JP2003527909A - 回動式蓋部を有するメークアップタイプケース - Google Patents

回動式蓋部を有するメークアップタイプケース

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JP2003527909A JP2001570135A JP2001570135A JP2003527909A JP 2003527909 A JP2003527909 A JP 2003527909A JP 2001570135 A JP2001570135 A JP 2001570135A JP 2001570135 A JP2001570135 A JP 2001570135A JP 2003527909 A JP2003527909 A JP 2003527909A
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    • A45D33/00—Containers or accessories specially adapted for handling powdery toiletry or cosmetic substances
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    • A45D33/008—Vanity boxes or cases, compacts, i.e. containing a powder receptacle and a puff or applicator comprising a mirror

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、製品（Ｐ）、特に化粧品を収容するハウジング（１）において、上記製品（Ｐ）を収容する少なくとも一のハウジング（２ａ）を形成する基部（２）と、ハウジングの第一の形態において蓋部（４）と基部（２）との双方に対して回動可能で、蓋部（４）を基部に対して３６０°にわたって回動可能にする中間部材（２０）を介して基部に回動可能に取り付けられた蓋部（４）を有し、上記中間部材（２０）が、第二のいわゆる「使用」形態において、基部（２）の相補的係止手段（Ｂ）と係合せしめられて、基部（２）上への中間部材（２０）の固定を可能にする係止手段（Ｃ）を有するハウジングに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、ヒンジ式の蓋によって閉塞することができるケース、特にメークア
ップケースタイプのものに関する。このタイプのメークアップケースは一般に少
なくとも一式のヒンジによって互いにヒンジ連結された基部と蓋部の二部材を有
している。一般に、このタイプのケースは、ペースト状、液状もしくは粉体状の
コンシステンシーの一又は複数の粉砕製品、例えばアイシャドウ、ルージュ、ブ
ラッシャー又はファンデーションを収容するためのものである。通例、これらの
製品は広範囲の色調で市販される。
【０００２】 所望の色調のメークアップを選択するためには、消費者はケースを包装から取
り出し、開けて製品の色をチェックすることを余儀なくされることが多い。 販売場所でメークアップ製品の色調を見れるようにするために、米国特許第５
５６８８２０号では、ケースの基部の下に蓋部が来るように基部に対し蓋部を３
６０°回動させることができる構造のメークアップケースが提案されている。こ
の位置では、ケースは、透明なブリスタータイプもしくはヒートシュリンクフィ
ルムの透明パッケージに包装できる。このようにして、ケースをメークアップ製
品の棚に展示し最小の空間を占めるだけにできる。
【０００３】 上述の文献では、基部と蓋部の連結は複数のヒンジ構造によっている。実際、
米国特許第５５６８８２０号のケースの基部は取付ピンヒンジによって中間部材
にヒンジ結合され、実際の蓋部はフィルムヒンジによってこの中間部材にヒンジ
結合されている。使用者がケースを初めて閉止するときに、中間部材が蓋部に対
して固定され、フィルムヒンジは、ケースが使用される残りの時間実施される開
閉操作中に作動不能である。 米国特許第５５６８８２０号のケースの構造には幾つかの不具合がある。これ
らの不具合の最初のものは、蓋部が中間部材に連結されるようになっているので
、蓋部が、ケースの基部の下の最大に開口した位置から中間部材上の固定位置ま
で移動するのに、蓋部と中間部材の間の大きな回転角（少なくとも２７０°）が
必要となる。
【０００４】 （米国特許第５５６８８２０号に示唆されているように）蓋部がフィルムヒン
ジにより中間部材に連結されると、角度と同じ大きさの回動によりヒンジの位置
で材料（典型的にはポリプロピレン）の伸長を生じ、この伸長がケースの外観に
不具合な材料の白色化に反映される。この外観の問題は、蓋部上のその位置によ
って、蓋部と中間部材の間に形成されたヒンジが使用者に非常によく見える場合
により一層決定的になる。 更に、米国特許第５５６８８２０号の場合には、使用位置において、中間部材
が、中間部材の各側方端部が設けられた一対の矢尻タブ部により固定されている
。矢尻部の係止は中間部材上の蓋部の関節軸の方向に直交する方向に生じる。換
言すれば、矢尻部の幅は中間部材の高さ、よってある程度はケースの厚みに依存
しなければならない。実際のところ、ハンドバッグで運ばれるように設計された
メークアップケースはコンパクトな寸法を持ち、特に薄いことが望ましい。一般
に、携帯可能なケースは矩形又は楕円形を持つ実質的に平坦な構造を有している
。このタイプのケースの厚みは例えばおよそ５ｍｍ〜１０ｍｍである。この観点
から、米国特許第５５６８８２０号によるケースは、５ｍｍ〜１０ｍｍの厚みに
わたって関節軸に直交して配置された矢尻部が、ケースがその使用の過程で受け
る繰り返しの取り扱い操作の間にあまり堅牢でなく壊れる危険性があるという欠
点を提示している。
【０００５】 米国特許第４８４０２８８号はハウジングを形成する基部と中間部材によって
互いに連結された蓋部を有するケースを記載しており、蓋部は基部に対して３６
０°にわたって回動可能である。ケースの基部は基部の側方壁の一方の半分の場
所に位置させられた取付ピンヒンジにより中間部材に回動可能に取り付けられて
いる。蓋部はまた取付ピンヒンジによりこの中間部材に回動可能に取り付けられ
ている。使用位置では、中間部材は、中間部材の実質的に中央に位置させられ、
基部の側方壁の上縁に固定されたフックによって基部に取り付けられうる。よっ
て、中間部材は基部のハウジングの開口部に形成された面の何れかの側に延び、
よって基部のハウジングの開口部に形成された面の上に部分的に蓋部を配してい
る。このタイプの装置はこの位置で比較的嵩張っている。更に、中間部材が使用
位置における基部にハウジングの開口部に形成された面を越えて延びるので、使
用者によって容易に押すことができ、よってその固定をはずすことができる。
【０００６】 よって、本発明の目的の一つは、上において検討したケースについて上述した
問題を完全にもしくは部分的に解決する上述したタイプのケースを提供すること
にある。 特に、満足できる外観を提供しながらフィルムヒンジを用いてその構成部品を
連結することを可能にするケースを提供することが本発明の目的である。 また、蓋部が基部に対して３６０°の開放位置にある位置において、ケースが
含む製品を提供すること可能にする関節構造によって回動可能に連結されたメー
クアップケースを提供することが本発明の更なる目的である。更に、本発明は、
経済的に製造でき、簡単に使用できるメークアップケースに関する。 また更なる目的は以下の詳細な記載から明らかになるであろう。
【０００７】 本発明において、これらの目的は、製品、特に化粧品を収容するケースにおい
て、製品を収容する少なくとも一のハウジングを形成する基部と、ケースの第一
の形態において蓋部と基部との双方に対して回動可能で、蓋部を基部に対して３
６０°にわたって回動可能にする中間部材を介して基部に回動可能に取り付けら
れた蓋部を有し、上記中間部材が、「使用」形態と呼ばれるケースの第二の形態
において、基部の相補的係止手段と係合して、基部上への中間部材の不可逆的固
定を可能にする係止手段を有し、上記ハウジングは平面に実質的に延びる開口部
を有し、上記中間部材は使用位置において上記平面の同じ側に実質的に全体が配
置されているケースを製作することにより達成される。好適には、中間部材は、
使用位置において、基部に面する平面側に実質的に全体が配置されている。
【０００８】 しかして、中間部材が基部に取り付けられるようになっているので、蓋部と中
間部材の間の最大回転角が米国特許第５５６８８２０号に記載されているケース
の形態のものに対して低減される。典型的には、この角度はおよそ１８０°であ
る。よって、中間部材と蓋部の間にフィルムヒンジが使用されるとき、米国特許
第５５６８８２０号を参照して上述した材料の伸長、白色化及び外観の問題はそ
のような程度には生じない。更に、使用位置では、中間部材はハウジングの開口
部により形成された平面を越えて延びず、その開放を促進する突起は形成されな
い。最後に、この位置で比較的コンパクトな装置が得られる。
【０００９】 好適には、相補的係止手段は、ケースの閉止位置において蓋部に隣接する第一
の縁部と第一の縁部とは反対の第２の縁部により形成された基部の側方壁により
形成され、相補的係止手段は第一の縁部からある距離に配置されている。よって
、係止手段は、米国特許第４８４０２８８号に記載されたケースの場合と同様に
基部の側方壁の上縁部に固定されていない。よって、係止手段を使用者がうっか
り外すことは容易にはできない。 より好適には、相補的係止手段はケースの閉止位置において蓋部に隣接する第
一の縁部と第一の縁部と反対の第二の縁部によって形成された基部の側方壁によ
り形成され、第一の関節軸は実質的に第２の縁部の位置に配置されている。
【００１０】 本発明の好適な側面では、中間部材の係止手段は、基部の相補的係止手段とス
ナップ嵌合により相互に作用可能であり、該係止手段は、基部の相補的係止手段
との係合時に、中間部材の長軸に直交する方向に弾性的に可撓な部材を含む。 好適には、中間部材は二の長尺縁部を有している。これらの二縁部は特に互い
に平行であり、第一の関節軸は中間部材の第一の縁部の近傍に位置せしめられる
。第二の軸は第一の縁部とは反対の中間部材の第二の縁部の近傍に位置せしめら
れる。よって、第一の軸の回りの関節が中間部材を基部に連結し、第二の軸の回
りの関節が中間部材を蓋部に連結する。
【００１１】 好適には使用位置において、係止手段が、中間部材への基部の係合が不可逆的
になるように配設される。これらの条件下では、最初の使用時に、中間部材が基
部に対して固定され、第一の軸が非作用状態になる。第二の軸の回りの中間部材
上での蓋部の回動のみが、最大の開口角度に対して限られた角度領域に対しての
み、可能になる。 上述の構造により、たとえケースが薄い場合でも、基部への中間部材の堅牢な
係止を達成することができる。 蓋部が基部に対して３６０°にわたって回動できるので、内容物が使用者に直
ぐに見えるように開放した状態でケースを提供できる。よって、この最大に開放
した状態で、ケースを透明なブリスターパックに包装でき、販売店に展示できる
。このブリスターパックに包装する方法はまたケースの表面積を最小にできると
いう利点がある。
【００１２】 特定の実施態様では、ケースは、全体が成形により単一品として形成され、上
記軸のそれぞれがフィルムヒンジからなる。 変形例として、軸の一つだけがフィルムヒンジの形態に形成され、他方が取付
ピンヒンジの形態で形成されうる。この実施態様によれば、ケースは二つの別の
部品：基部（中間部材を有する）と蓋部からなる。中間部材に基部を連結する軸
は取付ピンヒンジにより形成されている。従って、基部（中間部材を有する）と
蓋部は二つの異なった材料から製造することができる。好ましくは、基部と中間
部材は、フィルムヒンジの製作に適した経済的に有利な材料、例えばポリプロピ
レン又は他の適切なポリオレフィンから全体が成形される。ケースの最も目に見
える部分である蓋部に関しては、これは、ポリプロピレン以外の材料から製造さ
れ、特に特別な装飾又は塗装を施すことが可能になる。蓋部を構成する材料の非
限定的な例としては、アクリロブタジエンスチレン（ＡＢＳ）、ウレアホルムア
ルデヒド、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）、
アクリルガラス又はポリスチレンアクリロニトリル（ＳＡＮ）を挙げることがで
きる。
【００１３】 本発明が対象とするケースは好適には実質的に平坦な形態に製造される。ケー
スは、製品、特にメークアップ製品のような破砕性製品を収容可能な少なくとも
一の区画室を形成する容器を形成する。好適には、容器は製品適用部材をまた収
容するような形状とされている。更に、蓋部はその内面に鏡を備えてもよく、使
用者がメークアップをするときに自分を見ることができる。 適切ならば、ケースは基部上に蓋部を閉止位置で取り外し可能（可逆的）に固
定可能な手段を具備する。 上述した構成とは別に、本発明は、添付図を参照して説明する幾つかの非限定
的な実施例について以下に説明する幾つかの他の構成からなる。
【００１４】 図１から６において、本発明に係るメークアップケースは参照番号１で示され
る。該ケースは、ファンデーション、アイシャドウ、ブラッシャー又は他の同じ
タイプの製品のようなメークアップ製品を特に包装するために使用されるように
、実質的に平坦な形状を有している。ケースは、例えばおよそ８ｍｍ又は１０ｍ
ｍと、薄いものである。 これらの図から分かるように、ケース１は、基部２と、基部上に回動可能に設
けられた蓋部４とから主に形成されている。該ケースは、適切な熱可塑性材料、
例えばポリプロピレンから単一品として成形される。基部２は、破砕性製品Ｐ、
特にメークアップ製品のための少なくとも一の容器２ａの形態の一又は複数の区
画室を形成する。適切には、区画室の一つは製品Ｐを取り上げ、それを所望の位
置に塗布するためのアプリケータを収容するために使用できる（図示せず）。
【００１５】 蓋部４は鏡４ａを収容するその表面の実質的な部分にわたって延びる補強部分
９を有している。蓋部４により支持される締め具４ｂは基部２への蓋部４を可逆
的に固定するように基部２に支持される対応する部材２ｂと係合可能である。こ
の固定部材２ｂの近傍では、基部２がケース１を開放するのを容易にする凹所３
を形成している。 蓋部４は、細長い形状で二の細長い縁部２１，２２を有する中間部材２０によ
って基部２に連結されている。中間部材は側方が側面２０ａ、２０ｂにより形成
されている。特に図１において分かるように、中間部材２０は第一の関節軸Ａ１ を形成する第一のフィルムヒンジ２３により基部に連結されている。このフィル
ムヒンジは中間部材２０の縁部２１に位置せしめられている。縁部２２には、第
二の関節軸Ａ２を形成する第二のフィルムヒンジ２４が形成されている。この第
二のフィルムヒンジ２４は中間部材２を蓋部４に連結している。よって、基部へ
の中間部材を介しての蓋部のヒンジ連結は、軸が平行である二重の関節構造によ
ってもたらされている。
【００１６】 フィルムヒンジ２３に取り付けられた基部２の側方壁５は細長い開口部Ｂを有
している。この開口部Ｂは側方壁５の幅の実質的な部分にわたって軸線Ａ１及び
Ａ２に平行な方向に直線的に延びる。基部の側方壁５と接触せしめられるその表
面の中間部材２０は固定手段Ｃを有している。これらの固定手段Ｃは開口部Ｂに
不可逆的に係合可能である。 固定手段Ｃは長尺の舌部３０の形態に製作されている。この舌部３０は回動軸
Ａ１及びＡ２に平行に配され、開口部Ｂの幅に実質的に等しい幅にわたって、中
間部材２０の中央領域にわたって延びている。開口部Ｂは舌部３０の挿入を可能
にするのに適切に位置せしめられている。舌部３０は、その一縁部がフック状の
形状部３１を有している傾斜面３２を有している。舌部３０の係止は、開口部Ｂ
の内縁部の内側に係合するこのフック状形状部３１により確保されている。この
ため、舌部３０は（軸線Ａ１に対して外側に直交して向いて）中間部材２０の平
面に実質的に平行な方向に僅かに可撓性である。
【００１７】 図３に示された最大に開放された位置でケースを構成することにより、基部の
下に蓋部を位置させることができ、蓋部４の上面４１が基部２の下面２５に対向
する。この位置では、ケース１は、ケースの閉止位置に対して３６０°の角度ま
で開放した展示位置にある。 図３に示された展示位置では、３６０°に開放されたケースは、区画室２ａに
収容された製品が目に見えるように販売店で展示することができる。この位置に
より、ケースを透明なブリスターパックで包装することができる。これは、製品
が保護されるが、ケースを開けることを強いられないで所望の色調の製品を消費
者が選択することができるという利点を有する。このようにして包装されたケー
スは最小の空間を占める。
【００１８】 ケースがブリスターに包装される場合、ケースの包装をひとたび開けると、ケ
ースはよって３６０°開放した位置になる（図３）。ケースを使用するには、使
用者は基部２に対して蓋部４を回動させる。蓋部４が図３に示された展示位置か
ら回動される間、図１及び２から４に示した位置から図５に示された閉止位置ま
で連続して通過する。この回動の間、中間部材２０は基部の側方壁５まで移動し
て接近する。 舌部３０はついで開口部Ｂに対向するようになり傾斜面３２が開口部Ｂの下縁
部に当接する。蓋部４の回動の間に生じる応力の作用によって、舌部３０はその
幅全体にわたって、上方に弾性的に撓む。よって、舌部３０の全体を開口部Ｂに
挿入することが可能である。フック状の形状部３１は開口部Ｂの内縁部１０７を
交差したとき（図７ａ）、舌部は弾性によりその最初の位置に復帰する。フック
３１は基部の側方壁５の後ろに収容され、基部への中間部材２０の不可逆的な固
定を生じる。このようにして第一の軸Ａ１は完全に作用不能になる。
【００１９】 図５は閉止位置のケースを示しており、製品Ｐをゴミから保護し、あるいはハ
ンドバッグにケースを入れて運ぶことが可能になる。 メークアップに使用する目的でケースを開閉するためには、使用者は１８０°
の角度にわたって軸線Ａ２の回りにのみ回動させる（図６）。 図７ａ及び７ｂは、ケース１０１が本質的に二部材１０２，１０４からなる変
形実施形態を示す。第一の実施形態と比較すると、同一であるか類似の機能を果
たす部分には、１００を増やしてケース１と同じ参照番号を付す。第一の実施形
態と比較すると、ケース１０１は、基部１０２が適切な材料から中間部材１２０
と共に全体が成形される点が異なっている。その構造とその機能はケース１と同
様であり、これらはごく簡単に記載する。
【００２０】 中間部材１２０は第一の関節軸Ａ１を形成するフィルムヒンジ１２３により基
部１０２に連結されている。このフィルムヒンジは、上述の実施形態のケース１
について上述されたように、ケースが最初に閉止された後に作用不能になる。第
二のヒンジ１２４は取付ピンタイプであり取付ピンを有している。 ケース１０１の構造は、基部と中間部材を製造するために、第一の経済的に有
利な材料、例えばポリプロピレンを選択することが可能であるという利点を有し
ている。この材料によりフィルムヒンジ１２３を製造することができる。 固定手段Ｃはケース１を参照して上述したものと同一である。本発明に係る実
施態様では、基部１０２の係止開口部Ｂへ手段Ｃを堅牢に固定することが可能に
なる。更に、これらの手段はケースの使用中は使用者には見えない。多数回の使
用の間に中間部材１２０又は基部の側方壁１０５の如何なる変形も殆ど認められ
ない。
【００２１】 蓋部については、好適には特別な装飾又は塗装を受けることが可能である第二
のプラスチック材料が選択される。これは、蓋部がメークアップケースの最も見
やすく価値を高める部位であるために重要である。第二の材料は、例えばウレア
ホルムアルデヒド、アクリロブタジエンスチレン（ＡＢＳ）又はポリスチレンア
クリロニトリル（ＳＡＮ）、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）、アクリルグラス及
びポリスチレン等々から選択される。 上述の詳細な記載では、本発明の幾つかの好適な実施形態を参照した。特許請
求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない限り、これに変形を加えることが
できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のメークアップタイプのケースの斜視図を示す。
【図２】 図１のケースの横断面図を示す。
【図３】 ３６０°開放した位置の図１のケースの横断面図を示す。
【図４】 組立中の図１のケースの横断面図を示す。
【図５】 閉止位置の図１のケースの横断面図を示す。
【図６】 １８０°まで開放された「使用」位置における図１のケースの横
断面図を示す。
【図７ａ及び７ｂ】 本発明の変形実施態様に係るケースの部分的な斜視図
をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 43/24 Ｂ６５Ｄ 43/24 Ａ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 製品（Ｐ）、特に化粧品を収容するケース（１，１０１）に
    おいて、上記製品（Ｐ）を収容する少なくとも一のハウジング（２ａ，１０２ａ
    ）を形成する基部（２，１０２）と、ケースの第一の形態において蓋部（４，１
    ０４）と基部（２，１０２）との双方に対して回動可能で、蓋部（４，１０４）
    を基部に対して３６０°にわたって回動可能にする中間部材（２０，１２０）を
    介して基部に回動可能に取り付けられた蓋部（４，１０４）を有し、上記中間部
    材（２０，１２０）が、「使用」形態と呼ばれるケースの第二の形態において、
    基部（２，１０２）の相補的係止手段（Ｂ）と係合して、基部（２，１０２）上
    への中間部材（２０，１２０）の不可逆的固定を可能にする係止手段（Ｃ）を有
    し、上記ハウジングは平面（Ｘ）に実質的に延びる開口部を有し、上記中間部材
    （２０，１２０）は使用位置において上記平面（Ｘ）の同じ側に実質的に全体が
    配置されているケース。
  2. 【請求項２】 上記中間部材（２０，１２０）は、使用位置において、基部
    に面する平面（Ｘ）側に実質的に全体が配置されていることを特徴とする請求項
    １に記載のケース（１，１０１）。
  3. 【請求項３】 中間部材（２０，１２０）の係止手段（Ｃ）は、基部（２，
    １０２）の相補的係止手段（Ｂ）とスナップ嵌合により相互に作用可能であり、
    上記係止手段（Ｃ）は、基部（２，１０２）の相補的係止手段（Ｂ）との係合時
    に、上記中間部材（２０，１２０）の長軸に直交する方向に弾性的に可撓な部材
    （３０）を含むことを特徴とする請求項１又は２に記載のケース。
  4. 【請求項４】 中間部材（２０，１２０）は二の長尺縁部（２１，２２）を
    有し、第一の関節軸（Ａ１）が中間部材（２０）の第一の縁部（２１）の近傍に
    位置せしめられ、第二の軸（Ａ２）が第一の縁部（２１）とは反対の第二の縁部
    （２２）の近傍に位置せしめられることを特徴とする請求項１ないし３の何れか
    １項に記載のケース。
  5. 【請求項５】 全体が成形により単一品として形成され、上記軸（Ａ１，Ａ２ ）のそれぞれがフィルムヒンジ（２３，２４）からなることを特徴とする請求
    項４に記載のケース（１０１）。
  6. 【請求項６】 ポリオレフィン、好ましくはポリプロピレンから製作された
    ことを特徴とする請求項５に記載のケース（１）。
  7. 【請求項７】 上記軸（Ａ２）の少なくとも一つは取付ピンヒンジ（１２４
    ）により形成されたことを特徴とする請求項１ないし４の何れか１項に記載のケ
    ース（１０１）。
  8. 【請求項８】 基部（１０２）と中間部材（１２０）がフィルムヒンジ（１
    ２３）により連結され、蓋部（１０４）が取付ピンヒンジ（１２４）により中間
    部材（１２０）に連結されていることを特徴とする請求項７に記載のケース（１
    ０１）。
  9. 【請求項９】 蓋部が、ウレアホルムアルデヒド、アクリロブタジエンスチ
    レン（ＡＢＳ）、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）又はポリスチレンアクリロニト
    リル（ＳＡＮ）から製作されていることを特徴とする請求項７又は８に記載のケ
    ース。
  10. 【請求項１０】 少なくとも一種の製品、特にメークアップ製品等の粉砕性
    製品（Ｐ）を収容可能な少なくとも一の区画室（２ａ，１０２ａ）を画成する容
    器を形成することを特徴とする請求項１ないし９の何れか１項に記載のケース。
  11. 【請求項１１】 基部（２，１０２）上に閉止位置で蓋部（４，１０４）を
    取り外し可能に固定可能な手段（２ｂ，４ｂ）を具備することを特徴とする請求
    項１ないし１０の何れか１項に記載のケース。
  12. 【請求項１２】 製品（Ｐ）、特に化粧品を収容するケース（１，１０１）
    において、上記製品（Ｐ）を収容する少なくとも一のハウジング（２ａ，１０２
    ａ）を形成する基部（２，１０２）と、ケースの第一の形態において蓋部（４，
    １０４）と基部（２，１０２）との双方に対して回動可能で、蓋部（４，１０４
    ）を基部に対して３６０°にわたって回動可能にする中間部材（２０，１２０）
    を介して基部に回動可能に取り付けられた蓋部（４，１０４）を有し、上記中間
    部材（２０，１２０）が、「使用」形態と呼ばれるケースの第二の形態において
    、基部（２，１０２）の相補的係止手段（Ｂ）と係合して、基部（２，１０２）
    上への中間部材（２０，１２０）の不可逆的固定を可能にする係止手段（Ｃ）を
    有し、上記相補的係止手段（Ｂ）は基部（２，１０２）の側方壁（５）により形
    成され、上記側方壁（５）はケースの閉止位置において蓋部に隣接した第一の縁
    部（５０）と第一の縁部とは反対の第２の縁部（５１）によって形成され、上記
    相補的係止手段（Ｂ）は第一の縁部（５０）から離間して配置されているケース
    。
  13. 【請求項１３】 製品（Ｐ）、特に化粧品を収容するケース（１，１０１）
    において、上記製品（Ｐ）を収容する少なくとも一のハウジング（２ａ，１０２
    ａ）を形成する基部（２，１０２）と、ケースの第一の形態において蓋部（４，
    １０４）と基部（２，１０２）との双方に対して回動可能で、蓋部（４，１０４
    ）を基部に対して３６０°にわたって回動可能にする中間部材（２０，１２０）
    を介して基部に回動可能に取り付けられた蓋部（４，１０４）を有し、上記中間
    部材（２０，１２０）は、基部（２，１０２）との単一品として成形により形成
    され、上記中間部材（２０，１２０）は、「使用」形態と呼ばれるケースの第二
    の形態において、基部（２，１０２）の相補的係止手段（Ｂ）と係合して、基部
    （２，１０２）上への中間部材（２０，１２０）の固定を可能にする係止手段（
    Ｃ）を有し、上記相補的係止手段（Ｂ）は基部（２，１０２）の側方壁（５）に
    より形成され、上記側方壁（５）はケースの閉止位置において蓋部に隣接した第
    一の縁部（５０）と第一の縁部とは反対の第２の縁部（５１）によって形成され
    、第一の関節軸（Ａ１）は実質的に第二の縁部（５１）の高さに配置されている
    ケース。
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