JP2003113914A5 - - Google Patents

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【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、回転力が入力される入力軸と、前記入力軸にスプライン結合されて入力軸と一体で回転する一対の第1および第2の入力側ディスクと、前記各入力側ディスクの回転力がパワーローラを介して伝達される一対の出力側ディスクと、前記第1の入力側ディスクと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸の回転力を前記第1の入力側ディスクに伝えるローディングカム装置と、前記ローディングカム装置を構成し且つ前記入力軸と共に回転するローディングカムと、前記入力軸と前記ローディングカムとの間に設けられてスラスト荷重を支承自在な玉軸受と、前記ローディングカムと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸との間で前記玉軸受の玉を支持するベアリング支持部材と、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に設けられ且つ前記各ディスクと前記パワーローラとの各当接部に予圧を付与する皿ばねと、前記入力軸の軸方向位置を規定し且つ前記第2の入力側ディスクの軸方向変位を規制するローディングナットとを備えたトロイダル型無段変速機において、前記ローディングナットと前記第2の入力側ディスクとの間には、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定するためのシムが介挿され、前記ベアリング支持部材と前記第1の入力側ディスクとの間には、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を前記所定の値に設定しつつ前記皿ばねの予圧を所定の値に調整する皿ばね調整用シムが介挿されていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、前記シムおよび前記皿ばね調整用シムにより、ローディングカムとベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定しつつ、前記皿ばねの予圧を所定の値に調整することができる。
また、請求項3に記載された発明は、回転力が入力される入力軸と、前記入力軸にスプライン結合されて入力軸と一体で回転する一対の第1および第2の入力側ディスクと、前記各入力側ディスクの回転力がパワーローラを介して伝達される一対の出力側ディスクと、前記第1の入力側ディスクと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸の回転力を前記第1の入力側ディスクに伝えるローディングカム装置と、前記ローディングカム装置を構成し且つ前記入力軸と共に回転するローディングカムと、前記入力軸と前記ローディングカムとの間に設けられてスラスト荷重を支承自在な玉軸受と、前記ローディングカムと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸との間で前記玉軸受の玉を支持するベアリング支持部材と、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に設けられ且つ前記各ディスクと前記パワーローラとの各当接部に予圧を付与する皿ばねと、前記入力軸の軸方向位置を規定し且つ前記第2の入力側ディスクの軸方向変位を規制するローディングナットとを備えたトロイダル型無段変速機における、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を所定の値Sに設定する方法において、前記ベアリング支持部材と対向する前記ローディングカムの対向面と、前記第1の入力側ディスクと反対側に位置するローディングカムの端面との間の軸方向距離Vと、前記ローディングカムの前記対向面と対向する前記ベアリング支持部材の対向面と、前記第1の入力側ディスクと対向する前記ベアリング支持部材の第1の端面に対して反対側に位置する第2の端面との間の軸方向距離Wとを、部品単体の状態で測定し、カムローラがローディングカムに形成されたカム面及び第1の入力側ディスクに形成されたカム面のカム底に位置し、パワーローラの傾転角が0の状態で、前記入力軸と、前記玉軸受と、前記皿板ばねとを組み付け、前記ベアリング支持部材の第2端面と、前記ローディングカムの前記端面との間の距離Yを測定し、以下の計算式(2)が満たされるように、前記ローディングナットと前記第2の入力側ディスクとの間に設けられるシムの板厚を選択する
Y=V−W−S ・・・(2)
ことを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、前記シムにより、ローディングカムとベアリング支持部材との間の隙間を所定の値Sに設定することができる。
図1〜図3は本発明の一実施形態を示している。図1に示されるように、本実施形態に係るダブルキャビティ型の高トルク用トロイダル型無段変速機では、ローディングカム12aとベアリング支持部材63との間の隙間を所定の値S(例えば0.5mm)に設定しつつ(図3参照)、初期推力用皿ばね42の予圧を所定の値(皿ばね42の寸法を所定の値)に調整するために、ベアリング支持部材63の径方向内側部位と入力側ディスク2との間に、スラストニードル軸受55と、予圧ばねである皿板ばね42と、皿ばね調整用シム30とが軸方向に沿って互いに直列に配置されるとともに、ローディングナット9と入力側ディスク2との間にシム32が介挿され、また、以下のような方法によって皿ばね調整用シム30およびシム32の板厚が設定される。
続いて、ローディングカム12aとベアリング支持部材63との間の隙間を正確に所定の値Sに調整するために、図3に示されるように、カムローラ12bがローディングカム12aのカム面113及び入力側ディスク2のカム面114のカム底に位置し、パワーローラの傾転角が0(変速比=1)の状態で、入力軸1、玉軸受66、スラストニードル軸受55と、予圧ばねである皿板ばね42と、皿ばね調整用シム30を組み付け、寸法Yを測定する。この場合、予め、部品単体の状態で、ローディングカム12の寸法Vおよびベアリング支持部材63の寸法Wを測定しておき、以下の計算式(2)が満たされるように、シム32の板厚を選択する。
Y=V−W−S ・・・(2)
図1に示されるように、ローディングナット9は入力軸1の端面位置で位置決めされ、入力軸1は玉65の位置を決め、玉65はベアリング支持部材63の位置を決定するため、シム32の板厚を変えることにより、ベアリング支持部材63の位置が決まり、ベアリング支持部材63の対向面63c(端面63a,63b)位置が決まる。そのため、シム32によって、ローディングカム12aとベアリング支持部材63との間の隙間を正確に所定の値Sに調整することができる。
以上のように、本実施形態によれば、寸法公差の積み重ねにより変化する初期推力用皿ばねの予圧の調整と、入力側ディスクとベアリング支持部材との間の隙間の調整を容易且つ正確に行なうことができ、変速機の品質を維持できる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、前記シムおよび前記皿ばね調整用シムにより、ローディングカムとベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定しつつ、前記皿ばねの予圧を所定の値に調整することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記皿ばね調整用シムにより、ローディングカムとベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定しつつ、前記皿ばねの予圧を所定の値に調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記シムにより、ローディングカムとベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定することができる。
【符号の説明】
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
9 ローディングナット
11 パワーローラ
12 ローディングカム装置
12a ローディングカム
30 皿ばね調整用シム
32 シム
42 皿ばね
63 ベアリング支持部材

Claims (3)

  1. 回転力が入力される入力軸と、前記入力軸にスプライン結合されて入力軸と一体で回転する一対の第1および第2の入力側ディスクと、前記各入力側ディスクの回転力がパワーローラを介して伝達される一対の出力側ディスクと、前記第1の入力側ディスクと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸の回転力を前記第1の入力側ディスクに伝えるローディングカム装置と、前記ローディングカム装置を構成し且つ前記入力軸と共に回転するローディングカムと、前記入力軸と前記ローディングカムとの間に設けられてスラスト荷重を支承自在な玉軸受と、前記ローディングカムと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸との間で前記玉軸受の玉を支持するベアリング支持部材と、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に設けられ且つ前記各ディスクと前記パワーローラとの各当接部に予圧を付与する皿ばねと、前記入力軸の軸方向位置を規定し且つ前記第2の入力側ディスクの軸方向変位を規制するローディングナットとを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記ローディングナットと前記第2の入力側ディスクとの間には、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を所定の値に設定するためのシムが介挿され、
    前記ベアリング支持部材と前記第1の入力側ディスクとの間には、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を前記所定の値に設定しつつ前記皿ばねの予圧を所定の値に調整する皿ばね調整用シムが介挿されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 回転力が入力される入力軸と、前記入力軸にスプライン結合されて入力軸と一体で回転する一対の第1および第2の入力側ディスクと、前記各入力側ディスクの回転力がパワーローラを介して伝達される一対の出力側ディスクと、前記第1の入力側ディスクと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸の回転力を前記第1の入力側ディスクに伝えるローディングカム装置と、カムローラと共に前記ローディングカム装置を構成し且つ前記入力軸と共に回転するローディングカムと、前記入力軸と前記ローディングカムとの間に設けられてスラスト荷重を支承自在な玉軸受と、前記ローディングカムと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸との間で前記玉軸受の玉を支持するベアリング支持部材と、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に設けられ且つ前記各ディスクと前記パワーローラとの各当接部に予圧を付与する皿ばねと、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に前記皿ばねとともに設けられたスラストニードル軸受とを備え、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間に所定の隙間Sが形成されたトロイダル型無段変速機における、前記皿ばねの予圧を所定の値に調整する方法において、
    前記第1の入力側ディスクと対向する前記ベアリング支持部材の第1の端面とこの第1の端面と反対側の第2の端面との間の軸方向距離Bと、前記皿ばねが当接する前記第1の入力側ディスクの当接面とこの当接面と反対側に位置する第1の入力側ディスの端面との間の軸方向長さCと、前記スラストニードル軸受の軸方向寸法Eをそれぞれ部品単体で測定し、
    カムローラがローディングカムに形成されたカム面及び第1の入力側ディスクに形成されたカム面のカム底に位置する状態で、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材と前記ローディングカムとを仮組みし、前記ベアリング支持部材の前記第2の端面と前記第1の入力側ディスクの前記端面との間の軸方向距離Aを測定し、
    前記寸法A,B,Cから、前記ベアリング支持部材の前記第2の端面と前記第1の入力側ディスクの前記端面との間の距離Dを計算し、以下の計算式(1)により、前記皿ばねが所定の設定寸法Fとなるように、前記ベアリング支持部材と前記第1の入力側ディスクとの間に設けられる皿ばね調整用シムの板厚Xを選択する
    D+S=F+E+X ・・・(1)
    ことを特徴とする方法。
  3. 回転力が入力される入力軸と、前記入力軸にスプライン結合されて入力軸と一体で回転する一対の第1および第2の入力側ディスクと、前記各入力側ディスクの回転力がパワーローラを介して伝達される一対の出力側ディスクと、前記第1の入力側ディスクと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸の回転力を前記第1の入力側ディスクに伝えるローディングカム装置と、前記ローディングカム装置を構成し且つ前記入力軸と共に回転するローディングカムと、前記入力軸と前記ローディングカムとの間に設けられてスラスト荷重を支承自在な玉軸受と、前記ローディングカムと前記入力軸との間に設けられ且つ前記入力軸との間で前記玉軸受の玉を支持するベアリング支持部材と、前記第1の入力側ディスクと前記ベアリング支持部材との間に設けられ且つ前記各ディスクと前記パワーローラとの各当接部に予圧を付与する皿ばねと、前記入力軸の軸方向位置を規定し且つ前記第2の入力側ディスクの軸方向変位を規制するローディングナットとを備えたトロイダル型無段変速機における、前記ローディングカムと前記ベアリング支持部材との間の隙間を所定の値Sに設定する方法において、
    前記ベアリング支持部材と対向する前記ローディングカムの対向面と、前記第1の入力側ディスクと反対側に位置するローディングカムの端面との間の軸方向距離Vと、前記ローディングカムの前記対向面と対向する前記ベアリング支持部材の対向面と、前記第1の入力側ディスクと対向する前記ベアリング支持部材の第1の端面に対して反対側に位置する第2の端面との間の軸方向距離Wとを、部品単体の状態で測定し、
    カムローラがローディングカムに形成されたカム面及び第1の入力側ディスクに形成されたカム面のカム底に位置し、パワーローラの傾転角が0の状態で、前記入力軸と、前記玉軸受と、前記皿板ばねとを組み付け、前記ベアリング支持部材の第2端面と、前記ローディングカムの前記端面との間の距離Yを測定し、
    以下の計算式(2)が満たされるように、前記ローディングナットと前記第2の入力側ディスクとの間に設けられるシムの板厚を選択する
    Y=V−W−S ・・・(2)
    ことを特徴とする方法。
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