JP2003116631A - 可変模様蓋付容器 - Google Patents

可変模様蓋付容器

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JP2003116631A
JP2003116631A JP2001315246A JP2001315246A JP2003116631A JP 2003116631 A JP2003116631 A JP 2003116631A JP 2001315246 A JP2001315246 A JP 2001315246A JP 2001315246 A JP2001315246 A JP 2001315246A JP 2003116631 A JP2003116631 A JP 2003116631A
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lid
container
pattern
surface portion
design pattern
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JP2001315246A
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Inventor
Hiroshi Ideshita
裕志 井手下
Masayuki Sekine
正行 関根
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個性的、特徴的な装飾を蓋に施して、新規で
優れた意匠性、装飾性を備える可変模様蓋付容器を提供
する。 【解決手段】 本発明の可変模様蓋付容器10は、規則
正しく分布された多数の線による外側デザインパターン
20が設けられた透明な上面部21を有する外蓋22
と、該上面部21の内側に該上面部21に対してスライ
ド可能に配置され、規則正しく分布された多数の線によ
る内側デザインパターン26が設けられた内側プレート
25とを備える可変模様蓋12が取り付けられている。
内側プレート25は、外蓋22の透明な上面部21と内
蓋24の上面部23との間にスライド可能に装着された
遊動プレートである。また外蓋22の透明な上面部21
と内側プレート25との間に間隔dが保持されている。
外側デザインパターン20や内側デザインパターン26
は例えば表面に凹凸を施すことによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変模様蓋付容器に関
し、特に化粧料を収容する容器として意匠性や装飾性を
向上させた可変模様蓋付容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
化粧料を収容するコンパクト容器、クリーム容器、ボト
ル容器等の化粧料用容器は、ヒンジ式の蓋やネジ式の蓋
を開閉し、内部に収容した化粧料を取り出して使用する
ものである。また化粧料用容器の蓋は、容器の見やすい
場所に取り付けられるため、容器の意匠性や装飾性に大
きな影響を与えることになる。一方、化粧料用容器は、
販売時或いは使用時に内容物の商品イメージを高めると
共に商品に飽きが来ないように、その意匠性や装飾性を
高める必要がある。
【0003】化粧料用容器の美観を向上させるための工
夫は種々なされているが、近年の商品の多様化等に鑑
み、商品のブランドイメージを向上させることなどを目
的として、さらに個性的、特徴的な装飾を容器に施すこ
とが望まれている。
【0004】本発明は、個性的、特徴的な装飾を蓋に施
して、新規で優れた意匠性、装飾性を備える可変模様蓋
付容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、規則正しく分
布された多数の線又は点による外側デザインパターンが
設けられた透明な上面部を有する外蓋と、該上面部の内
側に該上面部に対してスライド可能に配置され、規則正
しく分布された多数の線又は点による内側デザインパタ
ーンが設けられた内側プレートとを備える可変模様蓋を
取り付けた可変模様蓋付容器を提供することにより、上
記目的を達成したものである。
【0006】本発明によれば、内側プレートが外蓋の透
明な上面部の内側に該上面部に対してスライド可能に配
置されていることにより、該上面部に設けられた外側デ
ザインパターンと、内側プレートに設けられた内側デザ
インパターンとがスライド可能に重ね合わされることに
なる。したがって、内側プレート部のスライド移動によ
って、外側デザインパターンを構成する規則正しく分布
された多数の線又は点と内側デザインパターンを構成す
る規則正しく分布された多数の線又は点との重なり合い
がずれることになり、これによって外側デザインパター
ンと内側デザインパターンによる微妙に変化する模様を
楽しむことが可能になる。
【0007】また、内側プレートを外蓋の上面部と間隔
をおいて設けるようにすれば、透明な外蓋の上面部を通
して可変模様蓋を見た場合、右目視点の画像と左目視点
の画像との間の視差が生じることになり、これによって
外側デザインパターンと内側デザインパターンとによる
奥行きのある立体形状の模様を得ることが可能になる。
また可変模様蓋を見る角度によって、外側デザインパタ
ーンと内側デザインパターンとの重なり合いがずれるこ
とになり、眺める方向によって微妙に変化する模様を楽
しむことが可能になる。
【0008】さらに、外側デザインパターンと内側デザ
インパターンのいずれか一方又は双方を、外蓋の上面部
や内側プレートの表面に凹凸を施すことによって形成す
れば、凹凸を介した光の屈折や反射、或いは透過によっ
て干渉縞によるモアレ模様が生じることになり、このよ
うなモアレ模様による意匠性に富んだ独特の装飾を楽し
むことが可能になると共に、眺める方向によるモアレ模
様の変化を楽しむことが可能になる。
【0009】なお、上記記載における、外蓋の透明な上
面部は、当該上面部を通して内側プレート部の上面を見
ることができるものであれば、完全な透明である必要は
必ずしもなく、例えば半透明のものや着色されたもので
あっても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2(a),(b)に示
す本発明の好ましい第1実施形態に係る可変模様蓋付容
器としてのコンパクト容器10は、例えば内容物として
ファンデーション等の粉末化粧料を収容する平面形状が
略四辺形の扁平な箱形容器であって、容器本体11と、
この容器本体11の一側面部にヒンジ結合されて容器1
0を開閉する可変模様蓋12とからなり、携帯に便利な
コンパクトな形状を有する。
【0011】容器本体11は、例えば合成樹脂からなる
縦横80mm程度、厚さ15mm程度の大きさの受皿部
材であって、その内側部分には、粉末化粧料を収容する
収容凹部13が上面側に開口して形成されている。
【0012】可変模様蓋12は、例えば合成樹脂からな
り、縦横80mm程度の大きさの容器本体11と同様の
平面形状を有する、内側面に鏡14が取り付けられた厚
さ8mm程度の二重板状の部材である。可変模様蓋12
は、その一辺部から下方に延設する接合プレート部15
を、容器本体11の一側面部に設けられた支持プレート
部16に、接合ピン17を介して回転可能に接合するこ
とにより、容器本体11のヒンジ結合される。また、可
変模様蓋12の接合プレート部15が延設する一辺部と
反対側の辺部には、下方に突出する係止突起18が設け
られている。この係止突起18を、容器本体11の支持
プレート部16が設けられた一側面部と反対側の側面部
に形成された係止溝19に係止することにより、可変模
様蓋12によって収容凹部13の上面開口を開閉可能に
覆うことができるようになっている。
【0013】そして、本第1実施形態によれば、可変模
様蓋12は、規則正しく分布された多数の線による外側
デザインパターン20が設けられた透明な上面部(外蓋
上面部)21を有する外蓋22と、外蓋上面部21の内
側に重ね合わせるように上面部(内蓋上面部)23が配
置された内蓋24とからなり、また外蓋上面部21の内
側の内蓋上面部23との間には、遊動プレート25が、
規則正しく分布された多数の線による内側デザインパタ
ーン26が設けられた内側プレートとして、外蓋上面部
21に対してスライド可能に装着されている。
【0014】外蓋22は、外蓋上面部21と、外蓋上面
部21の周縁から下方に折れ曲がって延設するスカート
部27とからなり、外蓋上面部21の略全域が、外側デ
ザインパターン20が設けられた透明な部分となってい
る。またスカート部27の下端が内蓋24の周縁部に係
止されて、外蓋上面部21と内蓋上面部23との間に2
mm程度の厚さの隙間sを保持した状態で外蓋22が内
蓋24に接合一体化されている。また外蓋上面部21の
透明な部分の内側の面には、規則正しく分布された多数
の線による後述するような外側デザインパターン20
が、凹凸を施すことによって設けられている。
【0015】内蓋24は、上面が平滑な面となった内蓋
上面部23と、内蓋上面部23の一辺部から下方に延設
する接合プレート部15と、反対側の辺部から下方に突
出する係止突起18とからなり、また内蓋上面部23の
内側には鏡14が取り付けられている。内蓋上面部23
の周縁には、断面矩形状に切欠れた段差部28が形成さ
れており、この段差部28には、外蓋22のスカート部
27の下端が係止接合される。
【0016】遊動プレート25は、縦横68mm程度、
厚さ1.5mm程度の大きさの合成樹脂からなる透明な
平板部材であって、外蓋上面部21と内蓋上面部23と
の間の空間部29の平面形状よりも小さな平面形状を有
していることにより、当該空間部29内において、透明
な外蓋上面部21に対して縦横にスライド移動可能に取
り付けられている(図2(b)参照)。また遊動プレー
ト25の下面は平滑な面となっていて、内蓋上面部23
の平滑な上面に沿って移動しやすくなっていると共に、
遊動プレート25の上面には、規則正しく分布された多
数の線による後述するような内側デザインパターン26
が、凹凸を施すことによって設けられている。さらに遊
動プレート25の厚さが外蓋上面部21と内蓋上面部2
3との間の隙間sよりも小さいことにより、透明な外蓋
上面部21の下面と遊動プレート25の上面(表面)と
の間には間隔dが保持さることになる。なお、遊動プレ
ート25は、完全な透明である必要は必ずしもなく、半
透明等のものや着色されたものであっても良い。
【0017】本第1実施形態によれば、凹凸を施すこと
によって得られる、外蓋上面部21の透明な部分に設け
られた外側デザインパターン20や、遊動プレート25
の上面に設けられた内側デザインパターン26は、図3
(a)〜(c)に示すように、規則正しく分布された多
数の線によって構成されている。多数の線によるデザイ
ンパターンとしては、例えば円弧状断面の凹溝を0.2
〜1.0mm程度のピッチで多数平行に形成することに
より、隣接する凹溝が接合する稜線によって多数の線を
規則正しく平行に分布させたものや、切込み線を0.5
〜1.0mm程度のピッチで多数平行に形成して規則正
しく平行に分布させたもの等を挙げることができる。な
お、デザインパターンを構成する「線」は、面積を有し
ていない線を意味するものではなく、縞模様を構成する
線のような視覚に捕らえることのできる大きさの面積を
備えるものを意味する。また多数の線は直線である必要
は必ずしもなく、曲線や折れ曲がった線等であっても良
い。
【0018】そして、本第1実施形態のコンパクト容器
10によれば、個性的、特徴的な装飾が施された可変模
様蓋12を有しているので、新規で優れた意匠性、装飾
性を備えることになる。すなわち、遊動プレート25
は、外蓋上面部21の内側に該外蓋上面部21に対して
スライド可能に配置されていることにより、外蓋上面部
21に設けられた外側デザインパターン20と、遊動プ
レート25に設けられた内側デザインパターン26とが
スライド可能に重ね合わされることになるので、例えば
コンパクト容器10を開閉したり前後左右に振った際
に、遊動プレート25のスライド移動によって、外側デ
ザインパターン20を構成する規則正しく分布された多
数の線と内側デザインパターン26を構成する規則正し
く分布された多数の線との重なり合いがずれることにな
り、これによって外側デザインパターン20と内側デザ
インパターン26による微妙に変化する模様を楽しむこ
とが可能になる。
【0019】また、本第1実施形態によれば、遊動プレ
ート25を、外蓋上面部21と間隔dをおいて設けてい
るので、透明な外蓋上面部21を通して可変模様蓋12
を見た場合、右目視点の画像と左目視点の画像との間の
視差が生じることになり、これによって外側デザインパ
ターン20と内側デザインパターン26とによる奥行き
のある立体形状の模様を得ることが可能になる。また可
変模様蓋12を見る角度によって、外側デザインパター
ン20と内側デザインパターン26との重なり合いがず
れることになり、眺める方向によって微妙に変化する模
様を楽しむことが可能になる。
【0020】さらに、本第1実施形態によれば、外側デ
ザインパターン20と内側デザインパターン26の双方
を、外蓋上面部21や遊動プレート25の表面に凹凸を
施すことによって形成すれば、凹凸を介した光の屈折や
反射、或いは透過によって干渉縞によるモアレ模様が生
じることになり、このようなモアレ模様による意匠性に
富んだ独特の装飾を楽しむことが可能になると共に、眺
める方向によるモアレ模様の変化を楽しむことが可能に
なる。
【0021】さらにまた、本第1実施形態によれば、外
蓋上面部21に形成された外側デザインパターン20
は、外蓋上面部21の内側の面に設けられているので、
コンパクト容器10の使用時等において、外側デザイン
パターン20が傷つけられたり、汚れたりするのを効果
的に回避することができ、これによって可変模様蓋12
による意匠性、装飾性に優れた形態を長期間保持するこ
とが可能になる。
【0022】図4及び図5は、本発明の好ましい第2実
施形態に係る可変模様蓋付容器としてのクリーム容器3
0を示すものである。本第2実施形態のクリーム容器3
0は、例えば内容物としてスキンケアクリーム等のクリ
ーム状の化粧料を収容する円形断面の筒状容器であっ
て、容器本体31と、この容器本体31の口首部33に
螺合装着されて容器30を開閉する可変模様蓋32とか
らなる。
【0023】容器本体31は、例えば合成樹脂やガラス
からなり、下半部分が直径60mm程度の円形断面を有
すると共に、上半部分が直径50mm程度の円形断面の
口首部33となっている2段の円筒形状を備え、50m
m程度の高さを有している。
【0024】可変模様蓋32は、例えば合成樹脂からな
り、直径60mm程度の円形断面を有すると共に、25
mm程度の高さを備える。可変模様蓋32の下方に向け
て開口する凹嵌部34の内周面には、容器本体31の口
首部33の外周面に形成された雄ネジ突条35に螺合さ
れる雌ネジ突条36が形成されており、また凹嵌部34
の天面にはパッキン50が取り付けられている。
【0025】そして、本第2実施形態によれば、可変模
様蓋32は、規則正しく分布された多数の線による外側
デザインパターン37が設けられた透明な上面部(外蓋
上面部)38を有する外蓋39と、外蓋上面部38と重
ね合わせるように上面部(内蓋上面部)40が配置され
た内蓋41とからなり、また外蓋上面部38の内側の内
蓋上面部40との間には、回転プレート42が、規則正
しく分布された多数の線による内側デザインパターン4
3が設けられた内側プレートとして、外蓋上面部38に
対して回転スライド可能に装着されている。
【0026】外蓋39は、外蓋上面部38と、外蓋上面
部38の周縁から下方に折れ曲がって延設する外蓋スカ
ート部44とからなり、外蓋上面部38の略全域が、外
側デザインパターン37が設けられた透明な部分となっ
ている。また外蓋スカート部44は、内蓋41の外周面
に沿って配置され、下端部内側面に形成された係止溝4
5を内蓋スカート部47の外周面の下端部に設けれた係
止突起46に係止することにより、外蓋上面部38と内
蓋上面部40との間に4mm程度の厚さの隙間s’を保
持した状態で、外蓋39が内蓋41に接合一体化され
る。また外蓋上面部38の透明な部分の内側の面には、
規則正しく分布された多数の線による上述のような外側
デザインパターン37が、凹凸を施すことによって設け
られている。
【0027】内蓋41は、上面が平滑な面となった内蓋
上面部40と、内蓋上面部40の周縁から下方に折れ曲
がって延設する内蓋スカート部47とからなり、内蓋ス
カート部47の内側を上記凹嵌部34として、これの内
周面には雌ネジ突条36が形成されていると共に、内蓋
上面部40の下面にはパッキン50が取り付けられてい
る。また内蓋上面部40の上面の中央には、中心軸穴4
8が形成されており、この中心軸穴48には、回転プレ
ート42の軸芯49が回転可能に係止される。
【0028】回転プレート42は、直径54mm程度、
厚さ3mm程度の大きさの合成樹脂からなる透明な円盤
状部材であって、外蓋上面部38と内蓋上面部40との
間の空間部51の平面形状よりも小さな円形の平面形状
を有していることにより、当該空間部51内において、
透明な外蓋上面部38に対して周方向に回転スライド移
動可能に取り付けられている。また回転プレート42の
下面は平滑な面となっていて、内蓋上面部40の平滑な
上面に沿って回転移動しやすくなっていると共に、回転
プレート42の上面には、規則正しく分布された多数の
線による上述のような内側デザインパターン43が、凹
凸を施すことによって設けられている。さらに回転プレ
ート42の厚さが外蓋上面部38と内蓋上面部40との
間の隙間s’よりも小さいことにより、透明な外蓋上面
部38の下面と回転プレート42の上面との間には間隔
d’が保持さることになる。
【0029】そして、本第2実施形態のクリーム容器3
0によれば、可変模様蓋32において、回転プレート4
2が外蓋上面部38の内側に該外蓋上面部38に対して
回転スライド可能に配置されているので、例えばクリー
ム容器30を前後左右に振った際に、回転プレート42
が外蓋上面部38に対して相対的に回転してスライド移
動すると、図6に示すように、外側デザインパターン3
7を構成する規則正しく分布された多数の線と、内側デ
ザインパターン43を構成する規則正しく分布された多
数の線との重なり合いがずれることになるので、上記第
1実施形態のコンパクト容器10と同様の作用効果を奏
することになる。
【0030】なお、本発明の可変模様蓋付容器は、上記
各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能であ
る。例えば、外側デザインパターンや内側デザインパタ
ーンは、凹凸を施すことによって形成する必要は必ずし
もなく、いれか一方又は双方を、印刷を施したり、或い
はデザインパターンを描いたフィルムを取り付けること
等によって設けることもできる。また外側デザインパタ
ーンは、外蓋の透明な上面部の外側の表面に設けても良
い。
【0031】また、内側プレートを透明な樹脂材料によ
って形成する必要は必ずしもなく、不透明な材料によっ
て形成しても良い。光反射率の高い金属膜等を蒸着させ
た内側プレートの表面に内側デザインパターンを設ける
ようにすれば、より美観に富んだモアレ模様による立体
模様を得ることが可能になる。また内蓋の上面部に着色
や模様を描き、これらを覆って透明な内側プレートを取
り付ければ、趣のある立体模様を楽しむことも可能にな
る。さらに内蓋の上面部がスライド可能な内側プレート
を兼ねるようにしても良い。
【0032】さらに、外側デザインパターンや内側デザ
インパターンの双方あるいは何れか一方を規則正しく分
布された多数の点によって構成しても良く、このような
多数の点によるデザインパターンとしては、球面状の凸
点を規則正しく分布させたものや、陥没する球面状の凹
点を規則正しく分布させたもの等を挙げることができ
る。なお、デザインパターンを構成する「点」は、面積
を有していない点を意味するものではなく、水玉模様を
構成する点のような視覚に捕らえることのできる大きさ
の面積を備えるものを意味する。多数の点は、円形の点
である必要は必ずしもなく、また凹凸形状とすることな
く平坦に描かれた点であっても良い。
【0033】さらにまた、外側デザインパターンが設け
られた外蓋に対して、内側デザインパターンが設けられ
た内側プレートをスライドさせる方法としては、前後左
右へのスライドや、回転方向へのスライドの他、上下方
向にスライドさせたり、傾ける方向にスライドさせても
良く、また内側プレートに対して外蓋をスライド移動さ
せることもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の可変模様蓋付容器によれば、個
性的、特徴的な装飾が可変模様蓋に施されていることに
よって、新規で優れた意匠性、装飾性を容易に備えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコンパクト容器
(可変模様蓋付容器)を示す斜視図である。
【図2】(a)は第1実施形態のコンパクト容器の可変
模様蓋を閉じた状態を示す、図1のA−Aに沿った断面
図、(b)は可変模様蓋を開ける状態を示す同断面図で
ある。
【図3】(a)は外側デザインパターンが設けられた外
蓋の上面部を示す平面図、(b)は内側デザインパター
ンが設けられた内側プレートの平面図、(c)は外蓋の
上面部と内側プレートとが重なり合った可変模様蓋の平
面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るクリームト容器
(可変模様蓋付容器)を示す斜視図である。
【図5】第2実施形態のクリーム容器の可変模様蓋を開
けた状態を示す、図4のB−Bに沿った断面図である。
【図6】外側デザインパターンと内側デザインパターン
がずれた状態を説明する第2実施形態のクリーム容器の
斜視図である。
【符号の説明】
10 コンパクト容器(装飾容器) 11,31 容器本体 12,32 可変模様蓋 20,37 外側デザインパターン 21,38 外蓋上面部 22,39 外蓋 23,40 内蓋上面部 24,41 内蓋 25 遊動プレート(内側プレート) 26,43 内側デザインパターン 30 クリーム容器(装飾容器) 42 回転プレート(内側プレート) d,d’ 外蓋の上面部と内側プレートとの間の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚原 幸知 東京都墨田区立花5−29−10 吉田工業株 式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA05 AA12 AA14 AA24 AA32 AB09 BA02 CA01 CA03 CC03 DA01 DA03 DB12 DC03 FA03 FA09 FB01 FC13 GA01 GA06 GB01 GB06 JA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則正しく分布された多数の線又は点に
    よる外側デザインパターンが設けられた透明な上面部を
    有する外蓋と、該上面部の内側に該上面部に対してスラ
    イド可能に配置され、規則正しく分布された多数の線又
    は点による内側デザインパターンが設けられた内側プレ
    ートとを備える可変模様蓋を取り付けた可変模様蓋付容
    器。
  2. 【請求項2】 前記内側プレートは、前記外蓋の透明な
    上面部と内蓋の上面部との間にスライド可能に装着され
    た遊動プレートである請求項1記載の可変模様蓋付容
    器。
  3. 【請求項3】 前記内側プレートは、前記外蓋の透明な
    上面部と内蓋の上面部との間に回転スライド可能に装着
    された回転プレートである請求項1記載の可変模様蓋付
    容器。
  4. 【請求項4】 前記外蓋の透明な上面部と前記内側プレ
    ートとの間に間隔が保持されている請求項1〜3のいず
    れかに記載の可変模様蓋付容器。
  5. 【請求項5】 前記外側デザインパターンと内側デザイ
    ンパターンのいずれか一方又は双方は、前記外蓋の透明
    な上面部や内側プレートの表面に凹凸を施すことによっ
    て得られる請求項1〜4のいずれかに記載の可変模様蓋
    付容器。
  6. 【請求項6】 前記外側デザインパターンは、前記外蓋
    の透明な上面部の内側の面に設けられている請求項1〜
    5のいずれかに記載の可変模様蓋付容器。
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