JPH0776335A - 8角形紙容器 - Google Patents

8角形紙容器

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JPH0776335A
JPH0776335A JP24615393A JP24615393A JPH0776335A JP H0776335 A JPH0776335 A JP H0776335A JP 24615393 A JP24615393 A JP 24615393A JP 24615393 A JP24615393 A JP 24615393A JP H0776335 A JPH0776335 A JP H0776335A
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JP
Japan
Prior art keywords
side wall
piece
lid
octagonal
sides
Prior art date
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Pending
Application number
JP24615393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Yasuda
尚司 安田
Yoshiko Kyoda
佳子 経田
Keiko Kuwata
恵子 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH0776335A publication Critical patent/JPH0776335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブランクを折り込んで成形する18面体の紙容
器であって、高級感があり、造形的な面白さがあり、意
匠性に富んだギフト用紙容器を提供する。 【構成】8角形の天板1の周辺に花弁状に2種の側壁構
成部A,Bを交互に2重の折線11を介して連接したブ
ランクを折り込み成形して、前記2重の折線によって囲
まれた部分が曲面を形成するようにし、且つ外部側壁片
6の両側縁を曲線状に絞り込むことで側壁部にも該2重
折線と調和した造形的なデザインを施したかぶせ蓋と該
蓋と嵌合する8角形の身からなる18面体の身蓋箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,意匠性、高級感に優れ
たギフト用紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多角形の身蓋箱は、板紙を芯材と
し、その上を化粧紙で貼り込んだ、いわゆる貼り箱であ
ったが、製造に極めて手間がかかり、趣味的な工芸品と
しての位置づけはあっても、日常的利用は殆どされてい
ない。また、高級品を狙ったギフト用容器はプラスチッ
ク成形容器が一般的であり、また、金属容器、木箱も一
部使用されてきているが一般的にコストのかかるものが
多い。カートンブランクを組み立てて製造できる多角形
状の紙容器に関しては、既に多くのものが発明あるいは
考案されて一部のものは実用されているが、本発明の8
角形状に関するものでは次のものが公開されている。 実開昭57−6726号公報 実開昭57−46421号公報 実開昭60−101415号公報 実開昭61−119914号公報 実開昭61−200314号公報 は弁当用トレイで1対の対向する側壁が底部の切り欠
きで係止する組み立てカートンである。は樹脂コート
紙を使用し、隣接する側壁同士をヒートシールしながら
成形するもので、1部に1重の側壁が残る。は肉厚の
ある側壁を有するトレイに関するもので、は6〜8角
形の2重側壁の紙箱であり、組み立て機構はに近い。
はワンタッチで8角形状のトレイを起き上がらせるよ
うにしたもので、事前に何らかの貼り加工が必要であ
る。いずれも、多角形の稜線部分は直線であり、本発明
のような稜線部に新たな曲面を付加した18面体からな
る身蓋容器や、各側壁が2あるいは4重の側壁がバラン
ス良く配置され、しかも身蓋共1枚のブランクから簡単
に折り込める等の用件を兼ね備えたものは提案されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多角形状のこれまでの
紙容器は多角形の稜線部分は直線であり、側壁同士の隣
接する部分、即ち側壁コーナー部も直線で処理されてい
て、多角柱に近い形態のものが多く、無味乾燥であり、
高級感、意匠性に乏しく、紙であると言う素材感も手伝
って、ギフトパッケージとしては使用しにくかった。本
発明は前述の問題点に鑑みてなされたもので、紙容器で
ありながら、形態的に極めて高級感があり、意匠性に優
れ、造形の面白さがあり、任意の量の容器をブランクか
ら比較的容易に組み立てでき、使用後はフラットな状態
に戻して減容化しながら廃棄でき、しかも焼却し易い紙
製の身蓋箱の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、8角形天板片の外周に2重折線を
介して2種類の側壁構成部A,Bを交互に花弁状に設け
た蓋用ブランクと8角形底板片の外周に折線を介して2
種類の側壁構成部C,Dを交互に花弁状に設けた身用ブ
ランクをそれぞれ折り込み成形した身蓋からなる容器に
おいて、該側壁構成部Aが該天板片から外側方向に両側
に耳片を有する外部側壁片、両側に耳片を有する内部側
壁片を順次連接し、該内部側壁片と両耳間に係止用切り
込みを設けてなり、該側壁構成部Bが該天板片から外側
方向に外部側壁片、両側に突起片を有する内部側壁片、
天部支持片を順次連接してなるブランクを折り込んでか
ぶせ蓋とし、一方において、該側壁構成部Cが該底板か
ら外側方向に両側に耳片を有する外部側壁片、両側に耳
片を有する内部側壁片、底部支持片を順に連接してな
り、該側壁構成部Dが該底板より外側方向に外部側壁
片、内部側壁片、底部支持片を順に連接してなるブラン
クと別に用意した8角形底板を組み込んで身とすること
を特徴とし、さらに前記2重折線が前記8角形天板の各
角において交わる2本の円弧からなり、該円弧によって
囲まれた部分が曲面を構成し、前記身蓋ブランクの側壁
構成部BとDにおける外部側壁片の両端縁が内側に円弧
状に絞られていることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、蓋の稜線部に新たに8曲面が
構成され、蓋の天板もわずかにドーム状の曲面を呈し、
身蓋共側壁片にアールの付いたデザインが施されて、紙
の特性を生かした造形的な面白さを持たせることがで
き、高級感のある意匠性に優れた身蓋箱が低コストで得
られる。また、使用後は、100%紙製であり、環境負
荷を少なくできる。
【0006】
【実施例】以下,本発明を図面を用いてさらに詳しく説
明する。図1は、本発明による8角形紙容器の蓋用ブラ
ンクの展開図である。天板1の周辺には2種の側壁構成
部AとBが交互に各4個ずつ2重折線を介して花弁状に
連接され、各側壁構成部は切れ目線15によって仕切ら
れている。側壁構成部Aは天板1側から順に、両側に耳
片4を折線13を介して連接された外部側壁片2、両側
に接続用耳片5を折線13を介して連接された内部側壁
片3が折線11、12を介して連接されている。該内部
側壁片3と両耳5の間には係止用切り込み10が設けら
れている。側壁構成部Bは天板1側から順に、両側縁が
絞られた外部側壁片6、両側に接続用の突起片9を有す
る内部側壁片7、天板部支持片8が折線11、12、1
4を介して連接されている。折線14は折り曲げ抵抗の
少ない方がよく、切れ目線と折線を交互に配列したもの
が好ましい。図3は上記の蓋用ブランクを折り込んで成
形するプロセスの最後の折り込み状態を示している。蓋
用ブランクの成形は、先ず4か所のA部を折線12で1
80°折り返し、次いで2重折線11で90°折り返し
た状態において、図3で示すように、A部の重ねられた
両耳4、5を覆うように、B部を2重折線11で90
°、折り線12で180°折り込むと突起片9が係止用
切り込み10に係止し側壁が形成される。この場合、円
弧を描いて各角で交わる2重折線11で囲まれた部分は
8曲面を稜線に沿って構成し、結果的に図4(a)に示
すように蓋20だけで17面体の造形物が得られる。こ
の折り込み成形によって、天板片1も周辺部において曲
面を呈し、ドーム状となる。またB部外部側壁6の切れ
目線15によって示される両側縁の曲線は2重折線と調
和を保つような曲率を持たせている。蓋20の折り込み
成形において、最後に8角形の天板を嵌め込めば体裁が
よいが、蓋20の裏側の問題なので、無くても十分使用
にたえる。
【0007】図2は本発明による8角形紙容器の身用の
ブランク展開図である。底板21の周辺には2種の側壁
構成部CとDが交互に各4づつ折線30を介して花弁状
に連接されている。C部は底板21側から順に、両側に
耳片24を有する外部側壁片22、両側に耳片25を有
する内部側壁片23、底部支持片26を折線30、3
1、32を介して次々に連接してなり、D部は底板21
側から順に、両側が絞られた外部側壁片27、内部側壁
片28、底部支持片29を折線30、34、35を介し
て連接してなり、C部とD部間は切れ目線36で仕切ら
れている。身の方の折り込み成形は、前記蓋の場合と殆
ど同じであり、C部を折り込んでからD部を折り込む
が、係止機構が無いため、又底部体裁を整えるため、最
後に底板36を嵌め込んで折り込まれた各内部側壁片を
固定する。成形された身40の完成図は図4(b)で示
される。
【0008】図4(a),(b)は本発明による8角形
紙容器の成形された蓋20と身40の斜視図であるが、
見る方向、角度によって外観は微妙に変化する。本実施
例では白箱のサンプルを作成したが、この造形に合わせ
て、グラフィックデザインを施すことによりさらに優れ
た外観を与えることができる。なお、蓋20の天板片1
の中央に窓を設け、開かなくとも中身が見えるようにし
た所謂窓開きカートン風に仕上げることも可能である。
【0009】本実施例では、直径93mmの円に内接す
る8角形の天板片1を有する蓋20と、直径90mmの
円に内接する8角形の底部片21を有する身40が組み
合わされ、蓋の高さは側壁の隣接する部分で34mm,
蓋の中央部で37mmの大きさとなっている。なお、身
の方の高さは34mmである。本実施例に使用した板紙
は、アイボリー系の大昭和製紙(株)のウルトラH37
0g/m2 であるが、紙の坪量は310〜420g/m
2 の範囲で使用が可能である。また紙質もカード、マニ
ラ、コートボール系も適用できる。裏ネズのコートボー
ルも十分使用にたえるが、蓋20の裏側が汚れて見える
ので前述の天板の嵌め込みが望ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明により、板紙という安い素材を使
用しながら造形的な面白さと高級感があり、意匠性に優
れていて、従来のギフト用ケースに代わって広く使用す
ることができる紙容器を提供することができる。バレン
タインデー、ホワイトデー用のギフトは勿論一般小物用
ギフト用パッケージとして十分活用が期待でき、ギフト
の送り手、受け手の満足感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋用ブランクの展開図
【図2】身用ブランクの展開図
【図3】折り込み成形中の蓋裏面の斜視図
【図4】身、蓋の斜視図
【0011】
【符号の説明】
A〜D 側壁構成部 1 天板片 2、6 外部側壁片 3、7 内部側壁片 4、5 耳片 8 天部支持片 9 係止用突起 10 係止用切り込み 11 装飾用2重折線 12 折線(口縁部) 13 折線(耳片) 14 折線(天部支持片) 21 底部片 22、27 外部側壁片 23、28 内部側壁片 24、25 耳片 26、29 底部支持片 30 折線(底部) 31、34 折線(口縁部) 32、35 折線(底部支持片) 33 折線(耳片) 36 底板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8角形天板片の外周に2重折線を介して
    2種類の側壁構成部A,Bを交互に花弁状に設けた蓋用
    ブランクと8角形底板片の外周に折線を介して2種類の
    側壁構成部C,Dを交互に花弁状に設けた身用ブランク
    をそれぞれ折り込み成形した身蓋からなる容器におい
    て、該側壁構成部Aが該天板片から外側方向に、両側に
    耳片を有する外部側壁片、両側に耳片を有する内部側壁
    片を順次連接し、該内部側壁片と両耳間に係止用切り込
    みを設けてなり、該側壁構成部Bが該天板片から外側方
    向に外部側壁片、両側に突起片を有する内部側壁片、天
    部支持片を順次連接してなるブランクを折り込んでかぶ
    せ蓋とし、一方において、該側壁構成部Cが該底板から
    外側方向に両側に耳片を有する外部側壁片、両側に耳片
    を有する内部側壁片、底部支持片を順に連接してなり、
    該側壁構成部Dが該底板より外側方向に外部側壁片、内
    部側壁片、底部支持片を順に連接してなるブランクを折
    り込んで身とすることを特徴とする8角形紙容器。
  2. 【請求項2】 前記2重折線が前記8角形天板の各角に
    おいて交わる2本の円弧からなり、該円弧によって囲ま
    れた部分が曲面を構成し、前記身蓋ブランクの側壁構成
    部BとDにおける外部側壁片の両端縁が内側に円弧状に
    絞られていることを特徴とする請求項1記載の8角形紙
    容器。
JP24615393A 1993-09-07 1993-09-07 8角形紙容器 Pending JPH0776335A (ja)

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Cited By (5)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021217