本体とは、前記無線信号によってのみ通信される、
    請求項1記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記第2本体は、脱臭装置を更に具備し、
    前記第2本体洗浄開始工程は、
    前記受信部が、洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記脱臭装置の駆動を開始させる脱臭開始工程
    を更に含み、
    前記第2本体洗浄停止工程では、
    前記受信部が、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信すると、前記脱臭装置の駆動を停止させ、かつ、
    前記受信部が洗浄開始の指示を含む前記無線信号を受信した時点から、前記第2所定時間を経過しても、洗浄停止の指示を含む前記無線信号を受信していない場合には、前記脱臭装置の駆動を停止させる、
    請求項1記載の衛生洗浄装置。
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